迷宮キングダム ・ リプレイ ・ 夢魔炎上
■ 第6話『 哭が今消えゆく風に千切れて 』 1ページ目 ■
8回目 2009年9月18日




<レベルアップ>
 鉄弥→スキル【美形】
 旭人→スキル【二刀流】
 千晶→スキル取得無し
 義人→スキル【蘇生】

GM/今回のロリからのプレゼントは、【王杓】【棺桶】【経験値】【徒手空拳】です。この中から好きなのを2つ貰ってあげてください。
義人/【棺桶】……もしかしたら最終戦になるのかもしれない、必要になるのかな?

 テーブルに広げられたキャラクターシートは、レベル9のPC達が4人ズラリ並んでいる。
 この時点でGMは、プレイヤーにあることを明言していた。
 「今回が最終回になるかもしれない」……そして、「戦闘は、『迷宮ブック』に掲載されてる最強敵を使うから」


義人/(暫し皆で悩んで)……ここは堅実にいこう! ポリシーを捨てて【蘇生】も取った訳だし、割込で使用できる【王杓】を貰います! ロリがとう!
千晶/それと、僕が【経験値】を貰い、〔武勇〕を1点上げることにしました。与一から貰った鱗は穴を空けてペンダントにしてぶら下げておくので、義人さん気付いてください。
義人/そうきたか、って鱗にそんなことしていいんだ!?(笑) 今回、完全記憶保持者が2人いて、デジャブ持ちが旭人……で、何も知らないのがPC1。
鉄弥/記憶が無いので、みんながソワソワしているのをただ見てます。最近年末近いので忙しいのかな?

 王国→「逸材:博士」を、博士の効果でジョブチェンジさせ、[怠けもの]に変更する。また、【図書館(星術)】と【図書館(科学)】の2つを【手抜き工事】で建設。鉄弥用の【私室】も2つ建設した。


 ★第6ループ/現代編 〜12月23日〜


千晶/やったー。1日だけ時間が巻き戻ったー。ロリありがとうー。
GM/ロリはホモに寛容だなぁ。……屋敷に来たばかりの鉄弥は練習の日々を送っているそんな23日祝日。まずはいつも通りの日常を過ごしていてください。
千晶/ごはんの準備ができましたよー。新鮮なしらすが入ったので、しらす丼です! どーん!
鉄弥/わあ、でかーい! いただきまーす、ぱくぱく。
義人/いただきまーす。……12月23日に来てしまったが、一体どうするべきか……とボンヤリ考えながらもぐもぐ。
千晶/ペンダントぴらぴら。
旭人/ん? なんだよちーくん、ペンダントなんか付けて色気づいちゃって。カレシからか!?
千晶/なんでカレシなんですか!(笑)
旭人/いや、そこが微妙なデジャブ部分だったりするんだよ。
千晶/これは、友達から貰ったんですっ。
義人/……千晶の鱗を見て、ダラダラと汗を垂らしてます。……なあ旭人、今度親戚の家が馬を飼うらしい。メスなんだが名前は何にする?
旭人/キャサリン(一同爆笑) 一体どうしたの、義人?
義人/しらす丼ぱくぱく、おいしいです。……千晶。後でお話があるんだ。
千晶/うん……判った、義人兄さん。
義人/今お兄ちゃんって呼んだな、よしっ!(一同笑) ――食べ終えて自分の部屋に千晶を呼びます。……その鱗、どうしたんだ?
千晶/あ、よ、よよよ……与一から貰いました。
義人/明日、何が起こるか判ってるな?
千晶/……ピカー?
義人/擬音で話すな。
千晶/男の子が現れて、ピカーって白く光って飛ばされちゃいます。……そういやあの男の子、与一に似てました。姿は与一そのものだけどショタなんですよね。
義人/ハッとした声で)…………ショタ与一……?
旭人/なに「それもアリか」みたいな顔してんの!?(一同爆笑) 真面目な顔の無駄遣いだよ!
義人/……つまり、足音がろりろりしたロリにも会ったんだな?
千晶/は、はい……本棚の上にいました。
義人/ロリだから高い所に手が届かなくて悔しがっているんだ。……千晶はこれから、どうしたい?
千晶/……みんなが幸せになりたいです。だってこのままじゃみんな……死んじゃう。
義人/……旭人が死んだり鉄弥が死んだことも覚えてるんだよな。
千晶/自分も死んだこともあります、ぶわぁ。義人兄さんはどうしたいですか?
義人/俺は今まで通りに、みんなが幸せになれる道を探すつもりだよ。もう何回も失敗したからな。
千晶/ぶわ。ですね……。与一も覚えているのかなぁ。
義人/多分覚えてないだろう。でも与一の中には情報提供者がいる。覚えてはないけれど知っているかもな。
千晶/……え、いるんですか? もしかして二重人格?
義人/いや、与一という舟の中に与一以外の操縦者がいるらしいんだ。舟を海賊に主導権を奪われている。
千晶/与一可哀想!(笑) で、でも僕見たことないですよ?
義人/なんか知らないけれど、アイツは『誰かが不幸になる』と「こんな世界は認めない」と言って目の前で死ぬ。……酷いぞ、あれ。だから本当に、我々の見える範囲だけでもみんなが幸せにならなければあの世界から抜け出すことはできないんだ。
千晶/ふあー……まるでループだ……。だから前の与一は死んだような目をしてたんだ。
義人/ロリから1日猶予を貰ったんだ、出来ることをしよう。調べられそうなことと言ったら、やっぱりおばあ様か……?
GM/では、ここでシナリオマップを提示します。

 @マップ1:おばあ様関係のシーン(おばあ様の部屋)
 Aマップ2:古川家関係のシーン(蔵)


義人/この中から選べばいいんですか?
GM/うん。ただし、1つのマップには1回しか行けないし、1つ行っただけで1日が終わって24日のワープになる。……でもまさかの記憶保持者2人プレイだから慌てることなく終わるだろうな。
義人/だな。それなら……マップ1のおばあ様関係に、俺が行こう。あとは……音楽繋がりで鉄弥を連れて行く。
千晶/それなら僕は、大掃除だって言って旭人さんを蔵に連れて行きますね!
義人/よしよし。……ちゃんと戻って来たら、千晶。大学行こうな。
千晶/う、うわぁ……義人兄さん、ありがとう!


 ★シーン1/おばあ様の部屋


GM/まず最初に義人。……時刻はお昼過ぎあたり。鉄弥は割り当てられた場所で、笛の練習に励んでます。
鉄弥/ぴーひょろろろ(←笛を奏でているらしい)
義人/練習しているところに失礼するって入っていきます。……鉄弥、いいか?
鉄弥/あ、はい、なんでしょうか?
義人/おばあ様の演奏会ということで来てもらったんだ。おばあ様のことについて知っておいた方がいいだろう。……会ってみないか。
鉄弥/そうですね。でもおばあ様は体調が悪いと聞いてましたけど、会って大丈夫なんでしょうか?
義人/挨拶するぐらいだ。それに昔のことを知っておくのも悪くない。おばあ様のことに関して調べておくのもいいだろう。
鉄弥/……『調べる』?
GM/という訳で、鉄弥はハテナを飛ばしつつもおばあ様の部屋へレッツゴーします。屋敷でも一番奥の方、綺麗な庭が見える廊下をずっと渡っていく棟に着きます。
鉄弥/や、やっぱり古川のお屋敷は広いなぁ……。
GM/スタタと先に行く義人さん。後にぽてぽてついて行く鉄弥。……おばあ様のお部屋に着くと、ちょうどお手伝いさんが食器を持って出てくるところです。「オヤ義人さん、どうか致しましたか?」
義人/彼をおばあ様に挨拶させておきたいと思ったんだ。
鉄弥/ど、ども……頭を下げます。
GM/「はあそうですか。今はお食事が終ってとてもお元気ですよ」……と、残しはしているけどやや空になっているお皿を見せます。聞いたことのないBGMが流れます。
義人/ですよね!(一同笑) ここは既読スキップできないなぁ。おばあ様、失礼します……。

 障子を開けると、そこは清潔な畳の部屋。
 壁には名誉を称えた賞状、亡くなった愛する家族達の遺影、そして弓矢、剣、槍が飾られている。
 目についた本棚には英語で書かれた背表紙。経済学の著書。最後に楽譜。
 ……奥には上品にテーブルにつき、口を拭いながら2人を見ている女性の姿があった。


GM/鉄弥は目にして真っ先に思う。……これが99歳? とても老女とは言えない、美しい女性だ。
鉄弥/き、99歳とは思えない……。
義人/凄く美老人なんだな……年齢よりも若く見えるだろ? お元気ですか、おばあ様。
GM/「ん……元気だよ」と、お茶を飲みながら言います。
鉄弥/ととっと前に歩み寄ります。今度のおばあ様のお誕生日に笛を吹かせていただきます白石鉄弥です。よろしくお願いします……。
義人/長野の白石のところの長男です。
GM/「ああ、まだ中学生の子か」
鉄弥/……一応大学に行っております。来年は成人式です(笑)
GM/「そんなに大きくなったのかい。最近聴こえて来る音色はアンタのものだったんだねぇ。楽しみにしてるよ、それまでアタシが生きてりゃねぇ」
鉄弥/そ、そんな縁起の悪い……!
義人/冗談を言えるぐらいお元気ですね。……おばあ様は昔、楽器をされていたそうですね。
GM/「ああ、昔聞かせてやっていただろ。最後にやったのは……アタシが80歳のときだねぇ」
義人/はい、見ておりました。なので鉄弥とも話が合うと思いまして。鉄弥ぐらいの年の頃はどんな音楽をされていたんですね?
GM/「そうだよ。そこに楽譜があるだろう?」……と、半世紀以上前っぽい黄ばんだ楽譜を指差します。
鉄弥/おお……。その、壁に弓や槍や薙刀がありますけど、これはおばあ様が?
GM/「昔の嗜みだ。今は持てる訳ないだろう。……アタシも昔ね、ある人に『己を守る為に槍でも持て』って言われたんだよ」
義人/……武家の家ですからね。それはおじい様ですか?
GM/曖昧に笑います……どうやら違う人っぽいね。「侍っていうか、武士道ってのを大事にしていたプライドの高い奴だったよ。……『昔の話』だ」
義人/まるでおばあ様が生きていた時代より更に昔のようですね。参考までにその方のお名前は?
GM/「……将人(まさと)だよ」と、義人のお父さんの名前を言います。「昔ね、世話になった家があるんだ。で、そこの方の名前を片っ端から私の血に継がせたんだよ」
鉄弥/え、じゃあ……義人さんとか旭人さんも?
GM/「そう。一番の息子に将人と付けたんだが、あの家の順序をよく覚えてなかったからさぁ、覚えている限り付けたんだよ。でも名前は悪くないだろ? 思い出してみたら、本来は『将人の息子は鉄弥と旭人』だったりするんだ」
義人/……知盛の兄が鉄弥だから、清盛の本名が将人か! まさか千里も……。
GM/近しいところはみんなそうですね。……残念ながら千晶は別の家の子なのでいませんが、忠度の名前が千里なのもそうです。(鉄弥に向かって)「お前のお父さんが良い名前はありませんかと訊いてくるからじゃあ鉄弥がいたよと教えてあげたのさ」
鉄弥/はあ……そうだったんですか。
義人/そのお世話になった人達って、今どうしてます?
GM/「とっくの昔に死んださ」
義人/……世話になったとは、お仕事の関係とか?
GM/「昔は……『戦乱の世』だったんだよ」と、多分第二次大戦のようなことを言います。「そん時にね、訳判らなかったアタシを拾ってくれてさ。色々教えてくれたのが将人って奴らだった。そいつらからは色んなものを貰ったよ」……それが配給なのかお金なのか判りませんが。
義人/……それが5000Dか。その方々が居るから、今のおばあ様がいる。
GM/「その通り。この家だってこんなに大きくならなかったかもしれないよ。古川は鎌倉の良い家ではあったけどね。もしかしたらこれはアタシのせいかもしれないねぇ」
義人/……ここにある槍も、おば様がその人達から教わったから子供達にもやらせるようにしているんですか。……おばあ様、大河ドラマはお好きですか?
GM/「ジジババが見る番組って言ったら、水戸黄門と大河ドラマだよ」
義人/特に何がお好きで? 『天地人』とか『新撰組!』とか『義経』とか……。
GM/「……あんまり源平物は好きじゃなかったよ。イメージが崩れるから。あんなのアイツらじゃないって思うのが勝っちゃって」
鉄弥/イメージ?
義人/……確かにトモリンは阿部寛じゃないし、タッキーは「だめぷー」とか言わない。弁慶さんはマツケンじゃないし……だが与一が今井翼なのは許す!(一同爆笑)
GM/「そういうことを訊いてくるってことは、義人。お前も好きなのかい?」
義人/そうですね、特に義経は大好きです。
鉄弥/へえ……義人さんってそうだったんですね。
義人/もう好き。那須与一とか超好き!(一同笑)
GM/「そうだね、鎌倉生まれだもの。あんだけ観光客を呼ぶようにしているんだ。でも私の中での平家は、あんなんじゃなかったし……もっと尊いものだからね」
義人/マジ尊い。……あんまり突拍子も無いことを言うと鉄弥に「バカなの? 死ぬの?」って言われるかもしれないな。
鉄弥/え?
義人/……だが振り回されろ!
鉄弥/え、えっ!?(笑)
義人/鉄弥。俺をおかしいとは思うなよ。……おばあ様、俺達はこれから貴方が飛んだ後の時代にいきます。
GM/ピクリ。……明らかにおばあ様の目つきが変わる。
義人/おばあ様の知っている将人様は大層苦しんでらっしゃる。貴方の知っている家族もおそらくは……あの世界で苦しんでいる。それを解放する手立てを俺達は探しているのです。もう何回も。
GM/「……ほう」
義人/鉄弥、よく聞いておけ。もうすぐ判るから。
鉄弥/え? は、はい……。
GM/「そうかい。…………そうなのかい、聖剣?
鉄弥/……えええっ!?
義人/ろりぃ!?(笑) いるの!? ど、ど、どこに!?
GM/壁の矛とか槍とかの中に。
義人/混じってるー!?(一同笑) どうりで日本刀の中に洋剣が紛れてると思ったよ!(笑) 鉄弥には見えない剣をガッて取ります!
鉄弥/え? ええっ? どうしたんですか……何を?
義人/ここにあるんだよ、いわゆる草薙剣ってやつが!
GM/ろりんろりん。「古川義人……貴方、ある程度は予想はついていたんじゃないの?」
義人/……まあな(笑) ロリの声も聞こえないか。虚空と会話する。
GM/おばあ様は言いますね。「お前もあの世界に行くのかい」
義人/行くでしょう。明日から何百回も数ヶ月間を繰り返しているらしいです。
GM/「アタシのときはねえ……4回で終わったよ
鉄弥/えええーっ!?(一同爆笑)
義人/おばあ様、賢いな! 最強伝説!? ……弁慶さんも5回ぐらいで終わりそうだけど(笑)
GM/「まあ、アタシが居たときの状況と全然違うんだろ。アタシは奴の傍を離れなかったしね。そりゃ3回目には何をするか判ってくるし、あとは調整で終わる」
義人/……今回、俺達は4人で行かなければなりません。人数も多いし、なにぶん……まだ若くて、譲れないことも多いので失敗もします。
GM/ロリが口を出します。「……そうね、4人じゃないといけない運命だったのよ。カツは1人で済むと思われたから1人だっただけ。貴方達とは難易度が全然違うわ」
義人/たとえ4回だろうと辛いものは辛いでしょう。……245回やって、一度も成功しなかった人もいる……聖剣の言う限りでは、何万回もやった人もいるそうですよ。
千晶/よよよ、与一ー!(笑)
GM/かかか、かいーる(笑)
旭人/……そして2ループの、青森のオッサン(笑)
義人/おばあ様、ヒントがあるなら頂きたいです。俺達4人と、4人の大切な人が助かる方法があるのなら是非知りたい。
GM/「……じゃあ忠告だ。親しい者は使え。心を許せば、相手はどんなことだってしてくれる」……ズバリ言いますと、感情値が4あれば平家だろうが源氏だろうがプレイヤーの言うことをきいてくれます。
鉄弥/つ、使えって……(笑)
GM/「お前達が彼らを導いてやれば、彼らは自然と救済される。……あと、これだけは忘れちゃいけないよ」
鉄弥/うん……?
GM/「死者は死者だ。生者にはなれない。だからもう悪に染まった奴は必ず裁かなければならない。それは同情や愛していると言って助けることは絶対にしちゃいけない」
義人/……ロリ。悪に染まるというのは、怨霊のことか?
GM/(ロリになって)「好きに解釈すればいいわ。救済ってのは、魂が救えればいいのよ」
鉄弥/なんか……よく判らない話が次から次へとしてるなぁ。
義人/ポンポンと鉄弥の頭を撫でる。……お前が大切な人に出会ったら、その人を幸せにする最善の方法を家族みんなで考えればいいんだ。……一人で行動するとロクなことにならない。それだけ覚えておけば大丈夫だ。
鉄弥/わ……わかりました。
GM/「まったくもってその通り。だけど、それって結構難しいことなんだ。……アンタの行く世界は、我々の過去じゃない。それは判ってるね?」
義人/『安徳天皇32歳』から判ってます(笑)
GM/「そう、あそこは違うんだ。とにかく似ているだけの別の世界」
義人/似たことは起きるけど、必ずしも同じではない。源氏が負けることも……よくある。俺達の世界通りの歴史にしなくていいんですよね?
GM/「そうだよ。似ていることは重要だけどね。……そこの引き出しの3段目を開き」
鉄弥/ととと、ぱこっ(←引き出しを開ける音)
GM/引き出しの奥にはまた金庫。おばあ様は金庫のナンバーを言います。
鉄弥/その通りに開けます。カチャカチャ……ガチャッ。
GM/中には封書が。土地地の権利書や様々なものがある中で……「茶封筒があるだろ?」
鉄弥/え、ええ……開けてもいいですか? これは……?
GM/70年ほど前のやつかな? 開いて読んでみると……平家からの和議について申し出について書いてあります。
鉄弥/わ、わぎっ!? えっと……和議って?
GM/平和の講和条約みたいなもんだよ。……同盟結べるね。君らがいた時代から一世代前の日付が書いてある。「最初はそれ、あの男は……送ろうとしていたんだよ」
義人/ま、将人……さんが?
GM/「だけれども、あっちのプライドも高いもんでねぇ。ハッキリ言ってアタシが書かせたようなもんだよ」……回想シーン入ります(笑)

「アンタねぇ! このまま縦横無尽に身勝手な政治なんて続けてりゃあ絶対この後もずっと戦争になって死ぬんだから、アンタの大切な家族も死ぬんだよ!?」
「むー! けどウチにもウチのメンツがあるからー! 戦は続けるんだー!」
「メンツと命、どっちが大切なんだい!? これでも見せればアンタも幸せになれるだろ! そんなにこの階層で争ったって、ちゃんとアンタにはアンタ達の天使の階があるだろ! 平和的に解決したっていいんじゃないかい!?」
「むーむー!」


GM/……そんな感じ(笑) 「一度は酒に酔ってたのもあって書いたんだ。酒が醒めた後も真剣に悩んでたんだよ。けど、結局プライドの方が勝っちまってお蔵入りだ。……アタシに5000Dといっしょにこれを押しつけたんだ」
義人/そんなことがあったんですか……。
GM/「私には出来ないとかカッコつけてね。でも、何度も平和はいいモンだなって言ってたぐらいなんだよ」
義人/事実、家族を想う気持ちは誰よりも強いようですし。今は暴走してるけど……。
GM/「それはなんか頭がイカレちゃったんじゃないんかい……それのことしか考えられないっていうね」
義人/……そうなのか、聖剣?
GM/(ロリになって)「怨霊ってね、元から単一の考えしか出来ないのよ。一つの目的にしか動けない。だってそんな万能な子がいたらイヤでしょう? 不可視の存在で、絶対的な力を持っていて、物事が考えられるなんて」
義人/ラスボス以外じゃ許されないな。……怨霊になってしまってマトモな思考が出来ないから、だから今も戦略戦争をずっとしているのか……。
GM/(カツになって)「暴走してるのは、奴の本性じゃないよ。元からはそんなに戦争は好きな奴じゃなかった。……なんとかして助けてやんなきゃダメだね。浄化でもなんでもして……」
義人/……やってみせます。
GM/カツが鉄弥を見ます。「判ってないんだな?」
鉄弥/は、はい……?
GM/「更によく判らないことがこれから沢山起こる。けど一番は……お前が救える大切な人をちゃんと救っておくんだよ。お前の言葉で心を動かされた人は、おそらく何百人もいる」
鉄弥/そ、そんなに……。
GM/「音楽ってそういうもんだろ? だから、お前の演奏……『そういう意味でも』楽しみにしているよ。誕生日には聞かせるんだよ」
鉄弥/はい……判りました。頑張ります。
義人/必ず帰って来て、おばあ様に鉄弥の演奏を聴かせましょう。――鉄弥、おばあ様の言ったことを忘れるな。
鉄弥/大切な人を……必ず。はいっ。


 ★シーン2/古川屋敷の蔵


GM/千晶のお仕事の無い時間になりました。旭人は元から時間が余りまくってます……大学生だし。
旭人/ずっとWiiやってるよ! 鼻毛抜いてるから!
千晶/メイドインワリオか!(笑) ……旭人さーん。卒論の準備はいいんですか。
旭人/なんとかなるっしょ、きっと! 教授とは仲良いから、一緒に飲みに行くぐらい!(笑)
千晶/コネじゃダメです!(笑) ……あの、ウチって結構古いじゃないですか。倉庫の整理をしたいんですけど、手伝いません?
旭人/えー。まあ、やるだけやってやろう。ちーの細腕じゃ持てるモンも持てないよなぁ!
GM/……では、大きな蔵にやって来ます。それなりに整理はされていて、スイッチ1つで豆電球が点きます。
旭人/うわ、埃っぽい。小さい頃はここに閉じ込められたりしたよなー。
千晶/それは旭人さんが悪いことをするからですよー。
旭人/だってじいちゃんの壺を割ったぐらいだぜ? 庭で野球やってたんだもん、仕方ないじゃん!(笑)
千晶/悪いことですよ! ……で、その隣で義人さんが蒼白になってるんですね(笑)
義人/「すみません、旭人がすみません!」(笑)
GM/そんな思い出も浸りつつ、旭人が片付けを始めると……綺麗な玉が置いてあったりしますね。
旭人/おー、高そうー! 手に取って見る。
千晶/落とさないでくださいねー!
GM/千晶が見たところには、綺麗な巻物があったりする。
千晶/うわー、なんだろう巻物。
GM/しかもこっちの方には……おお、杖があるじゃないか。
義人/…………あ、今までのロリの報酬っ!?
鉄弥/ハッ! そっか、同じ描写を与一の倉庫でもされた!
GM/ではあちらの方を調べると、ウチの資料……家系図を発見します。
旭人/読みます。あ、義人って書いてあるぜ! 色々読んでみるけど……。
GM/家の名前がいくつも書いてあるね。一番上には『藤原資家』が、途中からは『須藤』があったり……『三剣』があったり。
千晶/藤原って、平安貴族の……?
旭人/藤原っていっぱいいたんだよ、貴族はみんな藤原だったぐらい。藤原から源氏も派生していったんだぜ。
GM/そこに、『那須資隆』がある。……その下には、『与一宗高』と。
旭人/あ、これって那須与一じゃね!? 同名もあるだろうけど、ウチらって親戚なんじゃね! すごくねー!?
千晶/す、凄いですねえ……有名ですもんね、教科書とかで。……与一の下は?
GM/特別我が家に関係ないのでメモ程度で途切れてます。……どうやら与一のお母さんの方が古川と繋がっているみたいだ。そして『北条』にも繋がっているみたいで……ホントに古川さん家は鎌倉でいいとこだったみたい。
旭人/……人類を辿るとみんな一人って感じがしてきたな。ウチも古い家だとは思ったけど、ここまで古いとは思わなかったわ。
千晶/……世間は狭いっていうか、凄いなぁ。
GM/では蔵でワイワイ騒いでますと、「おー、なにやってんだー?」と言ってやって来る男性がいます。
旭人/ん、誰?
GM/名前は、青森さんと言います。
旭人/……ぶっ!(一同笑)
義人/な、なんか出た!? ……旭人、笑ってないで生きて!(笑)
GM/ハイ、彼はどちらかというと三剣家と繋がっている親戚のおじさんの青森恐一さん。年齢は45歳。
旭人/三日原望彦は22歳のままですね! 魔王の呪いで! わかりますっ!(笑)

 詳しくは『パラドックスの椿』をご覧ください(笑)

GM/「あー、一体ナニ調べてるんだー? 卒論の資料でも探してるのか?」
旭人/暇だったから家系図を調べてたんだよ。ビックリした、なにこの武将の名前オンパレード!?
GM/「この家ってスッゴイ家らしいからな。ただでさえこの家、武器が飾ってあったりするじゃねえか……俺も日本刀を使ったりするけど」(一同笑)
旭人/お前、ボソッと言ったな!? 日本刀使ってるって言ったって不可視だから見えないぞ!(笑)
千晶/あの……那須与一も先祖の一人だったみたいですよ。
GM/「マジで!? 与一もご先祖様だったの!? 後でロリとかみどりハイツの連中に自慢してやろー!
旭人/俺も思ってた、奇遇だなっ!(一同爆笑) ロリとかさオッサン、いいかげん……女性恐怖症を治そうぜ!(笑)
GM/「まあそれはともかく、何を調べてるんだ? 魔術でも検索してるのか?」
千晶/そんなの……あるんですか?
GM/「古い家ならあるだろ。前に調べたときはあんまりウチは得意じゃなかったみたいだけどな。現に……俺、ディレッタントじゃないし」
鉄弥/ああ、ディレッタントじゃないと魔術は使えませんね……(←かつてのゴーストハンター長期GM
GM/「魔術が使えるのってミカんちみたいなお家じゃないとだめだしな。貴族か変態しか使えないし。……でも血や魂が繋がっていれば特殊な力は使えるんだけどな」
千晶/……そうなんですか?
GM/「ああ、遺伝が力を残す。効力もその人とある対象が繋がっていればいるだけ効果があるんだぜ。例えば……旭人」
旭人/あ?
GM/「お前は今、『さわやか巨峰水』を飲んでいる」
旭人/うん、じゅるじゅる(←実際に旭人のプレイヤーが飲んでいた)
GM/「百年後のお前の分家も、『さわやか巨峰水』を飲んでいる可能性が高い!」
旭人/……うん。
GM/「……スッゴイいいかげんな確率論だろ。当たり前じゃん、そんなの。だけれども『それって奇跡ですよね!』っていう人もいる。寧ろそれは長年信仰されている考えだ」
千晶/『さわやか巨峰水』が残っているか否かですね、問題は。
GM/「血は人を霊的なものと繋がせるものだ。これで呪いが発生したりもする。例えば『お前は巨峰水を飲んでいるな。なら、今後巨峰水を飲んでいるお前の子孫を呪ってやろう!』……とか言える」
旭人/俺、飲んでただけなのに!?(笑) 末代まで祟るとかって、そういうもんなのか。
GM/「同じ血であればあるだけ、同じ力、同じ魂になりやすいってことだ。蔵に貴重なアイテムがあるのも、同胞による同胞の為に保管するからなんだぞ」
旭人/……末代まで祟るって、結構寛大だよな。「今代で絶えろ」じゃなくて「続いていけ、でも呪っていく!」なんだから。心広くて気が長いよな。
義人/それだけ長いこと祟るんだからね……「お前から生まれる全ての血を呪ってやる」というんだから、怖いね。
GM/「神秘的だよなぁ。……『何があってもその血なんだから仕方ないと諦めろ』っていうことになるのかもしれないな。占いで言われる定例句みたいなもんだろ。『貴方が不幸なのはご先祖様が蛇を殺してしまったからです……』とか」
旭人/蛇ぐらい田舎なら殺すわ!
義人/……おばあ様が飛んで、尚且つ、与一の影響でも飛ばされる……この辺が『俺達でないといけない理由』か。
GM/飛ばされる対象がある程度指定をし、関係性があれば掴めやすいってことですね。
旭人/ブラック与一は、与一を使って俺達を召喚しているのか……自分の血縁であれば更に掴みやすいから。
GM/……では、そんな風に古川家や神秘学について調べ上げた二人。そうしている間にも1日は過ぎてしまい……あの世界に飛んでしまうのでした。
千晶/暫くケーキ食べられないから食べておこう、もぐもぐ!(笑)


 ★第6ループ/王国フェイズ


 雪の降る迷宮にまた迷い込んだ4人。
 記憶を持った千晶は、怨霊の魔の手から逃げ……。
 コーラを被った旭人は無事、村人の運命を守りきり……。
 義人はキャサリンと、鉄弥は敦盛と出逢う。
 そうして全員源氏と合流し、いつもの4人が揃うのであった。


GM/王国フェイズを始める前に、義人にシーンを立てます。……これからよろしくプーと義経に言われ、源氏軍が出撃する場面です。……一人の男性が、義人に近づいてきます。
義人/近付いてきた?
GM/与一ですね。「……やあ」
義人/……ブラックか。久しぶりと言っておきます。
GM/「ちょっと期待した顔をしたか?」
義人/〔武勇〕1でも殴っていいか。
GM/受け止めます。「……一つだけ尋ねておきたいことがあったんだ」
義人/なんだ。
GM/「今回……ワタシは彼に、宗高に、何も教えていない」
義人/……。
GM/「教えてやってもいいが、どうする?」……フラグは既に1立った状態でのスタートですが、「記憶は無いけど知ってるんです」と、完全に「初めまして!」のどっちがいい?
義人/……そうだな、千晶のことは教えてやってくれ。俺のことは余計なお世話だ。
千晶/……えっ!?
GM/「……了解した。これからの出撃、ご武運を」。与一のように奴は言い、去って行きます。
義人/…………ふー。
千晶/そ、その……義人兄さん、ちょんちょん。
義人/なんだ千晶、隠れて見ていたのか?
千晶/あ、あれが噂のブラックですか。確かに「はわわ」とか言わないし全然違いますね。
義人/ああ、声優さんの演技が凄いだろ(一同笑) ……あれが平家から来ているという海賊だ。アイツは、記憶を全部持っている。だから与一はまた千晶とは仲良くなれるみたいだぞ。
千晶/……じぃー。いいんですか、それで……。
GM/では、初期フラグを配布します。今回は自由時間選択は4回ありますので、最終回だと思って頑張って攻略してください。

 ※ 【 鉄弥:敦盛フラグ(1)を入手 】
 ※ 【 旭人:義経フラグ(1)を入手 】
 ※ 【 千晶:安徳天皇フラグ(1)を入手】
 ※ 【 千晶:与一フラグ(1)を入手 】
 ※ 【 義人:義経フラグ(1)を入手 】
 ※ 【 義人:与一フラグ(1)を入手 】


< 王国フェイズ/鉄弥→【天文館】 >
 判定成功。成功。【星の欠片】を12個ゲット。準備フェイズ終了につき、【私室】の効果で≪希望≫を2点回復。
< 王国フェイズ/旭人→【転職所】 >
 ジョブを[武人]に転職する。
< 王国フェイズ/千晶→【厩】 >
 判定成功。キャサリンと話をし、乗騎の攻撃力が上がる。
< 王国フェイズ/義人→【王宮】 >
 判定成功。≪民の声≫を1点ゲット。

<道中表「6」>
 全員探索難易度9判定し、失敗したらHP1D6負傷。
 失敗した義人1人がHPを6点減少した。


 ★第3ループ/迷宮フェイズ


GM/マップは『勾玉の戦い(省略)→三草山→忠度&経正との戦い(省略)→屋島→平家との決戦』の5マップになります。


●<1クォーター目> & 自由時間選択@

 千晶→部屋探索失敗。トラップが接触だったので、「恐怖」が発動してしまう。【神の指】を使用し、トラップを無効にする。その後、【人脈】の効果で二回行動をし、魅力休憩表で「9」が出る。焚火で鉄弥と話をして、鉄弥の≪気力≫を1点回復させた。
 < 自由時間選択/千晶→「安徳天皇」を選択>

 義人→通路を才覚成功。トラップ「迷い道」を発見する。その後、【マルチタスク】の効果で二回行動を行い、武勇休憩表で「7」が出る。「なんとかしなければ」という使命感から、清盛への≪敵意≫が1点上昇する。
 < 自由時間選択/義人→「義経」を選択>

 旭人→武勇休憩表で「6」が出る。後ろから蛇と蝮に襲われたところを千晶に助けられる。千晶に抱いていた≪敵意≫の2点を≪好意≫に変えた。
 < 自由時間選択/旭人→「義経」を選択>

 鉄弥→魅力休憩表で「7」が出る。義人と目が遭う。鉄弥から義人に≪好意≫を1点上昇した。
 < 自由時間選択/鉄弥→「敦盛」を選択>

GM/まずは義経に向かう義人と旭人のシーン。……現在、宇治川に居ます。義人は義経に「影になってくれ」と頼まれた。理由は義経の仕事を分担するため。本物の義経は木曽義仲との対戦に赴き、義人達は勾玉捜索の任務に就く……そんなシーンです。
義人/これから初めての合戦だし、お互いどういう風に動くのか義経に相談しに行こう。
旭人/うぃーっす! 義経、いるー?
GM/部屋に入ると、そこには頼朝とその膝に座る政子がいます。
旭人/うぃーっすとか言っちゃった!(笑)
義人/政子が頼朝の膝の上に乗っているのは運命なんだな(笑)
GM/義経も兄の前だから畏まっているよ。入って来た2人を見て、頼朝が口を開く。「……何用か?」
義人/はっ。義経様と会議をしたく思いまして……頭を下げて言います。
GM/(義経になって)「今ちょうどその話をしていたんだ。是非ともお前達の報告も聞きたい。情報収集をしてくれたのはお前達なんだろう?」
義人/では話に加わります。ここから先は恐怖のトラップがあり、この先は迷い道でして……とさも調べたかのように。それとこれから先、平等院にあるモンスターが勾玉をうんぬんかんぬん。
GM/「そ、そこまで調べていたのか。感心したぞ!」
旭人/義人さんスゴーイ! よくもあそこまで知ってるな!
GM/頼朝がゆっくりと口を開きます。「……お前達は何者だ? 義経の影となったと聞いてはいたが」
義人/我々は義経様の手足。面白い氏素性の者ではございません。敢えて言うなら占い師のようなもので、ここから先のことはおぼろげではありますが、ほんの少し判ります。
GM/「ほう、占い師とな」
旭人/しるしべ程度に聞いていただければ。進むべき方向が少しばかり判るのです。……義人さんがいきなり凄いこと言うからメッチャ合わすのに必死!(笑)
義人/旭人、合わせろ!(笑)
GM/「では占ってもらおう。我々源氏は、どのように勝利する?」
義人/はい。……今後、宇治川、三草山を越え平氏を追い詰め、彼らは屋島、壇ノ浦まで落ち延びていくことでしょう。そこで我々の勝利はほぼ確定しているようなもの。ただし、油断しなければの話。勾玉や鏡を手にすることは確定でしょう……おそらくは。
GM/「ほう、その2つだけとは? 我らは3つ手にしなければ意味が無い」
義人/草薙剣は運命以上の意志で得たいと思っている者が大勢居ます。
GM/頼朝が言う。「……草薙剣こそが最も大事なのだ。我々が手にしなければならないものは、草薙剣。それを探させるために義経に命じているのだぞ」
旭人/……なにやら、三種の神器以上に執着しているご様子。その理由を私らにも教えてはいただけないでしょうか。これから一層力を尽くします故。
GM/「……そんなことが知りたいのか?」
旭人/天下よりも剣に執着している、……私の目にはそう見えたものですからふと疑問になったのです。
GM/「…………」。2人には、頼朝が訊き直したりしてるし、構えていたのにいきなり苛立ったように見えた。やや感情的になったようだ。
義人/あ、初めて人間だって思えた……。
GM/代わりに政子が言いますね。「それが無ければ……私達が幸せにならないのですよ。その剣は神の証のような物。頼朝様が持つに相応しいでしょう」
義人/……草薙剣はそんなに特別な物なのですか?
GM/「はい。とても大切な物。本来ならば我々が扱うのもおこがましいような物。だけれども私達はそれを手にしなければならない」……特別な思い入れがその剣にはあるんじゃないかと思えるようなほど、強く言います。
旭人/草薙剣に対するプレッシャーが上がったね。……それ以上深入りしたら怒られそうだし下がった方がいいな。後で聞き出せる人に訊いてみよう。
義人/貴重なお話をありがとうございます。必ずや三種の神器を持ち帰ってみせましょう。
GM/「思う存分戦ってみなさい。力が周囲の者達に認められたならば、また新たなる任務を頼みましょう」
旭人/……その前に帰るわ!(笑)
GM/いや、ここはね、社長の口から「お前ら優秀だったら引き抜きあるよ、本社に来い」と誘われるって言ってるのよ。
義人/いや俺、現場のヒトなんで(笑) ……そのときは、我らは義経様に拾われた身、義経様のご意向に添いましょう。
GM/(義経になって)「えーっ!?
旭人/お前はもっとどっしり構えてろ!(一同笑)
GM/「え、えっと……。2人は俺達のものプー!
旭人/プー言うな! しまんねえなぁ!(笑)
GM/「そういうコトなんで行ってきます!」と義経。……ずるずる2人を連れて出て行きます。
義人/義経、お疲れ。……三角座りをするな、あと隅っこにも行くな!(笑)
GM/「……実はな、お前達が会議に来る前に俺、すっげえヒドイ目に遭わされてたんだよ……」
旭人/あーあ、ふみっちょか(笑)
義人/耳から砂が出てるぞ。おお、頭の上に小さな女性の靴痕が(笑)
GM/「2人共、フォローしてくれてありがとう。俺はカッコイイ言葉とか良い台詞とか全然吐けないから助かったよ……」
義人/俺ら、無駄に堂々しているのが取り柄だからな。
GM/「特に義人……。お前が今後義経として兄上の傍に居た方がいいんじゃないかって思うよ。その方が兄上の為になりそうだ」
旭人/いやいや、古川に帰るんだし!
GM/「旭人だってすっごく強いらしいじゃないか。手合わせした人間がバタバタみーみー言っていたぞ。……2人は兄上に仕えるに相応しい、とても有能な武士だな」
旭人/義経、お前は……兄ちゃんの傍から離れたいのか?
GM/「離れたくはないが、力になれないのは心苦しい」
義人/そんなことはないだろう、と頭をぐしぐしする。義経本人には恩義があるが、頼朝公には正直……。
旭人/俺達はお前だから傍に居るんだし、別にお前の兄ちゃんにはなんとも思ってないからな。
GM/「……俺はお前らに『俺のフリをしろ』だなんて言って命を狙われるようなことをさせてる。……まだ兄上の近くなら待遇は今よりもずっといい筈だ。こんな下っ端で死ぬ思いで戦うよりそっちの方が……」
義人/大変有り難い申し出だと思うが、別に俺達は地位や手柄の為にでもなく、家族が幸せになるために戦っているだけだから我儘なもんだよ。……よしよし。
旭人/もっと優しくしてほしいのか? よしよしよし!(笑)
GM/「……これからどんどんお願いしていくだろうけど、精一杯恩返しもする! この戦いが一段落ついたらお前らが帰る手段も兄上にも許しを得てくるから! ちゃんと戻してやるからな!」
義人/あ、ありがとう……寧ろ、お前もこっち来ないか? お前がいい奴だから一緒に居たいと思うのは俺も同じだよ。
旭人/そうだよ、来ればいいじゃん! 向こうは戦いなんて無いし、楽しいことがいっぱいあるぞ! お前が来たら毎日が絶対楽しくなるじゃん。
GM/「……それは、昔から思っていたことなんだ。ホントに昔っから……俺は、強くなくってな」
旭人/強くない? 充分強くね、今。
GM/「いや、俺が強いっていうのは……部下が俺の言う通りに動いてくれるからであって、俺自身はとても弱い」
旭人/そういうのを惹きつけられるのも強さの一つじゃね? 義人自身だって腕力無いけど俺達が支えているし。そんな義人をお前は強いって思うんだろ? だったら義経だって同じだ、違うか?
GM/「……。行ったとしても、もう先の短い命だ」
義人/体でも悪いのか? ……知っているけど改めて尋ねます。
GM/「ああ。弁慶が診てくれているから、あと数年はもつ」
旭人/……重症じゃないか!?
GM/「でも、あと数年はもつ。兄上が天下をとるまではもつ」
義人/……お前、「自分自身の幸せはどうなんだ」って訊けば「俺の幸せは兄上のものだ」って言うんだろ。なんだこのサムライ、超カッコイー!(笑)
旭人/……兄ちゃんが、お前を裏切ってもか?
GM/「……でも、兄上の記憶には残るだろ。馬鹿な弟がいたなぁ、って」
旭人/……俺はお前にもっと生きてほしいよ! 俺達をラクにさせたいとか言うけど、俺達だって義経をラクさせてあげたいんだよ! 兄ちゃんじゃなくお前の役に立ちたいんだよ! 俺達が帰って数年したらお前死んじゃうなんて嫌だよ!
GM/「……ああ、お前ら優しいなぁ。なんか嬉しい、そういうことを言ってもらえると。一緒に居たって数年後には居なくなるっていうのに」
旭人/だから! そういうことにならないために未来に行こうって言ってんだよ! もしかしたら俺達の世界には助ける手立てがあるかもしれないぞ!
義人/昔は治らない病気がいっぱいあったが、今の医療なら治るかもしれないしな。お前自身に惹かれたから、言ってるんだぞ。
GM/「……ぐす。ありがとう。この戦を勝利した暁には……甘えてもいいかな?」
義人/……よーしよしよし、九郎! よく言った!
GM/「ああ、今度から九郎って呼んでくれ。そっちで呼んでくれた方が落ち着く。……お前らの世界、見てみたいとも思えてきたよ」
旭人/よし、武士に二言は無いな!
GM/「…………うん、無い! そっちの国に行くときは必ず兄上を説得してみせる! 応援してくれ」

 ※ 【 旭人:義経フラグ(2)を入手 】
 ※ 【 義人:義経フラグ(2)を入手 】
 → フラグ全2種類回収により、特別に≪友情≫4点を獲得。義経と「親友」関係となる。

 ※ 【 旭人:源氏フラグ(1)を入手 】

 ※ 【 義人:源氏フラグ(1)を入手 】

    ◆

GM/次に鉄弥、敦盛のシーンです。……敦盛がいる義経側の陣は笑顔の義経が「ガンバルぞー!」「オーっ!」と士気が高まっているようだ。
鉄弥/何か良いことでもあったのかな。……えっと、俺が今まで敦盛さんに俺が言われたのは……。
GM/「神器を集めろ」「そのために源氏につけ」だけだね。
鉄弥/三種の神器がどんなものなのかはちゃんとは聞いてないか。とりあえず川辺に行こうとします。
GM/では貴方は何気なくフラついていると……あちらで口論を目撃する。村人と口論している一人の男性がいるようだ。
義人/あ……このシーンって鉄弥しか知らないんだよな!?
鉄弥/行っておいた方がいいですね。その光景を見ます。
GM/男性はふいっと去っていく。残されたのはカンカンな村人。
鉄弥/去っていった男を追って行きます。……あ、あの。
GM/「ああ? なにか?」と体格の良い男が不機嫌そうに振り返る。
鉄弥/おぅ、怖い! 貴方、村の人と口論してましたね……。
GM/(苛立った声で)「それが何か? 何かお前に迷惑をかけたか? 用が無いなら行くぞ」
鉄弥/ちょっと待って下さい! さっき聞いてしまったんですが……誰かをお探しですか? 俺の知っている人かもしれないんですけど……敦盛さんのことですよね?
GM/とても軽い声で)「は、はいい! その人を探してるんですっ!」
鉄弥/うわっ!? ……え、はい……変わった?
GM/(凄く明るい声で)「俺、その人のことを探していたんです、知っているんですか?」
鉄弥/あ、はい……多分川辺に居ますから行きましょうか。一緒に川にトコトコ向かいます。
GM/じゃあ男性を連れて行くと、鉄弥の言う通り、あっちに敦盛を発見できます。「わぁ、ホントに居ましたね! 教えて下さってありがとうございます!」
鉄弥/はい。じゃ、これで俺は失礼します……。
GM/……敦盛に近づいて行く男性が、トコトコバタバタと近づきながらも……途中から高貴な立ち振る舞いに変わります。
鉄弥/え……? と、遠くからその様子を見ていいですか。
GM/うん。隠れて2人の会話を覗き見ると……男が敦盛を撫でたりと親密そうに話してるね。でも真剣そうな話を終えた後、男は敦盛から去っていく。残された敦盛も別の方向へ……。
鉄弥/……話を聞いていなかったというフリをして敦盛さんの元に行ってみます。敦盛さーん!
GM/(敦盛になって)「……鉄弥か。何か?」
鉄弥/その……笛の話でも……ここの歌を覚えてきたので聴いてもらえませんか。
GM/「……まだ時間はあるから構わんが」
鉄弥/じゃあ曲を吹きます。ほっと息をつき……。
GM/「……お前の音は、この世界で奏でられているものと違うものがあるな」
鉄弥/俺の住んでいたところの歌ですから。
GM/「そういう音色を好む奴もいるよ。きっと他の者に聴かせてやっても良い評価を貰えるんじゃないか」
鉄弥/このような歌が好きな人がいるなら、是非とも聴かせてあげたいです。
GM/「……私の知り合いにも、そのような音色を奏でてくれる人がいた」
鉄弥/そうなんですか? その方はどこに? 聴かせてあげたいです。
GM/「お前の立場では無理だ」
鉄弥/ああ……そんな高貴な人なんですね。
GM/「いや、そういう問題ではなく……何かキッカケでもなければ無理だ」……ぶっちゃけ言いますと、鉄弥は源氏で聴かせたい人は平家に居るってことなんですけどね。
鉄弥/そうかぁ、残念です……。
GM/「……だが、どういう風に人が出会うのかは判らん。……お前の音色はきっと他の者達も癒すことができる」
鉄弥/そうだと良いのですが。元々はある人の為に練習していたものなので。
GM/「ある人?」
鉄弥/俺のおばあ様。……カツという人の誕生日のためにずっと練習していたんです。
GM/「…………」。カツという名前に反応しました。「……そうか、そうだよな……」
鉄弥/そうだよな? とは、どういう意味で……。
GM/「いや、なんでもない。……ところで、三種の神器の話だ。お前は源氏に加わり、都合良く義経の影としてお前の家族が居てくれた。……やることは判っているな?」
鉄弥/はい、全て集めろと……。
GM/「そうすればお前は元の世界に帰れるよ」
鉄弥/……なんでそんなの三種の神器に固執するんですか? 貴方はどういった目的で三種の神器を……。
GM/「三種の神器の力について、お前は知らなかったか」
鉄弥/まあ……帰れるということしか貴方には聞いていないので。
GM/「……帰れるぐらい強い力を使える。他に何が出来るか……他の者達、平家や源氏は名誉の為に三種の神器を集めている。それもあるだろうが、違う力があるんだよ」
鉄弥/それ以外にも……あるんですか? それは?
GM/「強大な力だ」と言ってはぐらかします。「私は三種の神器の力が見てみたいんだ。手に入れることによってお前達は帰れるだろう」
鉄弥/手に入れたら……貴方が知っているその力を使うんですか?
GM/「私のものになれたならな。願いが叶うものだと思えばいい。それだったらお前にも判りやすいだろう。なんでも叶う、そんな宝物だ。連想しやすかろう」
鉄弥/なんでも叶う……。
GM/「お前は、欲しいと思わないか?」
鉄弥/確かに……欲しいとは思いますけど、何かが引っ掛かって……そんな都合の良い物があるのかな。うう、なんて言えばいいんだろう……。
義人/いいんだよ、思ったことをそのまま言えば。
千晶/ナイチンゲールしちまえよ!
旭人/運命入りまーす!(一同笑)
鉄弥/……今はそれを教えてくれなくても、いつか教えてくれますか?
GM/「今、教えてやってもいいんだが」
鉄弥/……これは、きっと呪われるから避けておきます(笑)
GM/「三種の神器を手に入れることが出来たなら、元に帰ることもできる。大いなる力を使うことができる。そうだな……私の元へ持ってきてくれたならば、その使い方を事細やかに教えてやってもいいぞ」
旭人/手とり足とり腰とりな(笑) 知盛はしっぽりむふふだったけど。
義人/血、繋がってるなぁ(笑)

 ※ 【 鉄弥:敦盛フラグ(2)を入手 】
 → フラグ全2種類回収により、特別に≪忠誠≫4点を獲得。敦盛と「忠義」関係となる。


    ◆

GM/千晶と安徳天皇とのシーンなんだけど……今までお手紙での付き合いだったけど、この前から旭人や義人がセーフハウスという舞台を作ってくれました。そこを活用するのはどうでしょう?
義人/行ってあげてください、ニイの尼がビキビキするから(笑)
旭人/ちーくんは身内だから大丈夫だよ!(笑)
GM/では、千晶が炊き出しの女性に手紙を渡そうとしたとき、「それでしたらこれからの時間にあの方が参られる話を聞きましたのでどうですか?」
千晶/あ、じゃあ……お手紙より実際にお話できた方が嬉しいので行きます! ありがとうございますー! わーい!
GM/「きっとあの方も喜ばれると思います」と、にこやかにお姉さんが言います。――ということで、千晶は初セーフハウスに招かれ、お忍びの安徳天皇と再会します。「久しぶりだな、千晶」
千晶/お久しぶりです! あーなんだろー、変装をしているのにこの高貴なオーラが滲み出ているなー(笑)
GM/「ここに来たのは、ニイの尼や忠度への報告か。なら私は去った方がいいかな?」
千晶/い、いえ! もっとお話したいです! ……僕、槍がもっとうまくなったんですよ!
GM/「凄いな、レベル9か……いつの間にそんなに鍛練したんだ」(一同笑)
千晶/頑張りました! アントンには前回のループもあるからもうメロメロですよ!(笑)
義人/だよね、毎回必ず絶対優しくしてくれるもんな。
GM/…………あ。提案だけど、千晶は第1ループの記憶を完全に持っているってことでどうかな?
千晶/え?
GM/二人で一緒に帰ろうとした。けど帰る途中で世界が白くなった……おそらく与一が自殺し、ループが発動したからでしょう。元の世界に行こうとしたら消えて24日に戻った……ときの記憶を持っているとか。
千晶/うわあ、絶望的ー! ときめくー!(笑)
GM/「そうだな、こんな話はどうかな?」と彼は話をします。詩集を片手に話をするけど、千晶は既には読んだことがある……一度は渡された物だから。
千晶/手紙を挟んで交換したあの詩集だ……確かあのときの……。
GM/「うん? 見たことがあったか?」
千晶/い、以前……うーん、なんでもないです。初めて見ます!
GM/「そうか? ここの詩がいいだろ……。あ、お前は知盛はもう会ったか?」
千晶/知盛さん……女物の着物を着ている人ですよね。
GM/「アイツが持ってきてくれた酒があるんだ。千晶、酒はどうだ?」
千晶/飲んだことはないです。……今までのループの中ではちょっと飲んでましたか。
GM/そんな風に一度口にしたことがある物とか懐かしいものを出します。「千晶は……源氏に知り合いがいるんだってな」
千晶/そうなんです。兄達と会いました。
GM/「なら、この酒は土産で持って行け。お前の知り合いだったらもしかしたら私も知り合いになれるかもしれないだろ?」
義人/……多分、ループの中で何十回も同じ話をしているんだろうなぁ。
千晶/お兄ちゃんがあの話をしてくれたり、お兄ちゃんが馬に蹴られたりする話をしたんですよ(笑)
GM/「そうか、馬に蹴られる。そんなことが……ん?」
千晶/う?
GM/「……それ、前にも話をしたことがなかったか? いや、無かったか。すまない」……まるでデジャブがあったような、〔才覚〕で10出したかのようなことを言います。
義人/出したんだ、アントン……シナリオ頭で!(笑)
GM/「いや、でもそんなことはないな。お前は兄の話をしたことはなかった。勘違いだ」
千晶/兄達にバラされたことは覚えてないよね!?(笑) ……そうだ、訊きたかったことがあるんです。あのゾンビみたいなのは……何なんですか?
GM/「あれは……我々平家の兵だ」
千晶/平家さんが関係しているんですか?
GM/「ああ、彼らを統括しているのが平家。お前も危険な目に遭ったんだよな。あのようなことになってしまって申し訳ないと思っている」
千晶/いえ、でも未然に助かりましたし。……今回は。
GM/「人を襲う可能性があるモノを扱うのにも反対意見もあったんだが、現在の頭領である……清盛はその意見を跳ね除けた。現に、怨霊兵がいるから我々は生きている。重要な力だ」
千晶/あ、あれって……死んだ人なんですよね?
GM/「……一度死んだ者が蘇っている。今後、源氏側で仕事をしていれば戦う可能性もあるな。そのときはとにかく逃げるんだぞ!」
千晶/わ、わかりました。でもこの槍があるんで大丈夫です! 一突きしてから逃げます!
GM/「よく私は知らないが、お前の仕事は忙しいらしいな。忠度が何を言ったか知らないが、無事に帰ってその笑顔を私に見せてくれよ。まずは自分が第一にな」
千晶/はいっ。時仁さんもお体を気を付けてくださいねっ。
義人/……あれ、名前教えたっけ?
千晶/……あ、あれ?
GM/……いや、教えてないな。
旭人/「時仁さんも」って言って、「あれ? なんで知っているんだ……」ってなったら……萌えるね!(笑)
GM/萌えるね、そっちの方でいこう!(笑) 「……あ、ああ……名前を聞いたのか、知盛から?」
千晶/い、いえ……聞いてないです。
旭人/「ならそこまで……調べたのか? 調べれば名前なんてすぐに判ることだろうが」
千晶/じぃ……ぶわっ。
GM/泣いた!?(笑)
千晶/……い、以前、貴方から聞いたんです……。
GM/「……そのようなことがあったか? どういうことだ」
千晶/デジャブ……ありましたよね……信じてもらえないかもしれないけど、なんだか……ループしているみたいなんです」
GM/「…………そんなことが?」。ではGMが安徳天皇の判定します。2D6で、25以上が出たら成功。
千晶/無理だぁー!(一同爆笑) し、信じてもらえなくてもいいんで!
GM/(ころころ)……もちろん出る訳なく、アントンは怪訝そうな顔をします。
千晶/…………。
GM/「私とお前は……一緒に過ごしたことがあるのか」
千晶/は、はい……。
GM/「…………千晶が言うなら、そうなんだろうな」
千晶/……なんと!?(笑) ぶわっ、ありがとうございます……! 以前も仲良くしてもらいました……そのときに名前、教えてくれたんです!
旭人/泣いてウルウルした千晶。久しぶりに会えたかのような千晶。名前を呼んでくれるのが嬉しいような千晶……それを目の前にしたアントン、どうぞ!
鉄弥/GMの難易度上げた!(一同笑)
GM/返答レベル高くしやがって(笑) 「すまないが、私には正直記憶が無いよ。そう言われても何にも思い出せない。私なりには思い出そうとしているんだが……」
千晶/はい……それだけでも優しいです。
GM/「でもそんな私にも判る。……その涙は嘘じゃないな」
旭人/プレイヤーへ範囲攻撃が来たな!?(笑)
義人/今、乱戦エリアの概念を理解した!(一同爆笑) アントン、魔法誘導を取ってないな! フェロモン漏れまくり!(笑)
GM/何事もデレデレっていいね(笑) 「今以上に話を聞かせてくれ。もしかしたら思い出すかもしれない。それに、思いだせなくてもそうやって私のことを想って聞かせてくれる言葉は、嬉しいものなんだ」
千晶/わ、わあ……。
GM/「思い出す事は出来ないだろうけど、そこまでお前が私を想っているということを知れただけでも、幸福だ。すまない、そしてありがとう」
千晶/あ、そ、その……言っておきますけど、僕、大好きですからね! それは判ってくださいよ!
GM/「ああ、覚えていなくても好きになっているよ。……まあ、今の話が無くたって元からお前の事は大好きだけどな。……無理はするな、嫌になったら私の元に帰って来い」

 ※ 【 千晶:安徳天皇フラグ(2)を入手 】
 → フラグ全2種類回収により、特別に≪愛情≫4点を獲得。安徳天皇と「恋人」関係となる。


GM/――では、全員の行動が終わったところで戦いがあり、勝利。勾玉を手に入れました。
義人/千晶に勾玉を渡しておきます。……お前、重要性はよく判っているよな?
千晶/うん、判っているよ。義人兄さん。
義人/……義人兄さん、よしっ!(一同笑)
旭人/なんだアイツら、ヤケに今回仲が良いな。……って『今回』?(笑)




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