アナザーワールドSRS・リプレイ
■ 『 楽園失格 』 3ページ ■
2015年9月26日




 ●ミドルフェイズ6/たかし 〜限られた世界〜

たかし/次に、たかしが時檻の禁書について調べます!

『AF判定:時檻の禁書』
 ・使用能力値:【理知】
 ・難易度:20
 ・ラウンド制限:なし

※「『時檻の禁書』について調べる」演出に成功すること。
※『イベントキー:教会からの依頼』を所持しているキャラクターでなければこの判定は行なえない。


たかし/改めておれもこの世界が本物か偽物か確かめてみよう。≪プロパゲイト:単一化≫で集中しながら、≪強化手術:反射≫で探し回ります。神々の装具……≪偽神契約≫をした自分自身≪グロウカリバー≫+≪ソウルデバイス≫を確認します。
GM/自分のことを見つめ直してみたのかな。それなら「自分はちゃんと機能している」と判るよ。
たかし/おれ凄いんだよ! ≪ヘル≫+≪インドラ≫が使えるから強い強い! だから本物! うっかり試し打ちします。あ、ブランコを壊しちゃった!
GM/ヨーヨーがビヨーンってなったらブランコが破壊されました(笑)
たかし/≪リストーン≫で直す!(笑) 幻とはいえ壊したところを見られるのは恥ずかしいから≪インビジブルマン≫でスタコラサッサ! 残像が見えるほどの速さの≪デュプリケイト≫だぜ!(笑)
GM/これで特技10個使ったので、難易度は20減るね。
たかし/あとはファンブらなければオッケー!(ころころ)よし、10で成功だー!
GM/スタコラサッサだぜー。たかしくんは……街を走っていると、あるところから急に『目の前に世界が無いこと』に気付きます。
たかし/わっ!?
GM/後ろは町並み、目の前は虚空。……学校を中心にした数キロ範囲にしか街はない。そこから先の世界は真っ暗闇、何も無い空間が広がっています。
たかし/先に……何も無い。学校しかこの世界には無いってこと!?
GM/うん。君はそれを見て、時檻の仕組みが判ってしまいます。……この『時檻の禁書』に書かれている大魔術は、術者を中心にした世界を自由に創り出すことができる結界作りの魔術のようだ。術者の思い通りに、一切違いないリアルの空間を生み出すことができる。
たかし/すごーい!
GM/全てが術者の思うがままに創られるリアルな世界。しかし、術者を中心にした数キロしか存在しない世界だ。
甘奈/……街から出られないってことですか?
GM/というか、「世界にこの街しか無い」から出ようがない。今からアメリカに行こうにも、まず術者がアメリカという世界を作ってくれなきゃ無理だな。
たたら/私達が居る場所以外は、真っ暗なんだもんね……。
GM/たかしくんは『ツクヨミは、学校を中心にしたコミュニティを時檻の禁書を使って創り出した』と確信します。ツクヨミは非常にリアルなこの世界に自分達を閉じ込め、自在に世界を操り、10月30日だけを何十回も繰り返しているようだ。
たかし/……ダイナミックだね!(笑) そっか、高坂さんに電話したけど繋がらなかったのは……術者が高坂さんや教会のことを知らなかったら創造できないからかな。
みくに/なるほど、知らないものは作れないもんね。
GM/たかしくんは『時檻の解除方法』を思い出すことができます。この時檻は、世界を創造するときに『とあるキーワード』を設定しなければなりません。そのキーワードを術者に向かって言えば、この時檻という大魔術を解除することができます。
十矢/キーワード?
たかし/……キーワードが必要か。『あの言葉』かな……。たかしは校庭に向かいます。
GM/……以上でAF判定が全部終了しました。クライマックスフェイズに移行します。


 ●クライマックスフェイズ 〜決着〜

GM/たかしくんが校庭に向かったけど、放課後の時間帯になって何をしてるかな?
たたら/……文化祭の準備は終わったことだし、円陣を組んで「明日頑張ろうー!」ってしようか?(笑)
十矢/それいいね! よーし、明日文化祭成功させるぞー!
たたら/さあみんな、円陣を組むよー(笑)
GM/校庭だとスポーツ部が準備をしてると思うけど……みんな「うちの学校のオカ研って元気だよなー」って顔をして見てるよ(笑)
甘奈/こんなにアクティブなオカ研も珍しいでしょうね(笑)
GM/その中にいる双葉は……みんなで円陣を組んで、明日をとても楽しみに笑っています。楽しくて仕方ないみたいな笑顔ですね。
みくに/双葉ちゃん。明日の文化祭、頑張ろうね!
GM/(双葉になって)「ああ、明日はよろしくな! 明日のために今日は解散だな。楽しみだなー」
たたら/そうだね、準備が終わったからね。
たかし/……うん。準備は終わりました。
GM/「ああ、準備が終わったな。だから……」
みくに/双葉ちゃん。…………また一緒にここに来ようね。
GM/ガシャン。何かが砕けた音がした。
たたら/わっ!?
GM/青空にヒビが入っている。上空に広がる青空が割れた音だ。バリバリ、バリバリ。空に亀裂が次々と入っていく。
たかし/……ビンゴだ。やっぱり、その言葉がキーワードだったんだね。
GM/周囲に居たサッカー部が、野球部が、テニス部が……クラスメイト達が蒼い光になって消えていく。
甘奈/う、うわあっ……。
GM/空も生徒も学校も、砕けた後の世界は真っ暗だ。……混沌の闇ではない。ただそこが夜だっただけ。この場を支配しているのは夜の黒だ。君達は夜空を見上げる。……この空は、数時間後に太陽が昇る。そう、この世界は現実だろう。
たかし/ここが……本物の世界。
GM/……目の前に立っている双葉の姿は、学生服ではなく、血に濡れた私服です。
みくに/……双葉ちゃん……。
GM/呆然と、感情の無い声で言います。「……なんで、そんなピッタリな言葉、言ってしまったんだ?」 双葉の前に立つ君達5人は……全員スキルウェポンを構え、今まさに戦っている最中というかのような姿です。たたら先輩の足は千切れるぐらい痛いけど、今は繋がっており、自由に動かせます。
たたら/私の足が……?
GM/「ついさっき引き千切った後だから痛んでいるのさ。俺が、俺を追いつめにきた教会のエージェント達を殺すために、引き千切ったんだから」
みくに/…………。
GM/「……でも、2ヶ月間分のループで溜めた魔力でなんとかそこまで蘇生させたんだ。あのまま3ヶ月、4ヶ月と繰り返し続けていれば足は完治するだろう」
甘奈/……治してくれてたの?
GM/「可能だったから。でも……なんで時檻を解除しちまったんだ。……あのまま永遠に続く1秒の中で、4ヶ月、5ヶ月ってずっとずっと幸せな夢を見ていればよかったのに」
たかし/……双葉ちゃんは、楽しい時間をずっと続けるために時檻を発動させたの?
GM/「ああ」
みくに/……なら、現実世界で楽しい時間を続けたらいいでしょう。たたら先輩の足を治してくれたり、楽しい時間を続けようとしてくれたなら……そのまま本当の時間で文化祭を楽しめばいいじゃん。
GM/「現実世界で楽しい時間なんてない」
甘奈/……そんなの……。
GM/「現実世界にはどこにも楽しい時間なんてない。どこにもなかったんだよ」 血に濡れた双葉の体は、次第に異形のものに変わっていきます。「俺は魔族だ。魔族っていう『負の感情』を本能的に求めて餌として生きる者だ。人間として生きていたけど、本能である『闇の衝動』に抗えなかった。普通に生きることは許されなかった。人間を傷つけることが異端の使命だからな」
みくに/…………。
GM/「だから……自分にとって都合の良い世界を作ろうと思った。時檻の魔術を使って……。あーあ、せっかく平和な世界を創れたのに。なんでそのまま、ずっと幸せな時間の1秒を続けてくれなかったんだ」
十矢/……だって、みんなで文化祭を過ごしたかったんだよ!
GM/「あの瞬間だけで充分だっただろ」
十矢/でもオレはたたら先輩に楽しい文化祭を味合わせてあげたかったし、みんなで文化祭を過ごしたかったんだよ!
たたら/……うん、そうだね。残念ながら嘘はこれでおしまい。終わりにしちゃおうよ。
たかし/平和な世界が創りたかったんでしょ? なら……今からでも現実世界でやろうよ。みんなで!
みくに/……双葉ちゃん。私ね、ここに一緒に来ようねっていうの、嘘じゃないんだからね。約束したんだから来るよ。
GM/「……そんなこと言ったって、他の奴らがすぐ追いかけにくる。まずは……逃げなきゃ。お前達を倒して、逃げなきゃ! ああ、なんでなんだよ、倒したくないのに!」 双葉は呪文を唱えます。時檻の魔術を部分的に発動した双葉は、彼の思い通りの物が出現します。……雨で濡れた土の中から、泥人形が2体ほど現れます。
甘奈/モブが現れた!
GM/それでは、クライマックス戦闘始めます!

【戦闘マップ】
 エンゲージ1:みくに、たたら、甘奈、たかし、十矢
 (↑10メートル離れている↓)
 エンゲージ2:双葉、泥人形A、泥人形B

【行動値】
 たかし:17
 双葉:17
 甘奈:14
 泥人形A&B:13
 みくに:10
 たたら:10
 十矢:10


GM/第1ラウンドセットアッププロセス。【行動値】最速の双葉は、≪EP:飛行≫を使用。異形になった彼は背中から羽を生やして、機動力とダメージをアップします。
みくに/みくには≪空間知識≫を使用します!
たたら/たたらは≪完視≫をして対象識別をしたいです。対象は……泥人形に!
GM/泥人形はモブなので、【理知】判定難易度は10で成功しますよ。
たたら/【理知】判定振りますね。(ころころ)あ、達成値9で失敗……1足りないや!
十矢/それなら≪悔改めよ≫! 先輩、悔い改めて振り直してください!
たたら/お願いだから上がってー!(ころころ)やった、今度は成功です!
GM/おめでとうございます、モブAとBのデータが判明しました。

 泥人形。2体と同一データであり、モブに値する。
 クラスは[感応力師/闘士/聖職者]。取得特技は≪肉体共鳴≫ ≪アンドショック≫ ≪撃滅≫ ≪武闘家の血≫ ≪聖者の友≫ ≪浄発≫。


GM/このモブさん、≪聖者の友≫を持っています。さてPC達の中に[聖職者]はいますか?
十矢/はい、[聖職者]です。
GM/≪聖者の友≫とは、シーン間に3人以上[聖職者]がいると「なんでもクリティカルにさせることができる」という特技です。
たかし/クリティカル命中でダメージアップされる!? や、奴らから殺せー!(笑)
みくに/こいつらから先に潰さんとー!(笑)
GM/では次にメインプロセスに移行しようか。まずはPC優先で、たかしくんから。
たかし/モブから倒します! ≪ヘル≫+≪グロウカリバー≫でモブAに攻撃! ≪ソウルデバイス≫は3つ使います。(ころころ)命中13!
GM/(ころころ)回避11で失敗です。
たかし/ダメージロール直前に≪インドラ≫を使用します! せーの!(ころころ)霊力ダメージ……57点!
甘奈/え、たっけぇ!?(笑)
GM/たっけぇ!? ……モブA、一撃死しました! 校庭の土から現れた泥人形はヨーヨーの一撃で粉砕されました(笑)
たたら/すっごい! 一撃必殺だ!(笑)
みくに/よっし、これで≪聖者の友≫は使えなくなった!(笑)
GM/これでクリティカル命中は無くなったね、素晴らしい……。次は双葉のターンだね。双葉は≪強化術式≫+≪ヘル≫+≪ゾーンバースト≫+≪グロウカリバー≫で、範囲攻撃します。
たかし/あっ、しまった! さっき移動しておけばよかった! ≪ヘル≫を使うってことは、当たったら『バステ:麻痺』になるんだよね?

 『バッドステータス:麻痺』
 移動が不可能となり、【回避値】が−5されるバッドステータス。クリンナッププロセスに自動回復する。


GM/みんなが行動する前に麻痺攻撃をする予定だよ。≪ソウルデバイス≫を3個使用して、5人全員に攻撃をします。(ころころ)こちら命中16。5人とも回避判定をしてね!
みくに/(ころころ)あ、16でした。受動側優先で避けた!
たたら甘奈たかし十矢/(ころころ)当たります!
たたら/全員ダメージは怖いから……当たった甘奈ちゃん、たかしくん、十矢くんに令呪を使用!
みくに/それならたたら先輩に≪念動障壁≫を張ります! ダメージロールください!
GM/はーい、ダメージロールいくよ。ここで双葉が≪チェルノボーグ≫を使用。自分より【行動値】の低い対象に対してダメージアップします。(ころころ)ダメージは、霊力26点でした。
みくに/(ころころ)1D6で6が出た……これで令呪を貰ったら26点軽減です! たたら先輩あぶなーい!
たたら/みくにちゃんに、令呪を使用!
GM/26点ダメージを26点軽減したので、ダメージは0点です。1点でもダメージを受けたら麻痺になったけど、無事たたら先輩は回避できました。
たたら/すごーいありがとうー! みんな生きてるー!
甘奈/このままだと20〜30点の範囲攻撃が来るってことだね。じゃあ……甘奈はまずマイナーアクションでエンゲージから移動します! その位置から≪無の射撃≫でモブBを攻撃します! あったれー!(ころころ)良い出目、命中22です!
GM/高いな。(ころころ)回避失敗です。
甘奈/≪弱点把握≫を使ってダメージアップをします。たたら先輩、ダメージに令呪ください!
たたら/令呪どうぞー! 甘奈ちゃん頑張って!
甘奈/(ころころ)35点の物理ダメージです!
GM/……残念、一撃死はなりませんでした。では生き残った泥人形Bは、エンゲージ1まで移動してランダムに誰かを攻撃します。(ころころ)たたら先輩に行きたいってよ。
たたら/こ、こっち来たー!
GM/攻撃!(ころころ)命中12でした。
たたら/(ころころ)回避11……1足りない!
十矢/オレに格好良く庇わせてください! ≪影の軍勢≫を使用!
たかし/よーし、カッコイイところを見せちゃって!(笑)
十矢/なおかつ、ダメージロールに≪防圧警報≫を使います! どうだ、カッコイイだろー!?
GM/……では庇った十矢くん、ダメージ10点どうぞ。
十矢/≪影の軍勢≫はダメージが1D6点減少できるので、振りますね。(ころころ)4点ダメージ軽減。6点だけダメージが入ります。
みくに/少しでも≪念動障壁≫を使いましょう!(ころころ)4点減少してください。
十矢/やった、2点だけだ! ありがとうー! ここはたたら先輩に「助けてください!」って言われたかったなー!
たかし/……注文多くない!?(笑)
GM/だからカノジョができないんだよ!(笑)
十矢/それが原因か、ずっと身長のせいにしてたのに!(一同爆笑)
たたら/次は私のターンだね。……目の前に泥人形Bを確実に落とそう。≪蒼の衝撃≫で攻撃いくわよ!(ころころ)命中は15!
GM/(ころころ)回避10で当たります。
たたら/やったー!(ころころ)12点の霊力ダメージ。霊が集まってきて、大きな掌を作り出してバーンと弾きます!
GM/おー、モブBは【HP】0になりました。巨大な平手打ちを受けて、モブは光になります。
十矢/よし、十矢はこのまま双葉ちゃんを攻撃します。マイナーアクションで双葉のところまで移動! ≪凶々しき武器≫で攻撃でまがまがします!
GM/まがまがって、武器の形状は?
十矢/中二っぽいもの。
GM/なんで中二っぽいの!?(一同笑)
十矢/じゃあ……腕が疼いて袖がパーンと弾けます。全裸になった。
たかし/そこは腕だけ弾ければいいんじゃないの!?(一同爆笑)
十矢/それで! まがまがしく殴ります!(ころころ)命中は13。
GM/(ころころ)回避13、受動側優先で避けます。
甘奈/……十矢くん、≪逆転運命≫で振り直して!
十矢/(ころころ)おっ、15で命中成功だ!
たたら/当たったなら、令呪をダメージに使っちゃう!
十矢/よっしゃ。≪聖印≫を取っているのでダメージにプラス2して、令呪も貰って(ころころ)全部で、物理ダメージ32点です!
GM/痛い! これで初手のダメージを入れることができました。……次は、みくにちゃんのターンだよ。
みくに/みくには……マイナーで≪興奮剤≫を使います。(ころころ)全員の【MP】を3点回復しました。
たたら/わーい、嬉しい!
みくに/でかい攻撃が来たら怖いので、今のうちに回復しておこう。≪肉体復元≫!(ころころ)全員【HP】を14点回復してください。
たかし/わー、イキイキする! ありがとー!
みくに/あとは……双葉ちゃんを、じっと見ています。

 全員は行動済になり、クリンナッププロセスに移行。特に行動するキャラクターはいなかったため、すぐに第2ラウンドセットアッププロセスになった。
 みくには1ラウンド目と同じように≪空間知識≫を使用。十矢は≪闇の衣≫で自身を強化し、たたらは双葉へ≪完視≫を行なった。


GM/双葉はボスデータなので、モブより難易度が高くなっています。【理知】判定難易度13に成功すれば対象識別が行なえます。
たたら/はいっ!(ころころ)お、15で成功だ! やったー。
GM/二連続成功は凄い! 双葉のデータが公開されます。

 薩川 双葉。クラスは[領域遣い/イレギュラー]。
 魔族なので種別を異端カウントとする(十矢の≪聖印≫効果発動)。
 ≪EP:飛行≫ ≪EP:特技マスター[イレギュラー]≫を取得。レベル10までの[イレギュラー]特技を全て使用できる。
 メインのスキルウェポンは≪グロウカリバー≫。その他に、PCからのリクエストで追加したクラスからレベルに関係なく特技を2つ選択→≪食物錬成≫と≪強化術式≫。
 オリジナル特技≪異端堕ち:爆塵≫を取得。

甘奈/げっ、確か≪爆塵≫って……。
GM/[領域遣い]の爆シリーズの最強技です。それをアレンジした特技を使います。≪爆塵≫シーン内にいる全てのものに大ダメージを与えるという、1シナリオに1回までの特技だね。今回は特別に10D6点ダメージをプレゼントするよ。
たかし/や、やられる前にやれー! たかし、いっきまーす!
十矢/たかしガンバレたかし!
たかし/マイナーで移動して、メジャーで≪ヘル≫+≪グロウカリバー≫で攻撃。≪ソウルデバイス≫を3つ使用します! せーの!(ころころ)命中18です。
GM/(ころころ)回避失敗、当たります。
たたら/たかしくん……最後の令呪、どうぞ!
たかし/うん、≪インドラ≫使用、たかしくんの本気ですよ!(ころころ)霊力ダメージは……80点!
甘奈/……でかっ!(笑)
GM/80点、頂きました。……レベル10の[イレギュラー]特技、≪ジェリド≫を使用。
たかし/あ。
GM/たかしくんのご主人様とも言える『邪神ジェリドカティ』のお力をお借りします。双葉が食らう78点実ダメージを、たかしくんにも与えます。
十矢/えええっ!?
甘奈/は、跳ね返ってきたー!
GM/ヨーヨーが双葉を捉えた……んだけど、彼が自由自在に世界を創り出す大魔術によって軌道はありえない方向に曲げられ、いつの間にかたかしくんの体に武器が刺さっています。
たかし/そ、それ食らうと……死にますね! 2回も大ダメージを与えたし、仕事したから倒れます! ……GM、戦闘不能になる寸前に≪偽神契約≫で誰かの令呪を回復してもいいですか?
GM/そうだね、「タイミング:オート」だし可能とします。
甘奈/じゃあ……あたしにください! 令呪を使い切っちゃってるので!
たかし/甘奈ちゃんの令呪を1点回復させます! ……それで【HP】0で戦闘不能になります。あ、後は任せた……たかしが倒れた後は、ヨーヨーだけが残っています。ヨーヨーがキュウっと目を回してます。
十矢/た、たかしーっ!(笑)
みくに/たかしくんに駆け寄って糸を巻いてあげたいー!(笑)
たたら/残りもう少しだよ、頑張ろう!
GM/次は双葉のターンだ。……では、一発逆転を狙って使います。オリジナル特技≪異端堕ち:爆塵≫を使用。
たたら/で、ですよねー。
GM/シーン全体攻撃ですが、戦闘不能になっているたかしくんは狙いません。双葉は殺すこと……キャラロストをためらっているからです。元々たたら先輩の足を切断するほどの攻撃をしてけど蘇生させるぐらい、破壊衝動はあっても殺意は拒絶しているようです。
たかし/そうなんだね……。
GM/でも使うなら、今でしょ。立っている4人は回避判定をお願いします。(ころころ)命中14です!
甘奈/回避クリティカルが出るかもしれない!(ころころ)出なかったよ、10で失敗!
みくに/(ころころ)ああ、駄目だった……13です。
たたら/(ころころ)うーん、10かぁ。
十矢/(ころころ)16です。避けた!
たかし/……たたら先輩が倒れると、令呪が使えなくなるよ!
たたら/と、とりあえず……みくにちゃんと甘奈ちゃんに令呪を使って当たらないようにします!
みくに/それなら、回避33で避けます。
甘奈/回避30で避けます!
十矢/……まずは、たたら先輩に≪悔改めよ≫で振り直させる! 先輩、悔い改めてくれますよね!? 悔い改めてください! 悔改めよ!
たたら/と、十矢くんの熱望が!?(笑・ころころ)うわー、駄目だ! 失敗です!
甘奈/……≪逆転運命≫! 先輩、もう一回運命を変えましょう!
たたら/よろしく、ハァー!(ころころ)回避12……駄目、避けられない。
GM/それではダメージロール、参ります。(ころころ)えーと、全部で……霊力ダメージ56点です。
たたら/お、おおお、56点ダメージ……!? ≪守護霊≫があるから【防御点】を引いても51点ダメージを食らっちゃう!
みくに/ね、≪念動障壁≫を使っても……30点ぐらいしか軽減できないや。
たかし/……≪大地の勅命≫を自分に使えば?
みくに/あ、「対象:単体」だから使える。……≪念動障壁≫に≪大地の勅命≫を使えば……。
甘奈/……≪念動障壁≫に令呪を貰って、最大値が出れば?
みくに/えーと……1D6+32点軽減できる?
十矢/たたら先輩の【HP】でいくつでしたっけ?
たたら/【HP】19。
たかし/……あれ、なんかイケそう!?
みくに/えーとえーと……多分、1D6で3以上が出れば生き残れますね?
十矢/3以上なら出るよ!
みくに/やる価値はありますよね!? なら≪念動障壁≫いきます!(ころころ)……3!
GM/たたら先輩、倒れません。まだ未使用の十矢くんの令呪が使用できます。
甘奈/良かったぁー!(笑) 
たたら/やった、ありがとう! ありがとう! 【HP】1で生き残ってるよ!(笑)
たかし/良かったぁ。かろうじてヨーヨーがぺちぺちジャンプするね! ……その後にキュウってするけど。
甘奈/か、可愛い!(笑) 次に、甘奈が動きます、≪無の射撃≫でカード乱舞! 投げつける!(ころころ)命中18ですね。
GM/(ころころ)当たります。
甘奈/よっし! ダメージロール直前に≪弱点把握≫します。
みくに/その≪弱点把握≫に≪大地の勅命≫を使用します! これプチ令呪だよ!
十矢/凄い、みくにちゃんは支援のプロだぜ!(笑)
甘奈/(ころころ)それなら……26点の物理ダメージです!
みくに/その後、みくにがマイナーアクションで≪興奮剤≫を使って(ころころ)全員の【MP】を6点回復します。
たたら/おー、回復量が高い!
みくに/それとメジャーアクションで≪肉体復元≫。全員に(ころころ)【HP】12点回復してください。
十矢/では……十矢が双葉に攻撃します。ここで命中対象を間違えてたたら先輩にしませんよ!
たたら/ざ、ざわざわ!?(笑)
十矢/たたらー! オレだー! 結婚してくれー!(ころころ)命中12!
GM/(ころころ)回避14、双葉は回避しました
たたら/……い、今だ! 令呪を使いましょう!
十矢/うん! 令呪を使って、命中32……これにライフパスで取った≪ダメージ上昇≫も使用! ……試しに『異端堕ち』をしてみようかな?
みくに/た、試しに!?(笑)
たかし/……十矢くんの【正気度】は7だし、≪異端堕ち:ダメージ上昇≫なら1D6で済むから最大値が出ても生き残れるよ(笑)
十矢/よっしゃ、ちょっくら正気を失おうかな! これから正気を失っても気にしないでください!
甘奈/まだ正気のつもりだったんだね(一同笑)
たかし/十矢くんの正気と狂気は判らぬ!(笑)

 ≪異端堕ち:ダメージ上昇≫
 瞬間的にいくつもの力を発揮させ、一撃必殺を繰り出す異端堕ち状態。
 ダメージロール+5D6。代償として、【正気度】を1D6点減少させる。


十矢/【正気度】を1D6減少させよっと。(ころころ)お、5もゴソッと減ったよ。超たたら先輩、いっしょに泌尿器科に通おうぜ!?
甘奈/それプロポーズのつもりなの!?(一同爆笑) もうちょっとカッコイイ台詞言えたよね!?
たたら/ぷ、プロポーズ……なのかな?(笑)
たかし/でも今の台詞、いつもとそんなに変わらないよね(笑)
GM/では『異端堕ち』した十矢くんは「いっしょに泌尿器科!」と叫んだら腕がムキムキになったのでダメージをプラス5D6してください。
みくに/そんな演出っ!?(一同笑)
十矢/よーし9D6ダメージ振ります! この戦いが終わったら、たたら先輩と経営学を学ぶんだぁー!(ころころ)経営学の勉強しました、ダメージは……多すぎて計算できません。
甘奈/ちゃんと計算してッ!?(一同笑)
十矢/計算頼んだ! オレ、正気じゃないから計算できない!(一同爆笑)
みくに/(横から顔を出して)えっと、4と6で10で、えっと、これとこれで……。計算が間違ってなければ、39点です!(笑)
十矢/39点ですっ!
GM/……オーバー19点。双葉は【HP】0になって倒れます! 十矢くんの一撃を食らって彼は伏せますが、トドメを刺しますか?
みくに/さ、刺したくないです! トドメはやめて!
十矢/もちろん、刺しませんよ。そこは正気だよ!
GM/以上で戦闘終了です。……現在の状況を確認しましょう。今は、10月30日の夜。もうすぐ明け方。だんだんと雨が止み、空が白くなっていく景色。君達は、本物の校庭に立っています。
みくに/……明日は?
GM/文化祭があります。でも君達は文化祭準備をしていません。する暇もなく、異端犯罪者ツクヨミを追いかけていたからです。……君達は寝る間も惜しんでツクヨミを追い込み、戦っていました。魔族であり、『闇の衝動』に耐えきれなくなって破壊活動を行なう彼と。
たかし/うん……。
GM/教会に「ツクヨミ」と名付けられた異端犯罪者は、この世に嫌気がさして『時檻の禁書』を強奪し、いくつかの傷害事件を起こした後に夜の学校に逃げ込みました。しかし君達が止めにきた……そういう状況だったと、全て思い出してください。
みくに/……これで全部終わったんだね、双葉ちゃん。
GM/(双葉になって)「……終わった。終わっちまった」 双葉は涙を流しています。
みくに/……雨で顔が汚れていると思うから、ハンカチを出して顔を拭ってあげます。
GM/「……やだ」
みくに/な、何が嫌なんだよぉ?
GM/「……側に寄るな。絶対に、傷付ける。異端は本能的に人に『負の感情』を与えるために破壊活動を行なう。幼馴染だって……大切な人だってきっと構わなくなる。それが嫌だから、俺は……逃げるんだ……」
みくに/デコピンします。
GM/「ぶぇっ」
甘奈/す、凄い声が出た!(笑)
みくに/双葉ちゃん、さっきの戦闘見てた? ……私さ、双葉ちゃんの攻撃を全部防ぎきったんだよ! だから傷つく訳がないじゃん!?
十矢/確かに。
たかし/確かに!
たたら/た、確かにー!(笑)
甘奈/確かに……強い!(笑)
GM/……ああ、その台詞は良いね! 実際に「たたら先輩を殺しかけた攻撃」を、「今度は防ぎきった」んだよね。……君達が時檻の中に囚われる前、たたら先輩は双葉の一撃を受けて死にかけました。その血を代償に双葉は時檻を発動させたようなもんでした。でも今回の戦闘は……。
甘奈/たたら先輩を殺さなかったもんね、みくにちゃんが……。
みくに/そうっ! みくにが全部防いだんだよ。だから大丈夫!
たかし/……そうだよ! 双葉ちゃんはたたら先輩だけじゃなく、おれのトドメを刺さないように動いてくれてたよ!
みくに/それに……双葉ちゃんは昔、「フランス人とか日本人とか関係無い」って私に言ってくれたよね?
GM/「……う、うん」
みくに/だから、魔族とか人間とか関係無いよ!
GM/おお、その台詞はグッと来る。涙を拭われている双葉は「……本当にいていいのかな?」と、か細く尋ねてくるよ。
甘奈/うん。だって……ねぇ、このメンバーでオカルト研究部なんだから。
十矢/そうそう、みんながいてのオカ研だよ。
たたら/そう、いなさい!
甘奈/わ、部長命令だ(笑)
たかし/ほら、部長命令には逆らえないね!(笑)
GM/「……もう一度、一緒にって、約束してくれるか?」
みくに/うん、判った! ≪自然の糸≫で指きりげんまんの糸を作ります。
GM/か、可愛い(笑)
みくに/また一緒に、ここにいようね。
GM/その一言を言い終えた頃、雨は完全に上がる。次第に涙も乾ききるだろう。太陽が顔を出す校庭に、戦闘の終わって立っている君達がいる。……エンディングフェイズに参ります。


 ●エンディングフェイズ 〜当日〜

GM/たかしくんと十矢くん、君達はきちんと高坂から教会の仕事を受けていました。「文化祭があるから仕事なんて関係ねぇ!」という感情自体が時檻によって書き換えられた偽物の記憶であり、実際の君達は仕事をしていたんですよ。
たかし/おれ達エライ!(笑)
十矢/オレ達マジメだった!(笑)
GM/君達は異端犯罪者ツクヨミと戦闘を終え、捕らえることができたと報告書を高坂に渡しに行くことができます。更正の余地ありだと異端刑務所に送ればきっと悪いようにはならないでしょう。
たかし/……双葉ちゃんを文化祭に連れて行きたいな。それは無理? 翌日早朝、学校が始まる前に教会へ報告書を渡しながらボヤきます。
GM/高坂が「……何か訳ありかい?」って訊くよ。
十矢/超訳ありだよ! これこれこういうことだよ!
GM/高坂は深刻な顔をします。
十矢/おおっ?
GM/(高坂になって、泣きそうな声で)「学生が、文化祭に行けないって悲しくないか!?」
甘奈/……た、高坂さん!?(一同笑)
たかし/うんっ! 悲しいよね! ねえ! もう悪いことはしないから双葉ちゃんを文化祭に連れて行っていいかな!? みんなで見てるし!
GM/「君達は……ツクヨミはもう暴れないと言い切れるのかい?」
十矢/うん!
たかし/部長命令で『いなさい』って言われたから暴れないよ!
GM/部長命令って強いなぁ(笑) 「一般人の安全は第一だよ。何よりも重視しなきゃいけないことだ。君達が守ると約束できるかい?」
十矢/それも大丈夫!
たかし/何があっても絶対みんな守る!
GM/「なら……たかしくんと十矢くんが2人とも【幸運】判定難易度8に成功したら文化祭に連れて行くことを許可しよう
十矢/(ころころ)お、12で成功!
たかし/(ころころ)やった、9で成功だ!
GM/2人がかりで高坂を説得しました。「君達が人々を、彼の心を守ると約束してくれるなら……」 この高坂という男はPCフレンドリーな人なので、プレイヤーの意見は最大限聞いてくれます。なので、双葉を文化祭に連れて行ってOKです。
甘奈/高坂さん、チョロイよ!(笑)
たかし/これで全員参加できるよー! ありがとう、高坂さーん!
十矢/これは良い33歳だぜー!
GM/薩川双葉は後々異端刑務所に送られますが、文化祭の日は君達の監視のもとで登校することができます。……じゃあ朝の高校にシーンを移そうか。さて君達オカルト研究部の準備は、おざなりです。難易度150にクリアーしていない現実世界の君達は、文化祭はどうするのかな?
十矢/たたら先輩、文化祭どうします?
たたら/……文化祭、やっちまおうぜ?
みくに/うん、そうだよね、当日でも文化祭準備をしてやろうよ!
たかし/キャストならすぐたたら先輩が用意できるし! 65回もやったんだから、難易度20ぐらいでささっと準備できるよ!
十矢/66回目の≪聖印≫を付けるぜ!
GM/ならば君達は、朝から急いで文化祭の準備をしております。……準備をしているたたら先輩は「私って足に怪我も病気も無いや」って思ってください。現実世界のたたら先輩は、健常者だからです。
たたら/えっ。……や、やったー! 無くなってるー!(笑)
GM/脚部硬直症候群はあくまで双葉が創った世界の「設定」に過ぎません。だから足が痛むこともないし、65回のループの中で回復したことになっています。これによって将来悩む必要もありません。『イベントキー:激痛』は剥奪しておきますね。
たたら/おー、無くなったー。
十矢/準備はおちゃのこさいさいで終わりますよ!
甘奈/暗幕を用意して、たたら先輩のお友達を連れてきて、あっという間にお化け屋敷を完成させるよー。
たかし/コンニャクの準備もすぐ終わったよー!
十矢/≪聖印≫を付けた場所の前は幽霊が集まらないので、休憩スペースを作っておきます!
たたら/お化け屋敷スペースを抜けると、喫茶スペースがあるんだよね。そこで紅茶とか手作りお菓子が注文できるようになってる。
GM/お化け屋敷喫茶なのか。……その喫茶スペースが≪聖印≫なんだな(笑)
みくに/お菓子はオレオを入れよう! 黒いからオカ研らしいよ!(笑)
GM/……そんな風にわいわいとみんなで準備をします。少し時間が掛かったけど、ちゃんとお客さんを招けるお店は出来上がったね。ちなみに双葉は、はしゃいだり騒いだりはしていません。手伝いはもちろんしますが、とても大人しい少年になっています。
たかし/むー? せっかく文化祭に参加できたんだから、もっと満喫しなよ!
GM/彼なりに「本当に楽しんでいいのかな」って気持ちが大きいんだろうね。一応監視されている身だし。
みくに/……双葉ちゃんは何がしたい?
GM/(双葉になって)「……今やっていることで充分だよ」
みくに/でも、さぁ……。
十矢/……もう2人っきりで文化祭を満喫してきなよ!
甘奈/そうだよ、文化祭を楽しみたかったんだから色んな部活の出し物を見に行かないと!
みくに/だね。行こうか、双葉ちゃん!
GM/「…………。俺、自分でも勘違いをしていたかもしれない」
みくに/な、何?
GM/「……文化祭を体験したかったんじゃなくて、本当は文化祭に来られればそれで良かったんだ」
みくに/そ、そうなの?
GM/「だから……『一緒に来ようね』の約束が叶えられれば良かったんだ」 双葉は、みくにちゃんの手を繋ぎます。
たかし/……ああ、なるほど!(笑) ねえねえ2人とも、お客さんとしてお化け屋敷に入ってみなよ!
たたら/うん、お客さんとして文化祭を楽しんでみてよ! お化けの皆さん、全力でお願いしまーす!
十矢/(凄く声の低いお化けになって)「ハァーイ」
GM/「うおっ!? 今、教室から30人ぐらいの唸り声が聞こえたんだけどぉ!?」
みくに/大丈夫だよ、双葉ちゃん! 何かあったとしても≪念動障壁≫で守ってあげるから――!(一同笑)


 アナザーワールドSRS・リプレイ
  〜 楽園失格 〜





END