ガープス・リプレイ・護神戦隊ガルディオン
■ 第4話 『囚われの姫君』 ■
2006年6月3日




GM/場所はシャノアール、毎週恒例になったお茶を飲みながら会議中です。「君達の鎧はまだ本来の力を出しきってないようだっキュ。何がキッカケのようなものがあれば……五人目の戦士が覚醒して全員揃ったらバトルスーツも成長すると思うっキュ」
成増/五人目の検討がつかないから今の状態のまま進むしかないか……まだ見つからないのか?
GM/「一応強い力が反応している箇所を探しているけど、判らないんだっキュ。手当たり次第に『アナタも勇者にナリマセンカー?』とは言えないっキュ。――では本日の作戦会議はこれまでだっキュ、お疲れ様だっキュ〜!」
晶/ハーイお疲れ様ー……ってドコの部会だよ?(笑)
GM/部活と言えば、晶くんはテスト一週間前。テスト期間だから頑張れよ。
晶/帰って勉強しなきゃ! いや、勉強してないから【IQ8】なんだけど(笑)
桜/じゃあまた来週。……ところで、日傘を買ったアルビノです。これで晴れても動けるようになりました。
成増/重要な事を成された。――それではまた来週、土曜にまた会おう。遅刻するでないぞ。


 ガープス・トランスフォーメーション 護神戦隊ガルディオン
 第4話「囚われの姫君」


 ★駅前



GM/各々帰宅する夕方。――晶がバスに乗ろうとしている時、「オネガイシマース!」とお姉さんからビラを配られる。「ヨロシクオネガイシマース!」……とても興味を惹かれるね。
晶/パッと受け取って、見てみる。
GM/宗教の勧誘だ。
晶/……くしゃ、ポイッ!
GM/あ、捨てられた。マナーの悪い人だなぁ。ジロジロ。
晶/ち、ちょっと周りの視線が痛いから拾ってゴミ箱に入れる(笑)
成増/あっちの方でポイッとやる少年が……あ、成長した少年になった。きゅーん!
晶/エエエェ、どんなフラグだよ!?(笑)
GM/――次、成増さん。似たように「ヨロシクオネガイシマース!」と配っているお姉さん。興味を惹かれるな。
成増/受け取って見るが、どんな宗教だ? 
GM/『地球がこのままではヤバイ!』……日本人が好きな終末思想が書かれている。熱心にビラを配っている人達を見て、興味深げに通り過ぎる成増さん。――次に、水沢さん。
水沢/お疲れ様です、と言ってとりあえず貰う。配っている人を通り過ぎるのは可哀想だし。……しかし、地球が危ないことを誰かが察知しているのか? 考えすぎかもしれないけど……後でキュー太に見せてみたら何か言うかな。
GM/ブツブツ考えながらビラを鞄に入れる水沢さん。――最後は、桜さん。
一同/……嫌な予感がする。
GM/「オネガイシマース!」とビラを渡される。
桜/あ、ありがとうございます。
GM/「どうですか、今地球は大変なことになっているんですよ!」
桜/えっ、そうなんですか!
一同/やっぱり!(笑)
GM/「そうなんですよ、今大変なことが起きているんです! 我々は地球が危ないことを知っているのです、そして普及活動をすることによって地球の崩壊を乗り越えようと〜、という事でアナタも私達といっしょに〜」……凄い勢いの勧誘攻撃。【朴訥】で判定してください。
桜/凄い話だ、ドキドキ!(ころころ)見事に失敗です。
GM/すっかりその話を信じ込んだ桜。「宜しければ詳しいお話をしましょう、こちらにどうぞー!」と連れ込まれていきます……。
一同/あーあ(笑)
GM/近くのカフェに入れられ、怪しげな話を聞かされます。「私達の宗教は『マーズ教』と申しまして、我々の教祖様が仰るには人間は元々火星で暮らしていたのです。だから火星には水が流れていたなど色々あるでしょう?」
桜/なるほどー、説得力ありますねー。
GM/「かつて地球に住んでいる悪い奴らがおりまして、そいつらから攻められてしまったのです。最終的に二人の神子が三つの大陸を沈めたのですが、代償として火星に住めなくなってしまったのです」
桜/そうなんですかー、大変だったんですねー。
晶/何か怪しいと思えよお前!(笑)
GM/「ですから我々の祖先は敵のいない安全になった地球に移り住んだのです。しかし今、……『レガル=クラーテの悪魔ガルディオン』という五人の魔物がいまして、地球が危機なのです! 我々はそれと戦う戦士を探しているのです」
桜/そうなんですか……アレ? なんか聞いた事があるような……。
GM/「え、聞いたことがおありで!?」
桜/何だったかしら……で、もう一回判定。(ころころ)どっちにしろ失敗。
GM/いつも「ピンク」としか呼ばれていないから忘れたな(笑) 「悪魔達を排除しない限りこの世に平和は訪れないのです、我々は教祖様の命のままに布教活動をしているのですよ。宜しければ一度、我々の本拠地にいらっしゃいませんか?」
桜/はい、お話だけなら聞きます!
GM/「はいー!」――こうして、桜さんはどこかしこに連れて行かれていくのでした……。
水沢/俺達、悪魔扱いか……というか、王道な引っかかり方だなぁ。
晶/なんてゆーかコレ、『囚われた』というか『捕まりに行った』じゃねーか?(笑)


 ★一週間後 シャノアール


GM/あれから一週間経って――晶くん、テストだ。知力判定して。
晶/(ころころ)……16。ギリギリファンブルじゃないけどスッゴイ勢いで失敗した!(笑)
GM/赤点じゃないけど四十点、悲しい結果を貰って――夕方、シャノアールです。
水沢/なあ、キュー太。……駅前でこんなビラを貰ったんだが、マレディクシオンとは何か関係があるか?
GM/「……文字だけじゃなんとも言えないっキュ。最近変な宗教多いっキュ〜、でも気にだけしてるっキュ! ……オヤ、一人足りないっキュ?」見回すと、桜がいない。
晶/あ? ……遅刻かな、電話してみよう。
GM/ぷるるるる……『只今、電波の届かないところか電源が入っていないため……』
晶/ピッ。……圏外か電源切ってるのか? じゃあメールで連絡入れておく。
成増/遅れる理由があるなら言いなさい、四百文字以内で!
水沢/……それは結構多いぞ(笑) あちらも大学の用事があるんじゃないか?
GM/「それが実は、桜とは前々から連絡が取れなかったんだキュ。こまめに連絡や情報を流しているのに、一週間前ぐらいから返信が来ないんだっキュ。寂しいっキュ!」キュー太が連絡を入れてもちっとも返ってこないし、メールじゃなくてブレスレットで交信しようとしても何とも起きない状態です。「みんな、心当たりは無いっキュ?」
成増/お互い日常生活に関与してないから判らないな。彼女の家はどこか知ってるのか?
GM/「判るっキュ」……そういや桜さんは実家に住んでるの?
桜/マンションです。
GM/マンションだそうです。……大学生で一人暮らしでしかも猫を飼うのがOKなマンションってどんなの?(笑)
成増/じゃあみんな、車に乗れ。彼女の家まで行ってみよう。キュー太も来るか?
GM/「心配だし乗って行くっキュ」――車をとばすこと数十分。着いた場所はいかにも高そうで綺麗なマンションだ。インターフォンを押しても、……シーンとして反応が無い。
水沢/定番、新聞はどうなってる?
GM/ポストに入っているチラシやダイレクトメールの日付は、一週間と一日前からある。
晶/……先週の会議以後、帰ってきてないってことか。
成増/キュー太、彼女の通っている大学は知ってるな? そっちにもあたってみよう。
GM/では、――キュー太が案内して行った場所は共学の大学。オープンな所だから部外者でも簡単に入れそうだ。
晶/……けど、こんなおかしな連中が敷地内に入って大丈夫か? 高校生、大学生男、着物のオッサン、見た目は中学生だぞ(笑)
水沢/いやいや、共学なら怪しくない筈(笑) とりあえず、学生課に行って話をしてみよう。すいません……わたくし、この学校に在籍している弥生桜さんの友人なのですが、ここのところ彼女と連絡が取れないんです。大学に来ていらっしゃるのでしょうか?
GM/「すいません、それは全生徒のこちらでは判断しかねますので……」
水沢/……だな。先生に訊けば判るかな。
成増/でも何の授業取ってるか知らん。……ああっ、彼女がよく行く場所はないか! もしくは親しい友人はいないのかー!


 ★桜パート ???


GM/一方その頃――桜さん。気付くと、……あれ、天井が白い。病室のベッドの上にいるようだ。広くて白い部屋にいる。
桜/……あれれ? 周囲を見渡してみる。
GM/白い。……そして気付く。腕にいつもつけているブレスレットが無い。しかも全身は自分の私服ではなく、白いローブを身に纏っている。
桜/……あれ、あれ? 携帯とかも全部取られた?
GM/いや、荷物はまとめて隣の机に置かれている。けど、ブレスレットだけ無い。
桜/携帯の電源を入れてみる。
GM/病院ぽい場所で繋がる訳ない。部屋には窓が一つも無くて、出入り口の扉が一つだけ。
桜/ドアから出ようと試みよう。ガチャガチャ。
GM/鍵が掛かっている。……けど、桜さんが手を放した時、タイミング良く鍵が開けられ、白いローブの人達が顔を出す。「お昼ご飯の時間ですよー」
桜/あ、ありがとうございます。
GM/「どうしたんですか、さぁ席にお戻りください」……その人達が着ている白いローブに、どこか見覚えのあるものがあるね。思い出そうとするのなら判定を。
桜/(ころころ)成功した。
GM/前に見た……戦闘員の模様に似ているような気がする。
桜/……すいません、ここはドコですか?
GM/「え? 何言ってるんですか、もう一週間もいっしょに暮らしているのに」
桜/……私が、一週間前まで持っていた物は?
GM/「そのカゴの中に全部入ってますよ」
桜/あの、腕につけていたものが無いんですけど……。
GM/「そうなんですか? 危険な物以外はこちらで預かってはいませんよ。……あ、扉は開けておきましょうか? それとも今までどおりに鍵を掛けておきますか?」
桜/じゃあ……開けといてください。
GM/「わかりました」お食事を乗せたトレイを置いて、白いローブの人は出ていく。扉は言った通り開けっぱなしだ。
桜/……とりあえずゴハンを食べます。もぐもぐ。


 ★男性パート 桜の大学


晶/もう訳判らねーから喫煙所で煙草でも吸ってる。くそ、アイツどこ行きやがったんだ……。
GM/「なに、あの喫煙所にいる集団……ひとり着物の人だし」「あんなカッコイイ人、この学校にいたっけー?」「ちょっとキミ、何年生? まだ早くないかな?」
成増/ハハ、恐れるな……彼はうるう年で十七歳なんだ!
晶/違う!(笑) ……いや、深くツッコまれる前に逃げる! っていうかアイツ、アルビノなんだから簡単に有名になるんじゃね?
水沢/まずアルビノなんていないし、親しくなくても在学しているのを知っている生徒は沢山いるかな。
成増/よし。……ヘイユー! そこのお嬢さん、おハナシしないかーい!? ――近くにいた女性に声を掛ける。
GM/ヘイユーって話し掛けるの?(笑) じゃあテキトーな眼鏡っ娘が捕まります。「あ、ハイ! きゃ、カッコイイ着物の人だー!」ドキドキ。
成増/すまないが、弥生桜という子を知らないか? アルビノの女の子なんだが……。
GM/「や、弥生さんですか? は、はい、知ってます、有名です! 猫愛好会の子ですよね!」
晶/……愛好会に入ってるんだ?
成増/猫を愛でるだけで、イマイチ活動していない愛好会なんだろうな。――最近、彼女を見たかい?
GM/「ワ、ワタシは頻繁に見るワケじゃないんですけど……そういえば最近見てないような気がします。えっと、猫愛好会のたまり場的なものでしたら食堂です!」
成増/食堂か、……すまないが案内して頂けるかな?
GM/「も、勿論です、コチラですー!」眼鏡っ娘は食堂まで連れて行ってくれるみたいだよ。
成増/ありがとう……優しいね、キミは。
GM/「あ、ありがとうございます、きゃっ! あの、オジサマのお名前を聞いてもいいですかっ?」
成増/いやいや、名乗るほどの者ではない。
GM/「きゃーカッコイーッ!」
晶/……あの、前回よりよっぽど失楽園ってないか?(笑)
GM/全くだ。――では眼鏡っ娘を先頭に連れて来られた食堂。奥の方で、猫の雑誌を開いている団体がいる。「ハイ! ちなみにココはラーメンが美味しいんで食べていってください!」
成増/ああ、ついでだから昼時だし食べて行くか。――オバチャン! ラーメン、麺抜きで!
GM/「はいよー……ん? お客さん、麺抜きで?」
成増/麺抜きで。
GM/「……麺抜きでいいの?」
成増/麺抜きで。
GM/……なんか知らないが良心でメンマとワカメを多めに入れてあげよう。
水沢/切ないことをするな(笑) 大人しくスープだけ頼めばいいのでは?
成増/何を言うか、ラーメンだから美味いのだ! 汁だけではラーメンではなかろうジュルジュル!
晶/じゃあこっちはカツカレーでも注文するか。……あのさ、オッサン。どうしてそんなに大きくなれたの?
成増/……さぁ少年少女達よ、話をしようか!
GM/あ、スルーした。――奥にたまっていた連中はネコネコ言いながらお昼を食べている。「おっさん、何?」
成増/弥生桜という子を知らないか?
GM/「弥生? 弥生ってアレだろ、知ってるよ」「ウチの部員ですよ、ここ最近は見てないけど」
成増/見てないのか、……彼女と仲の良い友人はいないか?
GM/「ああ、それならヨシダサキっていう女がいるんだけどさ。ちょっと口やかましい奴だけどよく学食で弥生と話してるの見掛けるぜ。……この時間ならテラスでメシ食ってるんじゃねーかな」
成増/ありがとう。――では言われた通りテラスの方に向かう。
GM/テラスに出ると、直ぐに判る。……うるさい子の声に、大量のお菓子を囲んで食している女子の団体が見付かった。どーでもいいような内容を延々と話しているね、女子だから。
水沢/……話し掛けてみる?
晶/……話し掛けてくれ、俺は遠目で見ていたい。
水沢/じゃ、じゃあ俺が行くよ……妹と患者以外の女性は苦手だけど。そこのお嬢さん達、少し宜しいかな?
GM/「え、……キャー!」「何このカッコイイ人、大学にいたの!?」「お兄さんドコ学部の人ー!?」
水沢/い、いや……俺はこの大学に友達がいてちょっと遊びに来てるだけなんだ。
GM/一番うるさそうな女の子が話す。「マジ? 誰のトモダチ? アタシ結構顔広いから判るかもしれない!」
水沢/弥生桜っていうんだ。
GM/「マジでー!? 桜、こんなカッコイイ知り合いいたワケー? 何で今まで紹介してくれなかったのよー! アタシ、この前カレシにフラれたばっかなんだけどお兄さんカレシなんないー?」
水沢/え? 彼氏……なんないって?
GM/彼氏にならないか、です。「超カワイー!」(笑)
晶/……なんかスゲェ(笑) 俺、行かなくて良かった。
成増/……ああ、暇なんで後ろで踊っていよう。
晶/踊るなよ、蹴るぞ!(笑)
成増/踊るな、か……。ではさっき貰ったラーメンの汁をジュルジュルしてよう! ペットボトル積めのやつをゴクゴク!
水沢/そこ、コントやってないで助けてくれ!(笑) えっと、俺は弥生の友達なんだが最近彼女と連絡が取れなくて困ってるんだが。
GM/「アタシも連絡取ってないんだよねー。お兄さんは友達だって言ってるから直ぐ判るだろうけど、あの子って白いじゃん? だから学校に来てなかったら直ぐ判るんだよね」
水沢/なのに、ずっと誰も見ていない状況……やっぱり大学に来てないのかな。それじゃ、もし彼女の姿を見掛けたら、連絡をしてくれるかな?
GM/「彼女の姿を見掛けたらって、それ以外のコトじゃ連絡しちゃダメ?」
水沢/えぇ!? ……二人とも、助けてくれないか……(笑)
成増/私は踊ってる。
晶/だから踊るなって言ってんだろ、ホントにまた蹴るぞ!(笑)
GM/「おお、ちょっと美形な着物のオッサンと、ちょっとイケメンな少年がコントしてるぞー」わいわい。
水沢/本当に助けを求めてるのに助けてくれないのか君達は!(笑) そうだな……彼女の友達だし、出来る限り返信するよ。
GM/「マージーでー! ウンじゃあ会ったら連絡するからね! アタシ、ヨシダサキっていうんだけどお兄さんは?」
水沢/自分は水沢真だ。
GM/「登録するねー! ……この場合、アダ名で登録するんだろうな。何か良いアダ名を募集。
成増/……フックン。
GM/じゃあフックンで。「ありがとー!」後ろの怪しげな二人には目もくれずバイバイ。
水沢/あ、ありがとう……。最近の若い子ってあんなテンションなのか。――けど、もう大学で聞けることは無いと思う。シャノアールから彼女の家までの道で、どこかに行かなかったか、もしくは誰かに攫われた、連れて行かれた、猫について行った……その辺だろう。
晶/猫について行って一週間帰ってこなかったら問題だと思うんだが(笑)
水沢/でもありえそうな線だから怖いな(笑)


 ★桜パート 施設?


GM/平和にもぐもぐとお昼ご飯を食べ終わったキミ。これからどうする?
桜/ドアが空いているから外に出てみよう。病院……ぽいらしいけど、近くに人とかいないかな。携帯を持って部屋の外に出る。
GM/人はちらほら見える。……案内板が廊下に描いてあったので見ると、現在地と記されている場所は、地下一階だということが判る。そしてこの建物は、どうやら二階以上はない模様。そして地下一階以下もあるようだ。
桜/じゃあまず上り階段を……何も考えずに進んでみよう。
GM/……一階に着くと、出入口が見える。怪しげな白いローブを纏った人が何人かいる。警備員役の人かな?
桜/警備員がいるんじゃ多分出られないと思う。……逆に地下二階に下りてみよう。
GM/一階から地下二階へ階段を下りるとそこは……大きな部屋がいくつかあるみたいだ。――ではここで、知覚判定をお願いします。
桜/【鋭敏感覚】を持ってるのでそれをプラスします。(ころころ)成功です。
GM/遠くの方から聞こえてくる。……クスクスという、少年と少女の声だ。「地球人はチョロイよね」「地球人はチョロイね」
桜/……耳を澄ませて聞き耳を立てる。
GM/「みんな洗脳で騙されるんだもんね」「転生戦士とか言えばみんな直ぐひっかかるんだもんね」「ねぇねえ、一週間前に捕まえてきた白いのはどうする?」「どうしよっか、マナの力を感じるしとっておこうか?」「そうだね、巧くいけばガルディオン潰しのコマになるかもしれない」「なんか怪しげなブレスレットがあったから外しておいよ」
桜/……あ、ブレスレットはあの子達が持ってるんだ。持ってるんだ、へー。……そのまま自分の部屋に戻る。
成増/大人しく部屋に戻るのか!(笑)
桜/うん、だって奪えないだろうし。……でも大人しく、どうすれば外に連絡が取れるかどうか考えてよう。


 ★男性パート 駅前


成増/シャノアールからの彼女の帰り道を辿っていこう。何か怪しいものは無いかな……。
GM/お昼過ぎの駅前にやって来ると、数人の若者達がビラを配っている。「オネガイシマース!」
成増/何故か惹かれて、またついビラを取っちゃう。
GM/またもや宗教関係のチラシと、ティッシュを貰った。――けど、この間のと同じかと思いきや、一週間前と謳い文句が違う。『地球人の敵レガル=クラーテを倒すため、立ち上がれ勇者達!』
晶/……はっ?
成増/……キュー太、『レガル=クラーテ』という言葉は一般的に広まっているのか。どう思う?
GM/「……怪しすぎるっキュ」
晶/なあ、もしかして……アイツ、ついて行っちゃったんじゃね? 俺は一週間前に受け取って直ぐ捨てたけど、あの時……妙に興味惹かれたんだよ。普段こんなの無視するのに。
成増/私も同じく受け取ってしまった。……まるで引き寄せられるかのようにな。
水沢/……受け取った可能性が高い、か? 彼女は受け取ったら絶対信じ込んでついて行くだろうし。――これだけ配っているということは、騙されて行方不明になっている人も多いんじゃないだろうか?
晶/いるだろうな……あ、そうだ。学校で知り合いとかセンコーとかがいなくなったとかいう噂話は聞いてないか?
GM/それは、【IQ】判定で思い出して。
成増/学校関係でないか。(ころころ)成功。
水沢/病院の方で聞いていないかな。(ころころ)成功。
晶/(ころころ)失敗。クソ、思い出せねぇ!
GM/というか晶くんはテスト週間だったしな。話している暇があったら勉強しろよ。――成増さんの方は、「すいませんが暫く休ませて頂きます」という人も多いような気がする。それに最近欠席の子が多いという話を同僚から聞いていたような……。
成増/そうだ、どこの高校もテスト期間だというのに弛んでいる。……あんなに米を食べてたからだ!
晶/いや絶対それは関係無いから!(笑)
GM/水沢の方は、患者さんなど病院から出ない人でいなくなった話は聞かない。だが駅を利用するような外部から来る人々が訪れなくなったという話が……。
成増/……宗教に興味があるような演技でもして、配っている人に話を聞いてみるか。私は【IQ】高いし、それなりに対抗もできるだろうから、騙されずに彼らの話を詳しく聞けるかもしれん。
晶/でも、……着物のオッサンは警戒されないか?(笑)
成増/いや! ただでさえ人生の迷い子っぽいオーラも漂ってるし、だから「あっ、このヒト助けてあげなきゃ!」ってなるかもしれないだろ!
水沢/自分で言うなよ(笑) もしくは、みんなで忍び込むという手もあるぞ。――彼らもずっとビラ配りをし続けることはないだろうから、時間になれば撤収する筈だ。一応どこが本拠地かついて行ってみようか。
成増/うむ、それまで車の中で待機していよう。……まるで警察の張り込みみたいだな。
晶/アンパンと牛乳片手に張り込みね。……ってしまった、アンパンだ!(笑)
成増/――滅するぞ少年ドアアアア!
GM/車の中で乱闘するなよ。――じゃあ日が落ち始める頃、ビラ配っていた若者達はビラ配りをやめ徒歩で撤収し始める。全員合流して徒歩で帰るようだ。
水沢/ついて行こう! 凄く賑やかに話しながら「いかにも俺達、こっちが帰り道なんです」な雰囲気を醸し出しながら尾行する!
成増/いかにも仲良くな! いやぁ、アンパンのアンは良いよな!
水沢/……そ、そうか。そんな風に誤魔化しながらついていく!


 ★桜パート 施設?


GM/そろそろ夕時。部屋でぼーっとしていた桜さんの元に、また白いローブの人達がやって来る。「晩ご飯ですよ。夕食ですから食堂の方に集まってください」
桜/はーい、ついて行きます……。
GM/ついて来た場所は大きな部屋で沢山の人達が既にいる。どうやら立食パーティーのようで、えらい豪華な料理が並び、みんなでワイワイ食べている。食べ物は豪華なのに、全員真っ白な服を着て何だか不気味だ。――そんなところに、桜さんへ女の人が話し掛けてくる。「どうですか、貴方もここに来て一週間経ちましたね」
桜/ええ……なかなか実感が湧かないです。
GM/「でも貴方もあの話に興味を持って下さったということは、マーズ教に選ばれた人なのですわ。いずれ悪魔ガルディオンと戦う為に、私達はこうやって集まっている訳なのです。……そういえばガルディオンは今現在、封印が解かれてしまったのは四人らしいですわ」
桜/そうなんですか、詳しいんですね……?
GM/「いえ、私の知識ではないのです。全ては教祖様の言葉ですわ」
桜/……教祖って、どんなヒトなんですか?
GM/「教祖様ですか? 教祖様は……あっ、今いらっしゃったみたいですよ!」――夕食を食べている中、わーっと賑わう人々。現れたのは、……少年少女だ。「教祖様ー!」
桜/……ひとり、ぽけっと見ている。
GM/「あの二人が教祖様ですわ。男の子の方がジュメル、女の子がジェミニといいますわ」……ちなみに両方、双子って意味だよ。外見は髪が長いと短いのぐらいの違いで本当にそっくりだ。子供達と思ってぽけっと見ていたが一転、演説のように色々話し始めたりする。「マーズ教のシンボルとも言えるクリスタルはこれだ!」――ピカーと光る水晶。
桜/……あれは?
GM/「あの光を浴びた者は、戦士に目覚めるかもしれないというありがたいクリスタルですよ」――調べたければ、知力判定をどうぞ。
桜/(ころころ)失敗です、……綺麗な石だなぁ。
GM/じゃあ特に何も感じない。「あの光によってガルディオンを倒す勇者が現れるのです。私も心待ちにしていますわ」
桜/……今までに選ばれた人はいるんですか?
GM/「残念ながら今は……。教祖様が悪魔の復活に気付いて布教を始めたのがつい最近とのことなのです。でももうこんなにも仲間が集まって参りました」――そんなこんなで、教祖二人も去っていきクリスタルも回収。パーティーが終わったら部屋に戻されます。「それではお休みなさい、鍵は掛けておきますからね」
桜/トイレに行きたい時はどうするんだろ……?
GM/ピンポーンとナースコールみたいなものを押して下さい。
桜/じゃあ早速ポチッ。……すいません、お手洗いに行きたいんですけど。
GM/白ローブのお姉さんが鍵を開けます。「戻って参りましたら鍵を閉めますので、連絡くださいね」
桜/はい。携帯を持って部屋の外に出て……電波が入りそうな場所を探す。
GM/一階に行けば使えるかも。
桜/じゃあ一階に上がります。……どうかな? 電話じゃ危ないからメールをしたいんだけど。
GM/電波が1本だけだけど立ったよ。受信トレイを見ると、晶や成増から「来い」「どうした?」などのメールがある。
桜/とりあえず、「白いところにいます」と大学生にメール送信。
GM/……一方その頃。尾行中の水沢さんにメールが入る。
水沢/アハハ、でさー……って、アレ、アイツからメール来ちゃったよー。……目配せをして二人に彼女からメールが来たことを知らせる!
成増/ああ、赤飯のゴマは良いな! ――ん、ナニナニ? 見ろよ少年アハハ!
晶/えーナンダヨー、連絡通じるようになったのかー? 早く返信してやれよーアハハ……。
水沢/わかったわかったー。……「ビラを配った連中について行ったのか?」と返信する。
桜/「貰いました!」
水沢/「脱走は出来そうか?」
桜/「出来ると思いますが捕まると思います♪」
水沢/それは出来てない(笑)「連絡はつかなかったが、腕輪はどうした?」
桜/「取られました☆」
水沢/そ、それじゃあ……「身の危険が無いよう注意しつつ、内部の情報が判ったら連絡を入れてほしい。他にも捕らえられている人々はいるのか?」
桜/「自分がいるのは地下です。人は沢山。偉い少年と少女がいました」
水沢/エライ少年少女? よく判らないけど「必ず助けに行くから待ってろ」と送っておきます。アハハ、ごっめーんメール長くなっちゃったぜアハハ!
成増/あーそうそう、ハムサンドのハムって美味しいよなアハハ。
晶/いや、俺はパンの方が好きアハハ。
成増/邪道だアハハ!
晶/お前の方が邪道だアハハ!(笑)
桜/……では「寝ます」と送って、部屋に戻ります。おやすみー。
水沢/普通に寝る気だ、朝までグッスリ寝るんだろうな……信者の模範生だ(笑)
GM/桜とのメールが終わり、また暫く進んでいく所は……病院らしき場所にに着いた。――総和病院という名前が彫られているが、入り口には「宗教法人マーズ教」と書かれた立て看板がある。
成増/周りに住宅は?
GM/住宅街から少し離れて、小高い丘っぽくなっている所だ。平屋建てで、なんだか外観からして地下がありそうだ。木や草が生えまくって廃墟っぽく見える……そんな建物に若者達は入っていった。
水沢/彼女のいたのは地下という話だ。……ここのような気がする。キュー太は何か感じないか?
GM/「こ、この波動は……まさか!」
成増/……キュー太がそう言うってことは確定だな。かと言って今すぐ突入するには危険だ。――明日、また駅前でビラを配っているところに興味があることを言い、中に招待してもらうのはどうだ?
晶/行くのは、【IQ】が高くて戦闘も出来るオッサンでいいか? 俺は絶対IQ判定は失敗するし。
水沢/俺は戦闘が微妙だし、……そういえば成増さんは何か戦えるすべを持っているのか?
成増/一応、ナギナタを常備している。モップなどがあれば使えるだろう。――では明日の朝、決行だ!


 ★次の日 駅前


成増/ビラ配りをしているところに行って、いかにも初めての人のように受け取ろう。ふむ、マーズ教とな……どんなことやっているのですか?
GM/「あ、ご興味がおありですかっ?」
成増/まぁ、日本人ですから。
GM/なんだそりゃ。「……えっと、お背中に背負われているものは何ですか?」
成増/このナギナタのことですか? 学校で部活動に使うものですよ、……武道は日本の心でしょう?
GM/「凄いですね。ひょっとしたら貴方の力で地球を救えるかもしれませんよ! 宜しければ我々の総本山へ……そこでお話でもいかがですか?」
成増/ほう、それは面白い……お願いします。是非ともそちらの方へ伺いたいのですが!
GM/パッと顔を明るくしてビラ配りのお姉さんは「こちらです、どうぞ〜!」と成増さんを連れて行く。大切なお客様ですから、ワゴンに乗せられます。
水沢/よし、……こっちは車で待機及びワゴンを尾行するよ。
GM/「もうすぐ着きますよ……。ここは元々総和病院と言いまして、数年前に転居したので跡地に総本山として使わせて頂いているのです。教祖様が二人いらっしゃって、とっても可愛らしいお方達なんですよ」
成増/そこで一体何をなさっているのですか?
GM/見た方が早いです。――病院まで送り届けられ、地下二階の一室に連れて行かれる。「ようこそおいで下さいました。申し訳御座いませんが、荷物の方の点検をしても宜しいでしょうか?」
成増/はぁ、このナギナタは学校で云々……。
GM/「不審者などは入って来ないでしょうけど危ないので一旦回収をさせて頂きます。きたる日には必ずお返ししますので」
成増/むう。さらば……MATSUYAMA。我が相棒よ。
GM/名前、マツヤマって言うんだ……「おや、面白い腕輪を付けていらっしゃるのですね?」
成増/はい、良いものでしょう? ハワイに行った時に……親父がくれた物なんですよ。
GM/外されたくないのなら、【言いくるめ】で判定をどうぞ。
成増/(ころころ)成功! これは決して外してはならない物なんです……空気に触れると爆発し……!
GM/凄い勢いで言いくるめられた。「ははぁ、それは恐ろしい……あとこのローブを身につけてください。正装です」
成増/それには大人しく従おう、脱ぎ脱ぎ。……なんかこの人、背中に龍のイレズミとかあったら嫌だなぁ(笑)
GM/嫌だな、カッコイイなぁ(笑)
水沢/……今のうちに、食事のことを言ったらどうだい?
成増/そうだ。ところで、今日のメニューは……!
GM/「もうお腹が空きましたか? 何か食べたい物がおありですか、何でもご用意できますよ」
成増/……炭水化物以外で! 見たら発狂するのです、あいつらはたとえ餅でも足が生えて襲いかかって来るのですよ!
GM/「……はぁ、ベジタリアンなのですね。じゃあそんな感じのお料理をお持ち致しますよ。……今からそんな精進料理で修業を成されてたなんて、貴方には勇者の素質があるかもしれませんね。運命を感じます!」
成増/ああ、それは実家が寺なので……。とりあえずブレスレットが回収されなかったのは助かったな。
GM/「ではご説明をさせて貰います。……勇者への覚醒の要素となるのがこのクリスタルなのです。これが皆さんに力をお与え下さり、少しずつ戦士に覚醒し、勇者が生まれるのです」キラキラ光る水晶……【神秘学】で判定を。
成増/(ころころ)成功。
GM/確かに綺麗だ。綺麗だが……負の力が物凄い勢いで働いているのを感じる。
成増/おお、素晴らしい……色んな意味で(笑) 今現在、勇者が現れたという話は?
GM/「残念ながらまだ。……ですが、一週間前に入信した女性がいまして! その人からは他の方とは違う力を感じるのですよ!」
成増/ほう。……素敵な女性だ、是非会ってみたいな! そんな勇者のタマゴとも言える女性にお会い出来るなんてオッサンも感激ですよ!(笑)
GM/では、桜さんの部屋まで連れて行かれます……コンコン。「桜さん、宜しいでしょうか。貴方に会いたいという方が一人お見えになっているのですけれども」
桜/私にですか?
GM/「はい、失礼します」がちゃり。
桜/……あら?
成増/おぉお、初めまして!(笑) 嗚呼なんて神々しい女性なんだこの人が勇者様だなんて! どうも、勇者の前身様!
桜/えー! 私ってそうなんですかー!(笑)
GM/なんか愉快な人だなぁ。「では……」と女性は去っていく。
成増/……やぁ、よくぞ染まってくれたな(笑) 元気そうで何よりだ……このまま連れて帰っても平気そうだし。……という訳で、ちょっとお話しませんか勇者様の前身!
桜/だから私は勇者じゃありません!
成増/それはどうでもいい。……昨夜、携帯で色々連絡してくれたは、また就寝の時間……八時ぐらいになったら少年達に連絡をしに行くな?
桜/八時じゃなくてもトイレに行けば連絡出来ると思うんですが?
成増/いやいや、八時にしに行く! 行くよね? 行くに決まってるし? 二人とも心配してるさ、行けよ!
桜/……は、ハイ。行きます。
成増/そうかそりゃ良かった、心配かけてる二人に連絡しにやってくれよ! ……トイレで彼らが三十分ぐらい足止めをして、その最中に私が部屋を出れば……揃って同じ時間に同じトイレを使うよりは怪しまれないだろう。
水沢/バレないようにしつつ、消灯時間になって見回りがいなくなったところで桜と合流して一階に出てくれ。そしたら俺達が突入しよう。
成増/……そういや、ここの施設にフリースペースみたいなものはあるのか?
GM/地下一階が居住スペースで、地下二階以外だったら自由に動き回って大丈夫です。フリースペースにいるのは、子どもから老人まで幅広い年齢層だ。――ところで晶くんと水沢さん、君らもメシを食ってください。食べないと疲労点が増えるよ。
水沢/うん……それじゃ、夜にバトりそうだから精力がつくもので消化に悪くないものを作っておこう。お弁当持参で、ついでに三人と自分用の夜食のおむすびを作っておく!
GM/……おむすび?
晶/……おむすびなの?
成増/……いや、ノリオンリーのおむすびでシャケをノリで包んだ凄いボサボサしそうな気がするお弁当だ、なんて素晴らしい!(笑)
水沢/……おかしいな、夜食作ってくるのってヒロインだよね?(笑)


 ★夕食 立食パーティー


GM/桜さんは昨夜と同じように、成増さんは初めて立食パーティーにいる。全員真っ白だ……その中、成増さんはジュメルとジェミニの姿を見ます。十二歳ぐらい前後ぐらいのまだあどけない幼女と幼年で、クリスタルをかざしている。
成増/【神秘学】であの光が一体何か判らないものか。(ころころ)7、成功だ。
GM/……負のパワーを感じます。
成増/おお、素晴らしい力を感じます……色々な意味で(笑)
GM/「貴方から感じるパワーも強力ですよ、もしかしたら勇者になれるかもしれませんね。ガルディオンを倒せるかもしれない正義の力が……!」――という訳で、桜さん限定の判定です。【朴訥】で「ガルディオンを倒す勇者」というのを信じるか判定をどうぞ!
晶/ヤベェ、……オッサンが傍にいるから多少ボーナス付きませんか? 敵だらけだけど仲間がいるのに洗脳されるってないし!
成増/ふふ、本当に君は素晴らしい力を持ってるんだな……っと口では言っておいて、眼力では信じ込むなよと押しておく! あとパンは食うな、アレは悪魔の食材だ!
GM/それだったら判定しなくていいです。――そこで。ふと、ジュメルとジェミニが、二人の方をチラっと見たような視線を感じた。
桜/……あ、見られた?
GM/「それは、貴方達が君達はマーズ教の期待の星ですからね。きっと教祖様からも注目されているんですよ!」
成増/ふむ、私も見られたのか。……唐突にウインクしなければいけない衝動に駆られました。ばっちんこ!
GM/……いいの? ウインクやっちゃった。そのまま声を掛けてくることもなく双子は去っていきます。


 ★一階


GM/夕食が終わり、就寝時間。……どうしますか?
桜/成増さんに言われた通り、寝る前にトイレに行きます。ぴんぽーん……トイレに行くんで鍵開けてくださーい。
GM/「ハーイ、消灯前にお手洗いは行っておいてくださいねー」
成増/……行ったな、よし。十五分ぐらい経ってから、私もナースコールをしよう。
GM/「ハイハイ、今度はこういうことの無い方でお願いしますねー」
成増/……では一階のトイレに近付いてきたところで、足音を立てて歩いてみる。
桜/ん、ん……?
成増/あー! ここがトイレかなー! トイレだなー! おおっ、勇者様が出てきたぞ、ハハァー! ――よし、これで合流した。二人とも来てくれ!
水沢/判った、今から行く! 戦闘の時にバリアを張って貰わなきゃいけないからキュー太も来てくれ。今から潜入! 行くぞ!
GM/ガラス扉の前で見ると、信者さんが一人。押すドアですが鍵が掛かっている。
晶/もうここは火星人の住処かもしれないんだろ、ぶっ壊してもいいんじゃないか!
水沢/落ち着け、……お前にはまだ未来がある。
晶/すっげぇ諭された!(笑) ……じゃあ、片方が信者を見て、もう片方が中から開けてくれ。
成増/了解。――失礼。桜、こちらが信者さんと話しているから入口の鍵を開けてくれ。……理由は言わない。開けてくれ!
桜/あ、はい。わかりました。
成増/さぁ、行くぞ。――すいません、そこの信者さん。
GM/「はい、なんでしょう?」
成増/炭水化物は日本の世に不必要だと思うのだがどうだろう。
GM/「は? ……はぁ。でも個人的にはチャーハンが好きなんですけど」
成増/勇者の力で米とか無くならないだろうか! 割とマジで!
GM/「い、いや、私的にはご飯が無くなるとチャーハン食べられなくなりますし……」
成増/チャーハンはグリンピースだけで充分だ! そうだ、今宵はチャーハンの中で健気に輝くグリンピースについて語り合おうではないか!
GM/「えぇっ!?」……判定をするまでもなく夢中になっているな、この信者。
桜/じゃあその間に入口の鍵を開けます。……ガチャッ。
水沢/よし、……昔のコンビニ強盗みたいなことをやっているけど仕方ない、行くぞ!
晶/了解! ――もう一気に地下二階に行くぞ、頃合いを見てオッサンも地下に来い!
成増/……ふぅ。有意義な話をありがとう名も無き信者よ! 何だか今夜は白熱したディベートのおかげで幸せな気分になれたので良い眠りにつけるだろう! さらばだー!
GM/「え、ええ……教祖様のご加護があらんことを」……警備していた信者は疲れたので帰りますよ。
成増/教祖様が炭水化物を滅してくれることを! ……割と本気で。


 ★地下二階


GM/地下二階に下りると、暗い廊下が続いている……壁にある案内板を見ると奥に不自然なぐらい大きな部屋があるようだ。
桜/そういえば昨日、ここに来た時に教祖様が話しているのを聞いたんですが、腕輪は教祖様が取っちゃったみたいです。
水沢/……奥に教祖がいるのは確実だろうから、一つずつ部屋を見て腕輪が無いか確認していこう。……どうだ?
GM/では、危険物を置いてある部屋を発見。入信する時に回収された物を保管しておく場所らしい。……誰か他の信者のナイフや、他に持ち主のいないようなナギナタが置いてある。
成増/おお、おかえりMATUYAMA! 桜の腕輪あるか?
GM/無い。というか成増さんは腕輪があるから槍出せるけど、ナギナタ持ってたら出せなくない?
成増/……キュー太、持っていてくれ。さよならMATUYAMA!
水沢/ところで、ここでお弁当を食べる時間はあるか? 夜食としておむすびを作ってきたんだが。
成増/……おむすびだと?
水沢/大丈夫、全員が食べられるように……米の無いおむすびだぞ。
成増/……こ、この子、私を判ってくれてる! きゅーん!
晶/完璧ヒロインだし変なフラグ立った音すんな!(笑) さっさと教祖ぶっ倒しに行くぞ。人を洗脳する奴らに良い奴はいねぇ! ……一番奥の大部屋の扉をバーンと蹴り開ける!
GM/バーン、……その音に二人の少年少女がぐるりと振り向く。「ん? 誰か来たよジェミニ」「うん、誰か来たよジュメル」「おや、今日来た新人さんじゃないか、ジェミニ」「本当だね、あっちは一週間前に来た新人さんだ、ジュメル」「怪しいよ?」「怪しいね?」
晶/怪しいのはどっちだテメエら! 観念しやがれ!
桜/……私のブレスレットは持ってますか? 返してください!
GM/遠目でも判る、ジュメルが腕輪を持っている。「やだー」「何にせよ、そっちから来てくれたのは好都合だよ。どおりで君達変な力を感じるなって思ったんだよね。――おいで、みんな!」二人が呪文を唱えるとクリスタルから……信者の格好をした人達が……5匹ぐらいがわらわら現れる。人間の形をしているが、青白い。
成増/……お前達、退け!
GM/……聞こえていないようだ。「この人達はね、……いわゆる『勇者様』になった人達だよ」「勇者様とか言っても所詮は地球人だからね、君達の戦力の二分の一だろうね」「今までこのクリスタルに入るだけ入れておいたからいっぱい出てくるよ」
晶/こいつら、マジ外道だ……! てめぇら絶対蹴散らす、『ブレイズ・アップ』!

 ●戦闘/1ターン
晶/俺がザコをなんとかするから、オッサンがクリスタルを壊してくれ! 数だけはいるからとりあえず一体目、攻撃。(ころころ)斬り成功でダメージ6!
GM/ザコ達は避けません、死んだ。
晶/弱っ! ……くそ、数が勝負の連中か。
成増/ザコはレッドに任せた。こちらはクリスタルを攻撃する。(ころころ)斬りでダメージ10だ。
GM/ピキッ……ちょっとヒビが入った。その時ジュメルとジェミニが「痛い!」「イタイよ!」
水沢/双子とクリスタルが繋がっているのか? ……じゃあ俺もクリスタルに攻撃を!(ころころ)刺しでダメージ3!
GM/クリスタルは勿論避けません、フェンシングをくらいます。……ザコ5体は全部レッドに攻撃。(ころころ)2体当たって、ダメージ合計3点。
晶/3点ぐらいならカッキーンだ!
GM/「ふふん、いつまで続くかな?」二人が何やら呪文を唱えると、後ろから同じような青白い人間達が……5匹現れた。
成増/5匹も!? 正直コイツら全部引き受けてもらうのはキツイかもしれんな……!

 ●戦闘/2ターン
成増/数が多すぎる、……しかし、ピンクの全体攻撃であればザコ一掃できる可能性がある。腕輪を奪い取るんだ!
晶/俺は待機してザコを全部引き受けるから、ブルー頼む!
水沢/ひ弱なブルー、奪い取ってみせる! 【格闘】で(ころころ)成功!
GM/(ころころ)あ、こっちはファンブル。「何すんだよー」「もう、取られちゃったのジュメルー」無事腕輪は奪い取れた!
水沢/桜、これで変身するんだ! 投げる!
桜/受け止める、パシ! 変身「ニャー」!
成増/よし、これで全員変身できた! クリスタルに専念するぞ、斬りで(ころころ)9ダメージだ。
GM/「イタイ、でも負けないぞー」こちらはもう一回詠唱を始めます。

 ●戦闘/3ターン
桜/早速ですが猫レーザーを使います!(ころころ)全体攻撃でみんなに……3のダメージ!
GM/ずどーん! ……これでザコが一掃できた。障害物があっという間に無くなったね。
晶/良くやった! じゃあ俺はダーッと走ってクリスタルのある位置まで移動する!
成増/こっちはクリスタルつつき続けます。(ころころ)斬りで6のダメージ!
水沢/こっちはジュメルという名の少年の方をフェンシングで(ころころ)刺しで3点!
GM/ビキビキビキ! そろそろ「イターイ!」声を上げている。

 ●戦闘/4ターン
晶/火力が大きな方が活躍した方がいいな。クリスタルを全力二回攻撃するぞ!(ころころ)斬りで6点と5点!
桜/お次、猫ビームいきまーす。(ころころ)叩き7点ダメージ!
GM/パキーン! 「きゃー!」「キャー!」二人は黒い泡になり……消えた。クリスタルの中からモワモワ黒いものが出ていき、外に現れて虚空に消えていきます。
成増/外の状況は?
GM/「あれ、俺達何を?」「なんだこの格好……?」わーわー。
晶/よし、変身解除して……みんなを帰そう。
水沢/しかし、これは集団誘拐事件になって警察沙汰になるのか? 犯人いなくて、俺たちは……逃げた方がいいんじゃないか?
成増/いや、実質被害者の私達はここに残って警察に連絡を率先してやろう……!


 ★後日 シャノアール


GM/――あの後、事情聴取で大変だった二人。「お疲れ様だっキュ」
成増/……警察め、なんでカツ丼なんて物を出すんだ!(笑)
GM/カツ丼食べさせられちょっと不機嫌だったり、桜さんの方は正直者ですので正直に警察に話して疲れた桜さんと成増さん。
桜/えっとですね! 世界が危機でして襲ってきた敵がいまして勇者でして!
GM/「ああ、そういう子か……」って視線が生暖かい(笑)
水沢/みんな帰れたけど、行方不明者は大量に出た事件だから警察も大騒ぎの状態だろうな。……今度からはなるべく事件を早く叩くようにしよう。良い教訓になった。
晶/なあキュー太、一週間って結構長いよな。三日ぐらいで連絡入れるようにしないか?
GM/「確かに長いっキュ。次に連絡を入れるのは水曜日にするっキュ〜」……そこへ黒猫が桜さんの元へやって来る。ミャーミャー……名前はまだ無い。
桜/……いいかげん、この子の名前決めませんか?
成増/そうだな、では最終回で死にそうな人の名前を付けよう。……じゃ、『キュー太2号』。
GM/ヒデェ!(笑) そんな微笑ましい会話のシャノアール。今日も慌しく明日の正義を護り続けるのだった――。


 エンディングテーマ。
 スタッフロールが流れ…………。

  ★次回予告!

「なあ晶、俺さ……」
 ついに現れた五人目の戦士。
 その先に待ち受けていた運命は、あまりに残酷だった。
 次回ガープス・トランスフォーメーション
 護神戦隊ガルディオン

 第5話「親愛なる友へ」

 来週もまた見るっキュ〜!



晶/やった、来週はシリアスだ!
成増/誰がシリアスなどらせるものかああぁ!
晶/えぇぇ! シリアスをやらせてくれー!(笑)