アリアンロッドRPG・リプレイ・ミラクルモンブランズ
■ 第1話『旅立ちは突然に』 2ページ目 ■
2011年3月2日





 ●ミドルフェイズ1 〜正義と悪の綱引き〜

 ふいにターラ達の背後に立った『災厄(その1)』は、優しげだが……どこか胡散臭い笑顔を浮かべ、おもむろに語り出した。

ホリア/(いきなり現れて)そこのお嬢さん方、何かお困りですか!? ああっ、なんだミルフィさんですか! お久しぶりです!
ミルフィ/はわあ〜!? ……あ、ホリア? なんで貴方がここに〜?
ホリア/僕はマティアス様からの言伝で……って、そこの人、なんで剣を構えているんですか?
ターラ/な、なんか災いが来るとかなんとかよう判らんことを言われて……。
ホリア/災い!? それは大変です! 是非とも僕に守らせてください!
ターラ/守る? 守る……実は、防御力がなくて困ってるんですけど。
ホリア/では400Gほどあげましょう!
ターラ/ありがとう! これでチェーンメイルが買えるわぁ、やったー!(笑)
クラエル/(同じくいきなり現れて)そんなカンタンにお金貸してくれる奴のことを信用するなぁー!(笑) こんなイイコトばっかあると思わないでキミ達ーっ!?
ターラ/ち、違うねん! この400Gは貸してくれたんちゃう。貰ったんや!
クラエル/もっと都合良いよおぉーっ!?(笑)
ホリア/何言ってるんですか、僕は彼女らと同じ孤児院で育ったからそのヨシミですよ。助け合いをして当然です。
ターラ/あ、同じ孤児院なん?
ミルフィ/そうよ〜。ターラはまだ小さかったから覚えてないかもね〜。
ホリア/僕は小さい頃にマティアス様に引き取られたんですよ。それ以来エリートの道を突き進んでおります。
クラエル/自分で言ったぁ!? 自分で言うなんてなんだか胡散臭いよぉー!(笑)
ホリア/何を言うんだ、お前こそいきなり現れて胡散臭いクセに!
クラエル/そそそそんなコトはなぁい! 胡散臭いオーラは! 捨・て・て・き・たッ!
スグリ/(やっぱりいきなり現れて)『ターラさん探してます』という看板を持ちながら賑やかな店に入ってきます。
クラエル/ハッ! そこのプラカードを持っている君はスグリじゃないか!? なんだその看板は!
スグリ/なんか賑やかだと思ったらアンタか! ……ターラさーん、ターラさーん! どこにいますかー!
ターラ/な、なんか探されてる……? フィ! あたし、メジャーアクションで隠密になってくる!(笑)
ミルフィ/いいわよ〜、アタシが攪乱させるから〜。
スグリ/そこのドラゴネットのお姉さん! ターラさんってお方を知りませんか?
ミルフィ/イイエ、マッタク身ニ覚エガアリマセン〜。
ホリア/そういや、ミルフィさん。先程いらっしゃった女の方の名前は……?
ミルフィ/…………ジョセフ、デス!(一同爆笑)
ホリア/ジョセフさんですか(笑) ……実はですね、僕はターラさんという人を守る為に来たんです。
ミルフィ/ターラを守るため〜……?
ホリア/カラドボルグという存在をご存知ですか?
ミルフィ/カラドボルグ〜?
スグリ/ウサ耳ぴくっ。
ホリア/僕はそれを神殿に持ち帰らなければならないんです。そのカラドボルグを持ち帰るためにはターラさんの力が必要でして……。
スグリ/なんだと!? 神殿にカラドボルグは渡さなぁい!
ホリア/なんだこの黒いオーラは!? 何も聞こえないなぁプロテクション!(笑) それよりなんですかそのみっともない看板は!? 早くしまってください!
スグリ/だって私だってターラさんを探しているんですよ! いちいち「ターラさんいませんかターラさんいませんか」なんて言ってられませんよッ!
ミルフィ/ターラターラ〜。なんかみんなこの人達、信用できないわぁ〜……ってお店の鎧の中に居るターラに話し掛けます。
ターラ/シィーッ! シィーッ!(笑)
クラエル/そこに隠密してたのか!?(笑) おおーっと、この鎧から声が聞こえたなぁー!? お兄さん今この鎧にターラって話しかけたの聞いちゃったよ!? 聞いちゃったよ今ぁー!
ホリア/信用できないなんてミルフィさん、落ち着いてください。僕と貴方は知り合いでしたよね?
ミルフィ/でもちょっとぉ……なんか、胡散臭いというか。
クラエル/だよねー!
ミルフィ/貴方はもっと胡散臭い!(笑)
スグリ/ですよねー!
ミルフィ/貴方はウサギ臭いです!(一同爆笑)
クラエル/でもやっぱりウサギは可愛いよねぇ! と[慈愛]に満ちた目でウサ耳を見てます!(笑)
ターラ/……あれ? クラエルさんを見て鎧から顔を出します。さ、3ヶ月前に捕まった人がなんでここにおるん……?
クラエル/そういうヤボ用があって。
スグリ/ヤボ用!? そりゃ胡散臭いわアンタ!(笑)
ホリア/で、ウサ耳の貴方は何なんですか。
スグリ/私はダイナストカバルの……。
ホリア/(台詞を遮って)信用してはなりません! ダイナストカバルは悪の結社なんですよ、そんなものを信用してはいけません!
クラエル/き、キミのようなカワイイ子がそんなアブナイ組織に……!?
スグリ/危ない組織って、『みんな仲良しダイナストカバル』ですよ!?
ホリア/でも悪の結社ですよ!? 孤児院の少女を誘拐しようともくろんでいる悪い連中ですよ、信用してはいけません!
スグリ/この千羽鶴はダイナストカバルの子供達が作った物です! ここに私達の優しさが詰まっているとは思いませんか!?
クラエル/ケンカは良くないってお母さんは言っていたよー! ウサギさんは泣きそうだよー! ウサギさんは泣いてしまうと寂しいんだよー!?
ホリア/犯罪者である貴方も同じようなもんですよ!
クラエル/ボクは濡れ衣だよッ!
ターラ/濡れ衣なん!? 可哀想やな! 頑張って幸せになってください!
クラエル/スゴイ憐憫の目で見られた! よし、幸せの一歩の為にボクと一緒に手を繋ごう!
ミルフィ/ジョセフ、まだ出てきちゃいけないわ〜!(一同笑)
ホリア/とりあえずこんな連中は置いておいて! ミルフィさん! ターラさんと貴方と一緒にカラドボルグを探しに行きませんか!
スグリ/ドラゴネットのお姉さん、そちらのターラちゃんの保護者でございますか?
ミルフィ/はい、そうでございます〜。
ターラ/ああっ、あたしがターラって言っちゃった!(笑)
ミルフィ/ああっ、しまったぁ!(笑) でもアタシ【知力】が少ないからしゃーないやん〜!
スグリ/ターラさん聞いてください! 私達ダイナストカバルはターラさんのご協力が無いと……!
ホリア/き、聞いてはいけません! ダイナストカバルの話など……!
クラエル/胡散臭い! 胡散臭いよー!
ターラ/…………フィ。なんか、おばあさんが言った通りの災難になったね。
ミルフィ/なんかトンデモナイことになったね〜。アタシ達レベル1なのに〜。
ターラ/……はーい、脳が飽和状態なので1人ずつ話してくださいー。まずは自己紹介をしませんか?(笑)
ホリア/そうですね、では僕から。……僕の名前はホリアです。その昔、グリーンフィールド孤児院にいました。だからミルフィさんとは面識があります。
ターラ/じゃあリア君やね。
ホリア/……はい!? か、構いませんけど(笑) 孤児院から引き取られた僕はマティアス様の元で崇高なる教育を受けました。好きな言葉は「マティアス様」です!
クラエル/……なんだろう、この子、熱い(笑)
ミルフィ/でもとりあえずホリアはいいひとよ〜。
ホリア/僕はそのマティアス様から『カラドボルグを持ち帰れ』という使命を受けました。貴方達2人をお守りしますのでカラドボルグを探す旅に付き合ってほしいのです! 支援系の魔法ならおまかせください!
ターラ/回復魔法が使えるのはありがたい。これは素晴らしいアピールポイントやね!
ミルフィ/そのカラドボルグってどこにあんの〜?
ホリア/それは……。
スグリ/……知ってるのはスグリだけだよね。(いきなりいやらしい口調で)カラドボルグの場所を知りたいのでしたら是非私にぃ!(一同爆笑)
ミルフィ/では次、そっちの人どうぞ〜。
スグリ/私は『みんな大好き悪の結社ダイナストカバル』のスグリと申します!
クラエル/……集団面接なの、これは?(笑)
ターラ/スグリさん、悪の組織なんですか?
スグリ/そう言った方がカッコイイし通りも良いので。
ホリア/通りは良くねーよ!(笑)
スグリ/カラドボルグを手に入れるためには貴方の力がどうしても必要なのです! 私達ダイナストカバルは貴方の力が無いと潰れちゃうんです! この千羽鶴を折ってくれた子供達が路頭に迷ってしまうんです!
ホリア/なら子供達は神殿が引き取ります。
スグリ/神殿の力は借りない。
ホリア/小さい子達が困っているというのに、神殿が見捨てるとお思いですか?
スグリ/神殿の力は借りない。私達の力で頑張れるもん! 見たところターラさん達は駆け出しの冒険者のようなので、敵を沢山コテンパンにしたかったら私の力が有用ですよ!
ターラ/……クラスは?
スグリ/シャーマンです。相手の防御力マイナス16したくないですか!?
ターラ/そ、それは頼りになる……!(笑) では最後のお方、自己アピールを……。
クラエル/ターラちゃんはボクのコト、知ってるよね?
ターラ/幸せになってほしい人ナンバー1、ですよね。
クラエル/ボクを幸せにする為にはキミの力が必要かな。
スグリ/凄く告白っぽい!(笑)
ミルフィ/た、ターラはやらんぞ〜!(笑)
クラエル/ならお姉さんもいっしょに幸せになりませんか! 他の2人と同じようにボクの目的もカラドボルグを手に入れること。じゃないと……ボクはまた牢屋に戻らなければならない! 3ヶ月ぶりに見た太陽はとても眩しくて涙が!(笑)
ターラ/こ、困っちゃうねぇ……。絶対に幸せになってね……(笑)
クラエル/ありがとう! ボクの幸せにはキミが必要なんだ! だからボクの手を取ってくれ!
ターラ/それでクラスは何でしたっけ?
クラエル/『シーフ・ガンスリンガー』だよ! キミのコトを守ることが出来るよ! それに遺跡や洞窟に行くならシーフがいないと困るよね!
ミルフィ/そうやね〜。トラップ探知できる人がおらんと困るやね〜。
クラエル/キミ達が罠に掛かって苦しむトコロなんてボクは見たくないなぁ! あとお金もいっぱい余ってるから装備も買ってあげちゃうよー!
ミルフィ/お金あるのはいいねぇ〜。
GM/……で、面接官のお二人。どうでしょうか。
ターラ/……こんなに人に求められるの、初めてやわ。
ミルフィ/これだけ人がいたら冒険、楽しくなりそうだね〜。みんなレベル高そうだから頼りになりそうだしね〜。
ターラ/……ハイハーイ、提案でーす! 1回パーティーを組んでみて、みんなでカラドボルグを取りに行って、その後に競争すればいいんじゃないでしょうか!
スグリ/き、競争?
クラエル/そうだな、今ここで張り合っていても……。
ホリア/埒があかない……。
ターラ/あたし達はレベル1なので、どれか1つでもクラスがいないと全滅すると思います! だからみんなでギルドを組みませんか!
クラエル/そうだね、それが一番頭の良い選択だね!(笑)
ホリア/ああ……今は休戦状態にして、カラドボルグを手に入れてからが本当の勝負ということにしよう!
スグリ/仕方がない、それでいくとするか……ウサァ。
GM/……こうして集団面接は終了し、最終選考に残った3名が全員採用合格することになりましたとさ。
ターラ/じゃあギルド名を決めようか! 今なんかあたし、モンブランを食べたい気分だから『ミラクルモンブランズ』でいいかな!?(事前にプレイヤー間で作っておいてギルドシートを取り出しながら)
ホリア/『ミラクル』と『モンブラン』の間にはハートを入れるんですか?(笑)
ターラ/そう、それ重要だから。
クラエル/ハハハ、まさかこの年になってキャラクターシートにミラクルとハートとモンブランという字を書くことになろうとはー(笑)
GM/ではギルドも無事組めたことですし……買い物を済ませて、スグリさんだけが知っているカラドボルグがある遺跡まで向かいましょうか。
スグリ/よーし、みんなで遺跡まで行きますよー!


 ●ミドルフェイズ2 〜剣を受け継ぐ者の証〜

 妙な緊張感を漂わせつつも一行は、目的の遺跡へと辿り着いた。
 遺跡は大きな山のふもと、深い森の置くにある、切り立った崖の中腹に造られていた。

GM/という訳で、君達はとある遺跡にやって来ました。切り立った崖の中腹に、なにやら美麗なデザインが施された石の扉が見えます。
スグリ/初めて来る場所だったから不安だったけど、なんとか来られたー。
ターラ/ぽかーん。わあ、でかーい。
クラエル/これまた豪華な。何かありますよと言わんばかりだね。
GM/大きな遺跡の大きな石の扉の前に君達5人は立ちます。頑丈に打ち付けられたその扉は、これまで一度も開けられた様子は無さそうだ。
クラエル/ハーイ、シーフのボクの出番だよー! 早速だけど[トラップ探知]するよ。3D6の出目を見ろー!(ころころ)あんま良くなーい、15!
GM/15でも判るよ、扉に罠は無いようだ。それと、扉に鍵穴や装置が無いようだね。シーフの知識的に「この辺りにスイッチが」とか「細工が出来る穴」がある場所に、何も無い。扉とは言ったけど壁のようだ。
クラエル/うーん? 何も無いよ。
ホリア/開かないんですか?
ターラ/【筋力】ならまかせてー! 扉を押して開けるよー!
ミルフィ/ターラ、2人で開けようか〜。せ〜の〜!
GM/開いた。
ターラ/ずべしゃー!(笑) ……こ、こんなに勢い良く開くなんて。
ミルフィ/あれ、開かないんじゃなかったのぉ〜?
クラエル/こ、これがまさかターラの力……?
GM/クラエルが絶対に開かないと思った扉はあっという間に開いてしまいます。……そのとき、ミルフィちゃん。君は石の扉に手を付いたときから、なんだか体がピリピリするのを感じる。
ミルフィ/ええ〜? 何〜……ホントに何にもトラップ無いんでしょうねぇ〜?
クラエル/ボクは扉しかトラップ探知してないから遺跡の仕掛けは判らないなぁー。
ターラ/……どうしたの? フィ、大丈夫?
ミルフィ/大丈夫よ、ターラ〜。
GM/ピリピリは支障が無い程度です。ミルフィちゃんが「大丈夫よ」と言いながら、君達5人は遺跡の中に入っていくのです。古い遺跡の筈なのに、その石畳の通路には塵一つ落ちていない。まるで、主が帰還するのを待っていたかのように、君達を迎え入れた。そこには神々しさすら感じられる……。

 こうして、ターラとミルフィは3人のベテランに連れられ、迷宮へと足を踏み入れたのだった……。


 ●ミドルフェイズ3 〜はじめての戦闘〜

 薄明るい、石が敷き詰められた通路に、5人の足音だけが反響する。

GM/20メートル先に、今度は扉らしい扉があります。
クラエル/みんな、判るようにアレは扉だ。[トラップ探知]しまーす。(ころころ)22!
GM/達成値高いね。……どうやら扉自体にはトラップは無いようだ。しかし、扉の奥に何かがいるような物音がした。
ターラ/奥になんかおるってこと? 剣を構えます。
ホリア/隊列を組みましょう。僕は後ろに下がります。
スグリ/私も後ろに下がります。……ちょっと、なんでホリアと隣り合わせなきゃいけないのよ!?(笑)
クラエル/仲良いなぁ、あの2人……(笑)
ターラ/フィ、体調は大丈夫?
ミルフィ/大丈夫よ〜。さぁ、開けるわよ〜! 扉がちゃ〜ん〜。
GM/扉を開ける。不意に、「キシャアア!」と威嚇するような声が鳴り響いた。そこには……獣人みたいな影が2匹、君達を唸りながら見ている。
ミルフィ/あわわ、なんかおった〜!
GM/では全員、[危険感知]をしてみて。
ターラホリア/(ころころ)失敗。
ミルフィスグリクラエル/(ころころ)成功!
GM/なら成功した3人は、獣人2匹の他に、部屋の奥の方に銃を構えた2体の人型が見えた気がした。
スグリ/手前2体、奥にも2体! みんなが判るように叫びます!
GM/どうやらこの遺跡の番人、そんなとこだろう。戦闘始めます!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:ホリア、スグリ
 エンゲージ2:ターラ、ミルフィ、クラエル
  (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ3:獣人×2
  (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ4:人型×2

【行動値】
 獣人:13
 スグリ:10
 クラエル:10
 ターラ:7
 ミルフィ:7
 ホリア:6
 人型:3


ホリア/セットアップで≪エンサイクロペディア≫による[エネミー識別]を行います! 対象は獣人!(ころころ)18です。
GM/成功なので判明します。名前は、バグベアモンク。物理防御5、魔法防御3。主に物理で殴ってくる至近タイプのモンクです。≪ペネトレイトブロウ≫を持っているので防御無視ダメージ、尚且つ麻痺のバッドステータスを与えてきます。
クラエル/えーっ、メジャーが使えなきゃ死んじゃうよ!
ホリア/そこで≪キュア≫の出番だ、任せておけ!
GM/そんなバグベアモンクは、扉が開けられた途端、君達の方を向くとガオーッと襲いかかってきます。マイナーで、レベル1の2人とクラエルさんが居るエンゲージまで移動します。
クラエル/ちょっ!? ボ、ボクは後衛だから後ろに下がっておくねー。
ターラ/えっ! あたし達、レベル1なのに!(笑)
GM/獣人は頭が宜しくないので誰を攻撃するかはダイスでランダムに決めよう。(ころころ)……クラエルさんに攻撃します。
クラエル/ああーん、おいでーッ!(笑)
GM/良かったじゃないか、レベル1の2人に行かなくて(笑・ころころ)≪ペネトレイトブロウ≫付きの命中22。
クラエル/(ころころ)避けるなって言われた。当たります。
GM/(ころころ)防御力無視の12点ダメージです。
ホリア/クラエルさんに≪プロテクション≫を使用します。(ころころ)8点ダメージを軽減してください!
クラエル/ありがとう、でも麻痺りました。マイナーを潰さなきゃなぁ……。
GM/2人目の攻撃もダイスで誰に当てるか決めるよ。(ころころ)……またクラエルさんだ。命中20。
クラエル/あれー!?(笑) お姉さん達に当たるよりはボクに当てた方がいいけどさー!(ころころ)回避15!
GM/(ころころ)16点の防御無視ダメージです。
クラエル/フッ、ボクはキミ達を守るって言ったから……ぶぇッ!?(笑)
ホリア/≪プロテクション≫! 16点ダメージはじいてください!
スグリ/では私のターン。マイナーアクションで≪マジックブラスト≫、メジャーアクションで≪エアリアルウェポン≫を使用して、味方3人に、武器攻撃を風魔法ダメージに変更します。≪ブーストエンチャント≫があるのでダメージロールはシーン中+1D6!
ターラ/ハッ、さっき買った剣に風が宿ったようだ!(笑)
クラエル/スゴーイ、風でバサバサして髪の毛がウザーイ!(笑) ボクは積年の恨みを晴らすよ! マイナーで麻痺を解除、メジャーで≪ファニング≫。ボクに色々してくれた方々に(ころころ)範囲命中18!
GM/(ころころ)当たります。
クラエル/(ころころ)おお、良い出目! ダメージは38点、ガガガガ!
GM/風の力にグオーとやられますが、踏ん張ってギラリと女の子達を襲おうとします。
ターラ/ではあたしは、目の前の敵に命中判定いきます。トオッ!(ころころ)16です。
GM/(ころころ)当たります。
ターラ/ダメージ!(ころころ)17点です!
クラエル/ハッ、強風でスカートが!(笑)
ミルフィ/それじゃあアタシのターン。マイナーで≪インヴィジブルアタック≫を使用。攻撃します〜!(ころころ)命中は12……。
GM/(ころころ)残念、その攻撃は避けました。
ホリア/避けたかー。ホリアはこのターン待機します。
GM/では敵のターンだね。後ろで銃を構えた人型達は、前のエンゲージにいる……ターラ、ミルフィ、クラエルの3人に≪アローシャワー≫で範囲攻撃! ころころ)13の命中!
ターラ/うわっ、避けろ!(ころころ)回避11。
クラエル/(ころころ)回避12、避ける気ないよー。
ミルフィ/(ころころ)大丈夫でした、14避けます〜。
GM/ダメージいくよー。(ころころ)2人に20点の物理ダメージ。
ホリア/ターラさんに≪プロテクション≫を使用します!(ころころ)14点はじきます!
ターラ/ターラ、無傷です。
クラエル/クラエルは10点入ります! ここはレディファースト!(笑)
GM/では2体目も、アローシャワー。11です。
ミルフィクラエル/(ころころ)避けます。
ターラ/(ころころ)ターラは当たります。
GM/ならターラだけに(ころころ)20点のダメージ。
ホリア/ターラさんに≪プロテクション≫! 13点カッキン!
ターラ/ダメージ入りません。頼りになるね、ありがとー!
ホリア/では……ラウンドが終わる前に、クラエルさんに≪ヒール≫をします。(ころころ)25点回復してください。
クラエル/鼻血が出ましたー(笑)

 続いて、第2ラウンドセットアッププロセス。
 ホリアは人型のエネミーに対して[エネミー識別]を行ない、成功。対象がレベル4のモブ妖魔、フォモールシューターであることが判明した。

ホリア/モブだから、サムライなら一掃でき……ないか! レベル4だから!(笑)

 物理防御と魔法防御はともに3。範囲化やダメージアップなどのスキルを使ってくるが、あまり命中は宜しくないということが判明し、出目次第で避けられそうだと気付いた5人は意気揚々。
 バグモアモンクの攻撃をミルフィやターラが受けるが、ホリアの懸命な≪プロテクション≫のおかげで1点もダメージが入ることはなかった。


ターラ/ホントに≪プロテクション≫に守られてる、ありがたいー!(笑)
ホリア/これが慈愛というものです!(笑)
スグリ/では、スグリは≪マジックブラスト≫+≪アースブレッド≫でバグベアモンクを攻撃します。(ころころ)16で命中!
GM/(ころころ)当たります。
スグリ/(ころころ)12点の地属性魔法ダメージです。
GM/では1体は倒れます。だけど2体目は生き残りました。
スグリ/でも転倒してください。バターン! ……クラエル、やっておしまーい!
クラエル/よし、蜂の巣にしてやる!(ころころ)命中16!
GM/(ころころ)転倒しているのもあって当たります。
クラエル/(ころころ)34点の魔法ダメージ! ガガガガガ! フッ、またつまらぬものを撃ってしまった……(笑)
GM/2体目のバグベアモンクも倒れます。なので前線に来た獣人は全滅しました。……フォモールシューターと君達は、15メートル離れています。
ターラ/移動力が12メートルなので、全力移動して接敵します。
ミルフィ/ミルフィも移動力が10メートルなので、全力移動します〜。
ホリア/みんなと20メートル以内に入るように移動します。

 エンゲージがバラバラになってしまったため、フォモールシューターはランダムで誰か1体を命中させることに。
 ダイスを振った結果、ホリアに遠距離射撃をしたが≪プロテクション≫によりノーダメージ。2発目のスグリに至っては、命中値と回避値が同値(12)で避けられてしまった。
 スムーズに戦闘は進み、第3ラウンドセットアッププロセスになる。ホリアは≪ウィークポイント≫でターラとミルフィのダメージを+8した。


ホリア/そいつらの弱点はその辺です! 神の加護に従ってください!
GM/バグベアモンクは2体とも倒れたので、セットアップが終わったらスグリさんのターンです。
スグリ/はい。折角だからガンガン使っちゃいますよ、15メートル移動して……≪アースブレッド≫!(ころころ)17で当てにいきます。
GM/(ころころ)回避15。失敗。
スグリ/(ころころ)10点の地属性魔法ダメージです。すってんころりん!
クラエル/ということで後ろからお兄さんが来るよー! マイナーで移動して、メジャーで≪ファニング≫!(ころころ)ヒュー、クリティカルだよ!
ホリア/しかも3D全部6だ!
クラエル/スゲー、初めて見たー!(笑・ころころ)44点のダメージ! 更に毒のバッドステータスをくらってくださーい。
GM/転倒していた1体目は倒れます。2体目もピクピクしてます。
スグリ/ターラちゃん、やっておしまい!
ターラ/はいっ、レベル1の命中いきます!(ころころ)14!
GM/(ころころ)9です。当たった。
ターラ/ダメージいきまっす!(ころころ)32点の風魔法ダメージです!
GM/ばたーん。2体目も倒れました。
ミルフィ/やった〜! わーい〜。
GM/では、前に出ているターラ、ミルフィ、クラエルは[危険感知]をしてください。
クラエル/[危険感知]?(ころころ)15です。
ターラミルフィ/(ころころ)10です。
GM/一番高かったのはシーフのクラエルさん。フォモールシューターが倒れた瞬間、彼は何かを握り……カチッとボタンを押す。ゴゴゴゴゴ。
クラエル/何か、押したんだけど!?(笑)
ホリア/何か鳴ってる!?
GM/クラエルさんが気付いたので[不意打ち]にはなりません。全員【幸運】判定12をしてください。
クラエル/12ぃ!?(ころころ)お、12ピッタリです!
GM/トラップ[エクスプロージョン]発動。3ラウンド経ったので3D6分の物理ダメージをくらってください! 爆発じゅどーん!
クラエル/うわっ、くらったら死んじゃう!
GM/なお、クラエルが事前にトラップに気付いたので、ホリアの≪プロテクション≫使用可能とします。
ホリア/良かった!(ころころ)でも、4点しかくらわないや……。
ターラ/(ころころ)ターラも10点の物理ダメージをくらったけど……防御点でカッキンです!
スグリ/(ころころ)1点だけジュッ!
ホリア/みんな平気ですか? なら≪プロテクション≫は使わないよ。
GM/いきなり炎がゴオッと襲いかかってきたけど、クラエルさんの的確な指示のおかげで掠り傷程度で終わったんだね。エリア1クリアー、おめでとう!

【ドロップ品】
 バグベアモング2体:バグベアの鵜冠(150G)×4
 フォモールシューター2体:妖魔の牙(10G)、フォモールの毛髪(50G)×2
 クラエルがバグベアモンクを、ターラとミルフィがフォモールシューターのドロップ判定を行なった。


ターラ/うあーん、フェイト使ったのに良いの取れなかったー! フィ、どうしたらそんなに取れるんー?(笑)
ミルフィ/どや〜(笑)

 その後、ミルフィ&ホリア&スグリ&クラエルは各々のポーションを使用し、【HP】と【MP】を回復した。