ガンドッグ・リプレイ・バーサスガンドッグ
■ 第3話 『アウトローVS警察』 ■
2006年12月27日




【アウトロー バーサス 警察】

 さて、ついに8人そろってのガンドッグ。アウトローサイド4人と警察サイド4人のバトルが始まる1日……だったが。
 残念なことに十二月の寒い時期、風洞水月役の水波ちゃんが風邪で欠席(泣) それでも大人数揃ってのゲームは日程的に大変なので、警察サイドは(NPC風洞を使い)3人で挑んでもらうことになりました……。

 ルールは以下の通り。
▼遠距離は五十一メートル〜百メートルとする。
▼【格闘】は使用し可だが、カウンター禁止。
「完全遮蔽」で戦闘離脱できるが、『攻撃側がマイナス50%の命中判定&マイナス3の達成値』を行い、対象と勝利した場合、攻撃を与えることができる。
▼セミオート射撃(回数撃ち)は1ラウンドで試合が終わるので禁止。
▼ダメペナで「00」が出たら即死する。ただし、【プロンプトアクション】で回避可能。
▼伸治は戦闘に介入しない。
▼倉庫なので【調達】を行えば「相手を渡す(0ターン行為)」を可能とする。弾の場合、数量はダイス目で決める。(スタート段階ではアウトローサイドのみの特別ルール)

 地は揺れている。ここが本当の海だと叫び伝えてくれる。
 ゆらゆらと揺れる中に、危険な匂いを感じる。耳に届くは人々の不安の絶叫。
 そんな中、――2つのチームは出会った。


ジョヴァンニ/……おや、これはベルガのお嬢さんではありませんか。
マルチェッラ/ジョヴァンニ……お久し振りじゃない。貴方、イエローモンキーを大量に連れていつの間にお山の大将になったのかい?
砂山/そっちだってイエローモンキー2匹連れてるじゃん!(笑)
マルチェッラ/とりあえず構えている野蛮なものを下ろしてくれないかしら? 私に無粋なものを見せないでちょうだい。
狩護/……そっちが武器を捨てるなら下ろしてやろう。
ジョヴァンニ/こちらにもこちらの事情というものがってな……と言いながらメガネを上げます(一同爆笑)
エドアルド/ぎゃー! 生メガネ上げキター!
武井/うわー生ジョヴァンニがカッコイー!
マルチェッラ/……我々にもいろいろな事情があるのよ。あ、この死体、貴方達のボスでしょう? 撃ったら判るわよね……腹に巻いたアンプルが。
ジョヴァンニ/クッ……卑劣な。
リー/やった、クッて言った!(笑)
マルチェッラ/全然卑劣じゃないもーん!(笑) 生き残るためには必要な手段だ、私は親切心に言ってあげてるの、ジョヴァンニ。馴染みのよしみですもの。
ジョヴァンニ/それはありがたい。……後ろの人を見ましょうか。
武井/後ろに誰かいるの?
GM/はい。警察側には男性NPCがいます。
ジョヴァンニ/目配せします。
GM/苦い顔をしながらキッと睨んでいます。「……君達の今後は後で保証しよう。絶対に」
ジョヴァンニ/それにコクリとうなずく。了解。
マルチェッラ/そのまま戦いう気かしら、私達はする気は無いのに。
ジョヴァンニ/ほう、する気は無いと?
GM/「……悟を殺したのに?」
エドアルド/…………誰だっけ、悟って?
砂山/おい、今遺体で持ってる奴だろッ!(笑)
エドアルド/こっちは『ミスター竹中』とか言ってなかったんだよ!(笑) それにこの人は勝手に死んだんだよ!
ジョヴァンニ/……状況が、イマイチ理解できん。しかしこちらには竹中悟が死んでいる。それだけで戦う理由は十分だ。
マルチェッラ/なるほど。それなら仕方ないわ。やってしまいなさい。
エドアルド/サー!
ジョヴァンニ/全然描写無かったけど、全員パターンA! とかテキトーなコト言いつつメガネを上げる!
狩護砂山/えええっ!?(笑)
リー/武井さん、頑張りましょうネ。我らで退けあおうではありませんか。
武井/そうだな。ここで死ぬ訳にはいかないからな。あれが事件を会議室で起こしている奴らなんだ! あれ、現場が事件だっけ? 会議が事件室で起きてるんだから……そんな感じだ!
エドアルド砂山/訳が判らない!(笑)
マルチェッラ/サルの体をバラせ。この前マフィアで会合でイタリア人の臓物は草の匂いがすると話してたんだ。リー、調べてみろ!
砂山/無表情に変えて武器を構えるよ!
マルチェッラ/という訳でレッツゴー! ジョヴァンニのバーカバーカバーカ!(一同爆笑)
ジョヴァンニ/なんでやねん。こちらとて容赦はしない。全軍かかれ、我に続けー……っておかしいな(一同爆笑)
狩護砂山/3人しかいねえよ!(一同爆笑)
エドアルド/しかもお前、前に出ないし突撃してこないだろ!(笑)

 それでは、4人VS4人の戦闘開始。
 イニシアチブは【アウトローサイド/武井→エドアルド→リー→マルチェッラ】。
 【警察サイド/風洞→ジョヴァンニ→砂山→狩護】である。


 ●戦闘1ターン
GM/まずは互いのリーダー、【戦術】判定を。
マルチェッラ/クラスアーツ【フローディテクション】使用! ジョヴァンニの【戦術】成功判定にマイナス20する!
ジョヴァンニ/マイナス20……ね。(ころころ)ごめん、失敗。
マルチェッラ/(ころころ)16で成功!
GM/1ラウンド目の戦術はアウトロー側の勝利です。ではアウトロー側から先制攻撃を始めてください。
エドアルド/クラスアーツ【クイックドロー】使用! 竹中の死体で遮蔽をとりながら、水月さんに向かって撃ちます!(ころころ)はい成功……貫通力7。
GM/(代理にキャラシを確認して)貫通です。
エドアルド/(ころころ)よし、殺意高っ! ダメージは8、ダメペナ来なかったか……。
砂山/【クイックドロー】をこっちも使用! 武井さんを撃つよ。
武井/はーい(←サイコロを振ろうとする
リー/チョット武井さん『ガンドッグ』は回避できないヨ!(一同笑)
砂山/マトリックス避けかよ!(笑・ころころ)貫通力15! ……あ、遮蔽とるって言ってなかった。
ジョヴァンニ/じゃあ次のターンで遮蔽を忘れずとるんだ。……しかしよく当ててくれた、と言ってメガネを上げよう(一同爆笑)
GM/では武井さん、貴方は貫通しましたか?
武井/貫通です。……でも【ナインライブズ】を使って非貫通ダメージにします!
砂山/へーへー。(ころころ)チッ、ヤル気ねえ。4点ダメージ!
武井/反撃だヤー! 【シュアショット】&【ガンアクション】を使って……二丁拳銃いきます! 目標は風洞水月に4発いきます!(ころころ)あ、クリティカル!
エドアルド/やった、いきなり貫通!
武井/(ころころ)ダメージは……10。
GM/ではダメペナを判定してください。(結果は6が出たので)……風洞ちゃんのダメペナ結果は、『追加ダメージ2D6。医療をしてもらうまで成功判定にマイナス10』です。

 そして武井2発目で、貫通の17ダメージ。ダメペナで1D6の4点ダメージ。3発目で、非貫通の5点ダメージ……を受けたところで早くも水月(代理NPC)は倒れた。

GM/致死判定は代理のマスターがさせていただきます。耐久力がマイナス1以下になった場合、プレイヤーはマイナスを目標値として2D9をします。耐久力マイナスいくつでしたか?
ジョヴァンニ/マイナス1ですね。
GM/マイナス1だから。(ころころ)……00。
ジョヴァンニ/あ。
GM/……。
マルチェッラ/やった、1ラウンド目で死んだ!
GM/……今日初めてのロールでファンブル出したよ。……結構鬱になったんだがどうしよう。
エドアルド/(GMが泣いているのを見て)流石マーサーさん、やってくれると思った(笑)
狩護/風洞ちゃんはムーミんに愛されてたから仕方ないよ(笑)
エドアルド/ムーミん様のところに召されたのですよ(笑)

 GMに、超フォロータイム。

武井/……ということで4発目は砂山さんに撃つ!(ころころ)貫通力15、いける!
砂山/残念。こっちの装甲値は15なんだ、受動優先だ!
武井/そっか、チッ。(ころころ)まわんなかったなぁ、ダメージ4。
リー/じゃあ次リーさんネー。遮蔽をとって、ジョヴァンニに向かって【シャープシューター】。(ころころ)【ワンショットワンキル】で達成値プラス7でクリティカルにします。
ジョヴァンニ/……【ナインライブズ】を使って非貫通にします。
リー/チッ、ダメージ出すヨ。(ころころ)ダメージ20、【シリアスウーンド】使用でダメペナをマイナス5。(ころころ)非貫通……1!
GM/1ですか。そりゃ凄い。『追加ダメージ2D6。医療で治療をしてもらわない限り、成功判定マイナス20』です。
リー/(ころころ)追加ダメージ7。少ないな。
GM/さてネーサンの番ですよ。どうします?
マルチェッラ/遮蔽をとりつつ、倉庫から【調達】でライフルのホローフォローポイント弾を入手します。(ころころ)成功で13達成値!
GM/1D10振ってください。出目の分だけ個数が手に入ります。0は10としますよ。
マルチェッラ/了解。(ころころ)あーゴメン、2個だけだったわ。
GM/では、お次に警察ターンですどうぞ。
ジョヴァンニ/まず、完全遮蔽をとるため下がります。ルーラ!
エドアルド/お前使えるのかよ!(笑)
ジョヴァンニ/完全遮蔽しながらなんなんだけど、殉職したものの悔みがてら……今はー♪ 奴らをー♪ 倒せー♪(一同爆笑)
エドアルド/あっち弔い合戦になってるじゃん! しかもなんで唄うんだよ!(笑)
砂山/もう既に1人死んでるからな!(笑)
狩護/俺は全力移動で前に出るよ。これで行動終了……仕方ないな。

 ●2ラウンド目
GM/では、【戦術】判定お願いします。
ジョヴァンニ/今度こそ成功を……(ころころ)10、よしクリティカルだ。機敏に動くジョヴァンニ分身!(一同爆笑)
マルチェッラ/(ころころ)くそ、失敗!
GM/それでは、完全遮蔽したジョヴァンニさん……【感知】を判定してください。
ジョヴァンニ/(ころころ)……失敗。
GM/……じゃあわかんない。
ジョヴァンニ/よく判らないけど【フォーメーション】を使用。全員、命中プラス10しろ。
砂山/はい。遮蔽をとって、【ガンアクション】使います。そこの遮蔽取るって言って取ってない武井さんを狙う!
GM/……これで遮蔽を取ってないのは武井さんですね。
エドアルド/何やってんだそこのヒヨコ!(笑)
砂山/【急所狙い】いきます! 命中率マイナス40%くるけどやってみせる……。
エドアルド/(割り込んで)【サムズアップ】使用!
マルチェッラ/【フローディテクション】、砂山の命中力マイナス20にする!
砂山/えっ、これで合計マイナス60%? 当たるかな……(ころころ)貫通力は7。
武井/非貫通でーす。
砂山/貫通しなかったか……でもダメージが2倍になります。(ころころ)ダメージ14点! ダメペナは、12!
GM/武井さんのダメペナは……『衝撃で転倒する』です。
砂山/やった! 起き上がるので1ターン! 2回目の攻撃ももちろん武井さんを急所狙いいきます。(ころころ)貫通力は15。
武井/貫通します……さようならみんな……。
エドアルド/大丈夫、まだいけるって!(笑) 【サムズアップ】をして武井に【ナインライブズ】使わせます!
砂山/また非貫通か!(ころころ)ダメージは、14。ダメペナは2。
GM/では武井さんに『追加ダメージ2D6。医療してもらうまで成功判定にマイナス10%』が入ります。
砂山/よし(ころころ)6ダメージだ!
武井/く、まだ……生きてる……。
狩護/では俺の番ですね。閃光弾を投げます。半径十メートルなので武井、エドアルドの前衛2人に向かって(ころころ)成功、【精神力】判定をお願いします。バルスという合言葉を決めました(笑)
エドアルド/(ころころ)あ、クリった!
武井/(ころころ)99で失敗!
マルチェッラ/武井に【ペップトーク】! 次こそ成功させろよ!
武井/(ころころ)よし低い、成功!
狩護/成功しても次の成功判定にマイナス20%きます。……しかしクリティカルされるとは思わなかった。
武井/俺の番になって……転倒から回復します。よいしょっと。
エドアルド/武井に【ファーストエイド】使用。マイナスを消します。(ころころ)成功。
リー/その後を狙います。砂山さんを急所狙い! マイナス60で【ブルズアイ】を使用、マイナスを消して(ころころ)貫通力は20。
砂山/……【ナインライブズ】使用します。
リー/ハイ、非貫通で(ころころ)ダメージ倍の20! ダメペナは……3。
GM/砂山さんに『追加ダメージ1D6。医療で治療してもらうまで成功判定にマイナス10』が入ります。
リー/ヤホー!(ころころ)追加ダメージは3。
砂山/……まだ生きてはいます。
マルチェッラ/私は変わらず【調達】を行う。またスナイパーライフルのホローポイント弾を見つける。(ころころ)達成値は10で成功。
GM/1D10でお願いします。
マルチェッラ/(ころころ)4個! リー、装填しなさい!

 ●3ラウンド目
マルチェッラ/という訳で【戦術】判定。(ころころ)達成値10。
ジョヴァンニ/(ころころ)9です……負けた。
GM/ではここで2ターン経過したのでイベントが起きます。……警察サイドへ近づく、機械的な足音。増援が駆けつけました!
エドアルド/ゲッ、犬じゃないよね!?(笑)
ジョヴァンニ/犬は常に脇にいます。新しいワンコ、カンパネルラ3世です。
リー/いたの!?(笑)
GM/いるのかよ。現れた姿は。2体の機械です。アウトロー側が2度ほど戦った相手です。
マルチェッラ/マユダの手先か! そんな物を使うなんて日本警察も堕ちたものだな!
砂山/なんとでも、こちらは役所仕事でね!
武井/じゃあ俺の番だから……遮蔽をとりつつ砂山さんに撃ちます。1発目の左手……!
GM/マシーナリー1、武井さんに【フローディテクション】使用。
武井/く、クラスアーツ使ってきた!? ……マイナス20、それでもいきます。(ころころ)1発目外した。2発目は成功で貫通値19!
砂山/……また【ナインライブズ】使うよ。
武井/非貫通ダメージで(ころころ)4点です。
エドアルド/砂山さんを撃ちますよ。こっちはマイナスは特にきてないから……。
GM/ではマシーナリー2が武井さんと同じものをエドさんに。
エドアルド/なんだよー!(ころころ)失敗!
ジョヴァンニ/ハハ、群れていないと使えぬものでねハハハハ。見えない所でメガネを上げます(一同爆笑)
マルチェッラ/【調達】します。(ころころ)13。……7個手に入れました。
GM/では警察側のターンになりますが。ジョヴァンニさん、【感知】をお願いします。
ジョヴァンニ/(ころころ)失敗。ダメでした、でも魔法の呪文『完全遮蔽』!(一同笑)
砂山/俺は変わらず武井さんを撃つぞ。
GM/ではマシーナリー1が2つ目のクラスアーツを使用。【アドバイス】で成功判定にプラス20%してください。
砂山/よっしゃ! ムーミん様は来るなよー。(ころころ)成功、貫通力10、
武井/非貫通です。
砂山/(ころころ)ダメージ5点。
リー/ああっ、武井さん泣かないで!(笑)
狩護/俺は砂山に【医療】をします。(ころころ)凄い勢いで成功、ペナルティを無しにしたよ。

 ●4ラウンド目
マルチェッラ/【戦術】判定(ころころ)達成値は5……。
ジョヴァンニ/(ころころ)勝った、11。完全遮蔽をして【感知】します。(ころころ)成功。
GM/では、完全遮蔽をしているマルチェッラの動きを見て何かに気づきました。……倉庫から弾層をパクっている? ということで警察サイドでも【調達】が可能になりました。
ジョヴァンニ/お、それは助かるかも。
GM/……ちなみに、『マシーナリーのメディックタイプ』は欲しくはありませんか?
ジョヴァンニ/欲しいです。
エドアルド/ちょ、それ卑怯すぎないか!?
GM/次ターンから【調達】マイナス50%で成功で起動できます。
砂山/おおい、そういうことか!(笑)
エドアルド/そうでもしないと不利すぎるだろ! ファンブルが出てメガネが割れればいい!(一同爆笑)
砂山/俺の番だ。武井さんを撃つよ。(ころころ)貫通力12、
武井/非貫通です。
砂山/(ころころ)よし、殺意が高い! 11点でダメペナいくよ!(ころころ)10。
GM/武井さんは『衝撃で転倒』した。
リー/またか! 目の前で武井さんが立ったり転んだりしてる!
エドアルド/こっちなんか隣でだぜ、このヒヨコが!(笑)
狩護/では転がった武井さんを撃ちます。(ころころ)成功で貫通力は12。非貫通ダメージ5。
武井/……死にました。耐久力マイナス1です。
GM/それでは武井さん、【致死判定】を2D9で行ってください。
武井/(ころころ)よし、成功! 生きている!
マルチェッラ/生きているだけで十分だ!
エドアルド/エドは後ろに下がります。それで行動終了。
リー/リーは遮蔽をとりつつ砂山さん撃つ。(ころころ)貫通力20!
砂山/高いなぁ。そのまま貫通食らいますよ。
リー/スナイパーですから!(ころころ)うっしゃあ、20点。ダメペナは6!
GM/砂山さんに『追加ダメージ2D6。医療するまで成功判定にマイナス10』が入ります。
リー/(ころころ)追加ダメージ8点ネ。
マルチェッラ/こっちも【通信】で、滝峰に早く助けに来いと連絡します。(ころころ)あ、クリティカル!
ジョヴァンニ/クリアな通信が聞こえました。
GM/それだけかい。「善処しましょう」と通信が切られます。
マルチェッラ/了解。早くしないともたないぞ。

 ●5ラウンド目
マルチェッラ/よーし【戦術】いくぞー。(ころころ)達成値3だよ。
ジョヴァンニ/(ころころ)12。こちらも完全遮蔽をしつつ……【調達】します。マシーナリーのメディックタイプをマイナス50%で(ころころ)惜しい、ダメでした。
砂山/遮蔽とりながら前に出るしかない。それでターン終了。
狩護/ジョヴァンニに【ファーストエイド】&【アスクレピウス】!(ころころ)回復させる!
エドアルド/エド逃げます。移動でターン終了。
砂山/あ、逃げられた。
リー/リーは撃ちます。遮蔽をとりつつ、砂山さんに!(ころころ)貫通力は17。スナイパーだから貫通で(ころころ)おお、ダメージ20! ダメペナは3!
GM/砂山さんに『追加ダメージ3D6』……生きてますか?
リー/(ころころ)追加で10のダメージネ。
砂山/……眠った。【致死判定】にいきます。(ころころ)よし、生きてる生きてる。
マルチェッラ/もういっちょ【通信】やっておきます。(ころころ)クリった。早よせーや!
エドアルド/至急増援求むトラトラトラ!(笑)

 ●6ラウンド目
マルチェッラ/【戦術】(ころころ)クリった。
ジョヴァンニ/(ころころ)こちらは普通に成功……なので負けました。
リー/では狩護さんを撃つヨー。(ころころ)貫通力19。
狩護/貫通しません。俺、装甲値20あるので。
リー/え、残念。(ころころ)ダメージ12点。
狩護/9点だけ食らう、ダメペナきません!
リー/……ちぇ。別に構わん、一発で仕留められるとは思わないし。
マルチェッラ/いや、仕留めてよ!(笑) そうだな……閃光弾を【調達】します。(ころころ)失敗。
エドアルド/同じくこっちも閃光弾を【調達】。(ころころ)成功!(ころころ)よし、2個手に入りました。
ジョヴァンニ/ジョヴァンニは完全遮蔽。前に出たら撃たれてしまう。
狩護/……そして俺は遠距離で攻撃が当たらない。近寄るか、今は何も出来ないが仕方ないな。

 ●7ラウンド目
GM/さて、7ラウンド目が訪れて色々状況が変わります。……まず警察サイド。なんだか……関節が痛くなってきた。
狩護/……ああっ?
GM/まだ成功判定にマイナスはきませんが若干目が渋々する。『前兆がなんとなく現れた』ような気がした。……アウトローサイドは、車の音がどんどんこっちにやって来るのを聞こえる。
エドアルド/よっしゃ、助けが来た!
マルチェッラ/【戦術】判定で先に行動するんだ!(ころころ)よし、クリった!
エドアルド/さっきからクリティカルしてどうした! 死亡フラグだぞ!?(笑)
リー/全員戦闘放棄して、車に向かって移動します。それで終わり!
狩護/……くそ、逃げられるな。俺は奴らの方へ移動して終了だ。
ジョヴァンニ/本部に連絡。堤防を敷きたい。検問を行ってくれ。
GM/それには警察も了解。「判った、逃がさないようにする!」

 ●8ラウンド目
GM/まずは双方【戦術】判定をしてください。……アウトロー側には車が見えてきました。警察サイドは車を確認したいなら【状況把握】を成功させてください。
ジョヴァンニ狩護/(ころころ)失敗。
リー/よし、アイツラには2人には見えない!
ジョヴァンニ/けど、奴ら後ろに下がり始めたから逃げそうだとは判るな。【戦術判定】は(ころころ)……達成値9。
マルチェッラ/(ころころ)お、高い。18だ!
リー/ヨシッ、狩護さんを逃げ際に撃つよ。(ころころ)貫通力11!
狩護/もちろん非貫通です!
リー/(ころころ)ダメージ13! ギリギリダメペナ入って13!
GM/狩護さんに『次の成功判定マイナス20』が入ります。
狩護/【アダマンシー】があるのでバッドステータスにはなりません!
マルチェッラ/そのまま逃げるわよ! 車に乗りなさい!
ジョヴァンニ/……狩護。
狩護/なんですか。
ジョヴァンニ/……なんかカッコイイことを言いたい(一同爆笑) ちょっと意味が違うことに聞こえるけど、……狩護、突撃。
狩護/判りました。
マルチェッラ/えぇ、突撃していいの!?(笑)
GM/それでは、車に素早く怪我なく乗り込むために判定が必要です。【運動】か【市街行動】で走ってください。
エドアルド/(ころころ)成功、乗り込みます!
リー/ライフル捨ててネーサン抱えます! 【アクロバティックフィート】使って(ころころ)クリティカル、ネーサンをお姫様だっこ!
GM/脱兎。…………一人残される武井さん。
リー/あ。
エドアルド/武井ゴメン……必ず助けるから!
ジョヴァンニ/……狩護。それと伸治。そこの男を回収しろ。
狩護/はっ。
ジョヴァンニ/逃げた車の特徴を伝えます。こういう車が逃げましたと検問している警備に伝えます。
狩護/GM、戦闘が終わったところで風洞を助けたい。【リヴァイブ】使用!(ころころ)よし、生き返った!
GM/……良かった、生きてて(笑) ではここでシーンを切らせていただきます……。


 ★エンディング/警察サイド

 人々は混乱したが、すぐに安定を取り戻した。
爆発は起きたが最新鋭のライトランドはかつてのタイタニックのような悲劇は繰り返されることはなく、人々は落ち着いて4日目の生活を送っている……。



GM/シーンはD地区にある病院です。怪我を負った貴方達に伸治が話しにきます。「……爆発事故の責任はマユダになった。あちらの薬品取扱いミスが起こした事件だってさ」
ジョヴァンニ/……ええ。
GM/「それと……まだ悟は見つかっていない」うつむき加減で彼は言います。
エドアルド/……死体を遮蔽代わりにアンプルといっしょに回収したからね!(笑)
GM/では、ジョヴァンニと狩護と砂山の元に……マユダの幹部と一部の警察上官がやって来ます。
狩護/……敬礼。
GM/「これはマユダが不注意で起こしてしまった爆発事故。危険物を扱っていた身としてヘマをしたのは反省すべき点だ。申し訳ない」
ジョヴァンニ/……先ほど回収しました『彼』はどうしましょうか。
GM/「忘れたまえ。もちろん『アレ』は裁かせていただこう」そう言って警察は、何故かマユダの方を向きました。
狩護/……田中コウに関しては、あの混乱の中では逃がしてはしまいました。
GM/「彼女の行方は、ライトランドから消えてしまった。おそらく滝峰の方から捕えられたのではないか」
狩護/そうだと思う……それは私達のミスだ。
GM/「……今回は『単なる爆発事故だった。それ以上は起こっていない。君達が事故に巻き込まれて負傷した』のは不運な事故だったと思うよ」……そう、強調するように彼らは言う。「君達はいままで通り警備の任務を続けてくれ。豪華客船ライトランドは一度港に下り、厳重な整備を行って予定通り旅を続ける」
ジョヴァンニ/……貴方達はそれで本当によろしいのですね? それが決定なら従いましょう。
狩護/私は元から異存はありません。私達の仕事はここを守る事です。
ジョヴァンニ/イタリア語で……所詮私達は犬ですからね、って言う。
GM/……じゃあカンパネルラがクゥーンと鳴いてそっちに擦り寄ろうか。……『何か』が闇に紛れた事件は、そのまま終わろうとしているのでした。折角だからもう一つシーンを作りましょう。風洞ちゃんが目を覚まします。
砂山/ああ、起きたか。お前、ムーミん教の巫女だからって死ぬなよ。
GM/「ああ、あの……おじいさんのほかに水色の生き物が見えたんですけど。……また変なこと言っていいですか?
砂山/電波きた!(笑)
ジョヴァンニ/どうぞ日本の女性のお力を。巫女巫女ナース(一同笑)
GM/「3番目のムーミん様の御言葉です。……あの爆発が起きるというのは必然でした。だから貴方達は気兼ねする必要は無い。貴方達は仕事を果たしたのだから素晴らしいのだ……と水色の生き物が言ってました」(一同爆笑)
砂山/わかったわかった(笑)
ジョヴァンニ/……じゃあミッションコンプリートでいいのかな。
狩護/まあ……田中コウの件があるからコンプリートとは言えないが、終わりだろ。
GM/「はい。私も警備の仕事は怪我が治り次第、復帰しますんで!」
砂山/俺はもう暫く休んでいていい?(笑)
ジョヴァンニ/……ベルガはここには居ないな。それじゃあボクはこれで帰らせてもらう。
砂山/力になれんかったな、すまんかった。
ジョヴァンニ/いいや、こちらこそありがとう。……ただの犬は犬らしくベルガの尻でも追いかけることにするよ。
狩護/また群れることがあるかもな。
ジョヴァンニ/そのときはそのときで
GM/……病室にクゥーンと鳴き声が響く。
エドアルド/病室に犬連れてきちゃダメって言ったでしょう!(一同爆笑)


 ★エンディング/アウトローサイド


GM/では最後に。ジョヴァンニが敷いた検問から逃げることができるか判定です。ハイアンドローで、一人が振ってくれても、3人バラバラでも構いません。ここで捕まると大変なことになります。
リー/一人でも多く生き残りましょ。いくぞ。(ころころ)……やった、成功!
エドアルド/(ころころ)こっちも6が出た!
マルチェッラ/(ころころ)イエーイ、成功だ!
GM/おお、全員成功ですね。……それでは逃亡し終えた後のシーンになります。ここはライトランドではない普通の船。ゆらゆらと揺れを感じる中型のボートです。
マルチェッラ/途中まで逃げたらイタリアのパパに頼んで飛行機を飛ばしてもらうわ。
GM/サルが言います。「そちらの力に頼れるなら安心だ。こんな船で地球半周は嫌です」
マルチェッラ/まあね。……良かったねえ、サル。コウちゃんと一緒に逃げられて。
エドアルド/あ、竹中の死体はどうしよう?
マルチェッラ/海にドボンしなさい。
エドアルド/アンプルの方は? そもそもこのアンプルって何ですか。ハッタリかましてましたけど……。
GM/「それは……準麻薬ですよ。安全に扱える商売だってオヤジが言ってたなあ」
マルチェッラ/……そっか。滝峰組は麻薬取引してたんだっけ。
エドアルド/あと竹中の死亡理由が判りません。
GM/……それに関しては、コウは絶対に口をわらないようです。サルも小さな声で「こっちも1人欠けてしまったのが悲しいですね」
エドアルド/彼はきっと立派に生きてくれると私達は信じてます。
リー/生きていればまた会えるよー。いつでも助けられるしね。
マルチェッラ/あと一つやりたいコトがあるのよ。携帯電話を使って。
GM/なんですか。
マルチェッラ/ジョヴァンニにお電話をしよう! ……もしもし?
ジョヴァンニ/凄く嫌そうな顔をして)もしもし。何の用ですか。
マルチェッラ/アンプルのことなんだけど。こちらで色々情報を握っていることがあるの。少し教えてほしいわ。……貴方達、何を探していたの? それはこちらにあるモノかしら。
ジョヴァンニ/……ええ、そうですね。
マルチェッラ/情報、売るわよ。いくらで買う?
ジョヴァンニ/少し待っていろ。……一旦電話を切って上に連絡しますよ。どうしますか。
GM/それには上から「もう君達が関わる話ではない。こちらが受け持とう。君達は忘れなさい」と通達が来ます。
ジョヴァンニ/……了解しました。


★エンディング/??サイド


GM/……さて。最後のシーンです。武井さん。
武井/……はい。
GM/貴方は今ある部屋にいます。目は見えませんが、どこかでこの香りを嗅いだことがある。
武井/……なんか目隠しされてるよ?
GM/誰かが、貴方の肩に手を置いた。
エドアルド/……おい、何か嫌な予感がするぞ。
武井/……なんですか。
GM/そんな言葉も貴方は言うことができません。そうして誰かが呟いた。

 ……ごきげんよう。
 ぷすりと体を流れる何か。
 貴方の意識はそこで途切れ永遠に目覚めることはなかった……。


砂山/……なんか凄く怖いコトしなかったか!?(笑)
リー/た、武井さーん!?(笑)
GM/それではこれにて『バーサスガンドッグ』終わりになります。お疲れ様でした〜。
マルチェッラ/くっ、イイトコまでいったのに! ゴメン武井……悔しい〜っ!
狩護/逃げられたけど俺はいいです。警察側が全員死ななかったので良かったかな。
ジョヴァンニ/……第一アンプル回収する必要は全然無いから取引にも応じなかったしな。
エドアルド/え、必要無いの!?
リー/証拠物件が奪われるのが嫌、とか?
ジョヴァンニ/あれは単に痛み止めのクスリだからマユダに行けばある気がします。そっちは麻薬的な意味で必要だったんですね?
エドアルド/いや、アンプルって何なのか知らなかったの(笑) テキトーにハッタリかましたらこっちに攻撃来ないかなぁって。
武井/そっちは何を探してたの? 女の子?
ジョヴァンニ/はい。パパが行方不明になった娘を探してって依頼をしてきたので。A地区で発見はしたんでしけど爆発があったから逃がしました。
GM/……サルとコウはエドアルドさんが「お祭り行かない?」って誘ってくれたので2人はA地区に行ったんですよ。
エドアルド/あ、俺のせいなのかー!?(笑)
GM/結局優しい警察さんに逃がしてもらったんですけどね。そんなカンジの『バーサスガンドッグ』でした。お疲れさまです。
ジョヴァンニ/お疲れさまです。(ガサガサと荷物を片付け始める)
GM/あ、ちょっと待って。……これからパラレルワールドやりませんか?
エドアルド/何するの?
GM/単なるギャグ話ですよ〜♪

 まだ時間があったので、シナリオ相談に乗ってくれた亜梨子先輩ワールドをやってみようと提案。そうしてこれから、キャラクターが同じだけの単なるバカ騒ぎが始まるのです……。
 『バーサスガンドッグ』本編が!

 その前に、ここでネタばらしをしよう。

▼滝峰猿年と田中コウは恋仲で、田中コウは家族が嫌でサルのところへ家出をしている。(アウトロー昼イベントより)
▼滝峰組とマユダはアンエッサでトラブルがある。(警察昼スロット3より)
▼竹中悟は大きな衝撃を与えると即死亡する。(警察昼イベントより)。なので、攻撃を少しでも与えれば死ぬ。(アウトロー夜イベントより)
▼爆発の原因はアンエッサ(気化)の発火。既に朝方に、試験型マシーナリーが事故を起こしている。(アウトロー朝スロット1、警察夕方スロット1より)
▼援助に来たマシーナリー2体は、戦闘に参加せず【アドバイス】【フローディテクション】【エレクトロニクス】をそれぞれ1つずつ所有している。ただし、処理はGMが行う。
▼武井は、「事件と共に消された」。(エンディング警察より)
 判りにくい箇所を挙げてみました。他は各々に伏線を張ってあるつもりです。一応GMが予想していたエンディングは……。

▼アウトローサイド
「全員死亡。または牢屋行き」
「2人以下(マルチェッラ以外)が捕獲された場合、事件隠滅を図られる」←今回はコレ
「船を出てイタリアへ」←コウが有無で分岐
▼警察サイド
「全員殉職」
「コウを捕獲し、一度でも伸治か悟に会わせていればゴメンナサイと親子が和解する」
「滝峰組に乗り込んで大破させる(B’に乗り込むなど)」
「アウトローと手を組む(笑)」
 ……などなどが考えていました!


GM/それでは皆さん、『番外編』を始めまーす。
一同/はーい!(笑)
GM/では一応自己紹介しましょうか。色々ネタ晴らしをしちゃって構いませんよー。
ジョヴァンニ/はい、ジョヴァンニ=マウリヅィオです。……五十六歳です。
エドアルド/嘘つけ、ホントの事を言え!(笑)
ジョヴァンニ/ソーサラーレベル5です。
エドアルド/だから嘘言うな!(一同爆笑)
ジョヴァンニ/インターポールの三十四歳です。戦いも微妙でしたし戦術も微妙でした(一同爆笑) 前にも行けるけどHPに不満。
マルチェッラ/「不安」じゃなくて?(笑)
ジョヴァンニ/「不満」。カンパネルラは隣にいます(一同笑)
砂山/名前は砂山恭一。年齢三十五。日本犬その1。で【感知】と【ハンドガン】をもっと取っておけば良かったと思っている。ションボリ。
狩護/で、俺の名前は……狩護忠といいます。
一同/カゴちゃーん!
狩護/カゴじゃないもん!(笑)三十八歳男で……アルケミスト7レベルです。
GM/また微妙なもん伸ばしちゃったなぁ(笑)
エドアルド/アルケミストって何が使える?
リー/えーと、ファーマシーと……。
マルチェッラ/使って来ないから!(笑)
狩護/【リヴァイブ】を取ったのは、ボスだけ捕まえて死んでも吐かせるつもりだったんだよ。
リー/さっきから警察サイドの方が悪だよ!
ジョヴァンニ/悪じゃないよ。いいひとだよ。
武井/ではアウトロー側の紹介です……PC名は武井真吾です。男の四十歳、死んだけど生き返ったでーす!(一同爆笑)
エドアルド/死の淵から蘇った男。その名は、武井!(笑)
武井/武井真吾って多分本名だろう。別名考えるとか全然頭になかったアサスカです。
エドアルド/次いきまーす。名前はエドアルド・スティレットで、偽名だよ。
ジョヴァンニ/本名は何ですかー?
エドアルド/本名はありません、捨てました。決めてないんだよ(笑)
リー/ハイハーイ、名前はリー=レイジン。三十一歳男。たぶん……ちゃんとした人。
マルチェッラ/嘘つけこの殺人鬼がッ!
エドアルド/仲間から嘘だって言われてるぞ!
砂山/アウトロー全員目を逸らしている(笑)
リー/イイコでしたヨ。中国人イタリアンマフィア、男三十一歳AB型。実は【ハンドガン】レベルが【ライフル】より高いという話。
エドアルド/……おいッ!?(一同爆笑)
リー/いや、絶対に敵が近づいてくるかなと思ったから。ライフルで殴るケチャップ戦士になるよりはいいかなって。
エドアルド/なろうよいっしょに! どっかのアメリカ人が誘ってるよ!(一同爆笑)

 かつてエドアルドの中の人は、ライフルスキルで殴って格闘をした人である。
 ……詳しくは、『ガンドッグ・リプレイ・ヴァイオレンスジョーカー』記念すべき第1話参照。


リー/二世にはなりたくない! では最後にネーサン、オチお願いしまーす。
マルチェッラ/名前はマルチェッラ=ベルガ……十七歳。
リー/ネーサン、サバ読みダメヨ。
マルチェッラ/…………三十四歳です。
ジョヴァンニ/なんか悲しいな。しかもボクと同い年だった。
エドアルド/え、同級生?
マルチェッラ/ヤナ関係ね……。前には絶対立ちません。心に決めてます。
GM/はい、それでは全員自己紹介が終わったのでオマケ編始めましょう……って。あ、『バーサスガンドッグ』って書こうとしたら『バーサスガンダム』って書いちゃった(一同爆笑)
砂山/それどこのガンダムファイト!?(笑)
GM/ではでは……ここはパラレルのライトランド。時刻はお昼ぐらいです。場所は、滝峰公社のオフィス。
リー/中華釜持ってジュージュー昼食の準備してる。コウちゃんは?
GM/お料理のお手伝いしてますよ。
リー/後ろから抱きついたりします。
GM/パソコンの前のサルが灰皿を【投擲】。
マルチェッラ/部屋の中で危ないコトすんなよ!(笑)
GM/「……そういや全然関係ないし今までの話の脈絡も全然ないんですけど」
マルチェッラ/どうした、サル?
GM/サルがカタカタカタとパソコンを叩きながら。「……聖杯戦争ってどう思います?
マルチェッラエドアルド/おおいッ!?(一同爆笑)
武井/え? ……すみませーん、戦争の歴史について全く持ってないんですが。
ジョヴァンニ/えーと、多分Fateのコトだと思います。
エドアルド/サル、ちょっと来いよ! タイプムーンがなんだって、んんっ!? お前パソコンカタカタってFateやってたのかー!
マルチェッラ/コウちゃーん! カレシがエロゲーやってるぞー!
GM/「ちょっ、PS2版発売されてるからいいじゃないですか!」
エドアルド/現実と二次元は混同させちゃいけないぞ! 凄く心配そうな目で見る!(笑)
GM/そこは真剣な顔で応える!「俺……聞いたことがあるんですよ。7人で戦いあって願いを叶える話があるって……」
一同/あー……(プレイヤー全員見つめあって)ああっ!?(笑)
エドアルド/……それは掴もうぜドラゴンボールとかにしておけ!
GM/あ、そっちの方が例えが良かったな。「そうだ。皆さんは願い事もし叶うとしたら、何を願うんですか?」
エドアルド/そんなもの……ベルガファミリーの繁栄ですかねえ。
マルチェッラ/しあわせな結婚。
エドアルド/え。
リー/…………今、切実な声が聞こえた。
武井/…………ネーサン、そうだったのか。
マルチェッラ/……何かおかしい?
エドアルド/……ああ見えて乙女な心を持っているんです。あまり触れないであげてください!(一同爆笑)
GM/「リーさんは?」
リー/え、ボクの願い? 叶えたら世界滅亡するよ?(一同爆笑)
エドアルド/……なんなんだよ!?(笑)
リー/『すべての女性を我が手に』!
エドアルド/……そ、そういうサルは何をお願いするんだ?
GM/「そ、そりゃ……」コウをチラリ見てニヤリ。「た、武井さんはどうなんですか!」
武井/えーオジサンかぁ? ……プレイヤーとしては武井を生き返らせてください(一同爆笑)
GM/「ななななに変なコト言ってるんですか! まだ武井さんは死んでませんよ!」(笑)
武井/それじゃあ普通に……自分で作った野菜といっしょにキュッと一杯?
エドアルド/普通に今でも出来るじゃん!(笑) なんだ、土地が欲しいのか!?
武井/オジサンは日本食が食えればいいよ。
エドアルド/ライトランドにもありますから! すぐに作れるし買えますから!(笑)

GM/……では一方、警察サイドさん。時刻はお昼頃で、任務の合間の時間でございます。
ジョヴァンニ/カンパネルラカンパネルラ(一同爆笑)
マルチェッラ/ジョヴァンニ、友達はカンパネルラしかいないのか!(笑) なんでお前ら、閉じた関係なんだよ!(一同爆笑)
ジョヴァンニ/じゃあそっちにメール送ってやれ。カチカチ。
マルチェッラ/『うんとね、今ゴハン食べてるの☆ ヤムチャ超オイチイ〜♪』写メ送ります。
ジョヴァンニ/あ、超ウマソウ。ミスター狩護、今日も昼食は中華にしよう。
GM/アンタら仲良しか!(一同爆笑) じゃあそこで風洞ちゃんが「お友達からですか〜?」
ジョヴァンニ/うん。ちょっとした知り合いからなんだけどね。写メールする仲だ。
GM/「カノジョさんですか〜?」
ジョヴァンニ/いや、そんないいもんじゃない(一同爆笑)
エドアルド/……お前ら、そろそろくっついちゃえばいいのに(笑)
GM/さて、風洞ちゃんは何かを持っています。手にしているのは……『ARMS』やら『デスノート』やら『ミンキーモモ』やら。
ジョヴァンニ/『花の子ルンルン』とか『ウェディングピーチ』とか。
リー/なんでそこまで知ってるんだよ、ジョヴァンニ!(笑)
GM/「そうだ。ジョヴァンニさん達って何かやってみたい事や、願い事ってありますか?」
ジョヴァンニ/願い事?
GM/「ええ! 実は今夜あるイベントって七夕祭りなんですよ。みんなでお願い事を書くんですよ〜」
ジョヴァンニ/そうだな……そこそこ平和な世の中でそこそこ良い家を建ててそこそこ暮らせればいい。
エドアルド/……何て夢の無い人間なんだ(笑)
GM/「そうですかー、砂山さんは?」
砂山/……あんま無いな。
GM/じゃあ砂山さんはパッと浮かばないということで……「ギャルのパンティをおくれ?
砂山/俺そこまで女に飢えてねえよ!(笑) 狩護さんは?
狩護/そうだなあ……。そろそろマトモに新婚旅行したいな。
ジョヴァンニ/……結婚してたんだ?
砂山GM/……結婚してたんだ!?(笑)
ジョヴァンニ/そうか、新婚旅行だったらイタリアにでもおいでよ。いっしょにベルガファミリーを逮捕しよう。
狩護/あれ、仕事させる気!?(笑)
ジョヴァンニ/あ、願い事あった。
GM/なんですか。
ジョヴァンニ/……カンパネルラの死なない生活を(一同爆笑)

 そんなことがあったりなかったり。
 お祭りで酒を飲んだり、コウちゃんを見つけたり、地下でTRSドンパチやってたり。
そうして爆発が起こり……竹中が逃げるところまで時間は飛ぶ。


GM/で、リーさんの竹中を一撃で仕留めます。
リー/ゴメンナサイゴメンナサイ!(笑)
GM/タッタッタ……走って来る男達。伸治が「こっちだー!」と叫びます。
エドアルド/竹中を盾にします!「ボクタケナカダヨ! 撃タナイデヨ、苛メナイデヨ!」(一同爆笑)
ジョヴァンニ/(超棒読みで)わー、ホントだミスター竹中だー。どーしよー。
GM/……では竹中の体が、ピクッと動き出す。
エドアルド/ええっ!?(笑) ギャーッ! 放す!
狩護/竹中確保に走ります!
GM/ゴゴゴゴゴ。何故か竹中の体が大きくなっていく! そして服がビリビリ破れ散る!
マルチェッラ/……ちょっと待て!?(笑)
GM/辺り一面黒いオーラが辺りを立ち込める。そのとき風洞ちゃんが叫んだ!
砂山/何があったんだ、おい(笑)
GM/「え、なんですか妖精さん……そ、そんな! 皆さん、気をつけてください!」
エドアルド/電波怖いよー!(笑)
ジョヴァンニ/日本の女性は無視してください!(一同爆笑)

GM/「あの人は……危険です!」

 ※絵:亜梨子先輩より

GM/「くそ……まだ完全なる復活はならんか……。恐れるな、私は怪しいものではない!
リー/あやしいわ!(一同爆笑) ネーサンの正面立って隠しまーす。
狩護/ハイハーイ、風洞。お前も見るなー!
ジョヴァンニ/……そこの男、前ぐらい隠したらどうだ(一同爆笑)
エドアルド/竹中、どうしちゃったの!?(笑)
マルチェッラ/……ジョヴァンニ。ちょっと休戦しよう。
ジョヴァンニ/こちらからも申し込もうと思っていたところです。
エドアルド/ジョヴァンニ、一応尋ねるけど『アレ』はそちらの関係者ですか?
ジョヴァンニ/ま・さ・か!(一同爆笑) ミスター竹中、ですか。
GM/「そうだとも」
ジョヴァンニ/……何してんすか(一同爆笑)
GM/「……先程、中国人が私の腹をドスッとやっただろう? そのとき真の姿になった」
リー/ゴメンナサイゴメンナサイ!(一同爆笑)
GM/ふわりとアンエッサの香りが漂う。「君達はこのエキスをこんなにも吸っている……私の同類になるに相応しい。君達は……願いを叶える資格がある!」ばばーん。
リー/……まさか願いを叶えたら我々もアンタと同じ格好に?
GM/「ノンノン。これはただの趣味だ」
一同/趣味かよッ!?(笑)
ジョヴァンニ/申し訳ないが、一からゆっくりと説明してもらえるか。
エドアルド/我々も状況が全く飲み込めないので、イザとなったらあなたのことは不審者として全力をもって除外させていただきます!
GM/「では説明しよう……」竹中がパチッと指をならすと、ライトランドが変貌していく。
ジョヴァンニ/何故!?
GM/出たのは2つの扉。「これは秘密のラビリンスだ」
リー/その扉、どこにあったの?
GM/「魔法の力で私が封印していたのだ」
リー/……ハイ、判りました。
GM/「この2つの扉の先に願いを叶える聖杯がある! それさえあれば世界中の女や、運命の男性に巡り合う……幸せな生活……なんでも叶えられるのだ!」具体的に説明すると、2つの扉があるので、2チームで入って鍵を見つけつつ繋がったダンジョンをクリアしていくゲームです。

 実際のセッションでは、東西南北ザッピングダンジョンを行いました。アウトローサイドと警察サイドが2チームに分かれて(無線で連絡を取りながら)マップを埋めていく、戦闘ありトラップあり宝箱ありのなんでもありシナリオです。
 それでは、名シーンだけを抜粋してリプレイ掲載しましょう(笑)


 ●警察サイド/1
GM/それでは、道の先に何かがあります。
狩護/なんだ? 双メガネで見る。
GM/「めー」
狩護/……ヤギか?
ジョヴァンニ/もこもこ? なでなでなで。
GM/「はっはっは、癒されるだろう、めー」
狩護/おう、癒されたぞ。めー。
エドアルド/……お前ら、喋ってるのはツッコまないの!?(笑)
GM/「おうよもこもこさ。じゃ回復してやるさ、めー」ピロリロリン。MPが回復しました。
砂山/MP!? 無ぇよそんなん!(笑)
ジョヴァンニ/……イオナズン。
GM/ぢゅどーん! あっちの方で爆発がした。
ジョヴァンニ/……ヤギはそれだけですか。
GM/「め」
ジョヴァンニ/さよなら。
エドアルド/(無線で)『ちょっと! こっち爆音が聞こえたんですけど!?』(笑)
ジョヴァンニ/……ヤギがいた。
エドアルド/『ああんっ!?』(笑)
ジョヴァンニ/……MPが回復した。
エドアルド/『ジョヴァンニ、錯乱するにはまだ時間が早いぞ! 砂山、何があった!?』
砂山/なんかヤギがいてMPが回復した。
マルチェッラ/……あいつら、ヤバイクスリをやってるんじゃないか。

 ●アウトローサイド/1
GM/ぴきー。ネーサン達の前にスライムがあらわれた!
マルチェッラ/えー……。
エドアルド/誰かスライム語って話せたっけ?
GM/その場合、【交渉術】ですね。
リー/ネーサン、ガンバッテー!
武井/スライム語が話せるネーサンって凄いな。
マルチェッラ/(ころころ)90、クリっちゃった!(笑) ピー。アンタ、竹中に雇れたの?
GM/「人が来たら襲いかかるのがモンスターだと竹中が言われた」
マルチェッラ/自給いくら?
GM/「三千五百円」
マルチェッラ/マジで? ウチなら四千円払うけど来ない?
エドアルド/四千円でなくて四千ドルあげるから鍵の場所教えてよ。
GM/「南東にあるピキー!」
リー/スライム、いいやつだ(笑) 中華マンあげるからレンジで30秒ぐらいあっためて食べてネ。
GM/「ありがとうございます。あ、本名は須藤といいますので以後お見知りおきを」
ジョヴァンニ/(無線で)『……なんの会話をしてるんだ、君達は
エドアルド/スライムと出会ったけど金でなんとかしました。
砂山/なんでこっちはファンタジックなのにそっちはリアルなの!?(笑)

 ●警察サイド/2
GM/では、東に宝箱がありました。
砂山/……見るからに宝箱、か?
ジョヴァンニ/罠を調べてみる。【技術系】で判定。(ころころ)成功。
GM/どうやら毒針が出てくるようだ。
狩護/【手先】で解除します。(ころころ)成功。
ジョヴァンニ/力のある者、開けれ。
砂山/はーい(笑) パカリ。
GM/ちゃららーん♪ ハイポーションを手に入れました!
ジョヴァンニ/アイテム鑑定します。【知識】で。(ころころ)成功。
エドアルド/(無線で)『……何やってんの、向こう』(笑)
GM/ではソーサラー技能を足した結果、判明します。これは間違いなく『ハイポーション』と言いまして、飲むと即座にガンドッグだけど耐久力が20回復します。
砂山/うわあ、回復量デカイ!(笑)
GM/形状は、ペットボトルにボルヴィックと書いてある系です。
エドアルド/ボルヴィックじゃねえか!(笑)

 ●アウトローサイド/2
GM/では皆さんは歩いていると……向こうにクリスタルがあることに気付きます。とても神々しい光を放っています。
エドアルド/……なんか転職できそうな感じ?
リー/行ったらボク達浄化されるなんてコトはナイヨネ?
エドアルド/一応調べてみよう。(ころころ)……ファンブった。
GM/エドさんは、肩のあたりがズシッと重くなった。水色の生き物が乗ってます。
エドアルド/なんだろう、この嫌な感覚は(笑)
マルチェッラ/【教養系】で調べてみます。(ころころ)成功。
GM/クリスタルに触れると少し痺れますが、試練を乗り越えるということで鍵が手に入るみたいです。
マルチェッラ/リー、触ってみ?
リー/ヤー! ペシッ。
GM/リーさんの全身がビリッと痺れる。しかし、クリスタルの中にスーッと手が入っていく……では【精神力】で判定してください。
リー/【アキュートセンス】を使用。こんなところで死にたくない!(ころころ)成功。
GM/ズズズズ……ダメージを食らわず、クリスタルの奥にある鍵を掴むことができます。
リー/戻るヨ。痺れたヨー。ネーサン鍵ゲット!
マルチェッラ/はーい、お疲れさん。

 ●警察サイド/3
GM/ゴブゴブゴブ……何か生き物がいます。
ジョヴァンニ/ゴブリンスレイヤーとか誰か持ってない? とりあえず【交渉】してみます。(ころころ)あ、成功。我々は敵対する意思はないんだ。どうかその刀を下げてはくれまいか。
GM/「ゴブゴブ……何故お前らは力を求めるのだ……」
狩護/いや、求めてないから。
ジョヴァンニ/こちらとしてみれば早く帰りたいんだが。
砂山/……アンタも竹中に雇われてるの?
GM/「ああ……五百ドルでな」
エドアルド/あっちはドルだ! スライムは円だったのに!(笑)
ジョヴァンニ/なら、二千ドルでどうよ?
GM/「ほほう、太っ腹じゃのう。ではこのゴブリン、貴方様についていきましょう」
エドアルド/すみませーん、ゴブリンさんは本名はないんですかー?
GM/貴様、馬鹿にするつもりか! ゴブリンにはゴブリンという名と誇りがある!
エドアルド/申し訳ないゴブリンさん!(笑)
GM/南西の方にあるごぶごぶ。
ジョヴァンニ/おお、なんだか強そうなゴブリンと魔法があれば何でも勝てる気がしてきたぞ。
マルチェッラ/(無線で)『……魔法?』(笑)

 ●アウトローサイド/3
GM/足元に魔法陣があります。
マルチェッラ/【教養系】で判定します。(ころころ)あ、わかんなかった。PDAで写真を撮ってジョヴァンニの方に送ってみよ。
ジョヴァンニ/では受信して調べてみよう。(ころころ)成功。
GM/これは『強制テレポードコード』と言い、瞬間移動で壁の中に体が入り込んでしまうという恐ろしい魔法陣だ。
ジョヴァンニ/危ないものだな、踏まないようにしてくれ。これは魔法陣だ。
マルチェッラ/(無線で)『……ねえ……ジョヴァンニ?』(一同爆笑)

 ●警察サイド/4
GM/それではまた警察サイドは宝箱を発見しました。
狩護/またか、【手先】で調べ(ころころ)成功。
GM/罠は無い。鍵も掛けられてないようです。
砂山/開けます。ガッチョン。
GM/突然青い光が砂山を包み込む! 力が湧いてくるようだ! ……クラスアーツに【トルネードブラスト】って書いといてください。
エドアルド/クラスアーツなの!?(笑)
武井/砂山まで向こうの世界へ!(笑)
GM/ではそこで。……あちらから足音が聞こえる警察サイド。2チームが合流します。
エドアルド/あ。砂山が青い光をまとってる。
マルチェッラ/砂山……お前までついに。青色発光ダイオードなんて。
砂山/哀れな目で俺を見るな!(笑)
エドアルド/ジョヴァンニと青色一号を見て悲しい気持ちになります。医療、しましょうか?
ジョヴァンニ/それより、貴方こそ肩にいる水色の生き物のお祓いをしましょうか?
GM/じゃあ水色の生き物と【交渉術】で。
ジョヴァンニ/(ころころ)達成値11。むむむむ。とりあえずここはお前のいるべき場所じゃない、別のゲームにお帰り。
エドアルド/寧ろ、フィンランドにお帰り(笑)
GM/「むむー! ルーラ!」ばびゅーん。天井にバコ。ぽよんぽよんぽよん。
エドアルド/泣きながらジョヴァンニに抱きつく。ありがとうジョヴァンニぃー!(笑)
ジョヴァンニ/何故祓えたのか自分でも疑問ですけどね。
マルチェッラ/……ジョヴァンニ……お前はどこに行こうとしてるんだ(一同爆笑)
GM/既にアウトローサイドが鍵を手に入れたので扉が開きます。

 ●アウトロー&警察サイド
GM/大きな扉に鍵穴とカードキーを入れるところがありますよ。
エドアルド/鍵穴に入れます。かちゃりんこ。
GM/開きますよ。開くと、なんと眩い光が! ではそこには神々しい光をまとう……竹中。
エドアルド/何故!?(笑)
GM/「数々の戦いを退け……よくぞ来た! 全員で来たということは……7人の絆を深めたのだな!」
マルチェッラ/いや、戦ってないけど。もういいや、そういうコトで。
エドアルド/争いからは何も生マレマセーン!
GM/「さあ、手に取るがいい……伝説の聖杯キノコを!
一同/やっぱりキノコかよッ!(一同爆笑)
マルチェッラ/キノコに近寄って。願い事って言うのは自分で叶えるべきだよね……と、今まで一度も使わなかった銃で撃ちます!(笑)
砂山/ジョヴァンニもいっしょに撃ったらどうだ?(笑)
ジョヴァンニ/そうだね、こっちも使ってなかったからね。せーの!
GM/2人が手と手を取り合って引き金を引くと! ゴオオオオ! 辺りが真っ白に光り始め……!「ありがとう……勇者たちよ……

 ゴゴゴと地響きを上げ不思議なダンジョン空間は消えていく。
 気付くと、お祭りがドンチャンしている楽しいA地区。
 何故か全員ベンチに座っているのだった……。


マルチェッラ/え……まさか夢オチ?(笑)
GM/いいえ、だって……2人の手にはキノコがあるんだもの。
マルチェッラ/……海に捨ててぇーッ!(一同爆笑)
GM/【投擲】でポーン。……伝説の2つのキノコは海に消えていくのでした……。
エドアルド/……えっとさー。もう戦う気もないし、今までのこと無しにしません?
狩護/竹中もなんか元気そうだったし、生きてるからいいか。
リー/このままさ、みんなで平和にイタリア旅行しない?
狩護/ああ、ちょっと休養してもいいかな(笑)
エドアルド/(携帯電話を取って)あ、もしもしパパですか。エドです。今すぐ帰りたいんでヘリを一台。客船の方に回してください。
ジョヴァンニ/あ、ボクも一緒に乗って帰っていいすか。
砂山/あーもうさ、休まねー?
狩護/ああ、妻といっしょにイタリア旅行行くよ!
GM/ではそこに現れるサルとコウ。「皆さん、無事でしたか!」
砂山/コウちゃん、たまにはお父さんに顔見せてあげろよ。封印が解けたとか言ってたから今頃きっとマトモに戻ってるんじゃねーの?
GM/「ふ、封印が解けたんですか! ……良かった……」感激のあまりボロボロと涙を流すコウ。
武井/知ってたの!?(笑) 家にいたくなかったの、判るけど!(笑)
ジョヴァンニ/これでまあ、みんなで何のシガラミも無くなったことですし、仲良くイタリアに行きましょう。
GM/では平和に終わるところで、カンパネルラがモグモグモグ。
一同/カンパネルラぁーっ!?(一同爆笑)




 バーサスガンドッグ 完