シノビガミ -忍神- ・ リプレイ
■ 『 ロードムービー 』 3ページ目 ■
2011年3月26日




 ●3サイクル/なぎさ

なぎさ/うー、平坂さんの【秘密】が知りたいんですよ……だってみんな知ってるのにあたし1人だけ知らないって悔しいじゃないですか!
秀/やだ、みんなに知られてる!? 恥ずかしいッ!(笑)
なぎさ/だから、そうだなぁ……。蛍ちゃんに会いに行って、平坂さんか蛍ちゃんの【秘密】を探りに行くことにします! まずはシーン表を振ります。(ころころ)10だ。

 シーン表10:大きな風が吹き荒ぶ。髪の毛や衣服が大きく揺れる。何か起こりそうな予感……。

六斗/崖かな? あとは海とか? もしくは……ビルの屋上か?
なぎさ/あ、それいい。屋上遊園地にスイーツ持って会いに行きましょう! 凄く可愛いシーンになった!(笑)
蛍/では……ビルの屋上遊園地で楽しそうにしている子供達を、特に感情の無い目で見つめながらなぎささんを待っている蛍が居ます。
なぎさ/「お待たせしました」と言いながら出て行きます。
蛍/ふいっとそっちに顔を向け、手に持ったクレープに視線をやりながら、「何の用だ」。
フブキ/……くっ、可愛いなぁ。後でいっぱい食べさせてやりたいなぁ!(笑)
なぎさ/「はい、カモフラージュのクレープですよ! こんな所で立っているんだから食べないと怪しまれちゃうじゃないですか」
蛍/「そ、そうか。もぐ、もぐ……。ところで何の用だ。何か掴めた情報があるのか。私の知っていることは話すが、その分、お前からも情報を頂くぞ。それに私が話せることなんて、平坂秀の【秘密】ぐらいだ」
なぎさ/ええ、それが気になって気になって!(笑)
蛍/「なんだ、つまらんぞ」
秀/どうせ僕はつまらん男ですよー!(笑)

 なぎさ、秀の【秘密】を入手。
 なぎさ、時姫の【居所】を入手。
 感情の情報共有により秀、時姫の【居所】を入手。


六斗/これで全PCに秀の【秘密】が公開されたのか。
GM/ですね。では全員でPC2のハンドアウトを読んでみましょうか。

 PC2:平坂秀の【秘密】
 実は時姫は貴方の妹である。
 貴方の【本当の使命】は、時姫の本当の幸せを探すことである。


秀/っていうかあのフブキって人ヒドくない!? 僕が兄だと知っていてあの態度なんだよ!?
六斗/自分の幸せの為にはってやつなんじゃないかなー?(笑) 思惑があるのかもしれないけど……。
秀/でもさ! 僕の幸せは時姫の幸せだよ! 幸せを願っているのにそれを阻止するってさ、もう幸せにする気ねーじゃん!(笑)
フブキ/いやいや、自分で幸せにするために言ったことだよ。……しかも俺の【秘密】に関わってくる話なんでな。全て俺の思い通りなんだよ!
六斗/ニヤリ、計画通り!?(笑)
秀/鬼! 悪魔ーっ!(笑)
なぎさ/……ああ、あたしの【秘密】をフブキさんが知らないことが大問題になってる(笑) では蛍ちゃんに、根雲フブキの【居所】をペラペラ喋ります。

 蛍、フブキの【居所】を入手。

蛍/「……ありがとう。良い情報を頂いたよ」
秀/これでいつでも夜這いをし掛けられるよ!(笑)
なぎさ/お礼は何も出来ないから……スカーフでも巻いてあげる。≪衣装術≫で判定します。
蛍/「う、動きづらいぞ」 スカーフをいじながら「女め……」と自分も女だけど言っちゃう蛍。
なぎさ/「そういう洒落っ気も大事ですよ」(ころころ)よし、成功しました。蛍ちゃんの【秘密】をください!
GM/……君は大変なことをしてしまったよ。(蛍のハンドアウトをなぎさに手渡す)

 なぎさ、蛍の【秘密】を入手。
 感情の情報共有により秀、蛍の【秘密】を入手。


なぎさ/(蛍の【秘密】を読んで)…………。ちょっと待ってください。整理します。
秀/(同じく、蛍の【秘密】を読んで)……えっ!? え、おろおろ! おろおろおろ!?(笑)
六斗/ええっ、そんなに整理しなきゃいけないぐらい重要な情報なの!?(笑)
フブキ/蛍の【秘密】か。……自分は知らないな。彼女は手駒として使っているだけだし。
六斗/ヒデェ、判んないけどヒデェ。やはり君はいつか刺されるタイプの主人公だ!(笑)
フブキ/PC1ってこういうもんでしょ?
六斗/違うよ!(笑)
なぎさ/……イザというときはあたしも全力で協力しようと思っておきます。
蛍/「ありがとう」と刀をカチンと合わせて返事をします。いつも通りの忍の顔に戻って立ち去って行くことにしましょう。
なぎさ/お互いクレープを食べながら別の方向に歩きます。


 ●3サイクル/フブキ

フブキ/なぎささんと時姫の【居所】を持っているから戦闘をしかけにいきますよ。時姫を奪い返しに行きます。
GM/なぎささんと時姫に【感情】を持っている人は戦闘乱入できます。
秀/【感情】持っているので乱入します!
六斗/おじちゃんは演出修正に加担しますわー。
GM/時姫はフブキに加担して戦闘します。時姫は今、どこに居るんだろう?
なぎさ/そろそろ本社ビルに戻って、会議室のようなところで待機させています。
フブキ/ではビルに乗り込みます。もう派手で強硬な手で行こう。……なぎささんがドアを開くと警備員達が倒れている!
なぎさ/「ハッ! こ、これは!?」 時姫を庇いに行きます!
GM/時姫は「この香りは!」と立ち上がります。
フブキ/そして気付くとそこにスーツの男が居ますよ。「奪いに来ましたよ、また貴方を……時姫」と、なぎささんを見ずに言います。
GM/バッと時姫はフブキの方に掛け出そうとします。
なぎさ/「いけません!」 時姫を掴まえます!

 戦闘:フブキVS秀VSなぎさVS時姫
 1ラウンド目:フブキはプロット5、秀となぎさはプロット4、時姫はプロット3から開始。


 フブキ、なぎさに向けて【射撃戦攻撃】≪香術≫で意識を一瞬で奪うとするが、失敗。その後【神通丸】を使用し判定を振り直し、成功させる。
 なぎさ、その成功した判定を【遁甲府】を使用し振り直させる。だがフブキは再度成功させた。
 フブキが射撃攻撃を仕掛けてきたので、なぎさは【矢止めの術】を使用。≪衣装術≫で判定成功させ、フブキの攻撃を無効化させた。


秀/では僕は……【感情操作】を、時姫に使用します!
GM/どんな効果?
秀/命中すると対象の感情を自由に変更できる忍法です。時姫がフブキに抱いている感情を変更させようと思います。……≪経済力≫で!
GM/≪経済力≫? 「美味しいプリンだよ!」ってか。
秀/札束アタックをこんな風に使うとは思ってなかったから一番避けにくいやつに指定したんだよ!(笑・ころころ)成功です。
GM/(ころころ)時姫、回避失敗です。では≪奥義≫を使います。
秀/なんだと!?
GM/効果は【判定妨害】。秀の行為判定のサイコロの1つを1にしてください。時姫が「邪魔しないで!」と叫ぶとつららが秀の足元を止めていく!
秀/「クッ! ……時姫……」 失敗しました。

 時姫が奥義を使ったので、見切り判定≪見敵術≫を全員行ない、フブキと秀は失敗したが、なぎさは成功させた。

なぎさ/これで時姫の情報をコンプしました!(笑) 次はあたしのターンですが……フブキさんに対して爆破を仕掛けます。≪火術≫で判定!(ころころ)ダメだ、失敗です。タオルにオイルが付いていた。そのオイルで手が滑ってしまったようだ。
フブキ/おい、ビルだよここ!(笑)
GM/最後に時姫のターンですが……時姫は、【接近戦攻撃】を近くの人にします。サイコロで対象を決めるよ。(ころころ)……秀お兄ちゃん。
秀/お兄ちゃん、ハートフルボッコだね!?(笑)
フブキ/いや、そこはさっきの奥義のつららが当たってしまったとかにしようよ(笑)
GM/という訳で≪野戦術≫の判定です。(ころころ)成功。
秀/(ころころ)回避失敗、時姫の攻撃当たります。
GM/では秀さんの[体術]を潰してください。
秀/1点ダメージを食らいます。く、負けちゃった……戦闘脱落です。しょんぼり。
GM/1ラウンド目が終了しました。脱落を宣言する人はいますか?
フブキ/……奪い返します。
なぎさ/守り通しますよ。
六斗/熱いねぇ!(笑) しかも前と同じように1人脱落して1対1だなー。

 2ラウンド目:フブキ、プロット前に【影分身】を使うがファンブル。態勢を崩してしまった。
 なぎさはプロット4、フブキはプロット1から開始する。


フブキ/ファンブルになってしまったので、何をしても失敗になるなら間合いを取りました。
なぎさ/ですよねー。……相手が遠いので何も出来ません。行動放棄します。

 時姫はなぎさを【接近戦攻撃≪野戦術≫】で攻撃したが失敗。
 3ラウンド目:フブキが【影分身】を使いつつ、フブキはプロット6、なぎさはプロット4、時姫はプロット2で開始する。


フブキ/≪香術≫でなぎささんを狙います。(ころころ)……あ、6。ファンブルだ。
六斗/そこで演出修正! ビルの中なのでニオイがこもって避けられません! 達成値にプラス1してくれ!
フブキ/それなら7で成功します!
なぎさ/【矢止めの術】を使用します。またタオルをパッと振りまわして(ころころ)成功です!
GM/こもった香りを振り払った!
なぎさ/でもこの間合いだと何も出来ません……。

 時姫は【誘導】を使うが判定失敗。
 4ラウンド目:フブキはプロット6、なぎさはプロット4、時姫はプロット3から開始。

フブキ/≪香術≫で攻撃します。(ころころ)成功します。
なぎさ/そーれ、【矢止めの術】!(ころころ)成功です。でも何も攻撃は出来ない訳ですよ……。
GM/じゃあ時姫が頑張って【接近戦攻撃】しますよ。(ころころ)成功。
なぎさ/難易度10だけど≪見敵術≫で避けます。(ころころ)あー、失敗!
GM/(ころころ)[妖術]を封印してください。
なぎさ/時姫の拳が中央にグフッ!(笑) 脱落だー。
フブキ/なんと時姫が2人も倒してくれた! これが呪術兵器の力か!(笑)
GM/ラウンド終了時に時姫は脱落を宣言します。フブキの元に走り寄ります。
フブキ/『プライズ』を頂きます。「やっと貴方に会えた……ようやくこの手が君に届いた。20日間は遠かった」と言って抱きしめましょう。唇を奪います。
秀/「と、時姫……行くな……」
フブキ/お兄ちゃんの目の前で唇を奪います。
六斗/この男、外道!(笑) せめてヒーローであって!
フブキ/彼女のヒーローでありたいだけだよ、俺は。
六斗/巧いこと言いやがって……(笑)
秀/絶対アイツ、時姫を幸せにしてくれない! だってお兄ちゃんにあんな口をきくような人、お兄ちゃんは認めません!(笑)
フブキ/なんでこんなに言われるか俺は判らない(笑)
秀/そんなことよりも、「時姫! 行けばどうなるか判っているんだろう!?」
GM/「……だから行くんです!」 時姫は一緒に走り去ります。
フブキ/ビルから消えます。空を飛びます。ははは、みんな俺の情報なんて知らないだろうー?
六斗/あれで実は『時姫を殺す』とかだったら爆笑なんだけどな。フブキの【秘密】が超気になってきたー(笑)


 ●3サイクル/蛍

GM/このシーンで戦闘をしかけてクライマックスシーンに持ち込もうと思います。【居所】を知っている根雲フブキの元に行きます。……フブキさんは今、時姫を連れてどのようなことをしています?
フブキ/場所は海にしますが、シーン表を振ります。(ころころ)6。『優しい時間が過ぎていく』だ。……ここからまた歩き出すんだ。この先の景色が見たかったんだから、またこの先から始めるべきだというロマンチストの考えで、浜辺に居ます。
GM/フブキの手を掴んで離さない時姫。夕陽の浜辺で「美しい景色ですね……」。
フブキ/「ずっと前にこの景色を見せてあげる筈だったけど、遅くなってしまいました」
秀/そっか……前は暗闇だったもんね。
フブキ/「明日になって空を見上げれば、宝石が見られる筈だ」
GM/「……はい。次の満月はわたくしには見られないかもしれないけれど、せめて明日の太陽を楽しみにしています。それまで一緒に居ていいですか?」
フブキ/「貴方に夢を見せる為に、俺はまた貴方を攫ったんです」
GM/「……ありがとうございます。その言葉だけで」 ポトポトと涙を流します。
フブキ/「そんな言葉と涙はいらないな。もっと愛に狂っていいんだぞ」 ……そうできない理由を察するけれど、君の本心を曝け出しちゃいなよってことで言います。「一番は貴方の幸せを求めている。それが俺の目的だ。何がなんでも貴方を助けたい。この言葉に偽りは無い」
秀/ホントにっ?
フブキ/「嘘ではない」
秀/信じていいのっ?
フブキ/「真実はこれだけだ」
六斗/お兄ちゃんウルセェ!(一同爆笑) まだシーンに出てないでしょ、お兄ちゃん!
GM/「……じゃあ、このままわたくしと一緒に居てください」とそっと寄り添おうとした所で、カツン。フブキにとっては聞き覚えのある、刀を外す音が聞こえます。
フブキ/「……どうだ? あの俺の顔が面白いものになっているだろう。お前もこんなに俺が愛に狂うとは思わなかっただろう?」 ……蛍に言います。
蛍/「そうだな、本当に面白い顔だ。……腹が立つよ」 セーラー服を着た小柄な女の子が、いつも通り無表情でフブキをじっと見ています。
フブキ/「そうか」
蛍/「だが、判っているだろう。私の任務はその女を連れ帰ることなんだ。寄越してくれないか」
フブキ/「断る。俺は、この人を愛しているからな。もう離したくないよ」
蛍/「……お前ならそう言うと思った。付き合いは長いからな」と繰り返すように言う。「お前は任務を忘れて愛に狂ってしまったようだな。では……私もそうさせてもらおう!」 バッと刀を抜いてフブキに斬りかかります!
なぎさ/全力でやれー!(笑)
六斗/ああ? ……あ、状況把握!
GM/いきなり戦闘を始めますが、ここでクライマックス戦闘にいきたいと思います。
六斗/なるほど、そういうことか。……斬りかかろうとした蛍の刀を仕込み刀で弾いて出よう。「男女の仲を裂くなんて野暮だねぇ、お嬢ちゃん」
蛍/「邪魔をするな、狐がぁ!」
なぎさ/あたしもなんとか回復して出て行きます!
秀/「と、時姫! そんな奴のところに行くんじゃない……! 時姫、お前はそんなところに居ちゃいけない! お前はこっちに帰ってくるべきだ!」
GM/「嫌です! わたくしはフブキ様と一緒に居ることが幸せなんです! たとえあそこに戻ったとしても、またお人形のような日々が待っているだけ。それだったら……!」
秀/「……じゃあその男を傍に置けばいいんだね!? 備え付けで置いておけば!
GM/そっちじゃねえ、ちゃうわい!」(一同笑)
秀/「それが君の幸せなら、その男を君の傍に置けるようにしておこう! 比良坂の力ならばそれも可能だ! なあ時姫、ここらで折れてくれないか!?」
なぎさ/「……平坂さん。それで時姫が逃げないのなら、あたしも協力しますよ!」
フブキ/一応訊いておこう。「時姫、戻りたいか?」
GM/「……貴方と明日の太陽を見ると約束しました。その先も見せてくれると貴方は言ってくれました。だから、戻りません!」
フブキ/「俺の言葉を覚えていてくれて嬉しいよ……」と、甘い声で、時姫の耳元で囁きます。「と言うことだ。お前達に時姫は渡さん」
秀/「時姫、何故なんだ! こんなにも僕は君のことを想っているのに!」
六斗/「若いモンはお熱いねぇ。露払いはおじちゃんに任せな!」
秀/「クッ、邪魔な狐め! お前はどちらにしても時姫にあだなす者! ここで許しておけるか!」
なぎさ/「あたしはあたしの為に時姫を連れ帰らなければなりません。あと……蛍ちゃんにも協力すると決めた!」
フブキ/蛍にも話し掛けよう。「……蛍。何のつもりだ?」
蛍/「お前の言った通りだよ。私も任務を忘れて愛に狂うことにしたんだ。お前は……何にも判っていないようだからな!」
六斗/なんか、飼い犬に手を噛まれた感だな……(笑)

 クライマックス戦闘スタート。
 1ラウンド目:フブキはプロット6、なぎさはプロット5、秀&六斗&蛍はプロット4、時姫はプロット2から開始。

フブキ/【感情操作】が危険だと判断したので、秀に攻撃します。【射撃戦攻撃】を≪香術≫で、意識を奪う……いや、息の根を止める! 高濃度な香りを飛ばします。(ころころ)成功しました。
なぎさ/では平坂さんを庇います! 【矢止めの術】で(ころころ)成功!
秀/ありがとうございます!
なぎさ/次はプロット5だからあたしのターンですね。フブキさんを≪火術≫で爆破します!(ころころ)やった、成功しました! 射撃ダメージ2です。
フブキ/(ころころ)回避失敗です、しかも6以下なのでファンブルだ。……[生命力]は[妖術]と[謀術]を潰しておきます。
秀/……早速だが≪奥義≫いっておくかな。
GM/奥義いきますか。
秀/「大丈夫。時姫、連れて行かせたりしないよ」と……完全に狂った目で言います。

奥義……『時姫』! 君と同じ力だ!」
 時姫ほどの力が無いとしても、自分にもまた忌わしい血が流れている。
 時姫の繰り出すものと同じつららの嵐が巻き上がる!


秀/お兄ちゃんだし血縁だからそれっぽい力を持った異能筋だったんだよ! 3マス以内の【範囲攻撃】をします! 対象は六斗、フブキ! 2点ダメージを与えます。ガクッと体の力が抜けるようなものが広がるようなイメージです
六斗/2点か。[戦術]と[忍術]を潰します。やべえ、あと[生命力]が半分だ。
フブキ/自分を[戦術]と[体術]にチェックします。あと[生命力]は2です。

 六斗は秀の奥義の「見切り判定」に【神通丸】を使って成功。なぎさ、蛍、時姫も成功した。

六斗/同じプロット4のオレが同時攻撃だな。ならこっちも≪奥義≫で返すか!

秘剣・白尾の舞い!
 刀を上段に構えると、六斗の後ろにある5本の尻尾も刀のように固くなり、周囲の敵を切り裂く!

六斗/フブキと時姫以外の全員に2点ダメージ! 更にそこに【吸精】使用。≪死霊術≫に成功したら自分の[生命力]を1点回復します。それを≪召喚術≫で代用。(ころころ)……失敗。

 秀、なぎさ、蛍、時姫は「見切り判定」に成功。

六斗/えー、全員見切ったのー? やめてあげてよー(笑)
蛍/では蛍は【射撃戦攻撃】を≪刀術≫で六斗に斬りかかりますよ。(ころころ)成功です。
六斗/(ころころ)成功、避けた。更にそこに【返し技】を使用。≪瞳術≫で返すよ。(ころころ)成功。射撃1点。
GM/時姫はプロット2だけど何もしません。

 2ラウンド目:フブキはプロット6、六斗はプロット5、秀&なぎさ&蛍はプロット4、時姫はプロット2から開始。

フブキ/なぎさを≪香術≫で攻撃します!(ころころ)7、成功です!
なぎさ/射撃ですよね、【矢止めの術】使用します!(ころころ)成功です。
六斗/もう一回奥義を使おう。尻尾をブン回します! 周りを斬り刻むよ! 攻撃対象は、秀、なぎさ、蛍!
GM/では「奥義破り判定」を既に見切っている人は可能です。蛍と時姫は見切っているので判定をします。(ころころ)蛍、避けました。
なぎさ/≪壊器術≫で判定します。(ころころ)駄目でした。
秀/難易度が高い、結構キツイ!(ころころ)駄目だった。
六斗/なら蛍以外に2点ダメージ! さらに【吸精】しよう!(ころころ)よし、成功。[忍術]のスロットを回復します。
なぎさ/今、ダメージを食らったので奥義を使用します!

奥義……『尾を咥えた竜の棺』!
 初任務で滅ぼしたかの里で見た奥義。
 なぎさの体が光り、瀕死から傷が修復していく。そして傷が癒えるたびにウロボロスの痣が刻まれていく……!


なぎさ/【不死身】を使います!(ころころ)1……ああっ、回復しなかった!

 なぎさの奥義の「見切り判定」は、フブキ&六斗&蛍が成功、時姫が失敗した。

なぎさ/あたしは相変わらずフブキさんを爆破させにいきます。(ころころ)成功です!
フブキ/では……奥義、使用します。

「…………『平伏せ』
 低く呟いただけ。
 しかし相手はその絶対的な言霊を受け取ってしまえば、覇気によって跪かなければならなくなる……!


フブキ/低い声でそれを言った途端、なぎさの体がカタカタと動き出して、肩から砂浜に崩れ落ちる。まるで土下座したかのように倒れる……という感じで、この回避判定を【完全成功】にさせます。

 フブキの奥義の見切り判定は、なぎさ&蛍は成功、秀&六斗は失敗。

秀/奥義を使用します。時姫、3マス以内にいるフブキと六斗に攻撃します!
六斗/「見切り判定」をします。(ころころ)成功!
フブキ/(ころころ)こちらも「見切り判定」成功です。
GM/時姫が、秀の「奥義破り判定」を行ないます。指定特技を教えてください。
秀/指定特技は≪異形化≫です。
GM/難易度9で。(ころころ)失敗、ダメか。
秀/では奥義が発動したので、ダメージ2ずつお好きなところを潰してくださいませ。
フブキ/あと[生命力]2しかなかったので、その攻撃を受けてフブキは倒れます。
六斗/【返し技】使うよ!(ころころ)ハイ成功、秀に1点ダメージ!
秀/……そのダメージをくらって、倒れます。
六斗/よっし!
フブキ/よっし!
GM/よっしって言った(笑) フブキと秀の2人が同時に倒れます。
蛍/次のターンは蛍です。フブキが倒れたので……攻撃対象は、時姫!
秀/では……「死亡」します!
なぎさ/死亡しちゃうの!?
秀/蛍が時姫に向かうのを見たので! 蛍の秘密を知ってるので【揺らし】を使用! それと0距離にいるので【毒手】使用します。(ころころ)成功です!
蛍/(ころころ)回避失敗です。
秀/ダメージは、1+1+麻痺です!
蛍/……そのダメージをくらっても蛍は生き残った! ただし[体術]と[戦術]が封印されます。麻痺の効果で特技が使用できなくなるので、全部封印されたことになりますが。
秀/くそ、倒せなかったか。「すまない、時姫……」とだけ言って、死にます。
六斗/お兄ちゃん、天国から見守っていてね!(笑)
フブキ/まあ、幸せにするよ!(笑)
蛍/では蛍は、忍具で【兵糧丸】を2つ持っていたので、これで[体術]と[器術]を回復します。
秀/げ。……くっそぉ!
GM/そして蛍が奥義を使います。

奥義……『影蛍』ッ!
 一瞬の暗闇が見たもの全てに襲い掛かる!


蛍/効果は【範囲攻撃】です。3プロット以内のキャラにダメージ2点ずつ削ります。
六斗/げーっ!
なぎさ/……全員!?
蛍/全員です。「そうだ、お前らを全員殺せば、私がアイツを連れ帰れる……!」
六斗/……2点くらって倒れた。だけどその前に蛍に【返し技】!(ころころ)よし、射撃で1点ダメージをはね返す! それで大人しく倒れるよ。
なぎさ/(ころころ)ああ、「見切り判定」ダメだー。でもって奥義【不死身】使用。(ころころ)おっしゃ、6が出た! [生命力]を4つ回復します。
GM/時姫は2点ダメージをくらって、しかも何も出来ません。脱落を宣言する人は? ……いないですよね。
なぎさ/しません! 時姫を連れ戻すのが目的なんで!
GM/女の戦いになってきちゃったな……。

 3ラウンド目:蛍&時姫がプロット5、なぎさがプロット3で開始。

蛍/【接近戦攻撃】で時姫を狙って攻撃します。それにサポート忍法の【痛打】と【陽炎】を乗せていきます。(ころころ)成功。
なぎさ/その判定に【遁甲符】使います。振り直しお願いします!
蛍/(ころころ)う、ファンブった! 蛍はこのラウンド中の判定が失敗になります。
GM/時姫は使命『逃げ延びる』なので、フブキを連れて逃げようと戦闘に参加します。時姫がなぎささんに【接近戦攻撃】を≪野戦術≫で攻撃いきます。(ころころ)成功。
なぎさ/≪医術≫を使ってどうにか避けようとします。(ころころ)あ、失敗です。
GM/接近戦ダメージ1点!(ころころ)なぎささんの[戦術]を潰します。
なぎさ/[戦術]潰されちゃった……! それであたしのターンになりますね。蛍ちゃんをこのままにしていると危ないので、彼女を爆破します。(ころころ)成功だ!
蛍/(ころころ)回避失敗。2点ダメージをくらって、蛍が倒れます。
GM/……時姫は、連れ帰られる訳にはいかないので戦闘を続けます。
なぎさ/こっちもなんとしてでも連れ帰らなきゃいけないので……戦闘を続けます!

 4ラウンド目:なぎさがプロット5、時姫がプロット3で開始……だが。

なぎさ/あ……出来ることがありません!
GM/こちらも、間合いが1の攻撃しか出来ないので……。
秀/やってもーた。……これで5ラウンド目に突入だね?
GM/6人で戦闘してるから……6ラウンド目になると勝者無しの強制終了になるよ。

 5ラウンド目:なぎさ&時姫がプロット4で開始。

なぎさ/あたしから先にいきますね。時姫が大暴れをするので一回大人しくさせようということで、爆破します!(ころころ)失敗! 失敗したので「グッ」と唸りながら新しい軍手を嵌めます。
GM/時姫は【接近戦攻撃】を≪野戦術≫でいきます。……回想シーン、使用します。
フブキ/回想シーン!?
GM/時姫の秘密ですが、宣言しますね。「わたくしは、生まれてからずっとあの結界の中から出たことがなかった。連れ出してくれたあの人の為に戦います! 貴方と一緒に帰る訳にはいきません!」

 NPC:時姫の【秘密】
 実は彼女は生まれてからずっと斜歯の結界に閉じ込められていた。
 彼女は出来れば海が見たいと思っている。


GM/だからさっきのお兄ちゃんのショートケーキ発言は、記憶を消されているか、お兄ちゃんの妄想です。
六斗/妄想!?(笑) お兄ちゃん、心の中で自分の妹を作っちゃダメだよ。
秀/でもこの狂信ぷりを見ると妄想の可能性はありうるな(笑)
フブキ/寧ろそれは、ショートケーキを贈っていたけど食べてもらうことが出来なくて、優しい誰かが「美味しく食べましたよ」と嘘を吐いてくれたのを信じたんじゃないかな?(笑)
六斗/「こんな物、呪術兵器に食べさせる訳には……グシャッ!」ってか。
フブキ/だから秀さんは食べたと思っているし、時姫がショートケーキが好きだと思っている。ところがどっかい……とか。
GM/その方が面白いから採用しよう(笑) 時姫の判定は(ころころ)成功です。
なぎさ/(ころころ)こっちは回避成功しました!
GM/……なら時姫は奥義を使います。【判定妨害】を使用、なぎささんのサイコロの出目を1にしてください。あ、その前に「見切り判定」に成功してたなら「奥義破り判定」が出来ます。指定特技は≪九ノ一の術≫なので、それで判定してください。
なぎさ/≪医術≫で代用して判定します……(ころころ)成功した! 奥義を破りました!
GM/じゃあ今度は【連撃】を使用します。(ころころ)命中成功です。
なぎさ/(ころころ)しまった、回避失敗です! [謀術]が封印されます……。

 6ラウンド目:開始……?

GM/このラウンドで戦闘が終了になる訳だが……ぶっちゃけ、時姫の[生命力]は4もあるんだ。
なぎさ/なぎさは……残り[生命力]2です。
GM/どうやっても決着が着かないな。これで時姫の方が圧倒的に不利だったら「判りました。その代わり彼を傷付けないで」って言えるんだけど……。
なぎさ/どっちかって言うと、時姫の方が有利なんですよね(笑) このターンで何かあってもイーブンです。
フブキ/決着が着かない!? でもこれは運が大いに関わってたから、NPCが強すぎたとかそういう問題でもないな。
GM/……仕方ない、ここで戦闘終了になります。満身創痍の状態で戦いは終わります。いや、嘘ついた。時姫はそうでもない(笑) 時姫は言います。「研究者である神蛇さんには判っている筈です。……もう、わたくしの体のことを……」
なぎさ/……コクリと頷きます。
GM/「わたくしも自分の体のことは知っています。もう……長くはないことも。どうか、約束が果たせるまで……このまま彼と一緒に居させてはくれませんか?」と、揺さぶりをかけます。
フブキ/情に訴える作戦だ!
六斗/……杖でヨロヨロ立ち上がりながら言います。「残り時間の少ないお姫様の願いを聞き届けるぐらいの情は、アンタにも残っているんだろ?」
なぎさ/…………。首を振ります。「ダメです。戻っておいで。……たまに彼に会わせてやらない訳ではないわ」と、逆に揺さぶりをかけます。
GM/うっ。
六斗/じゃあ時姫に向かって言います。「自由を得た鳥さんよぉ、籠の中の鳥に戻りたいのかい?」
なぎさ/「そ、そこの狐さん! うるさいですよ!」(笑)
フブキ/……自分も立ち上がり、彼女の元に寄りながら、なぎささんに向かって言います。「どうしてそんなに彼女を連れ戻したいんだ? 大事な兵器だからか?」
なぎさ/「……それが彼女の為だから」
フブキ/六斗を見ます。「そちらは知っているのか?」……なぎさは自分の【秘密】を言えないから、そっち言います。
六斗/「知ってるが、言ってやる義理は無いなぁ」
フブキ/「じゃあどちらにも味方になれないな。俺は1人で、彼女の為に、何があっても彼女を逃がす。俺は彼女の願いを叶える。それだけだ」と、もう一戦闘しようかと武器を構えます。
六斗/杖でトントンと蛍にも聞こう。「お嬢ちゃんはどうするんだい? さっきの戦いを見る限り、オレとアンタは協力出来そうだが? アンタが鞍馬としてじゃなくアンタ個人として戦うなら、協力してやらんこともない」。しれっと言ってみる。
蛍/「私は……この心のモヤが晴れればどうだっていいんだ!」
六斗/……そうかい。
GM/……どうすればいいんだ、この状況。
フブキ/そうだなぁ。勝利者無しの戦闘だし……何らかの判定をして、出目が一番高かった人が勝者ってことにしないか?
GM/ではそれで。全員「回想シーン」を使ってないから使って勝負しようか。純粋な出目勝負になるし。
六斗/一番出目が高かった人が採用されるってことで?
蛍/では蛍は≪刀術≫で時姫に斬りかかる! 「回想シーン」をやります。

 PC5:伊勢蛍の【秘密】
 実は貴方はPC1を愛している。
 クライマックスフェイズに、互いに「愛情」か「狂信」の【感情】を結んでいなければ、貴方の【使命】はPC1、もしくはPC1が「愛情」か「狂信」を抱いているキャラクターを殺害するに変更される。


六斗/ああ、互いなのか。片方じゃダメなのか!
蛍/「お前は何も知らなかったし、私のことを見ようともしなかったろう!」(ころころ)出目は7。
六斗/……ではオレの「回想シーン」。

 PC4:朽葉六斗の【秘密】
 貴方の【本当の使命】は時姫を死亡させることだ。
 「隠忍」の血を強く受け継いだものが彼女を見ると彼女に強く心惹かれてしまう。彼女の存在は隠忍にとって大変危険なので殺さなければならない。


六斗/だから死ねば良かったんだ! 「ええい、まどろっこしいことはヤメだ! 死ねぃ!」 ≪仕込み≫仕込んでいた武器で奇襲をかける!(ころころ)出目は、7だ。
なぎさ/では……「回想シーン」で【秘密】を読みます。

 PC3:神蛇なぎさの【秘密】
 貴方にしか知らされていないことだが、時姫は、結界の外に出ると、呪印にむさぼられて死んでしまう。
 呪印が彼女を殺すのは、1ヶ月後3サイクル終了後だ。


なぎさ/もうすぐなんです! このままだと時姫が死んでしまう! ≪絡繰術≫で(ころころ)7です!
六斗/全員が7!?
フブキ/……「回想シーン」。【秘密】を読み上げます。

 PC1:根雲フブキの【秘密】
 彼女を見て一目で恋に落ちてしまった。
 貴方は何がなんでも時姫を助けたいと思っている。


六斗/知ってますぅ! 恋に落ちたのはもう判ってるよぉ!(笑)
フブキ/それだけです。(ころころ)……6。
六斗/……おい、出目が7が3人もいるよ。どうすりゃいいんだ!?
秀/どうしてこうなった。……ごめん、死んじゃってるし何にも言えないや。三つ巴どころか五つ巴だしなぁ。
フブキ/…………。「時姫。貴方は満月を見れば満足なのか?」
GM/「……せめてそうすることが出来れば」
フブキ/「それで貴方は幸せを手に入れることができるか?」
GM/「どこまでも一緒に行くという約束は果たせなくなってしまいますけど、それだけでも果たせてもらえれば……私は幸せです」
フブキ/「俺は貴方に恋をしてしまった。貴方を助けたいと思っている」 ……呪印にさいなまれるぐらいだったら、自分の手で時姫を殺したいと思いました。「苦痛からの解放」は「時姫を逃がす」と言う【使命】になりませんか?
六斗/あ……ああ。
フブキ/だから殺してやりたいなと思った。時姫が幸せだと言うなら、秀の【本当の使命】も果たせるし、時姫が死ぬことになるから六斗の【本当の使命】も果たせる。「海が見たい」という時姫の【秘密】も達成出来てるんだよね。
なぎさ/……実は、なぎさは必死ですけど、中の人は「なぎさ失敗しろ!」って思ってるんです(一同笑) ああっ、なんで死ににくい【不死身】取っちゃったんだろう!?(笑)
フブキ/……了解。時姫を見ます。「俺は、貴方を真の意味で助けたい」
六斗/満身創痍の体を引きずって、なぎさを食い止めます。仕込え杖で抗戦! 「ほらほら! 若いモンは早く行った!」
なぎさ/「そ、そこを退け!」
フブキ/隣に立っていたので、そのまま時姫の手を引いて逃げます。浜辺をずっと走って……彼女らが見えなくなったところで、立ち止まります。「もっともっと先に行けると思った」
GM/「……はい」
フブキ/「でも、自分の生涯を見切っている」
GM/「……あそこでは出来なかったことをフブキ様は沢山して下さりました。だから、満足しております」
フブキ/「俺は……あの結界で貴方に会ったあの日から、貴方を遠くに連れていきたいと思った。だから今、貴方を遠い世界に連れていく」
GM/……時姫は、判ったかのように目をふっと伏せます。
フブキ/「……ただ俺の隣に居てくれればいい。最初はそう思った。けれど、貴方を苦しめるのは辛い。だから優しく逝ってくれ。……俺もすぐに追うから」 言って、口付けます。そして死の香りが、時姫を包み込みます。
六斗/毒薬……。
秀/お互いの口に含んで……?
フブキ/……あの世へ。どうかそのまま逃げてくれ……。

 シノビガミ・リプレイ
  〜 ロードムービー 〜   END





GM/死んでしまった秀さん。何か言っておきたいことは?
秀/時姫たんカワイイよハァハァ!
六斗/お兄ちゃんダメだー!?(笑)
フブキ/大丈夫だ。お兄ちゃん、あの世ですぐに会えるよ。
秀/やったー! でもお前もついて来たー! これから三つ巴戦だー!?(一同笑)




END