クトゥルフ神話TRPG・リプレイ
■ 『 サイキックにゃんこ 』 2ページ ■
2022年2月12日




 ●クライマックス:お家に到着にゃ!

KP/そんな訳で2人は猫達と楽しく語り合うことで、無事マオのお家に到着したのでした。早速ですがマオの家を見た2人は<アイデア>、もしくは<知識>ロールをどうぞ。
天鴻/素敵なお家だな……<知識>で。(ころころ)41、成功。
百合人/<アイデア>で。(ころころ)22、成功。
KP/天鴻は……「実散と草摩が昔に過ごしていた家についての話」を思い出す。とても特徴的な家だった。まさにこの家がそれじゃないかと思う。
天鴻/……そういえば、前に2人の家で飲んだときに見せてもらったアルバムでこんな家が映ってたなあ。
KP/百合人は……忘れていた過去の思い出だが、かつて自分はこの花園家を訪れたときがあると思い出す。『同居人』で病死する実散を救助したときのことね。
百合人/……ってことは、ここはミチルちゃん達の実家?
KP/今は「鬼嶋」という表札の家ですけどね。(マオになって)「あっ! おれのお家だ〜!」 ぴゃーんとマオは庭へ走って行きます。
百合人/旧花園家に住んでるネコチャンだったのね。迷子が家に戻って来られただけ良かったかな!
天鴻/家主にマオをちゃんと手渡しした方が良いのかな。庭に放すとまたどっか行っちゃいそう……。
KP/2人もマオを追って庭に入ります。すると子猫が居ます。マオとそっくりの猫です。
天鴻/おっ、あれがにーちゃん猫かな?

 「マオ……どこ……?」
 庭に佇む子猫の目は、虚ろな目をしている。
 「マオ……どこ……どこいった……もうダメだ……マオがいない世界なんて……」


天鴻/……なんか、様子がおかしくないか?(笑)
百合人/なにあの、オレの知ってる兄ちゃんみたいなこと言ってる猫は。
天鴻/その兄ちゃん、俺も知ってますね(笑)

 「マオがいない世界なんて……全部、全部……どうにでもなれにゃ!
 ザイクロトルの死の植物よ! この惑星の生態全て支配してしまえにゃー!」


百合人/は?(笑)
天鴻/何か言ってるー!?(笑) 早まるな〜!?
KP/<オカルト>ロールに成功すると何の植物か判らんけど判るかもしれないよ。
天鴻/親から貰った<オカルト>しかねえわ!(ころころ)69、失敗。判らん!
百合人/(ころころ)21、失敗。クトゥルフ神話TRPGみたいなこと出来る訳ないわよー!?
KP/実散なら判ったかもしれない出目ですが、まあ2人には判らん。(マオになって)「にーちゃんが我を失ってお家のお花に変なことしたにゃー!」
百合人/あんたのお庭って何なの!? 元花園家のお庭は何なの!?(笑)
KP/「あのままにしたら大変なことなるにゃ! 地球の生態系を別種族に支配されるにゃ! にーちゃんを止めるにゃ!
天鴻/にーちゃんほんと猫なの!?(笑) に、にーちゃん! 弟さんだよ! マオを抱えて庭に駆け込む!

 花々が咲き乱れる庭には猫が(なんか知らんが)放った金色の粉が舞う。
 この世の者とは思えないほど美しい光景が目の端に映った。SANC(1d6/1d6+3)。

百合人/なんか知らんがってデケーよSANチェックが!(笑・ころころ)75、失敗。(ころころ)9減少……って最高値減少なんですけど!?
天鴻/デケーよ!(ころころ)17、成功してるな?(ころころ)6……最大値減少!(笑)
KP/2人とも出目が良いな〜(笑) 5点以上減少したので、発狂するか<アイデア>ロールをしてにゃ。
天鴻/(ころころ)40、成功しちゃったにゃ。やだー!(笑)
百合人/(ころころ)99、ファンブルにゃ! ……あ、ここでの<アイデア>失敗は狂気ならなくていいやつ?
KP/ユリちゃんセンパイは本気で嫌がったので狂気どころじゃなかったにゃ。でもたかひろくんは一時的発狂にゃ。表を用意したから1d20を振ってにゃ!
天鴻/(ころころ)「2.健忘症(1d6時間以内のことを忘れる)」……(ころころ)1時間以内のことを記憶喪失になったアスレチック前後ぐらいからここに来るまで何を話していたか忘れました。
KP/あ、この庭で起きてる危機も忘れたのかな?
天鴻/デート時間をまるっと忘れた訳じゃ無いのが不幸中の幸い(笑) えっと……俺、なんでこんなとこに居るんだ? お花が綺麗なお庭だなあ。
百合人/にゃー! タカちゃんどうにかするにゃー!
KP/「にゃー! にーちゃんを止めなきゃにゃー!」 百合人はここで<幸運>ロールに成功したら即座に<精神分析>できることにするにゃ!
百合人/やったにゃー!(ころころ)(ころころ)<幸運>は成功したけど、<精神分析>は75で失敗したにゃ。ゴメンにゃ
天鴻/ドンマイにゃ!

 探索者の頭の中に警笛が鳴る。「自分はここにいていい存在ではない」と、どこか感じるかも知れない。
 ここで、庭の植物と探索者でPOW対抗ロールを行なう。
 (天鴻のPOW:11、百合人のPOW:12、ザイクロトルの死の植物のPOW:18)
 また、猫との繋がりが多い場合、「帰らなくては」という気持ちがより強くなる。
 NPC(ノンプレイヤーキャット)1匹につき、対抗ロールの成功値に+20(2匹分ならば合計+40)すること。
 (現在会った猫:かつお、魚屋の泥棒猫、お嬢様猫シャーリー、森林浴のお昼寝猫)
 抵抗ロールに成功した状態で、<登攀>+<跳躍>ロールにそれぞれ成功することで、植物を操るにーちゃんを鎮圧化できる。失敗すると1D3ダメージ。何度でもチャレンジできる。
 死にそうになったらマオがペロペロで回復してくれる。

天鴻/花園家の庭のPOW高すぎ問題。俺達は猫探しをしていただけだったのに!(笑) NPCは4匹だから+80かな?
KP/たかひろくんの場合、対抗ロールは15+80%成功ですね。また、この対抗ロールは「この場で植物に洗脳されないための対抗」なので、前後の記憶が無くても対抗ロールはできるものとします。
百合人/オレの場合100%成功か!
KP/96〜00が出たらファンブル失敗だからね。それでもまず死なない筈……!
百合人/了解です。じゃあ<POW>対抗ロールします。(ころころ)91、あっぶね!?(笑)
KP/それでも成功! ……猫1匹でも出会ってなかったらダメだったにゃ。
百合人/そっか、人間ロールをしてたらここで成功できなかったのか!
天鴻/(ころころ)45、成功! 俺の猫語にも意味はあったんだ!
KP/俺の猫語の意味を知るRPG。
天鴻/テイルズ・オブ・にゃんこ。
KP/テイルズ・オブ・ニャンタジア。という訳で、2人とも洗脳されずに済みました。にーちゃん鎮圧化ロールに挑戦できます!
百合人/タカちゃん! 今はよく判んないだろうけど、お願い助けて! あの猫を何とかしないと世界がヤバイわよ!
天鴻/よく判んないけど任せろ!!(ころころ)93……うっそ。
KP/失敗! 失敗すると1d3ダメージ!
天鴻/(ころころ)2点ダメージ。ずるべしゃっと転ぶ。
KP/花粉が鼻直撃。
天鴻/ぶえっくしょい!? やめろ! 直花粉はキツイんだぞ!(笑)
KP/「もう1回挑戦だにゃ! やり直しにゃ!」
天鴻/もっかいチャレンジ!(ころころ)37、ヨシ! 現場猫天鴻。
百合人/タカちゃんいっけー! <跳躍>にゃ! にーちゃんを捕らえろー!
天鴻/(ころころ)38、成功! 捕まえたぞコラァッ! 被疑者確保!
KP/たかひろくんはにーちゃんを捕らえられました。無力化します。「にゃーん……にゃうん?」
天鴻/よしよし、落ち着けにゃー。ほら、弟はあっちだぞ〜。
KP/「にゃおん……マオ、マオはどこ……にゃううううん」「にーちゃん! にーちゃんにゃーんにゃーん!」「にー?」「にゃんにゃん!」「にゃおーん!」「にゃっ!」 ハッピーエンド。
百合人/なんか終わった!(笑) 平和になった!
天鴻/良かったな、マオ! にーちゃんに会えて!
KP/「ありがとにゃー! ……にーちゃん、植物ないないして!」「分かった。にゃいにゃいする!」 世界の危機はにゃいにゃいされました。
天鴻/そんな簡単にしまえるんだ……(笑)
百合人/良かったー! 最後にCoCぽいことしちゃったけど良かったわ!
KP/これCoCなんだにゃ。(ニイになって)「お二方、マオを連れてきてくださってありがとうございます。感謝してもしきれません。おれは しょうきに もどった!
天鴻/本当に?(笑)
KP/「もしや貴方達は……マオの魔法にかかって猫になってしまったのでは?」
百合人/それよ。見てよ、この猫耳!
天鴻/見てくれ、この尻尾(笑) これを何とかしてもらいたくて、にーちゃんを探してたんだにゃ。<跳躍>と<登攀>は便利だけど、その代わり社会的な地位が危ないんだ……。
百合人/アタシは大丈夫でもタカちゃんは離職の危機なのよ(笑)
KP/「じゃあ俺の魔法で治します。にゃにゃにゃにゃーん!」 発光します。
天鴻/やっぱ光るとかこいつら猫ではないのでは?(笑)
KP/次に目を開くと、2人の猫耳猫尻尾は無くなってます。
百合人/戻ったー!
天鴻/取れたー!
KP/「……にゃ」「にゃーん」「にゃん! にゃーん!」
百合人/マオ? ……あ、そっか。もう何を言ってるか判らないんだね。
KP/ごろごろごろ。百合人の足元に懐くマオ。
百合人/……でも「戻れて良かったね」って言ってるみたい。それは判るよ。
天鴻/そうだな。……よしよし、もう迷子になるんじゃないぞ
KP/「にゃっ!」 しゅたっ! ぎゅーっ! 2人が子猫にじゃれつかれていると……家の方から男性が出てきます。
百合人/あはは、かわいいー。……って、あれ?
実散/……あれ? センパイ? たかひろくん?
百合人/ミチルちゃん?
実散/はい。鬼嶋家から実散がお庭に出てきました。
天鴻/え!? 実散さん!? どうしてここに?
実散/俺は兄ちゃんがいつも世話になっている礼二さんにご挨拶を……。2人こそ、「ニトリに行く」って言ってたのにここまでお散歩ですか? でも判りますよ、兄ちゃんが作ったこの庭、綺麗でつい見たくなりますもんね。
百合人/オレは子供の頃以来の不法侵入よ(笑)
天鴻/考えてみたら俺ら、不法侵入してるんだよな(笑) 実はさ、買い物をしてたら迷子の猫を見付けて……。
実散/そうなんだ! もしかしてマオをお家まで連れて来てくれたの?
百合人/そうそう。
天鴻/この子、実散さんの猫? 猫なんて飼ってたんだ?
実散/2匹の子猫は仲良さそうに実散へ寄ります。「ううん、違うよ。この子達は俺の実家にずっといた猫! 昔からうちに居てね、俺、病弱でお家からまず出られなくて小さい頃からずっと遊んでもらってたんだ〜」
天鴻/ずっと……? ああ、この子の家族に?
実散/「俺が生まれる前から花園家にいたっぽいよ」
百合人/…………。子猫だよね?
実散/生まれてすぐぐらいの愛らしい子猫に見えますね。
天鴻/……人知れず代替わりしてるとかでなく?
実散/かわいいよね〜。かわいい顔をして2人を見てるよ。
天鴻/ご、誤魔化されねえぞ!?(笑)
百合人/追加SANチェックする!?(笑) というか日常茶飯事のように世界の危機を起こす花園家のお庭って何!?
実散/他にもカエルのムンビさんとか鳥のビヤーキーさんとか虫のシャンさんとかと遊んでたなぁ。
天鴻/自然が豊かなご自宅だったんですね〜! 実散さん、ディズニープリンセスなのでは? 現実逃避。
実散/え? ニイ、なになに? たかひろくん達、猫語が判らなくなっちゃったから、俺が代わりに……? そっか! 迷子のマオを連れて来てくれた2人にお礼がしたいんだね!
天鴻/なんで猫語が判るの?
実散/寧ろ何故みんなは判らないのという顔。
天鴻/普通の人類は猫語なんて判んねえんですよ!?(一同笑) というか本当に猫語だったのかすら怪しい! 普通の猫は神話生物を呼び出さない!(笑)
KP/ニイから片手で持てるサイズの箱を実散に渡します。
百合人/その箱、どこから出した!?(笑)
実散/「ありがとにゃ! マオを連れてきてくれて本当に感謝だにゃー!」だって!
百合人/お、おう。
KP/「猫の玉手箱」を入手しました。2人へのプレゼントだよ。開けますか?
天鴻/……開けてみます?
百合人/玉手箱……だけど、うん、開けてみようか。
天鴻/よし、せーのっ!

 開けた瞬間、ぼわんと粉が舞い散る。ふわりと甘く、そして精神を大きく揺さぶる香りがした。1d6でダイスロールすること。
  1:今日の楽しかったことを酔ったように話す
  2:相手に思っている事を素直に話す
  3:相手をベッドへ押し倒したい衝動に駆られる
  4:相手を求めたくて仕方がなくなる
  5:どうしようもなく身体が熱くなり、少し触れるだけで興奮する(とくに腰が性感帯になる)
  6:ほぼ泥酔状態になる
 また、SAN回復1d10+5。

百合人/(ころころ)「2:相手に思っている事を素直に話す」だってー。
天鴻/(ころころ)「5:どうしようもなく身体が熱くなり、少し触れるだけで興奮する(とくに腰が性感帯になる)」!? SANは戻って来たけどさあ!?(笑)
KP/あ、そうだ。シーンが変わったからたかひろくんは<精神分析>無しでも一時的狂気から回復してね。
天鴻/は、はい……。
実散/俺は2匹を連れて鬼嶋さんのところに戻るね〜。じゃあね、2人とも! ねえ礼二さん〜、この子達がお外に出てたよ〜……!
百合人/ミチルちゃん、行っちゃった。
天鴻/そっすね、俺達も帰りますか。……えっと……。
百合人/……タカちゃん、どうしよっか。うちの店に行く? ぽんっと肩を触るよ。
天鴻/ひゃっ!?
百合人/どうしたー? ……なんで逃げたー?
天鴻/あのっ、俺……さっきの花粉、浴びたのが良くなかったみたいで……!
百合人/さっき花粉がズボッと鼻に入ってたもんね!? 平気!? タカちゃんに近寄る!
天鴻/だ、大丈夫だから……! だから、その、近い近い!
百合人/オレの玉手箱の結果は「2:相手に思っている事を素直に話す」だったので、素直に言います。……タカちゃん、発情してんの?
天鴻/あ……それ、は、その……。
百合人/オレに何かしてほしいとかじゃないの?
天鴻/……うう……。でも、あんたに、してもらうのは、悪い気がするから……。
百合人/え〜? あんだけのこと、一緒にしておきながら?
天鴻/それはそうだけど……ていうか、これ人の家の庭でする話じゃねえよな!?(笑)
百合人/したいの? したくないの? それ聞きたいな。
天鴻/し、したいのは、したい、けど……でも、したらダメだろ……。
百合人/「したい。お願いします」って言わないの?
天鴻/……い、意地悪だ。
百合人/ねえ。素直な話がしたいオレだから問い質すけどさ。タカちゃん、これからオレと、どうしたい?
天鴻/…………。
百合人/どうもされたくない? 義理固く生きたい? オレがヒドイことすぐ言っちゃうキャラだって知った上で……誘う?
天鴻/……百合人さんの方こそ、恋人いるのに、俺なんかとして良いんすか。百合人さんが実散さんのことを大事にしてるの判ってるから……。
百合人/判ってるから……なーに?
天鴻/あの……嫌なら、断ってくれていいんですけど、さっきの箱から出てきた煙のせいか、身体、変で……。
百合人/変で?
天鴻/……こんなこと、頼むの最低だって判ってるんですけど……助けてほしい。
百合人/病院に連れていけばいい?
天鴻/うううーっ!(笑) ……前に4人でホテルに行ったときのこととか思い出して、それで……。
百合人/オレとエッチしたい? イエス・ノーで答えられるようにしてあげたよ。オレ、優しいからね。
天鴻/……こくりと頷く。でも、嫌なら断って……。
百合人/場所、変えよっか? アルカディアでいい?
天鴻/う、うん……。
百合人/じゃ、店に行こう〜! オレのお店にご案内〜


 ●エンディング:にゃんにゃんのお時間だにゃ……。

百合人/はーい、オレのお店に入った入った! 奥の部屋に行こう〜!
天鴻/お邪魔します……。
百合人/プレイルームにようこそ! 明るいうちからしたいだなんて、タカちゃんはエッチだね〜!
天鴻/うう……ほんと、すいません……。
百合人/じゃ、しよっか。してあげるよ。ミチルちゃん、シーンに出て。
KP/え!?
天鴻/え!?
百合人/ミチルちゃん、シーンに出て。
実散/……あの、お邪魔しまーす? 俺、呼ばれました……あっ、たかひろくんだー!
天鴻/え、あの、どうも……。
実散/たかひろくん、これからセンパイと一緒にお酒飲むの? あ、俺も誘ってくれたの? わーい!
天鴻/ゆ、百合人さん……これは?
百合人/ニコニコニコ。ではご紹介します! 彼はオレのパートナーの、花園 実散ちゃん
天鴻/知ってるよう……。
百合人/ねえねえミチルちゃん! さっきオレね、タカちゃんから「抱いて」って言われたの!
実散/……う?
天鴻/なっ!? なんで、言うの!? ち、違う、その、やんごとなき訳が……!
実散/…………。やっぱり、たかひろくん……センパイのこと、好きなんだね。
天鴻/違う、そんな、俺、だから、さっきの玉手箱の煙のせいで……。
百合人/タカちゃんにそういうアプローチかけられちゃったの〜 パートナーのミチルちゃん見張ってもらおうかなと思ったけど、それよりは一緒に楽しもうかなって! ミチルちゃんもタカちゃんと一緒にしない?
実散/…………。
天鴻/誤解するなよ! 実散さんが思ってるような「好き」じゃないから……!
実散/…………。
天鴻/す、好きじゃない、から……。
実散/……いいよ、たかひろくん。たかひろくんはセンパイのこと、好きで、お願いしたんだよね? じゃあ、エッチしなよ。
天鴻/えっ……。
百合人/……ミチルちゃん。いいんだ?
実散/いいです。……たかひろくんは信用できる人だから、やんごとなき理由、あるんでしょ? たかひろくんが俺を傷つける人じゃないって知ってる。理由があるのは本当だって信用できるもん。
百合人/…………。
実散/センパイ。たかひろくん、本当に体が苦しそうです。助けてあげてくれませんか?
天鴻/……あんた、なんで、そういうこと言うんだよ。
実散/だって……たかひろくんを助けてあげたいもん。俺、たかひろくんのこと、好きだし。
天鴻/実散さんは恋人に対して「抱いてくれ」って頼んだ奴のこと、軽蔑したりしねえの……?
実散/しないよ。
天鴻/なんで……俺、変な煙のせいとは言え、最低なことを頼んでるのに。
実散/センパイを頼りたくなるたかひろくんの気持ち、伝わるから。頼るなら、いい人がいいよね。
天鴻/我慢、しなきゃいけなかったのに、出来なかったんだぞ……? 俺は、好きな人には幸せになってほしくて……。
実散/いいよ。もうやっちゃお。
天鴻/割り切りがはえーよ!?
百合人/…………。そっか。優しいな、ミチルちゃんは。……実散は、「これ」でも、嫉妬してくれないのか。
実散/センパイ。「これ」、実散と天鴻を試したんですね?
百合人/はい、試しました。実散がジェラシーを焼くかどうか、天鴻を利用して試しました。百合人はそういう男です。
実散/わ、悪い奴〜!(笑)
天鴻/最低〜! そこが好き〜!(笑)
百合人/くっそ〜! 実散に負けた〜!(笑) ……実散が全然嫉妬してくれなかったので、百合人は沈黙します。この沈黙で百合人の感情を察してほしい。
実散/……センパイ。俺、センパイが言う通り、見てます。2人を見てますから、邪魔なんてしません。
百合人/…………。
天鴻/…………。
百合人/……じゃ、タカちゃん! しよっか!
天鴻/…………。
百合人/タカちゃんはオレにどうしてほしい!?
天鴻/…………。初めてのときみたいに、めちゃくちゃにされたい……。
百合人/あの続きをすればいいんだねっ! ズボズボしてあげよっか! じゃあ脱いだ脱いだ! それともオレに脱がせてもらいたい?
天鴻/……脱ぐ。自分で脱ぐけど……パンツだけは、さすがに手が止まる。
百合人/タカちゃんを縛るならロープがいいかな、ベルトがいいかな? ベルト拘束も大人っぽくていいよね〜。あ、ボディテープも捨てがたいな!
天鴻/百合人さんの好きなので良いよ……。
百合人/じゃあテープがいいな! 光沢のある黒テープ! はい、両腕を出して。神に祈りを捧げるときみたいに組んで。
天鴻/ん……。言われた通りに腕を組む。
百合人/そしたら、両手首にボディテープをぐるぐるぐるってします。簡単拘束できあがり! ……これだけでいいよね? 下半身は拘束しないよ。だってタカちゃん、逃げないもん!
天鴻/……逃げない。
百合人/祈りを捧げる人みたいに両手を前に組んだ状態で固定。裸で祈ってるタカちゃんのできあがりだよ! 「早くシて〜」って懇願してるのカワイイよ。……まるで無様に快感を強請ってる姿みたいで
天鴻/うっ……。百合人さん、もう、早く……。
百合人/タカちゃんの背後に回る。後ろから……きゅっとおちんぽを掴む
天鴻/ひっ。あ、いきなり、あぅ……。
百合人/成長具合はどうかな〜? 既におっきい? まだまだ? 下着の上から掌ですりすり
天鴻/ふ、あっ、ああっ……。ボクサーパンツに染みがじわりと滲む。
百合人/すりすり 優しくすりすり 掌で押しつけるすりすりぐりぐり
天鴻/んっ、ンンッ、う。強請る腰が揺れる……。
百合人/まだシコシコしてないよ で、おっきくなってるの? まだまだなの? どっち?
天鴻/意地が、悪いっ……!
百合人/教えてよ〜! タカちゃんの口で教えてよ〜!
天鴻/たってる、から、きつい、からっ……!
百合人/勃ってる? 下着をズラす。……ぶるんっ ホントだ、超勃起してる〜! まだ軽くナデナデしただけなのにね
天鴻/ひゃぅっ……。いちいち言うなよ……身体が変になってるって言ったじゃん!
百合人/尻尾があったトコロもさすさすしよ
天鴻/ひゃあああっ!? びくんっ、と背がしなる。
百合人/左手でタカちゃんの勃起ちんちんをコスりながら、右手で尻尾部分をぷりぷりする
天鴻/あっ、ちょ、待って、やだ、待て……! 気持ちいいとこを同時に擦られて、足がガクガクと震える。
百合人/どっちがいいのかな〜? 前の尻尾? 後ろの尻尾? 前の尻尾、ビンビンになっちゃってるね
天鴻/アッ、アッ、やめ、両方、無理、イ、くっ……。
百合人/尻尾部分は嫌かぁ〜となると……アナルをローションまみれの指でつんっ
天鴻/ひあっ!? がくん、と膝が落ちる。
百合人/ずぷっ おっ? 自分から落としてきた!
天鴻/イッ、あっ……。その刺激で吐精する。
百合人/おわっ!? ……案外、早かったね?
天鴻/あ、ああ……う……。
百合人/そっかぁ、そんなにだったか。そりゃ大変だったねえ。オレの手、タカちゃんので汚されちゃった 見て〜
天鴻/あ……ごめ……。
百合人/これで終わるタカちゃんじゃないよね〜? 尻尾の付け根部分をまたソフトタッチで愛撫する すりすりすり つんつんつん
天鴻/ん、んんっ……もどかしそうに身体を捩る。
百合人/おちんちんもすりすりすり つんつんつん 同時にすりすり こんこん きもちいいとこいっしょにくりくりくり
天鴻/あああっ……! 出る、ぅっ……!
百合人/タカちゃんが感じやすいだけかな? 自分が感じやすいのか、全部魔法のせいなのか……どっちでもタカちゃんがイっちゃう事実には変わりないね ずっと輪っかにした指でおちんぽずりずりこすこすこす
天鴻/ひゃあっ、あっ、も、イってる、から、や……! 連続で絶頂する。
百合人/ほーら、だらしないオスっぽく吠えろ〜 よし、雄たけびよくできました! 1d6振って
天鴻/立ってられなくて膝が床について。へばって……はあ、ぐうう……。(ころころ)5。
百合人/という訳で、5回イかせました! そりゃガクガクだね。……ミチルちゃんは、どう? いっぱい聞けた?
実散/ひゃいっ!?
百合人/いっぱい聞けたみたいだね、タカちゃんの声!
実散/ううう……。実散は隅っこで、もじもじしてました。
天鴻/あの、俺の声とか……聞き苦しいから、耳を塞いで……声抑える余裕は、無いから。
実散/俺のことは気にしないで! ……言えない。たかひろくんの甘い声とセンパイの攻め声に、どっちも凄く気持ち良くなってた……なんて言えない。
百合人/ああ、やっぱりミチルカワイイなあ……! 何もしてないのにもじもじしてる! されてないのにあんなに真っ赤になっちゃって!
天鴻/活き活きしてる……(笑) 天鴻は床に腕を付けて、蹲るようにしながら肩で息をしてる。礼拝する信者のように。
百合人/あはは、いいね。快感を貰いたくって神様に祈ってるなんて、良い絵だよ
天鴻/……縋るように、百合人さんの方を見上げる。……助けて。まだ、身体、熱くて、もどかしくて……。
百合人/素直でよろしい めちゃくちゃしてあげよっか。アナルバイブを出して、祈ってる目の前でローションをとろとろ落とす。
天鴻/ひゅ……と喉が小さく鳴る。
百合人/ぬるぬるバイブさんだよ〜 タカちゃんの救世主になってくれる子だ はい、お尻ちょうだい こっちにお尻を向けて……顔はミチルちゃんが居る方を向いてね。
実散/ううっ……。
天鴻/あう……。でも、言われた通りに尻を百合人さんの方に向ける。
百合人/いい子だ そんなに救われたいんだね つんつん 入口先端ぬるぬる
天鴻/ふあっ……。土下座して許しを請うような体勢になる。
百合人/ちゅくっ ちゅるん そのまま先端をぽこっと入れちゃう
天鴻/あ、ああ……! 入って……。
百合人/ぼこっ にゅるっ はい、奥に進もうか〜……土下座のままで、もっと気持ち良くって祈って 気持ち良いのは……この辺かな? ずんっ こつっ こつ
天鴻/んっ、あっ、アアっ!? う、あっ、がっ、奥、ああっ……。
百合人/……スイッチぽちっ ぶぶぶぶっ イイトコぐりりりりり ジンジンって感じてじゅんじゅんしちゃって
天鴻/あああああっひ、ぃ、あ……!
百合人/いいとこジンジンジン 痺れて〜 はい、また雄たけび上げられるかな〜? 良い声を出してもっと良くなろう〜
天鴻/ひゃあああああっ!? あっ、ああっ、う……!
百合人/ほらほら もっとイってイって 吠えて吠えて ぶぶぶぶぶぶぶ いい音が鳴ってるんだから対抗して……さあ
天鴻/いっ、あ、また、イッて、イくの、止まんな、ひあっ……おかし、くなる……。
百合人/<POW×3>で果てるか判定しよっか。失敗したらもう限界、成功したらまだまだ責め立てられちゃう
天鴻/あっ、あうっ、ごめ、まって、ひぎ、あああっ!?(ころころ)10……成功しちゃったよ。
百合人/ありゃ〜 まだまだイけるね バイブ「強」にしちゃえぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!
天鴻/がっ、ああああっ!? ……頭を床に擦り付けながら、それでも何とか首を回して、百合人さんを見る。あ、お、ねがい……。
百合人/もっともっとしよってこと? もっともっと、ごつごつしてほしいってこと?
天鴻/……くち、も、きもちよく、して。誘うように、舌を出す。
百合人/……強欲 でもリクエストは嬉しいね〜。バイブは中に突っ込んだまま、タカちゃんの前に来てひょいっと顎を拾って、ちゅっと口づけ。信者に救いを与える。
天鴻/あ……。舌、伸ばす。
百合人/んちゅっ。舌、攫う。
天鴻/んんっ……。積極的に舌を絡める。
百合人/ちゅっちゅ。絡めてあげる 唾液交換 ちゅっちゅしながら……タカちゃん、おすわり
天鴻/んっ、ちゅ、あ……ん。反射的に言葉に従う。んんんっ!
百合人/バイブ入れた尻を、そのまま床で栓して。はい、床でお尻に栓。ぐりっと奥まで自分で床で押し込んで おすわり上手にできるかな 中イキしたらご褒美キッス
天鴻/奥までバイブが入り込んで、またその刺激で中イキする。
百合人/お上手 キッスあげる ちゅっちゅ そのまま床で栓してお尻自分でぐりぐりして〜 はい、また<POW>ロールいこうか!
天鴻/がくがくと体を震わせながら、キスに応える。(ころころ)46、失敗……。無様に自分で腰を振りながら、百合人さんの唇にくらいつく。
百合人/自分でお尻を悶えさせる立派なタカちゃん、キスしたまま……限界?
天鴻/ヤバい、あ、やだ、こんな、こんなので終わりたくな……い。
百合人/……よく出来ました。
天鴻/キスしながら、目を開けて、ぼろぼろと涙を流しながら、もう何度目か分からない絶頂を迎える。
百合人/唇から口を放して、綺麗な涙の目元にキスをする。
天鴻/あ、う……ゆりと、さ……。
百合人/気持ち良かったね? 長い髪が垂らしながら、見下ろして、笑う。
天鴻/……ありがと……。でも、結局……。
百合人/結局?
天鴻/……俺は、あんたに、触れられなかったな……。
百合人/両腕のテープをべりべり取ります。ソファーに寝かせます。
天鴻/…………。俺だけ、気持ち良くしてもらった。俺は、百合人さんのことを気持ち良くさせられてない。……でも、そんな権利、そもそも俺には無い。
百合人/うん。それは、白南天鴻の仕事ではない。
天鴻/そう……。だから、これで最後だ……。
百合人/お水のグラス、近くに置くね。いっぱい吠えたから飲んでね。明日以降、喉が涸れちゃうぞ〜?
天鴻/……飲む気力は無い。
百合人/落ち着いてからゆっくりお飲み。よしよし、タカちゃんの髪をくしゃっと撫でる!
天鴻/……細やかに触れてくれるのが、一番気持ちいい。
百合人/ミチルちゃーん! 気分はどう?
実散/ずっと部屋の端っこで蹲ってますよ。
百合人/かーわいー そんなにタカちゃんの声を聞くの、気持ち良かった?
実散/たかひろくんが気持ちよさそうで何より……って何を言ってるんだ俺は。
百合人/したくなっちゃった? 蹲ってるミチルちゃんをなでなで
実散/さ、触らないで〜! うううう、たかひろくん倒れちゃったじゃないですかぁ! 看病してあげて〜!
百合人/ミチルちゃんもつらそうだから触ってあげようかなって思ったの タカちゃんよしよし、看護するね!
実散/…………。やっぱり、センパイに触れてもらえるの、気持ち良いな……。って口に出さずに思っておくね!(笑)
天鴻/……最後に、ぼんやりと目を開ける。
百合人/あ、タカちゃん起きた?
天鴻/目の前の長いピンクの髪を掴んで、引き寄せる。
百合人/おわっと?
天鴻/ちゅ。好きだったよ。……お休み。
百合人/……お休み。それ以上は、何も言わないよ。何故なら応えられる立場の男ではないので。
天鴻/大丈夫。もう、百合人さんのことが好きだった天鴻はいなくなる。……最後だからね。
百合人/オレのことが好き……そう明確に言ってくれたの、初めてだなあ。
天鴻/もう言わない。……言えない。
百合人/ありがとな。そう言ってくれて。
天鴻/ああ、こんな俺に付き合ってくれてありがとう。次に会うときは、ただの友人の白南 天鴻だから安心してくれよな。……さよなら。もう好きにならないよ。




『 サイキックにゃんこ 』

END


実散に人生を歪まされた男が行く『狂演』に続く

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