アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 夜より暗き桜 』 3ページ ■
2017年3月12日




 ●夜間トリガーイベント2 〜親子〜

GM/2日目の夜間トリガーイベントになります。源十郎さんによる進捗を尋ねる電話が掛かってきます。
茉澄/あ。
GM/「こんばんは、古水です。進捗はどうでしょうか?」
茉澄/……まだ話さなくていいかな?
君江/調べてない手つかずのAF判定があるよ。だからまだ本当のことは話さない方がいい。
茉澄/そうだな……。「目星がつきました」ぐらいに留めておきますね。
GM/では【理知】で交渉判定をしましょう。1日目では難易度6だったんですが、2日目は難易度8に上昇しています。頑張って。
魔法の鏡/だんだん難易度が上がっていくんですね。
茉澄/私は素振りを致します。(ころころ)はい、成功です!
GM/何事も無く電話のターンは終わります。さて次に……【幸運】判定です。昨日は成功したけど今度はどうかな? お母さんが救出されている状態ですが、何者かがそのことに気付かれてしまうかどうかを判定しましょう。
茉澄/ハッ!? 昨日のアレはそういう判定だったのか!
GM/これに失敗してしまうとGM側が有利になってしまいます。2日目なので難易度は10に上がっています。代表者1名、誰か判定してください。
君江/【幸運】なら俺が振ります! 頑張ります!(ころころ)よし、達成値14が出たので成功しました!
GM/無事、何事もなく過ごせます。
楼/おおっ、強い! ラッキーボーイ!(笑)
茉澄/幸運を愛し! 幸運に愛された男! ジャスティス!(笑)
君江/今日はたまたま地下を覗きに行かなかったとかだな……良かった。そんな風に放置されたらあと2日ぐらいでお母さんも死んじゃうよ。

 ここでそれぞれ『供給』を行なうことに。楼と君江、茉澄と鏡が供給をし、全回復した。

君江/お母さんの護衛で雑魚寝をして供給だな。泊まり込みで明日も頑張るぞ! そうだ、信くんか恵さんに訊きたい話がある。襲ってきた顔の大きい異端について話をしたい。
GM/1ラウンドが経過したので現状をご説明しましょう。信くんは隠れていた旧体育館から保護され、現在教会で待機しております。恵さんは地下から救助され、茉澄さんのご自宅に匿われております。信くんと恵さんとの話はAF判定の片手間にシーンを作ることができます。
楼/2人とも安静にしているんだ。
GM/ただし、源十郎さんと話をする場合は必ず『AF判定:調査・交流「秘宝館」』に成功して会いにきてね。
楼/オッケーです。……アラフィフとはまた会いに行かないといけないみたいだな。まずはノッブに会いに教会に行こうか。
GM/さっきGMが有利になるかの判定にPC側が勝利してくれたよね。では……何事も無く信くんと会えることにします。彼は暴れ出さずにちゃんと教会で保護されています。
楼/マジか、暴れ出す危険性があるのか……。ノッブ、俺だよ! 大丈夫か?
GM/蛇の鱗みたいな肌の彼は、やって来てくれた楼くんを見るなり「ろ、楼さん……!」と安心した笑みを浮かべます。
君江/信くん。まずは良い報告が一個ある。お母さんは安全な所にいるよ。ところで君は……1週間ほど前に、お母さんと怖い目に遭ったよね?
GM/頷きます。
君江/ちょっと体に異変が出始めたのはその後だったよね。どういう状況かもう一度話をしてくれるかな。
GM/「図書館からの帰り道の夜中、お母さんと一緒に妖怪に襲われました。とても怖い目に遭わされました。そしたら体がいきなりこうなってしまったんです」 ゲーム的に解説すると、信くんは正気度判定をさせられて、失敗させられた。『異端堕ち』をさせられたということになります。
魔法の鏡/異端堕ちかー!?

 『異端堕ち』
 恐ろしい状況に対応できるか【正気度】を使って判定するルール。もしくは、【正気度】を減少させるかわりに運命を捻じ曲げ大きな力を得ることができる選択ルール。
 世界が定めた運命を改変する力を持つ悪しき存在が異端である。自ら世界の道理を捻じ曲げるということは、異端になると同じこと。【正気度】を減少すれば減少するほど、元の生活が送れない存在へと世界が書き換わっていってしまう。
 具体的には「人間として生きていくことができなくなる」や「姿形が化け物のように禍々しく変貌する」などの存在の書き換えが発生する。


GM/信くんは夜に突然異端に襲われ、恐怖して【正気度】判定をしました。失敗し、【正気度】を減少する羽目になりました。お母さんを救おうとかしたんじゃなかな。そしたら【正気度】が0になり、「姿形が化け物になってしまう」という先祖還りをしてしまいました。
楼/そうなんだ……。って、先祖還り?
君江/となると、君の……お父さんってもしかして。
GM/「僕にお父さんはいません」 離婚した……というより、婚姻すらしていない男性と恵さんとの間に生まれた子供です。しかしこの状況、バジリスクスタイルに先祖還りをしたということは、信くんは間違いなく人外の血を引いているということでしょう。
茉澄/いないんだ。お父さんは……朧車かな。
GM/信くんは話し始めます。「ときどき意識が無くなって、勝手に体が動いていることがある。細長い箱を持っていた日もどうして自分がこんな物を持っているか記憶に無いぐらいだ。また勝手に動いてしまうかもしれない……」
君江/バジリスクスタイルになって……暴れ出す危険性があるってことか。
魔法の鏡/暴れないように閉じ込めておきましょうか?
茉澄/それ良いね。縛って置いておくとかできる?
GM/今は教会が保護してくれています。ただし、あくまでNPC任せになるのでGMは判定次第で信くんを自由にさせる可能性はあるよ。
魔法の鏡/……≪+50陣地作成≫で作った結界内に閉じ込めておくことは、できますか?
GM/うーん、≪自然の檻≫という対象を閉じ込めるという専用の特技があるからなぁ。じゃあ≪自然の檻≫のように自動成功じゃないけどその応用ということで、『鏡ちゃんが難易度を設定して、その難易度にGMが成功しない限り動くことができないという仕掛けを作る』のはどうでしょう?
魔法の鏡/それが出来るならいいかも!
GM/では≪豹変の業≫の応用をすることにしましょう。【理知】判定で難易度を設定してね。そのダイスロールの結果で、GMも信くんをどう扱うか決定します。
君江/ここで令呪を使うのもアリっちゃアリだね!
魔法の鏡/なるべく良い出目を出してね!(ころころ)うん、達成値15か……。
茉澄/≪叱咤激励≫にして難易度17にするか?
君江/難易度17ならなかなか抜けられないと思う!
茉澄/じゃあ≪叱咤激励≫を使用。鏡、お前はもうちょっと頑張れるだろうー!
魔法の鏡/はい! 難易度17で鏡の中に入ってもらって、安全な所に隠れてもらいます!
GM/GMは信くんを動かしたいとき、難易度17の判定に成功しなければいけないことになりました。2D6で12以上は出ないからな……なかなか難しいぞ。
楼/そこで待っていてくれよ。すぐ戻ってくるからな!


 ●ミドルフェイズ5/茉澄 〜宝剣の秘密〜

茉澄/≪物品調達≫から2シーンが経過したので≪興奮剤≫が届きました。リリィ、よくやったな!(笑) 宝剣について調べておきたいので私が【意志】で挑戦してもいいかな。
魔法の鏡/なら私が協調行動をします。(ころころ)おっ、ほいほい成功です!

『AF判定:調査「長勝院宝剣」』
 ・使用能力値:【理知】【意志】
 ・難易度:30
 ・ラウンド制限:なし

※「S市に保管されていた長勝院宝剣について調べる」演出に成功すること。
※協調行動OK。難易度:6。


魔法の鏡/マスターの前で良いところを見せちゃうぞ! 気合を入れる、≪興奮剤≫!
君江/まず飲んだ。サーヴァントにもユンケル癖がついてるな(笑)
茉澄/私が持っているのは≪機関「頭垓 所属」≫に伝わる頭垓特別製だ!
GM/せっかく機関を退職したのに社畜癖が抜けてない、悲しい(笑)
茉澄/いつも魂を削って仕事をしています、≪心身置換≫! 戻ってきた≪ホムンクルス生成≫のリリィをモニュモニュしています。モニュモニュ、ムニュー。
魔法の鏡/リリィがモニュモニュされてるー(笑) ここぞとばかりに私もリリィに≪ニュクスの冠≫で放心させるぐらいモニューってします!
茉澄/ええい、リリィを揉んでる場合ではないのだ! 働け私! とりあえず私の工房内にそれらしき文献はある。探してくれるかな? 棚の上にあるかもしれないから≪飛行の札≫で飛んでみよ。
魔法の鏡/飛んだー。私は飛んでいるー(笑) ≪武装粒子1・2≫で自分を粒子化してより飛びやすくします。≪魔法のローブ≫であおってもっと上の方に飛ぶ。
茉澄/下からも自分の≪魔法のローブ1・2≫であおる。わー、鏡がよく飛ぶー!
楼/なんで魔術師なのに物理に頼っているんだ?(笑)
茉澄/これで『現在難易度:8』。上手いこと文献が取れたかの判定だ!(ころころ)……あ、ファンブル!?
魔法の鏡/キャー!? ファンブル!?
茉澄/この場にリリィがいるから大丈夫! ≪悔改めよ≫でダイスロール振り直しだ!(ころころ)良かった、出目が1・4だけど成功です。あおいでいたら変な方向に行くところだった!
楼/あ、あっちじゃない! でもリリィが体当たりして戻してくれた!(笑)
GM/リリィならドーンと体当たりしても柔らかい(笑) という訳で宝剣の資料が何ということでしょう、茉澄ちゃんの自宅にございました。
茉澄/何か前に見たような気がしたんだよ。龍脈について調べていたときに調べておいたんだ!(笑)
GM/ではS市に伝わる長勝院宝剣について判ります。長勝院宝剣の前に一つご説明しなければならないものがあります。S市の文化財として制定されている『長勝院旗桜(ちょうしょういん・はたざくら)』という桜があります。これは『長勝院柏城(ちょうしょういん・かしわじょう)』跡地に咲いている、世界に一つしかないと言われている桜です。
君江/世界唯一の桜? すっげぇ……。
GM/源頼朝の妻の北条政子がここに安産祈祷をしにきたという逸話が残っていたり、軽く調べただけでも歴史の有名人達がこぞって集まっているパワースポットです。
楼/すごーい!
GM/何故みんなが集まっているのか。ここには生命の加護を与えられた桜が咲いているからです。……ちなみに、ユウメイイスタディオは生命を司る不死鳥だよ。
魔法の鏡/関連があるんだ……。
GM/うん。ユウメイイスタディオの加護を受けた桜こと長勝院旗桜は、周囲から魔力をどんどん吸い取って自分のものにしてしまうという特殊能力を持った……不思議な稀人だそうです。
茉澄/稀人? クラス[稀人]なんですか!?
GM/ええ、稀な人です。生き物だよ。
君江/そっか、植物も生物ですよね……確かに[稀人]カウントだ。
GM/その長勝院旗桜さんが、集めた魔力をこねこねして1000年前に作ったアーティファクトが、長勝院宝剣です。S市の文化財が保管されている秘宝館には「かつてそのような伝説があったよ」という伝承と共に、今はもう効力を失くした剣が封印、展示されていました。さすがに1000年前に造られた刀なので魔力は切れているのでただの刀として保管されているそうです。
茉澄/でも、事実……効果はあったぞ。
GM/そう、宝剣自体を調べる前に実物をゲットしたPC達は「魔力はある。まだ使える」ことを知っていますね。ちなみに先にこのAF判定をクリアーしても『イベントキー:長勝院宝剣』の効果を知ることができました。……さて、「表向き魔力が切れて普通の刀として展示されている」と「実際手に取ってみたら魔力があって使える」という差異を感じてください。
楼/あれれ、おかしいなー? 宝剣が今も使えるよー?(笑)
魔法の鏡/ぶ、ブラフだ!
GM/そして君江くんが指摘してくれたよね。もしこんな物が事実使えるなら、普通の博物館にある訳が無い。おざなりに扱われる訳が無い。それを秘密にし、公開情報にしなかった人がいるからこんなことになっているんだ。
楼/なんでだろうなー!
茉澄/なんでだろうなー!?
君江/……秘宝館に行ったとき、このことをぶっ込んでいいかな? 全員集合してから一緒に秘宝館に行きましょう。
魔法の鏡/そうですね、源十郎さんと話すべきだと思います。「貴方は誰?」という質問も込みで。
楼/あのクソジジイ! 俺はヤラセをさせられたってことじゃねーか! ったく人を馬鹿にしやがって!
君江/楼さん、完全に騙された形ですもんね(笑)
茉澄/冤罪ですよ! 名誉棄損だ! 訴えてやる!(笑)


 ●ミドルフェイズ5/楼 〜追及〜

楼/秘宝館には俺が行く。【体力】で判定するつもりで向かいます。
君江/難易度は10だけど、一応協調行動はしておくよ。(ころころ)達成値8で成功です。気合を入れて秘宝館に行きましょうか。

『AF判定:調査・交流「秘宝館」』
 ・使用能力値:【体力】【反射】
 ・難易度:10
 ・ラウンド制限:2ラウンド

※「秘宝館で時間を過ごす」演出に成功すること。
※協調行動OK。難易度:8。


楼/【体力】の能力値ベースが6なので、もう判定にいきます。(ころころ)成功しました。そのまま秘宝館に入って行きます。失礼しまーす。
GM/いらっしゃいませー。アラフィフです。
君江/どうもどうもー。すみませんこんな大人数で押しかけて。実は……宝剣についてなんですけど。
GM/(源十郎になって)「異端と宝剣が見つかりましたか?」
楼/ええ。今は異端に盗られない安全な場所に保管してあります。宝剣に関して調べていたら……いくつか食い違う情報が出てきたんですよ。一点お伺いしたいことがあります。
GM/「何か?」
楼/確か宝剣は世間一般に公開されている情報としましては、特にアーティファクトの性能が無いものとされていますよね?
GM/「ええ。平安時代には大層な魔力が込めらた刀だったらしいですが、もう1000年前の話ですからね」
茉澄/平安すげーな。
GM/マジでそれな。
君江/ロストテクノロジー感あるよな(笑)
楼/しかし我々がこの実物を見た限りでは、その機能が失われていないように見えます。
GM/「…………」
君江/凄い代物ですよね。あれ、教会の地下に封印しておく禁書レベルの物でしたよ。マズイですよね、あれ。とてもじゃないけど一エージェントが運ぶような物じゃないですし……。
楼/それこそ、今回みたいに異端に盗まれて悪用されたら……世界が無くなりますよ。
GM/「……では早く博物館で封印しなければなりませんね。宝剣を、奪還できたのでしょう? 渡していただけますか」
楼/……いやいや。
GM/「報酬はお支払いします。奪還されたことを公にしたくないという立場の保身のために一部情報を隠していたことの謝罪として、報酬は上乗せに……」
君江/感覚が庶民ですからね。こんなおっかない物、渡して報酬を貰ってハイそうですかで終わらせることができないんですよ。この件、教会に連絡して上から判断を仰ぐようにしますわ。
GM/「い、いやそれは!」 アラフィフ、慌て始めます。
君江/いやいやいや、本当無理ですわ。自分なんかがこんな物を黙って放置して、偉い人にバレたら何て言われるか! ……ねえ、鏡ちゃん。どう思う? このおじさん、他にも嘘ついているんじゃないかな。
魔法の鏡/はい。真実を言っているとは思いません。
GM/「…………。宝剣は、どちらにあるのですか?」 口調は変わらず、でも声のトーンが地味に変わったような感じでもう一度問い掛けます。「宝剣をよこせ!」というイントネーションですね。
楼/……お前の判らない場所だよ。
茉澄/茉澄のウズマキに入れてあるから、出さないぞ!
GM/「困りますよ、異端に持っていかれて……見つからないままだと、このままだと」
君江/このままだと……なんですか?
GM/「このままだと……召喚も何もできなくて困るんですよ!」 源十郎はその場で足踏みします。≪テリトリー≫が発動。君達を外界から遮断、閉じ込めます。
君江/おっとぉ……!
茉澄/[領域遣い]だ!
GM/「……困っているんですよ。息子を操って宝剣を奪わせたのに、私が呼んで呼んでも宝剣を持ったままどこかに行ってしまって戻ってこない。まだ抵抗しているのか、早くバジリスクスタイルへと堕ちてしまえば優秀な手足として使えたというのに!」
魔法の鏡/ノッブは私が閉じこめていますから来ませんよ!(笑)
茉澄/親子ぐるみの犯行。……貴方が朧車だったか。
GM/そのようです。ですが信くんは、父親である彼に操られているようです。「息子を欺く神に会わせたいのですよ、邪神の降臨は我々異端の願いである本能ですから。その召喚のためには呪文と、その呪文を成功させる必要がある。だから……宝剣がどうしても必要なのです」
楼/それで俺にヤラセを!?
GM/封印されていた宝剣を「博物館改修のため一週間だけ別の所へ移す」という名目で封印を解く。その一瞬を息子を使って奪わせる。奪った宝剣を使用し、桜祭りでセラーフィームの合唱団の儀式を成功させる。そういう算段だったのですが、残念ながら信くんは宝剣を奪った後に自我を取り戻し、源十郎の元に戻りませんでした……という種明かしです。
君江/信くんは貴方の元には来ませんよ。まだ人間です。
GM/「あれだけ恐怖に襲われたというのに? 母親をあんな目に遭わせたのに、まだ人間側にいると」
君江/そりゃあ、貴方の方にはいきたくないでしょう。
GM/「……≪魅了の魔眼≫の効き目が甘かったか」と源十郎さんは目を光らせます。右目が≪石化の魔眼≫、左目が≪魅了の魔眼≫の異端のようです。
茉澄/ひえー、どっちも強いやつだ!
GM/「博物館のオーナーに成り代わり、仲間にも車屋恵に成り代わらせ、祭りまで逃げ切る……そのつもりだったが。この場で宝剣を奪い取るしか手段は無いようだな!」 そう話す源十郎の背後に、車輪の付いた妖怪と、翼の生えた異形コカトリスが1体ずつ現れます。石化の得意なフレンズだよ!
楼/怖いフレンズがいっぱいだ!(笑)
GM/「宝剣を渡さないというなら、力づくでいただくまで!」 それでは、クライマックス戦闘を始めましょう!


 ●クライマックスフェイズ 〜激突〜

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:楼、茉澄、君江、魔法の鏡、リリィ
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:源十郎、ミニ朧車、コカトリス

【行動値】
 源十郎:15
 楼:11
 茉澄:11
 君江:11
 魔法の鏡:11
 ミニ朧車:11
 コカトリス:11
 ビフロンス・リリィ:8


GM/見事なまでに【行動値】11で揃っているな(笑) PC側が優先なので、PC4人が動いた後にモブのミニ朧車とコカトリスが行動します。さて第1ラウンド、セットアッププロセスに参りましょう。一番早いラスボス源十郎さんが≪EP:飛行≫を使用してダメージ+1D6します。
茉澄/アラフィフが飛んだー!?(笑) 茉澄は≪頭垓≫を使って自分のスキルウェポンの射程を伸ばします。
GM/茉澄は社畜時代の記憶を思い出した。
茉澄/怨念によって射程を20メートル伸ばす! 24時間働けますぞー! 航先生への恨みぃー!(笑)
魔法の鏡/マスター、しっかりして!(笑)
君江/茉澄さんってパワフルですよね(笑) 君江はセットアップで≪空間歪曲≫を使用します。

 ミニ朧車は≪突貫≫を使用し、PC4人が密集しているエンゲージ1まで移動を行なう。
 コカトリスは≪闇の血統≫でダメージをアップさせ、ビフロンス・リリィは≪空間知識≫を使用して支援に備えた。


GM/セットアッププロセスが終わったので、メインプロセスに参ります。まずは源十郎のターンから。……確認です。源十郎の手に宝剣はありませんね?
楼/無いです。
茉澄/返してないもん!
GM/なので、ラスボスは[世界遣い]系の特技が全部使えないことを宣言しておきます。もし手に渡っていた場合は使ったよ。
魔法の鏡/特技を封じた!?
君江/無くて良かった!(笑)
GM/なのでスタンダードに攻撃をしよう。PC4人全員に≪爆散≫で攻撃します。9D6点ぐらいダメージロールがくる必殺技を使います。
楼/9D6!?(笑)
GM/全員回避判定してね。(ころころ)命中15です。
茉澄/一番【回避値】が高い人に≪幻想式≫を使おう! 楼さんに達成値+4!
楼/ありがとう、確実に避ける!(ころころ)命中20で回避成功!
魔法の鏡/振るぞー!(ころころ)10ピッタリ。当たります。
茉澄/(ころころ)回避12で失敗だわ。
君江/避けるぞ避けるぞ避けるぞ!(ころころ)回避13なので失敗……。
茉澄/葛巻氏に≪叱咤激励≫! 達成値+2で、避けて!
君江/ありがとうございます、回避15で避けた!
茉澄/後は令呪回避をしよう! ≪爆散≫は何としても避けたい! マスター、令呪を!
君江/サーヴァントの茉澄さんに令呪を使用! 回避判定+20!
茉澄/鏡にも令呪をあげる! リリィにも令呪を使用!
魔法の鏡/わーい、ありがとうございます!
GM/リリィがポヨンポヨンと回避します。……ところで源十郎さんは人型で戦っているんですが、朧車という妖怪って目からビームをするんだよね(笑)
魔法の鏡/目からビームを避けました!(笑) では次に……私が先に行動します。全員に≪大地の勅命≫+≪イバラの城≫を使用。ラウンド間、ダメージ+14します。
楼/ダメージ+14は強いな!
君江/スキルウェポンの無い俺の拳もダメージ+14は強いな!(笑)
GM/ダメージ+14は凄いぞ、ダイス3個や4個分増えているようなもんだからな。もしかしたらザコ敵ならワンチャンで倒せるかもしれないよ。
楼/じゃあ楼が早速攻撃します! 近寄ってくた車に≪獣化≫で狼に変身します。ガオーッ!
GM/≪獣化≫ってシーン間ダメージ+4だよね。さっきの鏡ちゃんの強化と合わせて令呪1つ分ぐらいのバフじゃないか(笑)
楼/『新宿のアヴェンジャー』みたいになります!(笑) ≪巨大武器≫で車に攻撃。(ころころ)命中17!
GM/(ころころ)回避13です。当たった。
楼/(ころころ)車に33点の物理ダメージ!
GM/……い、一撃死はしなかった。しかし予想以上の負傷だ。
君江/30点以上のダメージって、俺だったら瞬殺だ(笑)
茉澄/私もアラフィフに攻撃します。≪幻惑の衣≫+≪魔法剣≫で、防御無視攻撃をします!

 ≪幻惑の衣≫の判定は成功。ダメージアップをして、命中判定の結果も成功。
 ダメージは39点。出目も良くほぼ最大ダメージを叩き出した。


君江/今のうちに≪禍福のさざなみ≫を使用!(ころころ)よし、成功。今のダメージロールに+20してください!
茉澄/それなら、防御無視ダメージは59点! エクス……カリバァァーッ!
楼/うわー! 派手ー!(笑)
魔法の鏡/マスター、カッコイイー!
茉澄/イエェーイ! もっと褒めろー!(笑)

 君江はマイナーアクションで≪興奮剤≫で全員の【MP】を2点回復。メジャーアクションで≪清浄の使者≫で全員の【HP】を11点回復した。

GM/それでは……車輪が外れかけている虫の息のミニ朧車が攻撃します。君江くんを≪会心の一撃≫でゴロゴロと轢き殺します。
君江/交通事故になっちゃう!?(笑)
GM/(ころころ)命中は13です。
君江/(ころころ)あ、回避が12でした。1足りないかー!
茉澄/ふ、振り直すか!?
君江/1でも上がれば勝利できる! ≪逆転運命≫を使用!(ころころ)あ、ファンブルだ。
茉澄/えっと……リリィは考えた。これは無理だと。≪悔改めよ≫を使用(笑)
君江/(ころころ)はい、失敗したので回避できません! ごめんね!
GM/交通事故に遭えという神の啓示だよ。……あ? ごめん、≪会心の一撃≫の説明文を読み上げていい?

 ≪会心の一撃≫
 気持ちを奮い立たせながら攻撃を行なう[狂戦士]の主特技。
 そのラウンド間、ダメージ+1D6。
 使用宣言後、即座に1D6を振る。6が出たら更にダメージ+1D6(つまり+2D6)。
1が出たら、自身の【体力】点ダメージ(軽減不可)を受ける。

GM/忘れてたから≪会心の一撃≫の1D6を振ります。(ころころ)……あ、1。
魔法の鏡/あれ?
茉澄/……これ、ダメージによっては車、死にません?
楼/さっき虫の息って言ってたよな? 車輪が外れているとか……。
GM/……効果は発動します。 君江さんにダメージを与えます。その後、【HP】が0になるのでこいつは死にます。
楼/捨て身の攻撃か!(笑)
君江/相討ちってやつですね! 人身事故アタック!(笑)
魔法の鏡/自爆だー!(笑)
GM/ダメージロールにいきます。(ころころ)ワーオ、物理ダメージ23点だ。君江くん、生きてる?
君江/……≪いとしのシト≫で【防御点】が1点だけあるので、【HP】1点で生き残っています! でもいってぇー!
魔法の鏡/本当に虫の息! でも車は……。
GM/ご臨終です。皆さんは目の前で起きる交通事故を見てください。
茉澄/博物館内でこんな事故が起きるとは!(笑)
楼/君江ぇー!? 生きてるかぁー!?(笑)
君江/グッタリ倒れますけどまだ意識があるので……手をヒラヒラしますね(笑)
GM/なんということでしょう、敵が減ったよ!(笑) 次はコカトリスのターンなので、マイナーアクションで移動します。チャリじゃなく徒歩で来た。
魔法の鏡/鳥なのに。
GM/で、コカトリスは君江に攻撃な。
楼/待って待って待って! 虫の息なのに死んじゃう!(笑)
GM/バジリスクスタイルの皆さんは毒を持っている設定だからね、≪覇魔矢≫+≪殺戮の身体≫で攻撃だー。(ころころ)お、命中15でなかなか良かったぞ。
茉澄/れ、令呪で回避しろ!(笑) いや、先に≪幻想式≫を使うからそれで回避してくれ!
君江/はいっ!(ころころ)よし、回避16だったので避けます!
楼/ギリギリ避けたー!(笑) ターゲット集中されているけど、絶対これって戦闘前に君江が煽っていたからだろ!(笑)
茉澄/的確に殺されている!(笑)

 ビフロンス・リリィは≪興奮剤≫+令呪で全員の【MP】を22点回復。その後、≪肉体復元≫で全員の【HP】を10点回復した。
 全員の行動が終了し、クリンナッププロセスに移行。源十郎は特別な行動を始める。


GM/源十郎はオリジナル特技≪バジリスクの魔眼≫を使用。クリンナッププロセスに≪石化の魔眼≫を発動させるという特技です。(ころころ)ダイスロールで対象を決めた結果、楼くんに攻撃します。
楼/やめて!
GM/しかし回避の仕方を君は知っている筈だ。【幸運】判定難易度6に成功すればいい。
楼/そうだった!(ころころ)ハイ、オッケー! 出目が1・2でも難易度6なら成功だ!
GM/即死攻撃だからね、確実に成功して良かった。このような攻撃がクリンナッププロセスにきますが、対処法を知っている君達なら大丈夫!

 クリンナッププロセスに茉澄は≪紅蓮の指≫を使用。対象は楼を選択し、楼にもう一度メジャーアクションを取らせることにした。


楼/もう一回殴るよ! 命中いきます。(ころころ)命中15!
GM/(ころころ)回避13、当たったよ。
楼/よし、ダメージいくぞ!(ころころ)ダメージ32点。
GM/まさか反撃されるとは思ってなかったので、コカトリスはピギャピギャ慌てています。

 第2ラウンド、セットアッププロセスに移行。
 源十郎は≪箱舟の主≫を使用し、クリティカル値を−2。茉澄は≪機関「頭垓 所属」≫を楼に使用して、楼のスキルウェポンの射程を20メートル伸ばした。

GM/頭垓での闇の思い出が楼くんの頭の中に!
茉澄/くらえ、残業時間が200時間を越えた思い出だ!
楼/あ、頭が痛い!(笑) 俺はフリーランスなのにぃー!?
GM/それぐらい大丈夫だって、頭垓の航先生は「人間は死ぬまで生きられる」って言ってた。
君江/こ、航先生怖い……(笑) 君江は≪空間歪曲≫を使用します。特技を使うと残り【HP】が4になるけど……生き延びる!
GM/わりとギリギリな生活を過ごしていらっしゃるな。
君江/その日暮らしのキミエッティだからな!(一同笑)

 リリィは≪異常鉱物≫でモブを1体作成。セットアッププロセスが終了し、第2ラウンドのメインプロセスに移行。

GM/源十郎さんは≪強化術式≫+≪浄化の一撃≫で、3体までを選択して攻撃します。楼と君江とリリィを攻撃しようかな。(ころころ)……クリティカルはしなかった。命中は16です。
楼/(ころころ)回避16です! ヨッシャ、同値で避けた!
君江/(ころころ)回避13です。
茉澄/葛巻氏は≪異常鉱物≫に庇わせる!(ころころ)リリィも失敗。でもリリィは【霊力防御点】50点なので受けます。
GM/あっ!? ≪鬼の肌膚≫持ちかよぉ!?(笑)
魔法の鏡/リリィちゃん、さすがです!(笑)
楼/あのモチモチしたの、すげーな!(笑)
GM/(ころころ)霊力ダメージ32点。リリィはダメージ0……他の2人も無傷だな。
君江/モブに庇ってもらえたからセーフだ……(笑)
GM/ではここで行動を終えた源十郎は≪鏡像≫を使用し、未行動状態になって同じ攻撃をします。指定する3体は楼、君江、鏡にする!(ころころ)命中16です。

 楼は自力で回避成功。
 君江は茉澄から≪幻想式≫の支援を受けながら回避判定を行なうが、ファンブルで失敗。そこにビフロンス・リリィの≪悔改めよ≫で回避になんとか成功。
 魔法の鏡も失敗したが、君江の≪未来の吐息≫を使用してクリティカル回避成功に持ち込んだ。
 源十郎の総攻撃は終わり、次に動いた魔法の鏡は1ラウンド目と同じ≪大地の勅命≫+≪イバラの城≫の強化をPC全員に使用。全員にダメージ+14の支援を行なった。


楼/楼は≪却奪:足≫+≪巨大武器≫で、アラフィフを転がせます! 全力で転がす!(ころころ)命中23!
GM/命中たっかいなぁ! 足腰が弱いアラフィフを転がすとは酷い奴め。(ころころ)回避失敗です。
楼/ダメージロール!(ころころ)38点に……令呪いっちゃおう!
魔法の鏡/はい、もっといけます! ダメージロール+20してください!
楼/58点の、足こかし! がっし!(笑)
GM/痛い膝カックンだなぁ!(笑)
茉澄/しかも遠距離膝カックンですよ!(笑)
GM/うわぁ、めっちゃダメージを受けまして……アラフィフは『バッドステータス:転倒』になります。今なら攻撃を当て放題だよ。
茉澄/アラフィフを狙いますよ! ≪幻惑の衣≫+≪魔法剣≫の攻撃! 防御無視でいこう!(ころころ)≪幻惑の衣≫の発動判定と命中判定は成功……合計で、55点の素通しダメージです!
GM/……おめでとうございます。2人の総攻撃を受けて、アラフィフは倒れます。戦闘終了です!
君江/た、倒れた? ボスが倒れたー!
GM/世界遣い系の特技を封印されたので弱体化状態のラスボスを見事倒してくれました。ちなみに、3ラウンド目の桜祭り当日にこんなAF判定を用意していたんだよ。

『AF判定:「欺く神の召喚・召還」』
 ・使用能力値:【意志】
 ・難易度:30000
 ・ラウンド制限:なし

※「神の儀式を行なう」演出に成功すること。成功した場合、邪神を召喚・召還できる。
※協調行動NG。


茉澄/はあ!? 難易度がヤバイんだけど!?(笑)
楼/30000……3万!? どうもできなくない!?(笑)
君江/AF判定ってクリティカル成功しても達成値30だから、絶対成功じゃないんだよね……?
GM/ただ、1000回クリティカル成功したらOKだよ。
楼/ああっ!? 宝剣を使えば成功できるの!? やーだー!(笑)
魔法の鏡/なるほど、[世界遣い]の≪未来の吐息≫を使いまくれば可能なんだ……。宝剣は絶対に確保しておかないといけなかったんですね。
GM/桜祭りまでに源十郎が宝剣を確保していればこのAF判定のバトルになっていたよ。さて……わんわんとガブリとエクスカリバーでアラフィフを倒しました。彼は一撃を食らって倒れています。異端なのでトドメを刺すことができます。
君江/トドメを刺せるのか……。でも俺は、ヘロヘロでへたり込んでます。どうします?
楼/親子がもう一回持って行かれるかもしれないと思うと……始末しておいてもいいと思う。
茉澄/≪魅了の魔眼≫は危険だからな。本当に危険だからな。
君江/構わないっていえば構わないと思うんですよ。こっちは正当防衛ですし。ただ責任を負うのが嫌ならこのまま踏んじばって教会に突き出しちゃうのもアリですね。
GM/この判断はPC達に委ねます。トドメを刺しますか?
茉澄/…………。アラフィフ、飼いたいかも。アラフィフ欲しい。
楼/か、飼うの?
君江/異端を管理下に置く能力者はそこそこいますけど……サーヴァントとして使役することだって可能ですし。
茉澄/そうだよ。アラフィフ! 『契約』しよう!
GM/『契約』は心からの説得が必要です。無理に『契約』を結ばせるにも≪背徳の従者≫などの特別な特技が必要です。なので相応しいキャラロールを求めますが? 今の源十郎は蒼い光になりかけて昇華される寸前です。
茉澄/その光になりかけている手を掴みます。ねえ、バイトしない? 衣食住完備だよ?
GM/「何故?」
茉澄/貴方が朧車という存在が貴重だから!
GM/「研究素材として?」
茉澄/いや……仲間としてかな?
GM/「仲間? 人間と人外であり、先ほどまで戦い合っていたのに何故仲間だと言う?」 ……ごめんなさい、今のままだと交渉も令呪無しで難易度18ぐらいだよ。
君江/何も引っかからなかったってやつだな。
茉澄/うん、私もそう思う……。もう一押しぐらいしてもいい?
GM/本当に説得したいのならね。でも今の状態だとGMは何も靡かないよ。
茉澄/……茉澄が頭垓で研究をしていた理由を言ってもいいですか?
GM/ほう?
茉澄/茉澄は機関にいたけど、元々はチルドレンです。
楼/チルドレン?
君江/機関で造られた人造人間や改造人間みたいなものだよ。
魔法の鏡/は、初めて聞きました。
茉澄/初めて言ったからな!
君江/研究者だって聞いていたからマトモな生活している人じゃないとは思っていた。……黙って聞いています。
茉澄/機関で死にもの狂いで生き続けて、頭垓に所属するまでに登り詰めてきました。その中で犠牲になっていく人外達をいっぱい目にしてきました。その人達を救うって意味でも、強力な他者を召喚して自分の力にして強く生きていこう……というシステムを確立しようと召喚の研究をしてきたんです。なので傷ついている人外を見捨てておけません。
GM/ほう、自分に絡めた設定だね。
君江/自分のライフパスを諸々使って説得は良い!(笑)
茉澄/それに……朧車って家族を求める妖怪なんだろ? なら私と家族になるのはどうだろう?
GM/ああっ、その結び付けはいいな! 自分のライフパスと朧車の設定を絡めた交渉なら、【理知】判定で難易度13にしましょう。令呪の使用は却下するけど、自分の特技なら使っていいよ。
茉澄/最後の≪幻想式≫を使って達成値+4をします。仲間が増えるのは嬉しいよね!(ころころ)達成値16ですね。
楼/凄い!(笑) ≪幻想式≫を使って成功できた。
GM/PC達が生かすという選択をするなら彼は昇華されません。彼は説得に応じます。頷き、握手をします。
茉澄/握手ぎゅっぎゅっ!
GM/「しかし……そう簡単に私は信用されないだろうな。こちらは悪巧みをしていた訳だから」 楼くんを見ながら言う。一回陥れようとした相手だからな。
楼/うーん……。すぐには胸糞悪い感じは取れないけど、別にこれからお前が何かを感じて生きていくならその生き方を見て俺はお前の感じ方を変えると思うよ。
GM/…………。彼は、≪魅了の魔眼≫である左目をグリっと潰します。血がダバダバと流れます。
君江/ひゅうっ。
魔法の鏡/痛い痛い!
GM/「これで≪魅了の魔眼≫は使用できなくなった。息子を洗脳することは今後一切できなくなった。これで許してくれとは言わないが、自分の立場を表明しよう」
君江/ひええ、やることがパンチきいてるー……(笑)
GM/彼は昇華されることなく、君達に危害を加えることもなく。≪テリトリー≫によって遮断されていた世界が元の姿へと戻っていき……普通の博物館へと帰ってきます。
魔法の鏡/元に戻った……。自分の意思で結界を戻してくれたね。
君江/……ふう、一件落着ですかね。
楼/ああ、終わった終わった!
君江/さて。教会には何て報告しますかね? 茉澄さんの管理下に置く形で自由を奪えたということで、教会に説明が出来ればいいですね。工房で一緒に研究をするとか言えばイケるんじゃないですか?
茉澄/きっとこれから私の工房でたくさんの書物を運んでくれることだろう!(笑)


 ●エンディングフェイズ 〜解決〜

GM/君達は教会に報告をしに行きます。異端を無力化し、拘束捕縛したことを高坂に話したなら、高坂は「異端刑務所に拘留するよ」と提案しますが?
茉澄/いやー、彼なりに反省を示してもらえたし、情状酌量の余地があると思うぞ。なので今後は一旦保護下に置いて今後の経過を観察するという方向でどうですかな?
GM/「茉澄ちゃん、なんか含みのある笑顔だな?」
茉澄/えー? そんなことないですよー?(笑)
GM/「了解。報告書をちゃんと提出してくれ。茉澄ちゃんの仕事は信頼しているから全部任すよ!」
茉澄/高坂さん、チョロイってよく言われません?
GM/「うん、よく言われる」(一同爆笑) 茉澄ちゃんがそのように手続きをするならOKです。で、ゲットした宝剣に関してどうする?
君江/て、提出かなぁ……?
楼/持っていても仕方ないしな……(笑)
茉澄/いいよね、カガミン?
魔法の鏡/構わないと思います!
茉澄/だよねー! しかるべき所にあるべきだよね!(笑) ウズマキからズルっと宝剣を出します!
GM/「ああ、これがもう魔力が無い普通の刀だって保管されていた重要文化財……」
茉澄/めっちゃ魔力あります。
GM/なんじゃこりゃ。やべえわ。封印するわ。『イベントキー:長勝院宝剣』をPC達から没収します。
楼/うん、こんなのあっちゃいけない!(笑)
GM/1000回もクリティカル化できるのもヤバイけど、≪世界創造≫だって1000回できるからね。「3D6振って全部6が出たら願いが叶う」なんて、1000回やってみたら……。
楼/1000回も振れば6・6・6ぐらい出るよ! ワンチャンあるで!(笑)
GM/ということで宝剣は無事、安全な場所で封印されることが決定しました。楼くんには輸送任務の報酬、異端捜索と宝剣奪還の報酬も、騙し打ちにあったことの手当金も全部支払われるから安心してね!

    ◆

GM/さて……君江くん。君は風の噂でセラーフィームの子供達が「明日の桜祭り発表会だけど、先生が病気になったから先生来ないんだってー!」「じゃあ練習中の童謡じゃなくて唄える合唱曲にしよう!」と話していたのを聞いてください。
君江/あ、別の歌を唄うことになったんだ。
茉澄/良かった良かった。
GM/セラーフィームの子供達は桜祭りで、違う発表会で練習したお歌を披露することになったようです。桜の前で「いあいあハスター!」することもないです。
君江/良かったよ(笑) きっと別の合唱曲でも充分楽しいよ。
GM/では……そんな君江くんの前に現れる金髪ツインテール6歳くらいの女の子。「お疲れ様。葛巻 君江」 ロリが桜餅を食べながら登場します。
魔法の鏡/桜餅、貰ったんだ!(笑)
茉澄/倒した桜餅マンを食べてる!?
君江/……よっ、聖剣ちゃん。問題の異端も捕縛できて良かった。ひとまず終わったよ。
GM/「ええ、終わったわね。そして世界は終わらずに済んだわ。貴方は夢の内容を覚えているかしら? 全てが石になってしまった、何も音の無い暗い世界線のこと」
君江/うん。あの何にも無い世界のことだよな……。
GM/「宝剣を手にした朧車は、邪神を召喚することが目的だった。でもその前に……[世界遣い]の特技を使って≪空間歪曲≫で射程を広げてみんなを石に変えまくったの。貴方が見たのは、朧車が暴走した世界。邪神が現れて世界が終わるのは、あの夢から少し先の話」
楼/そうなんだ?
GM/「だって邪神が現れて世界が終わってしまったら、葛巻 君江だって跡形も無く消えている筈よ。貴方みたいな生き残りもいなかった……。そして、貴方の他にも無事な子はいた
君江/……唯一、色がついていたのは……桜だけだった。
GM/「貴方の頬に当たった花弁は、彼女の涙よ」
君江/彼女?
GM/「世界は異端によって哀しい目に遭わされた魂を救うために時間を戻す。前回はね、しくしく泣いていた桜の木のために回った世界が回ったの」
君江/……そっか、桜の木は稀人だったんだっけ。世界は異端のせいで苦しんでいる人がいたらループが発生する。桜も被害者だったから、それを助けるために……。
GM/「彼女は宝剣を作った中心人物だからね。ちょっとこのことを気にしているみたい。世界を救ってくれた貴方達にお礼を言いたいようだけど、動けない稀人だから……後で花見でも行ってあげたら喜ぶわ。花見ができる世界が続いているんだから」
君江/そうしますわ。じゃあ俺も桜餅を食べて花見に行くよ……って、この桜餅、元異端?(笑)

    ◆

GM/信くんとのエンディングシーンをやりたいです。
楼/はい! ノッブに会いに行きます。場所は……病室かな?
GM/そうだね。彼は≪魅了の魔眼≫で操られることが今後無くなったのでもう安全です。けど鱗の生えたバジリスクスタイルの外見はもう戻らないとのことです。
君江/そっか、一回『異端堕ち』しちゃったものは戻しようがないのか……。
楼/普通に会いに行こう。ようっ、元気か!
魔法の鏡/私もご一緒します。お邪魔しまーす。
GM/信くんは……落ち込んではいます。高坂達からその体が戻らないこと、今までの日常は戻ってこないことを聞かされているからね。でも、体調は元気です。
楼/おお、元気みたいじゃないか。
GM/「はい、楼さん。……あの、会いに来てくれてありがとうございます。話したいことがあったんです」
楼/なんだ?
GM/「詳しい話を聞きました。お母さんが相当危険だったってことを。お母さんを救ってくれてありがとうございます!」 まず第一にお礼を述べ、頭を下げます。
楼/おおおっ? 超絶良い子じゃないか!
魔法の鏡/綺麗な人間だなぁ!(笑)
GM/「お母さんは栄養失調にはなっているけど、命に別条が無いって聞きました。僕は……高校中退することになりました。でも命あってのことです。本当にありがとうございます」
楼/いやいや、お前も助かって良かったよ。それにその柄のことで言われたら、俺のところに来い。いつでも相談に乗ってやる。
GM/そうだね、人外である君はそれを言う権利があるな。
楼/……それにさ、俺はその柄、カッコイイと思う。北欧系はドラゴンに憧れがあるんだ。だから超カッコイイと思っている! だってすっげえカッコイイじゃん!?(笑)
魔法の鏡/憧れの存在なんですね?(笑)
GM/おお……それは心からの励ましになるな。それに、先祖還りだから楼くんと信くんって同じなんだよね。「可哀想に……」という同情や慰めではない、明るい楼くんの声に、信の表情はどんどん変わっていきます。
魔法の鏡/……信様は素晴らしい人です。この状態になってもお母さんのことを気遣える、本当に美しい人です。
楼/そうだな! 何かあったらいつでも俺の元に来い!
GM/信は「……はいっ」と頷きます。「楼さんとキョウコちゃんに励まされたら……落ち込むことがたくさんあっても、頑張れる気がします! ありがとうございます……」
茉澄/せっかくだからみんなでお花見をするんだ!
君江/みんなで行きます? 行きましょう!?
楼/よし、焼き鳥でも買って河川敷に行こうか?
茉澄/焼き鳥の調達なら既にアラフィフに任せている!
魔法の鏡/行動が早い! 既に働かせているんですね!(笑)
GM/病室の外は、青空の下で桜の花びらが風に舞う良い天気。君達がいてくれるなら少年は暗い顔をしたままではなく、明るくこの先も生きてくれることでしょう――。


 アナザーワールドSRS
   『 夜より暗き桜 』   END





GM/以上でセッション終わりになります。お疲れ様でしたー!
一同/お疲れ様でしたー!
楼/綺麗に終わって良かった! 情報の順番も順調ですみましたねー!
君江/すんなりお母さんが救えたのが良かったー!
GM/さくさくと情報が開いて楽しいセッションになったね! シナリオ分岐について話していいかな?
魔法の鏡/はい、お願いします。

 源十郎が宝剣を手に入れていた場合。

GM/源十郎は桜祭りまで逃げきろうとします。秘宝館で彼に会って、直接追い詰めないと……3ラウンド目に強制移行されちゃいます。
楼/アラフィフを突ついて正解だったんだ。
GM/大正解です。君江さんの追及の仕方が面白くてGMは好きでした(笑)
茉澄/あんな風に生きてきたんだなって判って面白かったー(笑)
君江/君江は自由気ままにフラフラ生きてきましたからー(笑)
GM/桜祭り当日になったら、源十郎は街の人を石化するような暴挙を行ない、『AF判定:「欺く神の召喚・召還」』を成功させて邪神を召喚します。ただしこれ、「召喚」の隣に「召還」ってあるよね? 召喚されてもPC達が頑張れば邪神を戻すことができるんです。
君江/お、お引き取り願えるんだ?(笑)
GM/うん。召喚されてもまだ起こされたばっかりの邪神は眠ってます。寝ぼすけの段階で帰せば問題無いです。
楼/「起きたら自分の家だった」ってことにすればいいんだ!(笑)
GM/なので世界崩壊という最悪のルートは回避できます。クライマックス戦闘はラスボスから宝剣を奪い合うバトルになっていただろうね。

 ミドルフェイズ中、2ラウンド終了時に信と恵を保護していない場合。

GM/2ラウンド以内に潜入を終え、恵さんを救助できていなかったら彼女は死亡します。
魔法の鏡/お、お母さん……!
GM/お母さんが死んだら信くんの若干回復していた【正気度】は0になり、完全にラスボスの手に堕ちます。また、お母さんが生きていても信くんを保護できてなかったり、信頼されていなかったり、自由にさせていると……ラスボスの≪魅了の魔眼≫で再度操られてしまいます。その場合は宝剣を奪えていないなら襲い掛かってくるし、クライマックス戦闘でも敵になります。
楼/今回は、一番良い形で保護できましたね。
GM/GM的には「保護しにいったのが人外である楼くんと鏡ちゃんだった」というのがポイント高かったなぁ。エンディングシーンの「ドラゴンぽくてカッコイイ」もかなり信くんの自信をつける一言だと思うよ!

 長勝院旗桜のある長勝院柏城跡地に行った場合。

GM/実は、桜とお話することができました。
君江/はっ!? その手があったか!?(笑)
魔法の鏡/桜の精と話せたんですね!?
GM/聖剣が「彼女」って言ってたよね。外見は女の人の精霊さんが色々話すイベントを用意してました。宝剣にまだ魔力が残っていることや、不死鳥のエピソード、宝剣を手にした異端は一体何をしようとしてるのかなど話したでしょう。会いに来てくれたキャラクターがPC3か、超能力者の[感応力師]や人外の[稀人]だったらボーナスもあったよ。
楼/同志だから話せたんだ……!
茉澄/そのシーンも見たかったなー!
GM/この後にお花見へ行ってくれるんだよね? そこでお礼を言われることでしょう。今後、君江くんが通り過ぎるたびに桜が「元気? バイト頑張ってる?」って声を掛けてくるようになります。
楼/フレンドリーだな!?(笑)

 源十郎に信と恵に関する家族間エピソードをPCが作った場合。

GM/朧車は「家族に会いたがる、家族愛に溢れた妖怪」です。本能的に邪神を召喚しようとしたという設定ですが、PC達が家族に関するワードで突っつくとかなり母子側に靡きます。
茉澄/へー! そうだったんだ!
GM/「息子とお母さんを愛していないのか!?」とか「今から家族としてやり直そう!」などを秘宝館で話したなら……対応が変わっただろうね。だから茉澄ちゃんの説得はわりと良かったよ。「茉澄の家族になる」ってことになったけどね。
魔法の鏡/家族化しちゃったよ。
茉澄/カガミンもその家族の一人になるといいよ(笑)
GM/ネタ明かしは以上かな? 謎は殆ど明かされて、ほぼ最短ルートで解決できたシナリオだったね。皆さんありがとうございます。
楼/いやぁ、美しいセッションだった! ありがとうございまーす! 初『AW』皆さんのおかげで楽しかったでーす!




END