アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 舟に刻みて欲を求む 』 3ページ ■
2016年9月10日




 ●ミドルフェイズ3−1/蘭3回目 〜ある魔術師の話〜

蘭/四ツ谷さんの【秘密】を取りにいきます! まずはシーン表を振りたいです。(ころころ)8でした。
ウルリヒ/8だと『食堂』だな。また飯を食ってるシーンだ(笑)
蘭/食事シーンですか。今回もランチにしたいと思います。ではシーン同行者に……ウル太郎を指名します。
ウルリヒ/ウル太郎って言うな!(笑)
蘭/せっかくだ、絢くんや木ノ葉さんも来てください。ビュッフェに行きましょう!
木ノ葉/結局ここが一番良いレストランなんですね(笑) ビュッフェは量の調整が自分で出来るからラクだし〜。
絢/何をどれぐらい食べても料金均一だしな! ……俺、さっき一ノ瀬さんの姿を見たよ。すっごく白くなってた(笑)
蘭/一体どんな目に遭ったんやら……(笑) では同じビュッフェで食事をしていた四ツ谷さんに話し掛けます。
GM/四ツ谷は行方不明にならなかったとはいえ【襲撃】されて、朝からスタッフ達に事情聴取を受けたのでしょう。うんざりした顔をしています。
蘭/コーヒーを片手に、おはようございます。お疲れのようですね?
GM/(四ツ谷になって)「おはようございます。見た通りお疲れですよ」 疲れはいるけど四ツ谷は4人に笑顔で対応します。「まさか【襲撃】されるとは思いませんでした。【HP】1点って辛いですね、おこですよー!」
蘭/ですねー(笑) でも二宮さんや三澤さんのように行方不明になったままじゃなくて良かったです。
GM/「裏社会に身を置いている以上、何があってもおかしくないですが……。襲われたとき、私はどこかに連れ去られそうになりました。必死の抵抗で逃げ出したのですが、残念ながら犯人の顔は見えませんでした」
絢/全身黒タイツじゃ誰か判らないよなー。こんな船にいられるか、俺は横浜に帰るぞ!
蘭/思いっきりフラグしか立ってないぞ!(笑) 四ツ谷さんだって襲われてもこうやって戻ってきた訳だし大丈夫だよ。最悪攫われても一ノ瀬さんのように帰ってくるかも?
木ノ葉/……この行方不明事件って、ジュエルとジューエラー等しく狙われているんですね。
ウルリヒ/確かに。これがジューエラーばかり狙われているのなら商売敵の潰し合いにも思えますが。
蘭/……という話を注意深く聞いていたということで、四ツ谷さんの【秘密】を得る判定を【知覚】でします。(ころころ)はい、成功!
GM/成功ですね。四ツ谷さんの【秘密】を蘭さんと、『感情共有』により絢くんに渡します。
絢/お願いしまーす。
蘭/(NPC4【秘密】を読む)……えええー?
絢/(NPC4【秘密】を読む)……えええええー?
木ノ葉/なになに、声が震えてる?(笑)
絢/マジでか……そ、そうっすよねぇ……。
蘭/こ、これ……なんか大事な秘密ですね……。
ウルリヒ/みんなそろそろ語彙力が無くなってるぞ(笑)
蘭/何かの異端のせいなんじゃないですか? 語彙力を食う異端とか。
ウルリヒ/逆に語彙力がある『AW』も厳しいよ(笑)
蘭/プレイヤー全員辞典の持ち込みが許されるセッションですね(笑) ……判りました。そんな話があったんですね。お大事に……。
GM/きっと木ノ葉さんとウルリヒさんがご飯を取りに行っている間に、四ツ谷がちょちょっと軽く話してくれたんですね。以上でシーンは終わりです。
ウルリヒ/……GM。シーンの最後に、「六川の【秘密】の『とある行動』」をします。指定は3番目で。
GM/再びやりますか。
木ノ葉/今回は私も同じことをやろうと思います。指定は2番目で。
GM/判りました。木ノ葉さんとウルリヒさんは、このシーンで『とある行動』をやりました。
蘭/んん? なんだなんだー?


 ●ミドルフェイズ3−2/ウルリヒ3回目 〜開示〜

ウルリヒ/一ノ瀬の【秘密】を取りたいと思います。シーンの同行者は……サーヴァントになった蘭さんで。まずはシーン表を振りますね。(ころころ)4です。

 都市シーン表4『橋の上に佇む。川の対岸を結ぶ境界点。さて、どちらに行くべきか……?』

ウルリヒ/船の中に川があるの?
GM/拡大解釈になりますが、同じ水辺ということで……海を見に行ったことにしませんか? 甲板に出たことにしましょう!
ウルリヒ/そうだな、せっかくの船が舞台のセッションだし。甲板に出て……帰ってきたお疲れの一ノ瀬さんに話を聞きに行きます。
絢/タイタニックごっこができるよ。
GM/一ノ瀬とやりますか、タイタニックごっこ。
ウルリヒ/しないってば!(笑) スタッフからの事情聴取やメディカルチェックを受けて一休みをしている一ノ瀬さんを見つけます。災難でしたね。戻っていたということは船の中にいたんですか。誰かに閉じ込められていたんです?
GM/一ノ瀬はウルリヒさんに頭を下げます。とても疲れている顔です。(一ノ瀬になって)「それなんですが、私には何が起きたか一切判らず……お話することがなくてすみません。一日中視界が奪われていて、犯人は判らずじまいです」
ウルリヒ/一体犯人の目的は何なんでしょうね。相手の様子を観察する【理知】で、一ノ瀬の【秘密】をゲットします。(ころころ)……あ、ファンブル失敗。
木ノ葉/えっ、判定失敗ですか?
ウルリヒ/大丈夫です。ホムンクルスの≪悔改めよ≫を使って振り直しをします!
GM/≪悔改めよ≫はファンブルでも使用可能な特技ですね。ウルリヒの右目が「違ウヨ! モッカイ振ルンダ!」と囁きます。
絢/右目と会話してるの!?(笑)
ウルリヒ/うっ、俺の右目が疼く!(笑・ころころ)はい、今度は成功しました!
GM/ウルリヒさんは一ノ瀬の【秘密】を獲得できます。『感情共有』で木ノ葉さんにも一ノ瀬の【秘密】をお渡しします。
木ノ葉/私も【秘密】が見られるんだー。
GM/なお、一ノ瀬は【秘密】を渡した相手に『とある行動』をします。その行動を済ませてからシーンを終わらせてくださいね。
ウルリヒ/はーい。(NPC1【秘密】を読む)……アッハイ。
木ノ葉/(NPC1【秘密】を読む)……へー。あー、なんかゴメン……。
ウルリヒ/……木ノ葉さん、この【秘密】は……蘭さんに渡してもいいよね?
木ノ葉/全然良いです。むしろこれはみんなに明かさないと、一ノ瀬に申し訳が無い。
蘭/か、軽いな!? そんな【秘密】なの!?(笑) 一ノ瀬のために【秘密】を見せてください!
GM/その前に一ノ瀬は【秘密】を渡したロールをします。「何も判らず襲われ、帰って来たんだが……正直心細いよ」 話し掛けてきたウル太郎を見ます。
ウルリヒ/ウル太郎って言うな!(笑)
GM/ウル太郎って語感が言いたくてたまんないんですよ(笑) そして、【秘密】を得る判定をしたシーンプレイヤーのウルリヒさんは、割り込みタイミングで【居所】を入手してもいい。
木ノ葉/おおっ、良いんですか!
ウルリヒ/……なるほど、確かにこの【秘密】だとそういう行動をするか。とりあえず【理知】で判定します。(ころころ)成功です。
GM/ウルリヒさんがOKなら、一ノ瀬の【居所】をゲットしてください。(ウルリヒに一ノ瀬のキャラクターシートを渡す)
ウルリヒ/貴方はこんな大事件に巻き込まれたんですか……貴方の目当てのものが見つかるといいですね。(一ノ瀬のキャラクターシートを読む)……アッハイ。
GM/ウルリヒさんをじっと見ています。
ウルリヒ/こっち見んな! 予想外の展開だよ!(笑) ……一ノ瀬と別れた後に、蘭さんと交渉をさせてください。
蘭/ウルリヒさん、何か判ったみたいですね? ……さっき一ノ瀬さん、なんだかシッポを振ってましたよ?(笑)
ウルリヒ/え、ええ……。そのことなんですが、と一ノ瀬さんの【秘密】を蘭さんにそのまま渡しますね。
蘭/あっさり渡してくれた。『感情共有』で絢くんにも【秘密】が流れるよね。これで全公開だ!

 【NPC1:一ノ瀬の秘密】
 君は自分の人生のパートナーを探している。相手は金でジュエルを買ってもいいと思っているし、縁があったならジューエラーとも付き合ってみてもいいと考えている。
 君の『本当の使命』は、「誰かと生きること」である。
 この【秘密】を見た者は、一ノ瀬のデータを得てもよい。クラス配分[領域遣い/世界遣い]。


い、一ノ瀬!? パートナーを探していたんだ!? 良い人だ!(笑)
GM/「寂しいよう! 誰か構ってよう!」と思った一ノ瀬は、【秘密】を取りにきてくれたPCに対してオートタイミングで【居所】判定を自分から持ちかけてくるというお助けNPCでした。こういう枠って必要でしょ?(笑)
木ノ葉/積極的に婚活中だったんだ!(笑) これは確かに疑惑を晴らしてあげないと可哀想なキャラ!
GM/現に一ノ瀬は初登場シーンでも絢くんを誘ったり、七海を買ったりしてたでしょ? 一ノ瀬は率先的に誰かと接触を図ろうとするキャラだったんです。
ウルリヒ/なんだろう、ひどく愛着が湧く……(笑)
蘭/散々なこと言ってごめんね、一ノ瀬……。なんというかウルリヒさん、優しくしてあげてくださいね(笑) そうだ、僕は今、五木くんと四ツ谷さんの【秘密】を持っていますよ。だから……。
ウルリヒ/じゃあ蘭さんにPC3の【秘密】をあげよう。
GM/蘭さんとウルリヒさんが交渉すると『感情共有』の影響で【秘密】がバンバン明くな(笑)
木ノ葉/あっという間に丸裸になっちゃうわー(笑)

 【PC3:庵理 木ノ葉の秘密】
 君は元・機関チルドレンだ。物心ついた頃に機関によって誘拐され、凄惨な毎日を送らされてきた。
 解放された今は自由な日々を送っているが、このグリッター号には機関の影が潜んでいるらしい。
 噂によると船の中には『特別な血を持つ者達』もいるという。彼らを魔の手から救わねば。
 君の『本当の使命』は、「1人でも人々を魔の手から【護衛】し、味方が生き残っていること」だ。


蘭/こ、木ノ葉さんって機関チルドレンだったんだ!?
木ノ葉/物心ついた頃に機関によって誘拐されたときは普通の人間でした。そこで改造手術を受けてしまって[稀人]のクラスが追加されてしまったんです。キャラ作成時のクラスが[狂戦士]なのも色んなものを失ったからが理由ですね。
ウルリヒ/な、なるほどー……。
木ノ葉/解放されたというより、木ノ葉の性格的に一人で脱出している気がします。裏家業から抜けて、また裏家業をし始めました。
蘭/日の当たる場所に戻れないんだ……。機関に対してはどんな感情を抱いているの?
木ノ葉/あまり良い印象も無く、ただ自分は特別強い訳でもないので復讐とか考えていません。視界に入れば鬱陶しいから手が出る足が出る、って感じですかね。
ウルリヒ/あー、その心情は理解できる(笑) ……という事情を彼女は抱えていたようですと蘭さんにお教えします。
木ノ葉/あ、今なら言えますね。私は真夜中シーンで【襲撃】を一度もしたことありません! 潔白です!(笑)
蘭/良い人だって確定した!(一同笑) 木ノ葉さんは【護衛】側の人間だったんですね! では……彼女の【秘密】を貰ったお礼に、ウルリヒさんへ四ツ谷さんの【秘密】を渡します。
ウルリヒ/これで『感情共有』が発生して、四ツ谷も全公開になりますね。
絢/バラバラと情報が明かされていくな!

 【NPC4:四ツ谷の秘密】
 君は人外種族の研究者だ。今回出店されたジュエルには目ぼしい物は無く、残念がっていた。しかし旧友である主催者・大山から興味深い伝説を聞けたので、満足している。
 なんでも「天使と竜の血を編んで魔法陣を記せば、神々が住む『上階』へと繋がる≪クリエイトゲイト≫を創造できる。もしそれを航海最終日の日に実行すれば邪神も召喚できてしまうだろう(笑)」という。
 君の『本当の使命』は、「無事旅行を終わらせること」である。
 この【秘密】を見た者は、四ツ谷のデータを得てもよい。クラス配分[魔術師/霊媒師]。


絢/と、とんでもねー女だな!?
ウルリヒ/『旧友の大山』という一文が、一番とんでもねーな……。しかも「(笑)」って何だよ!?
蘭/なんというか……この事実を知って「儀式をしよう!」じゃなくて「帰ろう!」って思っているのが、彼女が生きている理由でしょうね(笑)
GM/語尾の「(笑)」が四ツ谷という女をうまく表していると思います。「マッジでー? んなコトできんのー? [魔術師]だから理解できるけどー!」って軽い感じ。
蘭/よ、四ツ谷……(笑) では順番で、五木の【秘密】をウルリヒさんに渡します。この【秘密】を見れば多少シナリオの内容が判ると思うよ。
GM/これも『感情共有』の結果、五木の【秘密】が全公開になりますね。

 【NPC5:五木の秘密】
 君は人狼(異端)だ。オークションで販売されているジュエルを装っているが、乗客を食べるために紛れているに過ぎない。
 君は1日目の夜に七海を【襲撃】し、後で食べるために保管している。
 君の『本当の使命』は、「餌を確保するために4日間の【襲撃】を成功させること」である。
 もし相手が生きていれば、1回目の真夜中シーンに一ノ瀬、2回目の真夜中シーンに四ツ谷、3回目の真夜中シーンに六川を【襲撃】する。
 また、君が戦闘不能になれば君が【襲撃】し行方不明にした人達は解放される。
 この【秘密】を見た者は、五木のデータを得てもよい。クラス配分[狂戦士/狩人/異端者]。


絢/つまり七海と一ノ瀬は、五木くんに食べられそうになってたんだ。
ウルリヒ/……なるほど。真夜中シーンの2回目で誰かが五木を【襲撃】したから一ノ瀬と七海が帰ってきて、四ツ谷が一時的に行方不明になりかけたんだ。
GM/そして現在、五木は行方不明中。
木ノ葉/誰かが2回目の夜に五木を【襲撃】したからですね……。誰だろう?
ウルリヒ/それでは次に、六川の【秘密】を蘭さんに渡します。
GM/『情報共有』の結果、六川の【秘密】が全公開になります。今回のシーンは情報公開ターンですね!

 【NPC6:六川の秘密】
 君は、「大山に誰かが一度でもダメージを与えることができれば、囚われのジュエル達は解放される」ことを知っている。逃亡したいとは考えているが、恐ろしさ故に実行に移せずにいる。
 『本当の使命』は、「生き残ること」である。
 この【秘密】を見た者は、六川のデータを得てもよい。クラス配分[感応力師/処刑人]。
 また、この秘密を得た者は、『イベントキー:大山』を入手する。

 『イベントキー:大山』
 効果:「シーンの最後」に宣言。大山で襲撃(戦闘不能化)すれば、シナリオ終了時まで『(1)常時ダメージ+6』『(2)常時回避値+3』『(3)≪逆転運命≫3回まで使用可能』のいずれか1つのボーナスを獲得できる。
 襲撃は何度でもしてもよい(効果は重複する)。複数人参加可能。


GM/この【秘密】が全公開されたので宣言しておきましょう。ウルリヒさんと木ノ葉さんの活躍によって、不当な扱いを受けていたジュエル達は解放されました。無事エンディングフェイズに移行できれば、彼女らは救われたという演出になります。
絢/さっきからしていた『とある行動』って、これだったんですね!
GM/具体的な描写としては……「良い人のもとに貰われるのが確定」したり、「過酷すぎる労働から助けてもらえた」り、「ウルリヒさんや木ノ葉さん、もしくは彼らの信頼できる知り合い達に買ってもらえた」を考えています。ジュエル達は悲惨な最期を迎えることがなくなったので、とても喜んでおります。
蘭/悪いようにはならなくなったんですね。
GM/ええ。六川さんもこの旅を終えたらグリッター号を降りて、いい人のところで過ごせるのでしょう。救われたようです。
ウルリヒ/良かったね。ウルリヒは既に2回、木ノ葉さんは1回解放の行動をしています。
絢/つまり、シーンの最後で「大山を殺りますか? 殺りませんか?」の宣言をしていたんですか!(笑)
ウルリヒ/まあ、ジュエル達を解放してあげるというより……それに付属するボーナスが欲しいからやったんだよね。
蘭/「襲撃は何度でもしてもよい」って!? すげぇ効果だ!(笑)
GM/ちなみに、大山が【襲撃】された以降……GMが意図的にシーンで大山の演出していません。これは「実は何者かに襲われて負傷しているから」という理由です。大山は『スト2』で言うところの車を壊すボーナストラックと同じです。
絢/愛しいな!? 大山さん襲撃されまくりじゃないですか!(一同爆笑)
木ノ葉/今日の真夜中シーンを含めると、まだ何度かボッコボコにできるんだ(笑)
ウルリヒ/合計既に3回殴られている訳ですから、誰よりも大山さんが殴られてますよね……(笑)
蘭/み、みんな容赦ねぇ……(笑) 大山さんを殴ればボーナスが得られるという訳ですね、判りました!
絢/だいぶ色んな情報が判りました。……でもまだPC4の【秘密】が明かされてないな。
ウルリヒ/わ、私は悪いスライムじゃないよ(笑) お互い知らない方が良いこともあるよね、私だってまだPC2の【秘密】が知らないし!
蘭/……と、仕事人間は思ったのでした(笑)
ウルリヒ/では、シーンの最後に……ウルリヒは、ウルリヒの右目と『供給』します。自分の義眼のメンテナンスをしたという描写でお願いします!

 ウルリヒとウルリヒの右目は『供給』し、3D6点回復した。


 ●ミドルフェイズ3−3/木ノ葉3回目 〜デート?〜

木ノ葉/まだ誰も暴いていないPC4・ウルリヒさんの【秘密】を明かしたいです。まずはシーン表を振ります!(ころころ)9でした。

 都市シーン表9『商店街を歩く。人ごみに混じって、不穏な気配もちらほら感じるが……』

GM/グリッター号なら商店街というより、高級ブランドがたくさん並ぶショッピングモールだな。時計や宝石、ドレスでも買いに行く?
蘭/ショッピング! いいですね!
絢/ロレックスとか、ゴディバとか! 高級そうな感じ!(笑) 木ノ葉さんと交渉したいので一緒にシーン登場します。
木ノ葉/それならみんなシーン登場していいですよ。……絢くんとデートしようと思ったけど、お二人もご一緒にどうです?(笑)
ウルリヒ/私達もデートをしましょう。時計を買いに行きます。
蘭/イェーイ、デートだー!(笑) あ、僕らは後ろで2人のデートを見ているだけだから!
絢/い、一見ダブルデートで平和な光景なんだけどな……(笑)
木ノ葉/これは我々が尾行されるコースですね(笑) 絢くん、ジェラートが食べたいです。私はストロベリー味にしますけど、絢くんは何が食べたいですか?
絢/か、買ってもらえてる!? ジェラートぐらい自分で買えますから!
木ノ葉/ふふっ、年上に奢らせなさいな。やっぱり男の子はチョコレートですか?
絢/ふぇ……おねショタされてる(笑) 俺、ラムネ味が好きです。
木ノ葉/ラムネ! ラムネですか、あはは。懐かしい味ですね。気が付いたらラムネなんてもう何年飲んでないか……。
絢/笑われてる!? ラムネって超うまくないですか!? 俺は大人になってもラムネを堂々と飲む大人になりたいです! ……懐かしいなら今飲めばいいじゃないですか!?
木ノ葉/じゃあ一口貰いましょうか。あむっ。
絢/あ。
蘭/おっ、間接キスですね!(笑)
ウルリヒ/あそこ、甘酸っぱいですよ! 我々も甘酸っぱいことしますか?(笑)
木ノ葉/……それにしても、この船には随分と色んな人が乗っていましたね。
絢/そうですね。ようやく4日間いて判ってきたことが多いというか……。
木ノ葉/……実は私、五木くんを襲った人のことが気になるんです。だって五木くんが初日に七海さんを襲って事件を起こしていたなら、それ以外は誰も襲っていないでしょう? ……嘘つきの狼がもう一人はいるということですよね。
絢/確かに……解放されていない人もまだいますし。
木ノ葉/おばあちゃんに変装しているのか、手を真っ白く染めているのか。狼はまだまだ混ざっているようです。
絢/なんだか……ドラマチックな言い方ですね。
ウルリヒ/これが語彙力のある例えというものだ。
GM/「ヤバイ」で全部まとめない良い例です。
絢/俺は昔、語彙力を食べる異端と戦ってこうなっちゃったんです。鶴瀬総支配人なら「ワードイーター」ってコードネームを付けると思います!(一同笑)

 鶴瀬総支配人
 現代の『AW』で教会のトップをしている男性。このシナリオ当時ではまだ鶴瀬が総支配人就任のキッカケになる『機関解体事件』が起きていないため、まだ教会の一エージェントである。
 ちなみに、異端の通称は全て鶴瀬が決めているという設定。体のどこかにあるボタンを押すと5秒でコードネームを決めてしまうという、驚異の命名マシーン。


GM/わ、私も鶴瀬のようになりたい……異端やNPCの名前に何時間も掛けて考えちゃうから……。ていうかその語彙力を食べる異端になりたいな!(一同笑)
絢/その狼の話ですが……1匹とは限りませんよ。2匹いるかもしれません。
木ノ葉/そうですね。仲良くしすぎたせいでノーマークになった人もいますね。
絢/後ろにいる人達ですか?
木ノ葉/あの人達も楽しそうですねー。ウルリヒさんは私と喋っているとき、あんな楽しそうな顔をちっともしなかったのに。
ウルリヒ/今は2人の会話をしてニヤニヤしているだけですよ!(笑)
蘭/あっはっは、耳ダンボは楽しいですね!(笑)
木ノ葉/後ろからついて来ているウルリヒさんを、逆にこっちから探ってあげましょう。人混みに紛れるように【反射】を使ってサッと探る!
ウルリヒ/ここで使っておこう。その判定に『侮蔑』の効果で達成値マイナス2!
木ノ葉/おお、マイナス修正がきた。(ころころ)あ、でも……なんとか判定成功しました!
GM/木ノ葉さんは、PC4・ウルリヒさんさんの【秘密】を入手できます。どうぞお読みください。
木ノ葉/(PC4【秘密】を読む)……ぷっ! ひぃー!
蘭/あ、笑ってる笑ってる。
木ノ葉/これは……。すぐに絢くんにウルリヒさんの【秘密】を渡します!
絢/すぐ渡してきた! い、いいんですか?
木ノ葉/六川さんの【秘密】を保留にしちゃいましたからね。これぐらいはしてあげないと。
絢/いい人だなぁ……。これで俺と蘭さんが【感情】を結んでいるので『情報共有』が発生して、【秘密】全公開になりますね。

 【PC4:ウルリヒ=N=オウェンの秘密】
 君は超人類能力開発研究所『機関』の一員である。
 機関は今後の発展のために優秀な能力者を探し、誘拐している。上司の命令により、自分のサーヴァントだった七海と共に、次に機関へ連れていく者を探していた。
 だが七海は昨晩から行方不明となってしまった。即座に七海との契約を切って関係を断った君の『本当の使命』は、「『竜族の血筋』を【襲撃】して捕らえ、自分は無事生きてこの任務を終えること」である。


蘭/わ、わぁ……機関のメンバーだ!
GM/この【秘密】が全公開になったので宣言する情報があります。ウルリヒさんとサーヴァント契約していた七海が解放された後もシーンに登場しなかったのは、「実は七海はウルリヒと繋がっていて色々やらかしていた」という事情があったからです。まあ本当に重症で隔離されているんだけどね。
木ノ葉/なるほどー。
ウルリヒ/行方不明になったら使えないし、令呪で契約を切るしかないよね。そして新しいサーヴァントと契約したのが……蘭さんをチラッ。
蘭/ま、マスター……あんた……お仕事お疲れ様です(笑)
木ノ葉/やれやれ、今まで私の秘密を知っておきながら放っておいたのは温情だったのかしら。それともどうでも良かったとか? ……しかし、『特別な血を持つ者』ですか。
絢/それはまだ誰か判りませんね。そんな人達がこの船の中にいるんでしょうか?
木ノ葉/行方不明になっている二宮さんや三澤さんですかね?
絢/これで大山さんが天使だったらどうしよう(一同爆笑) ということで、絢も木ノ葉さんに蘭さんの【秘密】を渡します。
蘭/わ、忘れておいてくれれば良かったのにー!(笑) これで僕の【秘密】も全公開になっちゃったね。

 【PC2:香取 蘭の秘密】
 君は超人類能力開発研究所『機関』の一員である。
 機関は今後の発展のために優秀な能力者を探し、誘拐している。上司の命令により、今回の旅行には上質な血族が参加していると情報を得た。
 君の『本当の使命』は、「『天使の血筋の女』を【襲撃】して捕らえ、自分は無事生きてこの任務を終えること」である。


ウルリヒ/なんだよ早く言えよお前ぇー!? 部署が違うだけで同じ会社じゃん!(一同爆笑)
蘭/自分の【秘密】だもん、言わねーよ!(笑) ていうか、契約した相手が仕事仲間で良かったぁー!
木ノ葉/手さぐりでよく自分の仲間を見つけられましたね!(笑) って、『天使の血筋の女』……女?
ウルリヒ/あれ、女? NPCの中で女は、四ツ谷と六川と七海だから……【秘密】が明かされていない二宮か三澤が性別を偽っている? それとも大山さんが性転換した!?(一同笑)
木ノ葉/そのラインナップなら絶対二宮じゃん! 「美少年のメス」っていうカテゴリあるでしょ!?(笑)
絢/本当に乗客の中に『特別な血を引く者』っていたんですね。……その、この時点で……前に保留していたあの話をしていいですか?
木ノ葉/うん? 何かあったかしら? ニヤニヤ(笑)
絢/お、俺と……俺と『契約』してください……。
木ノ葉/ええ、こちらこそよろしくお願いします。
絢/こんなあっさりで良いのかな、契約って!?
木ノ葉/逆に私で良いんですか? 闇から闇へ渡り歩いている女ですよ。今だって真っ当な職業じゃありません。
絢/別に木ノ葉さんは悪い人じゃないですか……。あんたのこと、わりと知った訳だし、知った上でこの話をしたいと思ったんです。なんか……これでこの船から降りられなくなったら、可哀想だし。
木ノ葉/可哀想、ねぇ……。
絢/ご、ごめんなさい! 可哀想なんて上から目線すぎですよね! 俺、語彙力を食われちゃったから無くて!(笑)
木ノ葉/冗談ですよ、意地悪を言ってごめんなさい。よろしくお願いします。(相談し合って)木ノ葉がマスター、絢くんがサーヴァントで『契約』します。
GM/『契約』成立です。キャラクターシートの契約欄にお互いの名前をお書きください。
絢/お、俺、木ノ葉さんに悪いことをしませんからね!
木ノ葉/奇遇ですね。私も貴方に悪いことをする気はありませんよ。
ウルリヒ/イイコトはしてくれるってよ。
蘭/イイコトはしてくれるってよ!
絢/外野は黙りなさい!(一同笑) あ、シーンの最後に……俺も大山さんを一発殴っていいですか?
GM/はい、OKですよ。選択できる効果は何にする?
絢/じゃあ3番目の『≪逆転運命≫3回まで可能』で。俺は大山さんを殴りますよ、殴っても怖くないしね!
ウルリヒ/既に2発殴っている私が言えたものじゃないんだが、何もデメリットが無いとは思えないんだよなぁ……(笑)


 ●ミドルフェイズ3−4/絢3回目 〜説得〜

絢/四ツ谷さんの【居所】をください! まずはシーン表を振ります。(ころころ)11だ。
GM/11だと、『図書館』だ。四ツ谷さんは[魔術師]なので居そうだし、図書館に行きましょう。……最終日ということで、四ツ谷さんはグリッター号での生活をかなり楽しんでいるようです。怪我も軽傷で済んだし、今は普通のお客として悠々と過ごしています。
絢/そんな四ツ谷さんに声を掛けますね。こんにちはー。
GM/(四ツ谷になって)「あら、坊や。こんにちは。良い買い物はできたかしら?」
絢/えへへ、俺は今回買う目的で来てないので何も買ってないんです。
GM/「あらそうなの。でも良い出会いはあったみたいじゃない? 私も今回の旅はショッピングは微妙だったけど、色んな人とおしゃべりできたから楽しかったわ」
絢/そうなんですか。
GM/「だから……このまま何も無く旅が終わってくれればいいのに
ウルリヒ/やめろよ、その波乱のモノローグっぽく語るの!(一同笑)
絢/四ツ谷さん、フラグを立てるのは良くないと思います!(笑) ……貴方が知っているその話、持って帰れるか判りませんしね?
GM/「えっ?」
絢/生きて帰りたくないですか?
GM/「そりゃあもちろん、現に今この船は横浜に向かってるでしょ。海から見る北海道の夜景を貴方だって見たじゃない」 四ツ谷は帰る気満々なことを言います。
絢/この船は帰れそうにないです。
GM/「うっそマッジやっべ」
蘭/四ツ谷さんも語彙力を食べられてませんか!?(一同笑)
絢/実は俺がみんなの語彙力を食べていたんです。
GM/お前、異端ワードイーターだったのか。
ウルリヒ/この船に異端がいたんだ!(笑)
絢/「異端がいたんだ」はセッションに一度は必須!(笑) そんな訳で四ツ谷さん。ちょっと交渉しませんか? 俺、危険には慣れているので戦えますよ!
GM/「坊やが私を守ってくれるというの? でも無理をしないで。貴方が怪我をしたら悲しむ子安だっているのよ
ウルリヒ/まだ子安は諦めてなかったのかよ!?(笑)
蘭/きっと今頃「あの少年は一生手に入らないというのか……!」と悔しんでいるところですよ(笑)
GM/(いきなり低い声の男になって)「そう、あの少年こそ私が探していたただ一つの宝石……この私が心から欲しいと思った本物の愛……!」
絢/俺は売り物じゃねーんだよぉ!?(一同爆笑) 何回顎をクイッとされればいいんだよぉ!? この4日間で19回もされてるよ!
GM/20回目になれば何かが起こる。
絢/何が起こるって言うんですか!?(笑) そ、そんな感じなんで、四ツ谷さんも生きて帰りたいですよね! どうですか、俺と一緒に来るの!?
GM/「うふふ、口説いているのね?」 ということで、四ツ谷の【居所】を得る判定をどうぞ。
絢/【反射】でそっと振ります!(ころころ)あー、良かった。11で成功です!
GM/四ツ谷は絢くんの味方になります。大事に扱ってくださいね。(四ツ谷のキャラクターシートを渡す)
絢/ありがとうございます! お互い頑張りましょうね。


 ●真夜中シーン3回目

GM/最後の真夜中シーンのお時間がやって参りました。このシーンが終わったら、シナリオのフラグを確認してトリガーイベントが発生。その後にクライマックスフェイズへ移行します。
蘭/ど、どう動こうかなー?
木ノ葉/最後ですからね、気を付けて行動しないと! 相談無しなのがドキドキを誘いますね。
絢/ここで選択をミスりたくないなー……。

 全員の真夜中シーン票を回収。

GM/皆さん、今回はとても迷っていましたね。それでは結果をお教えします。

【真夜中シーン3回目の結果】
 絢が【襲撃】されました。20点の物理ダメージを受けます。
 大山が【襲撃】されました。20点の物理ダメージを受けます。
 ※大山が【襲撃】された際に、大山の【居所】を持っている蘭が抵抗判定を行なったが失敗した。


蘭/ああっ、大山さん! 力が及ばず申し訳ございません!
GM/結果報告は以上です。それではクライマックス突入前に、今まで蓄積したフラグで発生するイベントがいくつかあるので順々に処理をしていきます。


 ●トリガーイベント

GM/まず……真夜中に六川が動きます。六川は木ノ葉さんの部屋を訪れます。
蘭/おや?
木ノ葉/はい、私ですか? なんだ……? ルームサービスは頼んでいませんよ。それとも営業ですか?
GM/(六川になって)「あ、あの……すみません、木ノ葉様。あのっ……!」
木ノ葉/お皿をいっぱい割ってしまって怒られてジュエル達のお部屋に帰れないとかですか?(笑)
GM/ぎゅっ。六川は木ノ葉さんにいきなり抱きつきます。
木ノ葉/あ、あらっ?
GM/「あの、ご迷惑かもしれませんが、私……! 貴方のモノになりたいですっ!」 木ノ葉さんに六川の【居所】を渡します。無条件でプレゼントです。
ウルリヒ/おおっ!?
GM/「その、理由……ちゃんと言った方がいいですか?」
木ノ葉/キョトンとした顔をします。……ぜひ貴方の口から聞きたいですね。
GM/「だ、だって木ノ葉様は……真夜中シーン1回目も2回目も3回目も、ずっと私のことを【護衛】してくれました!

【木ノ葉の真夜中シーンの結果】
 1回目:六川を【護衛】しました。
 2回目:六川を【護衛】しました。
 3回目:六川を【護衛】しました。


絢/おおおーっ!? 木ノ葉さん優しいーっ!(笑)
GM/ルールをご説明しますと、「真夜中シーン3回目まで行方不明になっていないNPC」が、「一番好感度が高いPCの仲間になる」というイベントです。この好感度は【護衛】をすればするほど溜まっていきます。2回目で判定あり【居所】プレゼント、3回も【護衛】した木ノ葉さんには無条件プレゼントです。
ウルリヒ/なるほど。3回も一貫して守ってくれた木ノ葉さんの仲間になるのは妥当だ!
木ノ葉/……バレてないつもりだったんですけどねって笑います。正直3回目の真夜中シーンは絢くんを【護衛】しようか悩んでいたんですよ。だけどこれで最後に六川さんが【襲撃】されたら笑えないので、こういう結果にしました。
GM/ありがとうございます。ということで、自分が守られていることに気付いた六川は「貴方のモノにしてください!」と懇願しにきました。
木ノ葉/……船を降りるまでのお手伝いぐらいはしてあげますよ。
GM/「うっ……」 ちょっとだけフラれた感(笑)
木ノ葉/出来ればこのままお嫁さんにしたいけどね(笑) ありがとうございます、よしよし。

    ◆

GM/次のフラグの処理は……大山です。
蘭/お、大山さんが動きますか。
GM/動くというより……大山の独り言マスターシーンですね。

 「ハハッ……なんでそんなに生意気なガキが多いのか。
 まさかこの僕に【襲撃】してきた子が……3人もいるなんて。はー、僕が殴られてそのまま黙っているタイプだと思ったのかな?」


絢/ひ、ひえー!? 怖いっ!
木ノ葉/し、正直殴ったことがバレてないとは思ってないよ!(笑)
ウルリヒ/(爆笑しながら)ごめん……ごめんて……!
GM/ここでGMは宣言しておきます。大山は、PC2の蘭さんは攻撃しません。
蘭/は、はい。
GM/蘭さんは、攻撃しません。ですが……他の3人は許しません。今後は蘭さんの操作ではなく、大山の意思で動くものとして扱うため渡した大山のキャラクターシートを没収します。
蘭/は、はーい、どうぞ!(GMにキャラクターシートを渡す)ありがとうございました! 僕の元にいてくれてとても安心しました!(笑)
ウルリヒ/……どうしよう、ヘイトが一番高いのは私だ。死刑宣告されちゃったじゃねーか!? 違うんです上司、これには深い訳がぁー!(笑)
蘭/2回も殴ったんです、どうしようもないですよ(笑)


 ●クライマックスフェイズ 〜発動〜

GM/朝になりかける時刻。まだ夜の空、太陽が上がりきらない3時頃。大山が蘭さんを呼び出します。
蘭/お、大山さん……一体何を……。
ウルリヒ/し、心拍数が上がる……(笑)
GM/大山の正体をここで明かします。グリッター号のアミューズメント部の館長をしている大山の本職は……超人類開発研究所『機関』の上層部の一人です。詳しくはルールブックの『追加ライフパス・機関コネ』参照。
蘭/は、はい。

 【NPC8:大山の秘密】
 君は『世界の抑止力ルール』により、このシナリオ中で死ぬことがない。
 機関第四部署「天足」のリーダーである本来の仕事は2人の配下達に任せ、自分は表向きな楽しい稼業をすることに徹している。
 だが牙を向けてきたものには容赦しない。もし一度でも大山を襲撃したPCがいた場合、クライマックス戦闘で全力でそのPCを戦闘不能にし、機関に連行するつもりだ。
 また、クライマックスフェイズにある条件を満たした場合、大山主導の計画を発動するつもりだ。満たさなかった場合、通常の業務に専念する。

GM/大山はPC2とPC4の上司です。そんな上司が甲板に蘭さんを呼び出します。
蘭/少しだけ空が白んできた時間ですね……美しい。身長を底上げしたブーツでカツカツとそちらへ歩いて行く。
ウルリヒ/そこに立つ男装の麗人と、和装の男……絵になる。うわー、処刑用BGMが聞こえてきた(一同笑)
GM/(大山になって)「朝方突然の呼び出し、申し訳ないね。蘭くん、君は今回の件で大活躍してくれた」
蘭/いえ、とんでもございません……大山様。ありがとうございます。
GM/「君が確保してくれた奴ら、悪くなかったよ。とても良かった」
木ノ葉/……お?
GM/蘭さんは、真夜中シーンで以下のことをしてくれました。

【蘭の真夜中シーンの結果】
 1回目:三澤を【襲撃】しました。
 2回目:二宮を【襲撃】しました。
 3回目:ウルリヒを【護衛】しました。


GM/「君が捕まえてくれた2匹は、最高の素体だ。こんな良いモノを機関にお土産に持っていけるなんて思わなかったよ」

【NPC2:二宮の秘密】
 君は女性である。二宮家には「二宮の女子は天使の血を強く受け継ぎ、魔に狙われる」という言い伝えがあることから、姿を欺くよう男子として育てられた。能力を発するときだけ背中に光の翼が現れるが、それ以外は普通の人間と変わらない。
 君の『本当の使命』は、「誠実に生きること」である。
 この【秘密】を見た者は、二宮のデータを得てもよい。クラス配分[聖職者/稀人]。

【NPC3:三澤の秘密】
 君の背中はトカゲか竜のような鱗に覆われている。竜族という人外の血が色濃く出てしまった君はあまりの醜さに幼い頃迫害され、それによって人外種族や能力者に興味を持ち、裏社会のジャーナリストになった。
 君の『本当の使命』は、「誰かに自分を受け入れてもらえること」である。
 この【秘密】を見た者は、三澤のデータを得てもよい。クラス配分[闘士]。


GM/「まさか……あの儀式が行なえる『天使と竜の血を引く者』が揃うとはね。これは良い。だから早速、僕は四ツ谷くんに話したアレをすることにしたよ」
蘭/……そうですか。

【クライマックスの分岐について】
 【襲撃】されたNPCは【襲撃】をしたPCが「確保」したことになる。

(1)PC2とPC4が『天使(NPC2)』と『竜(NPC3)』の両方を確保した場合。
 →大山主導で、「『上階』への≪クリエイトゲイト≫の儀式」を始める。儀式を止めなければ邪神が召喚されてしまう。
(2)PC2とPC4が『天使(NPC2)』と『竜(NPC3)』を片方を確保した場合。
 →確保されていない片方を力づくで探すために戦闘をするよう、大山が命令をする。
(3)PC2とPC4が『天使(NPC2)』と『竜(NPC3)』のどちらも確保できなかった場合。
 →「機関の手口を知られてしまった」という口封じのため戦闘をするよう、大山が命令をする。
 ※大山が一度でも【襲撃】されている場合、大山もNPCとして参戦する。【居所】の有無は問わない。

 今回は、
蘭が2人とも【襲撃】に成功したため(1)のルートに突入した。

GM/「蘭くんは賛同してくれるかな?」
蘭/します。微笑んで、期待に満ちた目で大山様を見ます。
GM/「ありがとう、期待の目を向けてくれて嬉しいよ。もし我々が『邪神召喚のクリエイトゲイト』を繋ぐ儀式をしてしまったら、止める人は……いると思う?」
蘭/いるのではないかと。大山様を阻止しようと動く連中もいるでしょう。いかがいたしますか?
GM/「消そう」
木ノ葉/早い……即決だ。
ウルリヒ/さすが、組織のトップですね!(笑)
GM/「けど我々が行くことはない。僕らは今から儀式を始める。そしたら……向こうから気付いて来てくれるよね。そこを返討ちにすればいいだけだ」 大山はウズマキから、何やら禁書らしき古い本を取り出します。
絢/わあ……!?
GM/「ハイ、終わり!」 詠唱はいらない。大山が禁書を手にスタートを告げた。それだけで儀式は完成した。
蘭/さすがです!
GM/その瞬間、船全体が嫌な揺れ方をする。……他のPC3人はその振動に気付いてください。船が揺れる。波で揺れるのではない。魔力の波動に機体が耐えきれなくて木っ端微塵に吹き飛んでしまうかもしれないんだ。そしてその波動は……エナジードレイン系だ。
ウルリヒ/おっと、生気が吸われる!?
GM/その通り。船の中にいる人間の【HP】や【MP】を全て吸って、それを土台に儀式を最終段階へ進めていくようだ。
木ノ葉/さすがにそこまでされたら気付きますね! な、何かが始まった……? 私は六川さんと一緒にいたときに気付きました。六川さん、早速ですが生きてこの船から降りるためにも行きますよ! 連れて甲板に走ります。
GM/木ノ葉さんは六川と甲板へ向かいます。絢くんも甲板に行くよね……では途中で、意識のあった四ツ谷さんと偶然鉢合わせできたことにしましょう。(四ツ谷になって)「今のは!?」
絢/例の儀式ってやつじゃないですか!? 上です!
GM/「例の儀式? あんなのしたら邪神召喚で世界が滅ぶでしょ! マジでやる人なんているの!? ……いたわ!」(一同爆笑)
ウルリヒ/あんたに儀式のことを教えた旧友や!(笑)
絢/ほらね、生きて帰れないって言ったじゃん!(笑)
GM/一応ここで解説しておきますね。超人類開発研究所『機関』は、能力開発と解明の研究所としてそこそこ世のため成果を出している組織だったんですが……力を追い求めるあまり、やがて邪神崇拝の邪教へと変貌していきます。その結果、「世界を滅ぼす邪神召喚」を率先的に行なうようになってしまい、のちの鶴瀬率いる『レジスタンス』に解体されます。それが現代の『AW』で言い伝えられている『機関解体事件』です。
木ノ葉/このままだと『AW』の正規の歴史より早く邪神召喚を行なうことになるんですね。……途中で絢くん達と合流しましょう。アレに気付きましたか、絢くん!?
絢/気付かない訳が無かったですよ! 早く上へ行きましょう!
GM/……ウルリヒさんにカメラを向けましょう。ウルリヒさんのいる場所に一ノ瀬が行っていいですか?
ウルリヒ/どうぞ。
GM/ウルリヒさんは……夜までバーに居たかな? 目の前でお相手をしていたバーテンダーさんがフラッと倒れるなど、悲鳴を上げることもなく倒れていく客達。明らかに生気を吸われている異常事態を目にします。
ウルリヒ/動じません。
GM/誰かがそのような術式を発動したんだとウルリヒさんは察する。同時に……[領域遣い]である一ノ瀬もこの状況を理解し、ウルリヒさんの元へやって来る。
ウルリヒ/その間もバーカウンターでお酒を飲んでます。……ああ、一ノ瀬さん。逃げなくてよろしいのですか?
GM/(一ノ瀬になって)「あ、貴方はどうなさるおつもりですか!?」
ウルリヒ/……おそらく私は主の不評を買ってしまったので、甲板に行きづらい(笑) ですが貴方が巻き込まれる筋合いは無いので、逃げるなら早くお逃げになった方がいい。
GM/ウルリヒさんは一ノ瀬の【居所】を持っているので、味方であり何でも聞きます。ウルリヒさんが逃げろと言えば逃げますし、一緒に戦えというなら戦います。
絢/一ノ瀬……なんて良い男なんだ(笑)
蘭/純粋な一ノ瀬には、幸せになってほしい(笑)
ウルリヒ/……うーん、どうしようかな。では最後にお願いをしていいですか?
GM/「最後……とは?」
ウルリヒ/私はこの船を生きて降りられないと思うのです。だが無様に死にたくはないので、申し訳無いのですが貴方を利用させていただきたい。具体的に言うと、貴方が持っている≪生命の叫び≫で【HP】を回復してもらいたい。
絢/それは大事だなー!(笑)
GM/クライマックスフェイズ前の特技の使用は原則禁止していたので、交渉判定で【理知】難易度13で成功したらOKにしますよ。
ウルリヒ/(ころころ)成功です。

 一ノ瀬の回復特技≪生命の叫び≫を使用し、ウルリヒは【HP】を全回復させた。

ウルリヒ/まさか全回復してもらえるなんて……一ノ瀬の愛が重い(一同笑)
木ノ葉/一ノ瀬、凄く頑張ってますね!(笑)
ウルリヒ/一ノ瀬さん、ありがとうございます。我儘に付き合わせてもらってすみません。……それに報いないのも申し訳無い。後で私に連絡をください。演出で、一ノ瀬に私の【居所】を渡します。
蘭/わあっ?
ウルリヒ/繋がるか判りませんがね。もし繋がったらご縁があったということで。今これが私の精一杯の誠意です。
GM/グッドです。
ウルリヒ/突然のトキリンは何!?
絢/いいえ、これは! エクセレントですっ!(一同笑)
ウルリヒ/レベルが上がった!?(笑) ということで、一ノ瀬のキャラシをGMにお返しします。
GM/お、お返しされた。NPCは使い捨て便利ポジションのつもりだったのに……。
ウルリヒ/だって……だって、一ノ瀬が可哀想すぎるだろ!(笑) どうせ死ぬなら私は大山様の盾になって死ぬからな。それに私のヘマで巻き込まれるなんて、良心の呵責があるよ!
蘭/判ります!(笑) 自分も一ノ瀬に関しては戦闘除外をしてほしいと思っていたので賛成です!
木ノ葉/つ、連れて行かない勇気……(笑)
GM/で、では……描写をさせていただきます。エナジードレインされてもかろうじて行動できる一ノ瀬は、周囲に倒れて動けない人々を救出してから救命ボートへ向かいます。倒れた人には【HP】回復を使ってあげたりね。
ウルリヒ/ナイス一ノ瀬!(笑)
蘭/さすがは一ノ瀬、デキる子だね!
GM/戦闘に参加させないとなったら戦闘以外でお役に立たないと。一ノ瀬と、スーパー攻め様の子安が救助活動に励んでくれます。「ああっ、少年の姿は一体どこへ……!」とか言いながら。
絢/子安、頑張って!(笑)
GM/……改めてシーンのカメラは甲板に戻ってきます。蘭さんが甲板で待っていると、絢&木ノ葉&四ツ谷&六川が走ってやって来ます。
蘭/やあ、お寝坊さん達。
GM/蘭達が経っている甲板中に、赤い魔法陣が描かれている。人々の生気を代償に、とあるゲイトが開かれようとしている。全員それに気付いてください。絢くんや木ノ葉さん達の目には、禁書を持った大山が魔法陣を発動させているようだと察します。
絢/例の……魔法陣!
木ノ葉/四ツ谷さん的には「マジでやってんの!? ウケるー!」ですよね!(一同笑)
絢/四ツ谷さんも語彙力を吸われてません?(笑)
GM/きっと絢くんが隣にいるから吸われたんだよ。
ウルリヒ/嫌だなぁ、絢くんにエンゲージしたくない!(笑)
GM/やって来た4人に対し、大山が口を開きます。(大山になって)「おやおや、船の中にいる能力者ほぼ全員の【MP】を吸ってゲイトを開くつもりだったけど……やはり抵抗力のある人はいるもんだね。しかもお目当てが来てくれたようだ」
蘭/そのようですね。まるで振るいにかけられたようで判りやすい!
GM/「雑魚だけでなく、優良な餌がこんなにいてくれて……『上階』からいらっしゃるお客様もお喜びになられるだろう」
蘭/はい! 心底嬉しそう(笑)
木ノ葉/……機関のやり方は変わっていませんね。
GM/木ノ葉さんにとっては懐かしいものなんでしょうか。「ああ……ようやくウルリヒくんも来てくれたんだね」 甲板に来たウルリヒさんに、大山が声を掛けます。
ウルリヒ/参上仕りました。
GM/ウルリヒさん、今回溜まったフラグ的にこのような台詞になってしまってすみませんが……大山はこう言わせていただきます。「ウルリヒくん。儀式を完成させ、ここで死にたまえ」
ウルリヒ/……判りました。死ぬのは貴方の剣となり盾となってからで充分です。もう自分は使命を達成できないと悟ります。

【ウルリヒの真夜中シーンの結果】
 1回目:絢を【襲撃】しました。
 2回目:五木を【襲撃】しました。
 3回目:絢を【襲撃】しました。
 ※ウルリヒは2回目に五木を【襲撃】したが、『ある事情』により五木を確保していないものとする。


蘭/うっ……やはりウルリヒさんもそういう扱いなんですね……。
絢/み、みんなカッコイイ……。カッコイイけど、絢としては死んでほしくねぇ!
木ノ葉/無駄な血を流すおつもりですか。ウルリヒさんの方を見て言います。
ウルリヒ/無駄ではないよ。役立たずは死ぬ、しかしここで死ねば儀式の贄になって役に立つ。エコだよ。
蘭/役立タズは死ヌ! コレ、機関ルール!
絢/なんで蘭さん、カタコトになってるんですか!? 俺とエンゲージしてないのに語彙力を奪っちゃったよ!(一同笑)
蘭/な、なんて強力な呪いなんだワードイーター!(笑)
絢/じゃあ語彙力のあるキャラロールをします。
GM/ハードルが上がることを言うな(笑) ほら若者、語彙力を高めて何を言うんだ? CVイメージは小山力也の大山さんが聞くから。
絢/力也さんか! 良い空間だな!(笑) ……犬ッコロ系若めの声の諏訪部が口を開きます! 鼓膜実装してお聞きください!
蘭/あーっ! 良い声だなぁー!(笑)
絢/…………。自分でハードルを上げ過ぎて何も言えねぇ(一同笑) 自分は教会のエージェントで、こういった儀式の場は見たことが無かったので驚いています。特に、自分に関わった人達が自分で命を投げ出そうとしていることが……凄くカッとします。
木ノ葉/ああ……絢くん……。
GM/お前はPC1か。
絢/今まで隠してきたけど俺はPC1なんだ!(一同笑)

【絢の真夜中シーンの結果】
 1回目:ウルリヒを【襲撃】しました。
 2回目:五木を【襲撃】しました。
 3回目:大山を【襲撃】しました。
 ※五木は2回目に五木を【襲撃】し、五木を行方不明にして確保したものとして扱う。
 ウルリヒより捕獲の優先度が高い理由は、「【襲撃】した段階で情報が多いPCの行動を優先する」というルールによるものとする。(2回目段階で、絢は五木の【秘密】を入手済み)


絢/お前ら……何を言ってるんだ! 凄く怒ります!
ウルリヒ/怒られた。
蘭/なんで怒られたの、って顔をします。
絢/本気で死にたいと思ってるのかよ!? 本当にそう思ってやっているのか!?
蘭/……死に方が選べるのなら。
ウルリヒ/寧ろ最高の死に方ですよ。
絢/おかしいだろそんなの!? 自分が先頭を切って死ぬなんて、上司の命令だからって……もっと自分で生きてみようって思わないのかよ!?
ウルリヒ/それは価値観の違いですね。自分で生き死にを決められるのであれば、私はここで主人の為に死にます。
絢/本当に……ここが自分の死に場所だと思っているのか?
ウルリヒ/ここで死ななかったらどこで死ねと!? ……ちょっと声を荒げます。
木ノ葉/やったぁ! 速水奨が声を荒げたぞ!(一同笑)
ウルリヒ/謎のご褒美をあげてしまった!(笑) 捨て石になるぐらいしか私には価値が無いでしょう? 宝石になれなかった原石がどうなるか知っていますか?
絢/……うっ……。
ウルリヒ/ただの石ころとして打ち捨てられるんですよ。私が今回はそうであっただけ。何か一つ違えば別の人がそうなっていただけ。ただそれだけの話です。だから……貴方の価値観を私に押し付けるのは甚だ迷惑、かつ侮辱に等しい。
蘭/……ウルリヒさん……。
ウルリヒ/もし私の意思を尊重してもらえるのであれば、全霊を持って我々に挑みなさい。……よし、語彙力は低下してないぞ!(一同爆笑)
蘭/凄い! ワードイーターに打ち勝ってる!(笑)
絢/……だけど、だけど。
木ノ葉/……木ノ葉が絢くんの肩をポンッと叩きます。私が機関と合わなかったように、貴方もあっちに合わないみたいですね。
絢/……ウルリヒさんが言っていることは本当に気高くて、理念が通っていて、今までがあって決めてきたことなんだろうけど。それでも俺は……否定したいよ。だって俺、河原の石だってそこら辺に落ちてる石だって大好きだったよ!
ウルリヒ/くっ……それは……(笑)
絢/宝石じゃなくったって価値はあるだろ!? 否定させろ! ……あんたの意思には悪いけど……。
木ノ葉/……思わず絢くんを撫でくりまわしてしまう!
ウルリヒ/……ウルリヒも顔をくしゃっと歪めてしまうなぁ。でもすぐに冷静な顔に戻ります。ならそれは、貴方の力で変えてみてはいかがですか!?
GM/それでは……クライマックス戦闘に参りましょう。勝利条件は「ギブアップされるまで」です。PvPなので「自分はもう戦闘をやめます」って言われるまで戦闘が続きます。
木ノ葉/最後の一人になるまで殴り続けろってことですね。
ウルリヒ/「君が死ぬまで殴るのをやめないっ!」ってやつだ(笑)
GM/また、今回のシナリオでは『トドメを刺す』ルールは廃止します。戦闘不能状態になって戦闘に参加できなくなっても死亡はしないよ。今回は『シノビガミ』と同じように、自分で生死を選べるようにします。
木ノ葉/なるほど。自分で死ぬことはできても、他人に殺されることはないんですね。

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:絢、四ツ谷
 エンゲージ2:蘭、大山
 エンゲージ3:木ノ葉、六川
 エンゲージ4:ウルリヒ、ウルリヒの右目
 ※それぞれのエンゲージは10メートルずつ離れている。

【行動値】
 大山:24
 絢:14
 蘭:13
 木ノ葉:12
 ウルリヒ:12
 六川:11
 四ツ谷:10
 ウルリヒの右目:8


木ノ葉/さすが大山さん、【行動値】が圧倒的ですね!
GM/だけど倒せないデータじゃないよ。他のNPCよりレベルが強いキャラクターですが、キャラクターレベル6のPC達でも戦闘不能に追い込むことはできるでしょう。
ウルリヒ/えっと……右目はウルリヒとエンゲージを別にできるんでしょうか?(笑)
GM/あくまでホムンクルスという第二のPCを「右目」という名前で運用しているだけなので、通常のPCと同じ扱いにしてください。だからエンゲージを分けてもルール上の問題はありません。
絢/右目だけが浮いてるんだ! ……なんか戦闘ドキドキして手が震えてきちゃった(笑)
木ノ葉/なんだか緊張しますよね(笑)
蘭/あー、緊張してきたー! このキャラメで良かったのかなー、≪悪雨≫取った方が良かったのかなー!
GM/戦ってみたら結果が判るよ。この戦闘で勝ったPCがエンディングシーンをどうするか決めてね。それでは、クライマックス戦闘を開始します!