クトゥルフ神話TRPG・リプレイ
■ 『 人間観察ミ=ゴです 』 1ページ ■
2022年7月1日




 ※このリプレイには、性的表現を含んだ18禁要素・同性愛描写が含まれております。ご留意ください。


 ●オープニング

実散/オンライン飲み会もしたいしガチセッションもしたいし、エロールだけする卓も見たい〜! という訳で、兄ちゃんとたかひろくんはラブホに行ってください。
天鴻/ホテル開業すればいいんだな?
草摩/天鴻をラブホに連れ込めばいいんだな?(笑) でもせっかくメンバーが集まったなら全員でキャラロールしたいな……。
実散/みんなで飲んで、しばらくおしゃべりをしたらそのままホテルに行く描写にしたら?
百合人/まずはみんなで飲みますか! 飲んだ後、百合人とミチルちゃんは2人で抜け出しちゃお
天鴻/そしたら、百合人さんと実散さんが抜けた辺りで用意してきたシナリオを始めます。シナリオというか、天鴻をホテルに連れ込む準備的なものがあります!



 クトゥルフ神話TRPG 『人間観察ミ=ゴです』
   シナリオ製作者:ぎゃば降臨 様 シナリオ掲載サイト



 うちよそという名の人によってはエッチですね展開。
 推奨RP:仲良いカップルでどうぞ。
 KPは全力でロストしないよう誘導してあげてください。ロスト描写を用意してません。
 ただ仲良くいちゃいちゃして欲しいだけのもの……ノリと勢い攻め側で猫、受けにやらせたいこと書きました。




 ●居酒屋ナイアにて

実散/居酒屋ナイアでまた4人で飲んでまーす! 飲み始めて既に(1d100ころころ)95分が経過。
百合人/1時間半だ(笑)
天鴻/リアルな時間!(笑)
実散/2時間制の居酒屋だったらもうすぐラストオーダーだよ(笑) 美味しいお酒をいっぱい飲んでいっぱい楽しんで、そろそろデザートのアイスを食べてる実散です。
草摩/みちる、俺もアイス食べたい。
実散/ストロベリーアイスだよ、あーん!
草摩/あーん。みちるもシメのラーメン食うか?
実散/ラーメンとアイスが混ざっちゃうよ〜。
天鴻/俺も締めのアイスを頼もうかな。明日非番だしもうちょっと飲みたい気も……。あと飲み屋の杏仁豆腐とか好きなんだよな〜。
百合人/杏仁豆腐好き! アタシもチョコサンデー食べちゃお ……そうだ、前々から聞きたかったことあるんだけど。兄ちゃんって前々から「天鴻。好きだ」って言うの癖じゃん?
草摩/好きだぞ。好きだからな。
百合人/どう好きなの? 聞きたいな〜
天鴻/え、なに、急に羞恥プレイが始まった?(笑)
草摩/天鴻の好きなところ。喉だな。
実散/ノド?
天鴻/なんで?
草摩/天鴻の立ち絵の喉の部分が格好良い。初めて『庭師』セッションで立ち絵イラストを見たときから、首がしっかりした体格で「STRやSIZが高いんだな」って力強さが伝わってきて、凄く格好良いと第一印象で思って好きになった。
実散/あ〜、分かる! たかひろくんって「カッコイイ! 男らしい!」が伝わってくる外見だよね。
天鴻/あ、ありがとうございます……。
百合人/分かる〜。アタシは何度も言ってるけど、タカちゃんの目が好き
草摩/そこも好きだ。
実散/俺はね俺はね、たかひろくんの優しくてあったかい熊みたいなとこが好き!
草摩/マッシュか?
天鴻/コマンド入力しなきゃ(一同笑) 『FF6』のマッシュ加入イベントで昇竜拳コマンドが出せなくて詰まってた子供です(笑)
草摩/もちろん外見だけじゃないぞ。優しいところ、真面目なところ、かわいいところ、色々ある。
天鴻/んん? 可愛いか?
草摩/それと……俺と話をしてくれるところ、好きだ。天鴻は俺の話を嫌がらずについてきてくれる。
実散/あはは、兄ちゃんとお話が合うのって稀有だもんね〜。
天鴻/そうっすか? 草摩さんは時々エキセントリックだけど、普通に喋ると楽しいじゃないですか。博識だし。
実散/えへへ、なんか嬉しいな〜。兄ちゃんがたかひろくんと仲良くしてるの見るの。好き!
草摩/みちるはかわいいな。好きだ。
実散/俺も〜! お酒をいっぱい飲んで酔っているのでお外でも抱きつく。
百合人/あ、オレも酔ってるから抱きつく ミチルちゃん! オレも抱いて〜
実散/どうぞ〜! 2人ともガバ〜!
百合人/ぎゅう〜
天鴻/ほんと、仲良いっすねえ。
草摩/天鴻も来い。愛してやるぞ? 手を広げる。
天鴻/えっ。
実散/よしよしおいで〜
百合人/来ちゃいなよ〜
天鴻/もー、酔っ払い達は……(笑) のそのそ近寄って、むぎゅー。
草摩/ぎゅっ。
百合人/ラブラブ〜
草摩/ぎゅっ。
百合人/オレはミチルちゃんをぎゅ〜
実散/酔ってるのでどうぞどうぞ〜
草摩/ぎゅっ。
百合人/このままミチルちゃんをお持ち帰りするね〜
草摩/ぎゅっ。
実散/兄ちゃん、ずっとたかひろくんをぎゅっしてる(笑)
天鴻/も、も〜!? はい! もう良いだろ! 背中バシバシ!
草摩/ぎゅっ。
百合人/お会計これね! オレ達ラブラブなまま帰るわ〜!
草摩/ぎゅっ。
天鴻/草摩さん!? 結構酔ってる!?(笑) う、動けない……お、俺の財布からお金は取っていって……。
実散/はい、お会計終わり! じゃあユリちゃんセンパイ行きますか〜!
草摩/ぎゅっ。
天鴻/草摩さんがぎゅっbotになっちゃった。お疲れ様でーす……。
百合人/じゃあガンバってね! オレも久々の2人きりの夜ガンバる〜! 退場しました!
実散/ガンバレ2人 俺とセンパイはお家に戻りまーす!
草摩/ぎゅっ。
天鴻/草摩さん喋って!(笑) いいんすか? 実散さん達は帰りましたけど、一緒に帰らなくて良かったんです?
草摩/天鴻の抱き心地が良くて夢中になってしまった。
天鴻/こんなゴツイ男の抱き心地なんて、そんな良くないでしょ……。
草摩/さっきも言ったが、俺は天鴻の男らしいところが好きだ。お前の身体を魅力的に感じている。
天鴻/ほ、ほう!?
草摩/「ゴツイ男の」に気兼ねしているなら心配するな。そこが天鴻の魅力だ。天鴻はどんな抱き心地なのか聞いておけば良かったな。百合人先輩に。
天鴻/は!? いやいやいや、聞かなくていいよ! というか、抱かれてないし!
草摩/そうなのか? 一回も?
天鴻/やめようこの話! 俺のSAN値が減っちゃう!(一同笑) ……ちょっと、帰る前にお手洗いに行かせてほしいんすけど。
草摩/ああ、行ってこい。
天鴻/だから離してー!
実散/ずっと抱っこしたままだったね(笑)
百合人/継続中だったんだ(笑)
天鴻/すいません、すぐ戻りますね。ちょっと赤い顔のままパタパタと部屋を出て行く天鴻。
実散/……じゃあ、たかひろくんが席を外してすぐ、退室した実散から兄ちゃんに個人ラインで「兄ちゃん頑張って〜」って送るね。
草摩/天鴻が駆けていく足音を聞きながら、ラインを見る。
実散/「兄ちゃん、先に出ちゃってごめんね。たかひろくんにもよろしく伝えて。あと……たかひろくんに優しくしてあげなきゃダメだよ?」
草摩/俺はいつでも優しいぞ。
実散/優しいね、偉いっ! 「たかひろくんの気持ちを汲んであげてね。それと、兄ちゃんがやりたいことして。俺、凄く応援しちゃう!」
草摩/俺はいつも言われたことはする人間だ。……しかし、「気持ちを汲んでやる」か。難しいな。
百合人/兄ちゃん……気持ちを読み取るの、苦手そう。
実散/苦手そうどころか、できなさそう……(笑)
KP/では……そんなメッセージのやり取りをしていると、草摩さんが残っている個室のドアがノックされる。
草摩/ん? どなたでしょうか。
KP/「失礼しまーす」 店員らしき男性が、ぐったりした様子の天鴻を抱えてやって来る。「トイレで具合を悪くされていたのでお連れしました」
草摩/ありがとうございます。立ち上がって天鴻を受け取る。……飲みすぎて体調を崩したのか?
KP/店員は天鴻と共に個室に入り、そのまま扉をぴしゃりと閉める。店員らしき男は天鴻を寝かすと、草摩さんに向き直る。振り返ったその手には変な銃を持っている。<目星>をどうぞ。
草摩/…………。(ころころ)23、成功。……お前、同業者か。法を犯す者か。それとも?
KP/<目星>に成功した草摩さんは気付きます。男の姿が幽かにブレていることを。
草摩/人として軸がブレている?
KP/男の身体がブレて、化け物の姿が現れる。どうもミ=ゴです。SANc(0/1d6)。
実散/クトゥルフTRPGだ!?
百合人/キャー! CoCだわー!?
草摩/なんということだ、まるでクトゥルフ神話TRPGみたいじゃないか。(ころころ)13、SANチェック成功。ドーモ、ミ=ゴサン。
KP/冷静だな!(一同笑) 変な銃を手に持った怪物は、少しざらついた声で草摩さんに話しかけます。「人間観察ミ=ゴです。頑張ります、私はどうしても人間観察を終わらせたいのです。良ければご協力ください」
草摩/翻訳っぽい!(一同笑) 人間草摩です。頑張ります、俺は貴方協力します。何ですか?
百合人/翻訳兄ちゃんだ!(笑)
実散/対抗した!(笑) ……そういや今までミ=ゴさんって花園家の与太話に一度も名前が挙がったことがなかったよね? うちに遊びに来たことない子だったなぁ。
草摩/ああ、今までみちるとの昔話にミ=ゴの話は無かった。草摩もミ=ゴに会うのは初めてだな。
KP/そのわりには冷静に話してるじゃん、感覚が麻痺ってるんよ(笑) 「話、通じる人間で助かります。依頼書があります。依頼書にあることを貴方達にしてもらいたい。良いですか?」
草摩/依頼書。何ですか。俺、知りたい。
KP/ミ=ゴは、一抱えほどの段ボールと一枚の紙を草摩さんに手渡します。

 ■依頼書
 段ボールの機械は近くに置いてください。
 下記に記した依頼内容ですが、順番はどれからでもいいです。

 1:膝枕をしてもらう。
 2:手を繋ぎキスをねだる。
 3:相手から抱き締めてもらう。
 4:頭を撫でる/撫でてもらう。
 5:顔を3cmほど話す程度に近づけて「すきだ」という言葉を言ってもらうようねだる。
 6:ディープキスをねだる。
 7:セックスの合意を取る。


 合意を得てもそれはしなくていいのです。以下の指示に従って成果を出してください。
 但しそれが指示だとバレた場合命はありません。もう一度言います。命はありません。
 安心してください。彼には察する能力を下げる薬を投与してあります。
 第三者を介入された場合も命の保証はありません。尚、貴方様のデータが観察できなかった場合、お二人の知人に研究対象を移行します」

KP/依頼書を読んだ貴方はSAN(0/1)。
草摩/SANチェック。(ころころ)14、成功。いつもしてることだから大丈夫だった。
百合人/いつもしてるんだ……?(笑)
KP/「お願い、いいですか?」
草摩/お願い、いいぞ。
KP/「助かります」
草摩/ミ=ゴ、キスしていいか。
KP/「ブーン?」
草摩/ミ=ゴを壁ドン。
KP/「ブーン!?」
草摩/怯えるなよ、俺の子猫。頑張って仕事をしているミ=ゴ、かわいいな。好きだぞ。ぎゅっ。ちゅっ。
KP/「この人間よくわからない。危機感を覚えます。予測不能、私の苦手な言葉です」(一同爆笑)
草摩/ほら、俺はこれだけ出来る。余裕でお前の依頼を完遂するぞ。
実散/クライアントを安心させたかったんだね! 兄ちゃん偉いな〜! 褒めて伸ばすスタイル。
KP/「人間わからない……わかるためにも依頼完遂、頼みます。とにかく、よろしくお願いしますです!」
草摩/俺はできるぞ。何故なら俺はビューティーセクシー草摩。天才罪で世を追われている『庭師』HO4、それが俺さ。安心するといい。
百合人/安心するといい。
実散/安心してね
KP/「わ、わかったブーン?」 ミ=ゴは困惑したまま人型に戻って部屋から出て行きます。例えば、天鴻が草摩さんに膝枕をするでも良いし、草摩さんが天鴻に膝枕をしても良いです。草摩さんの行動が終わったら、天鴻が<POW×1>で判定します。成功しちゃったら「そうはならんやろ!?」と流石にツッコミます。
百合人/ちゃんとツッコむんだ?(笑)
KP/ミ=ゴの投薬で若干ぽやぽやしてますが、流石にツッコミは放棄しないよ。でも天鴻のPOWは11なので、だいたい失敗します。
草摩/早速やっていこう。DEX19の実力を見せてやる。
実散/ミゴ依頼書RTAだね!
草摩/まず寝込んでいる天鴻にディープキスをします。
実散/早い!(一同爆笑)
天鴻/これ起きてねえから抵抗できねえじゃん!?(笑)
実散/兄ちゃん! 依頼書は「ねだる」だよ! 「ディープキスをする」じゃないよ!(笑)
草摩/あ、本当だ。まあいっか(一同笑)
天鴻/ん、んん!? キスされて、起きる!
草摩/天鴻。泥酔した相手を強姦するのは、警察官としてダメか?
実散/人としてダメだよ。
百合人/警察官じゃなくてもダメだよ。
天鴻/マジレスでダメだよ!(笑)
草摩/ダメだった。何ならいいんだ……警察官って難しいな……。とりあえずディープキスをしよう。
天鴻/は? ちょ、なに。
草摩/なに。それはディープキス。
天鴻/お線香のCMみたいに言うな!(一同笑)
草摩/角度を変え、頭を支えて押し倒したままディープキスを続ける。
天鴻/んっ、あ、ぅんっ……ンンッ! 肩をバシバシ叩く!
草摩/舌を離す。顔を3cm程度、離す。好きだ。天鴻。お前はどうだ?
天鴻/な、なんなんすか……えっと、まず状況が飲み込めてねえんですけど!
草摩/俺は好きだ。天鴻。お前は? 好きか? 俺のこと? 天鴻。俺は好きだ。お前は?
天鴻/話を聞いてえ!(一同笑) ……話を聞いてくれない草摩さんは嫌いです。
草摩/残念だ。しかし俺は話を聞くぞ。聞く人間だからな。
天鴻/はあ……で、なんすかいきなり。トイレで急に具合悪くなって、気付いたら部屋に戻っていたと思ったら草摩さんに押し倒されてるわキスされるわ、何?
草摩/押し倒したのは、お前が好きだからだ。そして俺は尋ねている。俺は好きだ。お前は?
天鴻/う、うん? めっちゃ顔近い。
草摩/3cm程度の会話だ。
天鴻/スゲエ近いな!?(笑) これ、好きって言わないと離れてくれないやつでは!?(ころころ)<POW×1>ロール……71で失敗。はあ……好きですよ。
草摩/5達成 v('ω'v)三v('ω')v三(v'ω')v 5達成
百合人/いきなり踊り出した!(笑)
草摩/好きと言った天鴻の頭を撫でる。
天鴻/わっ。……あ、これで4もクリアですね。
草摩/4達成 v('ω'v)三v('ω')v三(v'ω')v 4達成
実散/それ毎度踊るの!?(一同爆笑)
KP/ではここで、草摩さんは<目星>ロールをどうぞ。
草摩/(ころころ)56、成功。

 <目星>→草摩が成功。
 ミ=ゴが置いて行った段ボールの中にラブホの無料利用券が入っているのを見付けた。
 ミ=ゴ「協力の手間賃です」

草摩/おお、割引券ではな、無料券だ。ミ=ゴ、好きだぞ( ε )-☆Chu!! 虚空にキスします。
天鴻/草摩さん、どこにキスしてんの……。
草摩/空だが?
天鴻/アッハイ(笑) よいしょ、と体を起こす。さっきはちょっと悪酔いしてたみたいだ……。
草摩/動けるか。良かった。天鴻。今夜は俺の恋人になってみる気はないか?
天鴻/……はい?
草摩/俺は好きだと言った。キスをした。お前も好きだと同意した。逃げもしない。嫌いにもならない。これは今夜、恋人になる流れではないか?
天鴻/お、おう……?
草摩/ここにラブホの券がある。酒を飲んだ、好意を持った2人。これは行こうと思うんじゃないか?
天鴻/(ころころ)5。そうはならんやろ!(一同爆笑)
百合人/クリティカル回避した!(笑)
天鴻/もうっ、草摩さん! 酔いすぎですよ! そんなに人肌が恋しいなら実散さん達と一緒に帰れば良かったのに……。草摩さんもちょっとお水を飲みましょうね。
草摩/ああ、水を飲む。座る。膝を出す。何故なら俺は医者。酔った天鴻、俺の膝を枕として使え。パンッと叩く。
実散/ッパァーン!
天鴻/良い音!(笑) あ、俺が寝るの?(ころころ)71、失敗……。んー、俺もさっきの酔いが醒めている訳じゃないし、ちょっと失礼して……ごろん。
草摩/1達成 v('ω'v)三v('ω')v三(v'ω')v 1達成
天鴻/うう、この歳になって人の膝枕で横になるって気恥かしいな……。
草摩/寝転がって放り出された天鴻の手を取る。脈拍を見る。
KP/<医学>ロールをどうぞ。
草摩/(ころころ)31、成功。……ミ=ゴに投薬されたものは大丈夫かな。
KP/脈拍はちょっと早いですが、緊張状態なだけなので大丈夫そうです。
草摩/なるほど。天鴻の腕を取って、持ち上げる。俺の唇に近づける。手の甲にキスする。
天鴻/ひゃっ!? ななななな……ちょ、からかうのも止めてくださいよー!
草摩/俺のことを好きと言ってくれた天鴻。そんな天鴻が、俺に「キスしてほしい」と言ってくれたら、さらにかわいいと思う。どうだ?
天鴻/(ころころ)82、失敗。……いいですけど。やっぱ相当酔っぱらってるでしょ、草摩さん。
草摩/2達成 v('ω'v)三v('ω')v三(v'ω')v 2達成
天鴻/まあ、言うていつもの無貌の投げキスぐらいやろ……。
草摩/天鴻の利き手の指に、口付ける。舐める。
天鴻/んっ。ちょっ、草摩さん……!? びく、と指先が震える。
草摩/俺は天鴻の性感帯がどこか知らない。指か? どこだ? 教えてほしい。
天鴻/いや普通は知らんよ!
草摩/知らないのか? 知りたくはないか? 自分の性感帯。
天鴻/や、それは、普通に……分かるけど。
草摩/教えたくないか? そこまで特別な関係には俺とはなりたくないか?
天鴻/へあ……。やっ、その、草摩さんが俺のそういうとこ知って、何の得があるんだっていう……。ちょっと膝から離れる!
草摩/好きなお前のことを知る。得じゃないか? 恋人にしたいと思った男のことを知る。嬉しくないか?
天鴻/うう……。そりゃ、好きな人の、恋人の性感帯を知るのは嬉しいことだと思うけどさあ……そもそもそういう関係じゃないじゃん! 草摩さんには、実散さんがいるじゃんか……。
草摩/みちるは弟だぞ? みちるは恋人じゃない。双子の弟だから。
天鴻/それは、そうだけど……。
草摩/格とはそういう関係にはなれないと思っている。「ハハ、ワロス」とか言われそうだし。
天鴻/それはそう(一同笑) ガチトーンで断りそう。
実散/いたるくんからは友人として好かれているから安心してね、兄ちゃん!(笑)
草摩/ああ。格とは一緒に『名探偵コナン』の映画を観に行くぐらい仲良しだ。
天鴻/……草摩さんは、俺とセックスができるんすか。実散さんのこと愛してるのに。
草摩/…………。俺がみちるとセックスをする理由。好きだから。双子の弟だから。唯一の家族だから。俺の最大の理解者だから。みちるが好きな俺は、みちるのあらゆる時間が欲しい。みちるのあらゆる表情が見たい。あらゆる感情の吐露を感じたい。みちるが好きだから、みちると濃厚な「他人以上の関係」が欲しい。そう思って俺はみちると、している。
天鴻/うん……。実散さんのことが大好きなんだなあ。
草摩/みちると共に在りたい理由はそれだ。……天鴻は、双子の弟ではない。天鴻は唯一の家族ではない。
天鴻/そうだね、俺は他人だ。
草摩/だが、理解者だ。同僚であり、共に在りたいと思える。同じ時間を欲しいと思えるほど近しい仲間だ。お前の表情の変化はとても好ましい。感情が多く含んだお前の声はもっと聴きたいと思う。天鴻と濃厚な「他人以上の関係」が欲しい。そう思うと、やはり俺は天鴻と、したいと思う。
天鴻/それは、仲の良い同僚や友達じゃあダメなんだ? 今みたいに、ちょっとスキンシップが過多な距離感じゃ満足できない?
草摩/……お前の繊細なところを刺激するかもしれないが。
天鴻/……うん?
草摩/お前の、未来の一部を奪ってしまったこと。俺が、お前ともっと深い関係になり、その痛みを共有できたら。癒せたら。そう思うことも、少なからずある。
天鴻/草摩さん、それは……。
草摩/…………。
天鴻/…………。こういう言い方すると、草摩さんは「突き放された」と思うかもしれないけど。俺の痛みは俺だけのものだよ。草摩さんが抱えるもんじゃない。
草摩/繊細なことを言っていると、承知だ。
天鴻/……そう言ってくれたことは、嬉しいよ。
草摩/利き手の指を口付ける。銃を持てなくなったという指を。この指は、回り回って「俺のせいで傷を負った指」だ。
天鴻/わ、あ。引き金を引けなくなった指を口付けられて……強張る。
草摩/この指、愛おしい。愛したい。申し訳なさもある。一言で言い表せない様々な感情が湧く。俺は様々な感情を、天鴻に対して抱いている。
天鴻/……他人だったら、こんな深い傷跡を知ることは出来ないだろうな。この傷痕は、当事者の格には見せられない傷だ。……格の大事な人を奪っておいて、それが未だに膿んだ傷になってるだなんて、本人に見せられるものか。
草摩/さて、「好き」という本物を言い続けていて、過去に因縁があり、他人以上の関係を求める。そんな俺は相応しくないか? 天鴻の恋人に。
天鴻/…………。俺はね、草摩さん。百合人さんのことが好きだったんですよ。
百合人/わお?
天鴻/実散さんのことが好きな、一途な百合人さんのことが好きだったんです。
草摩/そうなのか。草摩は初耳。
実散/初耳……。兄ちゃん、察せないんだ(笑)
天鴻/でもさ、恋人がいる人のことを好きになるなんて、普通は良くないでしょう。
草摩/普通は良くないのか? 首を傾げる。
天鴻/普通は良くないんですう〜!(一同笑) ……俺は「実散さんのことが好きな百合人さん」が好きになっちまった。あの2人の邪魔になるつもりはなかった。けど、実散さんが気を回すわ百合人さんも気にするわで……。その気持ちにはケジメを付けたんで、もう過去の話なんですが。
草摩/うん。
天鴻/……同じ轍は、踏みたくないですよ。草摩さんと実散さんの関係は、唯一無二でしょう? そこに割り込むような形で恋人になるのは、どうなんだろう。なんか譲れないラインだった、すいません。
草摩/……ん? 断られたのか、俺? なるほど……「どうやって恋人同士にならずにセックスの同意を得るか」、暫く考えないとだな。
天鴻/あー……うーん、恋人はちょっと検討させてもらうとして。傷の舐め合いなら、いいですよ。草摩さんは、俺の中の傷を癒したいんでしょう?
草摩/ああ。天鴻の傷を癒せるなら何でもしたいぞ。
天鴻/俺は、どっかでこの傷と向き合わなきゃいけない。でもそれを一人でする勇気は無いし、格に見せる訳にもいかないなら、癒したいって言ってくれてる人に、頼みたい。……本当は実散さんの方が本職なんでしょうけど、あの人はちょっと共感しすぎるから。だから、どう癒すかは草摩さんに任せるよ。
草摩/天鴻。身を起こして、抱きしめる。
天鴻/ん……。
草摩/ハグだ。抱き返してもいいぞ。俺の癒しを受け入れるなら。
天鴻/…………。ぎゅ、と抱きしめ返す。
草摩/3達成 v('ω'v)三v('ω')v三(v'ω')v 3達成
天鴻/……面倒なこと、頼んで悪い。我ながらすげえ面倒なこと言ってるな、という自覚はあります。すいません。
草摩/面倒じゃない。本気でしたかったことだ。好きだ。
天鴻/……ありがとう。
草摩/前々から思っていたんだが、天鴻。
天鴻/はい?
草摩/お前はMなのか?
天鴻/宇宙猫顔。……なにて?(笑)
草摩/以前みちる達とホテルに行ったときにも思ったが。天鴻は積極的ではなく、待ちの姿勢だった。今も、さっきも、この前も。
天鴻/あ〜、う〜、え〜……。ど、どうなんですかね? あんま、そういうケは無いと思いますけど?(笑) ……えっと、積極的に自分からするのは、その、ちょっと怖くて……人より腕力があるし、体格もあるから、自分が好きに動いたら相手を傷付けそうで……。
草摩/よく天鴻が言う話だな。それで?
天鴻/お恥ずかしい話なんですが、それで元カノと揉めたことがありまして。気遣いすぎるとか、集中してないとか、そういう話になって結果、フラれた訳なんですよ……。
草摩/天鴻のトラウマ経験か。
天鴻/そういうことになりますかね……。その上で、前に某人に一方的に好き勝手触られたのが、ちょっと、良かったというか……。
実散/いったい誰人の仕業なんだ(一同爆笑)
天鴻/相手の好きにされるの悪くないなあって……何言ってんだ俺。触られた分、触り返したいのもありますよ!
草摩/俺は人を気持ち良くさせるの、上手いぞ。みちるはよくイく。
天鴻/そ〜なんだ〜(笑) ……草摩さんが触れた分、俺も触れて良いなら、お願いします……。
草摩/俺と性行為をすることになってしまうが、いいか? 直接的な性交渉が嫌なら、それ用の行為になる。それでもいいぞ。
天鴻/……いいよ、草摩さんが俺を癒すのにそういうことがしたいって言うのなら。
草摩/7達成 v('ω'v)三v('ω')v三(v'ω')v 7達成
百合人/これは、ホテルに行けるカンジでは?(笑)
実散/行けるのでは〜?(笑) ……ギャグかと思いきや、思った以上にシリアス展開になったね。まあ、2人は『庭師』のPCだし、あの要素は切っても切れないか。
天鴻/うん。それに、やっぱ草摩×実散の関係性が絶対だし……。百合人×実散もなんですけど、2つとも推しカプなのでお邪魔にはなりたくないな〜。それはそれとして草摩さんと天鴻の組み合わせは見たかった!(笑)
草摩/草摩は本当に天鴻のこと、好きだ。深い関係でありたいというのは本気だ。
百合人/好きなのは伝わってくるよ。
天鴻/はい、好きだって伝わってますよ〜。ただ、天鴻がその好意に真正面から受けとめる度胸が無いだけです。これぐらいのキッカケが無いと天鴻がホテルに行ってくれなさそうだったので……キャラロールにお付き合いさせてすみません。
草摩/向き合ってくれてありがとう。……あの、今から中の人が告白しておいていいですか? 天鴻は普通に男性キャラですよね。男相手のエロールは初めてかも……。
実散/兄ちゃん。ご存知だと思うけど、実散は男だよ。
草摩/みちるは女の子だから……。
実散/兄ちゃんにとって実散は男の娘カウントなの、草。
天鴻/プレイ内容は草摩さんにお任せしますよ!(笑)