アナザーワールドSRS・リプレイ・狂気の使者は我にくる
■ 『 第1話 』 4ページ ■
2015年4月26日




 ●ミドルフェイズ8/桐久雄 『AF判定:桐久雄』×『MAP:線路沿いのゲイト』

桐久雄/さて、己との対話だ。その前に、マイナーアクションでルリチカと『供給』をしておきたい! ……ルリーチカ、なんか疲れてない?
ルリチカ/少しだけ横になりたいな。車の後部座席で……桐久雄を枕にする。10分ぐらいでいいから!(笑)
GM/接触した状態なので『供給』ができます。桐久雄とルリチカは契約外の関係なので、1D6点だけ回復しておいてね。
ルリチカ/(ころころ)良かった、5点も回復できた。ほぼ全回復だ。
GM/……第2ラウンドの4シーン目なので、そろそろ時刻は夜23時ぐらいかな。街中は未だに騒いでいる状態だよ。
桐久雄/では、電車の線路を見ながらゲイトまでゆっくり歩いて行こう。……オレって何なんだろ?
GM/本当に自分との対話だね。
桐久雄/オレの名前は月見里 桐久雄。生まれてから17年。昔のことはよく覚えていないけど、どこかの研究所にいたってことは知っている。……≪機関「チルドレン≫の描写です。
GM/GMも知らなかったまさかの設定である(笑)
桐久雄/記憶の中にあるのは、自分は失敗作なのでそれなのに酷い扱いをされたこと。
ルリチカ/……そ、そうだったの?
桐久雄/ライフパスの『重要キーワード』が「失敗作」だからね。≪プロパゲイト:単一化≫という、足の速さを特化させた強化人間です。≪命の糧≫や≪カバー≫で強く頑丈にできているので、実験体の実験体をしていた……戦わされたこともありました。日常生活では使わないけど、≪鳥躍≫でビルとか駆け上がることだってできる。……だから、いざというときは自分のことを懇意にしてくれた3人だけは守りたいと思っている。≪護りの契り≫……口にはしないけどね。
日葵/しないんだ(笑)
GM/お前はPC1か。
桐久雄/PC1ですよ!(笑) ……オレのことを庇ってくれたであろうエージェントのあの人のことを想う。自分が持っている武器、≪デスブリンガー≫と≪ソウルデバイス≫を握る。今だったら身軽に動けるから、どんな攻撃だってかわせるはずだ……と思いながら≪クイックコート≫であるジャケットを着直す。
あゆむ/おお……。
桐久雄/このゲイトの先に何があるんだろう。もしかしたら犯人がいるかもしれない。……あゆむちゃん、ちょっと手伝ってくれるかな。一発で成功させたいから令呪が欲しい。
あゆむ/はい、私も不慣れですけど頑張ります! 彼のナイフがうまいところに当たれと令呪を使用!
桐久雄/ゲイトをキッと睨んで、ナイフを数本出して≪ヘル≫と≪インドラ≫を乗せて、投げる!(ころころ)よし、33で……成功!
GM/あゆむちゃんの的確な応援と、一線のナイフが空中に止まる。まるでガラスに突き刺さったかのように、宙にヒビが入りバリバリと穴が空いた。それは電車一つが通り抜けられるほどのゲイトだ。あくまで、使用者ではない能力者が一時的に穴を空けた状態だが、どこかに繋がっているそこに入ることができるようになった。

 『AF判定:桐久雄』×『MAP:線路沿いのゲイト』
▼桐久雄はある光景を思い出す。「自分は、このゲイトに入ったことがある」
▼同時に、「このゲイトを出たこともある。そのときは意識が朦朧としていてよく思い出せないが、とある人物に連れられてこのゲイトから飛び出して逃げ出した」ということも思い出す。
▼ゲイトの先の光景も思い出すことができる。「ゲイトの先は違う施設に繋がっていた」「薬臭かった」「プールみたいなところがあった」「自分はそのプールに押し込められた」「自分以外の数十人もプールに入れられ、全員溺れていた」


日葵/グッ、えぐい……数十人もか……。
桐久雄/あわわわ……。オレは、あそこから出てきたんだ……。い、行こう! 今すぐ!
あゆむ/……行くんですか?
GM/入ってもいいし、入らなくても構いません。このシーンが終われば第2ラウンドが終了し、イベントが発生します。ゲイトの先でクライマックスフェイズを迎えるか、ゲイトの外で迎えるかのどっちかです。
日葵/ど、どっちも気になるな……!
桐久雄/けど……ゲイトの先にはまだ人がいるかもしれないんだよ!
ルリチカ/かと言って、ただ突っ込めばいい訳じゃないだろ。
桐久雄/オレ以外にも捕まっている人達が、助けを待っている人がいるかもしれないよ! なら行くしかないじゃん! ……だって、教会の能力者さん達って正義の味方なんでしょ!?
ルリチカ/うっ。
桐久雄/悪に対抗しなきゃ駄目なんじゃないの!?
ルリチカ/……その通りだわ。ガシガシと頭をかく。
日葵/まったくだな……。毒を食らわば皿までというし、若い奴を見捨てられんからな。放っておけん。1人でも入るというなら私は守る。一緒に入ろう。
ルリチカ/そうだね。俺は行く。あゆむちゃんは?
あゆむ/……このゲイトを潜ったとして、帰ってこられるとは限りませんよね。でも、もしかしたらあの人がいるかもしれない……。ちょっと悩みます。
ルリチカ/あゆむちゃんの言う通り、このゲイトはいつまで開いていられるか判らない。だから行きたいという強い意思が無いなら、外で待機していた方がいいと思う。
あゆむ/でも……皆さんが行くなら、私はお手伝いします。
ルリチカ/いいの? ……本当に?
あゆむ/うっ。凄く悩む……自分の意思が無い子って難しいな……。
桐久雄/……じゃあ、逆にお願いしていいかな。
あゆむ/え?
桐久雄/あゆむちゃんの手をガッと取る! ……あんたが居れば百人力だと思う! だってあんな凄いこと出来るじゃん! 色んなものも見つけられるし、色んな人を助けられるし、あんたが居たらなんでも出来るとオレも……思うよ。
あゆむ/そ、それは殺し文句だ……!(笑) 半ば反射的に、パッとそんなことはないですよと言っちゃいます! ……桐久雄さんの方がずっと色んなことが出来るじゃないですか! そんな人に、そんなことを言ってもらえたら……嬉しくなっちゃいます。
桐久雄/……なんか、あんた……いつも人のことを褒めているけど、それってすっごい幸せになるんだよね。勇気づけられるから、来てほしいんだ。無理強いしちゃダメかな……?
あゆむ/む、無理じゃないです! こんなんで良ければいきます! ……アイドルは求められなければ存在できないんです!
桐久雄/……最高!(笑) 超求めてる、今バリバリ求めるから!
GM/……全員ゲイトの中に入るんだね。それでは、クライマックスフェイズに突入します。


 ●クライマックスフェイズ 『MAP:???』

GM/ゲイトに入ると、まるで地下鉄のように道という道ではない道が続いている。数分ぐらい突き進んでいくと、雰囲気がガラリと変わります。
日葵/というのは?
GM/……まるで病院のような通路になった。人の手によって造られた、何らかの施設に出てしまったようだ。窓が無く、白い空間は……「何かの研究所」という言葉に相応しい。
桐久雄/い、嫌な感じ……。
GM/そしてこの空間に入ったときから、薬臭さが鼻につく。≪イベントキー:瓶の粉≫を持っているなら、「もしかしてあの匂いなんじゃ?」と思います。……桐久雄くんは「あっちに行かなきゃ」と勝手に足が進む。他の部屋や道に進む必要が無いと思う。
桐久雄/あ、あっち! テキパキと歩いて行くよ。
日葵/ついて行こう。
GM/とある部屋が出ます。天井が高いが空や窓は無い。部屋の奥には……学校にあるような25メートルぐらいの大きなプールがある。プールには透明な蓋がしてあるね。お風呂場に湯船を温かいままおいておくような蓋がしてあり……その下には、赤い水が溜まっています。
桐久雄/こ、この中に……?
GM/あまりに広いし透明な水じゃないので、中を覗きたければプールに近づかなければ見ることはできません。……そして、部屋全体に何かの魔法陣が描かれています。儀式に調べていたあゆむちゃん達には、『ユウストタディアスの儀式』はまさにその魔法陣だと思います。
あゆむ/こ、この魔法陣でしたよね、ルリチカさん……!
ルリチカ/そうだよ、こんな形だった!
あゆむ/薬物を服用した能力者という話だったけど……そしてこの薬臭さ。
桐久雄/中は……覗ける?
GM/プールに近寄れば覗けるよ。覗いてみる? 覗きたい人は【知覚】判定難易度8をして。
あゆむ/(ころころ)は、8で成功です。
ルリチカ/(ころころ)成功。
日葵/(ころころ)失敗……。
桐久雄/みんな振ってるのか……。オ、オレは振らないことにします。
GM/おや、3人だけ近寄って判定したね。……プールの中には、人がギッシリ詰まっていました。
ルリチカ/ひっ。
GM/全員【正気度】判定をお願いします。今回の難易度は10。
あゆむ/うわー!(ころころ)ふぁ、ファンブった!?
GM/えーと……【正気度】判定で失敗するとバッドステータス『放心』になるんだけど、ファンブルに関するルールは無いな。ということで、ここはGM裁量で追加でバッドステータス『毒』もかかることにします。

 バッドステータス『放心』
 意識が朦朧となり、全行為判定−1D6。クリンナッププロセスに自動回復する。
 バッドステータス『毒』
 クリンナッププロセスごとに1D6点の実ダメージを受ける。特技にのみ回復が可能。


ルリチカ/あ、あゆむちゃんに≪悔改めよ≫! ファンブルは回避しよう!(ころころ)ルリチカは【正気度】判定成功です。
あゆむ/ありがとうございます……。(ころころ)はい、無事成功しました!
日葵/(ころころ)ああっ、私は失敗した!
GM/では、失敗してしまった日葵ちゃんはバッドステータス『放心』になります。ポカーンという状態になりますね。……最初のラウンドはバステ状態ではじまります。
日葵/やばいな、私のダイスが減ったか……。軽率だった。私は意外とガラスのハートだったらしい(笑)
GM/だって何十人もの人間の体がプールの下に沈んでいるんだよ。そりゃ呆然としちゃうわ。
日葵/……私はこれ以上の犠牲を出さないと誓っていたのに、現実を突き付けられた気分だ。
ルリチカ/え、えげつねぇな……。呟きます。
GM/ルリチカくんが呟く。……ブツブツ、ブツブツ。それとは別に、何か機械音もどこかで呟いている。
桐久雄/……え? どこから!?
GM/室内ではなく、この部屋に入る前……通路の方から声がする。
桐久雄/パッと反射的に振り返る。
GM/部屋の入口には、黒コートとガスマスクの姿の何者かが立っている。
桐久雄/……ヒッ!?
あゆむ/それは……見覚えある!?
GM/うん、あるよ。便宜上、コートの人のことを「彼」と言いますが……彼は何かをブツブツと呟いています。一からちゃんと、何かの正確な呪文を。2ラウンド以内に唱えたら……。
あゆむ/ま、まさかあの呪文……!? 儀式が完成しちゃうかもしれません!
ルリチカ/2ラウンド以内に食い止めなきゃ!
GM/それとは別に……コツン、コツン、という音がします。日葵ちゃんはその音の正体に気付いてしまう。……プールには、蓋がしてあったね。
日葵/……嫌な予感がする。
GM/コツン、コツン。まるでノックの音だ。どこから? プールからだ。……プールの中から、誰かが出ようとしている。バァン! 勢い良く数人の腕が、プールの蓋を開けた。ゼリーのような水をボドボドと滴らせながら出てくる……異形の姿。
桐久雄/げぇっ!?
あゆむ/は、挟まれた……!?
GM/部屋の入口からは、機械音の声のままブツブツと呪文を唱えている黒コートとガスマスクの彼。部屋の奥のプールからは、這い出てくる無数の化け物達。……クライマックス戦闘を始めます!

【戦闘マップ】
 部屋の入口側エンゲージ:黒コート
 (↑5メートル離れている↓)
 部屋の中央エンゲージ:桐久雄
 (↑5メートル離れている↓)

 部屋の奥側エンゲージ:あゆむ、日葵、ルリチカ、モブトループA、モブトループB

【行動値】
 桐久雄:16
 コート:16
 ルリチカ:11
 モブトループ×2:11
 あゆむ:10
 日葵:9

【その他ルール】
▼戦闘勝利条件は、「敵の無力化」。
▼2ラウンド目のクリンナッププロセスまでに「黒コート」が倒れず戦闘継続中である場合、強制イベントが発生。戦闘は終了する。


GM/それでは、第1ラウンド目のセットアッププロセス。黒コートの男は≪EP:集団統率≫を使用します。ぬるぬるとプールから這い出てきたゼリー状の人々は、大勢で出てきた瞬間に襲いかかってきた。

 ≪EP:集団統率≫
 卓越した指揮を行なうエネミーパワー。
 指揮下にあるモブキャラクターのみを対象とする。対象の【行動値】を使用者の【行動値】と同値にする。


あゆむ/ああっ、全員が【行動値】16になった!?
桐久雄/グチャモブが硬化し始めてめっちゃ早くなった……!
ルリチカ/ルリチカはセットアップで≪霧暴き≫をします。黒コートに対して『対象識別』をします!
あゆむ/ルリーチカ、冷静!
ルリチカ/うおーっ!(ころころ)……ダイス目が照れやがって。達成値11です。
GM/残念ながらその達成値では判りません。顔も判らない、体つきすら判らない、誰だよとルリーチカは思います。
ルリチカ/せめてマスクを取ったら判るかもしれないのに!(笑) ……流石に11は低かったか。回復役の令呪をここで使うのはもったいないから失敗にしましょう。

 モブトループは2体とも≪処刑時刻≫を使用。
 そうして、メインプロセスに移行。一番最初のターンは、桐久雄から。


桐久雄/マイナーアクションで移動。接敵します。行くぜー!
GM/行くの?
桐久雄/……い……行きます……。
日葵/急に弱気になった(笑)
桐久雄/……行こう! ≪ヘル≫+≪デスブリンガー≫で不審者に攻撃! ≪ソウルデバイス≫は4つ使います。(ころころ)16で命中させます。
GM/(ころころ)回避失敗、当たります。
桐久雄/ダメージロール直前に≪インドラ≫を使用します。(ころころ)【MP】を3点消費して、ダメージロール!(ころころ)57点の物理ダメージです。
ルリチカ/57点!? と、とんでもないダメージだな!?
GM/わ、わりとダメージが大きくて驚いた(笑)
あゆむ/……クライマックス戦闘は2ラウンドしかないんですよね。それなら……令呪、ソイヤァ!
桐久雄/ダメージが77点。じゃあそれに……≪機関「チルドレン」≫の効果を乗せます。(ころころ)2点消費して、ダメージにプラス10。
あゆむ/あ、それなら桐久雄さんの≪インドラ≫に≪大地の勅命≫を使用! 効果にプラス10します!
GM/えっと……つまり、総ダメージは……97点!?
日葵/97点!? つえぇ!?(笑)
ルリチカ/キャラクターレベル5で97点はおかしいよ! 出目によっては3桁与えていたよな!?(笑)
GM/か、火力が途轍もないな……。予想の何倍も桐久雄くんのダメージがでかかった。そのかわりこのパーティーって、王道防御特技と言われる≪零力射撃≫も≪大地の守護者≫も≪光の一手≫も一つも無いんだよね。
ルリチカ/一つも防御特技が無いとか、前のめりパーティーすぎる!(笑)
GM/97点を受けて立ってはいるけど、ボスデータじゃなかったら一発KOだったよ(笑) 良かったわ、日葵ちゃんが別エンゲージで……。
あゆむ/ひ、日葵さん、何か言われてますよ(笑)
日葵/確かにな。私が既に近寄っていたら1ターンで掃除できてたかもしれん(笑)
GM/……気を取り直して、次は黒コートの番だな。黒コートの彼は、≪タナトスの足枷≫+≪暗黒の渦≫+≪魔法剣≫を使用。目の前にやってきた桐久雄をボコります。(ころころ)命中20。
桐久雄/ボコられます。(ころころ)回避18……。でも、≪機関「チルドレン」≫を使って達成値を10点上げて、28で避けます。
日葵/おおぉーっ! チルドレン強い!(笑)
あゆむ/凄いね! ……ただし、【HP】が代償だからどんどん削れてくるね。
GM/次に、黒コートの彼と【行動値】が同値になったモブトループが2体とも攻撃。(ころころ)1体目の対象はルリチカに、≪凶々しき武器≫。溶けた腕で攻撃します。(ころころ)命中は18。
ルリチカ/(ころころ)回避10で当たります。
GM/(ころころ)物理31点のダメージ。
ルリチカ/死にそう。≪念動障壁≫を使用して弾きます。(ころころ)……10点減少。まだ死にます。
桐久雄/えっ(笑)
あゆむ/……だ、≪大地の勅命≫! ≪念動障壁≫の効果をプラス10して!
ルリチカ/それなら20点減少だから、11点くらって……【HP】6で立っていられます。
GM/なかなかピンチだった。トループBは攻撃を(ころころ)あゆむちゃんに当てます。(ころころ)命中が15。
あゆむ/が、頑張って避けます!(ころころ)回避は11です……無理かな! ≪悔改めよ≫で振り直しさせてもらっても、2D6で11が出ないと避けきれない……。
GM/同じエンゲージスタートだったから不幸ということで。(ころころ)お、こっちのダメージは少なめだ。物理21点ダメージです。
あゆむ/……ルリチカさん! 3点軽減してもらえたら立ってられます!
ルリチカ/よし、あゆむちゃんに≪念動障壁≫!(ころころ)15点弾いて! 可愛い女の子の前だからダイスが頑張ったな(笑)
桐久雄/可愛い女の子の前なら頑張れるよね(笑)
あゆむ/ありがとうー! 全然立ってられます! GMのターンが終わったので、ルリチカさんのターンですね。
ルリチカ/ルリチカは……マイナーアクションで≪興奮剤≫を使用。(ころころ)【MP】を3点を回復。メジャーアクションで……エンゲージ移動をします。桐久雄の初期エンゲージまで移動します!
日葵/少しでも攻撃対象にならないようにするのは大事!
あゆむ/次にあゆむは、マイナーアクションで日葵さんに≪強化術式≫でダメージ+1D6……これに≪大地の勅命≫を使用します。
GM/おおっ! ≪強化術式≫の効果が「ダメージ+1D6+10」になるね。凄い支援だ。
あゆむ/当たれば散らせると思います!
日葵/ひい、命中ダイスが1D6しか振れないからプレッシャーだ……!(笑)
あゆむ/そしてメジャーアクションで、ルリーチカに≪ミューズ≫+≪アメノウズメ≫を使用します。(ころころ)ルリチカさん、【HP】を11点回復してください!
ルリチカ/ありがとう、さっきのダメージをまるっと回復したよ! 命だけ残っていればなんとでもなる!
あゆむ/あとは……日葵さんに賭けるしかない。
日葵/決めてみせます。
GM/お待たせしました、凄い奴です。
あゆむ/バリバリ最強ナンバーワンだぞ!(笑)
日葵/早速ですが、モブトループを2匹同時に範囲攻撃をします! ≪乱舞≫+≪殺戮の身体≫で攻撃! 命中ダイスは1D6しか振れないけど……(ころころ)命中は、11です!
GM/(ころころ)1体は回避ファンブル! 2体目は、回避11で受動側優先回避です!
ルリチカ/……≪悔改めよ≫使う?
日葵/……私なら振り直して命中させます!(ころころ)6が出た! 14で命中です!
ルリチカ/やった、カッコイイー!(笑)
日葵/(ころころ)30点。そして≪特攻≫します。(ころころ)4点増加して……34点の物理ダメージです!
GM/……うわ、1ターンで落ちた。トループは2体とも倒れます。
日葵/ヨッシャ!
あゆむ/イエーイやったー! 凄いキックだったー!(笑)
ルリチカ/放心しながら一撃でキックで仕留めたよー!(笑)
GM/……いやぁ、ルリーチカが≪悔改めよ≫を使って良かったし、日葵ちゃんが6を出すのも凄いし、何よりあゆむちゃんの≪強化術式≫+≪大地の勅命≫は強いコンボだったよ。コンビネーションの良いパーティーだね。
日葵/これでラウンドが終わってクリンナッププロセスになるから、放心が回復できる! また攻撃できるぞ!
GM/それでは、全員が行動済になったのでクリンナッププロセスに移行します。黒コートが≪紅蓮の指≫を使用。
桐久雄/あ、もう一度動いてきやがる!
GM/メジャーアクションで≪暗黒の渦≫を使用。無数の魔法の刃を飛ばしてきます。
あゆむ/誰を攻撃?
GM/回復役のルリーチカを。
あゆむ/て、的確……頭が良いな(笑)
GM/……いや、ここは範囲攻撃で日葵ちゃんとあゆむちゃんを狙おう。何故なら、日葵ちゃんとあゆむちゃんはマスターであって令呪が使用できない。
ルリチカ/そうだね!? ……つ、次のシナリオではもうちょっと『契約』について考えるべきかも!(笑)
GM/なお、この≪暗黒の渦≫は≪ゾーンバースト≫という単体を範囲に書き換える特技を取得しているので、範囲攻撃になります。
日葵/おおっ!? 私達のアイドルになんてことを!(笑)
桐久雄/なんとか避けて! スキルウェポンを使っていないから最大ダメージは出ないだろうし、日葵ちゃんだけでも生きていてくれれば……。
GM/(ころころ)命中は21。……2人とも当たったね? 流れるようにダメージロールいきます。(ころころ)……ダメージの算出が終わりました。日葵ちゃんとあゆむちゃんに、霊力ダメージ45点を与えます。
日葵/あ、私は生きてます。
あゆむ/私は……多分≪念動障壁≫をしてくれれば生き残ります!
ルリチカ/それならあゆむちゃんに≪念動障壁≫!(ころころ)33点弾いてください!
あゆむ/あ。
GM/あ。
あゆむ/……えっと、計算してみたら34点軽減してくれれば生き残れたので……【HP】0でピッタリ倒れます!(笑)
ルリチカ/ええーっ!? ご、ごめん! くそぉ!
GM/……何か効果にプラスできる特技は?
あゆむ/≪大地の勅命≫も≪ミネルヴァ≫ももう無いです……。ああ、ステージ衣装を脱がなきゃ良かった……。
桐久雄/わ、わー!? アイドルがぁー!?
あゆむ/あ……ごめんね、桐久雄さん! 私が倒れちゃったから桐久雄さんの令呪が使えなくなっちゃった!
桐久雄/だ、大丈夫だよ! イケるって!
GM/クリンナッププロセスが終わったので第2ラウンドに突入するよ。……桐久雄が一番早い【行動値】なんだよね?
桐久雄/はい。
GM/それなら黒コートは、セットアップに≪高速詠唱≫を使用。自身の【行動値】にプラス10して、命中対象を範囲からシーンに書き換えます。全員に命中させるようにしました。
日葵/ええっ!? ヤバイ、怖いのが来るぞ……!
ルリチカ/く、≪空間知識≫を使用します! いつでもみんなを守れるようにする!
GM/これでセットアッププロセスは終わりかな? ではメインプロセスに移行して……【行動値】が上昇した黒コートの番から始めます。
桐久雄/……待ってください! させない! ≪鳥躍≫を使用してオレが先に動きます!
日葵/メインプロセスを得た!? これが主人公の力!(笑)
あゆむ/か、カッコイイ……!(笑)
GM/……くっ、それは防げない。それを打ち破る特技を持っていないので、最初に桐久雄のターンからどうぞ。
桐久雄/≪ヘル≫+≪デスブリンガー≫で攻撃します。……≪ソウルデバイス≫は5つ使用します。
あゆむ/わ、わあ……頑張って倒して……!
桐久雄/命中判定。(ころころ)19で当てます!
GM/(ころころ)回避失敗、当たります。
桐久雄/ダメージロールに≪インドラ≫と、≪機関「チルドレン」≫を使用!(ころころ)くっ、代償がどっちもでかい……。
GM/≪機関「チルドレン」≫は強いけど、令呪と違って代償があるからね。
桐久雄/ダメージロール、いけぇ!(ころころ)……えっと、計算の結果……69点の物理ダメージです!
日葵/……これ、令呪無しなんですよね?(笑)
GM/た、高いなぁ……(計算をして)お、これは……【HP】オーバー4点。0になったので、黒コートの彼は倒れます。
桐久雄/ヨッシャ、落ちたぁー!
あゆむ/うそっ、倒せた! やったー!(笑)
GM/【HP】160でわりと高めに作ってたんだが倒れちゃったよ、凄い! 桐久雄くん、めっちゃ強いわ……。ただ、君達はもうちょっと防御を考えた方がいいかもよ?(笑)
ルリチカ/はい、次回はちゃんと考えてきます!(笑)
あゆむ/完全に「やられる前に殺す!」パーティーでしたからね(笑)
桐久雄/……≪鳥躍≫が無かったら≪暗黒の渦≫で全員が攻撃されてたんだよね? 持ってて良かったー!(笑)
GM/うん、あれは良い判断だった。今回の戦闘は1ラウンド目に≪EP:集団統率≫で弱らせてから、2ラウンド目で≪高速詠唱≫で先手を取ってPC達を倒す戦法だったから。完全に負けてしまいました。1ラウンド目にモブに先手を取られたからって桐久雄が≪鳥躍≫を使わなかったのが勝利の要になったね。
日葵/GM、凄い上手い戦略ですよね……でも勝てた! 良かったー。
桐久雄/ええ、本当に……。皆さんのダイスのおかげだよー!(笑)


 ●エンディングフェイズ

GM/黒コートの彼は呪文を唱えながら戦闘をしていた。召喚儀式の詠唱とともに、≪暗黒の渦≫の詠唱すらしていた。≪高速詠唱≫を使ってくるこの黒コートの彼は強敵だ。だけど……桐久雄くんは。
桐久雄/隙を見て、ナイフでザクッと斬りつけます!
日葵/……彼、ちゃんとした戦闘は初めてなんだろう? 才能に満ち溢れていないか。
ルリチカ/ああ、あいつ恐ろしい奴だよ……(笑)
GM/黒コートの彼は、致命傷を外すためによろめきます。……彼に近寄っていた桐久雄くんには、黒コートの中身が30歳前後の男性だということが判ります。
桐久雄/…………。
あゆむ/……GM。戦闘が終了したので、戦闘不能から起きてもいいですか?
GM/はい、戦闘不能を回復して【HP】1で蘇ってください。「グッ」と呻いた彼は、ナイフで斬りつけられた体を抱きながら逃亡をはかります。追いかけるのであれば【体力】判定でどうぞ。ただし、初期のエンゲージ位置で難易度が変わります。難易度は14。

 部屋の入り口側エンゲージ:【体力】ボーナス+2
 部屋の中央エンゲージ:【体力】ボーナス±0
 部屋の奥側エンゲージ:【体力】ボーナス−2

日葵/部屋の一番奥にいるけど、日葵の【体力】は9で判定できます。
桐久雄/ひまちゃんは元の【体力】が11もあるもんね!(笑・ころころ)桐久雄は15だな。
ルリチカ/(ころころ)10です。
あゆむ/(ころころ)8です。
日葵/(ころころ)17です。
桐久雄/ひまちゃんおかしいだろぉ!?(笑) 完全にオレを追い抜かしてるじゃねーか!
GM/(笑) では、日葵ちゃんと桐久雄くんは廊下の中で黒コートを捕まえることができます。
日葵/駆けて行って、すぐに追い詰めて足払いをしてそのまま押し潰します!
桐久雄/ひまちゃんが取り押さえたところに顔元へナイフを突き立てます! ……これで逃げられないな!?
GM/2人はガスマスクの下の顔を見ることができます。……君達は、知らない人だ。
日葵/私達は……ですね。
GM/「……アリガトウ、ゲイトノ中ニ入ッテキテクレテ……」 男は、桐久雄を見ながら言う。
桐久雄/え?
GM/そして見つめ合った瞬間に、桐久雄に≪魅了の魔眼≫を使用。(ころころ)命中は19です。避けてください。

 ≪魅了の魔眼≫
 相手の意識を奪う魔眼を操る[異端者]の主特技。
 命中判定を行ない、成功したら対象の【MP】を−3D6。【MP】が0になったら、対象を気絶させるか、使用者が対象を操ることができる。


桐久雄/ええっ!?(ころころ)回避……13です!
日葵/ま、負けた! ……これは追いつかない方が良かったか!?
あゆむ/……あ、あのっ! 離れていても令呪は使えますよね!? 桐久雄さんに最後の令呪を使用!
GM/あ、それがあったか!(笑)
桐久雄/それなら……33で避けた! うおおお! オレのアイドルすげー!(笑) 男に頭突きをします!
あゆむ/ゴイーン!?(笑)
GM/これはよろめく。そして、呻きながらも男は……機械音で呟き始めます。
日葵/なんだ……?
GM/「……オ前ガ、イナクテモ、アレダケノ恐怖ガ、世界ヲ、埋メ尽クシテイレバ……過半数ヲ、満タシテイルノナラ……イケル筈」
桐久雄/……え?
GM/彼の機械音の声は、呪文を奏で始めます。
桐久雄/儀式を……完成させる気か!?
GM/止めようとしても、それは最後の小節だった。……ドクンと脈打つ胸。何かの地響き。嫌な予感。男は……≪無限の解放≫をします。
あゆむ/……自爆だ!

 ≪無限の解放≫
 生命力を全て解放し、自爆する一般特技。
 この特技を使用した場合、メインプロセスの後に死亡する。


GM/ドオン! 爆発します。……彼に追いついてなかったあゆむちゃんとルリチカくん達には、爆風が襲い掛かります。
ルリチカ/うわっ!? なんだ今の音は……ヤバくないか!?
あゆむ/こっちも……ヨタヨタと向かいます! 桐久雄さん、日葵さんー……!
GM/ぷすぷすと煙が立ちますが、施設の通路は非常に頑丈で傷一つついていません。……彼は、爆発して死にました。完全に事切れています。桐久雄くんと日葵ちゃんは爆発を直撃しますが……戦闘不能になっても死亡はとどめを刺さない限りならないので、そのまま重症で立ち上がることができます。
日葵/ううっ、やられた……。
ルリチカ/く、くそぉっ……。
桐久雄/……男の顔を、あゆむちゃんは見ることができるんですか?
GM/見ようとすれば。
あゆむ/……でも、普通に考えたら魔術師よりも桐久雄さん達の方を優先ですよ! 駆けつけます!
桐久雄/こ、この子は天使かな!?(笑)
あゆむ/単にそっちの方がおいしいからじゃないよ(笑) それに……完全に死んでしまったと思うなら、回復の見込みのある桐久雄さん達を早く手当しないとと思います!
ルリチカ/ああ、同じ意見だ。……早く2人を外に連れて行こう! 抱きかかえます。よいしょっと!
GM/桐久雄くんと日葵ちゃんは、爆撃を受けましたが無事です。ルリチカくん達は連れていくことができます。……それでは、ゲイトがあるところまで向かいましょう。
ルリチカ/一刻も早く彼らの治療を! ……倒れている黒コートの男を確認する余裕は無い。男を横目で見て、「まさかな……」と心の中で思っておきます。
あゆむ/ゲイトが閉じないうちに、行きましょう。……ずるずると引き摺っていきます(笑)
GM/倒れた2人を連れて、2人はゲイトの外に出てくる。無事4人はゲイトの外に出ることができるよ。出た先は、線路沿いの道……中央駅のあるあの街、の筈だった。
あゆむ/……はい?
GM/空が真っ赤だ。
ルリチカ/ん……?
GM/真っ赤の空の中、10キロメートルほどのガイコツの顔が地上を見ている。
日葵/……へ!?
桐久雄/な、なんだあれ……?
GM/街中の人達も全員その顔を見えている。空を見た人が「なに……あれ……」と発狂している。ガイコツの背後の真っ赤な空はゼリー状の光沢。中はボコボコと溶岩のように波打ち……ギョロッと大量の眼が現れ、地上の者を見つめ始める。
あゆむ/う、うわぁ……!?
ルリチカ/も、もしかして呪文は……完成していた……?
GM/空一面を覆い尽くす巨大なガイコツの顔。そのガイコツが、地上へと手を伸ばす……。だが、その手は地上に届かない。まるで完全に召喚しきれていないようだ。ただし、ヘリコプターが近くを飛んでいくと……大量の眼の方が寄り集まって第二、第三の手となり、物凄い早さで掴みかかり、ヘリコプターをぷちぷちと潰し、吸収していく。
桐久雄/わ……わぁ……!?
GM/そんな恐ろしい光景を見てしまった皆さん、【正気度】判定をしてください。難易度は13です。
一同/(ころころ)……成功!
GM/お、良かった、全員成功だ。空の魔物達は、地上に降りようとしている……巨大なガイコツは顔だけ見せて今にも地上に手を伸ばして……というとき。「もう、これ以上は待てない! 駄目よ!」 突然ウズマキが開き、その中から金髪碧眼の少女が飛び出てきます。
ルリチカ/わっ!? き、君は……?
GM/彼女は現れるなり、必死の声で叫びます。「貴方達が……術者を倒してくれたおかげで、召喚は未完成で終わってくれた! でも、あのままでは時間の問題! 8割しか完成してなかった儀式でも、残り2割を……これから犠牲を次々増やしていかれたら、完全な召喚までこぎつけてしまうわ……!」
桐久雄/え、ええっ……?
GM/「このままでは欺く神が完全に現界する! それは駄目……そうなったら、完全に世界は消滅してしまうの。この世界は『神が直接手を下した時点で世界が破棄されてしまう』から!」
ルリチカ/……あっ!
GM/「完全に邪神召喚をしてしまった時点で世界は終わるの……!」 今は天からガイコツが手を伸ばして何も掴めない状況だけど、周囲の眼達が次々と世界に降りたっていきます。犠牲を増やし、力をつけて完全召喚できてしまったら、いずれガイコツは地上のものを掴むことでしょう。「だから……お願い、時間超越を……して……時を巻き戻し……!」 金髪碧眼の彼女は、悲痛に叫びます。
ルリチカ/…………。世界遣いって人達がいるだろ?
あゆむ/え、あ、はい。いますね……。
ルリチカ/彼らは少しだけ時間を巻き戻し、奇跡を起こす。その……大型版がありうるらしいって前に何かで読んだことがある。
あゆむ/す、凄いですね、それ……。そして今って……凄く大変な事態なんですね……?
ルリチカ/……時間を巻き戻す手段があるって記録にも残っているぐらいなんだ。時間を巻き戻せば……今回のことを、やり直すことができる!
日葵/……コクリと頷く。
ルリチカ/金髪の子を見ます。……手伝ってくれ!
GM/彼女は、君達に手を差し伸ばしてきます。
あゆむ/は、はい……! 手を取ります!
GM/君達が手を取り、まばたきをした瞬間……時間が巻き戻ります。一瞬、上も下も右も左も判らぬ空間に放り投げされ……だが、それもすぐに終わる。
桐久雄/はい……。
GM/……君達は目を覚ます。5月3日。朝11時。ちょっと日差しが明るい昼間。場所は……一軒家だ。
日葵/……小屋?
GM/そう。日葵ちゃんとルリチカくんがバイクで来た後だ。君達は、騒々しく叫び合っていたその時間……。

「アイドルがこんな人気の無い危険な場所に居ちゃいけないだろ!?」
「こっちは仲間が亡くなっているんだから過敏になってるんだよ!」
「3人に増えただとぉ!? なんだよいきなり仲間を呼んで!? やっぱりオレをどうにかするつもりだろ!? どうする気だよぉ!?」
「……あ、あれー……?」
「お前らが犯人だろぉー!?」


GM/叫び合っていた全員が、その瞬間……ハタと止まる。そして顔を見つめ合う。……今まで自分達が経験してきた記憶が、蘇っていく。今回は、全員記憶継承ループでお願いします。
あゆむ/おおっ、全員記憶ありループなんだ!
桐久雄/お前らが犯人だろぉー……い、いや、お前ら犯人じゃないな?
日葵/……そうだな。
ルリチカ/……パッと時間を確認する! 5月3日、11時……俺達、戻ってきた!?
GM/ええ、桐久雄くんのオープニングフェイズ直後まで戻ってきました。ただし、違うことがあります。……庭に、ぺたんと座り込んでいる金髪碧眼ゴシックロリータ服の女の子がいるから。
桐久雄/おわっ!?
日葵/き、君は……?
GM/「……私は、『龍の聖剣』という者。時間を跳躍することができる存在よ。急に時間を巻き戻させてしまって、ごめんなさい……」
ルリチカ/つ、辛そうだな……大丈夫か?
GM/彼女は……へたりこんだまま話を続けます。とても必死に、貴方達に理解してもらうために。「……欺く神が現界したら、私達ですら太刀打ちできなくなってしまう。邪神が現れた後では……貴方達の時間を戻すことすらできないの……世界が終わった後は、巻き戻す世界も無くなっているということだから……」
あゆむ/そ、そうだ。さっきのは……邪神が降臨していたんですよね? そういうことなんですよね?
GM/「そうよ。でも未完成だった。完全に召喚したのではないから、まだセーフだった。……貴方達は、邪神召喚を阻止に一番近い場所にいる」
桐久雄/オレ達が……!?
GM/「だから、どうか……どうか、貴方達に……世界を救ってほしいの……!」



 AW長期キャンペーンシナリオ
   『狂気の使者は我にくる』 第1話    END




GM/……という訳で第1話、これにておしまいです。お疲れ様でしたー!
一同/お疲れ様でしたー!
日葵/ひゃあ……すっごい第1話でしたね!
桐久雄/せ、生還できましたけど……本当に凄いことになりましたね? 楽しいなぁ!(笑)
あゆむ/黒コートの男……一体何者なんだろう……(笑)
GM/第1ループはかなり錯綜するのが目に見えているんですが、第2ループを始める前におさらいでリプレイを読み直していただければ、きっと今より判りやすくプレイできると思います。情報を明けるプレイから、情報を照らし合わせるプレイができると思うよ。
ルリチカ/わあ、凄くリプレイが楽しみです!
あゆむ/このパズルみたいなセッション……なんだか懐かしいなぁ(笑)
GM/さて。今回のループの代償ですが、クライマックス戦闘を勝利してもらえたので代償が発生しません。なので、普通にレベルアップをすることができます。
日葵/やった、ありがとうございます!
GM/キャラクターレベルは……一気にレベル3も上昇します。
桐久雄/うわっ、結構アップしますね!
GM/第2ループはキャラクターレベル8でスタートです。【HP】や【MP】、令呪も全て回復した状態で、『契約』もお互い記憶を所持しているので継続します。
ルリチカ/特技をどうしようかな……新規『契約』も考えた方が良いね……(笑)
あゆむ/このパーティー、[魔術師]も[霊媒師]も[処刑人]も[世界遣い]もいませんからね(笑) ループができたことだしいきなり[世界遣い]に目覚めたりしてもいいけど、どうしよう?
GM/……そうだ。第2ループの次回予告的なものとして第2話の冒頭に用意していたマスターシーンを読み上げていいかな?
あゆむ/はい、どうぞ。

「……相当、大変ってことじゃないですか。貴方がここに来るなんて」

「俺に調査に足を運ぶことだってある。それにな、このことを調査する適任の人材はどこを探しても……俺と高坂さん、ときわさん、この3人ぐらいしかいないんだ。なら俺が直接動いた方が早い」

 教会の書庫にて。
 堅苦しく乱れのないシャツ姿の男性が、本棚を前に大量の資料に目を通しながら高坂と言葉を交わしていた。

「だからって、わざわざ総支配人自ら……。少しレベルの高い能力者でチームを編成しますよ、その方が……」
「高坂さんならそう言ってくれると思った。では、すぐに編成会議を。出来れば早い方がありがたい。50人もの人間がいなくなっているんだ。近いうちに恐ろしい何かが動き始める」
「そうですね。今はゴールデンウイーク中だから……明後日の5月5日までには、なんとか人を集めましょう」

 5月3日。もうすぐ正午。
 腕時計を確認した彼は、手早く資料を戻した。すぐにスーツの上着を羽織り、苦々しく背表紙に刻まれた名を睨む。

「…………『機関』もまた、とんでもない置き土産をしてくれたものだ」


GM/思惑が錯綜する5月3日……次回をどうぞよろしくお願いします。
一同/よろしくお願いしまーす!




第2話に続く