TRPG プレイ雑感(2015年)

▼アナザーワールドSRS「オーバーラップシルエット」前編 2015.12.16 Wednesday

 突発的「アナザーワールドSRS」セッションのGMをやってきました。

 第2ループ、クライマックス戦闘とエンディングをしてもらいました。セッション菓子はクリスマスケーキとクリスマスチキンだ。ただし舞台はゴールデンウイークだけどな!

●GM・マーサー
●PC1・病坂 吊太朗/PL:あまとう
 「闘士/処刑人」の14歳男子中学生。中二病真っ只中の「あまずっぺぇ〜」少年。
●PC2・八百屋 お七/PL:ぷぇ
 「感応力師/霊媒師/アーティスト」の「ゆるふわばーさーかー」の英霊。15歳少女。吊太朗によって召喚された、「昔やらかした」英霊。

●PC3・ビクター=サージ/PL:火種
 「魔術師/稀人」の19歳男性。スレンダーマン。吊太朗とお七の家庭教師をしているエージェント。

 さっくりできる単発セッションとしてはかなりホットスピードで緊張感あるやつできたんじゃなかろうか。

 ブラックビーストはギルティビースト。ハイパーゆるゆるバーサーカーお七めっちゃかわいい。トキリンがミスタービクターって言えたのはとっっってもきもちいい。リプレイ早速作ります!

▼アナザーワールドSRS「狂気の使者は我にあり」第2話後編 2015.12.13 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS」第2話セッションのGMをしてきました。

 第2ループ、クライマックス戦闘とエンディングをしてもらいました。セッション菓子はクリスマスケーキとクリスマスチキンだ。ただし舞台はゴールデンウイークだけどな!

●GM・マーサー
●PC1・月見里 桐久雄/PL:しゅうら
 「闘士/イレギュラー」の17歳男子高校生。謎の魔術師に誘拐されてしまった少年。
●PC2・叶 あゆむ/PL:すずか
 「領域遣い/アーティスト」の16歳女子高校生。現役アイドル。

●PC3・晩間 日葵/PL:火種
 「狂戦士」の29歳女性。警備員。遺体で見つかった同僚の死の謎を追う。
●PC4・二木 ルリチカ/PL:MUMA
 「感応力師/聖職者」の21歳男性。教会の書物庫に司書バイトをしている大学生。

 8月に中途半端に終わっていた第2ループの戦闘がやっと終わったよ……そして第3ループに行けずに来月に持ち越し。早くやりたい!


 今日のセッションも楽しかったけど、戦闘してエンディングフェイズしてケーキやチキンを食べて雑談しながらレベルアップ作業をしていたので……セッション欲は微妙に満たせていない。やっぱやり足りない。ミドルフェイズまでやれたらいいね→やれたらいいな→キリが悪いから次に持ち越しねと決定したのはGMだったけど、正直やっぱもっとみんなと話したかったな……。

 私は早く代償を払って変わった狂気卓4人に早く会いたい。とっても会いたい。日葵ちゃんのかわいさやぬんのステージドレスを見たいわ。

▼アナザーワールドSRS「人外夜会 最終回」 2015.12.06 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS〜人外夜会」最終回のGMをしてきました。

 去年の12月からスタートした長期キャンペーンのAW「人外夜会」、これが本当の最終回です。


 最終回終わった……しゃぶい……魔王が勝つかと思ってヒヤヒヤした……ブリジット嗚呼……。

 土日のセッション思い出してじんわりしている。どっちのセッションも良い戦闘できたな。
 ユウメイイスタディオの禁書ネタもお気に入りだしタイマストトバールの魔眼は面白いから土日のセッションどちらも形にしたい……とってもしたい……。

▼アナザーワールドSRS「アウトロウファミリア」 2015.12.05 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

●GM・マーサー

●PC1・円子 慎也/PL:にとに子
 「魔術師/異端者」の18歳高校生。

●PC2・美淑 小夏/PL:ぷぇ
 「感応力師/狂戦士/異端者」の23歳男性。

 「アウトレイジエリア2」のキャラで短編シナリオをしてきました……また旅ものAWは楽しいなぁ!


 「異端一家キャンピングカーの旅セッション」あらため、キャンペーン名を「アウトロウファミリア」としたいと思います。発案ぷぇ。アウエリの韻を踏んでアウトはロウで家族で使い魔なかんじ。アウトレイジエリアとアウトロウファミリア。アウトローとロウと一家と落とし子な。

 「司書のキャラに禁書を探せよ、可能なら取ってこいよ、更には欲しいならやるよ」というフリーダムなハンドアウトを作れてほっとしているし、体を借りてるキャラに体の持ち主のネタをふる展開はやれたし、また旅もののAWは前々からやりたかったし戦闘も≪鬼の肌膚≫を痛めつける≪魔法剣≫と≪落下する光≫で対抗できた。コンセプト大成功だったかな。
 伊香保温泉と邪神ユウメイイスタディオの相性の良さに気付いたシナリオ練り途中だったときは「ひらめいた!」みたいな典型的な顔をしちゃったなぁ。
 今回のシナリオは登山して散策する秋冬の話だったから、次回をやるとしたら海に潜っていく春夏の話かなー。海鮮を食べよう。また旅ものキャンペーンの醍醐味をしよう! 魔王からの本日の報酬は禁書とクリスマスケーキとおせちだったけど、次の時期的に何だ。ひなまつり準備か桜餅か春物の着替え一式か。

▼アナザーワールドSRS「マインドフォレスト」 2015.11.29 Sunday

 単発「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 本来だったら本日は「狂気卓」第2話の続きをする予定だったけど、参加者さんが今日は2人も欠席になってしまったので、機関シナリオのプチセッションをしてきました。……なかなか「狂気卓」の続きができない。今年中にあと1回はやりたいなぁ……。

●GM・マーサー
●PC1・志水 芳江/PL:MUMA
 「魔術師/領域遣い」の20歳女性。機関の研究員。

●PC2・煙々羅/PL:しゅうら
 「アーティスト/稀人」の妖怪。機関に捕らわれた、炎と煙の妖怪。PC1のサーヴァント。

 戦闘シナリオとしてキャラクターレベル8のセッションでした。結果は、なんと無血AWでした。戦闘回避。死亡者無し。味方も敵も。戦闘メインシナリオだったのに。機関シナリオだったのに。……なんてことだ、平和しかないぞ……。

▼シノビガミ「HERO」 2015.11.01 Sunday

 単発「シノビガミ」にプレイヤー参加してきました。

 久々のプレイヤー参加! ずっとやりたかったシナリオができて大満足!
●GM・すずか
●PC1・計倉 龍斗/PL:しゅうら
 「斜歯忍軍」の18歳高校3年生男子。悪の結社から街を守るヒーロー「ジャックポット」に変身する。

●PC2・二羽 一花/PL:MUMA
 「一般人」の18歳高校3年生女子。数ヶ月前に転校してきたちょっと怪力な女の子。街を守るヒーロー「ジャックポット」に憧れている。

●PC3・野分 静馬/PL:辰巳
 「御斎学園」の17歳高校2年生男子。ヒーロー「ジャックポット」のおっかけで、ヒーローの情報を配信しているブロガー。

●PC4・司理 刃刀/PL:マーサー
 「隠忍の血統」の性別不明高校教師。悪の結社「黄金の夜明け」の一員で、街に災厄を振り撒く。

 ずっとやりたいと言っていたシナリオをついにプレイヤー参加できたー。しかも第一希望だったPC4の悪の結社ができた。久々にプレイヤーで頭を煮詰まらせてきて良い知恵熱。本当に楽しかった。

 悪の結社なんだから最後は華々しく散ろうと思っていたけど、エンディングは、全員生還和睦なハッピーエンドでした。最後まで死んで綺麗に終わらせようと野望を練っていたけど、「これは最終回じゃない、未来のある俺達の冒険はまだまだだエンドだ」と思ってから次回に続けるような展開に持っていってから……ああ、楽しい。先のことを考えるシノビガミPCはまずやったことがなかったので、新鮮な気持ち。

 久々にPCのその後とかSS書きたい持ちキャラできました。生きてるビガミPCって凄い尊いな(大抵悪役で死にたいマン) PC達の二次創作を書きたいなー。未来があるって素晴らしい!

●よそのこ萌えで二次創作したいって思える。舞台と役職と落としところがハッキリしてるから自分で転がしたい。あと本日の卓のメンバー6人+敵1人の口調分けしやすそうだからアクション小説書けそう。変身グッズの説明や変身描写も文に起こしたい! そう、「仮面ライダーW」の小説版のような中編の活劇が書きたくなるセッションでした。街の光景やそこに住む人々の描写をしてみたい!

●まじでしゅうらちゃんの作ったキャラクターグッズが格好良くて、MUMAちゃんのヒロインの在り方が感動的で、辰巳のキャラがごつんと衝撃的な深みがあって、GMのあの演出と愛があってのHEROすげーなと世界すべてにやられているので……これは萌えてる……よそのこ話やシナリオ核心をつぶやく訳にいかないのでうちのこ話で誤魔化すしかない。

●刃刀はオカマ先生モードのときはクネクネしながら「好きな食べ物? そーねぇふわっとろっのオ・ム・ラ・イ・スっが好きだぞぉ??」と答えるけど、変身する刃刀は腕組みして「生卵でも飲んでろ」って言う。オカマ先生刃刀「先生のプリ見せてぁげる??ほら見て!あたしプリ写りもぃいから困っちゃう〜???」 退勤した後の普通の刃刀「腕組み+スーツ+髪上げ+煙草」。

 いじり甲斐のあるPCが生まれた。とっても嬉しい。

 1体のラスボスをPC4人が協力して戦う協力型のシナリオをあまりやらなかったので(大体PvPシナリオしかやらない。別に選んでいる訳じゃないけど)、パーティープレイが出来るシノビガミってこんなに楽しかったんだと感動している……。ドラマティックなセッションは単独行動ができるシーンプレイヤー制の対立型の方が多いとは思うけど、私はシノビガミは協力型の方が好きだったんだな。今更にして知った。

▼アナザーワールドSRS「ハロウィンパーティー」 2015.10.25 Sunday

 単発「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 本来だったら本日は「狂気卓」第2話の続きをする予定だったけど、参加者さんが一人欠席になってしまったので、突発的なハロウィンパーティーなAWのGMしました。子供卓はかわいい!

●GM・マーサー
●PC1・高坂 薫子/PL:しゅうら
 「感応力師/聖職者」の10歳女の子。高坂のことが大好きな、「小さな友人の頼み事」のPC3。教会でハロウィンパーティーが開かれると聞いて礼拝堂に遊びに来た。

●PC2・白石 楓/PL:MUMA
 「アーティスト」の10歳女の子。アーティストの家・白石家の期待のヴァイオリニストで、薫子の友人。「夢魔炎上」のPC1・白石鉄弥のことが大好きな小学生。

●PC3・ウィル/PL:すずか
 「霊媒師/稀人」の外見年齢10歳ぐらいのジャックオーランタン。ハロウィン時期に街に顔を出す、女の子が好きな男の子。

 本来だったら本日は「狂気卓」第2話の続きをする予定だったけど、参加者さんが一人欠席になってしまったので、突発的なハロウィンパーティーなAWのGMしました。子供卓はかわいい!

 突発的な卓ということで、時期的にハロウィンネタを混ぜ込んでかの有名な「毒入りスープ」をモチーフにしたシナリオをやってきました。

 結果は……クロスオーバーセッションとしてキャラクターの語らいが楽しかったけど、ちょっとGMの練り込み不足が際立ってしまったのがとても反省。子供達のハロウィンパーティー楽しかったし、久々にキャラロールでする「夢魔炎上」の経正はとっても楽しかった。だからこそもうちょっとシナリオ面を強化したかったなぁと悔やんでいる。くう。明らかに考えていないところが多かったので申し訳無い。

 元ネタは素晴らしいシナリオだし、今回は粗削りに使ってしまったけど素材は良いと思っているのでいつかリベンジしたいです。それとは別に今回の「子供だけでわいわいする」が本当に可愛くって大好きだったし、「子供じゃできないから大人に助けてもらう」を本編内に入れるネタはやりたかったこと。大人のNPCに頼るシーンはPC達の活躍の場面を奪いかねないけど、「子供らしさ」を演出する面ではやりたかったことだった。こっちも調整が必要かなー。

 数年ぶり(5〜6年ぶり?)にやった経正はたいへん楽しゅう御座いました。……長期キャンペーンのラスボスだっただけあって、物凄くやりやすいし自分でキャラロールして萌える男だった。そりゃな。


 そういやハロウィンネタでTRPGするなんて初めてだ。そんだけ「世間がハロウィン一色だからハロウィンネタをするかー」って言えるぐらいハロウィンの知名度が高くなったってことか。最近は度が過ぎてる気もするけど。

▼アナザーワールドSRS「人外夜会 ロストワールド後編」 2015.10.18 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS〜人外夜会」最終回のGMをしてきました。

 去年の12月からスタートした長期キャンペーンのAW「人外夜会」ついに終わった……平和や、なにもかも平和な終わり方ができた……。

●GM・マーサー

●PC1・明石 榛名/PL:しゅうら
 「魔術師/闘士/狂戦士/処刑人」の20歳青年。「春を呼ぶ円環」のPC1。異端堕ちしてしまった叡斗を助けるため、心機一転、いつも羽織っていた「おばあちゃんの布団」や艦これTシャツを脱ぎ捨て、今まで前例が無い「異端堕ちからの救出」に臨む。

●PC2・アイザック=ブラックモア/PL:なちこ
 「感応力師/聖職者/稀人」の吸血鬼神父。「ラブアゲインシンドローム」のPC2。欺く神が眠る教会地下にて、叡斗が異端堕ちをした。叡斗が欺く神の手足になったら街にも甚大な被害が出る。慌ただしくなる教会で、救出劇が始まる。

 エンディング、なんとか無事に終わりました。異端堕ちした叡斗くんは元の日常に戻ってくることができる展開になれました。元のセッションのPC1だったからクロスオーバーセッションは「世界の抑止力ルール」により死なないことになっているので。……クロスオーバーセッションじゃなかったら即死だったよ……。

 元々の最終回と想定していなかった形でしたが、なんとか最終回らしく無事笑顔でおしまいを言えました。1年間におよぶ長編キャンペーンになっちゃったな。そしてTRPGの醍醐味であるダイスの事故でシナリオが二転三転が面白いセッションでした。本日もアイザックさんの出目がクリティカルだったりファンブルだったり粗ぶって爆笑しっぱなしだったし。それでも無事終えて何よりでした。萌えもいっぱいあったし。

 「ゲーム的にはキャラロストだったけどクロスオーバーセッションゆえに死んだ扱いにできない叡斗を、どう復活させるか」というお題と、「元々人外夜会ってアイザックさんとアクセンで吸血鬼ネタがやりたかった筈なのに吸血鬼ネタを全部スルーされて最終回まできちゃったので今回こそはそのネタを消化するぞ」と、「アウトレイジエリアリプレイを作ったのは相庭脩駕を最終回に出したかったからだ! 協力者NPCとして出すぞ!」と、「ブリジットは今後どうすんの」などなどやりたかったことは全部できました。詰め込み過ぎだったけど、今回の情報収集もいつもと違うタイプのゲームができたので、高カロリーでも全部たいらげられて本当に楽しかったです。

 でも「人外夜会」は当初アイザックさん&えんくんのセッションだった。ということで、次回は「番外編」として2人にスポットが当たるようにするぞー。またやるぞー。


 今日も昨日もAWのGMができて楽しすぎた。良い土日続けてTRPG生活だった。

 あまりに衝撃的だったので、ブリジット語り。

●ブリジットは何年も付き合ってきたのに、今日爆誕できた。「生きる意味」なんて問われて、無感情だった怨霊が1つの魂になったんだなって思うと……感慨深い。家族が増えるよやったねリジちゃん。

●ブリジットがトマト栽培したり鍋奉行をしたりカレーを作ってやったりマスター一家に振る舞ってやったりするたびに、「弟に、してやりたかった」って泣き出すので、いっそ成仏させてほしい。もう弟の泣いてる顔しか思い出せなくなってる怨霊が、いやいやとお庭に水やりをやってたり家庭菜園をし始めてるうちに忘れてた家族が奪われる前の光景を取り戻したら、泣くしかないじゃない。

●アクセンの自宅にいる弟は、一番苦しんでいる瞬間の顔がそのまま収容されてると思う。それを見せつけられたらSANチェックして呆然としてるミドルフェイズは間違いじゃない。たとえドン引きしてたとしても今後もリジはマンションにいる弟を定期的に会いに行くんだろうなぁ。アクセンは喜ぶんだろうなぁ、「優しいな」「これでいっしょだ、寂しくないな」って。

▼アナザーワールドSRS「アウトレイジエリアver.2」 2015.10.17 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS〜アウトレイジエリアver.2」のGMをしてきました。

●GM・マーサー

●PC1・円子 慎也/PL:にとに子
 「魔術師/異端者」の18歳高校生。恥ずかしがり屋で、いつも狐のお面をつけている。異能を持っているがゆえに過酷な人生を送って来たため、裏社会の就職活動を希望。異端刑務所こと「シズ」へ見学に向かう。

●PC2・美淑 小夏/PL:ぷぇ
 「感応力師/狂戦士/異端者」の23歳男性。異端刑務所「シズ」のスタッフで、司書として勤めている。元は異能事件(重要な禁書を≪暴食≫で食べてしまった)を起こして捕まっていた異端犯罪者だが、今は社会復帰している。

 「アウトレイジエリア」のGMをもう一度やりたいなーとツイッターでつぶやいたら「完成したリプレイを読む前にプレイしたい!」と言ってくださった方々がいたので、喜んで「低レベル・単発セッション用にシナリオ改訂したアウトレイジエリアver.2」をやってきました。

 突発的なアウエリ焼き回し卓。戦闘は無く、レベルも5スタートでの演出重視セッション。結果は……まさかの逃亡生活エンド。リプレイで掲載中の、叡斗&統十郎の「アウエリ」とは違う結末になりました。おおー、こんなに変わるとは。

 そして「アウエリ」の一番気合入っていたネタことアイデンティティクライシスをとても楽しんでもらえたようで。重くて明確な答えの無い哲学シナリオを、なんとか笑って終われるラストにしてもらいました。……2人とも生存で、仲良く過ごしている。魔王の落とし子として。未来ある2人にまた会いたいなぁ。

 ……と話していたら、このPCさん達2人とまた別のシナリオに挑戦してもらうことになりました。未来のある2人の新しい生活を見たかったし、戦闘無しシナリオだというのにスペックの高い2人の戦闘がどうしてもやってみたかったので……。後日、アウエリから生還した2人を描く戦闘シナリオを作っていこうと思います。

●PCの設定が前回のアウエリとは全然違うのももちろん、NPCの設定も全然違うのが2卓知っている身としては楽しい。前回のNPCは「20歳前後の専門学校生のチャラ男」と「大人しい看守の青年」と「おっとりロリ人妻」だったけど、今回のNPCは「10歳の天真爛漫小学生女子」と「40代お父さんのようなお医者さん」と「家庭も仕事もデキる勝気な女性」。この差異だけで印象がガラっと変わるな。

●PC2が≪L:「魔王の落とし子」≫(魔王の配下になるライフパス)を取得していたので、ちょっとそれをラストのネタにさせてもらった。ライフパスの有効活用。そうそう、キャラロールの手助けに作ったのがライフパスだから、プレイヤーさんにはこういう使い方をしてもらいたかったんだ! データ製作者として嬉しい。

●アクセンは異端刑務所から脱獄したことがある系男子なので定番の面白い話をしたまえからの本日のアウエリメンバーの滑らない話を聞かせてもらったとしたら大爆笑する。絶対する。「君は面白い子だなwwwなかなか興味深い話をするwwwww」←NPC紹介台詞レベル1。

●その結果が唐突に贈られるキャンピングカーである。

●とりあえずヒナちゃんはきつねのお兄ちゃんのために≪リライト≫と≪逆転運命≫を取りたいし、薫おじさんはみんなが帰って来てすぐいただきますができるように領域遣いのレベルを上げて≪食物錬成≫を覚えたいなと前向きに考えている。みんなのいただきますを応援したいおじさんよ。

●「キャンピングカーを≪テリトリー≫にしたい」「≪スーパーテリトリー≫にしておいしいいただきますが言える家にしたい」とおじさんは供述しており。

 「また旅ものシナリオを一度作ってみたいなー」と思っていたところにキャンピングカーで全国旅するPC達の登場。これはやるしかないね。

▼アナザーワールドSRS「楽園失格」 2015.09.26 Saturday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 以前プレイした元ネタ「楽園」のシナリオをもう一度GMでしてきましたー。
●GM・マーサー
●PC1・嵯峨乃 みくに/PL:にとに子
 「感応力師/領域遣い」の17歳高校二年生の女子。ハーフで、忍者好き。

●PC2・漣 たたら/PL:きりくあきと
 「霊媒師/世界遣い」の18歳高校三年生の女子。オカルト研究部の部長。

●PC3・塩長 甘奈/PL:水波
 「狩人/世界遣い」の15歳高校一年生の女子。占い好きの女の子。

●PC4・夜井宮 たかし/PL:ぷぇ
 「イレギュラー」の16歳高校一年生の男子。ヨーヨー。

●PC5・阿川 十矢/PL:りん
 「聖職者/処刑人」の16歳高校一年生の男子。

 1月に一度プレイした「楽園失格」を、新たに判りやすく動かしやすく、そして短くさくっとをモットーにシナリオ改訂してやらせていただきました。

 エンディングは無事ハッピーエンド。いつもよりセッション時間が2時間も短かったオフセだったけど、予定通りに(しかも余裕で)楽しくエンディングを迎えられました。素敵な高校の文化祭、最後も笑顔で終われた。爆笑ありシリアスありの良いセッションでしたー!

●プレイヤー人数が5人と多く、AW初心者さんもいたので「一見さんにはなかなか判りにくいシステムであるAF判定を、なんとか判りやすく楽しい協力プレイにできないか?」と思い、協調行動ルールを更に改訂して「2人1組で大規模難易度なAF判定」をやってみました。結果は大成功。1人でひたすら演出をしているところで4人が茶々を入れるのではなく(それは今までとても楽しかったのだけど)、2人で一緒に同じ作業に取り組んで3人が茶々を入れる方が、手助けもできるしサポートしてくれる味方もいて安心できるのでとってもやりやすかったとのこと。

●プレイした人いわく「いくらみんなを演出に巻き込んでいいと言われても、どこまでやっていいか判らないからつい引いちゃう」と聞いて、確かにと思ったので「同じ判定に取り組んでいる仲間がいるんだ」とルール的に主張して後押ししてあげるのも良いなと。今回のシチュエーションは「部活メンバーが文化祭準備を頑張る」というものだったので、余計に「みんなで準備している感」が味わえて良かったのかも。

●この、協調行動を混ぜ込んだ2人1組AF判定は今後の「AW」セッションでも積極的に取り入れていこう。みんなで1つの判定に取り込むのは団結力も高まって良い。パーティープレイなら尚更だ。

●イレギュラー、強い。「傍らに立つ囀り」の狛さん、「狂気卓」の桐久雄くん、「聖女」のういちゃんでも思ったけど、今回のイレギュラーも強かった。まだまだイレギュラーのプレイ感想が欲しいのでPC運用を許可しているけど、元々GMが敵を強化するために作ったクラスなので当然といえば当然。改めて思う。イレギュラーは、とても強い。

●相変わらず爆発するキャラクターを作るのがうまいプレイヤーさんのおかげで、キャラクター紹介のプリプレイ段階で笑い死ぬかと思った。

●「この世界はD66回もループしています」と言われて振ったPC1の6・5は凄かった。65回もループしていた。今回で66回。マックス限界じゃないか。

●先日新たに追加したばかりのライフパスのテストプレイもできてGMご満悦。「アナザー」時代の神様(邪神八柱)ネタをPCが採用してもらえて、20年越しに彼らの名前をセッションで言うことができて内心物凄く嬉しかった。ジェリドに良い眷属ができたぞ……にやにやするぞ……。

 今回も爆笑あり、格好良く決めるシリアスありの楽しい単発セッションでした。そういや前回の「楽園失格」では魔鏡様をNPC出演させたけど、今回は出なかったな。時間短縮と判りやすさを追求したからだけど。ちょっとだけ顔出しでもすれば良かったなー。リプレイを作るときに注釈でも入れておこうっと。

▼アナザーワールドSRS「ハルスの悲鳴」 2015.09.22 Tuesday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 AW初参加のプレイヤーさん1人迎えての、以前もプレイしたことあるシナリオ「ハルスの悲鳴」をやってきました。以前「ルージィルさんシナリオ」としてやったやつの元シナリオだよ。
●GM・マーサー
●PC1・石英 雫/PL:ぷぇ
 「闘士/処刑人」の17歳少年。人体で鉱石を生み出すフロウライトの少年。天涯孤独の少年だったが、突然自分の伯父だと名乗る人物に帰郷を勧められる。両親の生まれ育った古徒海村へ旅行として一時期帰省することにした。

●PC2・ジェノバ=赤坂/PL:グレー
 「霊媒師/聖職者」の34歳男性。占い師。仕事は一応しているが、自宅にこもりっきりのややニートくさいおじさん。引き取っているPC1・雫と共に、雫の両親の生まれ育った村へ旅行することに。

●PC3・九十九 要/PL:ひすい
 「魔術師/処刑人」の26歳男性。民俗学者。教会からの「古徒海村周辺へ調査に行ったエージェントが消失したから探索してくれ」という依頼を受ける。

●PC4・紅 水晶/PL:焔
 「狂戦士/処刑人/世界遣い」の15歳男の娘。PC3・の要といつも一緒に行動している。要と共に教会からの任務として古徒海村に向かうことに。

●PC5・アイリ=藤崎=クローディル/PL:ぽにー
 「狩人/稀人/イレギュラー」の吸血鬼の女性。蚊人間。PC1・雫とPC2・ジェノバと同居中。雫の帰郷
に付き合うことにする。

 「ハルスの悲鳴」はかなりお気に入りのシナリオで、それを「ルージィルさんシナリオ」として改訂したのが前回のセッション。今回はプラス要素の無い、オーソドックスな探索シナリオとしてGMをさせていただきました。

 「越境ソドム」に次ぐ私の性癖を盛りこんだシナリオです。なのでマスタリングして常に萌えていた。似た趣味を持っていたPC1の中の人とニコニコしっぱなしだった気がする。閉鎖的な村、謎の風習、堕天した博愛主義者の神、触手、受胎、機関ネタ。薄暗くエロティックにグロテスクに。……かなり性癖詰め込みシナリオだったな。大変楽しかったです。それでも初めての人でも久々の人ともに楽しんでいただけたようで良かったー。

●PC1くんがまるでマスタースクリーンの中を見られたんじゃないかってぐらい神がかりなシナリオと合致する素晴らしいキャラクターを作っていただけた。おかげでR−18GのシナリオにピッタリのキャラロールにGMは超満足。探索に行く間のわいわい感、徐々に浮き上がる奇妙な感覚、最後の激突は痺れました。

●5人で旅行、楽しい。アイリちゃんが料理と調達、雫くんが掃除と世話、ジェノバさんが食って散らかして、遊びにくる要さんと水晶くんは二人で自己完結。バランス良いよ、今回の5人。

●大々的にしていないけど機関ネタをさくっと入れたら、根源のネタに物凄い説得力が増した。凄いな、機関。とりあえず入れておくと「倒さなきゃ!」「なんとかしなきゃ!」というヤル気に繋がる。絶対的な悪ってどんなゲームにも必要だね。

●「戦いたくないラスボスが、無理に戦わされる」というシチュエーションだったんだけど、PC達を護りたいという気持ちからか……ラスボスのダイスが一度も成功してくれなかった……。ずっとPC達じゃない敵を攻撃していたり、自分を攻撃していたり。良いラスボスだった……ただGMとしてはPC達の【HP】を削ってピンチを演出して焦らせたり活躍させる機会を作ってあげたかった……それでも良いラスボスだった……。

 無事終われて良かったです。私のオリジナルシナリオから、触手か妊娠か山奥の閉鎖的な村か機関研究所か監禁事件か達磨のいずれかを禁止されると何も残らなくなる。本日のAWシナリオはほぼ全部揃っている。はい、そういうの好きです。

 もっと機関や欺く神が絡む壮大なシナリオがやりたいよ。でも初心に戻って異端退治シナリオをしたいよ。もっとAWのGMがしたいってことだよ。

▼アナザーワールドSRS「人外夜会 ロストワールド中編」 2015.09.13 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS〜人外夜会」のGMをやってきました。三部構成シナリオの中盤戦。でもまさかの展開になってしまった……。

GM・マーサー

●PC1・明石 榛名/PL:しゅうら
 「魔術師/感応力師/処刑人」の20歳青年。「春を呼ぶ円環」のPC1。禁書を教会に返そうと手続きをしている最中に、誘拐されてしまう。目が覚めると、全裸。どこかのホテルのベッドの上で拘束されていた。全裸で。

●PC2・棚氷 叡斗/PL:なちこ
 「魔術師/闘士/領域遣い」の18歳大学生。「アウトレイジエリア」のPC1。榛名が誘拐されたことを知り、ときわと共に攫われた榛名を探し始める。24時間後、手掛かりの無い叡斗のもとにアクセンと、「人外夜会第1夜」で登場した令嬢・ヴィオラ、それとエージェント・まりさが現れる。

 今回はミニゲーム祭りでした。

 情報収集やAF判定ではなく、「おいかけっこフォーカス判定」やトランプを使った「犯人当てゲーム」などなど。AWでフォーカス判定はそういえばやったことなかったので久々に「ポリフォニカ」のルルブを参考にしてみました。単純だけど面白かった。

 そして……予想だにしなかったことが。キャンペーンのPCが異端堕ち。やっちゃった。ラスボスを倒したのに、ラスボスを説得する判定で異端堕ちして、ラスボスを助けようとした子が敵になりました……なんと美しい展開かよ。愕然としたまま月見バーガーをみんなで食べました。おいしいです……。

 異端堕ちになったら実質キャラロストなんだけど、今回のキャンペーンはクロスオーバーセッションで「世界の抑止力ルール(違うセッションでお借りしているキャラクターは、元のセッションメンバーが許可しない限り絶対にロストすることはない)」が発動しているので、まだ救える猶予があるという燃える展開。次回どうする。ほんとによ。

 PCがいなくなってしまった……PCを助けに行く展開は燃える……これは次回、最終回に相応しい。


 NPC話。助けられてもツンデレのツン状態でアクセン側につくと思われてた敵NPCのブリジットが、正気度を犠牲にしてでも救ってくれた叡斗と必死に説得してくれた榛名に対して悔改めよさせるほど「味方」と認識したのがな……今のブリジットはアクセン側じゃなくて榛名側についてるのがGMでも想定外で……。

 あくまでブリジットはアクセンのために動く味方だけど、今の感情は絶対「榛名を助けること&叡斗を救うこと」に重点をおいてて、まじか、お前変わったな……。セッションはするもんだ。

 そういや完全ヒールだった「シノビガミ」の宵春も、味方になってくれる人のいるセッションをすることでパパや友人ができたんだよな。繋がりって素敵。

 本日のシナリオのことをかなり引きずっててもえていて、「誘拐された仲間を助けに行った人が、今度は助けた人に助けられる」ことになったんだなぁと、しみじみしてる。TRPGの何が起きるか判らないドラマって面白いね。ほんとしみじみ。

▼クトゥルフ神話TRPG「其は何を映す瞳」 2015.09.06 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」のGMをやってきました。

 2月にプレイしたセッションのキャラクターをまた使いたい! というご意見から生まれた続投シナリオ。私が一度プレイヤーで参加させてきたシナリオ「其は何を映す瞳」をやってきましたー。

●GM・マーサー

●PC1・安斎 和貴/PL:きりくあきと

 21歳男性。医大3年生。医学やオカルトなど多彩な知識を持ち、体格にも恵まれた先輩。料理サークルに所属しており、その飲み会でOBの先輩から「息子を実家の村に送り届けてほしい」と頼まれる。先輩の子を預かる二泊三日の旅行をすることになった。

●PC2・西東 由介/PL:にとに子
 20歳男性。人文学科大学2年生。実家が飴屋で、いつも飴を周りに配っている。綺麗で可愛くAPPの高い女の子が好き。料理サークルの先輩から息子を預かり、岐阜県にある山奥の村に行くことになった。そこでは子供が主役になる奇祭が行なわれていた。

●PC3・秋田 国広/PL:向坂あかね
 21歳男性。防衛大2年生。前向きで明るく振舞うが、素が出ると少し口が悪くなってしまい、考えるより先に足が出てしまう性格。先輩に息子を預けられ、無事その子と共に祭を過ごす料理サークルの面々。だが祭の最中で、事件が起きてしまう。

●PC4・岡田 修蔵/PL:マーサー(GM兼用NPC)

 19歳男性。人文学科大学1年生。唯一の1年生なので他の男先輩3人にひっついている後輩キャラ。料理サークルに所属する大学生4人が訪れた村には、3年に1度開かれる不思議な祭があった。どうやた村が過去にとある事件を引き起こしたことがキッカケらしいが……。
 山奥の村もののクトゥルフTRPG好き。独自の風習に首を突っ込んでいったり、都会的な便利さが無いシーンを楽しんだり、その土地の素朴な子供達と遊んだり夏を満喫したり、村に潜む神話的な事件と戦ったりする民俗学系クトゥルフシナリオが大好きだ。

●敵が強すぎる、SANチェックが激しすぎるシナリオかなぁ……せっかく前にセッションを2度も生き残ってきたキャラクター達をロストさせたくないなぁ、でもクトゥルフをやるなら激しく死にかけてほしいなぁ、と板挟みになったままGMをしていました。殺したくはないけど生易しいセッションはしたくない。

●結果は……なんとか全員生還で終われました。でも決して難易度を下げた訳ではなく! 何回もSANチェックをしてもらったし、1D6点減少を何度もしたり、運が悪かったら1D100をするような危機も設けました。それでもPC全員生き残ってきたのだからお見事!

●難易度は変えてないつもりだけどNPCも全員救えて、90%シナリオ達成度で終われた(残念ながら100%達成ではないけど)のでかなり良い終わり方ができました。助けるべき子供NPCがいて、ヒロインキャラもいて、おじいさんおばあさんもいる……一番やりやすいシナリオタイプってこれなのかも。何度もクトゥルフプレイしてやっと自覚してきたぞ。

●「投擲で行なえる精神分析」が強すぎた。妄言から生まれたギャグだけど、実際「やれるんじゃね?」と思ってロールしてもらったら……強すぎたし爆笑ものだった。(SAN値が7点減少する。発狂する→投擲で遠くから飴を舐めさせて精神分析を可能とする→クリティカルで1D6点SAN値回復する→6点も回復する……「迷宮キングダム」の祈りか何かか)

●前回のセッションで全員学生キャラだったので、「クトゥルフ2010」に掲載されている学生成長ルールをやってみた。めっちゃ技能が上がった。学生さんって凄いんだな、どんどん成長してくれる……う、羨ましい……!w

●何はともあれ死ななくて良かったー……やるなら本気でやるけど、それでも無事みんなで生還できて良かったー!

 次は久々に「ダブルクロス」のGMをやらせてもらうことになりました。

 ダブクロのGMをするのは久々だけど、やるたびに楽しいって言えるシステムだから今から楽しみ! プレイヤーさん全員ダブクロは初体験らしいので、初心者対応の「ダブクロらしい」シナリオをやりたい。ちょっと自分の中に住む中二病心を刺激する話がやりたいなー……それでいて解かりやすいような! 自作しようかなー。

▼クトゥルフ神話TRPG「秋空映した神錆びた場所」 2015.08.30 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」GMをしてきましたー。

 ずっとやりたかったセッションをついに。泣いてもらえた……GM冥利に尽きるね。

●GM・マーサー
●PC1・安里 あきら/PL:あー
 28歳男性。ジャーナリスト。PC3のラピスラズリと共にとある山奥の村にやって来た。だがその途中、雨で地盤が崩れて一人崖の下へと落ちてしまう。九死に一生を得たが、大怪我を負ってしまい村で世話になることに。
●PC2・桐郷 薫臣/PL:きりぅ
 18歳男性。村の神子。10月31日に行なわれる村の祭の準備に勤しんでいる、村唯一の若者。舞踊の練習に日々励んでいる。

●PC3・ラピスラズリ・鈴/PL:一軸
 30歳女性。占い師。PC1のあきらと共にとある噂がある山奥の村にやって来た。崖の下へと落ちていくあきらを追いかけて村を訪れたところ、外に続く道が土砂崩れで塞がれてしまう。暫く村に滞在させてもらうことになった。
●PC4・篠原 凡/PL:凡
 28歳男性。警察官。若者のいない過疎化の進んだ村に、外からやってきたお巡りさん。村唯一の若者である薫臣のことをいつも心配している。

 「シノビガミ」の某シナリオを元にしたクトゥルフシナリオをやってきました。

●「そっメモ」卓です。プレイヤーの皆さんが疑心暗鬼に陥っていくのが楽しかった……w

●ドラマティックなシナリオにしてもらいました。最後も泣きながら終えられた。秘密と使命を大事にしてもらって今回のキャラクター達は全員が全員に愛されていたな……。

●PvPになりがちの話で、今回は3人VS1人の構図になってしまいました。PC2さんが1人になりがちで、それがとても申し訳なかったな……。自分の信念を突き進んでほしかったから止めたくはなかったけど。PvPだとバランスをGMがなかなか調整できないので難しいところ。それでも楽しんでもらえたなら良かったな……。

●セッション終わったら、プレイヤーの皆さん達がキャラクターの今後について話し合ってくれる瞬間が幸せ。

●そしてセッション翌日に、補完小説を書いてもらえて……作中のイラストを描いてもらって……。あああ涙出る。泣けるシナリオだったので余計に涙腺を刺激されるイラストを描いてもらって、胸が嬉しすぎて苦しい……!

 今日のセッションの収録中におじいちゃん・おばあちゃんが台詞噛んで大爆笑する安里さん4人や、差し入れのおにぎりを食べてるときにオフカメラを向けられて思わず口いっぱいにしながらピースしたりする薫臣君は見たい。篠原さんの神社裏での壁ドンがなかなか角度キマらなくて何度もテイク2テイク3と収録を重ねていくうちに神社の壁が破壊されるハプニングとかも見たい。平和なNG集やメイキングシーンで和みたいなー!

▼アナザーワールドSRS「狂気の使者は我にあり」第2話 2015.08.23 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS」第2話セッションのGMをしてきました。

 念願の第2話、クライマックスに向かって情報収集をしてもらいました。

●GM・マーサー
●PC1・月見里 桐久雄/PL:しゅうら
 「闘士/イレギュラー」の17歳男子高校生。謎の魔術師に誘拐されてしまった少年。
●PC2・叶 あゆむ/PL:すずか
 「領域遣い/アーティスト」の16歳女子高校生。現役アイドル。

●PC3・晩間 日葵/PL:火種
 「狂戦士」の29歳女性。警備員。遺体で見つかった同僚の死の謎を追う。
●PC4・二木 ルリチカ/PL:MUMA
 「感応力師/聖職者」の21歳男性。教会の書物庫に司書バイトをしている大学生。

 4月に第1話をしてきたキャンペーンの続きをようやくやってきました。ただし、ミドルフェイズまで。ミドルフェイズが8シーンもあるキャンペーンなので、本日はタイムアップ。クライマックス戦闘はまた今度やることになりました。それまで2ヶ月もある……2ヶ月後に続きだ……あー早くやりたい! それぐらい面白くって楽しかったー。

●セッションを始める前に、プレイヤーの皆さんと一緒にリプレイを読み直す時間がとっても楽しい。1回目の楽しさを再度確認できるし、情報の整理にもなるし、即日プレイのように新鮮な気分で2話に臨める。次回のセッションもこうしよう。

●とにかく良いミドルフェイズでした……早く戦闘したい。第1話で「防御が弱い」と指摘から防御が生えた日葵ちゃん、桐久雄くんに早く活躍してほしい。3レベルも上がって更に激しくバカスカ火力を吹っ飛ばせるようになった戦闘が見たいなー。情報収集シーンも楽しいけど、戦闘特化組はお休みターンになってしまったので早く大爆発してほしい。それと、1日セッションでクライマックス戦闘が無いとカタルシスが無いね。

●シナリオの謎が続々と判ってきて、ラスボスの正体が判明。ラスボスの動機を明かしたとき、プレイヤーさん達に泣いてもらえた……良かった……シナリオで勝負したいといつも思っているGMなので、その一瞬だけで立卓した甲斐があったと言える。

●同じ構成のキャンペーンでもAF判定があれば演出が変わるシステムがお気に入り。単調なキャンペーンしやすいな、AF判定は。

●鶴瀬をNPCに出したら喜んでもらえた。今回は主役級のNPCなので。あまり出しゃばりすぎないようにしないと。

●NPCとしてゆたかさんを出したら、生ゆたかさんをプレイヤーさんがやってくれて……めっちゃカッコ良かった……凄く仕事できる人でふるふる震えてしまうほどカッコ良かったので私はまたゆたかさんに会いたい。狛さんにも会いたい、無性に会いたい。

●話が進んできてPC達の良いシーンが連続してきて死にそう。はあ、天使とかっこいい人が多いすぎるキャンペーンだよこの卓は……。超数年ぶりにセッション中に泣きました。すまなさで。

●超シリアスなシーンでPC名を間違えた。死にたい。泣いた。リアルで。

●無事エンディングを迎えてみんなには平和に、幸せになってもらいたいと思えるようになってきました。

●はーー……大学入試に合格してあゆぬん、日葵ちゃん、ルリーチカに報告してる桐久雄くんの姿が見たい。そういうエンディング求めている。桐久雄くんは頑張って早稲田を目指して警視庁に入ってほしい。大丈夫、ルリーチカが勉強を手伝ってくれる。日葵ちゃんが色々みんなに食事を連れて行って息抜きしてくれる。ぬんのプロ応援が入る。

 桐久雄くんの将来設計をメンバー全員が見守る未来を夢見てるんだけど、シナリオ本編は鬱方向の世界崩壊系アナザーワールドです。わりといつもの。

▼迷宮キングダム「大英連食卓記」1話 2015.08.22 Saturday

 長期「迷宮キングダム」第1話セッションにプレイヤー参加してきました。
 超久しぶりな迷宮キングダム。というかかなり久しぶりなプレイヤーでのTRPG参加でした。ルルブでデータを見合うのは楽しいね。
●GM・ぷぇ
●PC1・「邪の道は蛇」ライス=ハンディリア/PL:ろって

 16歳男性の「王様/猟師」。多くの国の集合国家「大英雄連邦」国王の子。前王が迷宮内で迷宮核に接触し倒れ、新たに即位することになった。

●PC2・「目に入れても痛くない」リリー=イースター/PL:51
 20代中盤男性の「神官/処刑人」。天界に住む天使だったが広い場所が苦手なので迷宮に下りてきた青年。天界からの無茶ぶりを受ける。

●PC3・「泣く子も黙る」エインズ=レイ/PL:マーサー
 24歳女性の「騎士/冒険者」。女性騎士で、飯には興味無い。初陣となるPC1・ライス次王の護衛として迷宮に向かう。

●PC4・「スネに傷持つ」山椒 山査叉/PL:犬熊猫
 14歳女性の「ニンジャ/料理人」。「おなかがすきました?」が口癖の料理人の少女。


 漫画「ダンジョン飯」を参考に、飯を狩りに行く王国のキャンペーンを始めました。
●昨今のダンジョン飯卓ブーム、自分達もやりたくてついにスタート。元々素材を集める要素もあるし、「ダンジョン飯」と「迷宮キングダム」の相性はいいんじゃないかなと思う。けどどうしても話題は飯よりも施設作りや国のレベル上げに注目しちゃうね。そればかりは「迷キン」の魅力だし醍醐味だし仕方ないね。
●もう「迷キン」をプレイし始めて数年経つけどいつ見てもルールブックは楽しい。カードのイラストが可愛いし、運と組み合わせが噛みあわないと同じ物ができない国作りが遣り甲斐がある。データ重視のシステムではあるけど、FEARゲーほど成長が一本化しないのが良いなー。
●何度もプレイしたことあるけど騎士のPCをするのは初めてだった。ランダムエンカウント採用卓で敵が大量に出てくるセッションだったので、さくさく敵を無双するのは楽しい。倒せば民の声も増えるしみんなのためになるからとにかくダイスを振っているのが楽しいな。今回のセッションでは範囲を駆使する戦闘が多かったので低レベルながらハラハラ戦闘ができて良かったな。

 現在3レベル。迷キンは5レベルぐらいから楽しくなると思うので成長早くしたいなー。

▼アナザーワールドSRS「ミズガルズの聖女達」 2015.08.02 Sunday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 毎年投稿しているサークル誌用のリプレイセッションを収録してきました! 難産だったけど無事終了ー。

GM・マーサー

●PC1・火織 初夏/PL:ピロ
 「魔術師/世界遣い/イレギュラー」の17歳聖女。勝気でサバサバとした性格。家事が得意で、同じ部屋で住む聖女達のために料理をしてあげている家庭的な少女。「何故聖女達と共に過ごしているのか」不思議な生活を送っていることに疑問を持っている。

●PC2・都築 こよみ/PL:すずか
 「感応力師/聖職者/異端者」の14歳聖女。天真爛漫、元気で幼い女の子。聖女達を見守っている優しい魔法使いの男性に懐いている。

●PC3・エリシャ=K=アルブール/PL:しゅうら
 「狂戦士/狩人/処刑人」の15歳聖女。ただし男子。男の娘だが「聖女」として聖女達の家で過ごしている。

 3つのお題でTRPGシナリオを作る企画、今年のお題は「禁じられた研究」「魔法使い」「聖女」。良いお題でした。

 もう既にOG誌リプレイ投稿は4回目なので、1〜3回と違う毛色のシナリオを目指してみた……なかなかイメージが難しい話だったらしく、何度もプレイヤーさん達を(キャラメ段階でも、セッション中でも)悩ませてしまいました。でもなんとか無事終了。面白いリプレイになると思います。9月までには完成させないとなー。


 仏田さんちのお部屋事情まとめ。

●トキリンは2006年を過ぎて、最初は高坂から「一緒に住まないか」と誘われたものの、あの頃のトキリンは正気度/Zeroで荒れてたし高坂の顔を見るとトラウマスイッチが入るぐらいだったので、N市教会からすぐのマンションに部屋を借りた。とっても洋風なマンションに住んでる。綺麗好きなので部屋は常に誰か招待するのかってぐらい綺麗で整頓されてる。「散らかってる? 何言ってるんですか? 散らかった部屋でどう歩くといいんです? 何の為の棚ですか??」と煽る煽る。元々料理も好きだし家事本とか買って初めての一人暮らしを正気度ゼロなりに楽しんでいたんじゃないかな。

●トキリンの整頓された部屋の棚の上には、多分今でもトキリン&高坂さんを始め、狭山おとうさんと奥さん、悟司さん、カスミちゃんの撮った家族写真が飾っている。綺麗なのできっと部屋に招かれたらぱっと目につくと思う。

●アクセンの部屋は某セッション中でも創作本編でも結構出てくるけど、本だらけの部屋。テーブル、棚、本棚、ベッド上や枕元にすら本が置かれていると描写されてる。【幸運】判定に成功すると6割の確率で貴重な禁書(私物だったり仕事用だったり)が入手できる。核兵器のボタンがあるような危険な部屋。禁書翻訳をするようになってパソコンを置くようになり部屋の中央で本という本をあちこち捲りながらディスプレイに向かう生活を始めたアクセンのベッドだけはバカでかく(供給用)椅子の上とベッドを行き来する生活。トキリンが訪れては半ギレになるが片付けたりはしない。中身やばいのは判ってるから。

●パソコンに向かうアクセンの隣に適当なとこに腰を下ろしながらディスプレイを覗き込むトキリンの姿はよくある光景の一つで、以前まではその後ろのベッドでブリジットがごろにゃんと転がっているのもまたよくあることだったとかなんとか(邪魔な本はポイポイ)(アクセンは怒らないがトキリンが怒る)

●ウマは寮の部屋が初めての一人部屋(それまであさみずと一緒だった)(マンションの一室を年頃の男兄弟三人で使っていたマン)だったので、それだけは強制転校だったことでも嬉しがっている。壁にコルクボードを引っ掻けて趣味のアクセサリーや写真を貼り付けたり好きなバンドのポスター貼れてご満悦。ゲーセンで取ってきたぬいぐるみとかベッド横にずらって並んでそうだしそのうち段ボールで実家の寺弟達宛てに送ってそう(別にぬいぐるみが好きなのではない)(UFOキャッチャーが好きなのでもない)(取れそうな物があったら取る派)

●新座さんは買ったものを足し算の美学でどんどん付け足していく。あちこちにあらゆる物を置く。スーツ・料理本・ダンベル・楽譜・健康グッズ・文庫・パンツ・水筒・食玩フィギュア…… のちにロリと過ごすようになったら部屋の端に「ロリスペース」を形成する。いらん幼女向けアイテム買い足していく。

 福広さんがしょーもないぬいぐるみをトキリンに押し付けてしょーもないと言いながらも部屋の片隅に置いておくトキリンのちょっとしたひと時を……2000字ぐらいでくれ……。

 「ってな感じで好意だと思うんですが福広さんが僕に無理矢理押し付けてくるんですよ」とトキリンがティータイム中に語り「なるほど、好意を抱く相手にぬいぐるみを与えるもの」と学んだアクセンは「ときわ殿、今からゲーセンに向かうぞ。狩りの時間だ」とブリッドへ押し付けに行く毛玉を探す旅に出る。

▼アナザーワールドSRS「人外夜会 ロストワールド前編」 2015.07.19 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS〜人外夜会」のGMをやってきました。ただでさえ長期セッションだったのが今度は三部構成ものだよ。

GM・マーサー

●PC1・明石 榛名/PL:しゅうら
 「魔術師/感応力師/処刑人」の20歳青年。「春を呼ぶ円環」のPC1。魔術の師として交流があるときわから私的な事情で呼び出される。ときわは、かつて榛名が異端ナーブリムから取り戻した「イースの禁書」を持っていた。「これを使って、時間跳躍がしたい」と突然告白を始める。

●PC2・棚氷 叡斗/PL:なちこ
 「魔術師/闘士/領域遣い」の18歳大学生。「アウトレイジエリア」のPC1。ときわは過去を少しだけ変えたいと提案してきた。あまり気は乗らないものの、二人はときわと共に10年前の世界に飛ぶ。そこで出会ったのは、当時アクセンのサーヴァントとして契約していたとある男性だった。

 前回のセッションが終わった後に「ブリジットがテーマのシナリオを」というご意見を頂いたので、AWでのブリジットがどうなるかを考えてのシナリオを練ってみました。それと「あと3回はやろう」というリクエストももらったので、今回は三部構成の前半戦。長いぞ……でも長いからには楽しいセッションにしよう。

 と言いつつ、やっぱりプレイ後に反省点を挙げておく。三部構成の1話目ということで、極端な一本筋シナリオになってしまった。状況説明やNPCの描写ばかりで、PC達に任せる自由度が低くなってしまったな。凄く反省している……。2話目ではもう少しPC達主体で、プレイヤーさん達が頭を悩ませてあれこれ自由な道を切り開けるシナリオに改良しよう。

 今回の舞台設定はこれから発展性のあるものだと思うし、自分よがりな世界観はちょっと置いておいて、2話目は現代に戻ってきての話だからもっとPC達が頑張れる話になると確信しよう。


 本日のセッションがさっくり終わった(三部構成なので1話分は軽めに作っている)ので、セッション後にお祭りに行ってきた。真夏の暑さの中、大盛況の人混みの中で縁日を楽しんできた。汗かきながらビールを飲んだりホットスナックを食べたり、夏っぽいことができて良かったなー! さっくり進行にして良かった!


 仏田話。ブリジットが登場したので色々考える。

●アクセンに真顔で「今日はブリジットの日だから」と唐突に言われてぐっちょぐっちょに責められるブリジットがすごく見たい。反論できぬぐらいぐちょられて、「ふざけんな……ばか……殺す気か……ばか……」ってトロ顔な兄が見たい。

●ブリュッケお気に入りのソファでもちゃんと部屋に用意されたベッドでもなく、アクセンのベッドに潜り込んでパソコンにつきっきりでちっともベッドにやって来ないマスターの背中をずっと眺めてるだけのでかい白猫の話が読みたい。ブリジット「にゃーーん? って誘ってやってんだからさっさと供給来いやぁばかやろう!!!!!!!!」 パソコン覗いてるときわ「近所迷惑ですよ」 構わないアクセン「我が家に近所など無い」 つれないマスターの話。

▼アナザーワールドSRS「灼炎の鬼神」 2015.07.12 Sunday

 単発「アナザーワールドSRS」セッションのGMをしてきました。18レベルで戦闘メインセッション!

●GM・マーサー
●PC1・氷川/PL:MUMA
 「聖職者/領域遣い/世界遣い」の25歳男性。退魔組織「教会」に所属するエリート吸血鬼ハンター。両親共に異端狩りをしている能力者で、子供の頃にも異端狩りでルーマニアのとある森に訪れたことがある。そこで赤い髪の青年と出会い、数年後、再び戦うことに。

●PC1-b・クライヴ/PL:MUMA
 「感応力師/異端者」の14歳少年。グリーシャの双子の兄。かつて過ごしていた孤児院が何者か(おそらく仏田)に襲撃されて以降、寺でお世話になっている能力者の男の子。
●PC2・中町 夏継
/PL:しゅうら
 「感応力師/霊媒師/アーティスト」の25歳男性。超人類研究所「機関」の研究員。「エンジェルダスト」のPC2・中町 元と同型クローン人間の2体目。「機関」の戦士・一本松の部下として、親しく何度も任務をこなしたPC1・氷川達と共に「ルーマニアの人外狩り」に向かう。

●PC2-b・グリーシャ/PL:しゅうら
 「闘士/狂戦士/異端者」の14歳少女。クライヴの双子の妹。兄のクライヴと共に、寺で世話を焼いてもらいながら仏田に忠誠を誓っている女の子。

 本来なら今日「狂気卓」の2話セッションをする予定だったんだけど、参加者の一人がお仕事の都合でキャンセルになってしまったので、単発セッションをやってきました。前々からやるからと宣言していた「ルーマニアの人外狩り」をテーマにしたシナリオをやってきたよ……。

●「仏田」本編には設定だけあった「ルーマニアの人外狩り」を、一本松さんの部下になって一緒に参加しようぜ、というのがコンセプトの戦闘シナリオ。PCのレベルは18、内容は戦闘しかないよという潔くバトルしてきました。

●ラスボスはアクセンという男なんだけど、この人の設定再現のためにデータを組んだら「もしかしたら5分で戦闘が終了するかもしれない」というもので……それをいかに解決してもらうかが焦点だった。アクセンは「セットアップで全滅させる」ことを念頭に置いたキャラメをしているので、最初の5分で私のしたかったことは終わった。あとは楽しい力押しだ。

●それでも最後までどっちが勝つか負けるか判らない戦闘で四苦八苦できたから、変に強すぎない良いパワーバランスだったのかもしれない。ちゃんと戦闘テストプレイをしてデータの順番チャートを作るほど徹底して臨んだから。当日GM運用がとてもラクだった。戦闘シナリオはこれぐらい事前準備しなきゃ駄目だな。じゃないと詰む。

●PC達2人ともカッコ良くて演出上手で、完璧に締めてくれたのでシナリオととしても面白かったー。

●セッションの流れが「オープニングフェイズ→クライマックス戦闘→ミドルフェイズ→エンディングフェイズ」という、いつもと違う流れのものにしてみた。戦闘が終わった後に情報収集、そしてその情報を得たPC達が終わらせるというもの。ちょっと見方を変えると「情報があっても何も発展がしない(クライマックスが無いから)」のでつまらないようにも思えるけど、今回のシナリオに限っては意味のある形にしたので……自分としてはとても気に入っている構成。

●「戦闘をするための話で、戦闘をさせられた人達の話で、その人達はそのまま突き進むしかなかったのだ……」という演出として変則的な流れにしたかった。それを上手くプレイヤーさん達は飲み込んでくれて、悲しく切なく萌える展開に仕上げてくださったので……ああ、このセッションはして良かったなとじんわりしている。

●というか意図してないホモシナリオになってとても萌えている。流石だ、みんな。またこんな仏田の設定穴埋めセッションはやらせてもらいたいなぁ!


 異端側のアクセンのキャラロールは楽しかった……いつものようにべらべら喋るキャラじゃない、淡々としたアクセンの敵ロールはまたやりたい。一本松さんも楽しかったー。芽衣ちゃんは動かしやすかったー。じいやは清涼剤。影だけ出てくるブリッドはやっぱり聖母。

 そしてセッション後、後輩達にうちのこ描いてもらえた……ああ嬉しい……長年創作やったりGMしてきて本当に良かった。わあい。

▼クトゥルフ神話TRPG「悪魔の城」 2015.06.28 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」のGMをしてきました。

 某動画でやっていたシナリオをプレイしてきました。

●GM・マーサー
●PC1・玄央 琳恋/PL:現空
 26歳女性。警察官。PC2・晩秋とは大学時代からの知り合いで、時々いっしょに遊ぶ仲。晩秋の探偵事務所に遊びに来ていると、大学時代の恩師から電話がある。「とある社交パーティーに一緒に参加してくれないか?」という電話だった。

●PC2・獅道 晩秋/PL:ろって
 27歳男性。探偵。大学時代の恩師から「社交パーティーに一緒に参加してほしい」といつもの頼みを受ける。その数日後、贈られてきた招待状には謎のメッセージが書かれていた。「たすけて」という、恩師のものとは思えない一言が……。

●PC3・錦 龍二/PL:辰巳
 20歳男性。好事家。PC4・ミチルの姉に、中学生時代からほのかな恋心を抱く青年。彼女はとある不動産業社長の中年男性のもとに嫁いでいってしまった。しかしそこには、謎がいくつも残る不自然なものだった。
●PC4・大禰占 ミチル/PL:なちこ
 12歳少女。小学6年生。姉が失踪にも近い形で嫁いで行って早5年。とある社交パーティーに参加すれば姉に会えるかもしれないという理由でパーティーについて行くことに。パーティーが始まって数時間後、そこは狂気の会場となった。

 「ヴィクトリア朝でクトゥルフ!」のラストシナリオを参考に、現代アレンジしてやってきました。

 見事なバッドエンド……全滅エンドになってしまった……。ラスボスに殺される終わり方だったよ……。確かに動画のラストでもあんなことになったりしたけど、あれは長期キャンペーンのラストだったかあらSAN値が……という話だと思ってたけど、普通にこのシナリオの難易度が高かったのかもしれない。

 元々は、私がクトゥルフTRPGで戦闘特化組みが苦手で、いつもシティシナリオや「何か起きる前に終わらせる」シナリオばかりやっていた中……「クトゥルフTRPGで戦闘特化がしてみたいね!」という意見から、少しきつめの難易度を選んできたのが立卓の理由。それが見事全滅。それどころか、開始30分で死者が1人出てキャラクター交代をするほどでした。1人で留まったのは、ちょっとGMの私が躊躇したから……早々PCを殺して平然とセッションは続けられないよ、キャラメの時間的な意味も含めて……。

 ということで、ラストバトル時に「ダメージ:死」な神話生物が召喚され、全員発狂して何かアクションを起こすこともできず次々と殺されるという展開になりました。なんてこったい。


 クローズドサークルものは楽しい! 危機から脱出するために一眼となって全員で探索したり、怖いものから逃げる判定は緊張感があって楽しい。

 なので、もう少し適度に生き残れるシナリオを……今度はしようと思いました……。フラグミスもあったけど、そこへ先導できなかったGMの描写不足もあったので、ううん、反省点にして次回のクトゥルフに挑もう。このバランスを忘れないようにしよう。

 それにしてもマーシャルアーツはやっぱり強い。回避が人より出来るというのが何よりの武器だ。あと戦闘特化シナリオではDEX値が命になる。これも忘れない!

▼アナザーワールドSRS「ウズマキ美化委員会〜すべてがFになる」 2015.06.20 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS」セッションのGMをしてきました。

 シナリオクラフト「ウズマキ美化委員会」をやってきたよー。懐かしのメンツにまた会えて嬉しい!

●GM・マーサー
●PC1・杜谷 柚弦/PL:ピロ
 「闘士/狂戦士/狩人」の18歳男性。大学生。「アナザーイブウィークス」のPC1。「ビクティムガール」のメンバーにお礼としてとある液体をプレゼントされる。その液体を飲んだ途端、意識がウズマキに飛ばされることに……。
●PC2・田組 友陽/PL:ぷぇ
 「狂戦士/世界遣い/アーティスト」の16歳女子高生。「嵐のメロディとアイドルと」のPC1。偶然訪れた喫茶店シャノアールにて、PC1の柚弦が液体を飲んで倒れた。その液体に興味を抱き好奇心旺盛に口に含んだ途端、やはり意識がウズマキに飛ばされてしまう。

●PC3・渡 朱鷺子/PL:ろって
 「霊媒師」の31歳女性。神社の巫女をしているエージェント。「十三歳のアシテプト」のPC3。喫茶店シャノアールから液体が逃げ出した。人々の悲鳴を味わいながら成長していく液体は、討伐派遣された朱鷺子を飲み込む。逃げた先は、なんと人が入れない筈のウズマキだった。

●PC4・樫村 美雲/PL:なちこ
 「闘士/世界遣い」の18歳女性。大学生。「アナザーイブウィークス」のPC2。喫茶店シャノアールを始め駅前を地獄絵図に変えていく謎の液体。応援として呼ばれた美雲も液体と交戦していく。だが大波のような攻撃に巻き込まれ、ウズマキの中へと引きずりこまれていった……。
 以前プレイした「ウズマキ美化委員会」は、もう2年前。久々にまったく同じやり方でプレイしてみたんですが、やはりこちらの卓も爆笑による爆笑で終わりました。ただの清掃作業なのに、最終的には江戸時代へのタイムスリップしているPCがいました。なんでさ。

 今回のラスボスはサイコロの出目により爆弾を使ってくる事になりました。
 ↓
 今回のラスボスはサイコロの出目によりプレイヤーの至近距離に配置しました。
 ↓
 今回のラスボスはサイコロの出目によりプレイヤーのいる場所に爆弾を設置しました。
 ↓
 起爆。
 ↓
 ばか。

 というわけで爆弾を設置……じゃねーよ! というのが今日のハイライト。ほんと何やってるんだ今回のラスボス! 全部プレイヤーさん達とGMの出目の結果なんだけどさ!

 何度やっても楽しいシナリオクラフトだったので、もう少し改良して一見さんやシナリオクラフト初参加の人でも判りやすく手っ取り早く遊べるものにしたいな。

 自分で作ったものだけど、当時はページ数を抑えることばかり考えていて久々に遊んだらちょっと判りづらかった。せっかくメンバーを変えても何度だって楽しく遊べるということが発覚したんだから、ver.2を作ることにします。


 普段セッションのアフターとして使っているファミレスが混雑だったので、滅多に行かない方のファミレスに行ってみたら……パンケーキが恐ろしいほど安くておいしい値段で売っていた。今度からこっちに行こうかな……だってパンケーキ2枚で199円は安すぎる、ありがたすぎる……。

▼アナザーワールドSRS「人外夜会4」 2015.06.07 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS〜人外夜会」GMしてきました。4回目、副題は「人外夜会 THE MOVIE」!

 夜中に人外だけで食事会。題して「人外夜会」。今回はしっかりとしたセッションをしてきました。

GM・マーサー
●PC1・棚氷 叡斗/PL:なちこ
 「魔術師/闘士/領域遣い」の18歳大学生。「アウトレイジエリア」のPC1。先日の仕事を終えて教会に報告書を持ってやってくると、その日はN市主催マラソン大会。ボランティアスタッフとして働いている老女・木ノ本御月たちの姿を見た叡斗は、少しばかり彼女らのお手伝いをすることにした。

●PC2・明石 榛名/PL:しゅうら
 「魔術師/感応力師/処刑人」の20歳青年。「春を呼ぶ円環」のPC1。知り合いがN市主催マラソン大会に参加するということで教会にやって来ると、ときわに「教会の掃除バイトをしないか」と声を掛けられる。ときわの下で働いていると、いつの間にか何者かに導かれるように、教会の地下にやって来てしまった。

 劇場版テイストで、というお題を頂いたのでそれに則ったシナリオをやってきました。劇場版に相応しい派手で笑えて泣けるセッションができた……凄く面白かった……!

●元々はプレイヤーさんから頂いたお題セッションでした。お題は、「ときわがメインキャラクター」「教会には地下ダンジョンがある」「叡斗と榛名が主役で、今までの人外夜会メインPCだったアイザック&えんの二人がアクセン宅で飲み会をしている」。3つのお題、大好きー。

●それでいて、12レベルという高レベルセッションをやらせてもらう。2人プレイという少人数編成ではあるけれど、がっつりと戦闘データを駆使できて良かった。AF判定も適度な難易度で面白くできたと思う。

●シナリオ別名「叛逆のトキリン」。何もかも都合の良く、幸せな人しかいない世界が広がっているという話でした。死んだ人間も消えた人間もみんな笑って生きているという世界を壊していいのか、という展開。かつて共に戦った相棒を失くした叡斗と、愛するおばあちゃんと死別している榛名と、家族や親友を亡くしているときわの話……うまくできました。

●笑ってもらえたし、泣いてもらえたし、燃えてもらえたし萌えてもらえた。楽しいお祭り感覚と世界の危機、愛する人との再会と別れという……まさに「劇場版」とサブタイトルにつくのにふさわしい内容になれたと思う。

●久々の「アウエリ」のNPCキャラロールは楽しかった。PCデータ集をGMとして使えて、作った甲斐があった。

●久々にブリッドのキャラロールをした。楽しかったなぁ……楽しかったけど、切なくなっちゃった。バブみを感じた。

 今回はとある選択でシナリオ終了したけど、イフの展開も気になる。でも今回の話はループしてまた、というのはできないやつ。一つの選択を大切にしていこう。

 人外夜会シリーズがあまりに楽しいので、また次回セッションをすることに決定してしまった。次はブリジットシナリオだー! まだ全然何も考えてないけど、どうなるかなー!

▼クトゥルフ神話TRPG「ガシャン!」 2015.06.06 Saturday

 「クトゥルフ神話TRPG」のGMをしてきました。

 クトゥルフの名作シナリオ「ガシャン!」、TRPG初心者さんをお迎えして楽しくやってきました。凄く面白かった、もっとTRPGやりたいと言ってもらえてよかったー!

●GM・マーサー
●PC1・新元 照子/PL:あー
 30歳女性。女医。8月の熱い夏の日、知り合いの女性に喫茶店に呼び出され、「私の弟を探してくれ」と頼まれる。とあるホテルの写真を頼りに、彼女の弟の捜索を始める。
●PC2・真壁 藤四郎/PL:にとに子
 18歳男子高校生。機械いじりが好きなエンジニア少年。友人だけどちょっと不良になってしまった男に金を貸していたが、その友人が失踪。彼の姉に「弟を探してくれ」とPC1・照子と共に頼まれ、行方不明になった友人を探しに行く。

●PC3・桐生 まい/PL:きりぅ
 16歳女子高生。オカルト部の唯一の部員。オカルト部の先輩だった男子生徒・モブ山モブ太が超常現象を起こしたと聞いて、とある事件になっているらしいホテルに向かう。
●PC4・桐生 アラタ/PL:きりくあきと
 20歳。元オカルト部で、その影響で不思議な事件が好きになり今は探偵事務所に就職している。PC3・まいの親戚。PC3・まいと共にオカルト部の知り合いが起こした超常現象の話を聞き、とあるホテルについて調べていたところ、知り合いのPC1・照子とPC2・藤四郎と再会する。

 クリアフラグ全回収、全員生還エンドでした。この上ないぐらいハッピーエンド! でもこんなにも神頼みした卓は初めてだw

●今回の卓に名前をつけるなら、神頼み卓。ここまで神の力を駆使したガシャンは無かった。多分20回以上は使ってたんじゃないかな。仲良くなりすぎだってww

●TRPG初めてという方がいらっしゃったので、まずTRPG楽しいと思ってもらえたことが何より嬉しい。これを機に色んな方とセッションをしてもらいたいな。

●慎重に事件を追っていくPC達だったので、めでたく生還エンド。出目も比較的安定していたので、地獄のクライマックスフェイズにならずに済みました。あの戦闘があっての「ガシャン!」だと思うんだけど、それはそれで。

●もう5回はプレイしているシナリオなんだけど、ついついガシャンポイントの存在を忘れてしまう……。もうちょっと存在を可視化すれば忘れずに済むかなぁ? 次回いつマスタリングをするかは判らないけど、今度はちゃんとアイテムとして用意してみよう……。

 初めて個人で某カラオケ店を予約してみたんだけど、予想以上に良いところで今後もセッション会場として使っていきたい。アイスクリーム食べ放題がこの時期助かる。でも定期的に噴出される消臭剤(15分ごとのオート起動タイプ。部屋に取りつけられていた)が恐怖を煽る。私のGMじゃなくてこの消臭剤が本日一番のMVPだったのは間違いないな!

▼アナザーワールドSRS「嵐のメロディとバンドマンと」 2015.05.30 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS」セッションのGMをしてきました。

 先週やった「嵐のメロディ」と違うメンバーとご一緒に。今回も無事歌を奏でることができましたとさ……。

●GM・マーサー
●PC1・御前院 吊子/PL:あまとう
 「魔術師/感応力師/領域遣い」の27歳女性。元ヤンのスーパー店員。スーパーでバイトをしている青年のライブのチケットを貰い、見に行くことに。するとライブが始まる数分前、ライブ会場が血まみれになるという予知夢を見てしまう。
●PC2・蘇芳 天月/PL:天音
 「聖職者」の28歳男性。神社の神主。動物が大好き。PC1の吊子から複数のバンドが参加するライブのチケットを貰う。見に行くと、そこである異端犯罪者が殺人事件を起こす瞬間を見かけてしまう。

●PC3・ローズ=ヴァンベルト/PL:煌
 「闘士/狂戦士」の25歳女性。国籍不明の謎のエージェント(一応音楽教師)。PC2の天月同様、チケットを貰ってライブを見にきたところで、とある殺人事件を見かけてしまう。目撃者として教会の任務を受けることに。
●PC4・鏑木 ちゆ/PL:せいさん
 「狩人/異端者」の20歳女性。かつて機関に囚われていたチュパカブラ(出身:南米)。天月のいる神社に居候している。日本の文化を知るためにライブにやって来た。翌日、教会の仕事を受けると、大先輩である河童のおじいさんからとある忠告を受ける。

●PC5・神山 光/PL:氷鏡
 「霊媒師/稀人」の20代の男性。PC2・天月の神社に住むイケメン狛犬。PC4のちゆと一緒に仕事を受けると、藤原幸正に連れられてきた河童のおじいさんにとある忠告を受ける。「突如として現れた黒い影に気を付けろ」と……。

 先週の23日にやってきた「嵐にメロディ」をまたメンバーを変えてやりました。

 前回のNPCアーティストは「IKB48というアイドルグループの女の子」だったけど、今回のNPCアーティストは「将来は一流アーティストを目指すバンドマンの青年」でした。サイリウムを振ってキャーキャー応援するPCではなく、夢を見る男の子を見守るPC。この差異が良い。シナリオは同じでもプレイする人によってドラマが変わるのが楽しいので、同じシナリオを別メンバーで何回もやるのは大好きだ。

 今日のAWのメンツのAF判定がどれも好戦的で面白かった。毎度、戦闘特化の狂戦士キャラクターのAF判定は笑ってしまう。本日は教会がテロリストに占拠されて高坂が人質にとられたり、銀行強盗事件が起きたり、神社で思い出の「機関カレー」を作ったりした情報収集でした。……機関カレーは流行る。きっと今後の機関チルドレンPC達は涙なしでは語れない思い出のカレーになってくれることでしょう。

 あと、NPCに藤原幸正を登場させるシナリオだったんだけど、PCの一人が「河童に憧れる」という人外の子だったので、そうとなったら河童のNPCを出さねば。公式NPCはプレイヤー同士との共通認識が持ててラクだけど、楽しめるならPCに合わせて新たなキャラクターを生まないと! 咄嗟にウィキで河童のことを調べて出したので、地味に河童知識が深まった……何かに使えないかな、この雑学。


 セッション終了後、M9.1の地震があった。ちょうど会場のお会計をしているときに。めっちゃ揺れた。わりと怖い揺れ方と騒ぎだった。

 でも地震があっても本屋で読書してる人は大勢いるし、屋台の焼き鳥屋さんで酒飲んでる人はいるし、電車も動いてる。凄いなぁ。気持ち悪くなるぐらい揺れたのに日本は強いなぁ。

▼アナザーワールドSRS「エンジェルダスト」 2015.05.24 Sunday

 単発「アナザーワールドSRS」GM、またまたしてきました。

 今度は夜卓。夜21時に始めて早朝3時に終了するという、学生の頃はよくしていたけど社会人になっては久しぶりな夜のアダルト&グロテスクなセッションをしてきました。

●GM・マーサー
●PC1・カズハ/PL:MUMA
 「領域遣い/異端者」の15歳少女。物心ついた頃から『機関』で過ごしている機関チルドレン。自然を自在に操る領域遣いの一族の生まれ。最愛の兄と共に機関で暮らしていたが、その兄が研究所から脱走してしまう。このままでは処刑されてしまう。兄を探し出すため、世話役のPC2・元と共に外へ飛び出した。
●PC2・中町 元/PL:しゅうら
 「狂戦士/処刑人/世界遣い」の25歳男性。仏田一族の生まれだが、下位の扱いを受け、『機関』の研究員として働き、PC1・カズハの世話役を命じられた男。妄想癖がある。機関の上司・大山の命令を受け、カズハと共に失踪したカズハの兄と、反抗的だった人外の女の子を追うことになる。

 機関シナリオ、舞台は2004年。仏田寺ネタです。機関のチルドレンがバッドエンドになる話です。凄く……バッドエンドでした……。

●当初のコンセプトは「2時間ぐらいで終わるミニシナリオ」。2人プレイだし。夜中はきっと頭が働かないので軽い話にしようと思ってました。

●たった1ラウンドしかないのに、AF判定は7つある。プレイヤーは2人だからAF判定の結果を開示できるのは2つのみ。2つのクリアーフラグをどう組み合わせてエンディングにいくか、というたった一回の分岐を楽しむシナリオ構成でした。

●ところがどっこい。色々プレイヤーさんが試行錯誤考えてくれたおかげで、再行動して3つクリアーフラグをゲット……なおかつ、クライマックス戦闘が完全アドリブ。元から考えていた敵データや戦闘マップを廃棄し、10分で組んだ新しいマップとデータを使ってのガチバトルをすることになりました。

●10分で考えたバトルとはいえ、戦闘バランスは良かったと思います。自画自賛。

●ところがどっこい二度目。AW初、「PC異端堕ちからの狂化暴走エンディング」。笑わずにはいられない展開!

●「このままだと勝てない!」「異端堕ちルールで強化をして、思う通りにいけば全員生還で勝てる!」「(ころころ)失敗。狂化します」「(ころころ)ダイス目の結果、護りたかったヒロインを殺害」「(ころころ)そしてPCロスト」「この状況からして、PC全員死ぬ展開は免れない」

●4版になって……というか、AW初「シナリオ部分ではない、純粋なPCロストエンディング」でした。

●あああPC全滅エンドだったけど、バッドエンドだったけど、すっごく面白かったー! 突発的に作ったクライマックス戦闘の「逃亡戦」は面白かったし、異端堕ちルールをPC達に使ってもらえて迫力も緊張感もあったし、なによりキャラクターロールが良かった……夜卓らしく、エロティックな話が濃かったので……良いエロさと人間ドラマと涙無しには語れない別れだった……。

●単発シナリオなら異端堕ちは面白いよ。全自動バッドエンド製造システムってかんじで絶対に積極的なオススメはしないけど面白いよ!

●PC1は、機関に囚われて大山さん(人外の子供を囲って酒池肉林をしている人)に飼われる子供。PC2は、仏田一族ではあるけど下っ端で人生を弄ばれた男性。NPCはPC1と同じように機関に人生を滅茶苦茶にされた子供達や、その機関の中心人物である大山さん。そんな2004年の邪教集団が舞台になっている話でした。……いつかやりたかった、仏田の暗部が舞台のセッション。念願叶って本当に嬉しいです。

●GM自身も、ラスボス大山さんも余裕ぶっこいてPCを追いつめていってニヤニヤ楽しんでいたぶってた悪人だったのに、PCが異端堕ちして狂化した途端、キャラロールで「逃亡」という描写をした。ああ、これが本当の恐怖。恐怖を与えるべく現れたラスボス大山さんが、恐怖で逃げていったのが、衝撃的な展開で……良い落差だった。おいしかった。良いセッションだったなー!

●魅力的で悲しくて感動しかなかったセッションだったけど、それでもバッドエンドは残念。正直やっぱり勝利も見たかったね……。そこはプレイヤー対GMの勝負だから、手加減はできなかったけど。

 深夜セッションは相変わらず楽しいな。PC達の言動にいちいち萌えたし、NPCの大山さんのキャラロールもノリノリでできた。また仏田舞台のシナリオがやりたいなー!

▼アナザーワールドSRS「嵐のメロディとアイドルと」 2015.05.23 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 初心者さん2名をお迎えして、アーティスト&英霊ネタの単発シナリオをしてきたぞー。

●GM・マーサー
●PC1・デイヴィット=パッカード/PL:辰巳
 「魔術師」の24歳男性。アメリカ出身の英語教師。カタコトの日本語で喋る先生。アイドルグループ「IKB48」のアイドル「明日香 未輝」の大ファン。ライブが始まる数分前、ライブ会場が血まみれになるという予知夢を見てしまう。
●PC2・田組 友陽/PL:ぷぇ
 「狂戦士/世界遣い/アーティスト」の16歳女子高校生。古川財閥の分家である、工業の「田組家」のお嬢様。IKB48の追っかけをしており、明日香 未輝の幼馴染。PC1のデイヴィットと同様に、違う世界で起きただろうライブの惨劇を見てしまう。

●PC3・加賀 普也/PL:りん
 「狂戦士/狩人」の16歳男子高校生。平凡だったが、非凡を目指して探偵を自称する少年。「事件の匂いがする!」ということでIKB48のライブ会場にやって来る。そこで、ある異端犯罪者が殺人事件を起こす瞬間を見かけてしまう。
●PC4・石屋 ロッテ/PL:にとに子
 「聖職者/処刑人」の20歳女性。田組家に仕えるメイド。お嬢様である友陽のおつきとしてIKB48のライブ会場にやって来た。PC3の普也と共にライブ会場での殺人事件を見かけ、目撃者として教会の任務を受けることにする。

●PC5・葉木根 花乃子/PL:水波
 「領域遣い/稀人」の25歳女性。冥界に住んでいたザクロの木の妖精。冥界から現世にハーデス(藤原幸正)の様子を見にきたのだが、いつの間にかIKB48の追っかけをしているお姉さん。殺人事件を追う中で、藤原幸正から「突如として現れた黒い影」について忠告される。

 以前一度GMをやったシナリオなので、さくっとできました。少しずつやりやすい改良をして、初心者さん対応シナリオに作り直してみた。4版だからこそできるアーティストネタと英霊ネタ、楽しくやってきました。

 AF判定が……笑い殺されて、涙を流しながらGMをしてました……泣きながらお腹を抱え乍らAF判定をしたのって、長いAWプレイ生活の中で初めてだよ……。それぐらい、PC3の普也くん(中の人はAW初挑戦)には、笑わされました。

 ライブ会場での殺人事件、悩みを抱える幼馴染、謎の儀式と不穏な黒い影を追いかけるPC達……。初心者さんが2名いたので、王道を目指してみました。イメージとしては、基本ルルブに掲載しているシナリオ。いや、追加クラス:アーティストや追加ライフパス:英霊のネタなんだからサプリメント掲載シナリオって感じかな?

 最後には、現れた巨大な強敵を、頭を使って(脳筋的に力押しではなく)倒してもらうという展開をしてもらいました。戦闘も爽快感あって良かったなー! 最後まで笑って苦しかったw


 帰ってすぐにでも、PC達のコピペネタをまとめている「高坂bot」を更新した。それぐらい今日のPC達が面白かったってことでw

▼アナザーワールドSRS「狂気の使者は我にあり」第1話 2015.04.26 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS」第1話セッションのGMをしてきました。

 久々の長期。久々のがっつりキャラロールのする情報収集シナリオです。準備万端でしてきたつもり……なのに、少しGMの力が及ばなかった点があったので、第2回セッションまでには改善したいところ。不安だった「AF判定×MAP」システムの感触は良かったと思うので、これから煮詰めていく!

●GM・マーサー
●PC1・月見里 桐久雄/PL:しゅうら
 「闘士/イレギュラー」の17歳男子高校生。ヤクザの跡取り。将来の夢は警察官。実家のことがあまり好きではないため、門限ギリギリまで遊んでいたところ、謎の人物に誘拐されてしまう。
●PC2・叶 あゆむ/PL:すずか
 「領域遣い/アーティスト」の16歳女子高校生。現役アイドルだが、中学生のときプロデューサーがライブ前に失踪する事件からグループは解散、ソロで細々と活動するだけになってしまった。散歩中、偶然PC1の叫び声を聞き、救助する。

●PC3・晩間 日葵/PL:火種
 「狂戦士」の29歳女性。警備員。知り合いの教会のエージェントの青年と親しくラインでやり取りをしていたが、突然音信不通になってしまう。その2日後、彼は死体で発見された。彼が関わっていると思われる誘拐事件を追う。
●PC4・二木 ルリチカ/PL:MUMA
 「感応力師/聖職者」の21歳男性。大学生で、教会の書庫で司書のバイトをしている。半年前に50人が行方不明になった事件と同じような事件がまた起きてしまった。45人の失踪事件を追うため、教会の仕事を受けることになる。

 元ネタは「ゆく妖」と「2226失踪事件」。どちらもあまりにキャッチ―な事件を追う話だったので「いつか私もGMでこの話がやりたい!」と考えていたのもあって合体させてアナザーワールドシナリオにしてしまいました。そんな長期AW「狂気卓」第1話みなさんおつかれさまです。

 わー、語りたくても何にも言えねー。みんなーあのマップとあのAF判定をするんだー! 高坂はなー鶴瀬はなー! 語りたいけど何も語れない1話はビクガル1話を終えたときとまったく同じなので、早く2話したい。「ビクガル」のときも早く打ち明けたかった。楽しかったし精進して次回臨もう。目標はプレイヤーさん達に達成感と爽快感をいだいてもらえること!

 4版から追加されたアーティストとイレギュラー、正気度判定と《+99狂化》、アナザーの神をテーマにしたシナリオはそのうちやろうと思っていた案件だったので、判りやすく楽しめるように次回頑張ります。


 セッション後、仏田話を6時間ぐらいさせてもらう。

 仏田内での幸せについて語ったり。あまり明かされていなかった真相についてずっとしゃべりまくる。それを語れる今が一番幸せだよ。ルージィルさん関係、アクセン×ブリジットネタをあさってこよ……。

▼アナザーワールドSRS「人外夜会3」 2015.04.04 Saturday

 「アナザーワールドSRS」クロスオーバーセッションのGMをしてきましたー。

 夜中に人外だけで食事会。題して「人外夜会」。今回はしっかりとしたセッションをしてきました。

GM・マーサー
●PC1・アイザック=ブラックモア/PL:なちこ
 「聖職者/稀人」の吸血鬼神父。28歳のまま年を取らなくなったイギリス人男性。教会の書庫に仕事の資料を戻しにきたある日。書庫の中で茶会をしている禁書翻訳家のアクセンと、たぬきの稀人・梅々がいた。なんだかんだ話の流れでまた夜会が開かれることに。

●PC2・未東 えん/PL:しゅうら
 「狩人/異端者/イレギュラー」のインフルエンザ菌。外見は26歳男性を模っている。アクセンの誘いでアイザックとともにナイトクラブに遊びに行くえん。その席でとあるアーティストの男性と知り合いになる。将来有望な演奏を聴いていると、その会場で異端犯罪者による事件が……。

 4版追加のアーティスト、先月追加されたライフパス特技を使用したネタをやってきました。英霊ネタをしてきました。

 「人外夜会」という人外キャラが介すクロスオーバーシナリオも3回目だけど、ちゃんと時間を取ってのプレイは今回が初めて。しっかりと情報収集、戦闘をするシナリオをやってきたんだけど……お祭りセッションということもあって、楽しすぎた。本当に楽しかった。

 やりたかったアーティストネタ、英霊ネタ、アクセンを取り巻く陰謀の話ができて良かったし、それにプレイヤーさん2人が最高の形でプレイしてくださったので1から10まで楽しかったー! アイザックさんは振り回されても相変わらずカッコ良く、えん君のちょっとした本性も垣間見ることができて、あー……映像で見たいぐらい良い話だった。

 今回のシナリオは自信作なので、少し入り組んだクロスオーバーネタを取っ払った普通の単発シナリオとしても使えそう。初心者向けAWシナリオに改造できそうなので、後日やってみよう。


 セッション後、早速次回日程が決まったので今度は違う方面で攻めてみるシナリオを考えます。目標はトキリンシナリオ。ただトキリンをどうやってシナリオヒロインにするのか未だに見当がつかないので、ゆっくり考えていこう。

▼クトゥルフ神話TRPG「ガシャン!」 2015.03.29 Sunday

 単発「クトゥルフ神話TRPG」のGMをしてきました。

 今日もまたクトゥルフの名作シナリオ「ガシャン!」をしてきましたよー。

●GM・マーサー
●PC1・朝臣 総介/PL:祭
 25歳男性。看護師。8月の熱い夏の日、知り合いの女性に喫茶店に呼び出され、「私の弟を探してくれ」と頼まれる。とあるホテルの写真を頼りに、彼女の弟の捜索を始める。
●PC2・菊内 修也/PL:彩輝
 25歳男性。エンジニア。バレーボールの実業団所属。幼馴染の男に金を貸していたが、その友人が失踪。彼の姉に「弟を探してくれ」とPC1・識と共に頼まれ、行方不明になった幼馴染を探しに行く。

●PC3・佐久間 玲音/PL:すっぴー
 26歳女性。なんでも屋をしている探偵業。オカルト関係でよく飲んでいた知り合い・モブ山モブ太が超常現象を起こしたと聞いて、とある事件になっているらしいホテルに向かう。
●PC4・東雲=エル=ディゲシュティアンナ/PL:ぽにー
 17歳女子高生。PC3・玲音のイトコ。ラテン系の愉快な父が出張で海外に行っている間、親戚の玲音の家に下宿している。彼女と共にオカルト関係の知り合いが起こした超常現象の話を聞き、とあるホテルについて調べていたところ、知り合いのPC1・総介とPC2・修也と再会する。

 血まみれになりつつも、なんとか全員生還エンドでした。オーバーキルになったけど、クリティカルの1D6回復で生き返って生存。良かった……。

 今回はクリア条件もほぼ揃って完全クリアーに近いエンディングを迎えられました。お見事。


 回復の判定でクリティカルが出ると嬉しいね。ドラマチックで卓全体が盛り上がるし。最近のクトゥルフプレイはみんなこの判定でドッと爆発している経験が続いているので、怖いけど楽しい。でも失敗したときが怖い。

 もう何度目にもなる「ガシャン!」、それぞれのプレイヤーの特色が判って本当に良いシナリオだ。まだまだ何回もしてきたいなーってぐらい慣れてきたので、あと1回ぐらいプレイできたらそれぞれの卓まとめとか作ってみたいな。

▼アナザーワールドSRS「とおりゃんせ」 2015.03.22 Sunday

 「アナザーワールドSRS」の突発GMをしてきました。

 元々本日は「クトゥルフ神話TRPG」の某シナリオをやる予定だったんだけど、参加者の一人が風邪でお休みしたので、前々からやりたかったフリーシナリオのAW改変をやってきました。
●GM・マーサー
●PC1・天藤 泉/PL:MUMA
 「狂戦士」の17歳少年。ダンス部に所属する高校2年生。何事にも真っ直ぐで前向きかつ明るい性格。春休み中の補講が終わった後、毎日のようにご飯を作ってくれる親戚の少女・風花がやって来た。いつものようにクッキーを差し入れしてくれる彼女と別れて、それから彼女は消息を絶ってしまい……。
●PC2・イヴ/PL:しゅうら
 「感応力師/世界遣い」の、人工知能の少女。普段はスマートフォンの中で(Siriのような形で)知識を得ているが、ホログラム映像で実体化することができる。PC1・泉のスマホからネットを介して情報収集を行なうことができる。帰ってこない風化、そして泉までもが消息を絶った。そのとき、龍の聖剣が現れた。

 3時間ほどで終わるシティシナリオをやってきました。敵に捕らわれていなくなってしまったヒロインを助ける系シナリオ!

●元々は4人プレイを前提にした探索&戦闘のシティシナリオを、単発でさくっとプレイできる&2人プレイ用に改変。なので一つの判定でぼんぼん情報が入ってくるような、人数がいなくて人手がまわらなくてもストレスにならない、気持ち良いセッションを目指しました。

●さくさく進むのは気持ち良いし、情報収集シナリオを何時間もやっていると頭が煮えて後半何も考えられなくなるので、3時間ぐらいで終わるシナリオはとてもやりやすい。

●もちろん反省点もある。1つの情報判定で3つもネタが判るのはやりすぎだったかも。人数がいれば1人ごとに分ければいい話だけど、1回で3つ判るってことは、つまり1回の失敗で情報を3つ逃がすということだし……。今日のプレイヤーさん達は見事成功してくれたし、AWはAF判定の性質上、口から出まかせさえできれば絶対行為判定は成功できるシステムなので、まあ良かったのかな?

●それと、1回で3つの情報が判明するというやり方……GMが喋りすぎて疲れる。いつもなら「プレイヤーが振る→GMが応える→プレイヤーが振る→GMが応える→プレイヤーが振る→GMが応える」の情報が、「プレイヤーが振る→GMが応える、GMが応える、GMが応える」になったんだから……そりゃ疲れるわ。これは私のマスタリング下手だったな。凄く反省。

●戦闘は2人プレイということでガッツリダイスを振って特技を使う戦闘特化ではなかったけど、ずっとAWでやってみたい戦闘ギミックのうち2つをやってきました。どちらもプレイヤーさん達を惑わせたり驚かせたり、ギリギリのところを楽しんでもらえたりしたようなので成功したつもり。某クリンナップ特技のギミックと、ボスに与えた総ダメージ量によって大事な判定の難易度が下がるギミック。どちらも公式「アリアンロッド」リプレイを参考にして作らせてもらったネタだけど、今後もこの仕掛けは使っていこう!

●PC1がまっすぐで(本人いわくアホの子)凄く気持ち良かった。真っ直ぐ純粋に突き進んでくれるPC1が大好き。NPCへの情報収集を試みるとき「時間を作ってくれませんか?」ではなく「時間を作ってください!」という熱意ある申し出に、良いなぁと思って好感度ひたすらダダ上がり。ヒロインのために頑張る主人公は好きだ。

●今回のPC2がずっと見たかったキャラロールの一つ「人工知能」「電子妖精(機械やネットワーク上に生きるプログラム」で、それを見事やっていただいてそのキャラロールを見られたことが嬉しい。私もやりたいPCイメージだったので、現代舞台のシティシナリオで拝見できて良かったなー。ロボットが自我を芽生えさせるというシチュエーションは最高でしょう。


 仏田話をとてもいっぱいしてもらえた。本日のプレイヤーさん達に、カスミちゃんは福広さんが好きだと言う話をしてもらえて幸せ。仏田リメイク、本格的に頑張ろう。めっちゃやる気出てきた。

▼クトゥルフ神話TRPG「其は何を映す瞳」 2015.03.07 Saturday

 単発「クトゥルフ神話TRPG」セッションにプレイヤー参加をしてきました。久々のプレイヤー参加だー。

●GM・辰巳

●PC1・九世 充市/PL:51

 24歳男性。ドライバー。友人の結婚式にて、困り顔の知人と再会する。彼の実家の村では、夏に小さな子供が主役になる祭があるという。海外出張に行かなければならない彼の代わりに、彼の息子を村に連れて行ってあげることに。
●PC2・谷口 青葉/PL:しゅうら
 26歳女性。カウンセラー。結婚式で息子を実家の村に送らなければいけない友人の話を聞いて、同席していた民俗学者の男が顔を輝かせていたのを見かけた。妙な胸騒ぎを覚え、民俗学者の彼を見張るために同行することに。

●PC3・小屋原 三吉/PL:水波
 24歳男性。医大生。同じく結婚式で困り事を引き受けた一同。とても平和な山奥の村に辿り着き、祭を楽しむ。しかし、祭の最中に同行していた子供と祭に参加していた少女、祭司の3人が行方不明になってしまった。

●PC4・藤苗 芭韮/PL:マーサー

 24歳男性。体育会系の大学生。山奥の伝統ある祭を楽しんでいた中、眼帯をした少女と出会う一同。その子が苦しみ出した。彼女はなんと、かつて祭りの儀式に参加してから精神を病んでしまったらしいが……。

 過疎の村で行なわれる古い風習の祭に行く情報収集シナリオに参加してきました。

 人の少ない村。古の儀式。大好きな展開だった。しかも最後には、大好きなあの神話生物に会えた。わーい。出会ったら即死ものの相手だったけど、なんとか全員生還できましたー。

●久々のプレイヤー参加で、キャラメの出目が良く、思いっきり前線ステータス(STR16、DEX13、CON15、SIZ16)ができたので、こぶし&スタンガン&空手使いを作ってみた。あまりクトゥルフで脳筋キャラは好みではなかったんだけど、一度は作ってみたくって。神話生物と戦うようなシナリオではなかったのでラッシュやフェイントを使えはしなかったけど、情報収集特化キャラでないPCは初めてだったのでロールがいちいち楽しかったー。

●いつも90%近く技能を取るので、今回は戦闘技能を取るために成功率60〜70%ぐらいがいくつもあるキャラにしてみた。ちょうどいい。90%の技能で失敗するとショックだからこれぐらい低い(でも平均はある)のがスリリングで楽しいなぁ……。

●オープニングフェイズで3時間。長い。頭煮える。セッションをやって食事休憩を入れさせてもらうぐらいには。プレイヤーをするのは久々だったので、気合と頭の使い方を忘れていたかも。

 凄い甘やかせてもらえるキャラクターをしていたので、あの4人のパーティーでもっともっと話したかったなー! 前半は平和なお祭り、後半は人がぽこぽこ死ぬSANチェックの嵐だったのであのパーティーでの再開は難しいかもしれないけど、同じメンバーでやった「ガシャン!」でやったときもそうだがまた平和にお会いしたいキャラクター達だった……凄く愛おしいな。

▼クトゥルフ神話TRPG「注文も多い料理店&ヒサルキ」 2015.03.01 Sunday

 単発「クトゥルフ神話TRPG」セッションのGMをしてきました。シナリオ2本立て!

●GM・マーサー

●PC1・関矢 櫂二/PL:辰巳

 28歳男性。SF作家。紅葉と頼子とは、大学時代のサークル仲間。仲の良い大学時代の友人達と共に、某観光地の隠れ家カフェに向かってみることにした。
●PC2・草加 紅葉/PL:ろって
 27歳女性。カフェ店員。食べログで紹介されていたカフェは、あまり人が来ない、知る人ぞ知るという場所にあった。とても雰囲気の良いカフェで過ごしていると、突然大きな地震が襲い掛かる。

●PC3・焚原 頼子/PL:なちこ
 26歳女性。お巡りさん。長く激しい地震があったカフェでは不可思議な現象が起き始めた。店員はいない。店から出られない。出るための手段を3人で探し始めた。

 クトゥルフやろうずに投稿されていた「注文も多い料理店」と「ヒサルキ」をやってきました。

 クトゥルフはやりやすいゲームでいいなぁ。クトゥルフTRPGをやるたびにやりやすさを再確認してなんて良いゲームなんだと感動するここ3年なんだけど、今日もその感動記録が更新中で、「今からシナリオ探してくるね」「あったよ」「やるよ」ができるのほんとすごい。クトゥルフとシノビガミはほんとありがたい。学生時代のように単発をぽんぽんやっていく快感を再確認した。

 「攻撃が命中すると即死するかもしれないダメージが入るけど、命中率は低く、戦闘回避の対策ができる敵キャラクターが出る」→「まさかの攻撃命中してしまう」→「耐久値1でギリギリ生き残るが気絶する」→「戦闘が終了したので、応急手当をする」→「応急手当でファンブルして、ダメージ1点を与える」→死亡。

 ……そんなハプニングが起きたので、怒涛の幸運判定をしてもらって……その場にいたNPCに助けてもらうなり、プレイヤーの思いつく限りの奇跡を採用して、なんとか成功率の低い判定に成功して……クリティカル成功で、免れました。

 いやあほんと 誰も死ななくて良かったなぁ……殺意の高いクトゥルフシナリオが大好きだけど今日ばかりは死ななくて良かった……ほんとサイコロ良かった……。ファンブルからのクリティカルは、全部同じプレイヤーさんなんだけど。自分で殺してトラウマ作らせたくなかったので、クリティカルでもなんでも成功してくれて良かったよ……。

▼アナザーワールドSRS「悔いなきセレクシオン」番外編 2015.02.22 Sunday

 「アナザーワールドSRS」の番外編のGMをしてきました。

 史上最高レベルのキャラクターレベル20セッション、戦闘をしてきました。
●GM・マーサー
●PC1・轟 剛/PL:犬熊猫
 「闘士/狂戦士/異端者」の22歳男性、世界を渡るカメラマン。
●PC2・神木 ハルカ/PL:MUMA
 「闘士/稀人」のアサシンの英霊サラマンダー。アルシャード世界出身のウーパールーパー。

●PC3・神木 麗子/PL:しゅうら
 「魔術師/霊媒師/聖職者」の43歳女性。教会から禁書を預かった高レベル魔術師。
●PC4・フランベル=シュタイン/PL:ピロ
 「感応力師/領域遣い/世界遣い」のフランケンシュタイン少女。能力者研究所「機関」の出身者。

 レベル20セッション、舞台は2005年。仏田寺での戦闘をやってきました。

 「さわれぬ神 憂う世界」をネタにやってきたセッションで、とあるプレイヤーさんの提案で2005年の「例のあの事件」の戦闘特化シナリオをやってきました。


 セレクシオン組に狭山さんを戦わせたいという強い意志があったので、念願の戦闘。狭山さんで戦えて良かった。楽しかった!

 一本松さんのデータも設定だけ作っておいて放置していたものだったので、実際にGMで使うことができて良かった。上級狂技で4本の刀をぶち壊しながら戦う連続攻撃改(二回攻撃と紅蓮の指を含めると1ラウンド7回攻撃)の狭山さんはロマンだったので……因縁のあるセレクシオン組と戦えて良かったなぁ、気持ちよかったなぁ。

 戦闘メインなのでどうしても戦闘データ語りになるけど、ぼこすかと狂戦士異端コンボを決める7回攻撃の狭山さんも、回避クリ値下げたカウンター使いの一本松さんも、機能維持這いよる混沌使いの大山さんも、みんなセレクシオン組の対になっていて……だから彼らに戦わせたかった……。

 レベル20が4人いるという高レベル戦闘シナリオだったけど、それでもギリギリで戦える良い戦闘バランスができた。GMだから殺そうと思えばいくらでも殺せるけど、ギリギリ勝ってもらえるぐらいのデータができると気持ち良くってたまらないね。3ラウンド戦って、勝利してもらって、無事現世に戻ってくることに。ああ、頑張った……。


 その後はぐでぐでと仏田話ばっかりさせてもらって幸せな1日を過ごせました。この勢いで仏田完結を……頑張る。

▼クトゥルフ神話TRPG「腕に刻まれる死&沼男は誰だ?」 2015.02.16 Monday

 「クトゥルフ神話TRPG」のGM、シナリオ日本立てでやってきました。

 初めてGMをする公式シナリオ「腕に刻まれる死」と、もう4度目のGMとなる「沼男は誰だ?」を続けてやってきた。どっちも生存エンド、楽しかった!

●GM・マーサー

●PC1・安斎 和貴/PL:きりくあきと

 21歳男性。医大3年生。医学やオカルトなど多彩な知識を持ち、体格にも恵まれた先輩。PC4人が所属しているお料理サークルの3年生で、自分の不摂生を正すために所属した。4年の先輩から誘われて、とある化学研究所の治験バイトに参加する。
●PC2・西東 由介/PL:にとに子
 20歳男性。人文学科大学2年生。実家が飴屋で、いつも飴を周りに配っている。綺麗で可愛くAPPの高い女の子が好き。お料理サークルには美味しい物にありつけるからという理由で所属しており、日当1万円の治験バイトに参加するため、4人と共にとある化学研究所に訪れる。

●PC3・秋田 国広/PL:向坂あかね
 21歳男性。防衛大2年生。前向きで明るく振舞うが、素が出ると少し口が悪くなってしまい、考えるより先に足が出てしまう性格。お料理サークルに所属していたところ、他の4人と同じように化学研究所のバイトに訪れ、突然の爆発事件騒動に巻き込まれてしまう。

●PC4・岡田 修蔵/PL:マーサー(GM兼用NPC)

 19歳男性。人文学科大学1年生。ゲームや漫画知識からオカルトマニアになった。料理サークルにも料理漫画の影響で入部しているが、唯一の1年生なので他の男先輩3人にひっついている。3人にくっつくように、騒動を解決していく手伝いをすることに。
 1作目の「腕に刻まれる死」を全員生還でクリアーし、レベルアップの後に2作目「沼男は誰だ?」を続投プレイ。どちらも生存エンドだったんだけど……生存……?

●サプリメント掲載の「腕に刻まれる死」を初めてプレイ。小ネタが面白いクローズドサークルもの、一度はやってみたかったので念願のマスタリング。某セサミ卓の動画を参考にしながらやってみたんだけど、判りやすいく引っかかりやすいトリックが満載で初心者向けとしても楽しめるし、デストラップもあって上級者も面白いシナリオだと思う。死が迫ってくるクローズドサークルものTRPGセッションは大好きだー。

●4回目のプレイになる「沼男は誰だ?」も続けてプレイ。ラストバトルは今までの参加者さんと同じように、今回のプレイヤーさん達もうんうん悩んでくれました……その悩む時間が本当に楽しかった……。カラオケでの時間制限ありのセッションは初だったので(普段「沼男」は自宅でプレイしていたシナリオだった)、最後は打ち切るように決断を出してもらったけど、全員でのぶつかり合いは本当に良いものだった……。また何度でもプレイしたいと思えるな。

 初めてのTRPG参加というプレイヤーさん達にとても楽しんでもらえたようで良かった。思い入れを持ってもらえるキャラクターになれて嬉しいなぁ!

 セッションが終わった後もキャラクターについてずっと話してもらえているし、私も大学のTRPGサークルに入ってしばらくうちのこよそのこ話が楽しくてたまらなかったこともあった。その光景を見ているだけでにこにこしてきちゃうね。


 カラオケでのセッションはやるとドリンク飲み放題だからお腹は満腹になるんだけど、それでもご飯を食べている訳ではないので終わった後に何か食べたくなる……難しいな。

▼クトゥルフ神話TRPG「ガシャン!」 2015.02.11 Wednesday

 「クトゥルフ神話TRPG」でGMをしてきました。

 これで何度目だろう、クトゥルフプレイするのは初めての方を2名お招きして、クトゥルフ公式シナリオ「ガシャン!」をやってきました。
●GM・マーサー
●PC1・宗象 識/PL:煌
 35歳男性。医者。8月の熱い夏の日、知り合いの女性に喫茶店に呼び出され、「私の弟を探してくれ」と頼まれる。とあるホテルの写真を頼りに、彼女の弟の捜索を始める。
●PC2・樫宮 呉子/PL:せいさん
 21歳女性。エンジニア。工学部女子大生。仕事の後輩に金を貸していたが、その友人が失踪。彼の姉に「弟を探してくれ」とPC1・識と共に頼まれ、行方不明になった友人を探しに行く。

●PC3・浅井 一十四/PL:火種
 21歳男性。人文学部の大学生。オカルト研究部に所属しているオカルト好き。その部活の先輩が超常現象を起こしたと聞いて、とある事件になっているらしいホテルに向かう。
●PC4・鞠谷 百地/PL:ぷぇ
 21歳男性。探偵ぽいことをしている大学生。PC3・一十四と共にオカルト研究部員が起こした超常現象の話を聞き、とあるホテルについて調べていたところ、知り合いのPC1・識とPC3・呉子と再会する。

 怪我ばっかりだったけど、全員生還エンドでした。良かった……。何度やっても「ガシャン!」は良いシナリオだ。大好き。

 死屍累々でも全員生存。相変わらずラストバトルで一気に人が死ぬセッションで、とてもマスタリングの遣り甲斐がある。

 今回の参加メンバーさん達は、キャラロールもしっかりしつつ即決で情報収集をぱっぱとこなしていくとても気持ち良い人達ばっかだったので、達成感と爽快感が混じった良い「ガシャン!」でした。さわやかに事件を解決……はできなかったけど(クリアフラグが足りなかった)、セッションの大まかな説明の最中も「なるほど納得!」の笑顔を頂けたので、本当にすかっと1日セッションを終えられました。


 私は「クトゥルフTRPG」で戦闘特化キャラクターをあまり作らせたくないタイプのGMなので(神話生物に人間が勝てる筈がない派なので、そもそもキャラメの段階で戦闘特化キャラを作らせない)、頭を煮えさせて戦闘回避をさせつつ、ラストバトルで死闘になって「生きてて良かったー!」と言いながら帰る展開が好き。そのギリギリの塩梅が好きでもあるので、今回の死屍累々だけど全員で戻れたエンドは理想中の理想展開でした。……一人ぐらいロストもいいかなと思ったけど。

 それにしても、もう何回もマスタリングしている「ガシャン!」だけど、どうしてもシナリオ内の特別ルールのアレがうまく生かせない。もう少し存在をチラつかせるようにしなきゃいけないのかな……。3月にもまた「ガシャン!」のGMをするつもりなので、そのときは文章に残してプレイヤーさん達に渡すなりして対策を練ってみようかな。

▼まどマギRPG「魔法少女うのう☆マギカ」 2015.02.08 Sunday

 「まどマギRPG」の初GMをしてきました。

 「魔法少女まどか☆マギカ」を元ネタにした同人TRPG、やってきました。

GM・マーサー
●PC1・矢吹 羽乃/PL:しゅうら
 水色の魔法少女。吹き矢で戦う暁闇の雛鳥。14歳の目覚めたばかりの魔法少女。必殺技が吹き矢なため、いいところでいい台詞を言うおとができない。

●PC2・十柄 怜/PL:ぷぇ
 緑色の魔法少女。盾を装備した清けき美樹。ボーイッシュで男っぽいが病気の弟を大事にしている、とても家族想いな女の子。

●PC3・蔵部 ゆたか/PL:51
 赤色の魔法少女。リボンで戦う饗乱の暴姫。少しきついことを言ってしまうが素直な性格だが、周囲のことをいつも気にしている心優しい女の子。

●PC4・灰谷 ひかり/PL:すずか
 青色の魔法少女。他の3人より1つ年上の、モーニングスターを操る真見の智慧。しっかり者で皆を率いつつ、一番の爆発力を持った言動を繰り出す。
 初めてのまどマギRPG、ルールを確認しつつの初プレイだったのでゆっくりと1話、そして慣れた後の2話の前後編をやってきました。

 いやー、爆笑した。カードゲームのさくさく感、トーク重視のTRPGらしくドラマチックにキャラロールをする楽しさ、そしてこのゲームの面白いポイントであるメタさ。どれもツボに入って、尚且つ参加者さん達がノリノリで「深夜アニメ30分」を楽しんでくれたので、いちいち爆笑してしまって本物の腹筋崩壊を味わってしまった。

 セッション時間は3時間ほどのミニセッションだったけど、これでちょうど良い。笑い過ぎて3話はできないし、アニメ的に3話で衝撃な展開にしなければならなかったので終始ギャグ寄りの2話分が心地良く終えられました。

 あと、初プレイの感想としては、キャラメがとても面白い。キャラメの武器決定だけで笑えたのでもっともっと大勢の魔法少女が見てみたい。今回のQB(キュウべえ役)は回転木馬のキャラクターで、以前まどマギを元に舌AWセッション「ビクガル」よろしく登場だけで吹いてしまうキメラが生まれました。最近の魔法少女ものはもうお付きのマスコットで笑わせる風潮でいいよ……。


 映画版「まどかマギカ〜叛逆の物語」の開始30分をみんなで視聴会しながらプレイしたので、イメージも湧きやすく、さっくり遊びました。もっと腹筋を鍛えてルールを物にしてプレイしたい。いつも遊んでもらっているTRPGサークルで、「ちょっと時間あるけどまどマギRPGやる?」と言えるぐらい広めていきたいなぁ!

 セッション後、最初30分だけ見た映画をみんなで視聴会。……なんであんなに美しかった話を綺麗に壊せるんだろうなぁ……みんなで感想を言い合って絶賛するぐらい、あの映画は2度見ても面白かったわ。

▼アナザーワールドSRS「人外夜会」 2015.01.16 Friday

 「アナザーワールドSRS」クロスオーバーセッションのGMをしてきましたー。

 夜中に人外だけで食事会。題して「人外夜会」。仕事のアフターで夕食後にテンション高く身にセッション……のつもりだったけど、がっつりセッションしたかった……やり足りない!

 人外が語り合うというセッションですが、今回のテーマは私、マーサーのPCであるアクセンを主軸においたシナリオをしてきました。

GM・マーサー
●PC1・未東 えん/PL:しゅうら
 「狩人/異端者」のインフルエンザ菌。外見は26歳男性を模っている。何気なく遊びにきた教会の書庫で、書き物をしている赤毛の男性に出会った。彼の暇潰しに付き合って話をする。それから友人となって数ヶ月後、とある仕事に呼ばれることになった。

●PC2・アイザック=ブラックモア/PL:なちこ
 「霊媒師/聖職者」の吸血鬼神父。28歳のまま年を取らなくなったイギリス人男性。イギリス政府とロンドンを本拠地とした吸血種連盟との盟約調印式が行われ、その立会人にアクセンが参加することになった。その護衛を任され、イギリスに飛ぶことに。

 シナリオの補強のため、キャラクター数は欲しかったけど新規キャラを作りたくなかったという欲から、ゲストキャラクターとしてプレイヤーさん二人のキャラをそれぞれ一人ずつ……「春を呼ぶ円環」の榛名と、「アウトレイジエリア」の叡斗くんを参加させてもらいました。

 完全攻撃タイプの後衛えんくん、支援特化の聖職者アイザックさん、今回戦闘には参加しないけど回復支援の榛名に、回復も前衛も中衛もいけるバランスの良いなんでも屋叡斗くん……。戦闘バランスで選んだメンバーでもないのにベストパーティーで、しかも会話のノリもうまくいって、終始楽しい卓をやってこられました。

 あくまで「2時間強くらいで終わるプチシナリオである」「アクセンがゲスト」「人外ならではのネタにする」の3つを守るミニゲーム感を忘れず、小ぢんまりとした話にしたつもりですが……今回使用した謎かけ以上リドル未満のミニゲームが結構好評を頂けた。しかも日本を飛行機で飛び出す話だったので、海外話で盛り上がる。なおかつ種族の話が出てきたり、今後も色んなセッションに使えそうな用語が生まれたりしたので、さくっと終わらせるプチシナリオにしておくには惜しい出来になりました。

 もっとじっくりやりたかった! じっくり煮詰めて傑作にしたかった! 充分面白かったけど、もう少し時間を掛けてやったら更に面白い卓になったんじゃないかな……とプレイ時間が元々無かったことが残念でならない。次回があるなら今度は長くキャラロールを使えるようにしよう!

 GMとして、「セッションを終わらせなきゃ」という使命感からNPCのキャラロールより先に進めることを優先してしまったのが一番の後悔。いや、GMとしては決して間違いではないんだけど……。でも「PCとして長年動かしているアクセンだったら、あんなGM的な台詞じゃなくてこう言ったよな……」と考えてしまったら駄目だった。もっとPCアクセンみたいなことが言いたかったな……この日はNPCアクセンだったから諦めないと……ああでも諦めたくないからまたやりたいな!

 私がイギリス知識がさっぱりだったのでプレイヤーさんの専門知識を借りて勉強になったり、無茶ぶりなAF判定を最大限楽しませてもらえたし、NPCとして登場している榛名&叡斗の2人がかわいくてたまらなかったりと、プレイヤーさん達2人の力で身もだえしまくりの良い卓にしてもらいました。もっと異端なトークがしたかったー!


 その後は、一晩中語り合う……ずっと人外夜会な話をしてた……良い夜だ……。

▼アナザーワールドSRS「楽園失格」 2015.01.11 Sunday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 AW初参加のプレイヤーさん3人を迎えての、学生シナリオ! 文化祭前日を楽しんでくるAWをやってきました。
●GM・マーサー
●PC1・桃吉 サツキ/PL:祭
 「闘士」の16歳男子高校生。犬のように飛び跳ね、いつも元気で能天気な少年。神話生物のイラストばかり描いている。文化祭前日、1年生ばかりの漫画研究部の出し物の準備に、幼馴染の女の子と共に元気いっぱい走り回っている。

●PC2・土御門 晴/PL:彩輝
 「霊媒師/聖職者」の16歳女子高生。四大精霊を操る病弱な少女。漫画研究部に所属しているが、本当はラノベ好き。おっとりとした関西弁で話す。病弱でときどき発作に襲われるが、今日はとても体調が良い。文化祭前日、精一杯準備に精を出すことに。

●PC3・芦屋 瑞希/PL:すっぴー
 「狩人/聖職者/処刑人」の16歳男子高校生。漫画研究部部長。PC2の晴の幼馴染。上の代は引退なので、1年生部長ながらコスプレカフェを盛り上げようとしている。お調子者だがとても仕事熱心な性格。

●PC4・藤乃 祀/PL:ぽにー
 「聖職者/領域遣い」の16歳女子高生。漫画研究部副部長。戦闘アニメが好きでスリルを求めている。コスプレカフェでは女王様のような格好で、仕事をしない部員達をしばいている。活発で、びしばしと仲間を叱咤していく。

 元ネタは「シノビガミ」の公式シナリオ「楽園」。それをAW風にアレンジしてみました。「楽園」は有名シナリオとはいえシナリオ集掲載の公式シナリオなのでネタは書けないけど、あくまで「文化祭前日が舞台」というところだけ借りて、あとはAW風。最終的には「楽園」とは別シナリオになれた筈です。

 初めてAWをしてくださったプレイヤーさん達が、しっかりとPC達の動きを考え、持っている特技からデータ上のものだけではない解決方法をあれこれ考えてくれるのが楽しかった。

 例えば、あくまでデータの中では【行動値】を下げる特技である≪啓発の鎖≫を、「相手を引っかける鎖なのだから、引っ張って自分のエンゲージに引き寄せることはできないか」や、副特技で戦闘値が若干上昇するしかない≪地霊操作≫を、「地震を起こせるのだから相手の足場を崩して転がすことはできないか、それによって命中値が下げられないか」など。

 データがしっかりしている系のゲームではあまりOKを出し過ぎるとバランスが崩れるのでやらないべきなのかもしれないけど、そういうアレンジや口車は大好きなのでばんばんOKを出してみました。でもエンゲージ引き寄せや命中値減少はちゃんと特技として設定されているから、多用は禁物ね。OKのゲームとNGのゲームがあって、私のGM卓では楽しければいいからOKにしたってことで。

 そういうアイディアをわんさか出してくれたので、GMの予定から予想外な展開が生み出されたりとオリジナルティ溢れる楽園がやれました。いっぱい悩んでもらって、とある事件から抜け出せて、ミッションは無事成功したかな!


 それにしても、魔鏡様はシナリオに使いやすい。勧善懲悪の悪って素晴らしいね。彼女が出るとPC達が一致団結するもの。