アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 躓く石も縁の端 』 3ページ ■
2020年6月6日




 ●トリガーイベント

 ――視界の先が変わる。
 時間を越えて、世界を変えなくては。そう思ってジャンプした一同。
 見渡すと、そこは……10年前の研究所。


GM/10年前に機関にいたキャラなら、忌々しい懐かしさを感じるそこは……間違いなく機関の研究所だ。
俊弥/見覚えのある場所だ……懐かしいな。自嘲気味に言う。
我威/うおおおおお! 研究棟だー! なんか体ピリピリするー!
おうむ/こんなだった、ね。
ヒルコ/……きょろきょろ。合ってるの? 知らないヒルコは確認しますね。
我威/あってる! ヒルコちゃん怖くない!? 大丈夫!?
ヒルコ/怖くないわ、こんなとこ。どうせ人間の造った物だもの。
おうむ/……2人のいる所へ向かって行けるかな?
GM/では、おうむは……自分達がいるべき共同部屋に戻ろうとしている天花を発見する。今の君が声を掛ければ、「ここに居る大人は機関の研究者だ」と認識している天花は、君に従順に従うだろう。
我威/10年前の姉ちゃんだ……。
おうむ/おまんじゅう配達のお時間だ。
俊弥/声を掛けよう。……こんにちは。
GM/「……はい」 従順で大人しい少女らしさ。美少女だ。
俊弥/えっと、これ、君と君の弟にお届け物なんだけど。いつも君達にお菓子をくれる人から。
GM/「……えっと、さっき貰いましたよ。お饅頭」 オープニングシーンでおうむに分けてあげたお饅頭を既に持っている。一応、断るロールをします。
俊弥/あ、そうなの? あの人、届け物を頼んでおいて忘れてるな。
ヒルコ/3人分渡せば、1人1個と半分食べられるのでは
おうむ/たくさん渡しておいて間違いはない。
我威/そうそう! たくさん貰ってたくさん食べちまえよ! 今日はラッキーデイってことで!
俊弥/君達に渡しておいてって僕も頼まれてるから、受け取ってもらえないと困るんだ。仕事だからさ。
GM/「……そうですか、仕事なら、そういう役目なら仕方ないですね。お勤めお疲れ様です」 ニコ、美少女あたりさわりないスマイルで受け取ります。
俊弥/うん。ついでに味の感想も聞かせてくれると嬉しいな。今後の改良に役立てたいって言ってたから。
GM/「はい、分かりました。まだ……生き残れましたら、中屋敷さんに伝えておきますね」
俊弥/これ確かに渡したよ。そう言ってお饅頭を4個渡す。
我威/みんなに確実にいき渡れ!
おうむ/優しい君もたくさん食べるんだよ。
GM/……ここにPC2こと、おうむが登場している。なのでちょっとしたイベント発生。天花は、じっと、おうむを見る。
おうむ/じっと真似るように見つめ返す。どうした、かな?
GM/「あの……あ、いえ、貴方が……私の一番のお友達に、とても似ている気がして」
我威/一番の、お友達……。
GM/「もしかしたら……おうむくんの、ご家族なのかなって。ほら、ご家族が研究者の子もいるから」
おうむ/それを聞いちゃうと……凄く嬉ししそうに笑う。ううん、僕……じゃなくて、おうむに家族いないから。君達だけ。
ヒルコ/おうむくん……。
おうむ/でも嬉しい。君、僕の一番の友達によく似てる。だから、お饅頭、おいしく食べてくれたら、嬉しいんだ。
GM/「……貴方達は家族でもないのに、こんな風にお饅頭をくれたり優しくしてくれる……とても優しいだけの人達なんですね。……とても嬉しい。……えへへ、すっごく些細なことですけど、今日嬉しいです。私、忘れないようにしておきますね、今日のこと」
俊弥/うん、忘れないでいてもらえると僕達も嬉しい。それがきっと、君達を助けることになると思うから。
おうむ/その嬉しい、きっとおんなじ。忘れないで。
GM/「……はい。『一番の友達』って言ってみたけど、言ってもらえたら、すっごく嬉しいなって。忘れないでおきます。……ありがとうございます、では」 しっかりと彼女は頷き、共同部屋……PC2のオープニングフェイズシーンへ、戻っていく。
俊弥/きっと、みんなで食べてくれるよね……。
我威/凄く、良い姉ちゃんなんだなって、伝わったよ。この会話で。
おうむ/ちょっぴり目元をこする。……そうなの、てんか、いいお姉ちゃん。ガイくんに頷く。
GM/ではこのとき、おうむの中に、不思議な現象が生じる。
ヒルコ/おっ、なんだなんだ。
GM/君は10年前の初夏、君は彼女から饅頭を貰った記憶がある。その記憶の中の彼女、やけに……笑顔だったなぁと、思えるようになった。
俊弥/記憶の改訂か。
GM/うん、それ。記憶の改訂。ただ饅頭を貰っただけじゃなくて、凄く笑顔で饅頭を貰った記憶になった演出。
我威/何か彼女の中に刻み込まれたのかな。
おうむ/天花ちゃんの笑顔が忘れられないのであった……。
ヒルコ/そこで饅頭の味とか量じゃなくて彼女の笑顔が真っ先に改定されるの、おうむくんいい子だなぁ……一番心に残ったのが笑顔だったんだろうから(笑)
我威/半分分け合ったんじゃなくて2個になったとかじゃなく、彼女がにこやかだったことが思い出に色濃いという……。こういうタイムスリップによる些細な歴史改変ネタ大好き!
俊弥/きっと、お姉ちゃんがそれだけ笑顔なら、弟くんも少しだけ柔和な顔になってると良いな。
ヒルコ/……それで? これから、どうする? おうむ。

 GM/「おやキミ。見かけない顔だね」

おうむ/ヴァッ!?
俊弥/ぎゃあああああああああああ!?(笑)
我威/あああああああああああああ!?(笑)
ヒルコ/ぴゃああああああああああ!? ヒルコもちょっと跳ねる驚き!(笑)
GM/おうむの背後には君の両肩に手を置いて、優しくニッコリと微笑む中年男性がいる。人当たりの良さそうなおじさんだ。
我威/嘘だああああ!?(笑)
俊弥/おお、やま、さま……。やだ、怖い、その立ち絵で隣に来ないで!(笑)

 GM/「はあ、見かけない顔ってことは、新人かな」

我威/わあああああああああああああああああああ!?(笑)
俊弥/いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?(笑)
おうむ/なんでお揃いなんですかああああああああ!?(笑)
ヒルコ/みんな死んだ!(笑)
GM/その隣には、白衣姿の研究員。疲れてくたびれた姿ではあるが、目はギラギラと輝いていてとてもやる気に満ちた働き盛りの男だ。「はぁ……なんで君達、上門所長(高坂の実父)の研究成果を持っているの?」
ヒルコ/……誰? ヒルコは2人を覗こうとしていますね。
おうむ/ヒルコちゃんが危ないので掴んでおきたい!
俊弥/ヒルコちゃん、君が一番ターゲットだから! 3人を庇うように位置取りしますね!
ヒルコ/あっ、そうだ勾玉……! これかぁ!
GM/(大山になって)「本当だ。完成して間もない大事なそれ、お嬢ちゃんが持っているのはおかしくないかなぁ?」
ヒルコ/おかしくない。高坂から、似合うって、貰った。おかしくない。ガルガル威嚇!
俊弥/ひ、ヒルコちゃーん……!(笑)
我威/ヒルコちゃん、我が道を行く!(笑)
おうむ/邪神様は我が強いんだ(笑)
GM/「ちょっと、そこまで、おしゃべりしようか?」 君達はすぐに勾玉を使ってその場から立ち去ろうとするだろう。だが、できない。
俊弥/ところどがどっこい!?
GM/目の前に居る人並み外れた魔力を備えた魔術師と、結界術のプロフェッショナルである世界遣いの男達が、君達が使っていたアーティファクトの効果すら打ち消している。
おうむ/このタイミングでの時間跳躍できないかー!?(笑)

 連続作業判定『逃走』
・機関と無関係だったPC→【体力】判定(難易度8)→【反射】判定(難易度10)→【意志】判定(難易度12)に連続成功すること。
・機関と関係があるPC→【体力】判定(難易度10)→【反射】判定(難易度12)→【意志】判定(難易度14)に連続成功すること。
 1回失敗するごとに、1D6÷3点(切下)の【正気度】ダメージを受ける。失敗したらもう一度失敗した判定からやり直すこと。
 3回連続成功しなければ君達は勾玉の効果を発動させて逃げることができる。
 時間跳躍して逃げるには【正気度】1点必要なので、もし【正気度】が1点まで減少したら、詰む。専用のイベントがあるので10年前の世界に取り残される。


GM/という訳で、判定で機関の大幹部2人から逃げてもらうイベントです。
我威/世界に取り残される可能性!?(笑)
俊弥/くそ! ヒルコちゃん以外、難易度が上がってやがる!
GM/なお「戦闘をしてこいつらを殺そう」と思っても、彼らは公式ルールブックに掲載されているNPCであるため『世界の抑止力ルール』で命を守られています。彼らを殺すには、今まで彼らと関わった全てのキャラクター、およびプレイヤーに「ここでこいつ死んでいい?」と確認を取って了承を得なければ死亡できません。
ヒルコ/よーし、殺せない!
俊弥/私のPCは全員「異議なし」って言ってますけどね!(一同爆笑) 冗談はともかく、逃げるんだよお!
おうむ/逃げないと……逃げるのが精一杯だそりゃ。そもそも我々レベル5やもんな……(笑)
我威/ですよ! あいつらキャラクターレベル20セッションでも通用する強さのNPC達ですもん!
ヒルコ/(←過去に大山と戦ったことがある中の人)大山様かぁ……勝てないな〜。令呪の行使に躊躇をしていたら詰む!

 1回目の判定。
 機関と無関係だったPC→【体力】判定(難易度8) 機関と関係があるPC→【体力】判定(難易度10)


おうむ/ゆっくり確実にリソース吐きながらいこう。(ころころ)達成値15で成功。
俊弥/おうむくん、すげえ!(ころころ)1ゾロでファンブル。
ヒルコ/し、俊弥さーん!?
俊弥/≪アシストオーブ≫を使用します! 出目が1のものを全て2に変更する! これでファンブルは無しにして、俊弥に令呪をください! カーミーサーマー!
ヒルコ/はーい、令呪で俊弥さんを+20! くらえ! なんか凄いビーム!(ころころ)とりあえずヒルコは成功。
我威/(ころころ)ぴぎゃー、我威は出目1・2で……達成値7で失敗! でも≪機関「チルドレン」≫を使用して、達成値17で成功させる!
おうむ/良かった! いい使いどころだ。ガイくんは強い子!

 2回目の判定。
 機関と無関係だったPC→【反射】判定(難易度10) 機関と関係があるPC→【反射】判定(難易度12)


ヒルコ/機関と関係あるPCへの難易度が凄い……。(ころころ)12で成功。
俊弥/(ころころ)よっしゃ! 達成値15で成功。
おうむ/(ころころ)12で成功。
我威/(ころころ)10で失敗……。
おうむ/ガイくんに≪叱咤激励≫を使用! 達成値+2!
我威/ありがとう! これで全員成功だ!

 3回目の判定。
 機関と無関係だったPC→【意志】判定(難易度12) 機関と関係があるPC→【意志】判定(難易度14)


ヒルコ/えーん、【幸運】判定にしたいよー。(ころころ)よし、達成値15で成功。
俊弥/ヒルコちゃん成功!(ころころ)俊弥はピッタリ成功!
我威/(ころころ)11……むり〜サファリパーク! でも2つ目の≪機関「チルドレン」≫を使用して、達成値21で成功させる!
おうむ/(ころころ)達成値13……ついに1足りなくなった。
我威/生きろおうむー! 令呪使用で、おうむの達成値に+20! 生き残れー!
俊弥/生き残ればいいんだよ! グリーンだよ!
おうむ/そうだよグリーンだよー! ありがとうガイくん、生きる!
GM/全員成功だ、おめでとう。

 GM/「施設内の戦闘行為は、やめていただきたい。危険行為の監督として立ち合わなければならなくなる」

俊弥/ヴァッ。
おうむ/なあああああ!?(笑)
我威/さらば人生。
ヒルコ/あっ! プレイヤー達が死んだ!(笑) 一本松さんまで……凄い、ここに一同が会しすぎでは?
俊弥/誰がオールスターお連れしろと言いましたか!?(笑)
GM/なんだその反応。ここからNPC同士の会話になるので省略しますが、なんか強そうな人が君達の間に割り込みました。戦闘終了です。
我威/省略しないで。
GM/君達を背の後ろに隠した強そうな男は、後ろ手で「さっさと行け」というように仕向けます。
おうむ/感謝。永遠に。
俊弥/死んでる。
我威/喋って。いや喋らないで。
ヒルコ/じ、GM! ちょっとだけでいいから喋ってあげてください! 先っちょだけでいいから!(一同笑)
GM/彼に背に隠され、早く行けと手で押され……去ったところで勾玉が使用可能になっていることに気付ける。我威は背中で押されたとき、あの男……朱指の頭領に、メモ書きを渡されたことに気付いていい。

 『時間跳躍を戻るとき、律儀に元の時代に戻るな。不都合なところからやり直せ』
 『我威はしっかりと言ってきかせないと何とかならんから、敢えて書いておく』
 『監督官にあまり迷惑かけるなよ』


GM/以上。……本来のシナリオだと最初の1行だけだったけど、2行だけ追加したぞ。
我威/死。
俊弥/流れ弾で殺された。
おうむ/ありがた死。
ヒルコ/今日はプレイヤー達が大変な日!(一同笑) よく判らない……けど、感謝するわ。とっとこ去ります。
俊弥/ありがとうございます……。小さく頭を下げて、幹部オールスターにビビりまくりながら3人を連れてその場を離れます。お饅頭を置いて帰るう!(笑)
ヒルコ/お礼、よ。おいしいわ。
我威/1ダースぐらいあげよ! 頭領ならお饅頭1個食べたら≪修羅≫発動して1ダースぐらい30秒で食べられるでしょ!?
おうむ/助かった。……ぺこりと礼をしてそそくさとシュンヤさんについて離脱。
我威/うわーん頭領ー! 好きー! 後で10年前の我威が頭領の周りをぐるぐる回りに行くねー!(笑) ……でも、なんで一本松さん、よく判らないPC達を助けてくれるの?
GM/我威は味方だから。朱指の一員で部下で鍛錬してる男の未来の姿だからだろ。
我威/え。味方だから助けてくれたって……え? その味方が、未来の姿で、不法侵入してるのに?
GM/察したんだよ。
俊弥/……どうして……(笑)
おうむ/察してくれる頭領、どうして……(笑)
ヒルコ/「なんか知らんけど、なんかあったんやろな」……みたいな?(笑)
俊弥/はい、またプレイヤーが死にました!(笑) ……で、メモの内容。
おうむ/……うん。
我威/……10年後の、さっきの3シーン目に戻るんじゃなくて……GM。「10日前」に戻れますか。
GM/OKだ。
ヒルコ/そうか、不都合が起きるのが10日前だから……。
我威/そう、事件が起きる前に飛んでしまえばいいんだ。……姉ちゃん達は10日前あたりからあの廃屋に居たらしいし、事件が起きる前にズルしていいんだ。
ヒルコ/場所が分かっている今なら、なんとか出来るかもしれない。
おうむ/いこう。
俊弥/【正気度】1点消費! 事件が起こる前に!


 ●クライマックスフェイズ 〜些細な縁〜

GM/目を開くと、廃屋の奥。そこに人影がいると気付く。少女と……蹲っている少年がいた。どことなく苦しそうに体を抑えている、少年の姿が。
おうむ/……てんか、らくと。
GM/奥にいるのは、10年間、どうにかこうにか隠れ住んでいた姉弟。姉は、人前になかなか出せずにいた弟を、ひとけが無い廃屋の中で開放している。ウズマキに封印していた弟、洛人を少しでも人と同じように暮らせるように。
俊弥/うん……。
GM/「……堪えて。堪えて、洛人。……ごめんね、どうにもできなくて、ごめんね!」 そんなやり取りを、2人は10年間していた。限界は近い。
ヒルコ/……おうむ。触手で押し出す。
我威/……うん、おうむ! 行こうか!
俊弥/助けてあげておいで。
おうむ/いく。
GM/10年前から、薬が浸透した彼らの元に。
おうむ/てんか、らくと。……おまたせ。
GM/「……え?」

 『イベントキー:クライマックス戦闘』
 タイミング:オート  代償:1HP
 「的確な言葉」を投げかけて、彼らを、止めてあげてください。


GM/「……誰……?」 暗がりの廃屋、誰か判らない彼女は突然現れた男達に問い掛ける。
我威/おうむと一緒に餡子こねた仲だ! 我威が1HPを払います! ……怖がらなくていい! 俺達は助けにきた! なっ、おうむ!
GM/「……え、助け……え?」 突如現れた人達に警戒する姉。相当怯えているのは、人に紛れていても心休まる瞬間が10年間無かったことを思わせる。
おうむ/助けに来た。間違いない。だいじょうぶだよ。
GM/弟を抱いて、後ずさる。そして弟は、警戒し、敵意が大きくなっていく。姉を守るために。
おうむ/らくと。お饅頭おいしかった。覚えてる? 敵意は無いと視線を合わせて、しゃがむ。
GM/(洛人になって)「……覚えてる」 ほぼ即答。「おうむ、覚えてる。……おうむ、だろ」 しゃがまれて、立てない弟、しっかり目を合わせる。
我威/弟くん、普通に話せてる!
GM/(天花になって)「えっ……!」 弟の反応に、姉の方がビックリ。
おうむ/うん、そう。君達が一番の友達のおうむ。覚えてるなら、だいじょうぶ。『君はもう暴れたりしない』よ。

 マスター権限で、令呪が発動する。
 暴れたりしない、という命令が……いや、それよりも。
 『君達が一番の友達』
 その一言が、彼らを止める一番の力となった。


GM/「……おうむ!」 ばっと前にでる洛人。「よく生きてたな!どうしてたんだこの10年間! 心配した……よく生きていてくれた。嬉しいよ!」 普通に話す。その姿は普通の少年そのもの。暴走する前の状態とは思えない。
我威/永続狂化から一時的狂化、そして解除の流れ……!
おうむ/わあ! ははは、僕よく生きてた! 10年間! おんなじ! ふたりと! ……そういって抱きしめる!
GM/「……嬉しいぞ、会えてうれしい。良かった。安心した!」 抱き締める。それを見ていた姉、ぶわっと涙が出る。「おうむくん……! 会いたかったよ!」
俊弥/良かった……。ちゃんと、お饅頭食べてくれてた……。
我威/……なんか、普通の再会って感じだなぁ? 素直にそう感想こぼしちゃお。
俊弥/そうだね、普通の再会だね。でも、彼らにはそれが難しかったんだよ……今までは。
GM/【正気度】判定、そして【正気度】が0になったときの狂化解除判定の方法は「キャラクターが的確な言葉で戻してやる」なんだよ。5版ルルブで明確にそれがルール化された。今まで【正気度】が0になったらキャラロストするしかなかったルールなのに、そうなったので……今回シナリオにしてみました。
ヒルコ/あぁー! なるほどなー!? 世界がここまで進まないと、解決できなかった事件だったのか……。
我威/何も事件が起きてない時間帯にタイムスリップしてでもしないと、普通の再会、できなかったもんなぁ!
おうむ/友達、増えたんだよ。ほら。きっとふたりも友達になれるよ。示す先にはなんか10年前に見たお兄さんや女の子が立ってる訳です。
我威/うっすうっす! おうむの友達! 俺は朽鬼我威! 鬼だぜ!
俊弥/その自己紹介はどうかなぁ!?(笑)
我威/お前らと同じ鬼だぜ! おうむの友達してんだ! 同郷ってことで友達になってくれよー!
おうむ/そう、鬼友達になれる!
俊弥/……お饅頭、おいしかった? 微笑みながら言おう。
GM/(天花になって)「……お、お饅頭? もしかして、くれた人……? はい、美味しかったです。私、こしあん派なので!」 (洛人になって)「俺、つぶあん派」
我威/んだとオラァ!?
ヒルコ/2人で好み違うのか〜!(一同笑)
俊弥/ふふっ、じゃあその感想は本人に言ってあげてよ。
GM/……一応、ここでプレイヤーにはルール通り解除判定をさせるつもりだったけど……なんかこの流れは、しなくていいな。)「あ、洛人、さっきまで苦しがっていたのは……!?」「なんか、おうむの顔見たら吹っ飛んだ」「えええ!? なにそれ……もうっ、心配して損した!」
我威/なんだこのかわいい美少女。
俊弥/守りたい、この風景(笑)
GM/世界線が違えば、優しい姉弟のこんな会話は無かっただろう。そう思わせる、ただぷんっと頬を膨らませる少女の姿を、君達は見る。クライマックス戦闘、これにて終了です。
ヒルコ/……ヒルコは、後ろの方でむっすりしています。触手をびったんびったん。
俊弥/ヒルコちゃん、どうしたの?
ヒルコ/ここでは、起こらなかっただけだわ。……私の目の前で、高坂がいっぱい死んだ。それに変わりはないわ。
GM/ああ……その世界はもうないけど、その怒りは記憶が継続してる限り消えないだろう。
ヒルコ/6回殺しても足りないわ。
俊弥/うん、それは変えられない、けど。もう圭吾さんが今回の件で死ぬことは無くなった。もしここで彼らを殺したら、今度はヒルコちゃんが以前の彼らになっちゃうよ。君は、圭吾さんを守るんでしょう? 頭をそっと撫でる。
ヒルコ/……知ってるわ。害意の無いものを殺したら、事件になるわ。高坂は、事件が起きると、悲しむわ。
俊弥/きっとそうだね、凄く悲しむ。
GM/5・7・5。
ヒルコ/ふふ、一句読んでしまった(一同笑) ……ふん。触手びたんびたん。
俊弥/僕らも、ヒルコちゃんを殺すのは嫌だなあって思うよ。
ヒルコ/……ねぇ。おうむは、あの2人にとっての、高坂?
俊弥/うーん、難しい質問だなあ……。やっぱり、彼らの関係は『一番の友達』ってやつなんじゃないかな。逆に聞くけど、君にとっての圭吾さんは、彼らとおうむくんの関係と同じなのかな?
ヒルコ/そんなわけないじゃない。でも救ってくれたのは、高坂よ。
俊弥/そういうことだよ。特別っていう関係は、一人ひとり違うものさ。だから大事にするんだよ。
ヒルコ/……私と高坂の関係って、何になるのかしら……。まぁ、いいわ。
GM/ではヒルコと俊弥が色々話をしてくれたので……少しおうむとガイに話をしようと思うGM。
我威/じゃあ俺はラクト達に挨拶するためゴロンして腹を見せてるー! 敵意無しのポーズ!
GM/2人は「なに腹出して寝てるんだこの鬼……」って思ってます。
我威/というかオメーらどうやって今まで生きてたの!? ガバッ!
GM/(天花になって)「≪偽りの太陽≫を使って、[異端者]はそう人と紛れるから……私だけ紛れるようにして、弟をウズマキに隠して」 もうその必要は、なんか無くなったみたいだけど。
我威/んじゃ、今から教会行こう! 保護してもらおう! 保護してもらうといいことあるぜ! 例えば……メシがおいしく食べられる! シュンヤさんみたい人と会わせてもらって、落ち着いて、ゆっくり寝られる!
おうむ/そう、教会行こう! きっとこしあんもつぶあんもある!
俊弥/餡子から離れよ?(笑)
ヒルコ/明日はチョコケーキもあるわ。
おうむ/優しいところだ。優しくいられるところ。だから、行こう。
GM/(天花になって)「……行くわ。でも、教会が保護してくれるから、行くんじゃないわ。……おうむくんと……おうむくんの友達が信頼する所なら、行きたい。救われたから行くんじゃなくて、貴方達が良いと思っている場所へ、行ってみたい」 弟の手を繋ぎつつ、姉は言う。
我威/もしもーし! 高坂さーん! 保護してくださーい! 大声を出します。
GM/携帯を使え!?(笑)
俊弥/電話しなよ!?(笑) あ、でも携帯でその大声出していいわけじゃないからね!? はいはい、僕が代わりに連絡しますよ!
ヒルコ/俊弥さん、先回り出来て凄い!(笑)
おうむ/さすがシュンヤさん!
GM/連絡を入れたなら、高坂は駆けつけてくれるだろう。どうにか生きようとしている人外の子達を助けようと動いてくれる筈だ。機関の生き残り、そんな彼らを高坂は見捨てない。すぐに親身になって、相談をしてくれる筈だ。
我威/ちょっとタイムスリップしたり1時間ばかり文明の利器から離れたので我威は野生に帰りかけました。
GM/早くね!?(一同笑)


 ●エンディングフェイズ1/ヒルコ

GM/エンディングシーンは、ヒルコから。まず大前提に、ここは4月20日です。
ヒルコ/あっ、そうだった。
GM/4月20日の君達は、5月1日の君達と魂が同化したので気にしないでいい。
俊弥/良かった、上書き保存された〜。
ヒルコ/世界がなんとかしてくれた〜。
GM/10日前のまだ襲撃事件も何も起きてない4月20日には、普通の高坂がいる。突如発見された機関チルドレンの2人を世話して、働き回っている。どうやって2人が暮らしていくか、コーディネーターとして仕事してる姿をヒルコは見る。いつもの高坂だと思った。
我威/いつもの人に世話を焼くのが楽しそうな働き者の高坂がいる。
俊弥/日常だねえ。
ヒルコ/そうなったらヒルコのする事って実は無いので……ただのストーカー女子だから(笑) 
GM/じゃあ、こちらから話し掛けに行っていいかな。
ヒルコ/ウズマキから四六時中見てる。
俊弥/実体化しよう?(笑)
我威/(龍の聖剣になって)「はよラブコメ時空に行ってこいや」
ヒルコ/何かを察した聖剣に蹴り出してもらった!(笑) べちゃっと高坂さんの前に落ちますね!
GM/(高坂になって)「あれ、おひるちゃん?」
ヒルコ/ぴゃっ。隠れようとする動き。だがしかしウズマキは開かない!
おうむ/締め出された。ナイスだロリ(笑)
GM/「あ。おひるちゃんが持ってる、そのペンダントって……」
ヒルコ/あ。そう、その、これ……。
GM/「そのペンダント、おひるちゃんが持っていてくれたんだ? 俺、それ落としてたかな?」
ヒルコ/返さなきゃと、思って……。
GM/「返さなくていいよ。家を掃除をしていて、見つけて、また君にあったら……君にあげようと思ってたやつなんだ。君に似合いそうな、紫色の石のペンダントだったから」
我威/乙女ゲーか?
俊弥/いいね連打(笑)
ヒルコ/……いいの? これは、大事な、もので……人間には、とても凄いものよ?
俊弥/あ、そっか、この時点の高坂さんはペンダントのこと思い出してないから……。
GM/「そうなんだ? 君に似合うからあげたかった、それだけなんだけど……。お、落とした物をあげるなんて失礼だな〜と思うなら、ちょうだい」
ヒルコ/嫌だわ。これは、高坂が、くれたものだから。……誰にも、あげたくないわ。
GM/「なら良かった。君にあげようとしていたものだから、君に気に入ってもらえたなら、その子も嬉しいだろ」 双子の生活を用意する仕事が片付いた高坂は、「そろそろ疲れを取りにケーキでも買いに行こうと思ったんだ」と話す。仲の良い君を誘う高坂。
我威/ティータイムのお誘いだ!
ヒルコ/……ん。高坂さんの誘いに、頷きます。……それなら、皆で、食べたいわ。
GM/「お、いいね。みんなの分を買いに行こうか。一人で行くのもつまらない、おひるちゃんも一緒に来てくれよ」
ヒルコ/……うん。頑張ったのよ、俊弥も、おうむも、我威も。……なんて話をしながら、ダイナミック逃走が出来ないので高坂さんの横をぽってぽって歩いて、ケーキ屋さんに行きます。
GM/「行こうか」 手を繋いで、君達は行きます。
ヒルコ/手。
俊弥/エンダアアアアアアアアアアアア。
おうむ/イヤアアアアアアアアアアアアア。
ヒルコ/死んだぁー! 今ヒルコが死んだぁー!(笑)
GM/いや、小さい子とは手を繋ぐものだろ。
俊弥/この人でなし!(笑)
我威/密です!
おうむ/濃厚接触!(笑)
ヒルコ/なんてことを!?(笑) 「ぴょ」としか返事の出来ないちっちゃい子の出来上がりだよ高坂さん! 怖い! これがタラシの実力! ありがとう高坂さん!(一同爆笑)


 ●エンディングフェイズ2/おうむ

GM/おうむはどういう生活をしていたんだっけ? できるだけ2人をおうむと近くに居させたいのがGMの願いなんだが。
おうむ/身寄りもないので、教会の近くのアパート暮らしかと。同じアパートに2人も住む? お隣さんがいいです!
GM/了解。「アパートに新住民ができました」をやろうか。
ヒルコ/お隣さんになっちゃった。筒抜けになっちゃう。
俊弥/というか……おうむくんも我威くんもヒルコちゃんも、どうやって普段仕事以外の生活してるんだろうな(笑)
ヒルコ/ヒルコはウズマキ暮らしで特にご飯も要らないので、日々ストーキングをしています。セーフセーフ。
我威/我威はシュンヤさんの家に上がり込みたい気がしますが中の人は「畏れ多いわ!」と叫んでおりますので、野原にでも放しておいてください。
俊弥/むしろ野原の方が心配では!?(笑) これは教会で再会してそのまま同居したやつだな!
GM/おうむの部屋の隣に、高坂が2人の部屋を手配をしました。姉は≪偽りの太陽≫持ちで10年間 人に紛れて生活できるだけの力はあった。だから生活能力は乏しくない。擬態できるだけの力があったからだ。
俊弥/擬態能力、大事だよね。
GM/それよりも、弟がウズマキから出してあげられて生活できることに、とても喜びを感じている。
おうむ/むしろ早々に天花に世話になってそうだ。
俊弥/そのうち、おうむくんも双子と一緒に住むフラグでは?(笑)
GM/(天花になって)「おうむくん。玩具屋さんの仕事、今日はお昼すぎから聞いていたけど……もしかして、お昼と朝ご飯いっしょにしてた?」
おうむ/把握されている(笑)
GM/「1日3食を食べられる生活なのに、2食しか食べてないでしょ? というか変な時間に夜食作ってなかった?」
我威/リアルな切り込み方筒抜けである(笑)
おうむ/あー、うん。わかる? そりゃお隣なので判るよね。欲が薄いのでなんともふわふわ生きてきました。
俊弥/ドーナツとかで生きてそうだもんな、おうむくん(笑)
GM/ジトーっとした目。「もう、これからは、一緒に食べましょ。その方がしっかり栄養つけられるし、食費も抑えられるし、楽しいし良いと思う」
おうむ/楽しい。確かに。僕も2人と食べたい、な。提案にはニッコリ賛成。
GM/「ええ、決まりね! 食器を移しましょ」 すると洛人が「……おうむ。あれはな……栄養つけられるとか食費抑えられるっていうのは、建前だ」と言う。
おうむ/たてまえ?
GM/「寂しいからおうむと一緒にご飯したいっていう顔だ」
我威/プロツンデレか!(笑)
ヒルコ/んん〜! かわいい〜!(笑)
GM/(天花になって)「そんなんじゃない! ほんとに! おうむくんのことが心配で……!」
おうむ/んんん……んんんんんん……(笑)
GM/「10年間、ずっと会えなかったんだもん。……一番の友達……何度も思い出していた、おうむくんのこと……出来る限り会いたいって思うの、悪くないでしょ」
俊弥/破壊力は抜群だ。ここに一軒家を建てよう!(一同笑)
おうむ/天花、悪くないよ。僕もそう。
GM/「……あっ、うん。ありがと……」
ヒルコ/おうむくんはおうむくんで、人たらしなんだよな〜(笑)
おうむ/一緒に食べる、夢みたい。ね。無邪気に笑って、少ない食器をまとめる。
GM/「……私も、夢みたい。洛人も、きっとおうむくん達が……すぐに見つけてくれなかったら、どうなっていたか判らない。こうやって一緒に生活できなかったと思うし……今でも、こんな風になれたなんて、夢なんじゃないかって思う。友達に再会できただけで、絶望だらけの日々から脱出できるなんて。……ほんと夢みたいだね」
ヒルコ/お姉ちゃんだけじゃなく、洛人くんも実は凄く嬉しい。絶対にそうだ(笑)
GM/嬉しそうに笑う天花。その姉を、何も言わなくても……穏やかに、暴走の気配など一切無く穏やかに眺めている洛人。
おうむ/洛人もいっしょに作って、食べよ、ね。穏やかな表情につられて優しい声で……おやつ、お饅頭にしようよ。
GM/「……ああ! 饅頭にしよう。……その、昔世話にドクターが前に会いに来て『賞味期限切れる前にこの餡子玉を全部食べてくれ』って押し付けてきたのでおうむも食べてくれ
我威/泰紀さんの餡子!?(笑)
俊弥/あっ! 泰紀さん、表に出てる!?
ヒルコ/ほんとだ! 泰紀さんのお饅頭だー!(笑)


 ●エンディングフェイズ3/俊弥&我威

GM/そんな泰紀とのエンディングをしたいのだが君達は、衝撃的な事実を聞く。……泰紀が、外に出た……。
我威/な、なんだってー!?
俊弥/あんなに表に出てくれなかったのに!?(笑) 雪だるま2D6体作っても外に出てくれなかったあの泰紀さんが!?
GM/天花と洛人に挨拶をしたそうです。……かつて自分が、間接的でも世話を見て……人体実験に使っていたチルドレンに、謝罪をしたかったのこと。NPC同士の会話だからカットしたけど、ケジメをつけたそうです。
我威/うわ、真面目。
ヒルコ/泰紀さん、本当に研究者に向かない……優しい(笑)
俊弥/どっかの主任研究員も見習ってほしい。脱引きこもりした泰紀さんと外で会いたいですね。和カフェとかで!
GM/双子の新住居から離れていく、餡子を渡し終えて帰る途中に、俊弥は泰紀と会ってカフェに行く。
我威/俺も俺もー! シュンヤさんがお出かけするなら俺も行くー! じゃなきゃ押入れ暴れて壊す!
おうむ/脅迫じゃん!?(笑)
GM/なんでピンポイント押入れ破壊!?(笑) 「……リハビリってことで、付き合おう」
俊弥/最近美味しいカフェが出来たんですよー。ちゃんと我威くんも一緒に行きますよ。……泰紀さんの研究のおかげで、2人を救えました。
GM/「研究は、10年も掛かったけどな。もっと俺が、しっかりしていれば……もっと早く、それこそ、機関が解体される10年前よりも早くに成功させていれば……あの地獄の中で、止められた人は、大勢いたかもしれない」
俊弥/……それを言い始めたら、キリないでしょ。寧ろ機関解体前に完成してたら、上はあんたの思惑とは違った使い方してましたよ。
GM/「…………」 その言葉を見て、俊弥を見る。
俊弥/文字通り、使い潰すだけですよ。抹茶パフェを食いながら言う。
我威/【正気度】減らしていっぱいダメージロールしたりクリティカル値減らしたり、戦え戦えって命令しまくり! 絶対俺もされてた!
俊弥/うん、発狂して使い物にならなくなったチルドレンを、いつまでもいつまでも使うでしょ。
我威/餡子食べさせられまくりでずっと戦わせられてたな! あんみつの餡子うめえ!
ヒルコ/幾らでも悪い使い方をする方法はある薬物だった……ダイナマイトやん。
俊弥/そう考えたら、機関が解体されてから完成させた方が良かったやつですよ。その方が、泰紀さんの意図に沿う使い方でしょう?
我威/うん、今、あんたが完成させてくれて良かった。優しいあんたが、優しいやり方を使える今、作ってくれて良かった。
おうむ/本当に。
我威/あんたのひきこもり生活、本当にありがとうございます! すごく感謝、SK!
GM/ひきこもりありがとう?(笑)
俊弥/それに、これからもあの餡子で助けられる人も出てくる。……無駄じゃなかったんですよ、この10年は。
我威/そう、無駄じゃない! 10年間じっくりひきこもって確実にいいもん作ってくれたからこそ、大事な……友達を救えた!
俊弥/でも餡子食べれない人もいるだろうから、そこは改良した方が良いと思う、ぶっちゃけ(笑)
ヒルコ/つぶあんとこしあん、好き嫌いある世の中だから……!(笑)
GM/「そうだな……それは改良点だ」 笑う泰紀。
俊弥/やっと笑った。つられて笑う。
GM/「……凄く感謝か。感謝しなきゃいけないのは俺の方だよ。ずっと励まし続けてくれて、ありがとう。ずっと続けていられたのは、他でもなく、支えてくれる人のおかげ……だったから」
俊弥/こっぱずかしい。……そりゃ、引きこもりの成人男性を見放さずに面倒見てくれたご両親に言ってくださいよ。
GM/「ああ。せっかく出たこの足で、挨拶しにいくべきかもしれないな」
我威/真っ直ぐ帰らず! ご実家へ! でもその前に自宅で生成した餡子はなんとか処理して!
俊弥/やっぱ和菓子屋やるしかないのでは?(笑)
GM/「全部そこのうるさいのにあげるよ」
我威/やったー! 今日の夕飯餡子食パンにしましょシュンヤさん!
俊弥/名古屋トースト!? 待って!? うちが餡子まみれになる!(笑)
我威/俺が今夜の夕食作りますよ! 食パンに餡子ぬりぬりする仕事する!
俊弥/それ作るって言わないねえ!? 三食餡子になる前に、みんなに配らなきゃ!(笑)
GM/前向きに生き始めた元研究者。些細なことで隣で過ごすことができるようになった鬼の双子。何事も無く、今日も働く高坂。そんな日常に戻って来たPC達……。エンディングおいしい、違った、エンディングおしまいにします。


 アナザーワールドSRS
    『 躓く石も縁の端 』   END




GM/『アナザーワールドSRS』セッション、これにて終わりにします。お疲れ様でした。
一同/お疲れ様でしたー!
我威/エモクライマックスでした!
ヒルコ/とてもエモでした!
GM/ガチでクライマックス戦闘するとしたら、マスター権限の命令をする前に双子を弱体化させる戦闘を入れるつもりだったよ。戦闘カットして、こんな形になりました。
俊弥/それでも良いクライマックス戦闘でした。……途中でリアル正気度を失って申し訳ありませんでした!(笑)
我威/GMはカットしたNPC同士の会話を送りなさい。送ってくれなさい。お願い(笑)
GM/初めましての皆さん、GM付き合ってくれてありがとうございます。5版ルルブ作成シナリオ初めてだったよ。
おうむ/こちらこそ、凄く楽しかったです。
ヒルコ/凄かったです。ルルブの版上げに伴うルールの改良を上手く利用されたとても素敵なシナリオでした!
我威/異端堕ちルールを真に向き合ったシナリオだったのが凄かったよ!
俊弥/異端落ち、ループ、リトライ、機関とてんこもりで楽しかったです!
GM/機関シナリオなら、タイムスリップ要素を入れたいなって。
おうむ/その要素多めが嬉しかったですよ!
ヒルコ/凄い……高坂さんでした……高坂さんの精度が高く、とても優しく、弱くて強い人でした。そうやってすぐプレイヤーを殺しにこないで(笑)
俊弥/ほんと高坂さん弱くて強い人、判る。航先生と大山様が並んで出てきたときは純粋に怖かった……。
おうむ/一本松さんは爆撃でしたが……(笑)
我威/おうむくんと双子が幸せになれて良かったー! チルドレンは幸せになれー!
俊弥/おうむくん、セッション通してずっと出目良かったし、クライマックス戦闘の言葉の選び方が凄く良かった〜。
GM/戦闘してたら、チャートを自作するのが好きだから絶対「ランダムでシュテンドウジのモブ殺す」チャート結果を作ってたと思う(笑) また遊んでください、セッション楽しかった。
おうむ/ほんと楽しかったですー! また遊んでください!
我威/最高の4人とNPC達でした! SK!
俊弥/SK!(笑)




END

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