アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 オーバーラップ シルエット 』 2ページ目 ■
2016年3月27日




 ●ミドルフェイズ3/お七 〜勇気、決意〜

GM/トウコちゃんとお母さんはお七ちゃんの≪愉悦の波≫のおかげで変な夢を見たぐらいで、特に気にせず今日も普通に生活しています。「お客様の前でぼーっとしちゃってごめんなさい」と謝られたぐらいで、何も変化は無いよ。
お七/良かった〜。それなら、トウコさんの判定その2にいきましょう!

『AF判定:交流「笹垣 トウコ 2』
  ・使用能力値:【体力】【知覚】
  ・難易度:15
  ・ラウンド制限:なし

※「NPC1と交流する」演出に成功すること。
※協調行動OK。
※このAF判定は『イベントキー:トウコ』がなければ挑戦できない。


ビクター/私が協調行動をします。昨日大変なことがあったようですし、男手はあった方が良いでしょう。
お七/そうですね。ビクター様がいらっしゃることですし、勉強会を今日も頑張りましょう! 昨日と同じトウコ様のお家でお勉強をさせていただきたいのです。
GM/(トウコになって)「もちろんでございますザマスよー。……今日は、吊太朗は?」
お七/吊太朗様はちょっと用事がございまして……。「物思いに耽る」という大事な使命がございます(笑)
吊太朗/俺は俺のヒストリーと向き合ってくる!(笑)
お七/お勉強はもちろんですが、この機会に……ご相談できないこともご一緒にいいんですよ。ちょうど吊太朗様もおりませんしね。ニコニコ。
GM/「……ほえー?」 デカパンみたいな顔になります。という訳でお勉強会を始めるけど、トウコはお七ちゃんの言葉に意識してしまってガチガチに固まっているよ。
お七/まあ、お可愛らしい(笑) 
GM/お七ちゃんはAF判定に何の能力値で判定しますか? それによってビクターが協調行動できるかの判定が変化します。
お七/【知覚】判定にします。
ビクター/【知覚】で難易度10に成功すればいいんですね〜。ひぃ、怖いよ〜。(ころころ)あ、1足りない。
GM/失敗か。残念ながらビクターさんは、お七とトウコの会話をニコニコと見ていてください。
ビクター/私のことは壁だと思ってください〜(笑)
お七/そ、それなら≪瞬足≫でさくっとお勉強を始めていきましょう!(笑) 頭がよく回るようにと支援、≪ミネルヴァ≫+≪魂装支援≫も使います!
GM/トウコのダイスにプラスをしてあげたんだ。魂から持ち上げたね。
お七/それと……日本のお家ですし、ビクター様が鴨居に頭をぶつけても大丈夫なように≪念動障壁≫を張ります(笑)
ビクター/教会の宿舎の天井は高いですからね〜(笑)
お七/わたくしも一緒に勉強しますが、≪L:耐久力上昇・HP≫を持っているのでいっぱい勉強をしても疲れません。皆さんが疲れていたらこっそり≪肉体復元≫を使います。
ビクター/……自分のテスト勉強のとき欲しいな(笑)
お七/昨日とは少し種類の違うお香を≪愉悦の波≫で焚きます。
GM/気分良くしてもらっちゃった。これで難易度が14減ったから、『現在難易度:1』だよ。
お七/せっかくなので≪覚醒具≫+≪ラブモーション≫を使用。いつ想いを告げられるんですか? なんでしたら、わたくしが橋渡しなどもしますので! ≪火霊操作≫で恋の炎を燃やさせる!(一同笑・ころころ)はい、これで成功です!
GM/キャラクターにあった特技の生かし方で凄いな。お七ちゃんに恋の炎を燃やされてつい口を滑らせてしまうトウコですよ(笑) ……ちなみに、この場に居るビクターさんの現在の心情はどんな感じなの?
ビクター/ビクターは恋愛という概念がそもそも理解できていません。でも、日本の女の子は可愛い。2人がはしゃいでいるのを見るのは凄く楽しいです(笑)
お七/≪ラブモーション≫はもしかしてビクター様に使った方がいいのでは?
ビクター/いや、ラブする相手がいませんよ(笑)
GM/……トウコは話し始めます。「あの、その、えっと、恥ずかしいんだけど……いえ、恥ずかしいザマスけれども」
吊太朗/わざわざ言い直した(笑)
GM/「あたし、考えていることがあるんです……このままだと吊太朗は絶対に気付いてくれないと思うんです」
お七/アッハイ(笑)
ビクター/私から見ても、鈍感と言いますか……違う意味で貴方のことを大切にしているとは思うんですけどね。
GM/「だから……このまま待っていても、きっと良く進展しないんじゃないかって……」
お七/そうですね、自分から動くかないと。気付かなければこちらから気付かせる。それが大事です!
GM/「……だよね、やっぱり!」 トウコはとても前向きな意見を言います。「だからあたし、もうお七さんは判っていると思うけど自分の『イベントキー:恋心』を吊太朗に渡そうと思うんだ! 2シーン後に!
お七/いきなりのメタ発言!?(笑)
GM/「お七さんに言ってもらえて、決心がついた。勇気が湧いてきたよ。ありがとね」
お七/トウコ様のお役に立てたなら嬉しいです。告白するときはわたくしがそれとなく呼び出したりとか、場所のセッティングもしますので! 誠心誠意見守らせていただきます!
GM/ここで【幸運】判定で難易度13をどうぞ。前回は難易度15だった判定が、今回は13まで落ちています。
ビクター/なんだろ?(ころころ)成功です。
お七/(ころころ)こちらは失敗ですが、ビクター様が成功していただけました!
GM/ビクターは2人が恋バナしているところを見ていると、気付きます。……揺れている赤い影の存在に。
吊太朗/……ええっ!?
GM/判定失敗したお七ちゃんはまだその影には気付いていません。だけどビクターは、トウコの背後に獣の影が見える。影が濃くなったと思うと、トウコを突き飛ばして怪我をさせようとする動きをする。
ビクター/そ、それは……! 咄嗟に間に入ります! そこだっ! 影を指差します!
GM/指差されたお七ちゃんにも、昨日見た狐の影が見えます。
お七/キツネーっ!? トウコ様に≪念動障壁≫ーっ!
GM/間に入るビクター。支援を飛ばすお七。君達2人の妨害を受けて、赤い獣は居なくなります。完全にこの部屋から消失しました。
ビクター/良かった……。
GM/あの獣は、トウコを殺意を持って殺しにかかってきている。2人とも確信します。
お七/昨日も、モロ殺意でしたよね……。
ビクター/……トウコさんが恋愛感情を持っているから? アレクソウルは嫉妬深いんですよね、確か。
GM/アレクソウルが出現したのは、恋バナをしてトウコが「吊太朗に告白しようと思うの!」と決意したあたりからです。いきなり立ち上がったビクター先生と「キツネーっ!?」と叫んだお七ちゃんを見て、トウコは「何事!?」と驚きます。
吊太朗/ですよねー(笑)
GM/「……キツネ?」
お七/キツネ。………………はいっ!
ビクター/「はいっ!」でおしまいですか!?(一同笑)
お七/誤魔化しようもなく「キツネーっ!?」と言っちゃったんで、「はいっ!」と肯定します。何事もなく。
GM/……何事もなく進められたので、このまま何事もなく勉強をしようと思います(笑)
吊太朗/「この人達、何だ?」って思われちゃうわ!(笑)
お七/これはしょうがない。
GM/しょうがないのかよ(笑)


 ●ミドルフェイズ4/吊太朗 〜声〜

吊太朗/物思いに耽ります。
GM/ウィッス(笑) 吊太朗くんは「回想シーン」をしてくれるそうです。どこの場所でするのかな?
吊太朗/やはりマイルームですね。オンザベッドで足を組んで、物思いに耽けます!

『AF判定:回想シーン』
  ・使用能力値:【意志】
  ・難易度:20
  ・ラウンド制限:なし

 ※「過去を思い出して物思いに耽る」演出に成功すること。

吊太朗/これからのこと、今までのことをとりとめもなく考えます。これはもう薬物を投与して思い出すしかない。
お七/サクッとキメちゃうんですか!?(笑)
吊太朗/≪薬物調合≫で≪強力調合術≫をし、≪最高調合術≫を使ってキメます。さらに脳の活性化を図るために≪興奮剤≫を混ぜてちゃんぽんします。
ビクター/自分の体の限界を試した!(笑)
GM/強力な≪興奮剤≫を作るんじゃなくて複数の薬をちゃんぽんにするのかよ(笑)
吊太朗/ 薬をキメて中二心が上がったので≪凶々しき武器≫であるバタフライナイフを無意味にパチパチします。
お七/バタフライナイフをパチパチするの、カッコイイよね(笑)
吊太朗/バタフライナイフをパチパチやりながら物思いに耽る俺……! お母さんが入ってこないように≪負の空間≫を作ります。
ビクター/それ超大事!(笑)
吊太朗/お母さんが来たら台無しだぜ! 薬をキメてバタフライナイフをパチパチしている時点でこれはもう≪闇の勇姿≫かな。
GM/数分後にお母さんが「ツルター、ご飯よー!」って言うから今のうちに≪闇の勇姿≫になっておくんだ(笑) 使用特技は7つ、難易度が14減ったので、『現在難易度:6』です。
ビクター/すっかり闇ヂカラを溜めたから、いくんだ!(笑)
吊太朗/俺のビーストが唸るぜ!(ころころ)達成値13です。パチッ、パチッ……。
お七/そろそろナイフをしまいましょう(笑)
GM/吊太朗くんは物思いに耽ることと言ったら、何かな?
吊太朗/アンニュイな表情をして……トウコの心配をしています。パチッ、パチッ。あ、ナイフしまったんだった。
お七/しまえてなかった!(一同爆笑)
GM/君は考える。今までのこと。これからのこと。トウコのこと。とりとめもなく、巡り巡り、考え始めます。
吊太朗/はい……。
GM/彼女は変化した。彼女は今までの彼女ではない何かになった。君は今までの彼女しか知らない。今の彼女の変化に気付いているのか、いないのか、判らない……。誰かの声が君の頭の中に鳴り響く。
吊太朗/……はい……。
GM/問い掛けるように君の頭に言葉が入ってくる。……君は彼女が「女に目覚めた」と思った。そう、誰かに愛情を抱いて、その愛情を渡そう、同じように自分も愛情を得ようと思ったんだ。誰かの声が君の頭の中に鳴り響く。
吊太朗/……うん……。
GM/感情の揺れ動きは生き物にとって大事なもの、重要なもの、大切なもの。誰かの声が君の頭の中に鳴り響く。彼女は愛情を渡したかった。彼女は愛情を貰いたかった。それは彼女だけではない。多くの者が考えること。恋多き女性であれば当然のこと。誰かの声が君の頭の中に鳴り響く。
吊太朗/……ん……?
GM/【意志】判定難易度10に成功してください。敢えてここでGMは説明しますが、このAF判定に協調行動ができない理由があります。このシーンに登場している他のキャラクターがいたとしても、この【意志】判定に参加することはできません。
ビクター/今回は吊太朗さんのマイルームで1人きりですし、他に振ろうとする人もいませんね。頑張れ、吊太朗!
吊太朗/さあ行くぞ、吊太朗! ビースト!(ころころ)11で成功です。
お七/成功しましたー!
GM/君の背後に、とある女の子がいることに気付く。『魔鏡のカケラ』と呼ばれる存在です。
お七/ま、魔鏡のカケラだ……!?

 魔鏡のカケラ
 誰も居ない空間から現れる、謎の少女。14歳ほどの少女だが、その正体は異端を生み出す『欺く神』の体の一部。
 迷える者の元に楽しそうな話題を提供し、導いてくれる。優しく欲望を囁き、人々を『異端堕ち』させて世界を『負の感情』で満たそうとしている妖艶な魔女。


吊太朗/(『NPCパーソナリティーズ』のイラストを見て)か、可愛い女の子ですね!?
GM/可愛いですけど、彼女が何をするかと言うと悪知恵を入れ込んで争いの火種を撒き散らすという……異端の親玉です。
お七/迷っている人をそそのかす子だね……。
GM/彼女はただ話をするだけ、ちょっとだけ力を貸してあげるだけ。直接手を汚さず、人々を悪行に走らせたり異端を更にパワーアップさせたり、犯罪に走らせることが目的です。
吊太朗/俺を少年犯罪に走らせようとしている!?
GM/彼女はまるでこの空間に居ることが自然のように振る舞い、君も彼女が居ることに怪しむことができない。しかし君は【意志】判定に成功したので、自分にとても嫌なモノが憑りついていることに気付きます。君が強く拒むのなら、直接危害を加えない彼女はすぐにシーン退場します。
吊太朗/友達っぽい感じ?
GM/ええ、友達のように自然に現れていました。(魔鏡のカケラになって)「彼女は変わってしまったわ。その原因が誰のせいなのか、貴方は気付いているかしら?」
吊太朗/ええ……? 判んねーけど、やっぱり周りの女子とかの話や様子を見て触発されたって感じじゃね?
GM/「そこに、自分が関わっているということは思わないの?」
吊太朗/お、俺? 困惑したような表情になります。俺……何もやってないもん。
お七/ぬうううううううううう。
ビクター/お、お七さん、凄い声が出てますよ(笑)
お七/吊太朗様の頬っぺたを捻じって伸ばしたいいいいいい。
吊太朗/ち、千切れる!(笑)
GM/「彼女は一体誰と時間を長く過ごしてきたかしら? お父さん? お母さん? そんな当然なこと……大人になってきた貴方は言い訳にするのかしら?」
吊太朗/(凄く嬉しそうな声で)大人っ!?
ビクター/そこで喜ぶな!(一同笑)
吊太朗/俺、大人かぁ、そうかぁ! そうさ、俺はオトナ! 俺は何も恐れない大人、周りがコドモに見えて仕方ない……!
お七/ヤメテ!(一同爆笑) 「悪くねーな!」みたいな顔をしてますよ!?
GM/「まぁ、あまずっぺぇ〜」 クスクスと魔鏡のカケラは笑います。GMの「あまずっぺぇ〜」ノルマが達成されました。
ビクター/その縛りは、何だ……?(一同笑)
GM/「彼女は女に目覚めた。貴方は大人になった。様々な感情を得て人は変わっていく。……そして、あいつも……」
吊太朗/……あいつって誰?
GM/【幸運】判定難易度8で、魔鏡様が教えてくれるよ。魔鏡様はお話だけなら何でも話してくれるんだけど、大体その内容はいらない迷惑なものだったりするけどそれでも良ければ判定して。
ビクター/いらない迷惑を押しつけてくるんですね、可愛い(笑)
吊太朗/唸れ、ビースト!(ころころ)やった、達成値11です。
GM/「あいつが誰かって? 貴方達が追いかけているモノよ。追いかけられて彼女ったらとっても嬉しがっているわ」
吊太朗/えっ……レッドビーストが?
GM/「そう、レッドビーストが」
お七/魔鏡様が、合わせてくれている……(笑)
吊太朗/や、優しい。心があたたかくなった(笑)
GM/「私は優しいわよ。だって貴方は楽しいから教えてあげるの。……なんてったって貴方は争いの中心部にいるんだから、精一杯引っ掻き回してもらわないと」
吊太朗/いやぁ、優しいね。ダチだなダチ!
GM/「あら、私のことをダチと言ってくれるのね。じゃあもう一つ教えてあげる。貴方は女の子から愛情を抱かれているわよ」
吊太朗/俺のことを好きな女の子なんているの?
GM/「いるわ」
吊太朗/うぇー、さすが俺! やはり俺の大人の魅力に負けたということだな……!
GM/(突然お母さんになって)「ツルター! ご飯よー!」
吊太朗/母ちゃんあまりでかい声出すなよぉー! 今行こうと思ってたんだよっ!(一同笑)
GM/君が普通の男の子としての声を出す、と……彼女はもうその空間には居なくなる。
吊太朗/あ、ダチが行っちゃった(笑)


 ●トリガーイベント 〜チャンス〜

GM/お七ちゃんが吊太朗くんの家に帰り、ビクターさんが途中までお七ちゃんを見送りに来て……吊太朗くんの家の前に居るという、ちょっとしたシーンをします。
ビクター/私は教会の宿舎に住んでいるので、お七さんを吊太朗さんの家まで送っていたんですね。
お七/行きましょうー。そうだ、お夕飯をご一緒しましょう!
ビクター/私もご一緒でよろしいので?
GM/息子と居候の女の子の家庭教師だもん、お母さんもとても親しくしているから夕飯に呼ぶこともあるんじゃないかな? そうやって2人が吊太朗くんのお家に入ろうとしていると、後ろから「お七さーん!」とトウコの声がします。どうやらお七ちゃん達の後を追いかけてきたみたいです。
お七/あれ、トウコ様? どうなさったんですか?
GM/「今日焚いていたお香! お忘れ物ですよー!」 どうやらトウコは忘れ物を届けに走ってきたようです。
お七/あらまあ、すみません。ありがとうございます。
GM/吊太朗くんは、自宅の外で3人が話していることに気付きます。
吊太朗/じゃあ、外に出ます。
GM/「あっ、吊太朗。ちゃんと1人でテスト勉強できた……でザマスか?」
吊太朗/めっちゃ問題集を見てたしぃ〜。
GM/全員【幸運】判定難易度11をどうぞ。15→13→11と下がってきた、あの判定です。
ビクター/(ころころ)あ、クリティカルです!
お七/ビクターさん凄い! バッチリ判りましたね!(ころころ)10で、1足りません。
吊太朗/(ころころ)ビーストは唸りませんでした。さっきまで家の中に居たんで!
GM/ではスレンダーなビーストだけが気付いた。
ビクター/私はスレンダーなビーストなのか!?(一同笑)
GM/トウコさん目掛けて電柱が倒れてきていることに。
ビクター/ひぃっ!? トウコさんを電柱の倒れない場所に居る吊太朗の方にドンっと突き飛ばします!
お七/こ、これはラッキー!? ナイスー! 2つの意味でグッジョブです、ビクター様!
吊太朗/飛ばされてきたトウコを「おっと」と取り押さえます。
お七/そこはもっと!
吊太朗/う、受けとめます! 受けとめます!
お七/イエスイエス! グッジョブグッジョブ!
GM/お七ちゃんは英語を使いたいのかしら(笑) バキバキバキと崩れた電柱はドーンとコンクリートの道路に倒れます。バチバチと火花が散ります。
ビクター/す、スレスレでしたね〜……危ない。
GM/「停電よー!」「停電だー!」 人々が騒ぎ始める中……電柱の影に、赤い影がふわふわと浮いているのが見えます。
ビクター/……野暮ですよ、人の恋路を邪魔するのは。
お七/トウコ様と狐の間に入ります! これ以上何かをするようでしたら、排除させていただきますよ! そういうやらかしは許しません、ふんすふんすっ!
吊太朗/出た、お七の「やらかし」!(笑)
GM/フシャーと獣の影が威嚇……ビクターさんを敵視したような気がします。……さすがに電柱が倒れてきたことにトウコちゃんは目を見開いて驚いています。獣の姿は見えていないようです。
吊太朗/トウコ、大丈夫か? 電柱が倒れたっぽいけど何とかなったな。
GM/「だ、大丈夫だけど……って何その、あんまり驚いていない態度! ちっちゃい頃のことを思い出しちゃったよ!」 トウコはオープニングフェイズのことを言いますね。
吊太朗/あのときは幅もあって危なかったけど、今回は電柱でラッキーじゃん?
GM/「もーっ!」 停電の街の中。12月の暗闇でも赤い獣は君達の目にも見える。めらめらと敵意を、割って入ってきたビクターとお七に向けています。3人のうち2人以上【幸運】判定難易度10に成功すれば、追加シーンとしてもう1回シーンを獲得できます。失敗した場合はこのままクライマックスフェイズに突入します。
ビクター/おおっ、追加シーンは欲しい!(ころころ)10で成功です!
お七/(ころころ)11で成功です!
吊太朗/(ころころ)成功です。全員成功だ、やったー!
GM/吊太朗はトウコを安心させ、お七とビクターは獣に対して臨戦態勢を取る。獣は君達に襲いかかろうと動き出す……けど。
お七/けど?
GM/「この状態で戦ったとしても、貴方には無理なんじゃない?」 とある女の子の声がする。
ビクター/あ。
GM/赤い影の前に現れる少女。妖艶に微笑みふわふわと影の前に浮かぶ魔女……魔鏡のカケラです。【幸運】判定に2人以上成功したので、獣はその場から撤退します。まるで少女が助けてくれたかのように……。
吊太朗/ダチ公っ!
ビクター/ダチ公なの!?(笑)
GM/今回はお七ちゃんとビクターさんも魔鏡のカケラの姿を目視できます。【理知】判定難易度10に成功すれば魔鏡のカケラがどのようなものか……『NPCパーソナリティーズ』に掲載されている文を知っていていいことにします。なお、「[魔術師]である」「[稀人]や[異端者]で人外種族である」「英霊である」場合は、条件につき達成値ボーナス+3していいよ。
お七/はい、お七は英霊なのでボーナス+3で(ころころ)成功です。
ビクター/ビクターは[魔術師]で[稀人]なので+6で(ころころ)成功です。
GM/2人とも彼女を知る条件に当てはまっていたね(笑) 成功した2人は、あの少女が「異端の親玉である」ということに気付いていいです。とても危険な存在だということも。
お七/助けてくれてありがとうございますとお礼を言って頭を下げて……上げたときに気付きます。……もしかして、あの獣をそそのかした人ですか。
ビクター/ビクターは、厳しい顔をします。……ダチではないですね、あれは。
吊太朗/ええっ、ズッ友だよ!?(一同笑)
ビクター/吊太朗さんは不思議な女の子に好かれる体質なんでしょうか!? ハーレムものライトノベルの主人公では?(笑)
お七/そ、そうかもしれません……(笑)
GM/魔鏡のカケラはフフッと笑ってその場から消え去ります。周囲には「停電だー!」と騒ぐお家の人々だけになります。さてクライマックスフェイズではなく、もう一つシーンを進めることができます。


 ●ミドルフェイズ5/ビクター 〜夜の街〜

GM/シーンプレイヤーは、まだ行動していなかったPCを優先して、ビクターさんが妥当ですね。
ビクター/はい、ビクターはN市の調査を【幸運】でします。

『AF判定:N市を調査』
  ・使用能力値:【体力】【幸運】
  ・難易度:40
  ・ラウンド制限:なし

 ※「事件が起きているN市を調査する」演出に成功すること。
 ※協調行動OK。


GM/他の2人は【幸運】で難易度10に成功すれば、協調行動が行なえます。
吊太朗/(ころころ)失敗です! ビーストさよなら!
お七/(ころころ)お七は成功です。吊太朗様はトウコ様の傍に居てついていてあげてください!
吊太朗/はい、お七ちゃんが言うなら!
ビクター/素直ですね、まるでお母さんに言われたみたいです(笑)
吊太朗/母ちゃんに、停電だしトウコを送ってくると言います。
GM/PC達に寛容なお母さんは了解します。ではAF判定をし始めましょう。
ビクター/12月の停電ですか。暗いし寒いですね……火を点けましょうか。私はランタンに≪火炎術式≫で火を点けます。
GM/暗くてザワザワしている中で「火を点けようか」?
お七/やめてください、わたくしのトラウマスイッチが入りますっ!(笑) ……≪火霊操作≫で火を点けます。
ビクター/周りに被害が出ていないか≪見通す眼≫で見渡します。
GM/幸い電柱は家の上に倒れたり、他の人を巻き込んでいません。被害はこの一帯が停電になったことぐらいでしょう。
お七/夜なので足元が暗いですね。転んでしまうかもしれません。≪念動障壁≫の準備をします。調査の助けになるように≪瞬足≫+≪魂装支援≫を使います。
吊太朗/おー、支援が凄いなー。
お七/きっとトウコ様は怖がっていますよね……。2人が一緒にいることだし、≪愉悦の波≫を使います。
GM/ちょっと気分を良くしてくれたんだね(笑)
お七/そっと≪ラブモーション≫と、鈍感な吊太朗様に≪覚醒具≫を使用してあげたい。気がつけー、気がつけー(笑)
ビクター/周りのことはお七さんがやってくれました。ビクターは離れて、アレクソウルの存在を探します。≪魔法のローブ≫を被ってなるべく目立たないようにします。
吊太朗/フードかぽっ。
ビクター/≪虚空の翼≫で電柱の上にヒョイッと乗ります。自分がN市に慣れるように作った地図で、≪本のクチ≫で隠れやすい所をピックアップさせて喋らせます。≪強化手術:理知≫があるので更に細かくピックアップします。
GM/(本になって)「危ナイノアルヨー、イッパイアルヨー」
お七/その調査を≪ミネルヴァ≫で支援します。頑張ってくださいー! あと……高い所から落下しても≪肉体復元≫で回復しますね!
ビクター/……うーん、他に≪魔法剣≫を使いたいな。異端が出没したりしないかな?
GM/ありえるよ。だってさっきまで異端の親玉がここに居たぐらいだから、恩恵に預かろうと異端が集まってきてもおかしくない。
ビクター/停電が起きたことで恐怖している人の元へ向かっていく異端を発見します。軽率に異端退治をする!
GM/(軽率な異端になって)「ヒャッハー! ブレイカーを落としてやるぜー!」
ビクター/コラやめなさい!(笑) ≪タナトスの足枷≫+≪刻印増強≫+≪魔法剣≫で転倒させます! ≪魔法剣≫は自分の手が剣状になり、その剣を異端に突きつけます。今日はもうお帰りなさい!
GM/異端はブレイカーを上げていきます。
ビクター/よろしい(笑)
お七/……その異端を見て昔の自分のやらかしを思い出しますけど、お七は≪L:耐久力上昇・HP≫で耐えます(笑)
GM/はい、これで難易度が38減ったので『現在難易度:2』です。
ビクター/判定いきますね。(ころころ)9で成功しました。
GM/ビクターさん達は街の中を調べていると、やたらと神社に霊気がこもっていることに気付きます。あそこ、めちゃくちゃ魔力が濃くなってるよ。[稀人]の君は行きたくないなと本能的に思ってしまうぐらい。
ビクター/……これが仕事や吊太朗さん達に関わっていることでなければ、行きたくないぐらいです。
お七/でも、行かなきゃですね……?
吊太朗/神社に、レッドビーストがいるとなったら!
ビクター/行くしかないでしょうね。この停電ですし、電柱が倒れたとなったら暫く復旧しないでしょう。
お七/それでしたらトウコ様には、避難区画である教会で待っていてもらいましょうか。
GM/お願いされたならトウコは「判ったわ」と教会に向かいます。
吊太朗/怪我人を見つけたら教会に連れて行くから、そのときは助けてくれよな。
GM/……トウコは「怪我人がいたら助けるんだ」ということに感動します。そう自然に口にすることは誇れるものだと思うので、その顔は「やっぱ吊太朗のこと、好きだなぁ」というものですね。
お七/まあっ(笑)
GM/トウコはすぐに返事ができないぐらいに惚けて、「……う、うん!」と慌てて応対をします。
ビクター/若干14歳にして、怪我人を助けることをすぐに考える子ですからね。
吊太朗/じゃあ頼んだぞ。教会まで1人で行けるか?
GM/「だ、大丈夫だよ。ほら、もうすぐそこだから!」
吊太朗/でも電柱が倒れてくるような女だからな〜?
GM/「そんな別に命を狙われている訳じゃないし! アサシンに狙われている訳じゃ……ドッキン!
お七/やばい! このシチュエーションにトキめいてる!?(一同爆笑)
吊太朗/シッ、馬鹿野郎。いいかトウコ、あいつらが俺達を狙っていることに気付いたことを察せられたらな、消されるぞ!
GM/「軽率だったわ。バイバイ、シーユー吊太朗」
吊太朗/気を付けな。
お七/つらい!(一同爆笑)
ビクター/シンプルな感想ですね!? でも今の「馬鹿野郎」の言い方、ほれぼれするぐらい格好良かったな!(笑)
GM/そんなこんなで君達は神社に到着しました。神社の神主である氷川おじいさんが、停電の様子を見に、外に出ていたようです。
吊太朗/おー、氷川のじっちゃーん!
GM/オープニングフェイズに登場していたおじいさんで、事件の資料を読んだ人は第一被害者であることを知っていてください。「久しぶりじゃのう。夜に歩いてるなんてお前も不良になっちまったねぇ」
吊太朗/じいちゃん、そんなんじゃねーさ。俺はもうオトナだよ!
ビクター/オトナって言うことに気持ち良くなっていますね(笑)
GM/「この停電の原因は電柱が倒れたんだって? 変なことも起きるもんだねぇ。うちも神社にあった大きな岩が動いたりと大変なんじゃよ」
お七/被害者の生の声ですね(笑)
GM/「そうそう、ここにあった大きな岩がな……」 お寺や神社には曰くつきの岩や、そうでなくても景観が良くするように何かオブジェクトが置かれていますよね。おじいさんが言ったところを向くと、数百年あったらしい岩が動いたような痕跡が見受けられます。
お七/まあ、お怖い……。
吊太朗/そんな大きな岩、人の力では動かせるものではなかった筈……。
GM/君達はその動いた大きな岩が、≪スフィアメモリ≫であると判ります。

 ≪スフィアメモリ≫
 物品に特定の記憶や記録を保存したものを表わす一般特技。
 その物品に触れた者はビデオテープを再生したように脳裏に記録した声、映像などの思い出を見ることができる。


GM/何故そんなものがあるか。神社に奉納されていた霊的な石が、その魔道具と同じ効力を持っていた……という描写です。その石に触ったなら、この神社の記憶や、誰かの思い出を見ることができます。
ビクター/触ってみましょう。
お七/3人で触りますか。
吊太朗/タッチ!
GM/おじいさんがちょっと目を離した瞬間に、3人は大きな岩にタッチします。たった1秒の間に、とある記憶が君達の頭に刻まれます。
吊太朗/とある記憶……?
GM/「なによ! なによ! ○○くんたら○○ちゃんに夢中になって! □□くんは□□ちゃんに恋なんてしちゃって!」 とある女の子が、男女の恋にムキになって怒っています。
お七/これは……?
GM/色恋なんて理解できない感情に腹立つ異端の……狐。彼女は恋仲の男女を襲う。そんな狐を止める、100年ぐらい前の流行の服を着た4人の……PC達。
吊太朗/あっ!(笑)
GM/(100年前の1人になって)「セッション時間が押してるんだ! ラスボスを倒して帰るぞ!」
お七/(100年前の1人になって)「時間が無いからクライマックス戦闘が終わったら封印エンドな!」(笑)
ビクター/(100年前の1人になって)「次の世代に任せようぜ!」(笑)
GM/そんな100年前の慌てた会話が聞こえます(笑) そうして狐は神社に封印されました。恋という浮ついた感情を抱いた男女を複数組襲っていた彼女は、神社に留まることになりました。
吊太朗/はい……。
GM/神社に彼女は留まっています。そんな数年後の狐のとある言葉。「またあいつ、縁結びに来やがって! ムキー!」
ビクター/……あ。
GM/ここは景色が良い神社なので、中高生の告白の場にも使われる。告白する男、承諾する女。くっつく男女。数年後の狐のとある言葉。「ムキー!」
お七/あ、あああ……フラストレーションが溜まっていく!(笑)
GM/狐は何年も、何年も、何年も何年も人々の感情の揺れ動きを見続けています。封印されている間、ずっと恋を見続けてきました。……そんな赤い毛並みをした狐は、擬人化したなら赤い着物を着た少女は100年過ごします。
ビクター/おや、カワイイの国の住民だ(笑)
吊太朗/そうですね、カワイイの国から来たに違いありません(笑) ……100年もイライラしてたらたまんねーっすね!
GM/……ある夏の日。水筒を探している男の子がいました。
お七/あ。
GM/その隣に、「吊太朗のためにあたしが水筒を探してあげようっと!」と考えている女の子がいました。
ビクター/あ。
吊太朗/……おや?(笑)
GM/女の子は男の子と離れて水筒を探します。「あたしが水筒を探してあげたら、きっと吊太朗はあたしのこと見直してくれるに違いない!」 ……狐はその独り言を聞きながらも、視えない体で吊太朗の前に水筒を置く。
吊太朗/なるほど、そうだったのか!
GM/水筒を見つけた少年・吊太朗を見る狐。……狐はムカムカし始める。鳥居に八つ当たりをする狐。すると昨日の突風で崩れかけていた鳥居は、バキバキバキとトウコに向かって倒れていく。
吊太朗/「あ、あぶなーい!」 スッと滑り込んで行ってトウコを助けます!
GM/トウコを助ける吊太朗。……ゾクリ。狐の彼女は目を見開いて、自分の中に生じた感情の揺れ動きを自覚した。
お七/……あ、あああ、そういうこと……?
吊太朗/……なるほど、なるほどね、判ってきたよー!
GM/その夏の日から数年後。12月1日……あの日から成長した女の子・トウコが1人で神社にやって来ます。吊太朗のことを男性として意識し始めた彼女は、初めて吊太朗のことを意識するようになった神社にやって来ました。
吊太朗/おう……。
GM/トウコは独り言を言います。「そうだ。あたし、ここで吊太朗に助けてもらって、吊太朗のことを好きになったんだ。……告白、しようかな……」 トウコはまだ決心がつかない。お七ちゃんに後押ししてもらう日まで、まだ心にしまっておくつもりのようだ。
お七/うん……。
GM/ゾクリ。その場で狐は感情の揺れ動きを自覚しながら、トウコの独り言を聞いていた。とある声が狐の元に届き、響く。「……その感情の揺れ動きは、誰にでもあるものよ」
お七/さ、ささやきが……!

 「あの少女が愛情を彼に渡したら、2人はくっつくんでしょうね。
 貴方はどう思う? 他人のことなんて何も思わない?
 ……違うでしょ? 貴方だって『誰かから愛情を欲しかったんじゃないの』?
 100年前から200年前から300年前から400年前から、ずっと貰いたかったけどみんなから貰えなかったから腹が立って暴れていたんでしょう?
 残念ね、誰からも愛されずにここに封印されて誰にも気付かれず何かしたくても何も出来ないなんて……!」


吊太朗/うわああ、しんどい……!

 「あのトウコという少女は吊太朗という少年に愛情を渡すわ。
 貴方はそれを傍観しているだけ? ……もし、私の手を取ってくれたなら……」


GM/その言葉はまるで、吊太朗くん達に龍の聖剣が手を差し伸べてくれたのと同じように。異端の親玉である魔鏡のカケラは、異端の少女に手を差し伸ばします。≪スフィアメモリ≫の効果は以上です。
吊太朗/…………。
GM/君達が岩に手を当てて3秒後、おじいさんが「お前ら、なんで3人して岩に手を当ててるんじゃ?」と尋ねてくるよ。
吊太朗/……いやー、俺達3人で岩が動かせないかなーって!(笑) 言いながらも、葬式フェイスをしています。
お七/すっごい暗い顔をしながら、その記憶を見ています。アレクソウルの気持ちも判らなくはない。わたくしも恋がうまくいかなくて、もう一回会いたいからやらかした人生だったので……(笑)
GM/おじいさんはその場を去って行きます。……長い真相パートだったので、簡単に説明しましょうか。
ビクター/はい。
GM/狐の少女は、主に恋愛感情を食べる異端でした。でもどうやら実は、男の人に恋したけど人間の女に取られたりとか、男の人に恋したけど人間の女に取られたりとか、男の人に恋したけど人間の女に取られたりとかだったりしたそうです。
吊太朗/みんな取られてるんじゃないですか!(笑)
GM/ずっと愛情が欲しかったある日、吊太朗に惚れました。
ビクター/さすがPC1!(笑)
GM/狐は吊太朗に惚れて数年後、トウコが吊太朗に告白しようとすることを知ります。……そんな一番感情が揺れ動いている瞬間を狙って、誰かさんが声を掛けたようです。100年経ってたから封印が柔くなっていたとかでしょう。きっと魔鏡のカケラが直接手を下さなくても、本気を出したアレクソウルが動けば解放できてしまう程度だったのかな?
お七/……今まではトウコ様を守ろうという気持ちでアレクソウルを追っていましたが、アレクソウルも放ってはおけないなと思いました!
ビクター/そうですね、私も彼女のことが知りたくなりました。……ただ、私達の問題ではない気がしますが。
お七/……ええ。
吊太朗/……お、俺?
ビクター/貴方、都合の悪いことがあるとすぐ顔を逸らしますね(笑)
お七/14歳には酷な判断でしょうが、見ての通り吊太朗様はアレクソウルから想いを寄せられている。
ビクター/それが貴方の魅力なんでしょうね〜。


 ●クライマックスフェイズ 〜対決〜

GM/そんなことをしていると、その場に宙に赤い光が舞う。何かが神社へと近寄ってきた。
吊太朗/おや?
お七/噂をすれば、来ましたね。
GM/神社のような霊地で戦うなんて。しかし既にここは100年間彼女が住んだ場所。住み慣れたここは彼女の領域と化していました。
ビクター/で、ですよねー(笑)
GM/君達の前に、赤い獣が現れます。敵意を向けるのは、主に……お七とビクターの2人。先程も敵意を向けてきたのは2人だったしね。なのでアレクソウルは炎をバッと2人に向けて放ちます。
お七/手元から桜の枝を1本出して、サッと振るいます。その動きで炎が掻き消すという≪念動障壁≫の演出です。……お七は桜の枝を1本持たされて火刑に処された言い伝えがあるんです。
吊太朗/ちょっと格好良すぎませんか、それ!(笑)
GM/風流で雅だね!
ビクター/か、カッコイイ! ビクターは、火を纏っているものなので手を振ればバチンと無効化します! ……こっちもこっちで化け物なんですよ。
GM/尾を立てて威嚇をする獣。尻尾は1つだと思ったら、何本にも分かれていきます。
吊太朗/わあ、強そう!
お七/怒りを燃やしているアレクソウルに言います。……そうやってままならない恋にムキになって何とかしようとしても、愛情は手に入らないんですよ。だからもうやめましょう!
GM/アレクソウルはお七の言葉でビクッと反応しますが、そんなことでは止められないのという顔で襲い掛かってきます。……自分を理解してくれる態度を示したお七ちゃんにはとても反応しているけどね。それでも戦おうとします。
お七/くっ……。お七が応援したいのはトウコ様です! でも狐は狐で放っておけないんだー!
ビクター/……恋愛感情が判らないからこそ、こうやって恋愛感情を抱いて襲おうとしているアレクソウルに興味を抱きます。
吊太朗/始まるぞ、レッドビーストとブラックビーストの戦いが!
ビクター/お前な、レッドビーストはブラックビーストに恋をしているぞ。
吊太朗/ビースト同士の恋!?(一同爆笑)

【行動値】
 アレクソウル:14
 ビクター:12
 吊太朗:11
 お七:11

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:吊太朗、お七、ビクター
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:アレクソウル


GM/戦闘を始めます。ですけど、先にGMは言っておかなければならないことがある。
吊太朗/はい。
GM/戦闘以外に、やることはありますか?
お七/戦闘以外に?
ビクター/……あの。『イベントキー:恋心』って、「タイミング:オート」で「代償:1MP」払えばPC達は取得できるんですよね?
GM/できます。
ビクター/この愛情って、マジの恋愛感情じゃなちゃいけませんか?
GM/いえ、そんなことはありません。
ビクター/興味でもいいですか?
GM/いいですよ。
ビクター/判りました。「タイミング:オート」で1MPを消費、『イベントキー:恋心』を取得します。表記は「ビクター→アレクソウル」に。吊太朗さんやお七さんとはまた違った興味を抱きました。
お七/ああっ、そっか! なるほど!
GM/『イベントキー:恋心』をPCの誰かが取得していただけたので、追加情報をお話します。『イベントキー:恋心』を取得したキャラクターは、メジャーアクション消費でこのイベントキーを相手に渡すことができます。射程は声が届く視界であればOK。
ビクター/はい!
GM/セットアッププロセスにいくよ。アレクソウルは≪魂砕≫を使用。霊力ダメージにプラス2D6をして、体に赤い炎を纏います。
吊太朗/うわぁ!?
ビクター/ビクターはセットアッププロセスで≪虚空の翼≫を使用します。シーン間【行動値】をプラス5して、【行動値】17になります。
吊太朗/早い!
お七/吊太朗様に≪魂装支援≫を使います。
ビクター/可愛らしい支援が来たぞ。何かから召喚した可愛い何かが(笑)
お七/何かから召喚されたゆるふわばーさーかーです、ドーン!(笑)
GM/これでセットアップは終わりだね? メインプロセスに参ります。ビクターさんは【行動値】が17まで上がっているんだっけ?
ビクター/そうです。
GM/えっとね……ごめん、先にアレクソウルが動くよ。≪鳥躍≫を使用。
ビクター/あ、やべっ! イニシアチブで動くんですね?
GM/ええ、一番最初に動きます。≪法則拡大≫+≪戦乙女の知恵≫+≪魔導書≫でダメージを上げて全体攻撃!(ころころ)命中が15でした。
ビクター/(ころころ)避けました。
お七/せーの!(ころころ)出目が低い、食らいます。
吊太朗/えいっ!(ころころ)18です。避けた。お七ちゃんを≪カバー≫! スッと前に入りますね。
GM/ダメージロールだ。(ころころ)霊力ダメージ36点です。
吊太朗/令呪を使おう!
お七/≪念動障壁≫!(ころころ)令呪を切ってもらって、25点弾きます!
吊太朗/生きてまーす、なんとか! はぁー強い!
GM/[闘士]の≪戦乙女の知恵≫が【意志基本値】点ダメージに底上げできるんだよね、それを全体攻撃したかったんだけど……炎がみんなに襲いかかる中、吊太朗くんがお七ちゃんを庇った。
お七/めっちゃカッコイイー! 「これは惚れるな」って顔で見てます!(笑)
GM/次はビクターさんの番です。
ビクター/では、マイナーアクションでアレクソウルのエンゲージまで移動します。メジャーアクションで、先ほど取得したイベントキーをアレクソウルに渡します。
GM/お渡しでよろしいですか。
ビクター/はい。
お七/……そこに≪ラブモーション≫を使いたい(笑)
GM/では……こればっかりはキャラロールをしていただきたいです。君はアレクソウルの目の前にやって来た。それで、どうやってアレクソウルに愛情を渡すんだい?
ビクター/……この神社で、先ほど貴方の記憶を見ました。
GM/アレクソウルは、スッと……怨念のこもった大きな岩を見ます。
お七/気まずいわな(笑)
ビクター/あそこに居るお七さんは、貴方に多少共感することがあるようで、葬式顔をしていました。ままならない恋をしたというのが共感点だったのでしょう。
お七/うう……(笑)
ビクター/そして、貴方が好きであろう吊太朗さんも通夜顔をしていました。彼らには貴方の過去を見て何かを考える感情があるんです。共感であったり同情であったり、葛藤であったり、そういうものがあの2人にある。貴方にも嫉妬や愛情を抱くことは確認済みです。
GM/うん。
ビクター/私も吊太朗さんのことは面白おかしいと思いますし、お七さんや貴方が標的にしているトウコさんのことを可愛いと思います。ですが、私のこの感情が社交辞令でないか、本当に感情というものを持っているのか判りません。
お七/ビクター様……。
ビクター/先ほど≪スフィアメモリ≫で1秒の中で思い知らされましたが、私には微塵も共感ができない。……貴方は私の知らない嫉妬という感情を持っている。ゆえに、私と同じ人間ではないものでありながらそのような感情を持つる貴方のことがとても気になります。
GM/妥当な思考回路ですね。
ビクター/この気になるというものが嘘ではないか知りたいので、この心を伝えます。
GM/ありがとうございます。確かにアレクソウルはビクターからメジャーアクションでイベントキーをいただきました。……狐の反応ですが。
お七/はい……。
GM/真っ赤です。
吊太朗/照れてる!(一同笑)
GM/魔鏡のカケラが言ってましたね、「一度も愛情を貰ったことがなかった」と。だから感情というものをぶつけられて、どうしたらいいか判らなくて真っ赤になってオロオロしています。小さくキュウキュウと鳴き始めます。
吊太朗/か、可愛い!(笑)
お七/ビクター様は貴方にとても興味を持っているんです。貴方のことを知りたいとね。
GM/「キュウウウウ……ポッ
ビクター/あ、ポッとした(笑)
GM/アレクソウルのデータが弱体化します。戦闘値が10分の1になります。【HP】が300から30に、【防御点】がそれぞれ30点あったけど3点になります。
ビクター/そんなに!?(笑)
吊太朗/アレクちゃん、そんなに下げるの!?(笑)
お七/白旗を上げてくださってもいいんですよ!?(笑) 投降しましょ!?
吊太朗/遠くからメガホンで「投降しなさーい!」って言うやつをしますよ!(笑)
お七/ですよ、お七はメジャーアクションで「やめましょう!」って言います! こうやって想ってくださっている方がいるんですし、吊太朗様も貴方にやめてもらいたかっています。
吊太朗/うん、≪凶々しき武器≫じゃなくてデコピンで済ませよう!(笑)
お七/アレクソウルと同じエンゲージに入って、そっと手を取ってじぃーっと見つめます。……今だったらしっかりと償うことができます。だからっ!
GM/「キュウ……」 お七ちゃんがメジャーアクションを消費して説得をしてくれました。それはある意味お七ちゃんからの愛情を貰ったようなものです。その言葉を貰って、アレクソウルは降参します。
ビクター/降参してくれた!
お七/良かった! ありがとうございます。
GM/体に纏っていた炎が鎮火していく。ごく普通の狐がシュンとして座っています。
お七/ビクター様、彼女を抱っこしてあげてください!
ビクター/ヒョイッと抱き上げてポンポンします。
GM/「キュウ!?」 ビクターさんにポンポンされて、緊張で真っ赤になりながらピキーンとなってます。敵意を向けていません。
お七/大人しくなった、可愛い可愛い(笑)
GM/抱き上げられて、ポンッと……話ができる人間の姿になります。年齢はどれくらいがいいかな、ビクターさん?
ビクター/スレンダーマンが見えるのは、小さい子供なんですよ。「スレンダーマンだ!」と怖がる年齢である小学生ぐらいを対象にした逸話なんで。
GM/お化けを怖がる年齢を対象にした都市伝説なんだね。ではアレクソウルは10歳ほどの赤い着物姿の少女になります。彼女は、異端として率直に快楽を求める本能を口にします。「……殺そうとしてた。でも、それ以上にやりたいことができた」
お七/やりたいこと……?
GM/トウコちゃんを殺すよりも優先したい感情が生まれた、ということでしょう。殺すことよりも、興味を抱いてくれたビクターや説得をしてくれたお七と「お話がしたい」という心がいっぱいのようです。そのあたりは善悪で思考するのではなく、本能で動く獣の人外っぽいね。
吊太朗/……でも、考えないでくれるようになった!
GM/「……私はどんなことをしたら、もっと私に興味を持ってもらえるかな? どうすれば私はもっと好かれるのかな?」 問い掛けてきます。
お七/……この子は教会に連れて行かなきゃいけないんですよね?
GM/彼女はもう戦闘の意思はありません。だからここで退治してもいい。その場合は、アレクソウルは対抗しないので、宣言だけで彼女を死亡させることができます。連行して刑務所のような人に迷惑を掛けない檻に入れることも可能です。
お七/だけど、わたくしとしては穏便に終わらせたいです……。
ビクター/……高坂さんなら何とかしてくれるかな?
お七/保護観察にして面倒を見るってことはできませんか!? ビクターさん、貴方が監督者になれば……!
ビクター/ええ、その気でしたけど。
お七/ハッ、さすが!(笑)
ビクター/私から高坂さんやときわさんに話を通しておきます。……彼女はまだ殺した訳じゃない。それに、あまりにも……可哀想だと思います。
GM/それも立派な感情だと思うがね、「愛らしい」という。
ビクター/彼女自身の口からきちんと謝られるようであれば、彼らは許してくれると思います。
お七/それを聞いて安心します。改めて彼女に……色々とすべきことを終えたら、みんなで一度ゆっくりとお茶を飲んでお話がしたいです、って言います!
GM/お七ちゃんに言ってもらえて、アレクソウルは頷きます。「そうしなきゃ」「そうあるべき」「そうしたい」、二重三重の意味を込めて「うんっ」と返事をします。
お七/良かった……。
ビクター/……魔鏡のカケラさんは近くに居るんですかね? 吊太朗さんのダチは(笑)
吊太朗/ダチは近くに居ますか?
GM/吊太朗の背後、宙に浮いている魔鏡のカケラは……つまらそうに足を組んでいます。
吊太朗/お、セクシー(笑) よっ。
GM/「よっ」 ちょっと不服げな顔。
吊太朗/何か嫌なことあった?
GM/「……貴方に感情を渡そうとした少女を見て、嫉妬の炎に身を焦がした狐が立派な異端として成長していく姿が見たかったんだけどねぇ」 魔鏡のカケラは、したとしても怪我をする程度のことしかしなかった異端に、殺人をやらせたかったようです。
お七/トラックで轢かせるほどのことは、それまでやってなかったんですね……。
吊太朗/えー、お前、それはまずいだろー? それ良くねーだろー。なんかイライラしてんの?
ビクター/ナチュラルにダチに注意する友達みたいな言い方だな(笑)
吊太朗/なに? この後ゲーセン行く? 新しいゾンビ撃ちゲーが出たからさ、やろうぜ(一同笑)
お七/吊太朗様、お強いです! 好き!(笑)
GM/……今までGMをしてきて魔鏡のカケラを登場させたセッションでのPC達って、「ギャー魔鏡様だー」とか「どうにかしなきゃ! あっち行け!」って怖がる反応の方が多かったんだよ。
お七/そりゃそうだよ、異端の親玉だから。
GM/でも、こんな反応をするPCは初めてでドキドキしてる(笑)
ビクター/吊太朗さんが好かれるのも判ります。これは厄介なものに好かれる体質ってやつですね(笑)
GM/なので、せっかくだし魔鏡様もそのドキドキをそのまま頂こうと思います。彼女はケタケタと大爆笑し、吊太朗を相当気に入ったような顔をします。
ビクター/魔鏡様の貴重な大爆笑シーン!(笑)
吊太朗/え? なになに? なんでそんな喜んでるの?
GM/「大人しく、しおらしくなっちゃった狐には興味無いわ。……でも貴方はまだまだ興味が尽きないわ。貴方はまた争いの火種になるかもしれないしね。まるでライトノベルの主人公ね!」
吊太朗/(凄く嬉しそうな声で)俺がラノベの主人公!? マジか、そのうち魔法とか使えるようになるかな!?
ビクター/もう使えてるじゃん!(笑)
お七/既に召喚されたわ!(笑)
GM/「今日はこれでおしまい。そのままハッピーエンドになっちゃいなさい」 彼女はシュッと消えます。ウズマキの中に入って行ったんでしょう。
吊太朗/あ。あいつ、すぐ消えちまうんだから……。ゲーセンにいつ行くか日時の約束してねえ。
GM/そのうち日程回収するよ。
ビクター/……吊太朗、ついに魔鏡様の召喚に成功してるぞ?(笑)


 ●エンディングフェイズ 〜告白〜

GM/お七ちゃんとビクターさんは、アレクソウルを出頭させて……保護しました。
お七/ごめんなさいをしましょう!
GM/被害が最小限で済んでいるということ、2人が彼女についての報告説明を真摯になってしてくえたなら、高坂は柔軟に対応をしてくれます。
ビクター/優しさの塊(笑)
お七/凄いなー、教会は優しいなー。未遂の罪でも焼いたりしないんだ(一同笑)
GM/未来の可能性を極力消さないというのが教会のスタンスなんでね。やり過ぎた結果悪行に走ったケースも昔にはあったので。なのでPCの2人が本気で彼女の弁護をしてくれる報告書を作成してくれるのであれば、彼女は処刑されません。
ビクター/私が保護します。全力で作りましょう。
お七/はい、頑張ります!
GM/彼女は幼いです。誰かが指導してあげなければ狂気に陥るでしょう。彼女は2人が一生懸命教会に説得しているのを、全て見ています。……後日、吊太朗の前にアレクソウルは「ペコリ」をしにきます。
吊太朗/おおっ?
GM/カタコトの棒読みで、彼女は言います。「お友達から、お願いします……」
吊太朗/お友達か。ああ、そうだ。先に……。
ビクター/先に?
吊太朗/神社で石を触って、先に気持ちを知っちゃったのはごめんな。謝ります。
お七/……もうぉー! 吊太朗様ったらぁー!
吊太朗/今は……悪いんだけど、君のことを何も知らないし、ぶっちゃけ初めて知った感があるから何にも想うことができないんだよ。だから、ちょっとずつ知っていって、女の子として見て、そのうち好きになったらちゃんと言うから。そしたらそのときはよろしく!
GM/……もうぉーっ!(笑)
お七/もうー! ちょっとぉー! 吊太朗様、天然タラシで困りますー!(笑)
吊太朗/イェーイ、あまずっぺぇ〜! 自分で言って自分で照れて立ち去ります!
ビクター/あ、立ち去った!? あまずっぱ過ぎて困ります!(笑)
GM/アレクソウルはピキーンと真っ赤になって固まってしまっていました。恋をした人物にそんなことを言ってもらえるとは思っていなかったのでしょう……。
お七/10歳のアレクソウル様の元へ屈み込んで、目線を合わせてポフポフと撫でます。……わたくしもお友達になっていただけますか? 恋バナだったらいつでも乗りますよ。
GM/同じ言葉になるけれども、「お友達から、お願いします……!」
お七/はいっ、こちらこそ! お手々握ってぶんぶんします。
ビクター/……アレクソウルって、異端の名前で呼ぶのも何だか気が引けるんですよね。
GM/正確には教会の総支配人が付けたコードネームですね。
ビクター/私もスレンダーマンではなくビクター=サージで通ってますし。お名前は無いんですか?
GM/名前は狐です。この子は誰からも感情を貰えなかったぐらい、共に誰かと生きたという経験がありません。名前で呼んでもらうということすら無かったんです。
吊太朗/名前、まんまなんだ……。
ビクター/…………。リョウコちゃんは?
お七/リョウコちゃん?
ビクター/「良い恋がありますように」。良恋。……恋の部分を子にすれば良子で、名前っぽくなりますかね。みんなからも親しみやすい。
お七/良い名前ですっ! 良子様、改めてよろしくお願いします!
GM/プレゼントを貰えて明るくキュウ。……じゃなくて、「はいっ」と頷きます!

ビクター/……吊太朗さん、駆けて行っちゃったんですよね?(笑)
GM/では、そんな走って行く吊太朗にトウコが呼び止めます。「待たれよ、待たれよ待たれよー!」
吊太朗/「何奴っ!?」
お七/待たれよ!? 時代劇!?(笑)
GM/まごうことなきトウコです。
ビクター/色んなものに影響されやすい子だなぁ!?(笑)
GM/「……そなたに渡したい物がある!」
吊太朗/良かろう。
GM/枝に挟んだ文(ふみ)を其方に献上します。読むがいい。
お七/……なんというか、斬新な照れ隠しですね。
吊太朗/枝からそっと抜き取って、手紙を懐に入れます。
GM/「読めよぉ!?」(一同爆笑)
吊太朗/じゃ読むよ。
GM/『すきです』 4文字です。最終的にはこれになりました。
ビクター/精一杯の4文字だ……。
吊太朗/…………。ライク?
GM/「ラブ!」 トウコはメジャーアクションで果たし状の形をしたラブレターを渡しました。
吊太朗/……マジ?
GM/「マジです」 ザマスとか、てやんでーバーローめとか、ほえーとか、ダヨーンとか言わない。隠すこともなく、「マジです」と言います。
吊太朗/マジで?
GM/「マジです。……ずっと前から、神社で庇ってもらったときから、その前から一緒に遊んでいたときから好きでした」
吊太朗/いつから?
GM/「ずっと前からって言ってるでしょうが!」
吊太朗/ウェーイ、トウコがキレた〜!(笑)
GM/「わざと怒らせたかったんかい!?」(笑)
吊太朗/いつものウェイウェイなノリを暫くして……あのさ、と言います。
GM/「うん?」
吊太朗/俺さ、トウコのことを友達にしか見れない。……今は。
GM/「……今は?」
吊太朗/だから、断るとかじゃなくて。「ああ、そうだったんだ」的な感じなんだよ。マジごめん。
GM/「……じゃあ、意識し始めなさいよ」
吊太朗/うん。これからトウコのことを女の子だって思って見ることにする。
GM/「……うんっ」 トウコだしな、と言っていた君がトウコを女の子として見る。それだけで、2人にとっては大きな進展になったと言えるでしょう。
お七/その光景を物陰からお七は見ていますね。……あまずっぱーい……(一同笑)


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 オーバーラップ シルエット 〜





END