アナザーワールドSRS・リプレイ・狂気の使者は我にくる
■ 『 第2話 』 4ページ ■
2015年12月13日




 ●クライマックスフェイズ 〜救済〜

GM/「乗り込めー」と高坂の車でドーンと突進、≪クリエイトゲイト≫で神社へ来た君達は書道アーティストを轢いて無事儀式の中央地に……。
日葵/やっぱりあいつ居たんですね!?(一同笑)
桐久雄/すみません轢いていただいた! トドメを刺したかな!?(笑)
ルリチカ/絵面が完全に『バックトゥザフューチャー』だったな(笑)
GM/空は夜なのに赤い。赤いのは空だけではない。一面血まみれだ。数人のスーツ姿の連中が倒れ伏している。その死体の中で一人立っている……コートの男。
あゆむ/あっ……!
GM/コートの男……プロデューサーさんの足元には、着物を着た女の人が倒れている。彼女、アキ子は口から血をドバドバと流している。
桐久雄/や、やられている……?
GM/アキ子は忌々しげに「よくも……雑魚風情が……」と、自分をこんな目に遭わせた彼を睨む。ひどい出血のアキ子を蹴りつけるプロデューサー。彼は彼女への攻撃を止めない。彼女が死ぬまで傷めつけていく。
あゆむ/…………。
GM/プロデューサーは見る影も無く、動かなくなった女へ喚き散らす。

 「お前らの願い通り、神を召喚してやる! こんな世界なんて終わらせてやる!
 だけど……その前にお前らは死ね! 会いたかった神に会う前に死んでしまえ!」


GM/声を出すのも億劫だろうに、呪いの言葉を吐きつけている。
桐久雄/あ、ああっ……。
あゆむ/……正直、その気持ちが判ってしまうのがつらい……。
日葵/う、うん……彼の今までされたことを考えてしまうと……。
GM/彼女を殺し終えたプロデューサーは、何人もの返り血を浴びたまま……赤く染まった空を見上げた。虚ろな目でこれから終わる世界を見定めた後、儀式を行なう神社の中央地へと歩いていく。既に邪神が召喚する門を開いた後だ、残すは確実にこの世に降り立つように道を確保しよう……彼は最終段階に乗り出す。
あゆむ/……車から飛び出して、バッとプロデューサーさんの手を掴みます!
ルリチカ/あ、あゆむちゃん!? 追いかけます!
桐久雄/お、オレも……!
あゆむ/ガシッとプロデューサーさんの手を、両手で掴みます! どうしていいか判らないけど! 
GM/あゆむに掴まれた彼は、無言で見つめてくる。
あゆむ/ぷ、プロデューサーさん……。
GM/その目は、もう正気のものではない。
あゆむ/やっと……捕まえた……私、助けに……。
GM/「……遅いよ。今まで……助けてくれなかったくせに」
あゆむ/うっ……!?
GM/彼は掴まれた手を振り払う。駅のホームで会ったときの彼よりも、狂気に犯された目で。
あゆむ/……う……うう……。
桐久雄/ば、バカヤロウッ! 必死になってアンタのことを止めようとしている手を振り払うなんて何考えてるんだよ!?
GM/「…………」 彼は無言になり、虚ろな目で君達を見る。自分をこんな目に遭わせた連中を殺した彼は、あとはどうとでもなれというかのように、世界を壊そうとする。……何か掛ける言葉はありますか?
ルリチカ/……掛ける言葉?
GM/何も彼に言わないのであれば、そのままシーンを続けます。
あゆむ/…………。プロデューサーさんは、始さんは……救われたいんですよね?
GM/「……ああ。その為にやってきた。そのために俺は、神を……」
あゆむ/……じゃあ、今から私が貴方の敵になります! 私のことを、世界で一番憎んでください! 私が貴方を殺します! それでいいでしょう!? それが貴方を助けられなかった私の償いです!
日葵/あ、あゆむ……。
あゆむ/今まで立ったどのステージよりも力強く、プロデューサーさんの前に立ちはだかります! ……言ってる端からボロボロ泣いています。
GM/…………。彼は……無気力な目のまま、あゆむを見つめる。立ちはだかる障害を排除しようと呪文を唱え始める。彼の周囲にモブが出現します。
日葵/……やるしかないのか。
GM/あゆむの声に反応はした。しかし、彼はまだ歩み続ける……狂気の世界を。戦闘開始します!

【行動値】
 始:20
 桐久雄:18
 モブ:13
 ルリチカ:12
 あゆむ:11
 日葵:10

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:桐久雄、あゆむ、日葵、ルリチカ
 (↑3メートル離れている↓)
 エンゲージ:モブA、モブB、モブC
 (↑7メートル離れている↓)
 エンゲージ:始、モブD


GM/第1ラウンドセットアッププロセス、プロデューサーさんが≪EP:集団統率≫を使用。モブ全員の【行動値】を20にして、モブ達は全員≪闇の血統≫を使用し、シーン間ダメージアップします。
日葵/うぇーい!?
ルリチカ/うぇーい!? ……なんか悲鳴がハモっちゃったね(笑) ルリチカは≪空間知識≫を使用します。
あゆむ/ぬんはオートアクションでシュッシュッてシャドウボクシングしておきます!
日葵/可愛いな!(笑) 私も2人でシュッシュッしておきます!
GM/ぬんは可愛いが、ひまちゃんのシュッシュッは気迫で敵が倒れそうだ(笑) それではメインプロセスに参りましょう。
桐久雄/イニシアチブプロセスで≪鳥躍≫を使って先に桐久雄が行動します。ぬんを泣かしたからプロデューサーさんの元へ行きたい! マイナーアクションでプロデューサーさんがいるエンゲージまで移動、≪ヘル≫+≪デスブリンガー≫で攻撃! SDを4つ使います。(ころころ)命中16です!
GM/(ころころ)回避16ピッタリで成功です。
ルリチカ/≪悔改めよ≫! 桐久雄、良い出目を出せ!
桐久雄/気合を入れろ!(ころころ)さ、下がった……命中14になりました。
あゆむ/頑張れ! 命中判定に≪逆転運命≫!
桐久雄/ほっぺたパンパン! いけーっ!(ころころ)よし、命中19に上がりました!
GM/おお、2人の支援のおかげで命中成功か。ダメージロールをどうぞ。
桐久雄/ダメージロール以前に≪インドラ≫を使用します!(ころころ)……ダメージは、63点。
ルリチカ/当たったときがダメージの詰め込みどきだよ!
あゆむ/乗せよう、令呪! それと≪禍福のさざなみ≫を使用!(ころころ)よしOK! 成功です!
桐久雄/それなら……合計103点の物理ダメージです! 女の子泣かせるなパーンチ!
GM/ぷふっ! いきなりなんだその大ダメージ!? 痛い痛い!(笑) 103点かぁ……でっかいなぁ。前回の教訓を生かして【HP】を強化してきたんだけど、物凄く削れました。1点以上ダメージが入ったので≪ヘル≫の効果でバッドステータス:麻痺になりました。【回避値】がマイナス5状態だよ。
日葵/今が旬だ! 頑張ろう日本!
GM/相手は[魔術師]なのでさほど【HP】は高くないんだよ。……戦闘慣れしていない能力者だって桐久雄も手応えで判るね。
あゆむ/桐久雄さんの異様な戦闘慣れ!(笑)
桐久雄/オレは一般人でーす!(笑)
GM/なんだよ、強化人間のくせにー(笑) プロデューサーさんの攻撃いくよ。≪タナトスの足枷≫+≪這いよる混沌≫+≪ヤマトノオロチ≫+≪魔法剣≫+≪ゾーンバースト≫で、あゆむ&日葵&ルリチカのいるエンゲージに範囲攻撃!
あゆむ/≪ヤマトノオロチ≫って……何か強そうな特技!
桐久雄/SDを使って射程を伸ばす特技だ。プロデューサーさん、無駄にSDを4つぐらい無駄に使ってもいいんだよ!(笑)
ルリチカ/ていうか範囲攻撃で≪魔法剣≫か……みんな避けて、やべーぞ! 素通しダメージは痛い!
GM/あゆむ&日葵&ルリチカの3人は回避してね。(ころころ)命中は22。ちなみに≪魔法剣≫の代償は無駄に最大値の6MPだったよ……。
ルリチカ/優しさを感じる……しかし避けてーな!(ころころ)出目は高い、回避17!
日葵/(ころころ)出目は高いが元の【回避値】は無い、回避17。
あゆむ/(ころころ)11……無理です。
日葵/ルリチカが倒れるとやばい。ルリチカの回避に令呪を使用! 避けてくれ! あと女神を守らないと!
桐久雄/それならオレが……あゆぬを≪カバー≫します!
GM/≪カバー≫する桐久雄とひまちゃんにダメージロールするよ。(ころころ)……≪禍福のさざなみ≫、成功。
日葵/ちょっ!? 危ないですよ!
GM/……結果は、範囲に素通しのダメージ72点。
ルリチカ/そのダメージに≪念動障壁≫を使用!(ころころ)よっしゃ、出目が良い!
あゆむ/≪念動障壁≫に≪大地の勅命≫を使用します!
ルリチカ/それなら……全部で、35点ダメージ軽減だ!
桐久雄/おおっ!? 残り【HP】1点で生き残ってる!
あゆむ/凄い! マジで!?(笑)
日葵/日葵は≪鋼化≫を使用します。(ころころ)はいOK、10点弾いたから残り【HP】48点。……あ、転倒しちゃったから移動できないや。
ルリチカ/でもモブがこっちのエンゲージに来てくれるかもしれないよ。
GM/その通り。……モブは全員、ひまちゃん達のいるエンゲージに進入します。
日葵/やったー!(笑)
GM/モブAが桐久雄を攻撃。(ころころ)命中は13。
桐久雄/転倒しているから1D6しか回避判定ができないや。(ころころ)回避15で成功。
あゆむ/……なんで転倒してるのに避けられたの?(笑)
ルリチカ/地面をゴロゴロ転げ回ったのかな?(笑)

 モブBは日葵に攻撃。
 命中は成功し、≪特攻≫を乗せたダメージを算出するが、ルリチカの≪念動障壁≫のおかげでダメージを0点まで軽減させた。


GM/モブCはあゆむを狙います。(ころころ)命中14!
あゆむ/来いよ、クレバーに避けてやるよ!(ころころ)……うん、回避11で当たります!
桐久雄/奴らの攻撃って物理でしたよね? ≪鬼の肌膚:物理≫で【防御点】50点ある桐久雄がぬんを≪カバー≫します!
あゆむ/遠くから何かがゴロゴロとやって来た!?(笑)
GM/(ころころ)物理ダメージは38点……。
あゆむ/無傷だ、ありがとう!

 ルリチカは、≪興奮剤≫で全員の【MP】を4点回復、≪肉体復元≫で全員の【HP】を43点回復した。

あゆむ/ぬんはマイナーアクションで、ひまちゃんに≪強化術式≫+≪大地の勅命≫を使用。ひまちゃんのダメージに、+1D6+10にします。
日葵/ちょうどモブが集まってきたし、このラウンドで倒そう!
あゆむ/メジャーアクションで≪箱舟の主≫+≪ツールマスタリー≫でプロデューサーさんを攻撃します。クリティカル値は9で命中判定! クリティカルが出たらみんなのダメージが上がるよ。(ころころ)残念、命中23です。
GM/(ころころ)回避失敗、当たります。
あゆむ/(ころころ)13点の霊力ダメージ! 頑張ってクリティカルを出していきましょう。
GM/確実にダメージは入っています。次は……ひまちゃんのターンだ。
日葵/マイナーアクションでバステ:転倒を回復。メジャーアクションで≪乱舞≫+≪殺戮の身体≫でモブ2体を範囲攻撃!(ころころ)命中17です。
GM/(ころころ)両方当たります。
日葵/≪特攻≫使用します!(ころころ)……7点【HP】を減少。蚊に刺された程度だな。(ころころ)36点のダメージです!
ルリチカ/7点で、蚊に刺された程度……恐ろしい言葉だ(笑)
GM/蚊に4回分ぐらい刺されてめっちゃ瀕死です……(笑) では次に、プロデューサーさんが≪EP:二回行動≫を使用。全員が行動済みになった後に未行動になります。二度目の範囲攻撃をするよ! ≪魔法剣≫の代償を決定しよう。(ころころ)……6点減少、この人は魔法を使うたびに体を壊していくようだ。
桐久雄/で、出目が良いんですね……。
GM/先ほど≪ヤマトノオロチ≫という「ラウンド間、射程を伸ばす」特技を使ったので、既に射程は伸びた状態です。今度はさっきのコンボに≪イシュタル≫を使用、SDを5つ使います。(ころころ)命中は20だ!
ルリチカ/お、おう……クリティカルすればいいんだな!(ころころ)出ねぇわ、11。
日葵/(ころころ)回避16だ。ルリチカの回避判定に令呪を使用!
あゆむ/(ころころ)失敗。あゆむは≪大地の守護者≫を使ってダメージ0点にします!
ルリチカ/ひまちゃんを守る! 俺の≪念動障壁≫が火を噴きたい!
GM/ダメージロールいくよ。(ころころ)素通しで、87点ダメージだ。
ルリチカ/≪念動障壁≫、うらぁ!(ころころ)ダメージ19点軽減ですね。
日葵/≪鋼化≫を使用!(ころころ)……【HP】6点で残ってます!
あゆむ/の、残ってる……さすが2人とも強い!

 クリンナッププロセスで、始はバステ:麻痺を解除。
 また始は≪紅蓮の指≫を自身に使用し、≪這いよる混沌≫を指定した。


あゆむ/来るなら来い! ……いや、来なくていい!(ころころ)回避26です。
GM/ええっ!? 命中は26だったんだけど……受動側優先で避けられた!
ルリチカ/≪這いよる混沌≫って大体当たるのに!? 良かったー! 凄いぞぬんー!(笑)

 第2ラウンドに移行。始はセットアッププロセスに≪高速詠唱≫を使用。始自身の【行動値】を30にするなど支援を行なった。

GM/桐久雄はセットアッププロセスで何かすることはある?
桐久雄/……イチかバチかやってみたいことがある。≪抉る幻≫をプロデューサーさんに与えたい。
あゆむ/はい? どういうこと?
桐久雄/【MP】ダメージを与えたいんだ。プロデューサーさんは≪這いよる混沌≫も≪紅蓮の指≫もいっぱい使ってたよね? ≪抉る幻≫に≪機関「チルドレン」≫と令呪を乗せたら……【MP】切れになるかもしれない。
あゆむ/あっ。……それ、いきましょう!(笑)
GM/おおっ、GMはそういう戦法大好き! やってやって!(笑)
桐久雄/GMのお墨付きだ(笑) それじゃあプロデューサーさんに対して≪抉る幻≫を使用!(ころころ)命中はクリティカルです。
GM/わーお!? ナチュラルに出目が6・6だったね!(ころころ)普通に回避失敗、当たります。
桐久雄/ダイスロールに≪機関「チルドレン」≫を使用!
あゆむ/そこに令呪パーン!
桐久雄/(ころころ)よし最大値! 凄い勢いでプロデューサーさんのことを睨む! ……【MP】を36点減らしてください!
日葵/地獄だ!?(笑)
あゆむ/しかも演出で睨んでいる。……でも今、転倒してたよね?(笑)
ルリチカ/地面に這いながら、ぎぎぎと睨んでいるんだ。本職の本気を見た感じだな(笑)
GM/おおおー、≪這いよる混沌≫の代償は24MPなんだよ。これは物凄い大ダメージだ! ねえねえひまちゃん、もし君が【MP】を36点減らせと言われたらどう思う?
日葵/2回死にます。
あゆむ/あゆむもピッタリ死にます(笑)

 ルリチカはセットアッププロセスで≪空間知識≫を使用を宣言。
 そうして移行した第2ラウンドメインプロセスで、始は命中対象が[シーン(選択)]になった≪這いよる混沌≫を使用。


ルリチカ/対象は[シーン]じゃなくて[シーン(選択)]なんですね。
GM/もし[シーン]だったらこの場にいる全員どころかオブジェクトも入るから、神社や車にいる高坂や轢かれた書道アーティストもダメージを受けることになるよ。
日葵/なんで書道アーティスト、まだいるんですか(笑)
GM/まず最初に、プロデューサーさんは代償の算出をします。……えっと、≪タナトスの足枷≫は使わないことにしました。
あゆむ/おお、節電モードに入った!?(笑)
GM/そして3回目、最後の≪魔法剣≫で攻撃します。(ころころ)やっぱり代償は6点なんだよね。
日葵/毎度凄いですね、体に負荷が掛かっているんだ……。

 ≪這いよる混沌≫の攻撃をPC全員回避判定をするが、全員失敗してしまう。
 しかし桐久雄は≪機関「チルドレン」≫を使用し、なんとかその回避を成功させた。

ルリチカ/あゆむちゃんに≪悔改めよ≫!
あゆむ/ルリチカに≪逆転運命≫! もう一度2人で回避判定を振ります!(ころころ)……よっし、回避成功! ルリーチカありがとう!
ルリチカ/素晴らしい!(ころころ)ルリチカは避けられなかったけど、でも……!
日葵/令呪を使う! それでルリチカは回避成功!
あゆむ/あとは、ひまちゃんを全力でガードしていこう!
桐久雄/ひなちゃんに≪カバー≫宣言!

 始のダメージロールの結果、素通し68点ダメージ。
 ルリチカは≪念動障壁≫、それにあゆむが≪大地の勅命≫を使用。だが……。


ルリチカ/(ころころ)ダメージを31点軽減!
桐久雄/……ダメだ。桐久雄は【HP】5点オーバーで、戦闘不能になります。
日葵/わわ、これは……!
あゆむ/戦闘不能になっちゃった……。な、何か手段は無い?
桐久雄/桐久雄は特に……えっと、何か他に手段は……。
ルリチカ/えーと……そうだな……じゃあ……『異端堕ち』をしよう!
日葵/異端堕ちを!?
GM/せっかくだから『異端堕ち』の説明もしようか。異端堕ちとは、一時的に強大な力を得る選択ルールです。この世界『ゼフィロス』に住む人達は神によって創られた能力の範囲で生きていますが、異端によって人生を歪められる……というのは、『AW』をプレイする段階で説明を受けているね?
日葵/はい……。
GM/ですが、自分の力で人生を歪めることもできます。神が設定した力以上のありえない力を無理矢理使うのです。……つまりそれは、人生を歪めている異端そのもの。自ら道を外すほどの力を使うということは、異端そのものになってしまうことに他ならないです。
桐久雄/ほうほう。
GM/【正気度】を失った者は、『永続狂化』で暴走状態になり、理性も無く本能的に破壊活動を行なう異端のようになってしまいます。中には狂化したら姿が変貌するケースもありますが……これは神様が「あ、こいつ人生歪めてる。つまり異端だな!」って判定して、人間だったにも関わらず異端になるよう世界を書き換えちゃうという仕組みなんです。ルリチカは、それをやるの?
ルリチカ/……ここでやるなら、≪異端堕ち:蘇生≫かな!?

 ≪異端堕ち:蘇生≫
 対象の活力を回復させる異端堕ち状態。
 対象を蘇生する。志望から戦闘不能状態に、戦闘不能状態から【HP】を対象の【体力基本値】まで回復する。
 対象の蘇生を終えたら【正気度】を2D6点消費する。 


ルリチカ/大丈夫、ルリチカの【正気度】は10あるし、【正気度】2D6減少だからイケる。やるならやる!
桐久雄/る、ルリチカごめん……!
あゆむ/ルリチカ、せっかくだからロールして!(笑)
GM/そうだよロールしよう(笑) ……誰にも知覚されない声が、ルリチカにだけする。妖艶な魔女の声が「仲間を救いたくはない?」とルリチカの耳元に囁いてきた。

 魔鏡のカケラ
 誰も居ない空間から現れる、謎の少女。14歳ほどの少女だが、その正体は異端を生み出す『欺く神』の体の一部。
 迷える者の元に楽しそうな話題を提供し、導いてくれる。優しく欲望を囁き、人々を『異端堕ち』させて世界を『負の感情』で満たそうとしている妖艶な魔女。詳しくは『NPCパーソナリティーズ』参照。


GM/(魔鏡のカケラになって)「貴方の本来の血に目覚めれば……彼を救い出すことができるかもよ?」 彼女は優しくルリチカだけに語り掛けます。君が人生を歪めたくなるように。
ルリチカ/その声に、迷いなく手を取る!
日葵/わあ、ルリチカ……!
ルリチカ/ルリチカはこの戦闘で誰一人として殺したくない。みんなを守ることによってプロデューサーの野望を打ち砕きたい! だから……異端堕ちに全く躊躇いが無い!
桐久雄/る、ルリーチカぁ!(笑)
ルリチカ/代償の2D6振ります。(ころころ)よし、6! 残り【正気度】は4です!
GM/ルリチカは正気を保ったまま、誘惑に踏み止まる。ルリチカの周囲にいた犬神達が恐ろしい牙を剥き出しにして、あゆむやひまちゃんに飛び掛かろうとした……けど、それを制することができる。
ルリチカ/犬! 可愛いな!(一同笑)
GM/(犬神達になって)「周リの奴ラ、食ッテイイノ!?」「ダメー!」「チェーッ!」
あゆむ/犬! 可愛い!(笑)
GM/という訳で、暴走寸前の犬神達を止めて……彼らの霊気を全て桐久雄にまわしたルリチカは、桐久雄の蘇生に成功しました。
桐久雄/し、死んだと思ったけど何故か自分が生きてることに戸惑いを隠せない(笑) 一体何が起こったんだろう!?
GM/理由なんて判らないよ。『倒れた桐久雄は生きている』。ルリチカがそのように世界を身勝手に書き換えたからだ。

 未行動状態で蘇生された桐久雄は、自分のメインプロセスのマイナーアクションでバステ:転倒を回復。
 メジャーアクションでSDを4つ使用、て≪デスブリンガー≫+≪軍神の知恵≫で始を攻撃した。


桐久雄/≪インドラ≫を使用してダメージロール! えーい!(ころころ)112点のダメージです。
GM/オートアクションで、モブがプロデューサーさんを≪他人をかばう≫を使用。まだ未行動だったモブが全ダメージを引き受けて、戦闘不能になります。
桐久雄/……次は無いと思え!
日葵/その通りだ!(笑)

 モブAは全力移動で始と同じエンゲージに入り、始を守ろうとする。
 モブBはあゆむを≪特攻≫攻撃、だがその攻撃はルリチカが≪念動障壁≫を使用して守りきった。


GM/……≪特攻≫分の代償を払った結果、モブBが戦闘不能になりました。
あゆむ/なんということだろう、自爆した!(笑) ≪特攻≫で【HP】が0になると戦闘不能じゃなくて死亡になるんだよね……。
日葵/≪特攻≫を使うPCとして気を付けまーす!(笑)

 ルリチカは≪興奮剤≫で全員の【MP】を1点回復、≪肉体復元≫で全員の【HP】39点を回復を行なう。
 続いてあゆむも≪アトリビュート≫+≪大地の勅命≫で、ルリチカと日葵の【MP】を24点回復。


ルリチカ/≪アトリビュート≫のおかげで何とか次も≪念動障壁≫が使える! 心強いな!
日葵/日葵にいたっては【MP】全回復だー! では日葵はマイナーアクションでバステ:転倒を回復し、メジャーアクションでプロデューサーさんのいるエンゲージまで全力移動をします。
桐久雄/凄い勢いでやって来た! うわ、地面が抉れてるじゃん!?
GM/ひまちゃんが人じゃないモノのロールをするなよ!(笑)

 全員の行動終了直後、始が≪EP:二回行動≫を使用し未行動化になる。再度始は≪這いよる混沌≫シーン攻撃を行なった。
 全員命中してしまうが、桐久雄は令呪を使って回避に成功。


GM/≪魔法剣≫の【防御点】無視ダメージ攻撃が3回で打ち止めになったため、今回は【霊力防御点】は有効ですよ。
ルリチカ/よし、≪鬼の肌膚:霊力≫があるルリチカは生き残れる可能性がある!
GM/ダメージロールを振ります。(ころころ)霊力ダメージは……63点!
ルリチカ/≪念動障壁≫します!(ころころ)16点ダメージ軽減します!
日葵/あ、日葵はなんとか残り【HP】1点で生きてる。≪鋼化≫も使用しておきますね!
あゆむ/……あゆむはそのダメージで戦闘不能になります! でも特技は使い切ったので悔いはないよ!
桐久雄/ぬ、ぬーん!? しっかりー!
日葵/後は我々が終わらせるだけだ!

 迎える第3ラウンドセットアップ。
 桐久雄は……もう一度、始に対して≪抉る幻≫の使用を宣言した。


あゆむ/やって損することは無いしね、やってみよう!
日葵/やらない勇気よりやる勇気!
桐久雄/≪抉る幻≫!(ころころ)命中17で当たった、1D6振りまーす。(ころころ)【MP】を5点減らしてください。
GM/…………。GM、降参します。
日葵/え。
あゆむ/えっ?
GM/≪魔法剣≫の素通しダメージはもう無い。≪這いよる混沌≫は打てない。モブもこの陣形だと致命傷を与えられない。……PC達に勝てる算段が立てられない。GMは降参します。そちらの勝利です。
日葵/え……や、やったぁー!?
あゆむ/抉った甲斐があったー!? なんか珍しい勝利の仕方ですね!(笑)
GM/そうだね、自主的に降参するなんてまずしないもの。でも……現状をいくら見ても、PC達に勝てるリソースが見当たりません。あと1回≪這いよる混沌≫が本気で打てたならPCの過半数を戦闘不能にできるから足掻こうとするけど、今は無理だ。[魔術師]のラスボスに対して有効な戦術だったと思います!
あゆむ/[魔術師]キャラへの攻略法が成功したってことですね! ちなみにプロデューサーさんの残り【MP】は?
GM/残り5点。
あゆむ/本当に何も無い!
日葵/うわー、凄い! こんな勝ち方、初めてだ!(笑)
ルリチカ/……もう一回≪這いよる混沌≫を打たれたら、ひまちゃんも桐久雄も生き残れない。ルリチカ1人が残ってもスキルウェポンが無いので降参ですよ。ここで戦闘終了して良かったー!
あゆむ/全然圧勝なんかじゃない……なかなかデッドオアアライブだったんですね。
GM/ところで……プロデューサーさんは魔法を使うたびに代償を最大値6点ずっと払い続けていたんだよ。凄く痛々しい戦い方をしていたと思うんだ。
日葵/ほ、ほんと辛いなぁ。18点も【MP】消費してたのかよ(笑)
GM/血管ブチブチ切れながら血まみれで魔法を使って攻撃してたんだね。しかしどう足掻いても君達に勝てないと悟った彼は、無気力な目で膝をつく。彼の支配下にあったモブ達は消失し、ただの石へと戻る。
桐久雄/お、終わった……。
ルリチカ/終わったんだ……。
日葵/……あゆむちゃんに肩を貸して、プロデューサーさんのところまで連れて行ってあげます。
あゆむ/ありがとう……。プロデューサーさんの手を取ります。
GM/…………。
桐久雄/…………。
GM/…………。
桐久雄/えっと……?
GM/殺すんじゃなかったの?
あゆむ/うっ!?
GM/貴方を殺す、憎んでください。そう言って戦っていたんじゃなかったっけ?
日葵/……ぐっ、それは……。
桐久雄/その……。
あゆむ/あ、あの……私は……プロデューサーさんが生きてて良かったと思っていたんですよ……?
GM/「……殺してラクにしてくれるんじゃ、なかったのか?」 彼は、問い掛けます。
あゆむ/……そのつもりでした……けど……。
ルリチカ/そんなこと言われたって……。
日葵/き、気持ちは判るけど……でも……でも……。
あゆむ/…………。……殺せない。私には殺せないよ。
GM/……殺せない、か。ありがとう。最後まであゆむちゃんは優しいな。
あゆむ/だって! ……無理です! 今の私には殺すなんてことはできません……!
日葵/……なら……私が、殺してあげようか?
桐久雄/…………いや! ひまちゃんが殺してあげようとしても、桐久雄が阻止する! あんたはこの世界はもう終わりだって思っているかもしれないけど、全然そんなことはない!
GM/「…………」
桐久雄/あんたが何回同じことをやったって、オレ達は何度だってあんたのことを止める! 何度だってあんたのことを殺さないように頑張るよ! ……恨まれたって……それに、彼女だけ恨むのはずるいだろ! 恨むんだったらオレ達全員を恨めよ!
GM/「…………」
あゆむ/……桐久雄さん……。
桐久雄/恨みながら、生きて……『帰ってきて、ちゃんと彼女のプロデューサーとしてアイドルを育ててやれよ』
GM/ハッと目が覚めたような顔をする。
桐久雄/え。
GM/その言葉が、『彼の救済になった』。
日葵/あっ……?
GM/榊原 始は……自分の本来の姿を思い出したかのような表情へと変わっていく。……自分はプロデューサーという仕事をしていたことを思い出していく。自分の在るべき場所を思い出していく。他人に言われてようやく思い出した彼は……無気力な目から、光を取り戻した目に戻っていく。

 邪神が近づいていく夜、世界が次第に赤く、真っ赤に染まっていく。
 しかし君達の視界はそれに反して、どんどん白く広がっていく。
 ……それは世界が、逆行した証とも言えた。


GM/狂気に憑りつかれたNPC1が正気を取り戻す『救済条件』というものを設けておりました。それは……「本来の姿を思い出してあげること」「『帰ってきていい』と言ってあげること」です。元の生活に関することを言って説得することで、NPC1は救われました。
あゆむ/ああっ、なるほど! ……ありがとう桐久雄さん、私の口では言えなかった……!
桐久雄/よ、良かった……無我夢中に叫んだけど、それが正解だったんだ!
日葵/日常に戻りたかった人だからですね……そうですよね……。
GM/……崩壊しかけた世界にいた君達の体は、とある異空間に放り出されます。クライマックス戦闘を終え、エンディングフェイズに移行しましょう。


 ●エンディングフェイズ 〜代償〜

GM/気付くと君達は、右も左も上も下も判らぬ渦の巻いた空間にいます。
ルリチカ/こ、ここはどこだ……? 未知の空間ウズマキに狼狽します。
GM/この世ではない場所だってなんとなく気付いていくかな。……君達の前に、金髪碧眼ゴシックロリータ服の少女が現れる。
日葵/き、君は……。
GM/(龍の聖剣になって)「ありがとう。あのまま貴方達が何もせずに彼の暴走を止めずにいたら、邪神は完全に召喚されて世界は終わっていた」
あゆむ/でも、私達が儀式を止めたから……。
GM/「ええ、貴方達が彼と戦闘をしてくれたことで中途半端な召喚で留まることができた。……本当にありがとう、辛い中で戦ってくれて」
ルリチカ/うん……ボロボロだけどなんとか勝てたしな。
GM/ゲーム的には、クライマックス戦闘に敗北しなかったので『ループの代償』が軽度で済むようになりました。勝利できた君達は報酬として無事時間を巻き戻すことができます。
日葵/そうですね、なんとか勝利できたから!
GM/「それに……貴方達は、不幸に歪められた魂を救ってくれた。たとえ時間が巻き戻ったとしても、魂には記録が残る。逆行した世界で彼は記憶を失くしても、貴方達に救われたという事実は消えない」 メタ的に言うと、始が救済されたことにより次のループでは行動パターンが若干変化します。
あゆむ/おおっ!
GM/「貴方達はきっとこの世界を変えてくれるに違いない。だから……もし貴方達の心が挫けずまだ戦えるというのなら、もう一度あの時間を歩んでほしい」
ルリチカ/……よろしく。一人勝手に、もう一周やります宣言をします!
桐久雄/オレも……お願いします! ルリチカに続けて言います!
あゆむ/ぺこりと頭を下げます。……チャンスをくれてありがとう。
日葵/頼んだ。私もすぐに答えよう。
GM/「……ただ、貴方達はかなり有利な記憶を持ち越して世界を跨ぐことになるわ。申し訳無いけど代償を払ってもらうことになる」 それではこれから、プレイヤー自身にキャラクターが払う『ループの代償』を決めていただきます。【能力基本値】をどれか1つマイナス1してください。もし戦闘に敗北したらマイナス3でした。
桐久雄/わあ、【能力基本値】が下がったら【能力ボーナス】が1つ下がりましたよね! 勝てて良かった!
GM/下げた能力値に応じたキャラクターのペナルティを考えてね。なお、その代償を払ったループした先ではキャラクターレベルが4上昇します。
日葵/4レベルもアップできるんだ!? 代償は次のループに行くための通行料なんですね……。

 それぞれ代償は何にするか相談するプレイヤー一同。

日葵/日葵は【幸運】をマイナス1することにしました。これで【能力ボーナス】が1になりました。
GM/【幸運】を削ることで、何を代償にした演出になるの?
日葵/……割りきっているつもりだけど、喜行は自分の戦い方を決めてくれた深い絆の相手でした。エージェントとしての日葵は喜行の死を受け入れているけど、人間としての日葵はまだ受け入れられていない。
あゆむ/うん……。
日葵/仲の良かった喜行という依存先が無い……そんな矢先に出会ったのが、桐久雄とあゆむとルリチカの3人。今後の日葵は、『3人に依存するようになります』。今まであまり使わなかった携帯で連絡をなるべく取ろうとするし、3人以外との人間関係が浅くなってしまうことにしました。
GM/……『依存』は確かに今後の人生にはペナルティになりえるね。「既読スルーされるとめっちゃ不安になる」とか?
日葵/寂しいという感情を覚えてしまいました。普通に仕事をしていたのに、3人のことばかり考えてしまいます。よーし、私は今から甘えん坊になるぞ!(笑)
あゆむ/ループを明けてから携帯電話を見ると、日葵さんからの連絡がいっぱい増えているんですね(笑)
GM/大人だったキャラクターが甘えん坊になるって、良い改変だ。
桐久雄/か、可愛い!(笑) でも確かにペナルティだ……。
GM/……次に、桐久雄のペナルティをお伺いしましょう。
桐久雄/桐久雄は【理知】を減少させます。……視野が狭まるというか、自分で決めて自分で実行するという行動ができなくなります。
GM/『自主性を無くす』ってこと? 【理知】は理性的な行動ができるかを決める能力値でもあるし。
桐久雄/はい、見通しが立てなくなります。他者から言われれば行動できるけど……『自分が持てなくなる』感じです。
ルリチカ/自分の言葉でみんなを引っ張っていってくれた桐久雄が、そうなってしまうって……だいぶ大きいペナルティだよね。
桐久雄/周りからのサポートを受けることができれば頑張れるよ!
GM/みんなで応援してあげなきゃね。……次に、ルリチカの代償を訊こうか。
ルリチカ/ルリチカは、【知覚】を落としました。『文章が読めない人になります』。学習障害ですね。
桐久雄/そ、それはでかい代償じゃないか!?
ルリチカ/図書館では学習障害の人のサポートも業務の一つなんですよ。ループの代償は「元からそうだったように世界が書き換わる」ので、ルリチカは小さい頃から学習障害だったという世界になります。……子供の頃からそういったサポートを受けて育ってきて、だから司書になりたかったという境遇になるでしょう。
あゆむ/なるほどー! 勉強して頑張ったんだ!
ルリチカ/勉強を必死にしなきゃいけなくなるし、他の人より追いつかないから……今より学年が一つ下がります。
GM/ということは、オシユキと同学年になるの?
日葵/オシユキが「ルリチカ先輩の後を追っていった」じゃなくなるんだ!
ルリチカ/ルリチカが2年勉強して入った大学に、オシユキは1年で入学できてますね。ちくしょう、でも一緒に授業を受けような!(笑)
GM/OKです。……では、ぬんの代償は?
あゆむ/ぬんは……【理知】を下げます。平凡なアイドルと学生を両立できているぐらいの学力でしたが、『勉強が追いつかなくなります』。平凡は欠点でもあるけれど、「何にでもなれる」という常に潰しがきく長所でもありました。だからライフパスの特徴が無くなるぐらいのペナルティです。
桐久雄/ああ、確かに……平凡じゃなくなるんだ!
あゆむ/凄く大変ではない。けど追いつくことに苦痛は伴います。将来が大変になる……見通しの立たないアイドル活動をするのはかなりプレッシャーになるんじゃないかな?
GM/うわつらい。未来を代償にするという選択をしたんだね……。
あゆむ/大学のランクは1つか2つ下がりそうですね。
ルリチカ/な、生々しくつらい……(笑)
GM/それでは……龍の聖剣は君達の決意した目を確認すると、手を差し伸ばしてきます。(龍の聖剣になって)「貴方達はもう一度世界を歩む。5月のあの日に戻りましょう」
桐久雄/……うん!
GM/いきなりですが判定をしてください。【幸運】判定で難易度10。
日葵/さ、早速【幸運】を減らした後に判定!?(笑)
GM/【能力値】の書き換えが発生する可能性があったからね、先に代償を払ってもらったんだよ。書き換え後のデータで判定してね!
ルリチカ/な、なんだろ?(ころころ)よし、ピッタリ成功!
桐久雄/(ころころ)わーい、失敗だ!
あゆむ/(ころころ)成功です。
日葵/(ころころ)ほぼクリティカル成功だ。……桐久雄だけ失敗だね?
GM/では桐久雄以外は……ロリの後ろに誰かが立っていることに気付く。それは、3人がよく知る人物。大学生ぐらいの青年だ。
桐久雄/え。
日葵/ちょっと待って。……ちょっと、待って……。
ルリチカ/あ、あの、それって……。
GM/龍の聖剣は、後ろにいる誰かに目を向ける。視線を向けられた誰かさんは……まるで君達に「バイバイ」をするかのように手を振った。そのバイバイには、「頑張れよ」という激励の意味が込められたような気がする。
あゆむ/あ……ああっ……!?
ルリチカ/……よ、喜行!?
桐久雄/あああっ!? ……桐久雄だけ気付けんかった!(笑)
GM/『AW』では死亡した人はたびたびウズマキに現れます。もちろん「ウズマキに来れば会える」ではありません。だから再会なんてありえません。ひまちゃんがほぼクリティカルで成功してくれるのは嬉しいな!(笑)
日葵/ひ、日葵は……それだけ気付きたかったんでしょうね(笑)
GM/それと、桐久雄だけが気付けなかったのも何となく理解できる。直接交流があった人じゃないから見過ごしちゃったんだね。
桐久雄/うん、判る!(笑)
あゆむ/この出目は、正しい出目だったんだ!(笑)
GM/……たったそれだけの、ちょっとしたボーナス判定でした。そうして世界は巻き戻る。青空だった5月3日の朝に。君達にとって3度目になる運命の日へもう一度。



 AW長期キャンペーンシナリオ
   『狂気の使者は我にくる』 第2話    END




GM/第2回セッションこれにて終わりになります。お疲れ様でした!
一同/お疲れ様でしたぁー!




第3話に続く