アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 天塵 腐飾の摩天楼 』 2ページ ■
2021年11月20日




 ●ミドルフェイズ2/七那&ちゅん 〜捕獲作戦〜

七那/よーし、先にななな達が頑張ろう〜! 聞き込みするよ〜!
ちゅん/は〜い!
GM/連続作業判定ですが、どちらかが成功すればOKです。また、失敗しても次の判定には参加できます。
ちゅん/ありがたい!

 『連続作業判定:亀岡 望を捕まえろ』
(1)居場所の聞き込み:【理知】9
(2)パーティールームの捜索:【意志】10 or 【幸運】10
(3)亀岡を捕まえろ:【反射】12


七那/2人中1人でも成功すればOK! いくぞ〜!(ころころ)1回目の【理知】判定、達成値13で成功! 聞き込みなななふんふんふん!
ちゅん/すごい! さすがなななさん、流れるように情報収集してる!
GM/聞き込みの結果、「地下のパーティールームに場にそぐわない白衣の男が出入りしている」という目撃情報があった。年は40代、その他外見の特徴から恐らく亀岡だろう。
ちゅん/地下!
照行/白衣姿って……目立ちたがり屋か?
硝胡/自己主張が強いわね。
ちゅん/では、地下に行きまーす!
GM/2人は地下のパーティールームに向かう。上階の会場とは異なり、毒々しいまでのライトと騒々しい音楽が気分を高揚させるような、不安定にさせるような雰囲気にさせている。
ちゅん/いかがわしさが出た! 地下っぽい!(笑)
七那/ああん体が勝手に踊っちゃう♪
GM/「ねえ。貴方達、新顔ね! 一緒に飲みましょう?」
七那/非常にフレンドリーな方々ですね♪
ちゅん/ちゅんは……ちょっと困り顔かも。
七那/ちゅんちゃん、人混みに紛れてあーれーされないようにねー♪ ちゃんとお隣で手を取って踊るようにその場を誘導します。
ちゅん/は、はいー……あわわ!
GM/「それより良いクスリがあるんだ、一緒に新世界を見ちゃわない?」 誘惑してくる参加者達。気安い、というより警戒心がまるでない。フレンドリーにドラッグを勧めたり、ヤクを勧めたり、ドラッグを勧めたりしてきます。所謂ドラッグパーティー、現代の阿片窟だ。
ちゅん/めっちゃ勧めてくる!(笑)
硝胡/ハイな人達だ……。
七那/浴びるようにおクスリが大好き、わかります! なななもむさしさまに媚薬鍋に落とされて365日漬けられて全身媚薬まみれにされた日々を思い出す!
GM/まさかの共感。
硝胡/なななちゃんがもう薬漬けだったなんて……! せやな。
七那/むさしさま印の媚薬なので安全です! 理性が蒸発しただけです!(ころころ)【意志】判定は11で成功です!
ちゅん/はわわ、凄い!
GM/ドラッグを勧める男達の誘惑を振り切り、乱痴気騒ぎの室内を見渡すと……部屋の隅の方に見るからにパーティー客ではない男が居るのを見付けられる。時折客に錠剤のようなものと金を交換しているのが見えた。「先生……新しいヤクくれよ……」などと言って白衣の男に群がる男女達。
七那/うわ、明らかに危ない現場。
GM/ふと、白衣の男が君達に視線を向ける。
ちゅん/……に、にこっ?
GM/君達の姿を見て、男は顔を青くして逃げ出す!
ちゅん/えっ!? 追いかけます!
七那/こら! こんなかわいいものを見て逃げ出すな! かわいい料を払え!
照行/ヤクザか?
GM/この男は機関に居た人ですから君達の顔に見覚えがあったのでしょう。「やっべ、あれ天足の調教師肝いりの痴女じゃん!?」(一同爆笑)
硝胡/そっち!?(笑)
七那/わあ、むさしさまのことをご存知だなんて嬉しいー♪ ハッ、もしかしてむさしさまのファンでは!? むさしさまは老若男女問わず手を施します! あなたもファンなら是非むさしさまの元へ! きっと素敵になれます! よくよく見れば貴方むさしさまが好きそうなお顔してらっしゃいますねー!? 前回の沙梁家当主みたいな作品になりませんかぁー!? って追いかけます。
照行/亀! 逃げろぉ!(一同爆笑)
硝胡/亀岡! 逃げてぇ!(笑)
GM/声援ありがとう!(笑) 「き、貴様ら、機関の犬か! 私の成果を奪いに来たんだな!? こんなところで捕まってたまるか……!」
七那/なななはただむさしさまの素晴らしさを知っていらっしゃるならその身を持って味わっていただきたいだけです! きっとむさしさまなら「貴方には触手がお似合いですよ」って汚いアキネイター診断してくれますよ! なんなら今すぐむさしさまの中の人・イガちゃんに「このNPCをむさしさまならどう調教する?」ってDMします! 昨日「『天塵卓』頑張って! 楽しみにしてます!」って言ってくれてたのできっとすぐ対応してくれますよ!(一同爆笑)
ちゅん/結果、わくわくしますね!(笑)
照行/逃げて! 亀岡、逃げてー!(笑)
GM/逃げる亀岡が手元のコントローラーを操作すると、音楽に混じって深いな耳鳴り音が加わる。「お前達、こいつらを足止めしろ! 殺せたら好きなだけヤクをやるぞ!」
ちゅん/むむむ!?
GM/麻薬によって理性を奪われた客達が、亀岡に操られて襲い掛かってきます。そんな感じで最後の【反射】判定をどうぞ。
七那/(ころころ)達成値11……ああん1足りない!
ちゅん/≪叱咤激励≫します! 達成値+1!
七那/ありがとうちゅんちゃん! 愛を教えてあげようね!
ちゅん/はい! きっと幸せも感じられます! むさしさまの作品になって運命の人と出会おう!
GM/「この女達、話が通じない!? 怖い!」
照行/逃げて(笑)
硝胡/逃げて……(笑)
GM/こんな同情されるNPCになるとか予想外だよ(笑) 亀岡の願いもむなしく、君達は薬物で操られている客を退け、裏口から逃げようとする亀岡を確保することに成功した。亀山を捕まえてコントローラーを壊せば音楽も止まり、操られていた客も大人しくなっていきます。
七那/ふう、大人しくなった。仕事したね♪
ちゅん/はい♪ 頑張りました!
硝胡/ちゅんとなななを2人きりにすると、こうなるんだなぁ……(笑)
GM/2人に拘束された亀山はそう呻く。「くそ、くそ! あの若造に馬鹿にされないところで自由に研究したかっただけなのに……!」
照行/(突然 鉄になって)俺の航がごめんな。
七那/お前のではないよ、鉄さん。ミッションコンプリート! いえーい! お薬ゲットだぜ♪
GM/お薬は無いです。
ちゅん/……あれ?
GM/正確に言うと、彼が売り捌いていた麻薬はありますが、頭垓の人に頼まれていた新薬は持っていないようです。代わりに新薬のデータが入った記録媒体は得られます。
ちゅん/全部出してください……怒られてしまいます。
GM/「新薬のサンプルなら私は持っていないぞ。新薬のドーピング剤のサンプルなら黄船組長が持っている。この後のお披露目で組長が自ら服薬してパフォーマンスを行う予定だったからな」
ちゅん/自ら?
GM/「そう! あのドーピング剤は素晴らしい! 何しろあれを使えば一般人でも異能を扱え、異能力者はより強力な力を得ることができる! まだ試作品だが、貴様らを返り討ちにする程度造作もない筈だ! そうだ、黄船組長がお前らを殺せば良い宣伝になる!」
七那/なるほど。組長がドーピングコンソメスープを飲んで体バキバキになるんですね。
ちゅん/ふーん……でも照行様の方が強いもん。
GM/亀岡が持ち出したのは未完成状態のデータ。それをどっかの眼鏡に馬鹿にされない環境で研究開発したかったので持ち出して、黄船会に売り込んだ……そう2人は判ります。「はーなーせー!」
ちゅん/離しませんよ!
七那/亀ちゃん、告白は以上です? 以上ならお口にボールギャグを詰めますね。赤い縄で芸術的に縛ってウズマキに入れます♪
ちゅん/それを間近で見るちゅん……(笑)
七那/ちゅんちゃん、間近で見ててね! なななが「あれ亀ちゃんってどこだっけ?」って言うかもだから覚えていて!
ちゅん/はい! ばっちりです!
七那/ばっちりお持ち帰りします! むさしさまのもとへ♪
ちゅん/幸せになりましょうね♪
硝胡/合掌。
照行/……それでいいんだっけ?(笑)
GM/死んだ方がマシじゃない……?(笑)


 ●ミドルフェイズ3/照行&&硝胡 〜直撃〜

GM/一方その頃、照行さんと硝胡さんペアのシーンです。七那ちゃん達と別れ、2人も黄船組長を探すために聞き込みを行うところですね。
照行/聞き込みか……まっ、眠くなる前に終わらせるか。

 『連続作業判定:黄船組長を探せ』
(1)居場所の聞き込み:【理知】9
(2)警備を潜り抜けてスイートルームに辿り着け:【知覚】10 or 【幸運】10
(3)見張り役を無効化せよ:【体力】12


照行/早速ダイスを振っていこう。(ころころ)達成値9、ギリギリだった!
硝胡/(ころころ)達成値8……くぅ、照行サマが成功して良かった。
GM/(ぎょリィになって)「硝胡は酒を抜くちゅん」
硝胡/3杯しか飲んでないもん、酔ってないもん。癒しのもふもふちゃんだと思ってたのにセンパイみたいに口うるさいんだから〜、もっふもっふ!
照行/がはは、そんなんじゃいつまで経っても鴒にリードを持たれたままだぞ。
GM/では、照行さんが聞き込みをした結果、黄船組長は宿泊階最上階のスイートルームにいるようだと判りました。要人が宿泊することもあるフロアなので警備も厳重であり……この時代だとカードロックとか個人認証は無いでしょうから、警備員の数が多いとかですかね?
照行/さすがのご身分だ。でも、普通だ。普通にヤっていこうぜ、硝胡。
硝胡/は〜い、了解。
GM/スイートルームに近いフロアまでは問題なく行けます。そこから先は2番目の判定ですね。【知覚】、または【幸運】判定でどうぞ。
硝胡&照行/(ころころ)成功。
ちゅん/すごい! 2人とも成功!
GM/お見事! 2人は危なげなく監視カメラや警備員を避けて、黄船が居る部屋まで近づけました。
照行/問題あったらちょっと朱指はやっていけねえなあ〜。
GM/部屋の前には屈強な、いかにもヤクザモノと言った風体の見張りが2人、立っている。奴らを排除しないと部屋には入れない。
硝胡/これくらい余裕余裕。……誰かいるわね。
照行/どうすっかね、硝胡さんやぁ。
硝胡/さすがにこの部屋の見張りにハニトラは無理でしょ。力ずくじゃあない?
照行/だな。……さくっと終わらせるか。
硝胡/了解っ。
GM/見張りを無力化するのであれば、【体力】判定をどうぞ。(見張りになって)「はー。暇だなあ。組長は今頃オンナとよろしくやってんのになあ、いいなあ」
照行/はっ、暇してやがる。美女の華麗なダンス見せてやれよっ!
硝胡/こういうお相手しかできなくてごめんなさいね、今はお眠り。(ころころ)達成値12! わー、ギリギリ!
照行/(ころころ)達成値16で成功。2秒でシメる。
ちゅん/さすがです♪ お二人とも♪
七那/お見事です♪
GM/見張りが「なんだおまえら…!?」などと声も上げる間もなく、締め上げられる。ばたんきゅーと意識を失い倒れるガードマン2名。
硝胡/格の違いが固定値に出てる……ついてくのが大変ったらないわね〜!? 4秒くらいかかったけどセーフセーフ。
照行/合格合格。良く踊る野郎のケツでも見てやっても良かったんだが、残念だぜ。良いダンスだったぞ、衣装が良いからか?
硝胡/戦闘できる衣装にしてもらってよかったわ〜。彼らの懐からごそごそごそ、鍵みっけ。
ちゅん/おねーさん、かっこいい〜!
照行/それじゃあ……美女とよろしくカラオケやってるっぽいボスのところにお邪魔しようかね。
硝胡/では、鍵をそーっと開けて……。
GM/鍵を開けて部屋に入る、と。スイートルームには男が1人、ホステスを侍らして酒を飲んでいる。だが、君達が奇襲をかける前に、男が君達の方に偶然目を向けてしまった。
ちゅん/【幸運】判定でクリティカルしたのかな……?
硝胡/げっ。こんなことある〜?
GM/(黄船になって)「誰だお前らは!? 外にはうちの組でも腕の立つを置いておいたはずだぞ!?」
硝胡/うーん……死神?
GM/「死神……? まさか機関の!?」
照行/はー。何の理由もない偶然とか奇跡ってやつは厄介だ。10秒で仕上げられないなら、1分だ。1分で終わらせる。やることは変わらない。
硝胡/ええ。迅速に、ね
GM/「お前、嵐山の……!? 機関に行ったって話は本当だったんだな!?」
照行/おうおう。綺麗な死神が一瞬で逝かせてやろうっていうのに悠長に挨拶なんてして、わざわざ痛くしてもらいたいのかー?
GM/「くそ、俺が邪魔で殺しに来たって訳か。だがそう易々と殺されてたまるかよ!」
照行/おしゃべりなんかしちゃったら、俺の興が乗って、いたぶっちまうかもしれねえぞ。楽に死ねねーぞぉ?
GM/「機関の犬に成り下がったテメエなんざ、これで……!」
硝胡/……なに?
GM/黄船は懐からアンプルを取り出し、蓋を開け、一気に服薬します。
硝胡/ちょっとあれって、新薬なんじゃ……!
GM/「オオオオオオオッ!」 雄叫びを上げ、ローテーブルを蹴り上げながら立ち上がる。尋常でない様子は明らかです。
照行/服薬した男にウズマキから刀を3本出して、喉、胸、股間にザクザクザクと3つとも刺す。
GM/うわあ、容赦なく急所!
七那/全部、急所じゃん……。
ちゅん/容赦ない♪
照行/普通の人間なら死ぬ。普通の人間ならそれで、な。
硝胡/急所に当てるのがうまい……。
GM/黄船は隣で怯えていたホステスの腕を掴み、女の身体を盾にした。
硝胡/はぁ〜!? さいって〜! 自分のオンナも守ろうとせずにそれでも男なの〜!?
GM/その女の身体を照行さん達の方に投げ捨て、その隙に部屋のドアへ向かって走り抜けて行きます。
硝胡/女を受けとめます!
照行/走る元気もあるか〜、俺より元気なおっさんだな!(笑) その女は硝胡の好きにしろ。口封じしてもいいし、口止め程度でもいい。言って、黄船を追いかけます。
硝胡/……偶数で生きる、奇数で死ぬ。(ころころ)1。トドメを刺して、後を追います。どのみち救えそうにないわ。
七那/ひゅ〜! ひたすらにそっちクールだぜ旦那!(笑)
GM/追いかけますが、あの膂力は貴方達2人では仕留めきれないかもと思わせるには十分なものだと感じました。薬の効果なのか異常なほど腕力や走力は人のそれを凌駕しているでしょう。あれはもしかしたら異能力に目覚めちゃってるかもしれないレベルだ。
ちゅん/未完成品を使ってこれって、凄いですね航先生!
硝胡/あれ、人間やめてない?
照行/殺しやすくなって良かったじゃねえか。人間らしい人間なんて殺したら、優しい優しい硝胡様の良心が痛むだろ?
硝胡/べーつーにー。今日は最初から殺す予定で来てるんだから〜っ。
照行/汚い親父を狩るアサシンより、化け物退治のヒーローの方が嬉しいんじゃねえか? 俺はそっちの方がいいね。カッコイイし。
硝胡/それは確かにそう。堂々と自慢できるものねぇ。
GM/時間帯的にはちゅんちゃん達が亀岡ふんじばった頃。連絡用端末で連絡すれば、2人に繋がるでしょう。
硝胡/連絡します。ターゲットをホテル最上階で発見、新薬と思われるアンプルを服薬して逃走中〜!
七那/はーい現場のダンスフロアです♪ それが例のアレですね、組長が持ってるってこっちもお話してたとこでした。今すぐ向かいま〜す♪
ちゅん/ます!
GM/黄船を追いかけている途中で地下から上がってきた二人と合流しました。うまく追いかけて追い立てれば人のいない場所に誘導できるでしょう。
硝胡/レイセンパイの下調べが良かったので、ホテルの構造はみんな頭に入ってる。だからひと気のない場所に追いつめるくらいできる!
照行/いざとなったら七那の≪ソウルデバイス≫もある。
ちゅん/みんな有能なので!
七那/イエス有能! じゃあ、どこに追い立てようか?
ちゅん/……展望フロアとか?
七那/あら素敵! 今日は大きなパーティーがあるから従業員がそっちに人員を割いていたせいで展望フロアは閉鎖してたので人が居なかった、とかですかね?
ちゅん/狩るにはうってつけですね!
GM/良いですね、高層ホテルならそういうフロアもありそう。皆さんは黄船を追い立てうまい具合に上階へ上階へと誘導する。では、クライマックスフェイズを始めます!


 ●クライマックスフェイズ 〜ダンスパーティー〜

GM/人気のない展望フロア。パーティーが行われているためか、いつもなら宿泊客で賑わうこの場所も今夜は静かだ。そこにまんまと誘い出されたターゲット……。
照行/さあ、どう出る?
GM/(黄船になって)「クソ! クソ! 機関の犬どもめ! だがこの薬があれば! オマエラなんて敵じゃあナイ!」 狂ったように叫ぶ男。
照行/……スマートに見せしめにするって大口を叩いておきながら、あんな汚ねえ口上を吐かせるぐらい時間を掛けちまった。すまねえな、お前ら。
七那/いえいえ、なんで謝るんですかー。こんな綺麗なホテルなんだもの、最期に全力疾走したくなるあの人のお気持ちも判ります! 照行おじさんはそのお気持ちを汲んでくださったんでしょ?
照行/お前は男を乗せるのがうめえな〜。
GM/「バカにしやがって……!」 余裕を見せる照行さん達の様子に、更に黄船は激昂する。
硝胡/バカなことをするからでしょうよ。
GM/「だがそうやって余裕ぶってるのも今のうちだ! この薬と、新しいヤクで稼いで! 機関も、よその組も、全てスベテうちの配下にしてやル!」
ちゅん/語尾が何だか変に……?
七那/良くない薬の影響かなー?
GM/「だが嵐山、ほそぼそ生き残ってるお前の組は丁寧にすり潰してやるヨォ!」
照行/…………。へえ?
GM/殺意と狂気を漲らせて、黄船は貴方達に襲い掛かってきます。

『AF判定:黄船組長を倒せ』
 ・使用能力値:【体力】【意志】
 ・難易度:40

※「ドーピング剤で強化された黄船組長を倒す」演出に成功すること。
 成功した場合、ドーピング剤のサンプルを獲得しエンディングフェイズに移行できる。
※協調行動OK。自動成功。特技を2〜3つ使ったら次の人にバトンタッチ。
※【行動値】順に行なう。


照行/……わりと照行は、「嵐山組」のことを言われるとカチンとくるみたいです。
GM/組から離れたけど、組の事言われるのはカチンとくるお頭、好き(笑) 狂乱状態ともいえる黄船は、異常に盛り上がった腕を振り回し展望フロアにあった椅子やテーブルなどを投げつけてきたりします。
照行/あぶねあぶね。……おう黄船。まだマトモな頭で喋れっかぁ? 手には刀、≪片手武器≫を持ちながら声を掛ける。
GM/「殺す! 殺シテやる……!」
照行/つまんねークソザコ台詞しか言えないのか? それでもお前、一つの組を持った≪裏路地の主≫かよ。
七那/余裕ですね〜。
照行/金をもっと集めたい? 良い女と酒を飲みたい? 俺のようなカッコイイ男を倒して凄いです〜って羨望の眼差しで見られたい? お前がしたかったことはなんだぁ?
GM/全部ー!
硝胡/素直!(笑)
照行/全部か、そりゃいい! 全部欲しがりさんで夢でっかくは結構! お前のお母ちゃんも褒めてくれるだろうよ! ……で、お前はどこが「組長」だ? 組のモンはどこだよ? 俺にはいるぜ、周りに俺を立ててくれる組のモンがな。
GM/「うるさいうるさいうるさい! 俺が! 組長だ! 俺が黄船組だ!」 小物っぽく言います。
照行/ひとりぼっちでかわいそうでちゅねー、かわいそうな奴には、こういうのがお似合いだ! と言って≪破却打ち≫でデカい腕を一刀両断します。
GM/「ぐがっ!」 照行さんの一撃を受け、黄船の腕は吹っ飛ぶ。
ちゅん/さすがです♪ 照行様♪
七那/煽るお仕事をしましたね〜♪
照行/今のでダメージ1000点いったな! がはは!
GM/だが斬れたところからすぐさま新しい腕が、異形の腕が生えてくる。「ハ、ハハハハハ! 見ろ、これが新薬の力だ! 腕が千切れてもすぐ再生すル!」
照行/な、なんだってー!? 小物勝負なら負けません。
七那/争うな(一同爆笑)
GM/なんでそこで勝負したの!?(笑) 黄船は生え変わった腕を見て、気が狂ったように笑い声を上げる。異形の腕を振り回す! 鞭のようにしなって伸び、辺りを薙ぎ払っていく!
七那/辺りを薙ぎ払っていくキャー! なななの≪葬送の衣≫というお着物がビリリリリリー! なんていうこと!? ≪黒水晶の盾≫というマイクロビキニしか残らなかった!
ちゅん/ぽろりだ!(笑)
硝胡/お着物がー!?(笑)
GM/マイクロビキニ強くね?
七那/≪+50おっぱい≫が画面に溢れます。サービスカットでした♪
ちゅん/えっち! 魅惑のおっぱい!
照行/でも何もしてねえ!(一同笑)
GM/七那ちゃんのおっぱい見たら、流石のバーサーカー黄船もそっちに気が取られるな? 「オンナ! いい身体だな! 可愛がってやるよお!」
七那/きゃーななな+50されちゃう! エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!
硝胡/汚い手でうちの七那に触るなー! ≪英雄の宣言≫!
七那/アッ……トゥンク!(笑)
硝胡/七那が楽しそうなら何でもいいけど、でもアンタはダメ! アンタみたいな男の風上にも置けないようなやつは私が殺す! 殺気を放った≪殺界≫!
ちゅん/かっこいい!
硝胡/腕が生えてくるっていうなら生えなくなるまで落とせばいいのよ、苦しませてやるわ! ≪片手武器≫で攻撃、鞭のようなが生えた肩を硬鞭で突く!
GM/「そっちのちっこいのもよく見りゃ別嬪だな!? くそ、女侍らしていいご身分だな嵐山ァ!」
照行/いいだろ〜! 全部俺のぉ〜!
GM/大人げないな照行さん!(一同笑) 硝胡さんの攻撃を食らい、黄船の身体が後ずさる。「くそ! 生意気なオンナどもだ!」 接近戦は不利だと悟ったのでしょう。黄船は離れたところから障害物を投げつける作戦に切り替えた。
ちゅん/七那さんの前に、皆さんの前に、≪白き守り手たち≫を。これ以上傷つけられないように。守れるように。
GM/黄船が投げ付けた瓦礫は悉くちゅんちゃんの防壁に防がれる!
七那/もう、精神性が天使……(笑)
ちゅん/黄船の周囲には≪イバラの城≫を。棘塗れにして動かした腕を負傷するように。
照行/ちゅんは絵本の世界から出てきたのか?
ちゅん/えっ、そ、そんなことはないです……。
照行/良かった、「絵本の世界に住むお姫様です」って言われたら騙されるとこだったぜ。
ちゅん/そ、そんなっ! 照行様ったら……!
GM/「イチャつくなー!」(笑)
照行/どうだぁー!? 羨ましいだろぉー!? 俺のだからなぁー!(一同笑)
硝胡/よそでやってほしいと思う硝胡なのだった。
GM/お、意見が一致しましたねの顔。
硝胡/KILL YOUという目。
ちゅん/皆さんへバフがかかるように、≪叱咤激励≫してターンエンド!
硝胡/照行サマ、さっさと片付けちゃって〜! そんな奴、あと5秒よ5秒!
GM/では、ラウンド頭に戻って照行さんの番どうぞ!
照行/……硝胡に「5秒よ」と言われて、頭を掻く。最初は10秒とか言ってたのに、遊び過ぎたな。仕方ねーだろ、こんな良いロケーションなんだ。ふざけて踊りたくなっちまう。≪乱舞≫。
七那/綺麗な夜景の戦場ですもんね〜。
照行/最初から真面目にダンスに付き合ってくれてた硝胡に申し訳が立たねえ。そろそろキメさせてもらうぜ? ≪狩場≫。
GM/これで「小物」って言う方が無理なんだよなあ(笑) 「アアアアアアアアッ!」と黄船が照行さんの方へ突貫する!
照行/刀を構えて、いざ必殺のぉー……! ってところで刀から手を放す。
七那/おわ?
照行/ウズマキから銃弾ダダダダダ遠距離連射を嵐のようにダダダダダ! ≪竜巻の群舞≫射撃。鴒も出番が欲しいもんな?
GM/ギャーッ!?(笑)
ちゅん/GMが悲鳴を!(一同笑)
照行/照行は武器オタクなんで銃ぐらい持ってますよ、鴒にあげたぐらいなんで。鴒、お前の得意な銃弾で懲らしめてやるぜ。出番はこれで勘弁してやってくれよ。
硝胡/ヒューッ!
GM/GMを殺すな!(笑) 「ガアアアアアッ!?」 照行さんが放った無数の弾丸を全身に浴びる……だが、突貫は止まらない!
照行/その銃で連射して、倒します。難易度は12……俺の【体力】ボーナスは8。そして、ぎょくりんがいる。(ころころ)達成値13だけど、ここは敢えて……ぎょリィ使ってください!
硝胡/ぎょリィ、≪叱咤激励≫をお願い!
GM/え? いいの!?(笑) では、小さな小鳥がピィとひと鳴きする! +2!
照行/出来ればちゅんもくれると俺が嬉しい。
ちゅん/わああ、熱い! 熱い展開ですね! リクエストにお応えしてちゅんも≪叱咤激励≫!
硝胡/照行サマやっちゃえ〜! 令呪です!
七那/みんなの合体攻撃だー!(笑)
照行/合計達成値は37。37点の銃弾を食らえ。俺の刀の錆にすらしてやらねえよ。
ちゅん/かっこいい〜!
GM/あわよくば、突貫してこのまま照行さんを屋上から突き落としてやろう……そう考えていた黄船だが、それは叶わず。照行さんの放った嵐のような銃弾を山ほど食らい、倒れる。……虫の息の黄船にトドメは?
照行/だから、5秒で仕留めるんだよ。さっきの銃弾で殺す。
硝胡/きっかり5秒、お見事だわ。
GM/了解です。黄船は死にました。……かっこいー(笑) 無数の銃弾を浴びた黄船はピクリとも動かない。展望フロアの床に敷き詰められている絨毯を赤い血が染めていた……彼の死体を調べれば、未使用のアンプルを見付ける事が出来るだろう。
ちゅん/良かった〜! おつかい完了ですね!
照行/七那。何もしなかったんだから……判ってるな?
七那/えへへ、お片付けします♪ アンプル回収回収〜。
GM/では、小さなジェラルミンケースに保管された残りのアンプルを回収できます。
七那/この赤い血をナイナイするのがなななの戦いですよー♪ 何のためのミドルフェイズの≪ソウルデバイス≫ですかー♪ じゃあ皆さんはちょっと今夜は踊っててください。ななながここ無かったことにしておきますから〜!
照行/その服が大破状態でか?(笑)
GM/むしろ残っているマイクロビキニが強すぎじゃない?(笑)
ちゅん/やっぱりマイクロビキニは最高ですね!
七那/でしょー? ちゅんちゃんも常備しておくといいよ!
照行/(←全てを無視する勢いで)ちゅん、俺と今夜は踊ろう(一同笑)
ちゅん/キュンッ!(笑) 照行様とダンス……嬉しいな〜♪
七那/後始末はなななに任せて、別階でやっているであろうナイトダンスパーティーに行ってらっしゃいませ!
照行/硝胡とちゅんをはべらせて遊びに行きますね。
硝胡/ぎょリィちゃんはこっちね、私と踊りましょうね。行ってきま〜す。
GM/……ダンスフロアとは別の階、パーティー会場ではいつまで経っても組長が現れないことに首をかしげる招待客が居るだろう。でも、そんなことは貴方達には関係無いことだ。七那ちゃんもお仕事を終わったら着替えてからダンスフロア行くと良いんじゃないかな。着替えてから。
硝胡/2回言った!(笑)


 ●エンディングフェイズ

照行/ダンスフロアに着いた、と。……俺はさっき楽しく遊んじまったからな。今度はちゅんにも楽しいダンスを教えてやる。
ちゅん/はい♪ いっぱい教えてください♪
照行/男に振り回されて教わるダンスも、悪くねえだろ? 硝胡はどうだ、ここよりもベッドの上で躍りたいか?
ちゅん/えっち!(笑)
硝胡/私は適当に声を掛けてきた誰かと踊ります〜。じゃあね、また後で。
照行/フラれちまった。
七那/では、洋服を着た七那が合流します〜!
硝胡/洋服!? レアショットね!?(笑)
ちゅん/ニットワンピ、絶対似合うー!(笑)
硝胡/ワンピかわいい〜! ……七那。社交ダンス、踊れる?
七那/踊れます踊れます、なななは【体力】ボーナス5ですよ〜♪
硝胡/頼もしいわね〜。じゃ、私と踊りましょ?
七那/わーい、おねえさんと踊れるハピー!
GM/じゃあ、どれぐらい上手に踊れるか【体力】判定をどうぞ。
照行/(ころころ)17です。
ちゅん/(ころころ)14。ちゅん、めっちゃ頑張った!
GM/上手に踊れました。……照行さんとちゅんちゃんのペアはプロレベルでは?(笑)
硝胡/(ころころ)達成値12。
七那/(ころころ)10……うふふ、なななが一番わたわたしてる♪
硝胡/充分上手よ。照行サマとちゅんちゃんのレベルが高すぎるだけよ。それにこういうダンスは楽しんだもの勝ちだもの。
七那/……じゃあ、なななおねーさんペアが優勝♪ 楽しいから♪
硝胡/ふふ、そうね。優勝しちゃったわね〜。
GM/楽しくくるくると、ダンスフロアを踊る4人。血生臭いダンスを踊ってきたばかりだというのに華やかに軽やかに、摩天楼の夜はこうして更けていく――。


 アナザーワールドSRS
   『 天塵〜腐飾の摩天楼 』   END





GM/後日談。皆さんの任務は鴒が報告してくれました。(鴒になって)「お頭、お勤めお疲れ様でした。ご同行できず大変申し訳ありません」
硝胡/ラストにレイセンパイだ! もふもふじゃないレイセンパイだ〜(笑)
GM/「もふもふの自分、とは?」(笑)
七那/もふもふの先輩はしっかりみんなで堪能しました♪
ちゅん/いっぱいなでなでしましたよ!
照行/ああ、可愛かったぞ(笑) で、そっちは何事もなく?
GM/「こちらの野暮用もつつがなく。シマで出回っていた新種のヤクとやらは供給元が無くなったようで、そちらの市場もそのうち落ち着くでしょう」
照行/そうかい。まあ、心配はしてねえよ。
硝胡/レイセンパイ。ぎょリィください。
GM/「それ、いるのか……?」
硝胡/≪叱咤激励≫とかの機能は抜いてもいい。もふもふが欲しいのよ〜。
ちゅん/丸いフォルム、かわいいです!
七那/うちにはマスコット枠で山本がいるけど、山本はもふもふじゃなくて毛並みツルツル黒猫だもんね〜。
GM/じゃあ……分けてた特技だけ回収して、千切ってできたぎょリィは残しますね。
七那/やったー! 今回のセッション報酬だ!
ちゅん/おめでとう! おめでとう!
硝胡/変な語尾で喋るレイセンパイをもうちょっと見たかった。
GM/「なんだって?」
硝胡/なんでもないで〜す♪
七那/「光って喋るDXぎょリィ」発売しませんか?
ちゅん/ゲーミングぎょリィ?
照行/鳥だけど!(笑) 七色に光った!
GM/ちなみに、新薬のデータとサンプルを頭垓の研究員……夜須庭に渡すと「ああ、例の薬持って帰ってきてくれたの。ありがとー。ふうん……やっぱ彼じゃあこの程度しか完成度は上げられなかったか。寧ろ資金集めのために売り捌いてた麻薬の方が価値があるね」って言われました。
照行/なるほど、そういう評価になるよな。
GM/(夜須庭になって)「ああそうだ、近々一本松くんを新薬の実験で借りるから、任務とか入れないよう上の人に言っておいてよ」
七那/……借りる?
照行/一本松を、借りる?
GM/新薬の実験で借ります。
七那/……なん、だと? こ、これは、新シナリオのフラグ!?
照行/フラグかな。後々マーサーが回収するかもしれない……。
七那/ところで、むさしさまの中の人から返信で私の個人DMにエロ小説が送られてきたでござる。
GM/亀岡ぁー!?(一同爆笑) いっそ殺してやってくれ!(笑)
硝胡/この短時間でエロ小説が来るって何?(笑)
照行/リアル時間で1時間しか経ってないのに早すぎでは!? やっぱ逃げるべきだったんだ、亀……(笑)
ちゅん/でももう逃がしませんよ〜(笑)
七那/プレイヤーさん達が興味無いなら公開しませんが、どうします? ……あ、みんな気になります? では、お空の上にむさしさまの笑顔を浮かべながらお読みください。
GM/え、やだ! 空の上に浮かんだ武蔵さんの笑顔でセッションを締めるのは嫌だ!(笑)

 『七那へ。お仕事お疲れ様。これは私へのプレゼントかな? ありがとう。
 写真、拝見しました。電気椅子に似た形の機械に座らせたい顔をしてますね。見栄えが良いとは思えないので綺麗に仕立てるよりも、みすぼらしさを堪能、良いと思います』


硝胡/なるほど。
ちゅん/なるほど。
照行/何言ってんの?

『男ですよね? 男は処女ですか? 後孔と尿道を同時に攻めたいですね。電気を流しながら。
 痛いのはお好きな人ですか? 好きになってもらいたいので90日ぐらいお世話したいです。
 食事は普通の食事をさせたいですね。魔法の力で食欲をわかないようにさせるとか、完全栄養を流し込むとかじゃなくて、普通の人間のまま痛んでほしいです。
 お年は中年ぐらいかな? どんな結婚を送ってきましたか。人生長かったでしょうから、今までの人生を大事に、いいことをしてあげたいです』


ちゅん/いいこと……?(笑)
硝胡/エロ小説になってきた!(笑)
GM/(←爆笑している)

『この男、欲しがるような人はいますか? いるなら、90日後を楽しみにしていてください。いないなら、うちで飼ってる豚の餌にします。
 私の家には可愛い触手の生えた豚が2匹ほどいます。豚に上下回される男というのも、乙なものでしょう? 剣菱武蔵』


七那/追伸。『自分は仕事の休憩中に何を書いているんだ?』
照行/我に返るなッ!(一同爆笑)
GM/なんでそこで冷静になった!?(笑) 亀岡、可哀想に……!
硝胡/亀岡に合掌……(笑)
ちゅん/最高ですね!(笑)
照行/亀岡……って酷くない!? これでエンディングはダメじゃない!? いいんですかGM!?(笑)
GM/これ後日談だから! エンディングはさっきのダンスフロアだから!
ちゅん/かっこ良かったな〜!
硝胡/素敵なエンディングでしたね! 記憶の塗り替え完了。
七那/素敵なエンディングで良かった! パーフェクトでエクセレントでファビュラスなラストをありがとうございました〜♪ 塗り潰される記憶。
照行/みんな記憶操作して〜!(一同笑)




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