アナザーワールドSRS・リプレイ・ワンアンドアナザー
■ 第4話『 苛烈を極めるコンティニュー・後半 』 5ページ ■
1998年〜2004年(仮想リプレイ公開2017年12月4日)




 ●クライマックスフェイズ

GM/スウィフトが避難活動のためシーンを退場し、ドザニコフとエルマタドーザは……大声で話をし始める。「王ドザの奴、来ないかなー!」「がうがうー!」「美味いホットケーキがあるんだけどなー! 餡子を挟んでドラ焼きだぜー!」「がうがうがうー!」「アチョアチョ飛んでるだけでいいのかなー! もったいねーなー!」「がうー!」 名演技で兄の邪神をおびき寄せる。
オーウェル/そういうおびき寄せ方なんだ……(笑)
GM/すると、空から声がした。「……愚弟ども。ゲームを放棄して怠惰に過ごしているのも考え物では?」 冷酷な声が、空から降ってくる。
ドリス/……来た!
GM/ジークの住んでいたアパートがあった焼け野原に……大きな鳥がやって来る。1キロメートルほどの小さな鳥だ。
オーウェル/でけーよ!(笑)
トンプソン/でけーよ!
ユーキ/にゃー!
GM/ユウメイイスタディオは現れた。邪神は……現れただけ。攻撃してくることはない。ただいるだけで災厄を振り撒く。風が舞うだけで人が死んでいく……早くしないとここにいるもの全部が再び炎まみれになるぞ。
オーウェル/その前に……邪神を苛立たせて反撃をさせる!
GM/そう、GMが設定した【HP】を0にすればユウメイイスタディオは「イラッ」として君達に反撃をして……消滅、戦闘終了となる。ということで、クライマックス戦闘を始めよう!
一同/おーっ!

【行動値】
 弱体化ユウメイイスタディオ:23
 オーウェル:16
 ジーク:13
 ユーキ:12
 トンプソン:12
 ドリス:10

【戦闘マップ】

 エンゲージ1:ユウメイイスタディオ、トンプソン(2位報酬で任意の場所からスタート)
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:オーウェル、ドリス、ユーキ

 (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ3:ジーク(1位報酬で任意の場所からスタート)


GM/第1ラウンド、セットアッププロセス。≪EP:飛行化≫を使用……既に飛んでいる存在だが、一応データとして宣言をしておこう(笑)
ユーキ/ユーキ、セットアッププロセスで≪陣形:全力移動≫を使用。対象はオーウェル、移動にゃー。

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:ユウメイイスタディオ、トンプソン、オーウェル
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:ドリス、ユーキ

 (↑5メートル離れている↓)
 エンゲージ3:ジーク


GM/メインプロセスに移行する。一番最初のターンは、【行動値】23のユウメイ……。
オーウェル/その前にオーウェルが≪鳥躍≫を使用! イニシアチブプロセスでメインプロセスを得て、ユウメイイスタディオに全力攻撃!
ジーク/いけー!
オーウェル/≪撃滅≫+≪戦乙女の知恵≫+≪片手武器≫で、命中判定!(ころころ)2回振って高い方の命中16で、跳躍して斬りかかる!
GM/素早いな。(ころころ)回避失敗、当たる。
ドリス/≪禍福のさざなみ≫を使用!(ころころ)成功、ダメージ+20点!
オーウェル/(ころころ)出目は……良い。全部合わせて物理71点ダメージ!
GM/突然の総攻撃を叩き込まれた。次はユウメイイスタディオの番だ……攻撃ではなくただ身じろぎしたとき火が飛んでくるだけだが。(ころころ)ダイスで命中対象を決めた結果、トンプソンとオーウェルに攻撃する。
トンプソン/来いー!
GM/≪ハヤテの爪先≫を使用。実質2回攻撃だ。1回目の命中判定は(ころころ)……あああっ!? 命中クリティカル!?
ジーク/えっ。
トンプソン/えええっ!? いきなりかよぉ!?
オーウェル/く、クリティカル回避をすればいい!
ドリス/そのクリティカル命中判定に≪逆転運命≫! 振り直してください!
GM/り、了解……(ころころ)うおっ、だいぶ下がった! それでも命中は17だ。
オーウェル/(ころころ)クリティカル回避!
トンプソン/すげー!(ころころ)16で失敗。
GM/トプさんだけにダメージロール!(ころころ)物理29点ダメージ! 1点でもダメージを受けると毒のバッドステータスを付く。火傷という演出だけどな。
ジーク/トプさんに≪念動障壁≫を使用!(ころころ)12点のダメージ軽減だよー。
GM/では続けて2回目の攻撃だ。(ころころ)んんん!? また命中クリティカル!
トンプソン/絶好調だな!? ……でも、≪死線≫を使用! 6・6の出目を1に変えるぜ!
GM/おおっ、それだと……命中は17になる。
オーウェル/(ころころ)回避成功!
トンプソン/(ころころ)回避失敗!
GM/トプさんにまた(ころころ)30点のダメージ!
ジーク/またまたトプさんに≪念動障壁≫を使用!(ころころ)11点のダメージ軽減だよー。
トンプソン/一番【HP】の高い俺で助かったな。現在【HP】17点で生き残ってるぜ。
GM/ボスの攻撃を2回食らってもまだ生きてるか。……ではここで、≪鏡像≫を使用。またメインプロセスを得て、3回目攻撃!(ころころ)今度はドリスとユーキに、命中17!
ど&ユーキ/(ころころ)回避失敗、当たります。
ドリス/なら……ユーキを≪影の軍勢≫で庇おうかな……。
ユーキ/にゃ。ドーン。ドリスを≪他人をかばう≫。
ドリス/な、何で……?
ユーキ/ユーキ殴る。ドリスは振り直しと戦闘不能回復と達成値上げ。やること多い。にゃー。
ジーク/ユーキは≪陣形:全力移動≫で移動させてくれたから……あと出来ることは殴るだけ。ドリスは少しでも【HP】を温存した方がいい。
ユーキ/アタッカーは別にもいる。かばうにゃー。
GM/えっと、庇うとダメージが倍になるから気を付けろよ?(ころころ)30点ダメージ。ユーキは【防御点】をマイナスした実ダメージを2倍してくれ。
ユーキ/28点くらって、56点くらう。【HP】0、チーン。
トンプソン/あああっ!? 早くもユーキが戦闘不能!(笑)
ユーキ/……でも既に減りまくってたしやること少ないから。んにゃあ。ごろん。
GM/ユーキがごろんした。……すまん、もう一つ行動していい? ユーキを戦闘不能にしたので、≪修羅≫が発動。もう一度メインプロセスを得る。攻撃して倒せば倒すほどまた攻撃できるんだ。
オーウェル/なにぃ!?(笑)
ジーク/あー、ちょっと待った待ったー。ユーキに≪黄泉がえり≫を使うよー。(ころころ)はい、【MP】4点消費でユーキの【HP】を1にして復活させる! 陰陽術なめんなよー!
ユーキ/むにゃあ。むくり。
GM/それでも戦闘不能にしたから≪修羅≫は発動だよな?(ころころ)ダイスロールで命中対象を決めた結果……今度はジークを狙う。
ジーク/順番通りだなー! おいでー! 避けられそうにないけどなー!

 案の定ジークは回避に失敗、ユウメイイスタディオから35点のダメージを受ける。
 すぐさま≪念動障壁≫を使用し、10点ダメージを軽減させる。現在【HP】3点でなんとか生き延びることができた。


GM/4回攻撃は無理だったか。次は、ジークの行動だ。

 ジークは最も生き残りやすいと思われる【HP】が高くアタッカー役でもあるトンプソン&オーウェルに≪清浄の使者≫を使用。【HP】を15点ずつ回復した。

トンプソン/ヤキトリに≪殺戮の身体≫で攻撃!(ころころ)命中16!
GM/(ころころ)避けられない。
トンプソン/がぶー! あちぃー!(ころころ)さらに≪特攻≫を使用、【HP】を3点減らして、17点のダメージ! ……ちぇ、全然ダメージが入らなかった。
ユーキ/熱かった。
ジーク/熱くて噛めなかったねー。
GM/炎の鳥をどうやって噛むんだろうな(笑)

 ドリスはマイナーアクションで移動し、メジャーアクションで≪両手武器≫で攻撃。ユウメイイスタディオに13点の物理ダメージを与える。
 ダメージを与えるのは得意ではないが、≪影の軍勢≫や≪血の媚薬≫でオーウェルやトンプソンを守るための移動だった。


GM/ちなみに……ユウメイイスタディオ、【防御点】というものを用意していない。みんなのダメージは素通しで計算している。
サブGM/ということは、現在ユウメイには……ほぼほぼ100点は入っているね。
オーウェル/100点入っているけど、まだ反撃の気配は無いか?
GM/無いね。でも……「なんだこいつら、うろちょろと」と気になり始めている。今までのダメージは無意味ではないよ。
ジーク/はーい! こっち見て見てー!

 クリンナッププロセスにて、トンプソンとジークが火傷という名の毒ダメージを1点ずつ受ける。
 第2ラウンドセットアッププロセスに移行……するときに、GMが挙手をする。


GM/【HP】が半減したところで2ラウンド目を始める……けど、ちょっとトイレ休憩に入っていいか?
ドリス/いってらっしゃーい。

 GM、席を立って退場。暫くの休憩時間、プレイヤー達が相談を始める。

ドリス/……【HP】半減だって。ということは最大【HP】は200点ってところかな?
トンプソン/だろうな。イケそうじゃん?
ユーキ/にゃー。微妙。
トンプソン/え、微妙? ……あ、本当だ。微妙じゃねーか。
オーウェル/うん? そんなに微妙か?
ジーク/現在メインのアタッカーが、オーウェルしかいないんだよ。オーウェルが≪撃滅≫+≪戦乙女の知恵≫+≪殺界≫で全力を出して、運が良ければ50点が出せる。
ドリス/……でも、オレの≪禍福のさざなみ≫はもう既に使用済みだ。
トンプソン/俺の≪特攻≫はダメージを叩き出せるかランダムで、ピンキリだからなー。うまくいって20点ぐらいだぜ?
サブGM/……あー、なるほど。主に大ダメージを叩き出せるのって、オーウェルの≪殺界≫と、[魔術師]特化のスウィフトと[狩人]のドレークなんだ。アタッカーが不足しているんだね。
ドリス/でも……なんとかギリギリ届くんじゃないかな? 3ラウンド目には確実に200点は入りそうだよ。
ジーク/3ラウンド目までオーウェルかトンプソンが生き延びれば勝利だな!
ユーキ/≪黄泉がえり≫と≪リバース≫があれば?
ジーク/うん、倒れても2人がかりで起き上がらせて攻撃を続ければ何とかなりそうだ!
トンプソン/イケるイケる!

 イケるイケる、勝てる勝てる。
 そう……明確なフラグを立てながら、GMが戻ってきて第2ラウンドの戦闘が再開し……。


GM/飛行を終えたユウメイイスタディオは、セットアッププロセスで……これでも使っておくか。≪箱舟の主2≫を使用。全判定のクリティカル値をマイナス2しておくな。

 ……ここから、地獄のような決戦が始まってしまった。

GM/セットアッププロセスが終わったのでメインプロセスに移行。まずは、【行動値】最速のユウメイイスタディオから。(ころころ)ダイスロールで命中対象を決めた結果、3体集まっているオーウェル、トンプソン、ドリスに範囲攻撃を行なう。
オーウェル/うぐっ、一番来てほしくないところを……。
GM/(ころころ)うわっ、出目で11が出たからクリティカルだ!
トンプソン/うええっ!?(ころころ)回避失敗!
オーウェルドリス/(ころころ)同じく回避失敗!
ドリス/クリティカル成功だと≪血の媚薬≫での達成値アップも意味が無い……ここは、ダメージを叩き出せるオーウェルさんに≪影の軍勢≫! 庇います!
GM/(ころころ)ダメージは、物理ダメージ26点。ドリスは実ダメージ2倍で減少を。
ドリス/(ころころ)≪影の軍勢≫と≪熱血の防壁≫の効果で3点減少するけど、23×2で……46点ダメージ。現在【HP】は33点だから……14点軽減してもらわないと倒れる。それなら……!
ジーク/≪念動障壁≫は使用しない! 戦闘不能になったドリスに、≪黄泉がえり≫を使用!(ころころ)【MP】を6点消費して、ドリスの【HP】を1にして復活!
ドリス/……一瞬、膝をつく。けど、倒れない……!
トンプソン/おおー、凄いな! 俺もなんとか【HP】2で生き残ってるぞ!
GM/わりとトプさんもギリギリだった。……だけどな、ドリスが戦闘不能になったところで≪修羅≫が発動する。
オーウェル/げっ。
GM/命中対象はダイスロールで決定を……(ころころ)くっ、ここでユーキの方を攻撃するか!?
ジーク/助かった!
オーウェル/こ、これでドリスかトンプソンを攻撃されたら……無限コンボが決まるところだった!(笑)
サブGM/頭良く敵は動かないんだね。……それもそうか、不可抗力でダメージロールが発生しているだけで、ユウメイイスタディオは攻撃している自覚は無いんだしね。
GM/そういうことだ。だからランダムに攻撃をしてしまう。(ころころ)ユーキに命中、16だ。
ユーキ/にゃー。(ころころ)……うにゃ? 回避16で成功。
トンプソン/やったぁー!(笑)
オーウェル/俺のターンだ! ≪撃滅≫+≪戦乙女の知恵≫+≪殺界≫でユウメイイスタディオに攻撃……!(ころころ)低いな、命中15……≪ダイス振り直し≫を使用して、命中やり直し(ころころ)……1・1!? ファンブル!?
GM/まさかのここで!?(笑)
オーウェル/……こんなの、使うに決まってるだろ! 『逆転世界』ルールを使用!
サブGM/ついに使うか。オーウェルの大切なものって何だっけ?
オーウェル/……「思い出」だ。記憶の一部が無くなるってことかな。
トンプソン/それだと……戦闘続行が難しくならないか?
GM/GMは記憶喪失と思い出の削除は違うものだと思うんだ。戦闘は続行できることにしていいよ。
オーウェル/なら……1D6を振って1が出たら友人の思い出、2が出たら家族の思い出、3が出たら故郷の思い出、4が出たらPC達と作った思い出を忘れてしまうのはどうだろう?
GM/じゃあそれで。5と6が出たら振り直してくれ。
オーウェル/1D6を振るぞ。(ころころ)……5。(ころころ)6。(ころころ)5。(ころころ)5……。
トンプソン/どうあろうと忘れようとしない!(笑)
オーウェル/そりゃあ忘れたくないさ、大切な思い出なんだからな!(ころころ)……2! 家族との思い出が消える!
GM/故郷の思い出は消えてないからエルフ族が滅ぼされたということは覚えているだろうけど……両親や兄弟のことを思い出そうとすると、靄がかかる。顔が思い出せない、大切な記憶だというのに……不安感に苛まれるほどの曖昧になる。
オーウェル/一気に寒くなる。大切な思い出が消えていく……けど、今! ここで全部消える訳にはいかないから! 命中成功させる!
GM/了解、オーウェルの攻撃は世界の理を歪めて邪神のもとへと届いた。ダメージロールをくれ。
オーウェル/全力で……!(ころころ)ぐあっ、思ったより低い!? 物理ダメージ31点!
ジーク/それでも31点いってるよ!

 ジークは、オーウェル&トンプソン&ドリスに≪清浄の使者≫を使用。【HP】を12点ずつ回復する。

トンプソン/おー、生き返ったー!
ドリス/これでまだまだ戦えそう……。
オーウェル/ああ、【HP】を回復…………うん?
GM/どうした?
オーウェル/……ごめん。俺、凄い間違いしてた。さっきの攻撃、≪撃滅≫と≪戦乙女の知恵≫は使えなかった。だって現在【MP】1だったから! ごめん、見落としてた!
GM/えっ!?
サブGM/あー……本来であれば特技の代償が払えなかったからダメージダイスや固定値が増えなかったんだね。オーウェルは【MP】1で気絶して攻撃できなかったんだ。
ドリス/……どうする? やり直す?
GM/でもジークが【HP】を回復してくれたし……何より、さっきの「家族との思い出が消えるロール」は熱かった。あれを消すのはもったいない。
サブGM/私もそう思う。あのロールはとても良かったから採用してほしい! なので、今回はそのまま進行することにしようか?
ジーク/賛成ー!
オーウェル/ご、ごめん……本当に見落としてた……今後は気を付ける。ありがとう!
GM/……でもペナルティということで、代償で払う筈だった【MP】6点分を誰かが代理で払うのはどうだろう?
ユーキ/にゃー。ユーキが払う。
オーウェル/ありがとうありがとう! 本当にこれからは気を付ける!
GM/楽しかった思い出は消したくないからなー(笑)

 (プレイヤー達の)思い出を消さないために(オーウェルの)思い出を消すという事態が発生しつつ……次はユーキのターンへ。
 ユーキはマイナーアクションでユウメイイスタディオがいるエンゲージに移動。メジャーアクションで、9点の物理ダメージを与えた。


【戦闘マップ】
 エンゲージ1:ユウメイイスタディオ、トンプソン、オーウェル、ドリス、ユーキ
 (↑15メートル離れている↓)

 エンゲージ2:ジーク


トンプソン/みんな総攻撃だな! ユウメイイスタディオに命中判定!(ころころ)命中15。当たったな、ダメージは≪特攻≫付きで……24点! 俺にしては頑張った!
ジーク/トプさんは【HP】の多さ重視だから、ダメージはぼちぼちだもんな。
ドリス/オレも命中判定を……!(ころころ)命中15、当たったからダメージロールの結果は……12点!
オーウェル/……ちょっと、まずいか?
GM/ユウメイイスタディオはだいぶ君達の方に気付き始めた。確実にダメージは入っている。もう一息というところだ。
サブGM/……今までの合計ダメージは、177点だよ。
トンプソン/うおっ!? 200点にいかないな!?
ジーク/でもあと残り20点ぐらいだよー! 全員立ってるしイケるイケる!

 第3ラウンド、セットアッププロセスに移行。
 メインプロセスにすぐさま移行し、【行動値】最速のユウメイイスタディオは……気紛れに羽根を広げ、ランダムで命中対象を決定した。


GM/(ころころ)ジークを狙う! 命中は……クリティカル!
オーウェル/クリティカルか!?
ジーク/あー、参ったなー!(ころころ)クリティカル回避は無理! 当たるなこりゃ!
GM/ダメージロールにいくぞ。(ころころ)おっ、出目が走った……物理ダメージ32点!
ジーク/俺の残り【HP】2点なんだ。戦闘不能……でも≪黄泉がえり≫を使用。(ころころ)あ。
オーウェル/あ?
ジーク/……【MP】0になった。気絶しちゃう。この場合って俺はどうなるの?
サブGM/【HP】は1点で戦闘不能から回復状態ではある。でも【MP】0のため気絶。≪興奮剤≫なりを使って1点でも回復してあげればすぐに戦闘復帰できるが、基本的には何も出来ないね。
ドリス/い、生きてることは生きてる……。
GM/でも戦闘不能になったので≪修羅≫が発動! 次の命中対象を決める。(ころころ)……オーウェル&トンプソン&ドリス&ユーキだ!
ジーク/ごめんー! もう≪念動障壁≫も≪黄泉がえり≫も使えないからなー!
GM/4人に命中判定!(ころころ)出目で10、命中クリティカル!
オーウェル/マジか!?(ころころ)避けられねぇ!
ユーキ/にゃ。(ころころ)失敗。
トンプソン/(ころころ)失敗! 使うしかねぇ! 『逆転世界』ルールを使用!
GM/トンプソンの大切なものって何だっけ?
トンプソン/美味いもの!
サブGM/……つまり、美味しいものを失ってしまうってこと? 「何を食べても美味しくない」とか「美味しいものに辿り着けない」とか?
オーウェル/そ、それって地味にきつくないか?
ジーク/≪食鬼≫持ちなのに美味しいものとバイバイとか、つらいねー。
トンプソン/あー! 嫌だなー! でも美味いものを探し求めてどんどん食べればいいんだしー!? なので判定成功させる!
GM/OK、トンプソンは気合で避けられたことにする(笑)
ドリス/(ころころ)オレも失敗……失敗したまま、オーウェルさんに≪影の軍勢≫。
オーウェル/でも……≪影の軍勢≫を使って俺が無傷になっても、ドリスが戦闘不能になったことでまた≪修羅≫でユウメイイスタディオが行動をして……。
ドリス/オレが庇わなかったとしてもオーウェルさんが戦闘不能だよ。そしたら2人して倒れて、一番ダメージを出せる人がいなくなっちゃう……から、オレが庇う!
オーウェル/……それしかないか。ドリス、すまん頼んだ!
GM/(ころころ)ダメージロールも出目が良い……オーウェルを庇ったドリスに、37点のダメージだ。
ドリス/……戦闘不能で、倒れます。
GM/そして……≪修羅≫が発動か。対象は(ころころ)オーウェルとトンプソン!
オーウェル/また俺達か!
GM/命中は……(ころころ)クリティカルじゃない、命中18だ!
オーウェル/避ける!(ころころ)よし、成功!
トンプソン/俺も避ける!(ころころ)よっしゃあ! こっちもクリティカル成功だあー!
ドリス/や、やったー……!
ジーク/おおおー! 俺達の時代が来た!(笑)
GM/ユウメイイスタディオの行動が終了! 次は……オーウェルのターンだ!
オーウェル/いくぞ、最後の≪殺界≫を使った命中判定!
GM/≪撃滅≫と≪戦乙女の知恵≫は……あ、そっか。【MP】が無いんだっけ。
オーウェル/だから代償なしで1シナリオに3回まで使える≪殺界≫だけで攻撃だ!(ころころ)2回命中を振って高い方は……命中18! 当たったな、ダメージロールにいくぞ!(ころころ)うっ!? 合計……20点ピッタリ!
ジーク/固定値が少ないから低く感じるけど……どうだ?
GM/…………。まだユウメイイスタディオの【HP】は、0にならない!
トンプソン/あと一息だな! 命中判定いくぜー!(ころころ)命中18だー!
GM/回避判定。(ころころ)……うわあっ!? クリティカル回避成功!
トンプソン/げえっ!?
ジーク/GMのクリティカル値が減ってるから……クリティカルしちゃった。現在、残っているのは……。

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:ユウメイイスタディオ、トンプソン、オーウェル、ドリス(戦闘不能)、ユーキ(戦闘不能)
 (↑15メートル離れている↓)

 エンゲージ2:ジーク(戦闘不能)


トンプソン/あと一回当てれば勝利だ! あと一回! あと一回!
GM/そ、そうだな……ではセットアッププロセスに移行。その前に、クリンナッププロセスで火傷という名の毒ダメージを食らっておいてくれよ。
トンプソン/(ころころ)いてて、5点も毒のダメージを受けちまった……。
ジーク/あともう一息なんだ、頑張ってくれー!
GM/それじゃあ第4ラウンド……ユウメイイスタディオのターン。命中対象は、選ぶ必要も無くトンプソンとオーウェル。(ころころ)命中は、18。
オーウェル/(ころころ)回避失敗! ギリギリ避けられない!
トンプソン/(ころころ)同じく失敗! ……あああー! くそーっ! オーウェルに≪他人をかばう≫を使用!
オーウェル/お、俺を生かすのでいいのか!?
トンプソン/命中も回避も俺よりオーウェルの方が高い! 運が良ければ避けられて、攻撃ができる! オーウェルを庇って、俺は戦闘不能になる!
ユーキ/にゃー……。
オーウェル/た、頼む! 避けさせてくれ!
GM/トンプソンは戦闘不能になった。≪修羅≫が発動し、再びオーウェルを攻撃する。(ころころ)命中は……クリティカルじゃない、でも高い、さっきと命中変わらず18だ。
オーウェル/……回避判定! 2D6で8が出れば避けられる!(ころころ)…………。

 オーウェルが転がした2つのダイス目の合計は……5。
 回避は15で、避けられなかった。

「…………ちくしょうっ!!!」

 オーウェルはユウメイイスタディオの火の粉を食らう。
 そして【HP】は0になり、誰一人立ち上がることができなくなってしまった……。



    ◆


GM/……戦闘、続行不可。全滅だ。
ユーキ/…………。
ジーク/あー……みんな倒れちゃったねー……。
トンプソン/あー……みんな死んじまったなー……。
オーウェル/あー……みんなごめんなー……。
ドリス/……うん……。
GM/…………。でも……。
オーウェル/……楽しかったな(笑)
ドリス/うん、最後までハラハラして凄く楽しかった!(笑) みんなを頑張れ頑張れって応援するのも楽しかったよ。
ユーキ/負けたけど楽しい。
トンプソン/楽しかった! だってヤキトリの残り【HP】って、あと3点だろ?
GM/そうだよ、3点だよ。ダメージダイスが1つでもひっくり返っていれば勝てたし、本当にあと一発だけでも当てられたら……。
トンプソン/うわ、惜しいなー!(笑)
オーウェル/悔しいー! くそー、ダイス1つが違っていればギリギリ勝てたんだなー! それって余計凄いことだな!(笑)
ジーク/やりきった気分で気持ち良いね。またセッションしたくなる!(笑)
サブGM/外から見ている身だけどドキドキしたよー(笑) ……でもみんな、やられちゃったんだね。
ジーク/もうこれは、とんでもないぐらいバッドエンドにしてほしい。
トンプソン/え、いいの? バッドエンドでキャラロールいくぞ!(笑)
ユーキ/だって死んじゃったし。
ドリス/負けたから仕方ないよ。それに、次は……ドレークやスウィフトが何とかしてくれるんだよね?(笑)
GM/(←スウィフトの中の人)えっ、こっちにプレッシャーが掛かってきた!?(笑) 次はGMじゃなくてスウィフトに戻るんだから、あまりプレッシャー掛けるなよ!?
サブGM/この後のことは、この後のGMが何とかしてくれるということで(笑) じゃあ最後、負けちゃった後のロールをしまくろう! やりたい演出があったらいっぱい言ってね!


 ●エンディングフェイズ

GM/アパートがいくつも並んでいた廃墟の街は、再び炎に包まれた。空飛ぶ邪神が何をしたという訳ではない……ただ、そこに邪神がいた。それだけで人が住めない世界になってしまった。
ユーキ/再び焼け野原。
オーウェル/……ちく……しょう……。その場に倒れ伏す。
GM/ここでPCの5人は行動を選択してほしい。戦闘不能になってしまっても炎の鳥に立ち向かって死ぬか、逃げて死ぬか。
トンプソン/どっちにしろ死ぬのか!
GM/全滅エンドだからな。どうする?
オーウェル/……俺は、最後まで戦う。
ジーク/俺は逃げるね。
オーウェル/即答かよ。
ジーク/だって俺には戦える力は無いし。敵わないって判ったら逃げちゃうよ。ごめんな。
オーウェル/いや……止めない。むしろジークのように逃げる奴を逃がすために、俺は剣を握ったままだ。
トンプソン/俺も戦う! 悔しいからっ!
ユーキ/にゃ。
トンプソン/ユーキは!?
ユーキ/にゃ。
トンプソン/逃げない。
ユーキ/にゃー。
オーウェル/判んねーよ(笑) ……戦うってことだな?
ユーキ/にゃー!
ドリス/オレは……逃げる……かな。最期は……お家に戻りたい……。
オーウェル/判った。……逃げようとしているドリスとオーウェルを守るために、戦う。
GM/では、最期は……より残酷に終わらせよう。邪神は、オーウェルもトンプソンもユーキも、見向きもしなかった。ただただそこにいるだけで、近くにいただけで殺される。逃げれば邪神には殺されなかったのに……。
オーウェル/逃げれば殺されなかったのに……。
トンプソン/馬鹿だな!
ユーキ/にゃー。
GM/熱い。炎に巻き込まれていく。殺意の無い、でも体を焦がす炎が着実にオーウェル達の命を奪っていく。
オーウェル/……熱い……熱いな、死んじまう……。
トンプソン/馬鹿だな! ……逃げれば死なないってよ!
オーウェル/……逃げても死んじまうよ。どうするんだよ、あの鳥……誰かが止めなきゃ、3000人どころの被害で済まなくなるな……30000人になるんじゃないか……?
ユーキ/にゃー……。
GM/ゴオッ。炎の波がオーウェル達を襲う。
トンプソン/あちぃ! あちぃあちぃ!
GM/火が襲い掛かる。熱いって言ってられるのは今のうちだ。髪が、肌が、肉が、燃やされていく。
ユーキ/それと、酸素が無くて死ぬ。
GM/それだな。話していることもできない。3人の視界は赤くても、意識は暗くなっていく。体が焼けて黒くなっていく。熱い、痛い、死ぬ……どんどんと負の感情に満たされていく。
ユーキ/……にゃ……。
トンプソン/あちぃ……あっちぃよぉ……。
ユーキ/…………。
トンプソン/うめーもん食べたら元気が出るかなぁ……うええ、うめーもんどこだよぉ……あちぃよぉ……死んじゃうよぉ……。
ユーキ/……………………。
GM/あちぃよぉ、死んじゃうよぉ……。そんな言葉をオーウェルは聞きながら……。
オーウェル/……自分が焼かれていくのを見て、そういや俺は死ぬって言われてたっけ……マクエールのことを思い出す。
GM/そういや「次に死ぬのはオーウェル」って言われていたな。
オーウェル/……良かった。マクエールの名前は覚えている……少しほっとする。両親の名前を思い出せないぐらい意識が朦朧としているけど……忘れないものもあったって安心する。
GM/その間にも、君の体は。
オーウェル/……熱い……。死ぬ。痛い……ああ、安心したけど、やっぱり死にたくねーな……死にたくないな! 熱いなんて嫌だな! 死にたくないな! ……まだ復讐が終わってない……みんなの仇が取れてない……俺は何も出来てない……死にたくない……。
GM/死にたくない、死にたくない。だけど、結末は火を見るよりも明らか。3人の意識は、苛烈していく炎の中で完全に消滅してしまった――。

 ――オーウェル、トンプソン、ユーキ キャラクターロスト――。


    ◆


GM/偶数が出たらジーク、奇数が出たらドリスのエンディングシーンをしよう。(ころころ)3なので先にドリスのシーンから。ドリスは一心不乱にあの場を逃げ出してきた。
ドリス/オーウェルさん達が逃げさせてくれた……ありがとうとお礼を言いながら……ぜえぜえと息切れしながら、自宅に向かいます。
GM/火傷痕を作りながら、君は自宅へ向かった。その自宅は物々しい雰囲気に満ちていた。
ドリス/……え?
GM/入る?
ドリス/……は、入るけど……張っていた結界が破れたとか、無事じゃなくなっているとか、そういうこと?
GM/その通り。自宅に入って君は気付いた。家の中は滅茶苦茶だ。君の大切な家族は、とある集団に襲われている。
ドリス/えっ!? ……ええっ!?
GM/君と同じ顔をした子は、武装した男達に暴行を受けている真っ最中だ。涙ながらに「助けて!」と叫んでいる。斧とか剣とか持った数人の連中によって。おそらくこの後、君の家族は誘拐されてもっと酷いことをされるだろう。
トンプソン/うわっ。
オーウェル/……あ、あいつらか!
ドリス/人外狩りの人達!? ……た、助けようとする……!
GM/どうやって? 逃げることに精一杯で、残りわずかで死にそうな状態の君がどうやって?
ドリス/うううう……お、オレは死ぬかもけど……それでも家族は助けたいよ……! この人達を追い払えるか【幸運】判定、させてくれませんか!
GM/あー、そうだな、じゃあ君は死んでしまうけど最期の力を振り絞って大切な家族を助けるという【幸運】判定で難易度は、普通ぐらいの10を……。
ドリス/(ころころ)え。……1・2……?
ジーク/うわぁ、ファンブルですらない……。
GM/大失敗でもない普通の失敗か……。じゃあ懸命に助けようと立ちふさがって戦おうとした、けど、カディンという男の前に呆気なく捻り上げられてしまった。(カディンになって)「あれぇ、なんか増えたぞぉ? 全身ボロボロだし売れそうにないし、ここで殺しておくかー?」
ドリス/う、離せぇ……。
サブGM/(とある剣の男になって)「そうだな、殺すか。いや……利用価値は俺達が判断するんじゃない。上が決めることだった。そいつも機関に連れて行こう」
ドリス/えっ……?
ジーク/あ、助けてくれるんだ?
サブGM/さあ? 死なないかもしれないけど、死ぬより酷いことをされて死なせてくれないかも。……あ、今思ったんだけど……さっきの【幸運】判定、ファンブルじゃないことだし逆転させちゃえば? そうすれば……。
トンプソン/ドリスの大切なものって「家族」だろ。「家族を助ける判定」で「家族」を犠牲にしたら意味が無いだろ。
サブGM/それもそっか、失礼しました。
GM/……いや、ドリスはさっき「追い払えるかの【幸運】判定」って言ったから、判定を逆転させたら「家族は連れて行かれるけど追い払えて自分だけは助かる」になるんじゃないか?
ドリス/そ、そんな……そんな酷いこと、しないよ!
トンプソン/つまり、家族全員連れて行かれると?
ドリス/そんなぁ……酷い……酷いよぉ……。抵抗……するけど、泣きながら抵抗するけど、敵わない……。
GM/GMとしては最終的に「逃げた先で死ぬ」という想定だったので、展開が変わってしまったから確認をするけど。……ここで死んでデッドエンドでもいいし、人外を狩る奴らに連れて行かれてバッドエンドでもいい。どっちがいい?
ドリス/…………。『彼』は……どうしてますか?
GM/あー……。オープニングの確認でわざわざ「家族じゃない」って宣言があったことだし、今あまりに悲惨な状況だし……うまく家の中で隠れてこいつらに見つからずにいるってことでいいかな?
トンプソン/きっと兄さんが「地下に隠れていろ! じゃないとあいつが悲しむぞ!」とか言って押し込んだんだ。
サブGM/『ドラクエ4』のシンシアかな? わりと兄さん強い設定だね?(笑)
GM/うわ、兄さん良い奴だな(笑) という訳で、彼は無事だ。せっかく3話で救ってくれたことだし、ここでは生かしてあげよう。
ドリス/…………。そのことを感じ取って、少しだけ安心して……泣きながら、抵抗してましたが、諦めます……。暴れて時間を掛けるより……早くこの人達を家から遠ざけよう……。
GM/(カディンになって)「大人しくなったな? よし、連れて行け。大丈夫だ、外は大騒ぎになってるから多少うるさくしても誰も気付かないさ。車に乗せろ!」
サブGM/手際良く……君達家族は、ある場所に連れて行かれる。きっと死ぬよりも残酷な世界へ。
GM/それがどこなのか君には判らない。ただ……真っ暗な絶望の中であることは確かだ。君の意識は、プツンと途切れた。
ドリス/……さようなら、どうか……生き延びてくれよ……■■■■くん……。

 ――ドリス キャラクターロスト――。


    ◆


GM/さて、最後……ジークのラストシーンなんだが。
ジーク/俺、スウィフトに拾われたいなー。
GM/あ、それ考えていた。逃げていた先にスウィフトの声がする。「おーいジーク! ……ジークぅ!? どうしたのその怪我!」
ジーク/あははー、俺は戦闘不能になってないから生きてるよー。一瞬気絶しっちゃったけどな!
GM/そうだった、ジークは【MP】0になっただけだった。スウィフトはジークに≪興奮剤≫を使って回復させます。
オーウェル/……あ、じゃあジークはもしかして生き延びられる?
トンプソン/へっ? ……やったじゃん! 【HP】0になってないんだからこのまま助けてもらうエンドでいいじゃん!
ジーク/あれ? でもそれって……ありなの?
ドリス/良いと思うな。【HP】が残っているんだし、無事なスウィフトが傍にいるから助けてもらえる可能性も高いし……。
ユーキ/にゃー。
GM/う、うん……充分スウィフトが助けてもらえるし、そもそも倒れてないから助かる状態だな。これは、スウィフトの【幸運】判定をするべきじゃないか? ジークを助けられるかの判定だ。
サブGM/そうだね。状況から見るに難易度は……ちょっと高めの11はどうだろう?
GM/スウィフト、【幸運】判定します。(ころころ)達成値13で成功!
オーウェル/おおおーっ! やったー!
ドリス/良かったぁ……!
ジーク/生きたー! よーし、もう一回邪神を倒しに行くかー!
GM/「はああああ!? 何言ってるの! バカ言うなよー!」
ジーク/ごめんごめん、生き残ったからには遊ばないとなー! だってオーウェル達は死んじゃったし、ドリスもどこに行ったか判んないし……。
GM/それを聞いたスウィフトは、言葉を失くす。「そう……そうか。みんな……作戦、失敗しちゃったんだ……」
ジーク/そういうことなんだ。
GM/「……これから、違う連中があの邪神を止めてくれるといいんだけどな。それこそギガースでも何でも使ってくれないと、被害は拡大する一方で……」
ジーク/まあ俺達はとりあえず遊ぼう!
GM/「あ、遊ぶって……。うん、そうだね。今はそんなことを忘れて、傷の手当てをした方がいいよ……ジーク」 重症にはかわりないジークを気遣おうとする。
ジーク/ところでさ、ドザエモンズ一番の小物のエルマタドーザはいる?
GM/なんだその呼び方は(笑) 呼ばれると、ドザニコフが「がうぅー……」と寂しそうな声で、その隣でドザニコフをよしよししているエルマタドーザが「一番の下っ端の俺に用かー?」って顔を出す。
オーウェル/自分で下っ端って認めてるんだ(笑)
ジーク/だって順序的に下だしさ。エルマタドーザー! 遊ぼうー!
GM/「なんで?」
ジーク/ジャンケンして勝ったら負けた奴の頭をピコピコハンマーで叩くやつ! 負けたら叩かれる前にヘルメット被るやつ!
GM/いや、今の「なんで?」はどうしてって意味のなんでで何をするという意味では……(笑)
ジーク/やるぞぉー! ジャアーン、ケェーン!(ころころ)【幸運】、12!
GM/「ぽ、ポイッ!?」(ころころ)えーと……エルマタドーザの【幸運】、10。
ジーク/世界を逆転させる。勝ったエルマタドーザは俺の頭を!?
GM/ぴこん?
サブGM/…………ぶふぅっ!?(笑)
オーウェル/え? ……あっ!?

 その瞬間、ニヤーリと笑うジーク。
「あれ、邪神のタイマストトバール様ぁ……今、俺の頭、攻撃しましたよねぇ……?  『邪神達は邪神達から攻撃をした途端、みんな消えちゃうってことです』って言ってたよねぇ?」


ユーキ/あ。
トンプソン/んっ?
ドリス/……えっと?
サブGM/わああああー! なるほどー!(笑)
GM/いやっ!?(笑) 「ユウメイイスタディオを止めるにはユウメイイスタディオからの攻撃をさせて、ルール違反を犯したユウメイイスタディオが世界から追い出せる」っていう作戦だから! それはねーだろ!?
ジーク/いやいや、『邪神達は邪神達から攻撃をした途端、みんな消えちゃう』って言い方だと、『邪神達が攻撃したら、邪神達が全部消える』ってことでしょ。運命共同体のドザエモンズじゃなかったのー?
GM/いやいやいや! …………笑っちまったから採用していい?
オーウェル/即採用された!?(一同爆笑)
GM/……エルマタドーザはパァッと蒼い光に包まれる!
ジーク/わっ?
GM/ドザニコフも蒼い光に包まれていく! そして……空も、蒼くなっていく! 赤く染めている原因が真っ青な光で溶けていくからだ!
トンプソン/う、うわあああ……!?(笑)
サブGM/「がうんっ!」 ドザニコフ、ジークに親指を立てる! ……丸い手で(笑)
GM/赤く染めていた炎は消えていく! ユウメイイスタディオの影も形も失くしていく。残っているのは……本来青く染まるものである、青空だけだった……!

 ――ドザエモンズ キャラクターロスト――。


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 ワンアンドアナザー ・ 第4話「苛烈を極めるコンティニュー・後編」 〜





END


GM/……以上で今日のセッション、終わりにします!(笑) お疲れ様でした!
オーウェル/お疲れ様です……って、消えたあああぁー!? 邪神を倒しちゃったー!?(一同爆笑)
トンプソン/おいっ! こんな方法で良かったのかよ!?(笑)
GM/良くねーよ! 良くねーよ! でも面白かったから、つい!(一同笑)
サブGM/本来GMが想定した倒し方じゃない倒し方だから、後々に酷い影響がありそうだね!(笑) ……まあ、大勢がキャラクターロストをしているので、邪神がひとまず被害を拡大させずに済んだだけでハッピーエンドではないし。こういうオチも良いんじゃない?
GM/そうだな、今回のボスがとりあえず一時的に姿を消したってだけで……また現れるかもしれない。大騒ぎのままの次回に続く、じゃなくなるけどな。次に期待しよう(笑)
ドリス/まだ色んなネタがあることだしね。……うう、エンディングで泣いちゃった……。
トンプソン/だってバッドエンドだからなー。
ユーキ/……でも、ジークとドリスが生きてる。良かった。
ドリス/どうだろ、オレは生きているっていうのかなぁ……? 危険な所に連れて……きっとその先で廃人エンドを迎えるよね……。それでも、ジークだけでも生き延びてくれて本当に良かった。
オーウェル/それだよ、ジークが生きているのが嬉しい……俺達は天国で見守っていよう。
トンプソン/スウィフトも頑張ってくれよ!
ユーキ/にゃー。
GM→スウィフト/が、頑張ろうな、ジーク(笑)
ジーク/生きてるって素晴らしいなー! 頑張ろー!




→第5話に続く