アリアンロッドRPG・リプレイ・ミラクルモンブランズ
■ 第1話『旅立ちは突然に』 3ページ目 ■
2011年3月2日





 ●ミドルフェイズ4 〜今回のGMオリジナルトラップ〜

 はじめての戦闘を乗り越えて。
 5人は再び隊列を組んで、北に真っ直ぐ伸びる道を進む。
 ややあって、一行は再び広い部屋の前に辿り着いた。


GM/次のエリアに繋がる通路が長く伸びているね。奥に開けていく通路のようだ。
クラエル/通路に怪しいものはないかなー? [トラップ感知]しまーす。(ころころ)20です。
GM/余裕で成功だね。……通路の中あたりに、オーソドックスな石弓トラップが設置されているよ。
クラエル/あんなトコロに……クスッ。解除してくるぞー!
ターラ/頑張って、クララー!(笑)
クラエル/(ころころ)クララ、12です!
GM/知ってるか。石弓の解除値って、13なんだ。
スグリ/……1回トラップ解除に失敗したら、トラップ発動するんじゃね?
クラエル/……フェイト1点消費しまーす!(笑) 15で大丈夫です!
GM/OK(笑) 通路を渡っていると、開けた空間に出ました。奥にAとBの2つの扉、そして手前に何やら巨大な物が立っている。
ホリア/な、なんですか。
GM/石像だな。部屋の中央にある台座の上に、1体の石像が立っている。右手には盾を持ち、左手には何も持っていない石像だ。
ターラ/……石像……っていうと、嫌な思い出が。いや! セフィロス様の彫像についてはあたしとセフィロス様しか知らんこと!(笑)
ミルフィ/ターラ、何かあったの〜?(笑)
スグリ/2つの扉と石像か……とりあえず、石像について調べてみようか?
クラエル/石像に向かって[トラップ探知]!(ころころ)19で調べます。
GM/石像の右手は、まるで何かを握っているようだけど、何も持っていない。……一方、左手には立派な盾を持っている。その立派さと言ったら、まるで上級ルールブックに掲載されていそうな立派さだ。
ホリア/そりゃ具体的に素晴らしい(笑) [アイテム鑑定]してみようか?(ころころ)18です。
GM/判明します。……これは、ハイクオリティシールドだ。防御力が+4されるよ。装備できなくても売ったら良いお金になるよ。
ホリア/お、片手で持てるシールドだ! 手提げバッグと逆の手に持とう!(笑) やったー!
クラエル/やったー! ……さあ、扉が2つあるけどまずはAの扉から調べよう。(ころころ)16です。
GM/ハッキリ言おう。Aの扉にはトラップは何も無い。
ターラ/平気なAの扉をバッターンと開けまーす!
GM/なんとその先には……立派な剣が! 台座に刺さって! 置いてあるよ!
ホリア/剣が!?
スグリ/台座に刺さって!?
クラエル/置いてある!?(笑)
ターラ/ねえアレ! 抜いてくれって言わんばかりの光景なんだけど!?(笑)
クラエル/まあまあまあ! 先にボクが[トラップ感知]するよ!(笑・ころころ)16です!
GM/台座に刺さるあの剣自体には、伝説の剣のような神々しさを感じないね。……それと、あの剣の周りのフロアーには至る所に爆発するようなトラップがあるのが判る。
クラエル/おおう、[トラップ解除]しようか!(ころころ)15で解除します。
GM/これで安全だ。全部解除できたよ。
スグリ/ふーん……台座の剣に近付いて[アイテム鑑定]します。(ころころ)13です。
GM/スグリがアイテムをじっと見て調べてみるけど……あまり実用性が感じられない装飾品の剣だね。価値は無いが、美しい剣ではある。売れば200Gぐらいにはなるけど、武器としては使えないな。
ホリア/刃も無いし、装飾品としては良い物、か……。
クラエル/……あっ、そうだ。キミ達は石像の格好を見たかい?
スグリ/あ、そういや石像があったねえ。
ホリア/片手には何も持ってない石像だった。なるほど、『石像にこの剣を持たせろ』っていう意味なんですか。
ターラ/石像に持たせてみる?
ホリア/……いや、先にBの扉を開けてみた方がいいんじゃないですか?(ころころ)16です。
GM/判明します。……どうやら『扉の前に、落とし穴』があるみたいだよ。扉自体にはトラップは無いようだ。落とし穴自体がトラップだからね。
クラエル/あぶなっ。[トラップ解除]します!
GM/残念、落とし穴って[トラップ解除]できないんだ。
ターラ/マジで?
ミルフィ/じゃあ、どうするの〜?
GM/クラエルさんは考える。……【敏捷】判定で『幅跳びで穴を飛び越える+穴に落ちる前に扉を開ける』ことができれば、扉の向こうに無事行くことができるだろう。
クラエル/なるほど! スゴイ勢いで蹴っていけばいいんだね!? じゃあボクが【敏捷】で行こうか。
スグリ/私も【敏捷】は高いから、2人一緒に行こうか。
ホリア/もし落とし穴に落ちちゃったら≪プロテクション≫しますよ。
ターラ/クララとグリリン、頑張ってー!
クラエル/はーい! 助走をつけてBの扉の前でジャンプ! 【敏捷】判定します!(ころころ)う、9……。
スグリ/こっちもハイジャンプ!(ころころ)あ、9だ……。だ、ダメかな!?
GM/大丈夫。『幅跳びの判定は8で成功』なんだ。
スグリ/よ、良かったー!(笑)
クラエル/良かった、生きてるよー!(笑)
GM/2人は飛び込んだ。――そして君達は、扉を開けた先にあった落とし穴に落ちていった。

 ……(一同爆笑)

GM/幅跳びの判定は8で成功だけど、『扉を開ける判定は【敏捷】12で成功』なんだ。失敗すると、ダメージが入ります。
スグリ/あーれー!?(笑・ころころ)失敗しましたー!
クラエル/(ころころ)こっちは12で成功して落ちましたー!
スグリ/ごつーん! いたーい!(笑)
GM/落とし穴はそんなに深くないからすぐによじ登ることができるよ。
クラエル/で、扉の奥は……?
GM/落とし穴の5メートル先で行き止まり。
ターラ/…………2人とも、戻っておいで(笑)

 5人は台座の剣を抜き、石像にその剣を持たせる。
 ついでにホリアは一度抜いたハイクオリティシールドを元に戻した。
 すると、ゴゴゴという地響き……今までに姿を見せなかった『Cの扉』が現れた。

ホリア/帰るときにそっとハイクオリティシールドだけ持ち帰りましょう(笑) では先に行きますよ!
クラエル/扉に向かってみんな大好き[トラップ探知]の時間だよー!(ころころ)クリティカル! 華麗に探知!
GM/扉自体には何も無いし、奥に何の音もしないね。ただ鍵が掛かってるから解除しないと開かないよ。
クラエル/これはステキなドア! 鍵を解除します!(ころころ)13!
GM/開けられます。
ターラ/(扉を開ける仕草で)バターン!
GM/砲台がこちらを向いてる。
ターラ/(とっさに閉める仕草で)バターン!(一同笑)
GM/そこは早く閉められるかどうか【敏捷】判定で12。
ターラ/(ころころ)じ、13! できましたー!
スグリ/バターンバターンドォーン!(笑) なんなのスッゴイ音がしたけど! 砲台を受け止めた扉もスゲー!(笑)
GM/なお、クラエルさんは一瞬見ただけであの砲台トラップは一度発動すればもう二度と動かないということが判ります。扉を開けると黒煙がモクモクモク……。
ターラ/はぁぁぁ、スリリング! これが憧れの冒険ってやつやねー!(笑)
ミルフィ/怖かったわね〜(笑)

 もう動かなくなった砲台のトラップを越え、怪しい長い通路を越え、5人はそのまま突っ切っていく。
 するとそこにはまたもや鍵穴や仕掛けらしい仕掛けが見当たらない、不思議な大扉が現れた。


クラエル/ねえ、この何も無いような扉……どっかで見たね?
スグリ/……ターラちゃん、お手々貸して!
ターラ/はい! フィ、一緒に開けよう?
ミルフィ/うん、いいわよ〜。
ターラ/せーの!
ミルフィ/そ〜っ!
GM/ターラとミルフィが扉に手を掛ける。シーフのクラエルには一切開けることが出来なかった、どうすればいいのかも判らなかったというのに……大扉は2人の手には羽のように軽く、自然に開いていきます。
スグリ/これが、貴方達の力……。
GM/……そのとき。ミルフィは、やっぱりピリピリという妙な感覚に襲われる。
ミルフィ/ふああぁぁ〜?
ホリア/だ、大丈夫……?(笑)
ミルフィ/なんか〜、なんだか、ビビっときたよ〜。静電気とかじゃなくてビリッって〜。
ターラ/ふ、フィを勇気づけるように手をぎゅっと握ります!
ミルフィ/ターラ〜、ありがとうぉ〜。なんだろコレ〜?
GM/……支え合う絆さえあれば、きっと君達は前に進めるね。


 ●クライマックスフェイズ 〜試練〜

 扉の向こうにあるもの……それは、隠された真実の欠片を得るチャンスでもあった。

GM/2人が開いた扉の先に入ると、さっき通った扉はゴゴゴと閉まってしまいます。
スグリ/どうやら戻れないようだ……って言いたい。
ターラ/言えばいいじゃん。
スグリ/悪の結社のように)どうやら戻れないようだ……。
クラエル/犯罪者のように)そのようだな……(一同爆笑)
GM/深く雄々しいラスボスのように)「人間よ……」 何者かの声が聞こえる。
ターラ/なにっ!?
GM/突如、光が集まり……光が、ゴーレムのような形を形成しだす。
ホリア/まぶしっ!?
GM/光のゴーレムが、君達の脳に直接、威厳をもった声で話し掛けているようだ。「汝らはこの剣を欲する者達か。正当なる継承者よ、我の前に来られよ。最後の試練を与えよう」
クラエル/正当な後継者……?
ターラ/こ、これってもしかして、あたしのことですか?
スグリ/きっとそうだと思うわ。気を付けて行ってきて!
ターラ/はいっ! フィと手を繋いで前に行きます……。
ミルフィ/ぎゅ〜!
GM/「……薔薇の巫女。そして、薔薇の小箱よ。よくぞ来た」
ターラ/……小箱? あ、あの小箱のこと!?
GM/ゴーレムは、2人を見てそう言います。
ミルフィ/きょとん……?
ホリア/……2人を見て? もしや、ターラ1人だけではどうしようもなかったとか……?
GM/キイイイン! 突然、ホリア、スグリ、クラエルにはそんな音が聞こえた。
クラエル/なんだ、耳鳴りが……!
GM/魔術を嗜んでいる人ならば判る。君達の前に不可視のバリアー、結界のような壁が張られたことに。ゴーレムとターラとミルフィ、ホリアとスグリとクラエル、2つに空間が分断される!
ホリア/壁でシャットダウンされた!?
ミルフィ/た、ターラ! 閉じこめられちゃったわよ〜!
GM/「外に立つ3人は、汝らの仲間か?」 ゴーレムが尋ねます。
ターラ/……イエス!
GM/「その大事な存在を、汝は命を落として守る決意はあるか?」 2人に問いかけます。
ターラ/ち……ちょっと言葉のインパクトにゴクリと唾を飲み込みます。
ミルフィ/この試練を乗り越えるためにアタシ達は来たのね……これが天啓なのよ〜!
ターラ/そうよね! セフィロス様の試練なら乗り越えるしかないよね!
GM/キッと、2人は作画の良い顔をする(一同笑) 「良かろう。それでは、最後の試練を始める」……その声と同時に、3人の居る側に魔力の光が生じ、その中から3体のエネミーが出現する。
スグリ/なんだっ!?
GM/2体は、老人の顔に4つ足の獣の身体、そして蠍の尻尾を持ったエネミーだ。もう1体は、山羊の頭を持ち、その両手に禍々しい魔剣を握りしめた悪魔……。
ホリア/こ、怖いわっ!(笑)
クラエル/ど、どうするんだコレ……大丈夫かい?
GM/ターラとミルフィに言います。「汝らの仲間はあれらにはかなわぬだろう。魔獣の吐息に蝕まれ、魔人の剣に切り刻まれるが運命。彼らを救いたければ、汝らの力を我に示せ。我を倒してみせよ!」 ゴーレムが動き始めます。
ターラ/が、頑張ります! 剣をガチャッと向けます!
GM/「我を倒してみせれば、かの魔人達もその動きを止めるであろう! なお我は【HP】が0になったらトドメを刺す!」(一同爆笑)

【ルール説明】
@ターラ&ミルフィは他3人とエンゲージすることはできない。
A壁を越えて攻撃をすることは不可能。
B防御魔法や治癒魔法は壁越しにかけることは可能。
Cギルドスキルは全員に効果を発揮できる。

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:光のゴーレム
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:ターラ、ミルフィ
  (↑壁がある。距離は至近↓)
 エンゲージ3:ホリア、スグリ、クラエル
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ4:魔人、獣×2


クラエル/どれだけ持ちこたえられるかなー。頼むよ、お嬢さん達ー!
ミルフィ/は〜い〜! きしゃ〜っ!

【行動値】
 魔人:14
 獣:11
 スグリ:10
 クラエル:10
 ターラ:7
 ミルフィ:7
 ホリア:6
 光のゴーレム:7


GM/では第1ラウンドセットアップ、開始!。
ホリア/光のゴーレムに対し[エネミー識別]をします!(ころころ)13です。
GM/判りません。
ホリア/う……フェイトを使用して振り直して、更に3D6で調べます!(ころころ)う、18です。
GM/惜しい、判らない。
クラエル/惜しいのか!? ……判らないとキツイよね?
ホリア/もう一回挑戦しよう! いいかげん良い出目が出やがれ!(ころころ)お、23です! 運命が二転も三転もしたぞ!(笑)
GM/20で識別成功です。名称は、光のゴーレム。レベルは10、属性は無し、物理防御5、魔法防御3。特殊能力は、バッドステータス無効。あとビームを出すっぽい。
クラエル/ゴーレムだからビームか。ちくしょう、ボクも出せるようになりたい!
ホリア/無茶だよ(笑) 僕のフェイトは残り2つです。ビームに気を付けて!
GM/ではメインプロセスに参ります。一番手の魔人は……ザッと3人がいるエンゲージに入り(ころころ)スグリに長剣を振りかざし、襲いかかる!
スグリ/はいぃ!? 回避します!(ころころ)15!
GM/(ころころ)22で当てます。23点の物理ダメージだ。
スグリ/高いなぁ!? このままだと、15点入ります……。
ホリア/スグリさんに≪プロテクション≫!(ころころ)16点弾いてください!
スグリ/全カッキンした! すげー!
ターラ/あたし達には神の祝福があるから大丈夫!
ホリア/そう、2人を信じるのです!
GM/そしてお次は獣2体も3人のエンゲージに入ってきます。近付いてきた2体は、ゴオッと何かを吐きつける。
スグリ/ブレス!? 狙うなら両サイドの男2人を狙いなさーい!(笑)
GM/範囲攻撃なので3人全員回避してください。(ころころ)20です。
クラエル/うわー!(ころころ)回避12です。
ホリア/(ころころ)当たります!
スグリ/(ころころ)12です。……≪ディビレテイト≫! ダイスマイナス1個してください! どれくらい減るか判らないけど……!
GM/(ころころ)15点の物理ダメージを与えます。なお、1点でもダメージが入ったら猛毒のバッドステータスが与えられます。
クラエル/10点入っちゃうなぁ……。
スグリ/7点入ります……。
ホリア/……バステになっても≪キュア≫がある。だから【HP】が少なくなる方を優先しよう。スグリさんに対して≪プロテクション≫をするよ!(ころころ)14点軽減!
スグリ/猛毒は入らなかった!
クラエル/こちらはオイルをゲホッとします。クリンナップに5点のダメージか……いやぁ、困ったなぁ(笑)
GM/2体目も攻撃するよ。(ころころ)命中20。
クラエル/(ころころ)ああ、避ける気無い。回避15です。
ホリアスグリ/(ころころ)当たります。
GM/全員命中してください。(ころころ)22点の物理ダメージ。
ホリア/怖っ! スグリさんに≪プロテクション≫! フェイトを1点使用して(ころころ)19点軽減してください!
スグリ/ノーダメージ! 神の力に守られまくってる……ちくしょう!(笑)
クラエル/これは勧誘されるねぇ(笑)
スグリ/やっと私のターンになった。でもゴーレムに対して攻撃することはできないから……素直に≪マジックブラスト≫+≪エアリアルウェポン≫を使用しますよ。(ころころ)成功。ターラとミルフィ、嫌がらないよね!?
ターラ/えー。自分でスキルが使いたかったなぁ……嫌がらないけどぉ。
ホリア/大丈夫、スグリさんがかけても属性変更はできるから!(笑)
ミルフィ/ありがとうございます〜。
クラエル/ボクはケモミミを倒しに行くよー! ≪インヴェナム≫+≪ファニング≫で(ころころ)18で当てる!
GM/(ころころ)回避13で当たります。
クラエル/(ころころ)32点の物理属性ダメージを範囲選択だから3体全員に! 1点でも入ると毒です!
GM/全員1点以上ダメージを受けたので毒を纏いました。次は、ターラの番だね。
ターラ/光のゴーレムに接敵して、命中判定をいきます。(ころころ)あ、クリティカった!
GM/(ころころ)こちらは避けられません。
ターラ/ダメージロールにフェイトを3点つぎ込みます! そこの≪ボルテクスアタック≫で9D6!(ころころ)よーし、45点魔法ダメージ! どうだ、渾身の一撃!
GM/もう看破されている通り、魔法防御は3点あるので、42点受けます。大ダメージを繰り出すターラ。……だが反撃なのかいきなり光のゴーレムがカァッと光り出す!
ターラ/ま、眩しい!?
ミルフィ/ビームが飛んでくる〜!
スグリ/≪ディビレテイト≫! 命中ダイスを1個減らしてください!
GM/了解。(ころころ)命中14です。
ミルフィ/(ころころ)わあ〜、避けられないです〜。
ターラ/(ころころ)こちらは15! 避けます!
GM/ならミルフィ1体にダメージいきます。(ころころ)21点の光属性魔法ダメージだ。
ホリア/ミルフィさんに≪プロテクション≫を使用します!(ころころ)11点減らしてください!
ミルフィ/ありがとうございます〜。4点入っただけです〜! 次のターンはアタシなので、にょろにょろ動きます〜。
スグリ/あ、ドラゴンがにょろにょろ動いてる……(笑)
ミルフィ/マイナーは潰れちゃったから命中がぁ〜……よし、フェイトを使おう〜! 命中判定いきます〜。(ころころ)20です〜!
GM/(ころころ)素晴らしい、当たります。
ミルフィ/ああっ、≪ボルテクスアタック≫を使って〜、フェイトも入れちゃいますか〜!(ころころ)30点の風魔法ダメージです〜!
GM/2人の総攻撃に、ゴーレムの腕が吹っ飛ぶ! 半壊以上だ……。
クラエル/女性陣の破壊力凄いなぁ!
ターラ/でも、そろそろ出来ることが……。
ホリア/そこをフェイトで補うんだ! 僕のターンだけど、自分の【HP】が心許ないので自分に≪キュア≫します。(ころころ)……1・2で成功!
クラエル/怖っ!(一同笑)
ホリア/1セッションに3回ぐらいは1・2が出るんですよぉ!(笑) バステ回復と、【HP】を22点回復します。
クラエル/無事にクリンナッププロセスを迎えて……吐血ゲバッ(笑) お兄さん、【HP】が21になっちゃったー。こんなトコロで負ける訳には……!
GM/では第2ラウンドセットアッププロセスです。誰かセットアップに何かする人、いる?
ホリア/もう敵を識別してもしょうがないので、≪ウィークポイント≫をターラさんとミルフィさんにかけます!(ころころ)2人とも、ダメージ+8してください。
ターラ/スゴイ、ありがとう! ビームの出る口を抉ればええんね!?(笑)
GM/では魔人の攻撃。≪マススラッシュ≫を使用。範囲選択攻撃とダメージ+12をします。
クラエル/い、≪インタラプト≫ぉーっ! そうはさせるかー!(笑)
GM/くすん。……仕方ないので単体に攻撃するよ。(ころころ)ホリアさんに長剣が襲いかかります。命中は19。
ホリア/単体ならまだイケる!(ころころ)回避はできない、当たります。
スグリ/そのダメージロールに≪ディビレテイト≫!
GM/了解。(ころころ)物理ダメージ23点です。
ホリア/自分に≪プロテクション≫を使用!(ころころ)1・1か……5点だけ受けます。
GM/でもって次の獣2体はブレスで攻撃です。全員避けてね。(ころころ)1体目は命中15。
クラエル/(ころころ)19だな、避けた!
ホリアスグリ/(ころころ)当たります。
GM/ダメージいきます。(ころころ)20点の物理ダメージ!
ホリア/こっちは10点入るが……まだ立てる! スグリさんに≪プロテクション≫! 16点弾いてください。
スグリ/全カッキンです!
GM/2体目いきます。(ころころ)命中19です。
ホリアスグリクラエル/(ころころ)当たります。
スグリ/……ダメージに≪ディビレテイト≫していいかな!? これでもう使用回数終わっちゃうけど!
ホリア/していいです! お願いします!
GM/使ってダメージダイスが減ったので……(ころころ)ダメージは14点です。
クラエル/国宝級のモフモフウサミミを守ってあげてー!(笑)
ホリア/≪プロテクション≫をスグリさんに!(ころころ)14点カッキンしてください。ダイナストカバルは嫌いだが貴方は役に立つ!
スグリ/全カッキンだよー! ちくしょう、ありがとうって言ってあげるんだからー!(笑) 3体に対して本気で魔法を撃つ! ≪マジックブラスト≫+≪アースブレット≫+≪マジックフォージ≫+フェイト2点! まずは命中(ころころ)17で当てます!
GM/(ころころ)全員当たります。
スグリ/(ころころ)44点の地属性魔法ダメージ! 全員転倒しろー!
クラエル/全員見事にすっ転んだよね! その後にボクが撃つよー! ≪インベナム≫+≪ファニング≫使用で全員に攻撃!(ころころ)う、フェイトを使用して振り直し!(ころころ)……15。
GM/(ころころ)全員コケてるから当たります。
クラエル/フェイトを2つ使用して攻撃!(ころころ)38点の物理ダメージを3体に!
GM/……獣2体が倒れます。
スグリ/よっし! 2体だけでも毒が無くなっただけいい!
ターラ/ではあたしは……光のゴーレムに命中いきます!(ころころ)20で当てます!
GM/(ころころ)光のゴーレム、当たります。
ターラ/フェイト1点を使ってダメージを1D6増やして、4D6でいくよ!(ころころ)33点の風属性ダメージです!
GM/……まだ生きていますが、胴体を打ち破られ、足も動かなくなりつつあるゴーレムは……目からビーム!
クラエル/うおっ、まぶしー!(笑)
GM/(ころころ)命中は14です。
ターラ/(ころころ)9です! 避けられない……。
ミルフィ/(ころころ)16です、避けられた〜!
GM/(ころころ)ターラにのみ、光属性魔法28点ダメージ。
ホリア/最後のフェイトを使って≪プロテクション≫!(ころころ)13点軽減!
ターラ/そこに≪ガードオーラ≫を使用します。マイナス4点して、7点入ります。まだ全然平気です! ……フィ、いっちゃって!
ミルフィ/うん〜! マイナーで≪インヴィジブルアタック≫! 攻撃〜!(ころころ)16です〜!
GM/(ころころ)当たります。
ミルフィ/フェイトを2個使います〜!(ころころ)35点の魔法ダメージ! どうだ〜!?
GM/……光のゴーレムの【HP】、0。10点オーバーで0になって倒れます。
スグリ/お、落ちたー!
GM/サムライの刀がゴーレムの体に突き通り、光が迸る。ゴーレムを構成していた光がほどけていく。ゴーレムの身体が完全に霧散、立っていた場所に浮かび上がっていたのは……。

 大きな水晶体が2つ。
 その中には、伝説に相応しい輝きを放つ剣……魔剣カラドボルグと、魔盾アガートラームがあった。


GM/本来の『ルージュシリーズ』では1話でカラドボルグ、2話でアガートラームという伝説の盾を手に入れるのですが、このキャンペーンではサクサク進めるために2つ同時に入手することにします!


 ●エンディングフェイズ 〜旅の仲間〜

「……よくぞ試練をくぐり抜けました」
 どこか優しげな声が、室内に響く。
 5人は、眼前で光を放ち浮かぶ2つの水晶体を見つめながら、その声を聞く。


ターラ/やったよ、フィ! イエーイ!
ミルフィ/いえ〜い〜!
GM/ゴーレムが倒され、水晶体が現れると、戦っていた魔人の姿もふっと消え、空間を遮断していた壁も消え去ります。「よくぞ試練を潜り抜けました」と、どこかから声が響き渡ります。
ターラ/はーい、頑張りましたー! ……で、誰かな?
GM/ゴーレムの中の人じゃない? ゴーレムを構成していた光は、キラキラ輝く砂となり……浮遊する水晶体の下に降り積っていくね。
ターラ/きれーい……。
GM/「さあ、薔薇の継承者達よ。薔薇の武具を受け取りなさい。それこそが、貴方達に委ねられた運命の欠片……」
ターラ/……フィ、行こう!
ミルフィ/うん! 手をぎゅ〜って握って……!
ターラ/2人で、一緒に水晶体に触れます!
GM/すると、神秘的な光が君達を包み込む。

「薔薇の紋章と小箱の導きに従い、残りの魔具を全て集めなさい。さすれば力は蘇り、貴方達は自分を知ることとなりましょう。そして……大事なものを失うことになる」

ターラ/え……。フィの顔を見ます!
ミルフィ/だ、大丈夫〜! アタシ達、絶対離れないよ〜!

「その選択は少し先のこと。全てを放棄して1人の人間として生きるか、運命に殉じるか。そのとき選ぶのは、貴方達自身の意志に委ねます」

スグリ/……つまり! 伝説の武具を全て揃えると貴方達は別れてしまうのね! そんなことはさせないわ! だから伝説の武具をこちらに渡しなさい!(一同笑)
ホリア/いや、お前はターラさんが狙いだったんだろう!? だから伝説の武具は僕に渡すんだ!(笑)
ターラ/はいはーい!(笑) ……折角だから、みんな一緒に全部集めてから考えませんか!?
クラエル/そんなこと言ってる間に、きっと絆が深まっていくんだろうねー(笑)

「自分を求める旅は、決して楽なものではありません。さあ、旅立ちなさい。ここから先を選ぶのは……貴方達、全員です」

 ――こうして。
 最初の冒険は、ここに終わりを迎えたのであった。
 伝説の武具とは何か。様々な謎を残し、様々な思惑が邂逅する中で、5人の旅は、今……始まるのだ。





 第1話『旅立ちは突然に』 終


【ドロップ品】
 マンティコア2体:魔獣の尻尾(500G)、魔力の欠片(200G)
 光のゴーレム:古代のがらくた(100G)
※残念ながら魔人ディブロウは退治する前に消滅してしまったため、ドロップ品は無し。
※魔剣カラドボルグと魔手アガートラーム、それとハイクオリティシールドを入手。

【レベルアップ】
※レベル1のターラ&ミルフィに、成長点95点を配布。レベル4までレベルアップ可能に。
※レベル4のホリア&スグリ&クラエルに、成長点71点を配布。レベル5までレベルアップ可能に。





第2話に続く