アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 炎神 』 3ページ ■
2024年3月31日




 ●トリガーイベント 泪の死

 11月15日、夜が近づく。連日の母の見張りで消耗していた泪だったが、少しずつ気力を回復していた。
 赤星やそらが自分を激励してくれている。「自分達がなんとかしよう」と言ってくれた。
 それだけで泪は元気になれた。ありがとう。ここに居ない友人達に泪は感謝する。
 だがその優しさが、感謝を伝える時間が……彼にとっての気の緩み。一瞬の油断が、完全に理性を失った母親――異端への隙を生んだ。
 「あ」
 がぶり。母親が、息子の体に牙を突き立てる。

赤星/ああ……心苦しすぎる。
そら/うう。泪くん……。

 母親は既に人外の体だ。幼い息子が敵う訳がない。だが泪はその母親の体を振りほどいて、部屋を出た。
 おそらく母親の力が緩んだのだろう。なぜか。相手が息子だっただろうか?
 ゆるゆると血に出しながら、泪は固定電話がある玄関に向かう。
 突き立てられた牙で出血しながら、母親に少し舐められて乾いた傷口を拭いながら……最後に感謝の言葉を伝えたくて。
 でも……既に「ありがとう」と感謝の言葉は、昼前に言えたことを思い出して。
 ――今回のループは、電話には届かない。言えたから、いいやと。
 そらへ電話をしたところで、事切れた。


GM/そらへの電話があった。嫌な予感がして一同は彼の家に訪れる。受話器を持って倒れている泪の遺体を、二度目の遺体を、見てください。
そら/泪くんからの着信にハッとして、青ざめてみんなに言ってダダダダッシュで行きます!
赤星/間に合わないのは分かっている。けれども向かう。
翡翠/みんなでぽんぽこやってきた訳ですが……。
兎花/ぴょこぴょこー!
GM/泪はもう、死んでいる。でも少しだけ表情が、穏やかだ。何故だろうか。「助ける」って言ってくれる人がいる世界だったからかな?
兎花/あう……。
そら/……心だけじゃなくて。命も助けられなきゃ意味ないよ……。今度は、動かない泪くんの手を取る。事切れているのを確かめる。
赤星/……泪、すまんな。今この段階では、何もできないのが口惜しい。涙を堪えているので凄い顔をしてます。
兎花/兎の耳が生えてたらしょんもり垂れてるところですよう……こんなの、早く終わらせなきゃ。
翡翠/たぬきは短い尻尾がしおれてる。……みんなが悲しい思いをするととてもつらい。悲しい思いはしてほしくないもん。
赤星/ああ、そうだなあ。
そら/ごめんね、待ってて、ごめんね……。
赤星/……ごしごし乱暴に袖で拭ってから、他に何も無いか確かめる。
兎花/そらちゃんをぎゅっ。
翡翠/めそめそぎゅっ。
そら/おや、この胸板は?
兎花/翡翠ちゃんはぺたんこEXだから。
翡翠/たぬきに雌雄は些事。
そら/宇宙を背負いながら兎花さんの腕をぎゅっとします。
赤星/……手を伸ばして、そらちゃんの頭を撫でる。次だ。次こそは、救えると信じるしかない。
そら/……うん。顔をくしゃっと歪めて、目尻に涙が滲む。でも涙をごしごし拭く。立ち止まっていられないよ。
兎花/助けよう! 泪くんも! そらちゃんも! 赤星さんも!
翡翠/うん! 次こそは必ず!
赤星/恩に着る。やろう……頼めるか。
そら/わたしからも、お願いします……!

 『イベントキー:助けたい想い』
 PC3・兎花と翡翠は強く想う。「彼ら彼女らを助けたい!」と。
 代表者が1D6をする。PC3の【正気度】を1D6点減少させることで、1日前に世界が時間跳躍する。1D6の振り分けは相談で分配してよい(6が出た場合、2点と4点で各自減少など)。


GM/青い石が、決意すれば光る。代表者1D6どうぞ。ちなみに前回は翡翠が1D6しました。
兎花/じゃあ今度はわたくしが振りますね!(1D6ころころ)6。荒ぶる決意!(笑)
GM/元気やる気!(笑)
翡翠/2人で半分こしやすいぞう!
兎花/割り切りやすい!(笑) 自分の【正気度】減少に≪トランキライザー≫を使って減少率を減らします。

【正気度減少】
 兎花:6→5(1点減少)
 翡翠:9→6(3点減少)


GM/兎花と翡翠は、強く願った。途端、2匹の体がピカーッと光る。
兎花/ピカーッ!
GM/そらと赤星にも眩いぐらいピカーっと光って……眩しくて目を瞑るぐらい光って……。
赤星/うおっ、まぶしっ。
そら/まぶしー! おめめぎゅ!
兎花/機関からの追手もこの発光で目潰しできないものか(笑)
翡翠/麻痺くらい入りそうだもんな(笑)
GM/おはようございます、11月15日です。3人は赤星宅、そらは優雅に自室で目覚める。電源をつけていたテレビからは、11月15日の朝のニュースが始まる。それぞれは「3回目の11月15日の朝」が始まっていることを知る。
翡翠/おかえり! 15日!
赤星/……目を開けると、朝の部屋に戻っている。そしてそらがやって来る。
そら/学校に欠席連絡! 赤星宅におはようございます! 物凄く前のめりでピンポンを押す!
兎花/そらちゃん、判断が早い(笑)
GM/もう朝ご飯は一緒にに食べよう。
赤星/食べよ食べよ、朝からハムカツあるよ。エビフライ、イカリングもあるよ!
兎花/朝から揚げ物、ヘビーですね。
そら/小6の健康な胃なので朝から揚げ物も余裕! いただきます!
翡翠/くらえ汁物!
兎花/お腹に優しいお雑煮もつけておきますね。揚げ物ばっかは怒られますよ、食導の偉い人に。
GM/食導の偉い人に怒られる……西大家みたいな言語、GMは言えないんですよね。
兎花/あとで銀之助さんの中の人・マーサーさんに翻訳してもらいましょう。
サブGM/(いきなり西大家銀之助になって現れて)「死ね」
GM/シンプルだった!(一同爆笑) もっとなんかあるだろ!? 無いんだ!?(笑)
そら/「死になさい」ですらない!(笑)
サブGM/(銀之助になって)「おっと言葉が下品でした。いや下品に聞こえた人の耳が悪いだけでは? 健康を害す食事をしているからですよ
兎花/もう死ねって言いながら包丁が光ってるやつじゃん(笑)
赤星/遠くから殺意が飛んでくる〜(笑) ふぅむ……油でどれっしんぐ作って、さらだをこさえるか。
そら/油が入っていれば何でも作れるんですか? ドレッシング、目から鱗!(笑)
兎花/赤星さん、中華料理やりましょう。油めっちゃ使うから。
赤星/中華料理は盲点だった! なるほど!
GM/もうこの自宅、中華料理屋にしよう。自宅の1階を食堂にするとか。
そら/胃に優しいお雑煮のありがたみが小6のそらには分かりませぬが、この朝食はおいしい。もぐもぐ。うさたぬの優しさを感じているのである。
赤星/うさたぬが来てからなんとなく、バランスのいい食事というものを理解し始めた油すまし(笑)
GM/では、朝ご飯を4人が食べてるところに朝の郵便屋さんが未達成AF判定リストをポストに入れました。
赤星/おっと、郵便か(笑)

【AF判定リスト】
(1)『被害者情報』

 └使用能力値:【知覚】【理知】  難易度:20
(4)『歴史を調べる』
 └使用能力値:【体力】【理知】  難易度:20
(5)『吸血鬼の情報』
 └使用能力値:【体力】【知覚】  難易度:20
(6)『モルガン』
 └使用能力値:【知覚】【幸運】  難易度:30


翡翠/残るは4つ?
そら/被害者情報、歴史を調べる、吸血鬼の情報、モルガンの4つか…

 兎花はAF判定前に≪ラブモーション≫を使用。自身の≪ミネルヴァ≫の回数を+1。この際に【幸運】難易度10の判定を行なったが1足りなかったため、≪君に幸あれ≫を使用して成功させた。
 同様に、赤星は≪突然変異を≫使用。【HP】を20点代償にして、≪戦場の華≫を取得した。


GM/戦場の華味の揚げ物を自分用に揚げました。クソデカトンカツとかか?
赤星/朝に出会いたくねえなクソデカトンカツ。でも赤星なら余裕でやる(笑)
そら/いっぱい食べれて凄い。
赤星/食べたので【HP】20点減らしておきます(一同笑) 食べるだけで体力使うわ!
兎花/わたくしはミネルヴァ味のお餅を食べます。危ない危ない、海苔を巻き忘れるところでした(笑)
そら/【幸運】には海苔が大事、そらおぼえた。
赤星/ラッキーいそべ。
GM/ラッキーすけべみたいに言った(笑)

 相談の結果、そら&兎花が『歴史を調べる』を、赤星&翡翠が『吸血鬼の情報』を調べることになった。

GM/じゃあ……前回、三闘神の歴史を調べたところだったから続けて歴史を調べるコースにいくかな。
そら/はーい!


 ●ミドルフェイズ3/そら&兎花 〜図書館〜

兎花/この時代なら調べものはまず図書館でしょうね。という訳で図書館に行きました! みんなで図書館!

(4)『歴史を調べる』
 └使用能力値:【体力】【理知】  難易度:20


そら/一応……学校の時間帯だから、司書さんに見つかりたくない。自分の存在を他のオトナたちから≪情報隠蔽≫しておこう。
兎花/見つかりそうになったら≪圧縮された世界≫で隠してあげますからね!
そら/嬉しい! 郷土資料……あ、この本って書庫にあるなあ。赤星さーん、そらの代わりに取ってー! 赤星さんがそらの≪見えざる手≫。
赤星/応、任せておけ! 高い位置に目当ての本があったら遠慮なく呼ぶんだぞ〜。
兎花/なんか良い史料ないかな〜。お、これとか良い感じでは!? 幸運にも良い感じの本を見付けました、≪君に幸あれ≫。
そら/あ、古文書がデジタルアーカイブになってる。しかしそらは古文書が読めないのである! 誰か〜! 得意な人〜という≪勝利への采配≫。
GM/古文書読める人〜?
赤星/上手にお使いできた油すましが資料わさわさ持ってくる。古文書!? どれどれ見せてみよ。
そら/助かる、持つべきものは関ヶ原の時代から生きてる友達。
兎花/赤星さんの古文書解読を手助け! ≪未来の吐息≫。
GM/赤星は昔の書に「うわもうこれ死語だよ〜w」とか思います。
赤星/うわ今の子たちは判らんだろこれ〜って言いながら読む読む(笑)
そら/がんばれがんばれ赤星さん! ≪叱咤激励≫。ではそらが【体力】判定します。(ころころ)12。がんばった! ふんすふんす!
兎花/わあ、そらちゃんノートまとめるのお上手ですねえ。
そら/えへへ、褒められちゃった。えっへん。

 『歴史を調べる』で判明する情報。
(1)この辺りの歴史について調べ始める。するとこの辺りで伝説として語り継がれ、そしてあまりに不可解すぎて一般人たちに隠蔽された「能力者と魔族の大戦」について判明する。
 西暦1600年頃、とある三体の魔族が現れた。マジン、キジン、メジンという「三闘神」と呼ばれる上位の魔族の存在である。


GM/ここで前回ミドルフェイズ2でした判定があり、三闘神の話になります。
そら/凄い、これを調べ切れるなんて……みんなで力を合わせたおかげですよ。

(2)三闘神はこの辺りで特に磁場の乱れが激しい「時波戸山」を拠点に、多くの屍を糧にして大儀式を行なおうとしていた。
 集めた人間達の遺体を贄に力を蓄えた三闘神が時波戸山で全ての能力を放ち、天を大爆発させる。そして「空けた天の穴」から彼らの主神を顕現させるという恐るべき儀式が行われようとしていた。


GM/この卓だと1600年頃の出来事になったので……「このときの人間達の遺体は、関ヶ原の戦いで死んだ兵士たちである」とかだったりして?
そら/ありそう〜!
翡翠/確かにそれだと都合が良いもんなあ。
そら/天を爆発させる大儀式……なるほど、これは訳が分からなくて一般人に隠蔽されるやつ。
GM/天を爆発させる大儀式。今日はこれを覚えて帰ってくださいね。
翡翠/むしろ忘れられないインパクトの情報(笑)
兎花/え、そんな中を敵陣中央突破して脱出したやべえ奴らが居るって!? ヒントは島津。
GM/島津!?(一同爆笑)

(3)しかし、そんな魔族たちへ立ち向かった者達がいた。彼らは協力し合い三闘神を封印することで恐るべき目論見を打破したのだった。
 その後、大戦で活躍した中で特に力があったと呼ばれた三名に三闘神の力を封印した石を与え、三者は後世守り抜くという制約を結ぶ。


兎花/おお、勇気ある人たちがいたんですね。

 一人は、三闘神封印の術を編み出した「尾ノ松家」の魔術師へ。
 一人は、人でなくとも人のため三闘神封印に尽くした妖怪の女へ。
 一人は、妖怪と同じく人を守ろうとした心優しき獣の血族へ。


赤星/おや……尾ノ松?
そら/動揺でノートの「尾ノ松」って書いたところ字が震えました。
GM/GMぶっちゃけていいですか。この古文書に載っている3人のうち2人は、「泪の祖先」と「PC3の先祖」という設定です。今回PC3は2人、しかも人外でどっちも種族が違うんで「兎花か翡翠の先祖」という設定したいです。
兎花/兎花は「月から追放された兎」という設定なので、その設定はそっと翡翠ちゃんに渡すのです。
GM/兎花が地球人じゃないならこの古文書の血族は「翡翠のたぬき一族」のことになりますね。じゃあ、そらは「これって泪の祖先と翡翠の祖先が関係してるんじゃ!?」と思いました。
そら/泪くんの祖先と……心優しきたぬき!?
翡翠/隣で静かに折り紙折ってたたぬきは何ーって顔してますね。
赤星/折り紙してるたぬちゃんかわいい〜(笑)
兎花/翡翠ちゃんは歴史的偉人の子孫だったんだよ!
翡翠/この一介のたぬきの祖先が……!?
赤星/成程、大したものだな翡翠よ……!
そら/翡翠さんは優しいもんね! 納得しました。
翡翠/たぬきはみんな優しい! ありがとうございます! よろしくお願いします! そんな翡翠は折り紙をしてました。
兎花/どっかの狐が「それってたぬきの自演ですよね」って書き込みしてくるかもしれん。
そら/誰ですかそんな意地悪なキツネは。狐汁にしますよ。しません。
翡翠/狐は肉が硬いですからね。ぺってしましょうね。
兎花/翡翠ちゃん凄いね! でもなんでそれパッカン割れてわたくしの背中に結合してるんでしょうね? もいで返さなきゃ!
そら/もげるの!?(笑)
赤星/あ、こら早まるでない。
GM/例えば……ホクロをもいでみて。それが痛いと思ったならもぐのダメです。
兎花/あ、痛い、ダメです。
翡翠/いま半分でちょうどいいから! お互い半分で十分ってことだよ! 多分たぬきが1個まるまる装着したらたぬきが爆散するほどの力がある石なんじゃないかな?
兎花/そっか。だいたいこんな酷いことをするのは機関の偉い人!(笑)

 PCたちは以上の文献から、「上級魔族の三闘神が邪神召喚の儀式を行なおうとした」こと、「当時の能力者たちがその野望を破り、三闘神は石にされた」こと、「その石は泪の家、妖怪のもと、PC3のもとにある」のだと推測できる。

GM/昔を知っている赤星は「そういや泪の家は最近リフォームしたけど、元は古い家だったな……」と思い出すかもしれない。江戸時代以前からある立派な一族だったに違いない。
赤星/ああ、そういえば。あの子の家は元は年季が入っておったなぁ……旧家だったのだろう。
兎花/泪くんのお家を家探し……もとい、捜索したら出てくるのかな?
GM/泪に直接「石って知ってる?」と尋ねてみたなら何か教えてくれるかもしれない。ただ……そういうことに協力的な精神状況ではないことは察せる。彼はお母さんの見張りに必死なので。
翡翠/お母さんも限界だしね……。
そら/泪くんのお母さんをもとに戻したら聞いてみよう?
兎花/そうですね、まずは泪くんのお母さんをどうにかしないと。
翡翠/吸血鬼の情報を集めないとだね!
GM/では、AF判定から出る情報は以上です。が、【幸運】判定で難易度10に成功すると、幸運的にある人に会えるかも。
そら/ほうほう!?(ころころ)10で成功。
兎花/ほう?(ころころ)11で成功。二人とも成功しました!
GM/小池勉三さん(仮)に会います。
そら/あ! なんでも知ってる物知りの勉三さん!?
GM/実は「PC達の中に古文書が読めなかった場合、協力してくれるNPC」として配置していました。「あ、そらちゃん。今日学校休み?」 普通に世間話をします。
そら/ぎく。そ、そうです。
兎花/こそこそ、そらちゃんのお友達さんです?
そら/泪くんのお友達さんです。チャーシュー作るのがうまいよひそひそ。
GM/彼はそらちゃんという知り合いに出会ったから声を掛けただけのようですね。「元気でなにより」
そら/はい。私は元気……泪くんは最近ちょっと、インフルエンザですが。
GM/「むー、なんだかんだどの時期でもインフルエンザは怖いね。君も気を付けるんだよ。最近怖い人もよく出るらしいしね」 巷を騒がしている通り魔ニュースのことですね。小学生相手なので彼は注意をしてくれます。
兎花/怖い人っていうのは……。
GM/「ワイドショーでは吸血鬼とか言われているけど、不審者なのは変わりない。大人も子供も関係なく警戒しなきゃだから気を付けな」
そら/はい。気を付けます。
GM/「もし良かったら、これあげる」
そら/ん? 両手をお椀のようにして差し出します。

 『イベントキー:魔除け』
 魔除けの効果があるアーティファクト。形状は自由(デフォルトはロザリオ)。
 常時「怖い人相手の判定」に達成値+2。ただし1人しか効果を発揮できない。


そら/ほぇ〜!? いいんですか、ありがとうございます。
GM/形状はロザリオでも饅頭でもいいです。「そっちのお姉さんと一緒なら大丈夫だと思うけど、一人でどっか行っちゃだめだよ」
そら/勉三さんも気を付けてくださいね。
兎花/ご親切にありがとうございます〜。……この人、なんでこんなもの持ってるんだ?
赤星/何者なんだろうな、この人……。
翡翠/ミステリアス勉三さん……。
そら/登場するたびに好感度を上げていくが、謎も深まっていく勉三さん……(笑)
GM/「一人じゃなくてみんなで行くときも警戒してね。……うん、どっかに行くのは推奨する。危険には飛び込むことで事態が解決するもんだからね」 ひらひらと手を振って去っていく。
そら/どうしよう、この魔除け……。兎花さん、持っておく? 怖い人から逃げてきたんでしょ?
兎花/そらちゃんが貰ったものだから、そらちゃんが持ってても良いと思います。
そら/それもそっかあ……。じゃあ、そらが持っていていいですか?
赤星/異議なし!
翡翠/うんうん!
そら/ロザリオをスキルウェポンで持っているので、「たぬ&うさが刺繍されたお守り」にしよっかな!
兎花/かわいい〜。今までこの可愛らしいお守りを勉三さんが持ってたのかと思うと、ちょっと面白い(笑) 最近急にウズマキが上手に使えるようになったのでウズマキにしまっておこ!
翡翠/ウズマキ活用しててかわいい(笑)


 ●ミドルフェイズ4/赤星&翡翠 〜再会〜

赤星/吸血鬼を調べに行きます! 目撃証言でも手がかりの痕跡でも なんでも見つかればいいなー。
翡翠/ですねですね、フィールドワークだ。

(5)『吸血鬼の情報』
 └使用能力値:【体力】【知覚】  難易度:20


翡翠/近所の人に声かけてお話聞いたりするのかな? 最近変わったことありませんでした? とか≪ネゴシエイト≫。
GM/「やっぱ通り魔事件、怖いわよね〜」「ね〜」
翡翠/わかる〜って顔でぽんぽこ頷いて世間話しますわ。
GM/「でも最近警察のパトロール多くなったからか、しばらくは起きなくなったみたい?」「早くうちの子も外で遊ばせたいわ〜」
赤星/子どもはやっぱ今の時期は中で遊ばされてるよね、怖いもんね。
GM/みんな家でプレステ2かアドバンスやってますね。
そら/時代だ(笑)
兎花/ポケモンが捗っちゃうな(笑)
翡翠/この時代はまだケーブルを繋いで通信対戦とかしてたっけ……(笑)
赤星/でもそんな中で、外に出て遊んでる豪胆なお子さんを見つける! ≪夢の外套≫で同い年くらいの子どもに扮して、聞き込みしましょ!
兎花/ショタ赤星さん!?
そら/ショタのすがた!?
翡翠/サービスタイムだ!(笑)
赤星/200cmから一気に縮んだ! 案外こどもって良い情報持ってたりするからね!
翡翠/こうしてはおられん。たぬきも≪マジックコスメ≫でショタになるぜ!
GM/こだぬきだ!
兎花/ショタとショタだとお!?
そら/かわいいロリ。
GM/そらが12歳だから、だいたい小6の集まりになりました。
兎花/くっ、兎花はちっちゃくなれない……!
そら/引率のお姉さんでは?
赤星/≪夢の外套≫は他人にも使えるからうさちゃんもちっちゃく出来るぜ!
兎花/こうさぎになった! 急に『ゆうやけこやけ』めいてきたな、『ピーカーブー』かもしれん(一同笑)
赤星/二人でショタ&ショタ(ロリかもしれない)モードになって聞き込みだ!
翡翠/みんなでポテチをパーティー開けしながら世間話します、≪命の糧≫。
そら/おいし〜!
赤星/ポテチをぼりぼりし、ポッキーをぼりぼりしながら、情報を得る。≪暴食鬼≫。
翡翠/「最近全然外でみんな遊んでくれないよね〜」とか「変な人いなかった?」とかキッズたちにそれとなーく誘導でお話を聞きますよ、≪マクスウェル≫。
GM/「そういやあそこのさー」「ああ、あそこってさ〜」
赤星/うん? あそこ? もしや≪会心の一撃≫な情報か? そこんとこ詳しく〜。【体力】9あるからそろそろ判定します。(ころころ)達成値15、高すぎ(笑)
GM/【体力】9は凄い。それでファンブルしてもそれは「「突然●●くんが鼻血出してそれどころじゃねえ!」とかで赤星さんのせいじゃないよ。
赤星/ああっ、子どもってすぐ鼻血出すよねえ〜!?(笑)

 『吸血鬼の情報』で判明する情報。
(1)吸血鬼について捜索を始める一同。捜索中、「不良のたまり場として噂されていた廃レジャー施設に、騒音が一切しなくなった」という噂を聞きつける。
 夜に騒がしくしていた若者たちが集まらなくなった理由があるのだろうか……?


GM/レジャー施設……もうバブル崩壊で廃業したボーリング場とか、そういう場所ですね。1990年代初頭でバブルが崩壊し、2000年手前ぐらいで多くの遊園地やレジャーが廃業に追い込まれました。だけど建物は取り壊されずそのまま残っていて、そういう所で遊ぶ悪い連中は多いとのこと。
そら/不良、吸血鬼が怖い説!?
赤星/うっすら怪談みたいな噂……子ども怪談好きそうだもんな(笑)
GM/廃レジャー施設に向かってみることが可能だ。
そら/行かねば! だいじょうぶです。みんなはそらが守ります。
GM/心強い。それにみんなで行くから大丈夫。

(2)生々しくおびただしい血痕を発見した。明らかにここで不穏な動きがあったと君達は察する。

兎花/ぎゃわー!?
翡翠/これは……吸血鬼の仕業かな。
赤星/生々しい……真新しい? 近いか? 辺りを警戒しながら行く。

(3)このシーンの能動判定者2名は、【知覚】判定で難易度10に成功すること。
 もし能動判定者がPC1・赤星だった場合、【知覚】判定の難易度は13とする。
 成功した場合、回避に成功し無傷。失敗した場合、何者かの襲撃を受けて3D6点の物理ダメージ(防御点有効、軽減不可)。


兎花/赤星さんへの殺意がたかいたかーい!?
翡翠/(ころころ)12で成功。
赤星/(ころころ)難易度13なので……達成値10で失敗。出目が奮わないな。
兎花/≪ミネルヴァ≫をします! 足りなかったら翡翠ちゃんよろしく〜!(1D6ころころ)……+1してください。
翡翠/≪血の媚薬≫をしましょう。残り+2を【HP】−4でします。
赤星/2人とも感謝!
兎花/わたくしは兎鍋になってお詫び申し上げます……。
そら/鍋やだーッ!(笑)
赤星/鍋にならないで! お餅おいしいから!(笑)
GM/うさたぬが【HP】を削りながら、赤星への襲撃を守る! 2人がかりで守らなければ赤星はやられていただろう。
兎花/赤星さん、あぶなーい!
翡翠/赤星さんの前にうさぎとたぬきが庇う! 大丈夫!?
赤星/あ、ああ! 己は大丈夫だ! 2匹ともすまんな……。

(4)塗れの装束を見に纏とった――人外の女がいた。
 PC1・赤星は【幸運】難易度6をすること。失敗した場合、特に何も無し。


赤星/…………。(ころころ)達成値5……くそ、1足りないか。【幸運】が低いので……!
兎花/≪君に幸あれ≫を使用、【幸運】判定の達成値に+4! 支援します!
赤星/ありがとうございます! 達成値9で成功です!
GM/最初は……何も思わない。危険な女だと思うだけ。だが、兎花の声でハッとした赤星は、再び女を見た。

 PC1・赤星は成功した場合、それが数百年ぶりの再会した「愛しい女」であると思い出す。
 過去を失った貴方の中で、ただひとつ、「逃げろ」と言っていた記憶……その声の主である。

赤星/お主は……。足を止めて、凍り付いたようにその姿を見る。
GM/この女性のデフォルト名は「朱未(あけみ)」です。プレイヤーの自由に名前を決められますが、希望ありますか?
赤星/名前、「麦穂(むぎほ)」にします。
GM/ムギホ?
赤星/赤星(アンタレス)なので、星の名前にしたいので麦穂(スピカ)です。
GM/それ今決めたんですか、凄い(笑) ……赤星の動きが明らかに止まったことは、他の3人も気づく。
そら/……赤星さん?
兎花/どうかしたんです?
翡翠/もしかして、知り合い、とか……?
赤星/……麦穂。まさか、まさかだ、そんな筈はない……。
GM/間違いない。生き分かれた同種の……彼女だ。貴方の同種の女に違いない。目の前の吸血鬼らしき女は、赤星の恋人・麦穂である。
赤星/お前。……なあ、生きておったのか。……逢えて嬉しい。
兎花/あ、赤星さん……。
GM/「ぐ、ぐぐ、ぐぐぐぐ、ぐぐぐぐぐぐぐが」 女から炎を出る。
赤星/むぎほ……あっ、炎?
GM/石造りの周囲が燃える。もちろんその被害は……他の3人にも!
兎花/はわわわわ!?
GM/そして……彼女は今にもかぶり付きそうな牙を見せ、襲い掛かって来る!
赤星/待て、よせ、麦穂! この者達を襲うてはならぬ!
GM/対話の可能性は、どう見ても、無し。そもそも……愛する女は、牙でかぶりつくなんて吸血鬼みたいなことをする妖怪だっただろうか? いいや、彼女は同種、ただの油すましの筈だ。
赤星/我らが種族にそんな伝承は無い! ……咄嗟に頭をよぎったのは、泪の母親。ああ、もしかして、こんな感じだったのか……?
GM/選択肢は3つ。「大本の吸血女を返り討ちにする」か「この場から全力逃走する」か「大人しく捕まって連行される」だ。

 『イベントキー:勝負』
 「吸血女を返り討ちにする」か「この場から全力逃走する」か「大人しく捕まって連行される」を選択すること。
 選択したトリガーイベントが発生する。


兎花/脱兎一択!
赤星/……皆を連れて逃走を! 愛した女に、理由も分からぬ今の段階ではちょっと手を掛けられない! 倒さずに済む方法があるかもしれないし!
翡翠/まだ色々情報揃ってないもんなー? 改めて準備して臨んだ方が得かな!
兎花/倒した方が良いんだろうけど、何の対策も分かってないのに無策で挑むのは危なすぎるよ〜!
そら/逃げましょう! それに変な石でパワーアップしているかもだし……。
GM/一同は炎を繰り出す彼女の手に、兎花と翡翠の背中にある石と同じ物があるのを見つける。
そら/ワーッ!? 謎の石だー!
翡翠/みんなでせーので走り出す!
赤星/……麦穂……。変わってしまったのだろうか。もう昔の優しいあの女には戻れないのだろうか。……然らば、またな。

 『トリガーイベント:この場から全力逃走する』
 全員が【反射】10→【知覚】10→【体力】8に完全成功すれば逃亡成功。
 もしくは、PC1がAF判定【理知】か【意志】で難易度20で「彼女との思い出」を語って回想シーンをすれば、全員逃走完了。


GM/どっちかしてください! 全員判定して成功させるか、1人羞恥回想プレイするかです。
そら/思い出を聞きたいです。
翡翠/回想シーン一択なんだわ。
兎花/≪錬金術師の指≫でボイスレコーダーを作りました。
赤星/なるほど。よっしゃ……惚気るか(笑)
そら/やったー! ここで語らなくてもふせったーにまとめていただく運命なので今! 今やってください!(笑)
翡翠/ポップコーンあけるか〜!
兎花/コーラ持ってくるね! この回想でアニメは1話使ってほしい。
そら/前後編でやってくれてもいい。
翡翠/なんなら単行本1冊使っていいよ。
赤星/改まると些か面映ゆいが。そうだな。……優しい女だったよ。油すましの中でも変わり者でな。
GM/ほうほう。
赤星/≪却奪:足≫で驚かせて、通行人の邪魔をしたりもしない。≪月の外套≫で女に化け、≪夢の外套≫で子どもに扮し、≪獣の外套≫で野鼠に変じ……「自分たちは消えてない、今でもここに居るぞ!」と驚かせては人間たちをからかう己を、「本当に、大人げないことばかりなさって」と笑って嗜めたりするような。そういう優しい女だったよ。
兎花/ベタ惚れじゃん〜(笑)
赤星/≪単一化≫≪単一化2≫同種のものと慣れ合わない種族には珍しく、あの頃の自分達にとっては、お互いが全てだった。……そうだったな、あの女は料理と舞いが上手かった。山菜のかき揚げが毎食夕餉に並んで……。
GM/かき揚げ! こういうノロケを逃げた先で3人は聞いてます。
そら/昔はちゃんと栄養が取れていたんだな……(笑)
赤星/楽しく心行くまで食卓を囲み≪暴食鬼≫。月と星の綺麗な夜には酒の合間に、舞いを見せてくれた。己も少しその辺りには心得があってな? ≪活殺舞踊≫。
GM/色んな風景、色んな時間を過ごしたことを赤星は思い出す。
赤星/……木漏れ日のような女だった。≪光の一手≫。常しえにこの日々が続けばいいと思っていた……≪機能維持≫。されども。……幸いとは、長くは続かないものだなあ。≪奈落堕ち≫。
GM/上手い表現の仕方だな。
赤星/それらの失い難いあたたかな日々よりも、己に強く焼き付いているのは燃え盛る炎と、己を逃がそうとする愛しい女の声ばかり……≪失われた日々≫。それがあまりに苦しすぎて……愚かにも己は、自らあの木漏れ日の日々を閉ざしてしまったのだろうな。≪クローゼット≫。
GM/難易度はとっくに1なんですけどノロケが止まらない。
兎花/マシンガントークでしたね(笑)
翡翠/この惚気は三日三晩続いた……。
赤星/振りますね! 長引きすぎた!(笑・ころころ)達成値14で成功! ノリに乗ってたな惚気が。ほんに己には勿体ないほどできた女でなあ!(笑)

 『彼女との思い出』で判明する情報。
(1)赤星は、失っていた記憶を思い出す。
 「凄まじい魔族との大戦」で力を消耗していた彼女は、あらゆる力をかなり落としており、赤星は自分の力を分け与えることで彼女を守ろうとしていた。
 しかし「力の渡し方」を誤った貴方は、自分の在り方すら保てないほど彼女に力を渡してしまった……。自分の記憶が曖昧なのは、「彼女を生かすために必死に全てを投げ渡してしまったから」だろう。


GM/赤星の記憶喪失の理由は、「彼女を生かすため必死だったから記憶・思い(レベル)を渡しすぎて」です。『AW』の力(レベル)の源は、記憶なので。
そら/あぁ……。
翡翠/そっかぁ……。
兎花/全力全開だったんだなぁ……。
赤星/なるほどなぁ……≪単一化≫もあるし、こうと決めたら一心になってしまうとこはあるんだろうな。

(2)そう、赤星は思い出す。
 彼女は……「人々の世界を魔族から守るために戦って力を失った」ということ。
 そして「その直後に『何者か』に襲われ、自分を逃がすために彼女は炎の中へ消えた」ということ。

赤星/……人の生きる世を守る、優しい女だったよ、本当に……。
GM/そのような赤星の思い出語りを聞いたそらは、「自分がノートでまとめた『妖怪の女』が赤星さんの奥さんなのでは?」と気付くでしょう。
そら/そうではないかと思っておりました。ノートを広げて「この人が、赤星さんの奥さん」ってマーカーを引きます。
GM/もしかしたら赤星さん自身も大戦に参加してたかもしれませんが、きっと主力の一員じゃなかったとかなんでしょうね。ただ奥さんは魔族戦のメイン火力だったらしい。
赤星/麦穂は己よりも強かったからな! 強くて優しい! 完璧!(笑)
兎花/赤星さんよりつよつよ奥さんとか、勝てる気がしない(笑)
翡翠/したら……さっきの現場は逃げて正解だったねえ。
そら/うむ、逃げるべくして逃げました。
赤星/……まだ、己は諦めてはおらぬよ。あやつを正気に戻すことを……。
そら/……あれ? そういえばモルガンの話、まだしてない? あのね話しておかなくちゃいけないことがあって、この街の吸血鬼を狙ってる女がいて……!
兎花/ほほう!?
そら/モルガンって名前で! 自分の手で倒したいから吸血鬼と会ったら呼んでくれって言ってて、でも教会の人じゃなくってー!
翡翠/なんだってー!?
そら/怪しい人! 多分! 連絡先はこれです。

 『イベントキー:連絡先』
 吸血鬼を発見したらワンコールするだけで駆けつける。


GM/使いますか?
そら/まだ使わないです。
GM/了解です。提案を取り下げます。
翡翠/……絶対機関の人だよう! なんかそういう気配がするよう!
兎花/わかる〜! 機関臭い〜! 連絡するときは言ってね! うさたぬ隠れるから!
翡翠/どろん。
兎花/≪圧縮された世界≫でドロン!(笑)
赤星/……ガラケーを取り出して、連絡先は一応メモする。モルガンとやらの目的が討伐なら、己から使う予定は一切ないけれど。
そら/連絡先は渡されたけど、怪しかったし、あの人のこともっと知ってからじゃないと連絡はできないし……。そもそもわたしはあの人なんかより赤星さんの気持ちのほうがずっとずっと大事だよ。
赤星/……そうか。そう言ってくれると……有難い。嬉しいよ、そら。
そら/当たり前だよ、友達でしょ。
赤星/うむ、そうだな。友達だ。……手を伸ばしてそらちゃんの頭を撫でる。その指が少し震えている。
そら/背伸びして赤星さんの頭をなでなでしよう。
赤星/お、おお? しゃがんで撫でられちゃお! ほんにいい子だなあ……。
そら/吸血鬼は石を持ってる……って話を教えてくれたのが、モルガンだから。モルガンって人のこと調べるのもいいと思うな。
赤星/ああ、次の当てがはっきりしたな……。
GM/では、そろそろかな。……そらのガラケーに着信。
そら/めちゃくちゃつま先立ちしているところに、着信がある……。
GM/とある家の固定電話の番号。尾ノ松家からだ。
そら/……あ……。
赤星/ああ……。
そら/……やっぱり今日も、ダメだった。電話に出ます。この時代のケータイにスピーカーモードってあったかな?
GM/あったことにしましょう。「……そら、ちゃん……」 電話先から、声を絞りきって最期の別れを告げようとしている少年の声がします。
そら/泪くん!
GM/逃げのびた森の中で、君達は彼の最期を聞く。
そら/……今から、ここからは、どうやっても間に合わない。
兎花/泪くん……。
GM/「ずっと、声が聞きたくて……最期に、挨拶したくて」 この世界ではみんなに会えてない。「……電話、すぐ取ってくれて、ありがとう」
そら/わたしも泪くんの声が聞きたかったよ。……泪くんのこと、ずっと心配してる。
GM/「……僕のこと、考えてくれてた? ……なんだか、嬉しい」 かはっと鈍く息を吐く音がする。致命傷を感じる息遣いだ。
そら/ばか。心配して当たり前でしょ、大事な友達なんだから。……あとは涙を堪えて言葉に詰まる。
赤星/……ああ、救いたいものが二人も居る。天を見上げて、ただ、悲しみが零れぬようにする。
GM/「赤星さんも、ありがとう、ございます」
赤星/……泪。大丈夫だ。無理して語らずとも。伝わっておるから、友達のことだから……必ず、お主の生に届かせるから。すまない。今は……。
GM/悲壮な声が、その電話のやりとりを聞いているだけの翡翠と兎花にも痛いほど伝わる。
翡翠/みんなが悲しいと、たぬきもとても悲しいのだ……兎花ちゃんもそうだよね?
兎花/兎花もとても悲しいよ!
GM/でもGMは問いかけるよ。そんなに自分の生命力を捨ててでも助けたいもの?
翡翠/もちろん!
兎花/そらちゃんも赤星さんもわたくしたちに優しくしてくれたもの! 御恩は返さなきゃ!
GM/自分が自分で無くなる、力が失われる、記憶が無くなるかもしれないのに? そんなに助けたいもの?
翡翠/機関は優しくないけど、みんなは優しいから、ちゃんと恩返ししたいよ。
兎花/助けるのに理由が要るのか。否!
GM/この2人の言葉は、かつて妻を救おうとした赤星が放ったであろう言葉だ。2つが重なる。
赤星/……ああ……。自分と重なるけれども、だからこそ、顔を上げて……頼む!

 『イベントキー:助けたい想い』
 PC3・兎花と翡翠は強く想う。「彼ら彼女らを助けたい!」と。
 代表者が1D6をする。PC3の【正気度】を1D6点減少させることで、1日前に世界が時間跳躍する。1D6の振り分けは相談で分配してよい(6が出た場合、2点と4点で各自減少など)。


翡翠/んじゃ、今度はたぬきが振りますか。(1D6ころころ)3! 1:2で、たぬきが2点減少するか……。
兎花/≪トランキライザー≫で【正気度】減少値を−2点するよ。
翡翠/それなら3点貰った方がリスク低い?

【正気度減少】
 兎花:5(減少なし)
 翡翠:6→5(1点減少)


GM/【正気度】が並んだ!
翡翠/おそろっち! それでお願いします!
そら/
……ありがとう。べしょべしょに泣きながらお礼を言います。
赤星/まっこと頼もしい。お主たちが頼りだ、希望だ。
GM/兎花と翡翠は、強く願った。途端、2匹の体がピカーッと光る。そらと赤星にも眩いぐらいピカーっと光って……眩しくて目を瞑るぐらい光って……。
兎花/明日を照らせ〜!
赤星/ぎゅっと目を瞑る!
GM/いきなりですがここで【知覚】判定をしてください。難易度は13。ループする前に何かを聞けるかの判定です。
赤星/(ころころ)達成値9。失敗。
そら/(ころころ)9で失敗。
兎花/(ころころ)11で失敗。
翡翠/(ころころ)12で失敗。
GM/全員失敗。惜しい。
翡翠/自分に≪血の媚薬≫で+1するか。なんか聞こえた気がする! たぬきは血圧を上げて耳を澄まします。
赤星/血圧を上げて成功させるものなんだ!?(一同笑)
GM/翡翠が意識を失う前……「ループをしよう! 早く彼らを助けなきゃ!」 そう願いながら君は意識を石に集中させる。集中してたからか、神経が研ぎ澄まされ……スピーカーモードになった電話の先の微かな音と声を聞く。
翡翠/何か……前に聞こえなかったものが?

 ――ガチャリ。玄関扉を開ける音。コツコツ。固い靴の音。
 「時空が歪んだ。歪めたのだ。近くにいるぞ。あの獣たちが」
 男の声だ。


 GM/翡翠は思い出す。その声、「逃げるな」の主だ。

翡翠/ひえっ!?
GM/……おはようございます。11月15日です。朝〜朝だよ〜。
そら/学校へ連絡、朝ご飯を食べずに赤星家に来ました。おはようございます!
赤星/応、来たかそら! 朝なので麻婆茄子と野菜炒めをこさえています。
そら/朝なので?
赤星/中華が良いと学んだ油すましです(笑)
そら/目が覚めるスパイス! おいしー!(笑)
翡翠/どどどどどうしようどうしようやばばやばいやばい!
兎花/翡翠ちゃん? どうしたの?
翡翠/狭山さま! 狭山さまだよう狭山さまが近くにいるんだよう兎花ちゃんブンブン!
兎花/ふえええええ狭山様〜!?
そら/……サヤマさまって誰?
赤星/……話からするに、2匹を追っていた者かな?
兎花/機関の一番偉くて怖い人だよ!
そら/ええー!? スキャンダラスこわこわ組織・機関のトップの人ってコト!?
赤星/おっかない場所の一番おっかない御仁!?
GM/……あのー、GMがキャラクター名を明かす前にプレイヤー全員分かってくれたんだが(一同笑)
兎花/へへっ、先走っちゃいました! すいません!(笑)
翡翠/えへへ、みんな大好き狭山さまなので(笑)
そら/PCは何も知らないんですけどね! 狭山さんが8回攻撃してくることなんて何も……でも前世で何回か戦いましたので(笑)
赤星/プレイヤー的には有名人ですもんね!(笑)
GM/10年前ぐらいに俺が作ったキャラなので、知っていてくれて嬉しいです。えっと、とあるシーンで「思い出し判定」を成功させればちゃんとNPC情報が出てくるんで、その判定を自動成功させてことにしていいですか!(笑)

 上門 狭山
 超人類能力開発所『機関』の最高責任者。
 機関を統括する第一部署『御臓』の所長。能力者・研究者・経営者としても最高の成績を収めているという。


GM/翡翠は思い出す。泪の電話から聞こえてきたあの声は、かつて君に「逃げるな」と言ってた研究所の怖い声の主と同じもの。「自分達に逃げるなと命じ、儀式の贄として捧げようとしていた男・上門狭山」であると思い出す。
翡翠/あのねあのね、昨日あのあと、今日に戻る前にね、電話口の音が聞こえたの! 狭山さまの声だったの! 僕たちが時間跳躍してるって! 知ってた口ぶりだった! ちなみにこの人が8回攻撃すると1ラウンド1時間かかります。魂のトラウマです。
そら/前世の記憶が蘇る!(笑)
赤星/ま、まだ中の人は狭山さんと戦ったことがないので……こえーんですわ! 8回は死よ!(笑)
兎花/「このボスは1D6回攻撃してくるよ!」「そんな6回も!? ……狭山様より少ないからヨシ!」というお約束のやり取りが生まれているぐらいですよ。『AW』鉄板ネタですわ。
そら/それです(笑)
翡翠/もはや伝説なんですわ(笑) かくかしかじか、とにかく狭山さまは凄いんですよというお話をしました。
GM/翡翠は怯えている。訳を話した。兎花もガクブル。
赤星/ともかく、うむ……聞くだにおっかない御仁であることは分かった。2匹の気分転換にゴマ団子作りを頼んでもよいかな?
兎花/ふええええん! 狭山様の怖いとこが伝わってないよお! 1ラウンドに8回攻撃できる人なんですよ!?
翡翠/つまり我々8回も回避判定が必要なんですよう! ゴマを擦ります。
兎花/≪念動障壁≫は1回分しか防げないんですよ!? 団子を丸めながら。
そら/なるほど……なるほど? しこたま≪興奮剤≫を買っておく必要があるか〜。
GM/とりあえずその話を聞かされた赤星とそらは、「うさたぬに酷いことをした奴がどうして泪の家に……?」ってことの方が怖いかもですね。
翡翠/というか、吸血鬼を追ってるところに狭山さまがいたってことは……モルガンさんと狭山さまに繋がりがあるかもじゃないですかあ!? って捏ねます。
赤星/2人の震える想いがこもったゴマ団子になりそう(笑)
兎花/あ、そういえば≪万能薬≫ってもう届いたんだっけ? はい、こちらが≪万能薬≫です。ゴマ団子完成。
そら/万能薬ゲットだぜ! 平成にもなると良薬もおいしい!(笑)
赤星/ひとまず朝食にするか。好きな総菜発表油すましが〜♪ 好きな総菜を発表します〜♪
GM/からあげ!
赤星/コロッケ!
翡翠/とんかつ!
そら/茄子を油で炒めてちょっと醤油かけたやつ!
赤星/正式名称が分からない総菜も♪ 好き好き大好き♪
翡翠/アヒージョ!
赤星/アヒージョかな♪ それってアヒージョだね♪ アヒージョ大好き♪
兎花/飯テロ卓だ……(笑)
そら/揚げ物をタッパーに詰めて今日も頑張りましょうね!

 相談の結果、赤星&そらが『被害者情報』を、兎花&翡翠が『モルガン』を調べることにした。


 ●ミドルフェイズ5/赤星&そら 〜追跡者〜

赤星/レッツ調査! このまま事件現場に行く? それとも教会に行くのもありだ。
そら/とりあえず教会かな?
兎花/異能関係の被害なら教会に情報が集まってそうですもんね。
GM/ここが教会か〜。ウィーン。

(1)『被害者情報』
 └使用能力値:【知覚】【理知】  難易度:20


そら/そらが教会に顔がきくので事件のまとめを読ませてもらおう、≪コネクト≫。
赤星/こちらもまとめを手分けして読み込み、事件の痕跡、いわば足取りを掴もうとする。≪却奪:足≫。
そら/慌てて作った資料なのかもしれない。誤字を見つけたけどこれってこうだな、≪悔改めよ≫。
GM/誤字は生まれるもの。
そら/きっと印刷したときに生まれちゃったんですね。
翡翠/誤字の誕生を見た(笑)
赤星/誤字脱字の生まれし資料。それでものめり込むように内容を見ていく、≪単一化≫。
そら/ふむふむ……事件はこことかここで起こってるのかとメモメモ。よし、あとは現場です! 行きましょう、≪戦術指揮≫! お外に連れ出します。
赤星/≪戦神の巣≫があるとはいえ、ですくわーくはくたびれるなぁ。足で稼ぐのが性に合ってる! ついて行く!
そら/現場の様子を見て「ここが怪しいぞ!」と見抜く判定を≪審判:善≫でクリティカル化!
赤星/そらの鋭い目! こちらも頑張るぞ、と何かぺかりと閃く物はないかと現場をくまなく探す、≪光の一手≫。
そら/あ、百貨店のいつもの人とすれ違ったぞ。外回りの仕事かな〜社会人ってタイヘン……そら達も頑張るぞ! ≪コネ「丸丸百貨店」≫。
赤星/視点を変えるか。野ネズミになってちょろちょろ地面に近い位置の情報を得ようとする、≪獣の外套≫。
そら/おっと、ボールが飛んできた! 赤星さんのところに飛んで行っちゃう、あぶなーい! ≪白き守り手たち≫。
赤星/助かったぞ、そら! 危く≪会心の一撃≫を喰らうところだった!
そら/かわいい。守らねば。深く決意しました、≪深き守り主≫。そろそろ【理知】判定で振ります。(ころころ)達成値9! 頭良く閃いたぞ!
赤星/ぺかっと閃いたかな!
GM/このAF情報ですが、既に知ってることも多いのでひとまず前半の情報をばばっと出します。

 『被害者情報』で判明する情報。
(1)被害者は肉を抉られて傷付けられ、そこから血を吸われひからびたりして出血死したものが多い。
(2)ある日を境に被害が激減している。11月5日からは傷害事件が起きているが、明らかに被害が軽傷で済んでおり、死亡者が出ていない。
 エージェントが常に警戒していたおかげか? または、11月5日から被害を出している吸血鬼が別物になったのでは?
 潜伏の方法も変わっているのか? などなど、今までの捜索とは別のアプローチをしなければいけないかもしれない。


GM/「大本の吸血鬼が泪の母親・渚を吸ったおかげで活発に活動することなく潜伏したため」などなど、既にみんな判っていることですね。もうループ3日目だし。

(3)吸血鬼退治には欠かせないものをひたすら調べる! 弱点をつく方法を何でもいいから頭に叩き込む!
 情報収集した結果か誰かから教えてもらったのか、以下の強化法を入手する。

 『イベントキー:強化』
 「魔除けと呼ばれるもの」をどこかで調達したなら、それに「強大な吸血鬼退治に必要な超強力アーティファクト」として強化することができるイベントキー。
 「魔除け」に「タイミング:オート。代償:1D6MP。効果:相手の≪緋色の戦鬼≫を打ち消す」を追加する。


GM/どっかで魔除けを調達しないとな! ……おや、そういやそらのウズマキの中に?
兎花/そらちゃん! 勉三さんから貰ったアレ!
そら/ウズマキからお守りを取り出します。テッテレー!
GM/小池勉三さん(仮)から貰ったやつは、ウズマキの中に入れたのでループを分けていても何故かあることにします。
赤星/何者なんだろうな、あの人(笑)
翡翠/ほんとねえ(笑)
そら/ふしぎなひとだ……今度お礼に煮卵をあげようっと。
GM/正直、面倒だからそういう仕様にしてます。あと赤星は「あ、≪緋色の戦鬼≫って妻が持ってた特技だ〜」と思い出していい。

 ≪EP:緋色の戦鬼≫
 タイミング:常時。対象:自身。効果:あらゆる特技を無効化させる。


赤星/妻の特技だったな、ってちょっと物憂げ。
兎花/奥さん、強すぎでは?(笑)
赤星/めちゃつよだぞ、胸を張る!(笑)
GM/そらは、吸血鬼に出会ったらびびっと【MP】を1D6点減らすと吸血鬼が力を失うと思います。
そら/あとはニンニクと日光と白木の杭と銀の弾丸などを準備しなくっちゃな!
赤星/……退治や討伐も致し方なしと思いつつ、妻が戻れることを諦められない。どうにか鎮圧させて捕縛できないか。

(4)このシーンの能動判定者2名は、【知覚】判定で難易度10に成功すること。もし能動判定者がPC3(兎花と翡翠)だった場合、【知覚】判定の難易度は13とする。
 成功した場合、回避に成功し無傷。失敗した場合、何者かの襲撃を受けて3D6点の物理ダメージ(防御点有効、軽減不可)。


GM/なんだか雲行き怪しくなってきたぞ!
赤星/(ころころ)達成値9、失敗。
そら/(ころころ)10で成功。赤星さんに≪見えざる手≫を使用、成功させてください!
赤星/うさたぬに高難易度判定ってことは……ついに来たかな!?

(5)全身鎧姿の恐ろしい存在――暗殺者だ! 逃亡者であるPC3・兎花&翡翠を、または庇おうとするPC1・赤星とPC2・そらに襲い掛かってくる!

兎花/ぎゃあああああ!?
翡翠/殲の刻! やだあ! 南無阿弥陀仏! 南無阿弥陀仏! 汁物にされちゃうよきっと!
兎花/ふええええ! わたくしたち美味しいと思いますけどお鍋はいやあああ!
翡翠/美味しさに自信がある!(笑) たぬきとうさぎは古来よりうめえからな!
GM/選択肢は3つ。「暗殺者を返り討ちにする」か「この場から全力逃走する」か「大人しく捕まって連行される」だ。

 『イベントキー:勝負』
 「暗殺者を返り討ちにする」か「この場から全力逃走する」か「大人しく捕まって連行される」を選択すること。
 選択したトリガーイベントが発生する。


兎花/脱兎パート2!
そら/よし! 逃げますよ!
GM/ええ〜? 機関に帰ろうよ〜? 即死イベントじゃないからさ〜。PC3を捕まえるため2D6日以上頑張ってた暗殺者のことを思ってさ〜。
赤星/めちゃめちゃおいでおいでするじゃないっすか、GM(笑)
そら/知らない暗殺者より友達のことを思って逃げまーす! だだだだーっしゅ!

 『トリガーイベント:この場から全力逃走する』
 全員が【反射】10→【知覚】10→【体力】8に完全成功すれば逃亡成功。
 もしくは、PC3がAF判定【理知】か【意志】で難易度20で「機関の記憶」を語って回想シーンをすれば、全員逃走完了。


赤星/やった! 思い出語りパートだ!
翡翠/誰のノロケ!?
兎花/惚気ではないな!? それとも呪気!?(一同笑) 大山様の女装の仕込みについて語る!? そらちゃんに衝撃の事実が!?
翡翠/大山さまはいつもお下着はいいものを着けなさいって言っててえ。
GM/キモ。……普通にキモって言っちゃった、ごめんなさい(一同笑)
赤星/大山様ったら……(笑)
そら/まあ、大山様なので、全裸でなくってどうせ着けるならいい下着にしろっていいますよね、それはそう。見た目も美しく触り心地の良い下着にすべきですよ、大山様の部下なら義務でしょ?(一同爆笑)
翡翠/僕はチュチュアンナとか好きなんだけどお……大山さまは「大学生までよ」ってえ……。
赤星/チュチュアンナ、かわいいもんな(笑)
兎花/わたくしは≪機関「頭垓所属」≫でしたので、真っ白な研究所がわたくしの≪マイガーデン≫でしたね。変態的所業は受けてはいなかった……。
そら/セクハラじゃん、機関ってサイテーだ。げぇ〜って顔しました。おかえりそら(一同笑)
赤星/濃ゆい話を聞かされて、シワチュウみたいな顔してる赤星(笑)
翡翠/でもでも、意外と<機関「食導所属」>はアットホームでしたよ! カレー作る大会もありましたし。みんな死んでましたけどね。
そら/カレー作りに失敗すると死ぬ?(笑)
兎花/食導は良かったですね! 皆さんわたくしのお餅をいっぱい使ってくれて! わたくしのお餅のファンもいたんですよ、≪ラブモーション≫。
翡翠/美味しくないカレーを作った人は呼び出されてそのまま≪カーリー≫。
GM/そのままカーリー!?(一同爆笑)
兎花/ひどい扱いという意味とカレーという意味で!?(笑)
そら/カーリー、血と殺戮を好む戦いの女神なので合ってるのがもうずるい!(笑)
翡翠/血と殺戮のカレー大会の思い出になっちまった。
兎花/まあ、そんな場所が嫌になっちゃったので逃げ出した訳ですが。
翡翠/粉塵爆発! からの脱出! で今に至る訳で。退職について交渉の余地とかなかった訳で、≪ネゴシエイト≫。
そら/正しい判断!
赤星/退職届(爆破)は受理してもらえなかったか……(笑)
兎花/なお、爆破の判定は≪未来の吐息≫でクリティカル成功にして威力を上げました。いつ鍋にされるか分からないとこなんていられるか! わたくしたちの運命はわたくしたちが決める! ≪逆転運命≫。
赤星/地獄カレーパーリィから爆破犯行計画。
翡翠/なんかあれはスッキリしたね! もう一回やってもいい。ここらで計画的犯行について述べましたとさ。盛大な花火上げてやりましょうよう!(ころころ)達成値12でクレバーに爆破して成功しました。大破です。
そら/大破おめでとうございます!(笑)
兎花/そんな爆破を殲の刻に食らわせて逃げました!
GM/君達は無事、爆破思い出を語りました。赤星とそらは「うわぁ〜」と思いました。
赤星/うわぁ〜(笑)
そら/うわぁ〜。機関って中身そんななのに優良企業を装ってるんだ〜!? ドン引きです!
翡翠/聞きました? 狭山さん? ですってよ?(笑)

 『機関の記憶』で判明する情報。
(1)逃走の最中、ずっと追いかけて来る暗殺者の体に違和感を抱く。あそこまで無茶な動きでずっとずっと追いかけて来る肉体……どう見ても無理がないか?
 まるで無理矢理に肉体を動かされているっぽい。そういう術で操られているようだ……。
 ここであの暗殺者に「返り討ち」を選択したとしても、ループすればまた復活するだろう(やっても無意味という意味)。何度も何度もループして殺してくるのだ……大本を倒さない限り。


兎花/おお? あの殲の刻さんも社畜なんでしょうか……?

(2)ひとまず君達は吸血鬼について調べ直した。魔除けの手に入れ方も分かった。……なんとか奴に出会えたとき、倒せるのではないか。そう自信がつく。
(3)『吸血鬼の情報』を一度クリアーしている場合、「難易度:20」が半減の「難易度:10」に変更される。


そら/ほほう……!
GM/「ちゃんとした魔除けがある今なら、展開が変わるのでは?」、そう思う。GMは「ループものといえば、エラーでトライの試行錯誤が醍醐味」だと思っているので、「同じシーンでも別の条件なら変わる」、そんなセッションを目指しております。
赤星/魔除けで落ち着かせられれば、話くらいはできるかもしれない。大人しくさせられるかもしれない!
そら/そうだね、やってみよう。やってみないことには分からいもんね!
翡翠/行こう行こう!

 次の判定に移行する前に、そらは≪コネ「丸丸百貨店」≫の使用を宣言。≪興奮剤EX≫の使用回数を+3回した。

そら/兎花さんの≪興奮剤EX≫に+3しました。
兎花/わあい! 欲しい人に配ります! ちなみに兎花は頭垓パワーで、≪興奮剤≫をマイナーアクションで投げ付けることも可能です。
赤星/助かる! 赤星はマイナーで結構やること多いから、≪興奮剤≫は受け取らず兎花ちゃんに使ってもらうのがいいかも?
GM/なるほど、作業分担。投手、兎花。
翡翠/剛速球で投げてくれる(笑)
そら/そらはマイナーでやることはあまり無いので、自分で持ってます。
兎花/OK、じゃあ兎花が4つ、そらちゃんと翡翠ちゃんに2個ずつ渡すね!
翡翠/あざます!

 また、全員で『供給』をすることにした。
 『供給』前に兎花が≪ミューズ≫を宣言。シーン内にいる全員の【HP】を3D6+5点回復した。


GM/殲の刻がまだここにいたら回復できたのに。あいつ退勤しやがった。
そら/退勤してて良かった(笑) 供給供給! ご飯もぐもぐ。タッパー詰めした揚げ物を食べよう。
赤星/お弁当タイム!(ころころ)よし、全回復で健やか。うさぎ大明神!
翡翠/これは後世に名を残しましたね!
兎花/うさぎ冥利につきますね。(ころころ)うわ、わたくしの『供給』出目……低すぎ? フル回復まであと8点も足りない。
翡翠/じゃあ≪トリックカーズ≫を使用。SDを4つ消費するので、足りない【MP】を8点回復してくださいな。
兎花/えー!? いいの!?
GM/カニクリームコロッケを4つ追加。
兎花/めっちゃあった(笑) ではありがたく! コロッケ貰います、もぐもぐ!
赤星/翡翠が手伝ってくれたんだな、このコロッケは(笑)
GM/コロッケの衣を口の周りに付けてモルガンについて調査しよう。
兎花/いざ進めやキッチン〜♪
そら/目指すはジャガイモ〜♪ 散ッ!


 ●ミドルフェイズ6/兎花&翡翠 〜たぬきワーク〜

兎花/よーし、調べるぞい!
GM/「この女っていったい何だ?」と思った一同は噂話などを聞いたりなんなりして調査をしてください。

(6)『モルガン』
 └使用能力値:【知覚】【幸運】  難易度:30


翡翠/モルガンさんの話を聞いて、ひとまず最初に遭遇したという場所にぴゅーんとやって来ました。≪鳥躍≫。
兎花/色々聞き込みしなきゃ〜とたくさん動きます動かします、≪セケル≫。
赤星/びゅーんと現れちゃきちゃき動く!
GM/弁当を食べて俊敏うさたぬ。着いた現場を調べてみる。そらの証言によると、ここに立ってたりここで消えたり……あいつの方が吸血鬼っぽいなとか思う。
そら/「という感じだったんだよね」と当時の再現をします。
兎花/何度もこの街を調べ回ってるので、もうこの辺りは≪マイガーデン≫ですよ!
翡翠/たぬきもいっぱい居る野良たぬきネットワークを駆使して、ここらへんでモルガンらしき目撃情報がないか聞いて回りますよ。≪シュテンドウジ≫。
赤星/野良たぬきネットワーク可愛すぎるな……ふわふわの群れ(笑)
GM/赤星のコロッケに群がるたぬき達。
そら/コロッケ好きたぬき達、本当にかわいい(笑)
翡翠/「それっぽい人いた!」とか「見た!」とかコロッケの介入によりたぬきから次々と情報が引き出され続ける。≪マックスウェル≫。
兎花/集まって来たたぬき達に「こういう風体の女性見たことありませんか〜?」と似姿を≪錬金術師の指≫で作って見せました。そらちゃんから見た目とか聞いてると思うので!
GM/そらの証言から姿を投影!
赤星/立体モンタージュだ。
そら/似姿がとっても似ていてさすが。後方学級委員長面。
翡翠/「見た!」とか「こんな感じ!」とか、たぬき達も≪マジックコスメ≫もとい葉っぱを額に乗せてドロンして姿を真似てみたり。
GM/コロッケを食べてるモルガンの出来上がり。
翡翠/悪魔合体!(笑) 都会のたぬきは万能だから、声の再現とかもできるんだろうなあ。≪オールラウンド≫。
兎花/≪ミネルヴァ≫があるのでコロッケ食べるモルガンの胸像も上手に作れますよ(笑)
翡翠/たぬき達はモルガンの姿で、しっかり頂いたコロッケに感謝をしたのでした。≪命の糧≫。
兎花/もしかして、もしかしなくてもモルガンって機関の関係者なのかな……。追手だったら嫌だな。≪機関「頭垓 所属」≫に戻りたくなーい!
翡翠/やだー! ≪機関「食導 所属≫に戻れるならいいけど、その前に生贄にされちゃう気配するもん! やだー!
赤星/やだやだしてる2匹かわいい、守る(笑)
翡翠/野良たぬき達も「やだー!」し始める(笑)
兎花/「やだー」の合唱(笑) 最悪の想像をしてガクブルしますが、深呼吸して落ち着きます。≪トランキライザー≫。じゃあ今度は兎花が振りますね!(ころころ)【幸運】判定で、達成値14で成功。たぬきさん達ありがとー!
翡翠/「またね〜」
GM/思いっきりたぬきネットワークで色々分かったな(笑)

 『モルガン』で判明する情報。
(1)モルガンと名乗る女が現れている、それについて知らないかという情報や噂話を調べまくる。その結果……おそらくこの女のことではないかという話が一つ挙がった。
 超人類開発研究所機関という異能研究会社がある。そこに出入りしている女の風貌が、PC2・そらが見た女と酷似している。もしや、そこの研究員なのか……?
(2)どうしてそこで出入りしている女が似ているかという情報があったか。それは、「機関の一員である研究員と共にいるところ」を確認されているからである。
 その研究員の名前は、尾ノ松 渚。
 この街に住んでいる女性で、彼女と深いのか浅いのか少なからず交流があったから「機関の関係者ではないか?」という話が挙がったのだった。


兎花/おおお!?
そら/えっ。あ……え!? おばさ……おばさん!?
GM/泪のお母さんがブラック勤め、大正解でした。
兎花/まっくろくろやないかい!?(笑)
翡翠/まさかの地球一ブラックな職場に勤めてましたね(笑)
赤星/ほほう……なるほどな、そっか。毎年の年末、命懸けですもんね(笑)
そら/大変だったろうな、泪くんを産んだとき……産休は考慮されなさそうなのに。大丈夫なのか、今年の査定。……大丈夫なのか?(笑)
GM/まあ、「古い魔術師の一族の出の能力者が、能力開発研究所に所属している」。ありえなくはない話ではないか。

(3)機関というのは、異能研究施設である。能力者であれば世話になったことがある魔道具の開発や販売、研究データの収集などを行なっている会社である。
 黒い噂では、研究データ収集のため人外種族を捕獲し、非人道的な研究をしているという話も……。あくまで噂程度であるが。


そら/そんな酷いことするなんて……!?
兎花/はいはーい! 我々のことでーす!(笑)
翡翠/噂は本当です! めそめそたぬたぬ(笑)
赤星/うさたぬ、よちち……(笑)

(4)特に今の機関でデータ収集で盛んに上がっている話題といえば「大火力の魔道具・スキルウェポン・魔術」である。非常に強力なダメージ手段の開発がホットなのだという。
 その開発は大々的に外にも公表しており、主力商品も売りに出している。開発責任者の名前は、上門狭山。
 PC3・兎花&翡翠は【幸運】難易度6をすること。
 成功した場合、それが「自分達に逃げるなと命じ、儀式の贄として捧げようとしていた男」であると思い出す。

GM/この判定に成功することで、狭山の説明が見られます。この卓では自動成功で知っていることになりました(笑)
兎花/ウィーアー生贄!
そら/ウ゛〜。命を大事にしなきゃいけないことなんて1年生の子たちでも知ってるのに! 大人が! そんな! ウ゛〜ッ!
兎花/残念なことに、命を消耗品とかコストだと思ってる人もこの世にはいるんですよう……。
赤星/……反吐が出るな。あからさまに嫌そうな顔をする。苦虫200匹噛み潰した顔してますよ。
GM/人外種族である赤星には、嫌でたまらない話でしょうね。
翡翠/命にも序列があるのさ……。
そら/無いもん! 仮に序列があったとしたら翡翠ちゃんも兎花ちゃんも一番上だもん!
翡翠/そらちゃんは優しいなあ……ぎゅむぎゅむ。
兎花/まあ、我々はそんなものにはなりたくなかったので逃げた訳ですが。
赤星/本当によく生きて逃げられた。良かったよ。
そら/ほんとにそう、それはそう。

(5)このシーンの能動判定者2名は【知覚】判定で難易度10に成功すること。もし能動判定者がPC3(兎花と翡翠)だった場合、【知覚】判定の難易度は13とする。
 成功した場合、回避に成功し無傷。失敗した場合、何者かの襲撃を受けて3D6点の物理ダメージ(防御点有効、軽減不可)。
 全身鎧姿の恐ろしい存在――暗殺者だ! 逃亡者であるPC3・兎花&翡翠を、または彼らを庇うPC1・赤星とPC2・そらに襲い掛かってくる!


兎花/ぴぎゃ!?(ころころ)11で失敗! 自分に≪ミネルヴァ≫るか〜!(1D6ころころ)+5して16で成功!
翡翠/来ちゃった……!?(ころころ)15で成功! 凄い勢いで後方に飛んだたぬき。
赤星/かっとんだ(笑)
そら/いいぞお!
GM/選択肢は、あと2つ。「暗殺者を返り討ちにする」か「大人しく捕まって連行される」だ。

 『イベントキー:勝負』
 「暗殺者を返り討ちにする」か「大人しく捕まって連行される」を選択すること。
 選択したトリガーイベントが発生する。


赤星/選択肢が2つになってる!
兎花/逃げられない!?
GM/だってさっき逃げたし。2回目はダメです。
そら/わたしたちは にげだした! しかし まわりこまれてしまった!
兎花/どどどどどどどうしよう!? わ、わたくし達が捕まれば、赤星さんとそらちゃんは見逃がしてもらえるかも……?
翡翠/痛いのも怖いのもやだ……けど、2人が無事ならそれもあり、かも。
そら/ヤだー! 翡翠ちゃんも兎花ちゃんも、泪くんとおんなじくらい大事な友だちだもん! みんな大事だもん! やだやだやだやだやぁーだぁー!
赤星/ああ、それはならぬからな。3人を守るように、立ちふさがる。
兎花/あうあう……翡翠ちゃん、どうしよ?
翡翠/……みんなが協力してくれるなら。たぬきは本気出して、戦うよ!
そら/うん!
GM/では……殲の刻が、赤星とそらに「……大人しくその2匹を引き渡せば。危害を加えない」と喋りますね。
そら/しゃべった! どんな声ですか!?
GM/声は……女です。ただ、聞いたことはない声です。
そら/女……!?
兎花/モルガン、本人……ではないのか。ど、どうする? 戦っちゃう? 捕まっちゃう?
翡翠/プレイヤー的には拳で語り合ってもいいな! って思ってますよ!
そら/みんな一緒ならどっちもやるよ!
赤星/拳で語り合いますか!
翡翠/満場一致で丸太を持ちました。
GM/「暗殺者を返り討ちにする」ルートですね。本来なら戦闘を始めるところなんですが、今回のオンセでは連続作業判定をすることにします。なお、以前のセッションではキャラクターレベル15の強めの敵を相手に戦闘しました。
兎花/さすが殲の刻〜!
GM/そんな『2版』あたりでやった戦闘を『5版』の連続作業判定にするため、「ちょっと高めの難易度」に設定させてもらいました。
そら/やってやろう赤星JAPAN。
翡翠/赤星監督〜! 頑張ろう日本!(笑)

 ●「暗殺者を返り討ちにする」ルール
 戦闘参加者は【反射】判定(難易度:12)→【知覚】判定(難易度:15)→【体力】判定(難易度:18)に完全成功すること。
 失敗につきダメージ−3D6点、また、連続作業判定脱落となる。


GM/失敗した場合はダメージを受けます。なのでダメージを受けたくない人は「参加しない」も手です。
赤星/参加外から参加者に支援を飛ばすのは可能?
GM/戦闘に参加しないと支援も飛ばせません。敵と戦う味方へ支援を飛ばすということは、敵の射程内に入るという考えからです。脱落は「戦闘不能」と同義です。
兎花/ひえ、じゃあ参加するしかねえ〜!
そら/唸れ出目! 頑張るぞい!
GM/では、1回目。4人全員で【反射】判定、難易度は12。判定どうぞ!
一同/(ころころ)成功!
兎花/全員クリアだ!
GM/凄い! 脱落者が1人もいない! 続いて、2回目は4人で【知覚】判定、難易度は15。いけー!
赤星/(ころころ)達成値7……うわ、出目が一気に下がった。
そら/(ころころ)達成値9。んふふ、失敗(笑)
翡翠/≪マックスウェル≫使用、出目を1つ5に固定します。(ころころ)達成値13……。
兎花/兎花が≪逆転運命≫を持っているよー!(ころころ)達成値11です。……まず、赤星さんは振り直そう!
そら/とりあえず赤星さんに≪悔改めよ≫を使用! 最終判定で一番可能性あるのが赤星さんだから、赤星さんはここでクリアしてほしい!
赤星/くれるなら判定振り直す!(ころころ)達成値14……あと1足りない。
そら/あ、これ使いたい! ≪特権階級≫、達成値に+1! そらが百貨店で買ってきた超おいしいお惣菜が赤星さんに力を与えたー!
赤星/好きな総菜発表あぶらすまし! 元気!(笑)
兎花/翡翠ちゃん、≪逆転運命≫する?
翡翠/するー!(ころころ)達成値17で成功! やった〜! せんきゅー兎花ちゃん!
そら/……えーと、兎花ちゃんには≪見えざる手≫を使います。兎花ちゃんの出目2を、6にしてください! つまり+4して成功!
兎花/ありがとー!
GM/では……このままだと失敗したそらが殲の刻に斬られ、戦闘不能という展開になります。
そら/犠牲が出る前提のシーンだし、それもあり。
兎花/でもその前に≪ミネルヴァ≫を使用! そらちゃんだって傷ついちゃ嫌なんだから……! +1D6します。6を出せば良かろうなのだ!(1D6ころころ)6! 出た〜!?
赤星/凄い!(笑)
そら/えっ!? 強い! 凄い! やったー! キャー! ダイスの女神様ー! ありがとー!(笑) 兎花ちゃんありがとう! 大好き!
兎花/わたくしもそらちゃん大好きー
翡翠/きゃっきゃ!(笑)
GM/お見事だ! なんと……4人全員で【体力】18に挑戦できます!
そら/まず赤星さんに振っていただいてぇ……
赤星/令呪の使用は……かなりありのあり。(ころころ)達成値13。ああっ、ダイスが……!
そら/≪悔改めよ≫では!? どうぞ≪悔改めよ≫!
赤星/悔い改めたいです!(ころころ)達成値17……!
兎花/あと1点!
そら/≪叱咤激励≫かな!? 赤星さん体力もりもりで本当にありがとうございます+2です!
赤星/ありがてえな! めちゃ支援を貰ってしまって届きました、達成値19で成功です。
GM/殲の刻を討伐成功になりました。でも一応3人とも判定をしてダメージを受けるかを決定してください。
兎花/あとは我々だけだ〜!(ころころ)達成値13。兎花にしては頑張ったよ。自分に≪ミネルヴァ≫を使用、もし足りなければ媚薬もらえたらハッピー!(1D6ころころ)3……あと2足りない。
翡翠/じゃ≪血の媚薬≫しよ! 飲んで飲んで。+2して兎花ちゃんを成功させます。
そら/よーし唸れ!(ころころ)達成値15。なかなかやりましたね。≪見えざる手≫で成功させます。
翡翠/こちらは普通に振るね〜。(ころころ)達成値15……出目が5と6。
兎花/あ、すいません、赤星さんの≪コネ「特命課」≫を翡翠ちゃんに飛ばしてもらえますか? そしたらダイス目+1で、6・6でクリティカルになる。
赤星/なるほど天才! 翡翠ちゃんに≪コネ「特命課」≫使用します!
翡翠/あざます! クリティカル!
GM/もしかして……4人全員完全勝利?
そら/全員立ってますね! 凄い!
赤星/我ら強いぞ、支援も出目も強いぞ!
兎花/≪ミネルヴァ≫あと1回だけど、≪未来の吐息≫と≪禍福のさざなみ≫は残せた!
翡翠/令呪もみんな残ってる!
GM/クライマックス戦闘前のミドル戦闘でリソースが削れなかったのは、いいことです。戦闘描写で殲の刻とやり合って打ち負かしたのは……赤星かな。
そら/ですね!
赤星/抜刀。燃える刀身で、鎧武者と鍔迫り合った!
GM/相手も互角。もしかしたらそれ以上かもしれない恐ろしい戦闘力で襲い掛かってきた。素早く、尋常じゃない肉体の使い方で怒涛の剣劇。
赤星/相手の力の全てを、支援や射撃を沢山もらって、力任せに押し切る!
GM/恐ろしい敵だ。しかし……赤星には仲間の力がある! たとえ相手が強敵の暗殺者であろうが、協力し合う赤星たち4人は、勝てる! 夜の街、人が眠りつつある道での隠れたスピードバトルが繰り広げられた。
赤星/そうだ、己等は勝てる! 怒涛の攻撃、その全てに対応できた!
兎花/機関を逃げ出した時の粉塵爆発をくらえ〜!
翡翠/粉塵目掛けて火薬を発射!
赤星/まっこといい花火だ! 鞘から油を撒き、爆破の火力を更に底上げしつつ!
そら/いっけぇ! 目くらましのロザリオビーム!
GM/夜の街中戦闘なのに支援が派手(笑) ガキン。赤星の剣は鎧の隙を打ち砕く。勝負!
そら/赤星さん、そこだー!
赤星/十字架から飛んできた光線に、敵の目が眩んだ瞬間……!
GM/「……ッ!」 斬!
赤星/白い灼熱の刃で、鎧の間を叩き切る。
GM/兎花と翡翠を狙った暗殺者は、赤星と仲間の技により、落とされた。倒れ伏す鎧騎士。衝撃で吹き飛ぶ鉄兜。
兎花/やった……!?
翡翠/わ、わ、やっちゃった……?
赤星/命までは取るまいよ。この後の振る舞い次第だが。……鎧の下が気になる。
GM/からんからん。顔が出る。
赤星/お? ……ツラを見る。
GM/負傷で血反吐を吐く……女。中に居たのは予想通り女性だった。もう戦うことはできないだろう。だが。
赤星/だが?
GM/明らかに致命傷を受けたというのに、女は立ち上がる。【HP】が0の顔だというのに、体が無理矢理動かされるよう。
兎花/ええええ、う、動いちゃダメですよう!
GM/【HP】0のまま、襲い掛かるように、兜を無くしてつらそうな顔が動き……動き……。その顔を正面から見ますか?
赤星/……見ます。
GM/血涙を流しながら、「……ヤダ……タスケテ……」。以上です。
翡翠/…………。
そら/う゛……やめて……。目を逸らしてしまう。
兎花/そらちゃんを抱えて目隠しする! 見ちゃだめ……。
赤星/……く、そ。非道な行ないをしおって。これが機関のやり方か……。
翡翠/とどめを刺すことはできますか?
GM/【HP】は0ですから。今一撃を与えれば「トドメを刺す」になります。
赤星/殺すか、翡翠。
翡翠/静かに、彼女の胸に銃口を添えて、引き金を引く。
GM/タァン。ばた。【HP】0の状態での攻撃。トドメを刺しました。
翡翠/……僕たちに出来ることなんて、こんなことしかないもん。
そら/兎花ちゃんの言葉に甘えて、抱えられて顔を伏せる……。
兎花/翡翠ちゃん……ありがとう。
赤星/……すまんな。お主にさせるべきではなかった。
翡翠/いいの。僕たちと同じ、機関の生き物だから……これくらいはしなきゃ。そっと瞼を閉じてあげます。
赤星/……有難う。
兎花/こうしてでも、わたくしたちを連れ戻したい、ってことよね機関は……厳密には石の方だと思うけれど。
翡翠/そんなに、こんな石ころが大事なんだろうね……。
そら/小学生女児には、直視すらできない……。
兎花/いいの、そらちゃんは見なくていいの。
そら/機関って……機関って……『こんな』なの、ひどいよ……。
兎花/……わたくしたちのせいでこんな怖い思いさせて、ごめんね。
翡翠/巻き込んじゃって、ごめんね……。
そら/違うの。2人がそんなところにいたのが悲しくって、つらいの……。
GM/震える体のそらの着信が、鳴る。夜だから。あの時間だから。電話が、鳴る。
そら/あっ……。
赤星/……着信。もう1個つらいことが待ってたな。
そら/……電話を取る。スピーカーにする。
GM/つらいことがどんどん続く。ループを繰り返すたびに、増えていく。「…………。ありがとう」
そら/泪くん……泪くんっ?
GM/今回は、息も耐え耐えだったのか。泪は、たった一言。まるでそらに無理させないように、心配だからか別れを簡潔に終わらせたかのように。一瞬で、別れは終わった。
そら/泪くん……。続きがあるものと思って呼び掛けるけど、その一言だけだった……。
翡翠/そらちゃん……!
兎花/ぎゅううう!
翡翠/銃を持った腕じゃ、そらちゃんのことぎゅってできないや……。
兎花/じゃあ、兎花が翡翠ちゃんもぎゅってするよ!
赤星/……懸命に表情を凍らせる。最早、泣いている暇はない。泣いていいのは己じゃない。……そらの頭を撫でる。
そら/赤星さん……。
兎花/翡翠ちゃん、次で、終わらせよう……!
翡翠/次で、最後にしようね、兎花ちゃん!
赤星/こんなこと続けてなるものかよ。
そら/全員ぎゅってする! 翡翠ちゃんも兎花ちゃんも赤星さんも、ぎゅー!

 『イベントキー:助けたい想い』
 PC3・兎花と翡翠は強く想う。「彼ら彼女らを助けたい!」と。
 代表者が1D6をする。PC3の【正気度】を1D6点減少させることで、1日前に世界が時間跳躍する。1D6の振り分けは相談で分配してよい(6が出た場合、2点と4点で各自減少など)。


GM/これを最後だと心から祈って、1D6をどうぞ。
そら/みんながいてくれるから……まだ、頑張れる。
赤星/……そうだな ここが正念場だ。ぎこちなく抱きしめ返す。
兎花/ダイスは兎花が振るね!(1D6ころころ)4。半分こしやすいな。
翡翠/悲しみも苦しみも半分こよ。

【正気度減少】
 兎花:5→3(2点減少)
 翡翠:5→3(2点減少)


GM/兎花と翡翠は、強く願った。途端、2匹の体がピカーッと光る。
兎花/気合を入れて光ります。スカイツリーぐらい光るよ!
翡翠/ぴっかぴかよ!
GM/そらと赤星にも眩いぐらいピカーっと光って……眩しくて目を瞑るぐらい光って……。
そら/わっ、やっぱり眩しい!
赤星/眩いなあ!

 兎花と翡翠を狙った暗殺者は、赤星と仲間の技により、落とされた。
 便利な機関の人形が落とされた。そのやられた反応が――人形の「大本」へと届く。
 「……GP-××の反応が消えた。我らのものに傷をつけた者達がいると思って駆けつけてみれば。
 我らの商品がそこまで圧倒されるとは。……石の獣を奪い返すだけのつもりだったが、黙っていられないな」


 GM/君達の意識が消える瞬間。銃弾に撃たれて伏した鎧の近くに。男が立っていた。……兎花と翡翠は、「しまった」と思う。会いたくない人物が、「逃げるな」と呪いをかけた男が、すぐそばまで来ていたのだから。

そら/諸悪の根源の人!
翡翠/悪夢じゃん!?
兎花/どーしよ、狭山様に怒られる……!?
翡翠/怒られるだけじゃ済まないよお!
GM/おかえりなさい、11月15日です。赤星、兎花、翡翠の3名は赤星宅で目覚める。そらはそらの自宅で目覚める。嫌な汗かいたね。
そら/朝! いつも通りの感じで参上しています!
GM/……赤星達は思う。あの暗殺者も、復活しているだろう。泪が蘇っているように、時間が戻っているのだから。
翡翠/ちょっとほっとしちゃうな……。でも、また同じように、引き金を引かなきゃいけないかもなんだよね。
GM/奴はきっと襲い掛かってくるだろう。けどループで彼女の血涙を知った君達は、同じように戦えるだろうか? ループの中で心が消耗していくのを感じるかもしれない。
兎花/……あの殲の刻さんのためにも、早く終わらせなきゃ、ね。
赤星/その時がくれば、戦わざるを得ないだろうが……避けたいものだな。いつも通りの集合なのでチャーハンと麻婆豆腐とチンジャオロースと回鍋肉を食卓に並べる。
兎花/うーん、朝から夕飯みたいなメニュー。
赤星/食欲のない朝だろうが それでも食って英気を養わねば。
翡翠/うん、ちゃんと悪夢を終わらせるためにもね! きちんと食べなきゃ
そら/麻婆豆腐が気に入ったので麻婆豆腐を黙々といただきます。……泪くんとも、また、いつも通りの毎日に戻りたい……。
赤星/食べよう。今日のチャーハンは会心の出来だ。少しでも元気になるように……もうここで、終わらせねばならないのだから。
そら/……うん。もぐもぐもぐ!
GM/時が戻って全て無かったことになったというのに、最後の最後に、「嫌な影に目を付けられた」ような感覚。これ以上、繰り返してはいけない。そのために朝食で英気を養おう! いただきますをした君達はこれから……!?