迷宮キングダム・リプレイ・夢魔炎上
■ 第4話『 無明の睡りに疲れ迷い誰そ彼る 』 1ページ目 ■
6回目 2009年8月21日




<レベルアップ>
 鉄弥→スキル【星戦】
 旭人→スキル【憑依】[レベル2:泥棒猫]を引きこんだ。
 千晶→スキル【相棒】
 義人→スキル【強化術式】

GM/今回のロリの報酬レアアイテムは、【経験値】【バカには見えない鎧】です。どちらにしますか?
千晶/(暫くみんなで悩んで)……僕が【バカには見えない鎧】を引き取ります。【相棒】を使って感情値を上げる代わりに強化していくよー。
旭人/あと、前回の最終戦闘でドロップ品としてレアアイテムを貰えたので、【貪る者】を入手しました。これでHP回復を安定させたいな……。

 王国→施設【温泉街】が完成。


 ★第4ループ/家族会議 〜勉強編〜


GM/「おばあ様が平家に関係している」という記憶を持って24日になれば『現代編』という新しいイベントが起こるのですが、残念ながら今回も普通にループが始まります。――相変わらず旭人がコーラまみれになっているところで、全員デジャブがあるか〔才覚〕で判定してもらいます。難易度は10。
千晶/(ころころ)やったー、ちょうど10出た!
旭人/(ころころ)……9、あと1足りない!
義人/旭人、フリルに気を取られすぎだ!(ころころ)12で成功です。
鉄弥/(ころころ)11で成功です。
GM/旭人以外は全員デジャブを持ってるな。……では既知感を覚えた状態で千晶は例の事件を回避したり、義人はロリの居ないいつも通りのオープニングシーンを行います。そうして君達は合流するのですね……初期のフラグはスタート通り。

 ※ 【 鉄弥:敦盛フラグ(1)を入手 】
 ※ 【 旭人:義経フラグ(1)を入手 】
 ※ 【 千晶:安徳天皇フラグ(1)を入手】
 ※ 【 義人:義経フラグ(1)を入手 】


旭人/ああ、与一のフラグが無い……。
GM/そりゃそうだ。で、今回のループは誰が誰狙いでいくの?
義人/敢えて与一にいかないで弁慶にいこうと思うんだ。でも一度だけ与一とフラグを立てる!
旭人/与一が可哀想!(笑) 俺は今回、敦盛に行きます。
鉄弥/じゃあ、俺は安徳天皇ルートにいってみますね。
千晶/僕は義経さんと……頼朝さんがいる源氏ルートにいきたいんですけど。
GM/ち、チャレンジャーだな千晶!(笑) ……では、源氏に加わり、「三種の神器を集めろ」と「平家を倒せ」というお願いが入ります。まずは4人揃って家族会議をしよっか。
鉄弥/あ……ここで敦盛さんのことを説明しておきたいです!
GM/どこまで話すの?
鉄弥/えっと……『三種の神器を全て集めると、元の世界に帰れる』まで。……集めろって敦盛さんに言われました。
旭人/ふーん……なんでそんなこと言うの、敦盛って?
義人/……敦盛も平成から来た? な訳ないよな。
千晶/敦盛さん、よく鉄弥くんのことが別世界から来た人だって判りましたよね?
鉄弥/確かに……どうして知ってるんだろう?
千晶/あっ、電子辞書でピポパポ調べてみれば何か判るかも!?
旭人/そっか! じゃあ今まで会った人を片っ端から調べてみよう! 『たいらの』……って、違う! まだ平家だってキャラクターは知らないんだから……。
GM/すぐに判るよ。電子辞書で『あつもり』で調べてみると……。

 『敦盛』。
 能の一。世阿弥作の修羅物。熊谷直実が年若い平敦盛を討って無常を感じ仏門に入ったという逸話を脚色する。
 解説:たいらのあつもり(平敦盛)。


旭人/この『平敦盛』が……敦盛か? 検索してみよう。

 『平敦盛』。
 平安末期の武将。参議経盛の子。清盛の甥。世に無官大夫と称。一ヶ谷の戦いで熊谷直実に討たれた。


旭人/……清盛の甥!? 物凄くビック……だよな?
義人/それに一ヶ谷の戦いって、我々が三草山に居るときの『本来の義経』が戦う場所だよな。
鉄弥/あそこで亡くなる人なんだ……。まさか敦盛さん、平家から「三種の神器を持って来い」っていう命令されてる?
旭人/スパイごっことか面白そうだよな!
義人/いや、まさか源氏にスパイがいる訳ない。
千晶/……どきー(笑)
GM/ちなみに敦盛は、清盛の弟である経盛って人の息子らしいね。……ではここで、電子辞書を持って見ているのは誰?
千晶/持っているのは千晶です。
GM/じゃあ、千晶は『平敦盛』のページをスクロールしていると、こんな文章を見つけます。

 主君:安徳天皇。
 兄:平経正。


千晶/………安徳天皇とも繋がりがあったんだ。キャンセルします!(笑)
旭人/あっ!(笑) ……じゃあ我々は『敦盛は清盛の甥』ぐらいしか情報は得られないね。
GM/余談だけど、『あつもりさん』っていう民謡があるみたい。あと織田信長が好んだ歌にも敦盛が出てくるものがあるらしい。
千晶/へー、敦盛って有名人なんだ……折角だし、義経さんについても調べてみますー。ピポパポ。

 『源義経』。
 平安末期の武将。義朝の子。兄頼朝の挙兵に応じて、平氏を一ヶ谷、屋島、壇ノ浦に破った。しかし頼朝の許可なく検非違使・左衛門尉に任官したことから不和となり、藤原秀衡に身を寄せるが、子泰衡に急襲され、衣川の館に自殺。


旭人/……自殺。
千晶/……この人、放っておくとヤバイんですね。
義人/人間百年経てばみんな死ぬよ。……弁慶も調べておこう。

 『武蔵坊弁慶』。
 鎌倉初期の坊。熊野別当湛増の子。武蔵坊を称して武名を上げ、義経記などで伝説化されている。
 『熊野』。
 熊野三山、熊野大宮大社熊野大社、熊野那智大赦を統括していた役職。主に神職を扱っている。水軍などをこの時代では束ねている。


旭人/坊さん? ……しかも海賊なのか!
GM/ちなみに、弁慶さんのお父さんの名前は『熊野湛増』というそうです。『迷宮キングダム』的には、【エレベーター】や【神殿】の管轄者になります。
義人/ああ……それでエンディングで弁慶が「熊野に向かいましょう」とか言ってたのか。
千晶/……ここで『安徳天皇』について調べたらダメかなぁ?
GM/「源平合戦って言ったら安徳天皇だよね!」って考えればアリだと思うよ。

 『源平合戦』。
 別名「治承・寿永の乱」。
 平安時代末期の6年間にわたる大規模な内乱である。後白河天皇の皇子である以仁王による挙兵を契機に各地で平清盛を中心とする六波羅政権ともよばれる平氏政権に対する反乱が起こる。反乱勢力同士の対立がありつつも平氏政権の崩壊により源頼朝を中心とした主に坂東平氏から構成される関東政権(鎌倉幕府)の樹立という結果に至る。


GM/一ヶ谷、屋島、壇ノ浦という個別の記述があり……壇ノ浦のところで、以下のようにまとめられています。

 熊野別当率いる熊野水軍や、河野通信らの伊予水軍を始めとする中国・四国の武士が続々と鎌倉政権へ味方した。
 壇ノ浦での海戦で、阿波水軍の裏切りもあり平氏の敗色が濃厚となるに従って、平氏の武将は海へ身を投じていき、安徳天皇とニイの尼も三種の神器とともに入水した。この戦いで平氏は滅亡した。


旭人/つーことは……三種の神器はアントンが持って沈んじゃうんじゃね?
義人/じゃあ、安徳天皇についても調べるか。……千晶、良い笑顔だな、どうした?(笑)
千晶/なんでもないもん!(笑)
旭人/この辺に興味でもあるのか?(笑) なら調べておかないとだな。

 『安徳天皇』。
 平安末期の天皇。高倉天皇の第一皇子。平家一族と共に壇ノ浦で入水。三種の神器のうち宝剣と共に海底に沈んだ。


GM/宝剣はこのときに失われたという説が濃厚であると書かれていますね。
旭人/水の中に持って行かれたら俺達帰れないよなー……これは止めないと。つまりは何を差し置いても安徳天皇を止めに行かなきゃいけないんだな!
義人/安徳天皇っていっても8歳だ。飛びこもうとしてたら止められるぐらいの力はみんなある。……千晶、良い笑顔だな?
千晶/……ここは、なんちゃって歴史モノ……(笑)
義人/ともかく、電子辞書では敦盛は一ヶ谷の戦いで死ぬとされている。……鉄弥の恩人だしなんとか救ってやりたいな。
旭人/知っている人間が死ぬっていうのも嫌だしな。……判った、俺がスパイがてらに助けてやってやろう! 段ボール被って潜入捜査してやる!(笑)
GM/では、部屋にガラガラと入って来る弁慶さん。
旭人/……俺、段ボールを被ろうとしたところなんだけど!?(笑)
GM/「また犬を拾ってきたんですか」
義人/違う、これは俺の飼い犬だ。
GM/「汚らしい声がするので捨ててきなさい」
旭人/捨てないでよ!?(笑)
GM/「用件を言います。こちらの仕事が終わりましたので中を案内致しますのでついて来て下さい」……という訳で、いつもの源氏観光を行います。
鉄弥/うわあ……あの畑、地面から沢庵が生えてる(笑)
GM/「こちらがまだ作っている最中ですが新しい施設【温泉】です。そしてこちらが……まだ誰も使っていない【転職所】でございます
義人/ごめんなさいっ!(笑)

 今回も誰も立ち寄られない【転職所】。
 何故定価で作ったし。


GM/そうしているうちにも出撃の時間になってきます。「義経様と古川様の軍は二手に分かれます。出撃の準備を……」と王国フェイズを始めようとしているところで……義人以外は、誰かに見られていることに気付きます。
義人/ん? そちらを向く。
GM/遠くの方で……一人の兵士が義人を見ているようですね。
義人/……近寄って行きます。
GM/今回は判定は無しにしようか。……その兵士が、頭を下げます。
義人/もう義経っぽく振舞わなきゃいけないんだよな。ご苦労……俺に何か用か?
GM/「……いえ」。何故か震えるような声で言う。
義人/なんだ、出陣前で緊張しているのか。
GM/「……いいえ」。兵士は顔を上げます。『何も映っていないような目だな』と思った。
義人/出陣前で緊張するのは判るが、そう固くなるな。
GM/「…………」。そのまま黙り、答えることもありません。無口な男だなぁと思いました。
義人/そんなに緊張して……お前、シャイボーイか。
GM/「……失礼します」。彼は去っていきます。
義人/あ、行っちゃった。なんだったんだ……。
GM/――では、ここでマスターシーン入ります。

 義人に背を向けて彼は歩く。
 その姿に、ただ一人だけが声を掛けた。
 大勢の兵士が居る中……全く以って源氏の部隊に不釣り合いの、金髪ツインテールロリが、彼だけに話しかける。

「何か声を掛けたかったんじゃないの?」
 その返事に、彼は首を振る。そんな男に彼女は笑って言った。
「無意味だって、やっと判ったんだ」
 
 男は立ち止まって、誰もいない方角を見る。
 ……何も映らない目で。
 彼を気遣う者はおらず、ロリだけが口を開き……冷たく言い放つ。
「貴方は『思い出させてみせます』だなんて妄言垂れ流したけど、そんなの無理よ。彼から動かない限り貴方は新しく関係なんて築けない。貴方からでは、彼は決して振り向いてはくれないのよ」


義人/……ロリ、容赦ねえ(笑)

 ロリが『剣』の姿になり、与一に突き刺さる。
「じゃあ今回の情報をあげるから。もっと欲しければ個人的に呼んでね。いつでも来るから」
 そう言ったとき。……ロリの顔が、とても歪なものに変わった。


「そう……。貴方、そこに居るんだっけ」


鉄弥/……え? ロリと、ブラック与一は、知り合い……?


 ★第4ループ/王国フェイズ


 < 王国フェイズ/鉄弥→【温泉】 >
 温泉に浸かって≪気力≫を回復。

 < 王国フェイズ/旭人→【厩】 >
 判定成功。尚且つ、出目に5が出たので≪気力≫に変換。

 < 王国フェイズ/千晶→【大通り】 >
 【大通り】の効果で王国フェイズで2回行動ができるようになる。情報収集でダンジョン探索で「マップ:三草山平家合戦」にてトラップ「悪意の暴走」を発見。その後、〔治安〕散策表「6」が出て、『逸材を獲得すると≪民の声≫が1点回復する』という結果が出る。

 < 王国フェイズ /義人→【天文館】 >
 成功。【星の欠片】を7個ゲット。

 <道中表「5」>
 1クォーター経過してしまう。


 ★第4ループ/迷宮フェイズ


GM/――では、ここでイベントが1つ発生します。皆が出撃し、第1のマップに入る辺りの時間系列で……鉄弥は、男性と村人が口論になっている姿を見かけます。
鉄弥/……あっ!
GM/口論冷めあらぬ中、男性が去って行き、プンプン怒った村人のみが残ります。
鉄弥/……村人よりも男の方を追いかけられますか?
GM/できるよ。では鉄弥は男性を追いかけます……声を掛けられる距離まで近付いたよ。
鉄弥/声を掛けてみます。す、すみませーん!
GM/「……なにか?」。不機嫌そうに男は返す。
鉄弥/あ、あのー……俺、白石鉄弥っていうんですけど貴方は……?
GM/気だるげっていうか、口論が終わった後ですから苛立っているよ。「名前? 何故ワタシの名を訊きたい?」
鉄弥/あ、いや……その、貴方が口論しているのを聞いてしまいまして、それが気になったものですから。
GM/不機嫌そうにした後……男は、いきなりガクリと頭を下げます。
鉄弥/わっ、大丈夫ですか?
GM/……その後、ゆっくりと首を上げます。「……申し訳御座いません、喧嘩をしてしまったのは単に私の機嫌が悪かっただけです。私の名前は……那須与一と申します」
鉄弥/あ、貴方が与一さん!? 教科書ではかねがね……噂は聞いていますよ!(笑)
GM/「い、いえ、私は有名人ではないです……まだ何もやってないですよ」
鉄弥/これからきっと貴方は凄い人になりますよ! ……それにしても、さっきの喧嘩の理由は何だったんですか?
GM/「人に話せるような話でもないので……」と、拒みます。話させたければ〔魅力〕で難易度10の判定を。
鉄弥/(ころころ)普通に成功です……5が出たんで≪希望≫に入れながら、貴方の話が聞きたいんですって笛を吹いておきます!
旭人/……変な人だよ?(笑)
GM/ポリフォニカって言葉が通り過ぎていったな。「あの……自分でもあの人探しはないなって思いますよ」
鉄弥/人を探してるんですか? 特徴を教えてくれれば俺も手伝いますよ。
GM/「え、いいんですか? こういう人なんですけど……」と、与一が語る人物は……どうやら敦盛っぽいなと思います。
鉄弥/敦盛さんのことですね、それなら俺知ってます。連れて行ってあげますよ!
GM/「ほ、ホントですか! よろしくお願いします!」……与一はやんわりと笑いますね。先程苛立っていたのがどこにいったのかと思うほど、人の変わったかのように。
鉄弥/……う、うーん……とにかく敦盛さんのところに連れて行きます。敦盛さーん!
GM/敦盛を探すこと数分。……鉄弥の呼ぶ声を聞いて、敦盛は鉄弥に近付いてくる……けど。鉄弥の後ろに連れてきた人を見て、彼は顔を変えた。
鉄弥/やっぱり知り合いなんですね。彼、敦盛さんを探してたんですよ。
GM/「…………。ありがとう。私も、話がしたかった人だ」
鉄弥/話……ですか? 何の話ですか。良かったら俺もその話聞かせてもらっても……。
GM/「何故お前が?」
鉄弥/で、ですよねー(笑) あ、あの、敦盛さんを探していたときの与一さんの剣幕が物凄いものがあったので……。
千晶/それは、村人と口論になっちゃったからだよ。
鉄弥/そ、そうだよね……ぬわー! どうしよう!?(笑)
GM/話が聞きたいんだから……ここは達成値の高い〔魅力〕判定か、物影から隠れて聞き耳するなら〔探索〕判定になるかなぁ。
鉄弥/なら二人にバイバイして、物影から〔探索〕してみます!
GM/それなら、難易度は10で。
鉄弥/≪希望≫を1点消費して、てやっ!(ころころ)……10ピッタリで成功です!
GM/コソコソ……静かに二人の会話が聞こえてきます。

 生い茂った木に隠れて聞こえてくる声に集中すると……。
 与一と名乗った青年の方が敦盛に優しく話しかけていた。
「元気にやっているかい?」
「はい……」
 敦盛は、彼に敬語混じりに返事をした。


鉄弥/敦盛さんが、敬語!?
義人/気になるのはそこか。

「そちらの方はどうなっている?」
「鉄弥は、なびいてくれるかどうか判らない……です」
「でも、心優しいだな。きっとお前を大切に扱ってくれるだろうよ」
「……はい」
「でも心配だ。お前は優しい子だからね。……あまり人を傷つけるんじゃないよ」

 聞き耳を立てるだけでなく、チラリと彼らの様子を覗いてみると……そこには、敦盛の頭を撫でている与一がいた。


鉄弥/ええっ!? な、なんという光景……敦盛って何歳設定だったっけ?
GM/えっと、敦盛の設定は……(ガサガサと資料を出して)22歳って君が決定したんだ。与一は、25歳の義人より年上という設定。
千晶/じゃあ、見た目的には違和感ないか……「イトコかなぁ?」って思う程度?

 敦盛の頭を撫でていた腕が止まる。
 低い声で、敦盛に忠告するように与一は口を開いた。
「呪いを広めるなよ。我々が何の為に動いているのか、忘れるんじゃない」


鉄弥/……呪いって……ど、どういう意味だ?
GM/ではここで与一が「周囲に誰かいるのか」判定します。〔探索〕で対抗してください。(ころころ)与一の達成値は9。
鉄弥/(ころころ)こっちは10です!
GM/与一がバッと振り返る。……でも誰かを見つけることはできない。「神経過敏になるのも良くないか……ではな」……そう言って、与一が首をガクリと下ろす。
鉄弥/あっ……。
GM/その間にも敦盛が去っていきますね。……暫くして与一が頭を上げキョロキョロと周囲を見渡して……(涙声で)「は、はわわわ! 義経様の陣、置いてかれたー!?」
鉄弥/あ……あれえ?(笑) あの、与一さーん!
GM/草むらからザッと現れるんだよね?「うっひゃああああっ!?」
鉄弥/ゴメンナサイ、驚かせてすみませんっ!(笑) あの、義経さんの陣に戻るんですよね………帰り方、判りますか?
GM/「い、いえ……あ、あの、戻りたいです! じゃないと俺、置いて行かれるっ……! はわわわわ!」
鉄弥/それだったら俺と一緒に行きましょう!
GM/「はははい! ぜひとも連れて行ってください、一緒に行ってくださいー!」……体格は良いんだけど肩をシューンと丸めます。
千晶/与一、可愛いな……(笑)
鉄弥/与一の様子を観察してみますけど……?
GM/涙目です。
鉄弥/あー、可愛いよー!(笑) さっきの面影はやっぱり無いんだな。
GM/無いですね。……鉄弥と与一は並んで一緒に帰ります。横をトコトコと。
鉄弥/トコトコトコ。
GM/与一が鉄弥の肩を抱きます。
鉄弥/……え?
GM/(物凄く低い声で)「なんで草むらに居たんだ?」
鉄弥/ええええぇっ!?(一同爆笑)
旭人/そうだよね、草むらから出てきたんだから判っちゃうよね!(笑)
千晶/そうでした、与一の可愛さに全部忘れてました!(笑)
義人/GM、多重人格キャラのロール楽しそうだなぁ(笑)
鉄弥/ヤバイー!(笑) いや、あのー! ……どうしても気になったものですから!
GM/「なにがだ? ……ワタシのことが気になるのか?」
千晶/そこでナイチンゲールやっちまおうぜ!
鉄弥/ああっ、運命が!(一同爆笑) えーと……貴方が敦盛さんと知り合いなのが気になったんです。
GM/「なんだ、気になっているのはワタシじゃなくて敦盛か」
鉄弥/……ま、まあ、専属NPCですし(一同笑) 俺の命の恩人ですし……優しくしてくれたので。
GM/「敦盛のことを気にかけてくれるのかい? ……かと言って聞き耳を立てるのは感心しないな。君だって聞かれたくないことは沢山あるだろう?」
鉄弥/は、はい……すみませんでした。
GM/「素直に謝ってくれるんだね。……もうしないと約束してくれるかな?」
鉄弥/はい……今後は気を付けます。
GM/「いいこだ。……ワタシがこんな演技派ということは、誰にも言わないでくれ。これも約束だよ」……手を放します。
鉄弥/はい、約束します! ……はあ、ビックリしたぁ。
GM/とても低い声で)「破ったらどうなるか判るな? ああ、これでも〔武勇〕は結構高くてね」(一同爆笑)
鉄弥/襲われるー!(笑) 与一さん怖いっす!
GM/念押しされたところで陣に着いたので別れます。……その前に。「……聖剣と聞いて何か思い当たることはあるか?」
鉄弥/せいけん……? キャラクターは判りません……よね? 旭人さんの武器ですか?
GM/剣と聞いて思い当たるものと言ったら、【だんびら】や【輝く物】、あと草薙剣かな? 「知らないか。では失礼するよ」……与一は去って行きます。


●<1クォーター目> & 自由時間選択@

 義人→通路を才覚で失敗。
 < 自由時間選択/義人→「弁慶」を選択>

 千晶→部屋を探索で成功。トラップ「踏み絵」を発見。才覚で義人が解除。その後、通路でトラップ「迷い道」を発見する。
 < 自由時間選択/千晶→「義経」&「源氏」を選択>

 旭人→武勇休憩表で「3」が出る。血に飢えた自分を発見し、闘争心に燃える。≪気力≫を1点回復。
 < 自由時間選択/旭人→「敦盛」を選択>

 鉄弥→魅力休憩表で「6」が出る。星の灯りが鉄弥をロマンチックに照らしだし、それを見ていた旭人から鉄弥に対する≪好意≫が1点上昇した。
 < 自由時間選択/鉄弥→「安徳天皇」を選択>

GM/まず最初に、鉄弥のシーン。……前回と同じように、弁慶が下鴨神社にデートに誘って音楽を聴きに行くのはどうだろ?
鉄弥/それでお願いします。こちらの世界の音楽が聴きたいです!
GM/(弁慶になって)「立ちなさい。来なさい。暇でしょう。行きますよ」(一同爆笑)
鉄弥/ヒドイ! 選択肢が「はい」と「イエス」しかない!(笑)
GM/ずるずる引きずられて神社に向かいます。そこは大変美しい音色が奏でられている舞台……音楽家として心が弾みます。
鉄弥/わ、わぁ……!
GM/弁慶が居なくなります。
鉄弥/ってまたかー!(笑) こんな人がいっぱい人が居る所で一人だなんて……似たようなことが前にもあったような気がするー!
GM/では、ここで重要な選択肢が出ます。

 @知盛に引っかけられる。
 Aその声を無視して違う場所へ向かう。
 B踏む

鉄弥/Bで(一同笑) 何か「ぐえ」って聞こえた気がするけど、弁慶さんどこー!?(笑)
GM/弁慶さーんと声を張って探し回っていると……「どうした?」と、30代ぐらいの男性が声を掛けてくれます。
鉄弥/あ、その、連れと逸れてしまいまして。……連れというか連れられてきたのは俺だけど(笑)
GM/「君は……迷子か」
鉄弥/……恥ずかしながら、その通りです。
GM/「知盛、探してやれ……って、下で潰れているから無理だな。なら、配下に探させよう」
鉄弥/あ、ありがとうございます! べ、弁慶さーん! どこですかー!
GM/「弁慶、そのような名なのか」
鉄弥/あっ。……えーと、もう名前散々言ってたから訂正もできないなぁ(笑)
GM/「なんだか聞いたことのある名前だな……ああ! 五条大橋で99人も武士を倒し続けたという、あの!?」……ノリ的には「ワイドショーでやってたけどあの有名人大変だよね」みたいな感じで言います。
鉄弥/はい……その人とこの音楽の演奏会を一緒に聴きに来たんです。音楽には興味あったんで……。
GM/「君も何か楽器をやっているのか?」
鉄弥/はい。一応、笛を……。
GM/「笛……」と言って、後ろにいる配下らしい男性を見ますね。
鉄弥/……ん?
GM/後ろを見ると、少しボンヤリした目の男性が立っています。お知り合いなのかな。
鉄弥/は、はあ……貴方達もするんですか?
GM/「そこに居る経正が琵琶をな。そうだ、経正だったら合奏できるじゃないか? 弁慶とやらは下の者に探させよう。笛を奏でてはくれないか? ……現在、笛が出来る者が近くに居ないんだ」
鉄弥/今はいない? ……まあ、いいや。一緒にやりましょう!
GM/では経正が楽器を構えます。……琴の音のような琵琶の音を奏でます。
鉄弥/わあ、琵琶法師だ……笛を出します。
GM/巧く笛が吹けるかどうか〔魅力〕判定をしましょう。ここで1ゾロが出たらプフーって雅な方々に笑われます。
鉄弥/サイコロ空気読めー!(ころころ)……普通に11です。
GM/10は越したか、大変素晴らしい演奏だな。通りかかった女性が「キャッ、あの素敵な公達はどなたかしら?」って言うぐらい。
義人/(貴族の女性になって)「チョーお近づきになりたーい! 手紙のアドレス知りたーい!」
旭人/(同じく女性になって)「フミをあげたら迷惑かしら? でもはしたないわよねー」
鉄弥/凄く注目の的になっている気がする!(笑) しかもとても現代的な女性達ですね……。
GM/だって平安貴族の女性が文化を作ってたんだからな、文化の最先端コギャルだよ(笑) ……演奏を聴き終えた男性は、上品に拍手を送ります。「なんだか不思議な音色だ。いつも聴いているものとは違っていたよ」……やや西洋タッチなのでそう言います。
鉄弥/これは俺の住んでたところのクセというか……そういうもんです。
GM/「君は遠方から来たのかい? ……懐かしいような気がした。君の音色がとても特徴的なものだったからか、何か記憶に思い当たるな……」
鉄弥/俺みたいな吹き方をする人が居たんですか? 珍しいですね……。
GM/「ああ……。是非とも彼にも聴かせてやりたいな」
鉄弥/彼?
GM/「笛を愛していた男だ。……今日は来ていない」
鉄弥/……その方にお会いしたら聴かせてあげたいですね。今度またどうでしょうか?
GM/「いいのか? 彼も喜ぶだろう。それに私も嬉しい。……先程まで他の者達の演奏も聴いていたが、君の音が一番私の心に響いた」
鉄弥/あ、ありがとうございます……。
GM/そこに、歌舞いている人が現れる。「それはさぁ、お前がコイツに惚れたからじゃねーのへべれけー?」
鉄弥/へべれけぇっ!?(笑) せ、背中に足跡がある人だー!
GM/「誰かが俺を踏んでチャリーンと1アップしていきやがったぜ」
鉄弥/マリオですか!?(笑) え、えーと……お知り合いですか?
GM/「マブダチってカンジ? なんだなんだ、可愛い子なんて引っかけてぇ」と、歌舞いている男は30代ほどの男性に馴れ馴れしく話しかけます。「なんだ、また拾いたくなったのか? 前も可愛い子を拾ってきたじゃねーか」
千晶/…………くしゅんっ!(笑)
GM/そんな歌舞いている人に男性は「失礼なことを言うな。……気分を害したならすまない」と謝ります。
鉄弥/ま、マトモだ……(笑)
GM/「……君は、いつもここにきているのか?」
鉄弥/いえ、今回が初めてです。
GM/「もう今後、来ることはないのか?」
鉄弥/えーと……連れて行ってもらえたらまた来れるかな?
GM/「そうか……なら。経正!」隣に居た男性に声をかけると、ある物を用意させます。紙に包まれた紙を。
鉄弥/これは……?
GM/「紹介状だ。これを持ってくれば私の紹介だと判る。お前の音色をまた聴かせてくれ」
鉄弥/そんな……恐縮です。俺のような者でいいのでしたらまた来ますね!
GM/では鉄弥は気付いてしまう。……あちらで不穏なオーラを纏った黒い人が居る事を。
鉄弥/出たーっ!(笑) ゆ、ゆっくりとそちらの方を向きますよ……。
GM/にこやかに手を振っていますよ。とても素敵な笑顔だ。あんな笑顔、履歴書にあったら面接即合格だな。
旭人/別名『うさんくさい笑顔』だ!(笑)
義人/こんなに血が騒ぐのは五条大橋以来だ!?(笑)
鉄弥/や、ヤバイ!(笑) この紹介状、ありがとうございます! 連れの者が見つかりましたのでここは失礼させていただきますダダダダー!
GM/(知盛になって)「じゃあなー、シャキーン」
鉄弥/シャキーンじゃないです、鉄弥ですっ!(笑)
GM/(安徳天皇になって)「鉄弥……? どこがシャキーンなんだ?」
鉄弥/ボケた!(笑) シャキーンというのは全く違う名前でして、俺の名前は鉄弥です!
GM/「鉄弥か。覚えておこう。私の名前は……言大だ。また来てくれよ。」
鉄弥/言大さん……ですね。それじゃあまた来ます! ペコリと礼をして弁慶さんのところにダッシュしますー!

 ※ 【 鉄弥:安徳天皇フラグ(1)を入手 】

    ◆

GM/さて、義人さんのシーンいくけど……どうすんの。
義人/お茶汲みの与一に「元気にやってるか?」と通りすがりに声を掛けてから弁慶のところに行きます。
旭人/思わせぶり生殺し選手権で1位取れるよ、義人さん!(笑)
GM/与一が何かを言おうとしますが、ちょうどそこに、弁慶が鉄弥の耳を引っ張って帰って来る姿が見えてきます。
義人/鉄弥ー、耳は大丈夫かー!
GM/(弁慶になって)「どうせ割込の【祈り】があるんですから、HPは0にはなりませんよ」
義人/あんまり高い近接攻撃だと吹っ飛ぶからやめてやってくれ。……それと弁慶、色々訊きたいことがあるから部屋に来てくれ。次のマップのことについて話し合いたい。
旭人/……脳裏に、悲しそうな顔をしながら去っていく与一の顔が(笑)
義人/なんのことだろう、兵士Aが去っていったなぁ。
GM/では、目の前に居るのは義経だと割り切っている弁慶は、真面目に真剣な戦略会議を行います。「この部屋に仕掛けられたトラップは千晶が解除してくれましたからね。そちら部隊は安心して平等院での任務に集中し……」
義人/了解した。その後のトラップである迷い道も抜けられそうだしな……ここはこうすればいいか。
GM/……そうやって一通り戦略会議が終えます。一通り討論が終わって、ふうと弁慶が溜息をついて……義人の顔を見ます。
義人/なんだ?
GM/「……本当に、貴方は似てらっしゃる」
義人/……らしいな。眼鏡を外すが……そんなに似ているのか?
GM/「似ているのは顔より雰囲気ですかね。あれだけ性格も違うというのに似てるなんて不思議です」
義人/まったくだ。……仕方ない、ハンドアウトにそう書かれた設定だからな(笑)
GM/「失礼。……では古川様、これにて次の作戦についての話は終わらせましょう。他に何かこちらの世界で困ったことなどはありませんか?」
義人/特に俺は無いが、敢えて言うなら……鉄弥をそんなに苛めないでやってくれ。アイツは貴重な神官だからな。
GM/「音楽が好きだと言っていたから連れていっただけですよ。苛めている気などありません。……そういえば古川様は何か習い事は?」
義人/俺はサッパリ。武芸も幼い頃はあまり出来なかったから旭人や千晶の練習を見ていただけだ。
GM/「……そうなのですか。解せませんね。特別力も無いのに、貴方があれだけ慕われている理由は何でしょう?」
義人/……慕われる理由なんて無い。俺は兄で、当主で、一番上で、そのように生まれてきた。だからそれに相応しい人間になるよう努力しているだけだ。それが平和な世の中での兄の真実だ。
GM/「慕われていることに自覚はあるんですか」
義人/……何だよ、不安にさせるようなことを言うな。大丈夫だ、アイツらが平家に繋がっているだなんてそんなことは無いに決まってる!(笑)
千晶/……どきー(笑) でも疑いの塊な弁慶さんだしなぁ……。
GM/「古川様。もう少し人を疑ってかかった方が良いですよ。誰がスパイなのかも判りません」
義人/信頼しなきゃ人はついてきてくれないだろう?
GM/「信頼しすぎたら裏切られたとき、破滅するのは自分だけですよ」
義人/……お前はチクチク言うなぁ。
GM/「それが私の役割ですから。……ですが、それだけ理解してくれるなら貴方ほど良く出来た人間はいない。安心して源氏を任せていけます。義経様の為に存分に働いて下さい」
義人/それは判っている。義経には恩があるしな。……スゲエ、フラグが立たねえ。なんだこの会話!(笑)
GM/二人とも、似た者同士だからね。別に感情値を上げるのは恋人じゃなくて親友でもいいんだよ。「……貴方が素晴らしい人間だということは、今の会話で充分判りました」
義人/それはどうも。……イタイことを言ってくれるのは義経を想ってのことなんだろうし、有り難く忠告を受け取っておく。
GM/「はい。私は源氏を勝利に導きたいと思っています。貴方達は顔が似ているから、そして義経様に好まれたからということで選ばれました。だけど、誠意と成果を見せてくれない限り私は貴方を信用出来ません」
旭人/……つまり、現状では「お前ら仲間じゃねえからな」って言われたよな(笑)
義人/流石フラグが1個も立っていない状態だと難しい男だな。2回目から見えづらいデレが出てくるけど!(笑) 俺達はぬるま湯に浸かって生きてきたからな……勘弁してくれ。
GM/「しかし、平和な世界と言うのも興味がありますね。どのようなところだったんですか?」
義人/〔生活〕〔文化〕〔治安〕〔軍事〕とあるが、どうする?
GM/では〔治安〕で
義人/〔治安〕かー……。普通に女の子が一人で道を歩いていても危ないことはそんなにない。殺し合うようなことも基本的にはしないでいい世の中だ。
GM/「ふむ……つまらないくらい平和、と。人々の憧れではありますが、私の住む世界ではないようですね」
義人/スーツを着てビジネスマンぽく世界を動かしているお前というものも見てみたいな。革新的な考えが源氏だって教科書に載ってたぞ。
GM/「そのつもりはありませんよ。未知の世界に行くのも面白そうですけどね。……革新的というか斬新な考えを私に教えてくれたのは義経様のおかげです。崖から飛び降りるなんて考えませんから、普通は」
旭人/部下が「いやそんな馬カワイソウです! 俺、馬を背負って降ります!」って言った人もいるしな(笑)
GM/「そうだ、先ほど鉄弥とある場所に行ってみたのですが……今度は貴方と行ってみたいですね。どのような反応をするのか楽しみです」
義人/……俺は音楽のことに関しては全く判らない。傍に居て教えてくれないと困る。
GM/「そういうことであれば、今すぐにでも教えて差し上げますよ。私の笛を聴いてみますか」
義人/お前、笛をやってたのか……。そういえば、お前は昔、どこに居た?
GM/「熊野です」。普通に答えます。
義人/……ちょっと調べさせてもらったんだが。熊野水軍というところにいたんだな?
GM/ピクリと動きます。「どうしてそれを? ……ああ、そのようなことも貴方には容易いことなのですか。ここ数日でそれほどのことを調べ上げるとは」
義人/平成の検索世代をナメるなよ!(一同笑) 興味があって調べただけだからな、別に変な意味があってじゃないぞ。
GM/「変な意味でしか捉えられませんねぇ……。で?」
義人/それってどういうところなんだ? 俺にはクマが浮き輪を持って泳いでる姿しか思いつかない。
GM/貴方は那須与一と聞いたとき……
義人/弓を持った茄子しか思いつかない(一同笑)
GM/「……熊野は神社を束ねているところですよ。神職が巨大な【エレベーター】を管理しています」……では、ここでこの世界が階層になっていること、エレベーターについての知識を話します。「迷宮でも時折【エレベーター】を発見しますが、きちんと施設を作ってないと使えません。それを統括しているのが熊野なのです」
義人/……結構、凄いところから来てるんだな。
GM/「単にそこに住んでいただけですよ」と、やんわりと流します。
義人/……熊野湛増。
GM/お茶が、止まります。「そこまで調べたのですか。……アブナイ人だ」(何故か、一同爆笑)
義人/なんかいきなりエロイ雰囲気になったけど実際はみんなで電子辞書カチカチやってただけだよ!(笑) そのくらいは造作もないことだ、指先を弾くだけでそんなのは簡単に調べられる!
GM/「……まさか父の名を知っているとは。私は、熊野別当であるその人の息子です」
義人/お前、それなりに偉い人なんだな……今は義経の世話係みたいなのになってるのに(笑)
GM/あれは事故です
義人/事故なのか!?(笑)
GM/「父の影響だからでしょうか。自分で言うのもなんですが【エレベーター】や神学に関しては私は知識はあります。……三種の神器についても詳しいつもりでいます」
義人/……例えば?
GM/ではここで、【エレベーター】の使用権について、そして1億Dのことを教えてくれます。「他にも三種の神器には色々効力はあるのですが、代表的なものを挙げるとそれでしょうか」
義人/1億D……そんなにあったら何でも勝ち放題だよな……。
GM/「三種の神器はかつて平家が持っていました。今現在はバラバラになっているんですけどね」
義人/だから俺達が探しているんだよな。……あ、草薙剣ってこれから安徳天皇が持つらしいぞぉ。ここが俺達の世界の歴史と同じだったら、安徳天皇が壇ノ浦で持ってくる可能性が非常に高い。
GM/「……運命がどこまで貴方達の世界と同じなのかは判りませんが……そうですか。ならば、せめて2つを我々の手に収めなければ」
義人/だな。2つの神器を手に入れてお前の信頼も得ないとな。……さっきから重要情報ばっか触れてるから仲間って認めてくれないものかな。
GM/「さっきから私は笑ってますよ」
義人/……その笑顔が怖い。
GM/「なかなか仲良くなれないものですね。無理矢理関係でも作ってしまいましょうか」
義人/待て待て。何かあったらタダじゃすまないぞ……旭人が(一同笑)

 ※ 【 義人:弁慶フラグ(1)を入手 】



 →