アリアンロッドサガ・リプレイ・ゼウス
■ 第3話『ファミリーミザリーバルカロール』 3ページ目 ■
2012年4月21日




 ●ミドルフェイズ6

GM/朝のパートになりました。行動を消費して回復に専念しないと、戦闘で消耗した【HP】や【MP】は回復しません。ですが1パート回復に使うと全回復できます。あと、情報を探せる場所が増えました。

【クリスタのMAP】
 @領主の館
 A港町
 B船着き場


シムーン/シムーンは、さっきの戦闘で【MP】が20点削れている。ちょっと辛いかな。
レンス/レンスも【MP】は35点ぐらい削れていますね。
エドガー/船の中に入ったら回復手段も無いだろうし、ポーションはできるだけ温存しておきたい。2人は回復に専念してもいいかな。
レンス/では、シムーンとレンスは疲れを取りたいので休んでおきます。
ロロ/若い衆が「船着き場」に行こうか。
GM/シムーンとレンスが宿で回復に専念、エドガーとロロが「船着き場」に情報収集ですね。……では、エドガーとロロは「船着き場」にやって来ます。もちろんそこには錬金武装船ほどの大きな物など見当たらない。
エドガー/違和感も無いかな?
GM/探すなら、【感知】判定で目標値18。
ロロ/余裕だ。(ころころ)……ん!? 出目で3……1、足りない!
エドガー/ほら、余裕なんて言うから!(笑・ころころ)こっちはクリティカルが出なきゃ成功しないんだ、無理だよ!
ロロ/仕方ない、フェイトを使って振り直しまーす。(ころころ)21、成功!
GM/沢山の船がある中、エドガーは全然判らない。
エドガー/カモメばっか見てます!(笑)
GM/でも、ロロは気付く。……船着き場からちょっと離れたあたりに、巨大な……ゼラチナスウォールの気配がする。
エドガー/ゼラチナスウォール!?
ロロ/巨大な? 怪しい……エネミー識別しようか?(ころころ)12。
GM/無理ですね。判りません。
エドガー/全然判らない……せめてレンスちゃんが居れば。
ロロ/大丈夫、うちのメイジは最強なんだ!(一同笑) ……周囲の人達の反応は?
GM/仕事をしている人達は、ここにゼラチナスウォールがあることなんて気付いていないようです。漁師さん達は何も知らず仕事をしています。
ロロ/……ここは素直に、レンスに見てもらうべきかな。
エドガー/そうだな。一旦、宿に戻るか。
レンス/お茶の準備をして待ってます。
シムーン/レンスが美味しい紅茶を淹れてくれたよ。……何があったんだい?
ロロ/こーんな大きなゼラチナスウォールがありまして……。
レンス/こーんなに大きなゼラチナスウォール……。GM、その情報を聞いて判定していいですか?
GM/いいですよ。
レンス/(ころころ)達成値、26です。
GM/それなら判ります。名前は、ゼラチナスフォートレス(エネミーガイドP.97)。分類:人造生物。レベル:30のモブです。
シムーン/レベル30のモブ! 成長点がおいしいな!(笑)
GM/砦や城の大きさのゼラチナスウォール。沢山のゼラチナスウォールで造られています。非常に巨大ですが、隠密能力は変わりません。そのため、気が付いたときにはゼラチナスウォールの中にいるということも多いです。
ロロ/怖いな……。たまに【感知】判定にクリティカル成功しちゃった子供が「ねー、ママー、なんかぷにぷにしたのいるよー」って言ってたりして(笑)
エドガー/(いきなりママになって)「ハイハイ、クラゲでしょー」(笑)
GM/ちなみに、こんな特殊能力があります。

 ≪妨害≫
 エンゲージしているキャラクターの行なう、あらゆる行為判定のダイスを1個減少させる。
 ≪フォートレスサイズ≫
 このエネミーはシーン全体に存在しているものとして扱う。つまり≪妨害≫の効果が常に発揮されている。


GM/【知力】判定をしてください。これは一体どういうことか考えましょう。
レンス/(ころころ)16です。
GM/レンスちゃんは判ります。「きっとこのゼラチナスフォートレスで、錬金武装船を隠している!」
レンス/むっ。
GM/つまり。このゼラチナスフォートレスに突入して行けば、錬金武装船の中に入れます。それと、ゼラチナスフォートレスから攻撃してくることはありません。
エドガー/……ダイスが減る≪妨害≫はつらいな。大変な戦闘になりそうだ。
GM/でも、この錬金武装船は戦うのが目的ではなく、人質を解放することが目的ですよ。
ロロ/そうだな。なら早いうちに行こうか。次のパートで……船着き場に行きます。
シムーン/そこで≪マジックブラスト≫+≪フライト≫を使って行くのかな?
GM/それがいいですね、ロロはちゃんと【MP】を消費してください。
エドガー/さあ、ミューズ。どうぞお手を!(笑)
ロロ/コイツ、なんかムカつく!(笑)
シムーン/頼むよ。頑張ってくれ、ロロ。
ロロ/……このおじさんも、なんだかなぁ!(笑)
GM/それでは、≪フライト≫でふよふよとゼラチナスフォートレスの中に入って……シーンが切り替わります。


 ●ミドルフェイズ7

GM/錬金武装船の中に入ります。奥の部屋に、ハリソン=トーラムがいるとシェリーが言っていましたね。それでは、早速ですが戦闘マップを出します……細長い60メートルの廊下です。
エドガー/うわっ、長い。
GM/廊下の一番奥に扉があります。
エドガー/あそこにおじさまが……。
GM/でもその扉の前に、とっても巨大な蛇のような、虫のような、見たことがないようなエネミーがいる。蛇虫の隣には、弓を持った骨のエネミーが2体いる。
シムーン/見たことがないってことは……魔獣か。
GM/廊下の真ん中には、詰まったポメロ。
レンス/詰まったポメロ!?(笑)
GM/ポメロの前には、巨大な蟻の体に女性の頭が生えたものが2体。その近くに、キングホークが2体飛んでいる。
シムーン/敵がいっぱいいるね。しかもマップが細長い……【行動値】と【移動力】に問題があるパーティーだから苦戦するぞ。
GM/PC達は、扉から60メートル離れた入口にいます。エンゲージ形成はご自由にどうぞ。
ロロ/まずは同じエンゲージにいてくれ。最初に≪フライト≫をかけて【移動力】を上げる方向でいこう!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:最奥の扉(オブジェクト)
 エンゲージ2:蛇虫、弓骨×2
  (↑30メートル離れている↓)
 エンゲージ3:詰まったポメロ
  (↑15メートル離れている↓)
 エンゲージ4:蟻女×2、キングホーク×2
  (↑15メートル離れている↓)
 エンゲージ5:ロロ、シムーン、エドガー、レンス
 エンゲージ6:スタート地点(オブジェクト)

【行動値】
 キングホーク×2:19
 弓骨×2:17
 ポメロ:17
 ロロ:11
 蛇虫:10
 蟻女×2:5
 シムーン:4
 エドガー:3
 レンス:1

【注意事項】
@この戦闘の勝利条件は、ハリソンを連れてスタート地点に戻ること。「エンゲージ1:最奥の扉」の中に入ることで、ハリソン=トーラムを救出することができる。「最奥の扉」は頑丈にできており、【HP】30のオブジェクト扱い。


エドガー/鍵を使えば開けられるんだよね?
GM/はい。鍵を使って開けるときは、メジャーアクションを消費します。

Aハリソンは【HP】1、【行動値】5、【移動力】10のエキストラとして扱う。
Bエネミーは「侵入者達を倒せ」と命令されているため、侵入者ではないハリソンを無闇に狙うことはない。ただし、射程内にハリソンだけだった場合は攻撃を行なう。
CPCは「ハリソンをおんぶする」という行動が行える。これを選択した場合、両手の装備を外してハリソンを持つことで、ハリソンは装備したPCと共に行動できるようになる。外した装備はアイテム欄に記入し、持って帰ることが可能。
Dこの戦闘では、全てのエネミーを倒す必要は無い。


レンス/道に詰まっているポメロだけは倒さないと、先に進めませんね……。
GM/いや、≪フライト≫をかけてしまえば妨害されることもないので抜けられるよ。
レンス/ポメロは道に詰まってるだけだから、上を抜けていけばいいんだ!(笑)
シムーン/ポメロ、下しか詰まってないんだ……可愛い(笑)

E弓骨がいる「エンゲージ2」には扉が2つあり、ある一定のラウンド数が経過すると新しいエネミーが出現する。蟻女がいる「エンゲージ4」にも扉が2つあり、とあるエネミーが倒されると新しいエネミーが補充される。ただし、この扉は≪マジックロック≫を使用することで、完全に封印することができる。

ロロ/≪マジックロック≫を持っているのは、ロロだけど……「射程:至近」だし、メジャーアクション使用だぞ。使うのは難しいな。

Fゼラチナスフォートレスの妨害の効果により、シーンに登場している全員の行為判定ダイス−1D6。

エドガー/ダイスが減少しているのがつらい……!
GM/でもエネミーも条件は同じですよ(笑) では、戦闘を開始します!
ロロ/まず、セットアッププロセスで≪フェザー≫+≪フライト≫。全員……は、できないから、移動が大変なエドガーに使う。エドガーの【移動力】を11アップします。
エドガー/これで19メートルまで移動できるようになった! 飛行状態にもなった!
シムーン/レンスに≪ヘイスト≫を使えば、【行動値】5の蟻女よりは早く動けるよね。一気に倒してもらえるかな?
レンス/はい、範囲攻撃をします。
シムーン/では、レンスに≪ヘイスト≫!(ころころ)【行動値】を10プラス。
レンス/【行動値】が夢の11に!(笑) これで一掃できれば楽になりますね……。
エドガー/エドガーは、セットアップに≪ディフェンダー≫+≪フルディフェンス≫+≪マジックディフェンダー≫を使って、【物理防御力】を40、【魔法防御力】を20までアップしておきます。次は【行動値】を上げる行動をしよう。
レンス/レンスは、蟻女を≪エンサイクロペディア≫でエネミー識別します。(ころころ)達成値は24です。
GM/それなら判ります。蟻女の正体は、インフェストアントクイーン(エネミーガイドP.107)。分類:魔獣。属性:地。≪集団統率≫で敵を増やすことがあります。
シムーン/セットアッププロセスが終わったので……キングホークのターンからだね。
GM/キングホークの【移動力】は34メートルなので、PC達がいるエンゲージまで一気に飛んできます。PC達のエンゲージに入って、誰を攻撃するかは……ダイスで決めますね。(ころころ)シムーンさんに(ころころ)クリティカル命中!
シムーン/参ったね、モテモテだ。(ころころ)無理だ、回避失敗。
GM/(ころころ)34点の物理防御無視ダメージ!
レンス/≪サモン・アラクネ≫!(ころころ)7点軽減!
シムーン/≪プロテクション≫!(ころころ)7点だけダメージ食らいます。
GM/2羽目の攻撃は(ころころ)キングホークの鋭い爪が、やっぱりシムーンさんに!
シムーン/モテモテだよ、一番弱そうに見えるからかな(笑)

 レンスの【MP】を温存しつつ、少しずつ体力が削れていくシムーン。
 ポメロは「ぽめ?」と鳴いたまま、動かず。その代わり、弓骨が総攻撃を始めた。


GM/1体目の弓骨が、≪ロングレンジショット≫+≪ホークアイ≫+≪ガルーダアイ≫で攻撃。70メートル先から命中判定をします!
エドガー/レンスちゃんを≪カバーリング≫!
GM/(ころころ)命中23です。なお、この弓骨は≪スレイヤー:人間≫を持っているので、エドガーさんとシムーンさんにはダメージ+20です。
レンス/そっか、機械のレンスと竜のロロは無効なんだ……。

 全員回避を試みてみるが、4人とも命中してしまう。
 GMのダメージロールの結果、ダメージは物理54点。レンスの≪サモン・アラクネ≫、シムーンの≪プロテクション≫、更にエドガーの≪プロテクション≫で何とか大ダメージを食い止めた。


GM/2体目の弓骨いきますよ。2体目は≪ロングレンジショット≫+≪ダブルショット≫を使用。
エドガー/2回攻撃してくるの!?
GM/はい。誰に当てるかは……ランダムで決めますね。(ころころ)エドガーさんに(ころころ)命中28です。
エドガー/大丈夫、まだ生きてる!(ころころ)回避は7だよ。
GM/(ころころ)……あ、このままだとカッキンされちゃうな。33点の物理ダメージです。2回目の攻撃も……(ころころ)ああ、カッキンだ。全然ダメージ入らないや。いくら鋭い矢でもエドガーさんの装甲を貫けない!
エドガー/よっしゃ、僕に当たって良かった。でも回復はしてほしいよー!(笑)

 ロロは≪マジックブラスト≫+≪フライト≫で、エドガー以外の3人に【移動力】にプラス11をした。

レンス/≪サモン・リヴァイアサン≫で、蟻女2体に攻撃します。命中は2D6で……(ころころ)うう、フェイトを使って命中判定を振り直します。(ころころ)命中20で当てます!
GM/(ころころ)振り直して良かったね、14で当たったよ。
シムーン/レンスのダメージに、≪チェックメイト≫。(ころころ)17点ダメージプラスしてくれ。
レンス/(ころころ)76点の無属性ダメージです!
GM/……蟻女はギシギシと体を軋ませながら、まだ生きてます。

 予想以上に蟻女は固く、レンスの一撃では倒すことは出来なかった。
 蟻女は移動の後、4人全員に無属性魔法ダメージを与えてくるなど、総攻撃は続く……。


レンス/第2ラウンド目のセットアッププロセスの≪エンサイクロペディア≫は、ポメロを識別!(ころころ)24です。
GM/判明します。名前は、ポメロキング(エネミーガイドP.51)。分類:動物。≪プロヴォック≫や、攻撃が命中したらあらゆる判定ダイスが1個減少する≪至高のさわりごこち≫を持っています。
シムーン/≪至高のさわりごこち≫……なんかスキル名も可愛い(笑)
GM/エネミーの解説ですが、王冠を被ったポメロの中のポメロです。(ポメロキングになって)「至高のさわりごこちだよぉー。触りにこないのぉー?」
レンス/ふわふわだ……か、可愛いよぉ(笑)

 2ラウンド目の頭に「理知の宝玉」で【行動値】を上げ、先手を取ったロロは≪マジックブラスト≫+≪ウォータースピア≫。シムーンの≪チェックメイト≫でダメージを強化しつつキングホーク達に範囲攻撃を行なうが、また一撃で仕留めることはできなかった。
 そうしている間にも、遠方からは弓骨の範囲攻撃が次々に飛んでくる。早くも皆、【HP】が1桁になり、エドガーの回数制限のある≪カバームーブ≫や、奥の手の≪まほろば:インタラプト≫まで切ってしまうことに。
 それでも少しずつ敵にダメージを入れていくが、長い射程に苦戦するパーティー。迎えた第3ラウンド目、レンスは弓骨を≪エンサイクロペディア≫でエネミー識別した。

GM/名称は、レライエ(エネミーガイドP.130)。分類:魔族。≪スキルマスター:レンジャー≫を持っています。どうやらネオバルムンクに協力しているようですね。
エドガー/マジっすか、生意気な!(笑)

 毎ラウンド、ロロは「理知の宝玉」で、シムーンは≪ヘイスト≫で、エドガーは≪コネクトフォース≫で少しずつ自分の【行動値】を上げていき、なんとか互角に戦えるまでに。
 だが遠距離火力を持っている1人のロロは、扉を≪マジックロック≫で封印する作業に専念しなければならない。実質、火力はレンス1人のみ。戦闘は長引いていく……。


ロロ/≪マジックロック≫の発動判定。(ころころ)ファンブル。…………(ころころ)
エドガー/あ、無言でフェイトを使った(笑)
シムーン/1Dマイナスって怖いね(笑)

 大ダメージの遠距離攻撃を耐え、シムーンのターンになったら≪ヒール≫で全回復を繰り返していく。
 PC達は少しずつ前進し、やっとレンスが真ん中のキングポメロに攻撃を与えられるようになった。


レンス/(ころころ)ポメロキングに、≪チェックメイト≫の援護を入れて、ダメージは61点です。
GM/(ポメロキングになって)「いたいぽめぇ〜。魔法攻撃だから触ってくれないぽめぇ〜」
レンス/ドロップ品になったら触ってあげますよ(一同笑)

 そうして訪れた4ラウンド目。
 ついにセットアッププロセスに、「エンゲージ4」の扉から新たなエネミー……蟻が出現した。


ロロ/くそ、蟻が増えた! 早く≪マジックロック≫しないと……!
GM/では、弓骨がレンスに≪ロングレンジショット≫+≪ダブルショット≫で攻撃します。
レンス/≪サモン・アラクネ≫を使おうかな。……いや、魔術を使ったらダメージを3点受ける。意味が無かった(笑)
エドガー/【MP】が減ってる分、寧ろマイナスだね!(笑)
GM/(ポメロキングになって)「ぽめぇ〜……どっちに行こうぽめぇ〜……」
レンス/こっちに来たっていいのよ。
シムーン/こっちに来てもいいんだよ。
エドガー/寧ろ、僕のところに来てもいいよ!
GM/(ポメロキングになって)「道に詰まってるからあまり動きたくないぽめぇ〜……」
ロロ/よし、堕落しよう。動かない勇気を持とう!(一同笑)
GM/なんかこの性格だと堕落しそうですね!(笑) じゃあダイスで何をするか決め……。
シムーン/偶数が出たら堕落して寝る、奇数が出たら動かない。
GM/いやいやそれは!(笑) 1D6を振って、1・2が出たら堕落、3・4が出たらシムーンおじさん、5・6が出たらレンスちゃんを狙います。(ころころ)……3。シムーンおじさんに体当たりぽめぇ〜!(ころころ)47点のダメージぽめぇ〜!
シムーン/可愛くない痛さだな。≪プロテクション≫!(ころころ)……おじさんはね、4ラウンドも動いて疲れちゃったよ。どっこらしょっと座ります。
エドガー/おじさん、ファンシーになってますよ!(笑)
シムーン/ポメロにマントをポメロに敷いてあげます。キングだし。
GM/(ポメロキングになって)「うれしいぽめぇ〜」
ロロ/……なんで仲良くなってるんですか(笑)

 まだまだ続く火力のぶつかり合い。
 そうして、エドガーが蛇虫や弓骨がいるエンゲージ1の直前まで移動することができた。


レンス/鍵開けはメジャーアクション消費でしたね。でも、私の攻撃で扉を破壊してしまえば……?
シムーン/レンスが扉を壊した後、≪再行動≫を使用すれば……。
ロロ/近くに居るエドガーがすぐに扉まで駆けつけられる! 救出ができる! よし、それでいこう! もう5ラウンドも戦ってたら、いちいち倒しているのがめんどくさくなった!(笑)
レンス/では、扉に届く位置まで移動して、≪サモン・リヴァイアサン≫で扉を攻撃します!(ころころ)成功しましたけど……。
GM/扉は動かないのでファンブらなければ大丈夫!(笑)
シムーン/動く扉ってあるのか。……ああ、自動ドアか(笑)
レンス/それでもブチ抜きます!(笑・ころころ)ダメージの固定値が30点あるので、扉を破壊します! 伏せて!
エドガー/中のおじさま、無事かー!?(笑)
シムーン/エドガー、救出を頼む! ギルドスキル≪再行動≫を使用!
エドガー/まかされた! ≪フライト≫でそのまま扉の中に入る! でもって武器をしまう!
GM/凄い音を立てて扉が破壊され、瞬時に≪フライト≫で浮かんだエドガーさんが入ってくる!(ハリソンになって)「天使っ!?」
エドガー/ちゃうちゃう、お前の甥っ子だよ!(笑) 説明は後だ……と、そのままおじさまを掴み上げる! 救出して、そのままポメロキングの目の前まで移動します!
GM/(ポメロキングになって)「ぽめ? ぽめっ?」
シムーン/ほらほら、ポメロは私とマントで遊んでようか(笑)

 ロロとレンスは、ハリソンを救出するエドガーを≪ウォータースピア≫と≪サモン・リヴァイアサン≫で援護する。
 第5ラウンドのセットアッププロセスに、ギルドスキル≪陣形≫を使用。シムーン、エドガー、ロロの3人はスタート地点直前まで、レンスはスタート地点から8メートル離れたところまで逃げることが出来た。


レンス/正体が判らないエネミーがいるのは悔しいから、蛇虫に≪エンサイクロペディア≫を使います!(ころころ)達成値27!
GM/それなら判ります。名前は、大ムカデ。分類:魔獣。東方にいるエネミーです。長旅に疲れて弱体化しているようです……。
シムーン/それはそれは……お疲れ様(笑)
GM/特殊能力は≪駿足≫。移動力が55メートルあります。なので……52メートル離れたレンスちゃんに攻撃できるんですよ。
エドガー/えっ(笑)

 「次のターンが来たらレンスちゃんを攻撃します」と宣言するGM。
 だが、エドガーはハリソン救出を最優先だと判断し、先に広大な戦闘マップから離脱した。


ロロ/エドガー、先に行ってろ!
シムーン/絶対におじさんを守ってあげるんだよ。ということで……エドガー、退場。
GM/……では、宣言通り蛇虫が攻撃しますね。レンスがいるエンゲージまで接敵して(ころころ)74点の物理ダメージです!
シムーン/これは……使い時だな。
レンス/はい。≪ガーディアン≫使用! そのダメージを0にします。……動物王が助けて下さりました、ありがとうございます。

 こうしてまわってくる自分達のターン。
 シムーン、レンス、ロロの順番に……大量のエネミーを残して錬金武装船を後にした。

【ドロップ品】
 インフェストアントクイーンA:女王蟻の王冠(800G)×2
 インフェストアントクイーンB:昆虫の足(10G)×5
 インフェストアント:トパーズ(100G)×2
 キングホークA:猛禽の爪(50G)×6
 キングホークB:猛禽の羽(5G)×10


シムーン/猛禽の爪が、既に30個もあるよ……≪ギルドキャラバン≫があって良かった(笑)
GM/それでは……大変な思いをしましたが、無事ハリソンさんを救出できました! ハリソンさんはもうダメだと思ってたところを、久々に会ったら天使になってたエドガーさんに助けられ……。
エドガー/おじさま、しっかり! なに天使とか言ってるの!?(笑)
シムーン/とりあえず、ハリソンさんには落ち着いてもらわないと。休める場所に向かおう。……領主の館かな?
GM/(ハリソンになって)「いや……領主の館は駄目だ」 なんだかんだで、サロメが暗躍してますからね。
シムーン/エドガー、どこか良い場所はないのかい? 「いつもの隠れ家バー」とか知ってそうじゃないか。
エドガー/そうだな……。じゃあ、トラベルガイドに掲載されてるオカマちゃんの酒場に行こう!
ロロ/オカマちゃんの酒場!?(笑)

 「竜翼亭」
 カムロートの首都クリスタにある宿屋兼酒場。店主のオズウィはエリンディル出身で、若い頃に冒険者としてアルディオンに渡って来た。
 オズウィの若い頃の経験を生かして、冒険者への助言や仕事の斡旋をしているオカマバー。
 「新人さんには、アタシが手取り足と取り教えてあげるわヨ!」


ロロ/(トラベルガイド ベネット見聞録を見ながら)ほ、ホントだ……こんな人、いるんだ(笑)
GM/(オズウィになって)「あーら、エドガーちゃん! 帰ってきてたのぉ!? 見ないうちに男を上げたわネ〜!」
エドガー/早速でごめん。オズウィさん、部屋を貸してくれないか?
GM/(オズウィになって)「何やら事情があるのね……いいわヨ!」 オズウィさんは快く部屋を1つ貸してくれます。
シムーン/ハリソンさんを介抱しよう。喋れるぐらいには回復できるかな?
GM/はい、落ち着いたらハリソンさんは話し出しますよ。(ハリソンになって)「助けてくれて本当にありがとう……だが、エドガー。まだ安心してられん」
エドガー/何か……?
GM/「急がなければならないことがあるんだ……」 この国の地図をガサガサと広げます。そして、港から少し離れた所にある小さな小島を指差します。
レンス/ここは……?
GM/「この島に、私が持っていた異界祭祀書が持ち込まれている。そしてここで何らかの儀式が行われている。そう、あの赤い髪の女が言っているのを聞いた」
エドガー/なんと……。
GM/「儀式がロクなものとは思えない。この件を食い止めないことには、この国は……」と、言葉を濁す。
エドガー/僕が育ててもらった恩はこれくらいでは返せません。何なりと。カムロートを守るためなら、命を捨てる覚悟ぐらい出来ています!
GM/……その言葉を聞いて、ハリソンは涙を流してしまうほど感動します。「島までの船は出そう……私を錬金武装船から助けてくれた君達に頼みたい。ネオバルムンクの企みを止めてくれ」
エドガー/はい。……でも、みんなの方を向き直るよ。ここから先は僕の意地に近くなる。それでも一緒に来てくれるか?
シムーン/問い掛ける必要なんて無いだろ。……だよな、と周りを見るよ。
レンス/ですね。ネオバルムンクを追う、その正体をつきとめて倒す。ここにいる全員の使命の筈です。
ロロ/利害を違えてる訳でもないし、友人の頼みを断る訳ないだろ。……言ってから、真っ赤になってプイッとなります(笑)
GM/……実を言いますと、カムロートに到着してから3日目の昼のパートで儀式が完成して、この国が襲われる予定でした。
エドガー/あっぶね!(笑) じゃあまだ夜のパートで動けるな。今のうちにポーションの買い出しをしよう!
GM/では、3日目の朝に島に向かうことにしましょう。