TRPG プレイ雑感(2014年)

▼アナザーワールドSRS「傍らに立つ囀り」後半戦 2014.12.23 Tuesday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 11月に前半戦をやったセッションの、クライマックスフェイズとエンディングフェイズ。
●GM・マーサー
●PC1・雨弦 小夜/PL:ろって
 「闘士/アーティスト」の26歳女性。ソリスト(バイオリン奏者)。謎の自殺をした恋人が遺した謎を追う。

●PC2・佐久間 みすず/PL:しゅうら
 「感応力師/霊媒師/アーティスト」の17歳女子高生。某動画サイトで動画投稿をしている少女。動画サイトのコメントを物質化して戦う。

●PC3・伊伏野 狛/PL:犬熊猫
 「闘士/狂戦士/イレギュラー」の26歳男性。刑事。異端に関わる事件を解決するため、犯人が居る施設に向かい、銃を抜く。

●PC4・佐久間 ゆたか/PL:すずか
 「霊媒師/世界遣い/イレギュラー」の35歳男性。幽霊が視える検視官。警察サイドから今回の事件を調べるべく、4人の乗る車は犯人の待つ施設へ向かった。

 PCの中でイレギュラー2人、アーティストが2人。敵側のNPCはイレギュラーとアーティスト1人ずつ。そんな感じで、二つの新クラスの戦闘がどんなものかとお披露目テストプレイのようなクライマックス戦闘をしてきました。

 テストプレイ戦とはいえ、楽しかった! 戦闘特化じゃなくても充分楽しめる戦闘ができたし、4版になってからバトルが派手になれた気がする。

 エネミーパワーは良いスパイスになるし、ソウルデバイスで色んな戦略を繰り出してくるイレギュラーは間違いなく強敵になり、敵としてのアーティストは妙なギミックでプレイヤーたちを苦しめてくる……。4版では戦闘が楽しくできるようにと思って作ったものが多かったつもりだったので、まさしくが実感できて嬉しい。

 シナリオは……元ネタが「天使の囀り」と「クトゥルフの囀り」なので、結構暗い話だったんだけど、その中に希望と優しさを込めたつもり。それと、4版で追加されたNPCリストのあの人もエンディングに登場させて……「今後AWはこういうシナリオもできるんだよ」というこれからの想いも込めてみました。4版でのプレイ第1回として、良いスタートをきれたんじゃないかな!


 とても良い終わり方をさせてもらえたののだけど、若干寂しかったNPCもいたので、もう少しキャラロールの時間を取りたかったな……。でも今日は4版初戦闘をじっくりやりたかった後半戦だし、キャラの出し過ぎは良くないし。ううむ、我慢……。

 どうしてもハンドアウトに書いたNPC1を軽視しちゃう癖、なんとかしたいな。PC達が主役なこととセッション時間厳守なのはもちろんそうなんだけど、もっとキャラロールやりたかったなー……!

▼クトゥルフ神話TRPG「沼男は誰だ?」 2014.12.14 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」の単発セッションのGMをしてきました。

 つい10月にもやってきたシナリオ「沼男は誰だ?」の、3度目のGMです。何度やっても楽しいよ、このシナリオ……!

●GM・マーサー

●PC1・有墓 夏夫/PL:せいさん

 大学教授の36歳男性。既婚者。通称「アルパカ先生」。最近音信不通だった元教え子の男性からメールが届く。「久々に俺の家に遊びにきませんか?」という提案だった。
●PC2・里山 雄大/PL:51
 大学2年生の20歳男性。通称「リャマ」。オカルト大好きで、PC1・有墓に気に入られ助手のように動き回っている青年。先輩である人物の住む屋敷に、教授と共に遊びに行くことになる。

●PC3・立花 六花/PL:ピロ
 親から受け継いだ探偵事務所を経営する探偵。28歳女性。8月、探偵事務所で仕事を待っていると、事務所の前で困っている女性がいた。無防備な格好をしていた彼女を助けることになる。

●PC4・鏡島 照/PL:犬熊猫

 生活指導課の婦警。26歳女性。PC3の六花と仕事で協力関係になってから親しく、探偵事務所に遊びに行く仲。たまたま休日に探偵事務所にやって来たある日、事務所にやってきた困っている女性を見ることになる。彼女を家まで送り届けることに……。
 難易度は中ぐらい。キャラメ段階のデストラップ抜き、完全バッドエンド前には警告を出すお助け機能付き。既に3回目なので、キャラメアナウンスもラクラクと、それでもネタは一切変えずに大好きな哲学系シナリオをやらせていただきました。

 今回も楽しかった。何度やっても楽しいシナリオなので、早くも4回目がプレイしたいぐらい。なにより今回は、今までプレイした1〜2回目とは全然違う選択肢が選ばれた。それが差異を知っているGMは本当に目新しいものばかりで楽しかったー……!

●ネットで公開されているシナリオなので、毎度のごとく、致命的なネタバレ無しで感想。

●今回初めて、今までやってきたセッションには無かった選択を選ばれた。おかげでキャラロストというキャラロストは無い。全員生還エンド。でも……。

●何を語ってもネタバレになるので何にも書けないけど、誰も殺さず誰も死なず知っている人は知っているけど知らない人は知らないまま平和、というお話になりました。知っていて選ばないという選択を選んだ2名のPC達はよく頑張ってくれた。

●爽快感の無いシナリオで、終わった途端唖然という印象だったのが、ネタ晴らしをプレイヤーさん達にしていくにあたって「おもしれえ……」「おもしれえよこのシナリオ……!」「すげえ!!」と顔色が変わっていった。その変化がまた面白い。というかこの顔色の変貌具合、私が動画解説と公開シナリオメモを見たときの反応とまったくいっしょだ。

●プレイヤー4名それぞれがセッション後も、このセッションに関わった彼らのことをずっとしゃべっているのが印象的。悩んで考えて流されて生きて、心に残った人物になったんだなって、語る姿を見て実感できた。ああ、プレイヤーさん達があーだーこーだ悩んで相談してぶつかっている姿を見るのは気持ちいいなぁ。

●別名ジョジョ卓かってぐらいジョジョネタが面白おかしく使われていた。ジョジョネタというより、ジョセフネタだけど。

●沼男は繰り返しやりたくなるシナリオだなぁ。

 と思って3回目をやった今日。同じことを参加プレイヤーさん達も思ってくれたらしく、「良かったよ!」と評判を広めた結果、まだ沼男をプレイしたことない人達を集めて4回目が早々に決まった。どんだけ魔力があるんだ、このシナリオ。

 でも判る。評判が良いとよりやりたくなるしね。そして心から面白いと言えるしね、このシナリオ!

▼アナザーワールドSRS「Madness Returns」 2014.12.06 Saturday

 「アナザーワールドSRS」クロスオーバーセッションのGMをやってきましたー。懐かしのメンツとお会いしてきた!

●GM・マーサー
●PC1・香坂 篤史/PL:MUMA
 「感応力師/聖職者」の19歳男性。「サークルビショップテラー」に登場する、伊賀崎家に仕える執事見習いの青年。数日間の記憶を失っているところを、PC3のきよえに拾われる。

●PC2・明石 榛名/PL:しゅうら
 「魔術師/闘士/処刑人」の20歳男性。「春を呼ぶ円環」に登場する、ひきこもりの大学生。ひきこもりから脱却し、花屋でバイトをし始めたところにまた仕事の話を聞くことに。

●PC3・貝 きよえ/PL:火種
 「狂戦士/聖職者」の18歳女性。「ダブルダウン」に登場する、なんでも食べてしまうエージェントの少女。篤史を拾って教会に話をしに行くと、新たな異端の事件を受けることになった。

●PC4・椚 レニ/PL:すずか
 「感応力師/狩人/イレギュラー」の20代半ばの歳男性。「越境ソドム」に登場する、異端ハンターの青年。ある事情を抱えて、PC1〜3が受ける仕事に協力することになる。

 クロスオーバー前提のシナリオをしてきました。

 ようやく4版のルールがまとまってきたので、それを機にリビルドをしてもらった。シナリオ内にアーティストの某特技のネタを仕込み、4版から正式に追加されたエネミーパワーや禁書のネタを導入。プチセッションをやってきました。

 反省点の多いセッションになってしまいました。

 楽しかったし、久々に会えたPC達、NPC達とお話できたのは面白かったけど、GMとして至らぬ点が沢山あって精進しなければと思うセッションでした。事前準備を怠ってしまったこと、それを言い訳にしてしまったこと、不公平な情報量のハンドアウトであること、ハンドアウト通りのことが出来なかったこと、とにかく反省してます。

 うーん、最近「プチセッションだから」とか「お約束・王道を目指したものだから」とかを言い訳にすることが多くなったのはどうにかしないと。自覚あるんだから明日から変えよう。久しぶりにお会いできた彼らとの時間は尊かったんだから、今後も彼らを羽ばたかせてあげられるようにもっと爽快感あるものを目指して二度目三度目のセッションを頑張ろう……。

▼アリアンロッド2E「胎児は冒険者の夢を見るか?」 2014.11.22 Saturday

 「アリアンロッド2E」のGMをしてきました。

 別名「シーフだらけのアリアンロッド」。PC4人中4人ともメインかサブクラスがシーフという、ダンジョンを探索するだけのセッションです。レベル4ギルドに対し、ダンジョントラップレベルは610。鬼畜ダンジョンを目指してトラップ地獄をやってきました。

●GM・マーサー
●PC1・ホロ公/PL:51
 「シーフ/レンジャー/ヴァーナ」の15歳狼オス。尻尾ぶんぶん、元気ですばしっこい男の子。

●PC2・トリム/PL:ピロ
 「シーフ/ウォーリア/ドゥアン」の20歳女性。4人の中で一番お姉さんな頼れるシーフ。

●PC3・ラムズ=レタス=ラプンツィー/PL:ぷぇ
 「シーフ/メイジ/フィルボル」の15〜18歳女性。4人の中で一番小さくて元気なシーフ。

●PC4・ロイ/PL:MUMA
 「アコライト/シーフ/ヒューリン」の16歳男性。回復支援系で、みんなを後ろから守る男の子。

 オープニングフェイズは1分で終わり、即ダンジョンに入ってもらうような、シナリオというシナリオの無いセッションでした。「鬼畜ダンジョンにパーティーで潜り込んだけど他のウォーリア・アコライト・メイジは死んでしまってシーフだけが残ってしまいました」「ということで生き残ったシーフが4人集まってダンジョンを出ます」という導入。

 でも、意味のある話をしてきた。エンディングでは「あー……」「あー……?」「あー……!」って変な納得と感動(?)を味わってもらえたようで……「ダンジョンを潜るだけのセッションがやりたい!」と「それでもアハ体験はしてもらいたい、シナリオで唸らせたい」というどっちの願いも叶えた、良い卓になったと思います。

 3〜4時間丸ごとダンジョン、疲れたけど楽しかったー。トラップレベルを数えてみたら600越えをしていた通り、1つ1つのトラップは即死続きのデスピタゴラスイッチ、一度負けると負け、でもクリアーできない無理ゲーではない……マップ1つごとに盛り上がりどころをつけて、トラップ探知と解除のマンネリにならないように気を付けた、自信作ダンジョン。疲れたけど予想以上に楽しんで笑ってもらえて何より!

 即死PCはいなかったけど、4人のシーフが同時に同じトラップに引っかかることが一度だけでもできたので満足してる。このダンジョンは今後も何度かマスタリングしてみたいなぁ。4レベルという比較的簡単にキャラメできるレベルだし、二度目三度目のGMをやってみよう。


 セッション終了後、何故かプレイヤーさん達と「妖怪ウォッチ」鑑賞会をする。妖怪ウォッチの気の狂ったパロディ探しに夢中になる大人達。無邪気にアニメの内容を見られないねと言いながら出てくる妖怪達にかわいいかわいいと言いまくってた。やっぱコマさんはかわいいな。欲しい。

▼アナザーワールドSRS「傍らに立つ囀り」前半戦 2014.11.16 Sunday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 元ネタは「天使の囀り」。青狸卓のあのリプレイに感動して、AW仕様にしてセッションしてきました。そして本日は、新版「アナザーワールドSRS 4th Edition」テストプレイも兼ねてます!
●GM・マーサー
●PC1・雨弦 小夜/PL:ろって
 「闘士/アーティスト」の26歳女性。ソリスト(バイオリン奏者)で、通称「先生」と呼ばれている大人の女性。恐怖症の研究者の恋人が、ケニアから帰って来てから様子がおかしい。不安になっていると彼から謎のメールが届く。

●PC2・佐久間 みすず/PL:しゅうら
 「感応力師/霊媒師/アーティスト」の17歳女子高生。某動画サイトで動画投稿をしている少女。同い年の親戚の女の子が筋ジストロフィーで闘病生活を送っているので、毎日のように見舞いに行っている。そんなある日、彼女の元にも謎のメールが届く。

●PC3・伊伏野 狛/PL:犬熊猫
 「闘士/狂戦士/イレギュラー」の26歳男性。刑事。猪突猛進な性格で、PC4・ゆたかの元で働いている。駅前のトイレで怪死事件が起き、それに異端が関与しているということから調査を始める。PC1・小夜とは小学生時代からの友人。

●PC4・佐久間 ゆたか/PL:すずか
 「霊媒師/世界遣い/イレギュラー」の35歳男性。幽霊が視える検視官。PC2・みすずの年の離れた実の兄。後輩のPC3・狛と共に、1週間ほど前から続いている謎の自殺事件を追うことになったある日、車のラジオからおかしな放送が流れてきた……。

 「AW4」では新クラスが2つ追加されました。

 芸術・芸能を操り、人々から正の感情を引き出すことができる職業「アーティスト」と、教会外のエージェントや一般人とはかけ離れた人や枠からはみ出た人を表現した職業「イレギュラー」。今回のセッションは、その2つのクラスの導入テストプレイでもあります。4人のPCに2つずつ新クラスを使用したキャラメをしてもらいました。

 キャラクターメイキング段階でいくつも特技を修正したり、実際プレイして改変することもあったけど、おおむね好調。むしろ良くできたデータとも言える。

 クライマックスフェイズを残してまで前半戦セッションを終えたけど、現時点で凄く楽しいと言えるセッションになってます。シナリオ内に新クラス2つの要素に必要なものを含めて、新クラス2つを持ったキャラクター達に事件を解決してもらえている。

▼ギガントマキア「勇者よ立ち上がれ」 2014.11.02 Sunday

 数年ぶりの「巨神戦記ギガントマキア」GMをしてきました。

 ルールを忘れてたけど思い出すたびに良い思い出も蘇って、改めてこのシステムが大好きだと判明した……大好きだ……。

●GM・マーサー
●PC1・ダンギク=スノーロック/PL:ろって
 「エルフ/フュージョナー」の19歳男性。2年前に神の声を聞き、クルースニクに覚醒。両親と兄と別れ、生まれ育った村を出てアークに入った。2年ぶりに出身
村に向かう。

●PC2・トウカ/PL:すずか

 「フェーダ/ミンストレル」の15歳男性。明るく、隠し事の出来ない性格の少年。ダンギクと仲良くしているという理由で、マザーから「ダンギクの家族が亡くなった」ことを知らされる。友人の衝撃的事実に葛藤することに。
●PC3・メルタ=フォシュマン/PL:なちこ
 「マシンネイチャー/ロード」の6歳少女。外見は6歳だが、中身は大人の女性。チーム「カイロス」を率いる艦長として、PC1・ダンギクの生まれ育った村の近くで発生したという鋼魔討伐に戦友達と共に向かう。

●PC3・シレン=アラカワ/PL:犬熊猫
 「ヒューマン/レンジャー」の36歳女性。生まれ育った村に18歳の息子がいる、ベテランの戦闘員(本業は巡回聖職者)。チーム「カイロス」のカーチャンとして、年下達を力強く指導していく。

 経験者はいるとはいえ、数年ぶりのプレイ。初参加の方もいるので、オーソドックスな「第1話」と言えるようなシナリオをやってきました。ちょっとルール忘れがちで何度もルルブを捲って確認時間が多かったけど、思い出すたびに楽しんでました。

●「デューン・ルミナス」が出てくる話は実は初めてで、「倒せない公式NPC」が黒幕のシナリオのオチの付け方がいまいち判らず悩んでしまった。セッション中に黒幕を倒せないって結構なストレスだな。プレイヤーさん達に言われた訳ではなかったけど、デューンをギャフンと言わせられないかなとマスタリングしながらずっと考えてた。一応「君達は危険だ」と焦らせるぐらいでやられたオーラを出してたけど……違うセッションでもここには気遣っておこう。

●ギガマキのエモーションカードが良い。キャラロールの指針にもなるし、集めて交換しあってのやり取りが楽しい。「カードを揃えたフェイバリットは絶対成功(回避不可)」というのもシナリオに組み込めて面白い。

●シナリオキーも良い。カード提出によるシーン突然登場とシナリオキー剥奪による記憶いちにのポカンが凄い。あまりの感動で数年前にAWの導入したんだけど、元祖の素晴らしさを改めて味わえてよかった。

●ロボット戦が始まるまでのデッドオアアライブ感が良い。今回は幸いPC全員生還だったけど、レンジャーは手札ゼロのHPゼロでの生還だったらしい。この生きるか死ぬかがシナリオも戦略も盛り上げて良いな。決して簡単すぎる戦闘ではなかったのだから、バランスが良くて大好きだ。

●そういや「ギガントマキアFP」はともかく、ギガマキ原作のルールサマリーって作ったことなかったね。作ったらだいぶやりやすいゲームだと思うし、後で作ろう。また近いうちにギガマキをやろう。やりたいシナリオが沢山ある。「進撃ギガマキ」女型VSリヴァイ班戦がやりたいんだ……。


 うちのこ話で盛り上がり、某ルーマニア人のキャラクターのためにちょっとルーマニア国の歴史やルーマニア語について調べていた。馴染みがないからなかなか頭に入ってこない。スペルを調べるのも一苦労。関連サイトも少ないので、ほんの少しの単語を調べるのにも頭が煮える。図書館に行って1から勉強してこよう。初歩中の初歩すら読めないのが悔しくなってきた。

▼ダブルクロス3rd「手に入れろケーキ!」 2014.10.25 Saturday

 「ダブルクロス3rdEdition」にプレイヤー参加してきました。
●GM・火種
●PC1・桐生 飛翔/PL:ぷぇ
 「ブラムストーカー/エグザイル」のレネゲイドビーイング(コロニー)。普段は女子校生として過ごしているが、正体は意思のあるボールペンのレネゲイドビーイング。

●PC2・外園 刀刃/PL:マーサー

 「モルフェウス/サラマンダー/エンジェルハイロゥ」の女子校生。高校三年生18歳の、ヤクザの娘。
●PC3・不和 柔羅/PL:ろって
 「オルクス/ソラリス」の男子高校生18歳。ケーキが大好きなぽっちゃりマシュマロ系男子。

 さっくりプレイできるというミニシナリオをやってきました。


 初めてダブクロのFC判定に挑戦してみた。10面体のゲームでFC判定はどんなものかと思ったけど、新しいアイディアもあってなかなか面白かった。10面体って期待値が安定しないから「大体この辺りで成功するはず」と予測も立てられない。だからダイスを使うミニゲームはクリアできるかできないか予想も出来ないのでGMサイドでも挑戦するプレイヤーサイドでも苦手だった。そんな中、やってみたダブクロのFC判定は……色々工夫がされているなぁ、というのが第一印象。

 ハプニングチャートがそれぞれついているのは、その安定しにくさを補えるボーナスが必要だと思われたんだろうか。他のゲームでもFC判定は沢山やってきた筈なのに、ハプニングチャートというアイディアは私の中でも無かったものなのでビックリ新鮮。もっとこの案はあるべきだった。単純なのに無かった案、早速自分でも採用してみようと思う。AWでもハプニングチャートを作りたいと思ったし、今度ダブクロをするときもFC判定を使ったシナリオを作ろうと決意するくらいには。

 10面体は下方式以上に上方式ゲームは出目が安定しないから、情報収集のときに「全然成功しない」「誰一人、目的が達成しない」が生じてしまうので悩みところだったけど、「プラスマイナス補う全員協力判定システム」のFC判定導入は良い案じゃないかな。振り足しが少ない(あっても大事なリソースすぎて情報収集シーンでは切れない)ダブクロにはあるべきものだったとさえ思える。

 本日はミニシナリオということで本編の話がさっくりとしたものだったので、以前から抱いていた判定難易度のことをじっくり考えて良い時間だった。今日のGMさんもFC判定について何度も試行錯誤してくれたので、とっても理解が深まって嬉しい一日でした。

▼アナザーワールドSRS「越境ソドム2014」後半戦 2014.10.22 Wednesday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 10月5日にやった「越境ソドム」の後半戦、クライマックス戦闘とエンディングをしてきました。
●GM・マーサー
●PC1・蓮水 伊織/PL:煌
 「領域遣い/世界遣い」の26歳男性。破天荒な性格で物怖じしない、絵本作家。

●PC2・メリーアン=フルメ/PL:火種
 「闘士/狂戦士/処刑人」の16歳女子高生。自称「魔法少女」。

●PC3・聖 行人/PL:あまとう
 「狂戦士/処刑人」の21歳男性。イケメンナルシストな教会エージェント。

●PC4・如月 真央/PL:ひすい
 「魔術師/感応力師/霊媒師」の19歳男性。生真面目で手厳しい教会エージェント。

 去年やったものとは全然違うエンディングになりました。PC1とPC3が消滅エンドでした……。悲しいけれどとても面白いストーリーでした。

 戦闘に頭を抱え、何度も挑戦し、勝利を掴んでもハッピーエンドに辿り着けず。それでも素晴らしいエンディングを迎えた4人に拍手。

 クライマックス戦闘で回復役1人を残して全員倒れて大ピンチ、ピンチすぎて1人残ったPC4が帰り用のヘアピンを使って時間を巻き戻し。NPC1死亡。PC1&PC3は消滅。PC2は全員の記憶保持者となる。PC4は記憶を失くすがPC3の面影を探す旅に。すごい……楽しかった……デッドエンドではあったけど、バッドエンドじゃなかったよソドム2014……。2人揃ってウズマキの中の人になったPC1とPC3の永遠に幸あれ。

 プレイヤーさん達の顔が忘れられない卓になりました。大きなものを得られる話だった。頑張ったなー。

▼クトゥルフ神話TRPG「沼男は誰だ?」 2014.10.19 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」の単発セッションのGMをしてきました。

 半年前4月にプレイしたシナリオ「沼男は誰だ?」を再度やってきました。
●GM・マーサー
●PC1・霧生 琉姫/PL:現空
 探偵事務所を経営する探偵。29歳女性。8月、探偵事務所で仕事を待っていると、事務所の前で困っている女性がいた。無防備な格好をしていた彼女を助けることになる。

●PC2・小野寺 撞彦/PL:なちこ

 PC1の琉姫が所長を務める探偵事務所の事務(コンピューター技術者)。24歳男性。最近音信不通だった高校時代の友人からメールが届く。「久々に俺の家に来ないか?」という提案だった。
●PC3・小野寺 鐘彦/PL:ろって
 17歳少年。PC2・撞彦の弟。オカルトが大好きで探偵事務所に入り浸っていた自称:超心理学者。兄の付き添いで兄の友人の家に一緒に遊びに行くことになる。

 難易度は中ぐらい。完全バッドエンド前には警告を出すお助け機能付き。4月にやったものを更に私なりにアレンジして、それでもネタは一切変えずに大好きな哲学系シナリオをやらせていただきました。

 今回の3人はワイワイガヤガヤニコニコという効果音が似合う元気な女性&仲良し兄弟の明るいメンバーでした。(第1回沼男は職業的にも大人なメンバーが揃った卓だった) なので可愛らしいシーンが多く、窮地に陥っても微笑ましく……最初のうちはパニックホラー&コメディテイストで、途中はほのぼのだった。3人が少しずつ危機を脱していき、NPCと交流し、犯罪を暴いてイエーイとハイタッチをしつつ突き進み、最後は……絶句。

 今回も、美しいエンディングでした。生存者は3人中2人。でも本当に生き残ったのは2人なのか。生き残ったと言えるのか。生きていたとは何か。死んでいるのは本当なのか。何が本当なのか。じわじわと心を抉る。……今回も、重苦しいけど大変良いエンディングを迎えることができました。

 公開されているシナリオなのでネタバレしないで感想を言うなら、「トドメを刺してPC達が呆然とするエンディング」を迎えて……プレイヤーさん達の「タノシカッタ……」の静かにつぶやく感想がたまらなく興奮しました。

 大声で、笑顔で「良かった!」とは言えない。でも全員のキャラが可愛くて、出目もまた輝いてクリティカルとファンブルが出て、判っていく真実に手が震えたり汗をかいたりするような、心臓を抉られていって……凄く感動したセッションでした。相変わらず大好きなシナリオなのに変わらない。すげえげっそりしながらも「良いシナリオだなぁ……だなぁ……」と言えるふしぎなシナリオ。理不尽でも理屈が通ってるように思えるギミックがたまらないんだ!

 そんな風にあまりに好みだったのでTLで卓を絶賛してたら、早くも3卓目、4卓目のGMをやらせてもらえるようになった。これで何人も終わった後に死んだ目になって「良かったね……」って言い合う鬱々としたアフターがまた楽しめるぞ。すっごい楽しみ。今度の沼男はどうなるだろう。早くプレイしたいや。

 しかし……大好きなシナリオなのは変わらないけど鬱すぎて重くて気分を切り替えるのが大変だった! 楽しかったけど今はスカッとして笑顔で話ができるシナリオないかな! でも沼男がもう2回ぐらいはじっくりGM! なんだろうこの麻薬。セッションが終わって「嗚呼……嗚呼……」って哲学的なゾンビの群れを増やす活動をこれからもしていこう。

▼クトゥルフ神話TRPG「ガシャン!&ガシャン2」 2014.10.13 Monday

 「クトゥルフ神話TRPG」でGMをしてきました。

 昨日のスパークでお世話になった同人活動でのお知り合いとクトゥルフTRPG。動画を見ていたけど実際TRPGをプレイするのは初めての方を2名お招きして、クトゥルフ公式シナリオ「ガシャン!」とその続編にあたるマーサーオリジナルシナリオを2本立てでやってきました。
●GM・マーサー
●PC1・宮田 司郎/PL:店子
 25歳男性。医者。8月の熱い夏の日、知り合いの女性に喫茶店に呼び出され、「私の弟を探してくれ」と頼まれる。とあるホテルの写真を頼りに、彼女の弟の捜索を始める。
●PC2・耳齧 忠臣/PL:ミミック
 27歳男性。エンジニア。仕事の後輩に金を貸していたが、その友人が失踪。彼の姉に「弟を探してくれ」とPC1・司郎と共に頼まれ、行方不明になった友人を探しに行く。

●PC3・五味 樹/PL:るみ
 20歳男性。大学生。オカルト研究部に所属しているオカルト好き。その部活の先輩が超常現象を起こしたと聞いて、とある事件になっているらしいホテルに向かう。
●PC4・須藤 巧/PL:向坂あかね
 25歳男性。私立探偵。PC3・樹と共に樹の先輩が起こした超常現象の話を聞き、とあるホテルについて調べていたところm知り合いのPC1・司郎とPC3・忠臣と再会する。

 初めてTRPGご一緒した2人も楽しんでいただけたようで嬉しい! 「TRPGって面白い」という感想があるから何回でもGMができちゃう。

 そうしてもらうために、少しでもストレスを軽減するよう作ったキャラクターメイキング簡易ガイドも大成功。今後のクトゥルフセッションは絶対それを持参するようにしよう。

 本日は2本立て。2つのシナリオとも、全員生還。耐久値1で生き残り、九死に一生を得て無事クリアーフラグも全て回収し、ハッピーエンド2本でお送りしてきました。お疲れ様、良かった。

 「ガシャン!」で全員生還を実体験したのは初めて。出目、良かったんだなぁ……。改めて自分がこのシナリオが好きなんだと判り、どうすればより楽しくマスタリングできるのかも判るようになってきた。あの神話生物が大好きなんだってことも。

 全員生還でエンディングを迎えられたので、同じキャラを続投して(ゴールデンルールで成長させて)2時間ぐらいのミニシナリオ「ガシャン!2」を即興で作ってやってきた。舞台を変えて、元ネタを程よく残して全然違うシナリオをまわしてみた。「ガシャン!」で出てくるアイテムや神話生物はまったく同じで、さっくりとプレイできるミニシナリオ。なかなかの自信作。もう少し煮詰めれば何回もできるシティシナリオになるかも。ただし「ガシャン!」で生還したPCが参加できるのが前提の続編オリジナルシナリオ。今後再プレイできる日がくるかな……(以前までの卓は死亡者続出だったので)


 セッションが終わってから海産物居酒屋に行ってきた。自分で網をひいて魚介を焼くタイプのお店に。難しい。私に奉行はできないし、美味しい貝の焼き方は習得できない。それでも美味しくて面白いお店だった。あまり期待しないで食べたカニミソが言葉を失って目を見開くぐらい美味しすぎて驚く台風の夜。こんなに美味しい物ってあったんだなぁと涙が出そうになる食事は寿命が伸びる。

▼アナザーワールドSRS「越境ソドム2014」 2014.10.05 Sunday
 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 去年やったシナリオ「越境ソドム」をメンバーを変えてプレイしてきました。
●GM・マーサー
●PC1・蓮水 伊織/PL:煌
 「領域遣い/世界遣い」の26歳男性。破天荒な性格で物怖じしない、絵本作家。仕事の帰り道、同じアパートに住む女子校生とPC2メリーと共に異端によって誘拐されてしまう。

●PC2・メリーアン=フルメ/PL:火種
 「闘士/狂戦士/処刑人」の16歳女子高生。自称「魔法少女」。人の世から隠れて魔法使いとして活動している。PC1伊織と共に異端に誘拐、監禁されてしまい、教会のエージェントと名乗る男性・高坂と出会う。

●PC3・聖 行人/PL:あまとう
 「狂戦士/処刑人」の21歳男性。普段は花屋で働いている教会エージェント。自分はイケメンと信じて疑わないナルシスト。教会内の書庫を清掃するバイトをしている中、10年前に起きた未解決事件ムーンスローターについての資料を発見する。

●PC4・如月 真央/PL:ひすい
 「魔術師/感応力師/霊媒師」の19歳男性。丁寧で手厳しい本屋店員をしながら教会のエージェントをしている。PC3行人と共に書庫清掃のバイトをしている最中、突如矢文が壁に突き刺さる。矢に括り付けられた手紙には「助けてくれ、我々はムーンスローターに捕らわれている」と書いてあった。

 2回目のソドム、大好きなシナリオだったので2回目プレイが嬉しくてたまらない。ギミックはそのまま、ちょっとだけ変更する点を入れてみたけど去年のものそのままで再プレイ。緊張感のある分断プレイ、まったりと進めて……恐ろしい展開に。

 けど本日は台風。帰りが遅くなってはいけないということで、少し早めにセッション時間を切り上げることになりました。なのでクライマックスフェイズ直前のところで中断し、後半戦は10月下旬にすることになりました。一気にできると思ったけど残念。でもボリュームのあるシナリオだから仕方なかったか。後半戦に期待。

▼シノビガミ「火神被殺」 2014.09.07 Sunday

 「シノビガミ」にPL参加してきました。

 有名シナリオ「火神被殺」に参加。背景あり・奥義開発ありのキャラメからセッションまで貫き通してきました。
●GM・しゅうら
●PC1・白縫 紡/PL:ピロ
 「ハグレモノ(不知火)」の22歳男性。フリーター。普段は淡々としているが、口が悪く激情家。拾ってもらったカオアリを「父さん」と呼ぶ。

●PC2・梧桐 一果/PL:ぷぇ
 「鞍馬神流(魔王流)」の17歳少女。女子高生。その身にプライズを宿し、PC1の紡に狙われることとなる。

●PC3・カオアリ/PL:マーサー
 「隠忍の血統(凶尾)」の妖怪。2〜5メートルの変幻自在のカオナシぽい風貌の何か。PC1の紡を常に手助けするような動きをする。

●PC4・西行 直春/PL:せいさん
 「比良坂機関(公安隠密局)」のオネエ(見た目20代後半)。公務員。PC2の一果の保護者として接し、とても一果のことを気に入っている。

 「久々にうまいキャラメができたかな」と思えるシノビガミPCができました。キャラクターとして、PCのデータとして完成されたキャラシが出来上がった。これ以上ない自信作で、満足のいくセッションを終わらせることができました。

 有名シナリオなのでネタバレはしないけど、感想。

 私のキャラクターであるPC3は死亡選択したけど、満足の使命達成だよ。出目にも愛され、それっぽい怪しいロールもできて、いわゆる敵役ロールもすることもでき、エンディングも良い評価を受けた演出もさせていただいたので大満足。途中まではどうしよっかなーと悩み続けていたけど、3サイクル目になってGMの相談もあって方向性が決まり、クライマックスフェイズまで自分の秘密が明かずに敵対する展開になって、調子になった悪者大好きな人間としてはやりたい放題やらせてもらって楽しかった。良い死亡ができて満足。愛する人を勝手に残して死ぬのは申し訳無さはあるけど、一番美しく話が良いラスト……だったと思いたいな。

 しかし難しいシナリオだった。難しくて1人じゃ全然判らなくて放り出したくなっちゃうぐらい。GMがプレイヤーを体験したときにかなり悩んだらしいので、相談にずっと乗ってもらって判るまで付き合ってもらえたから楽しく終えられた。これはGMの仕事が素晴らしくて楽しいセッションだった。ケアがいいと最初から最後まで気分良く終わらせられるね。本当にありがたい1日だったな。

▼アナザーワールドSRS「鍵のかかる夢」 2014.08.30 Saturday
 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 実はシナリオクラフト以外でちゃんと5人プレイは初めて。そして今回、BGMを流すBGM付きセッションをしてきました。
●GM・マーサー
●PC1・波浪 矩形/PL:せいさん
 「狩人/領域遣い」の21歳男性。チャラ男大学生。悪夢を見て目覚めてみると、友人が行方不明になったというニュースを知る。

●PC2・此岸 えるも/PL:ろって
 「闘士/狩人/領域遣い」の26歳女性。ラテン系ハーフで、百貨店の警備員。明るい姉御肌。

●PC3・此岸 雅/PL:火種
 「感応力師/異端者」の26歳男性。CDショップ店員。種族は異端だが、此岸家に引き取られて人間として過ごしている。

●PC4・柏木 昴/PL:ミュー
 「魔術師/霊媒師」の22歳女性。大学4年生で、アクセサリーショップの職人アルバイター。同じショップの店長の男性に想いを寄せている。

●PC5・天吹 落葉/PL:ぷぇ
 「狂戦士/処刑人」の23歳男性。クッキングスタジオで働く料理の講師。百貨店警備員のえるも、その百貨店に入っているCDショップとアクセサリーショップの雅と昴とともに、百貨店内での事件を探る。

 BGMセッションはいつも使うGM脳ではないものを動かした気分です。難しかった。でも楽しかった。

 BGMをセッティングするだけで数時間。あまりに頭を抱えてしまったのでシナリオ自体はオーソドックスな情報収集ものにしてみた。判りやすく初心向きな、行方不明者NPCを探して異端犯罪者を退治する話。いかにもサンプルシナリオ向きな話を作れたので、お気に入り。

 で、BGMセッションの感想は……あんまり感触は無いなぁ。GMをやっているとデータやシナリオ調整やプレイヤーさん達の顔色を伺うのがいっぱいいっぱいで、いくら慣れているシステムでも初心者向けのようなシナリオでも、BGMまで頭が回ってなかった。良かったのか悪かったのか全然判らないや。

 やってみたいと思ってしてみたBGMセッションだったけど、普通のセッションの感想は抱いてもBGMセッションとしての感想は何も無い……。評価不能でした。うーん。何が悪いとも言えないから反省点も無いって不思議な感覚だ。

 ちなみに、実際に私が働いている職場を舞台にしたシナリオは状況説明が事細かにできるので非常に楽しい。そしてラク。初心者向けシナリオとして安定したものが作れたので、また同じシナリオをまわしてみようかな。

▼アナザーワールドSRS「ハルスの悲鳴」 2014.08.11 Monday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 公式NPCルージィルをシナリオヒロインにしたセッションをやるというテーマのもと、ルージィルを好きなプレイヤーさん達に集まってもらってやってきました!
●GM・マーサー
●PC1・下火 歌留多/PL:火種
 「闘士」の19歳男性。両親を事故で失い、天涯孤独になってしまい教会の支援のもとで一人暮らしをしている大学生。内気な性格。金髪碧眼のとってもふしぎな男性・ルージィルとは知り合い同士で、夏休みに両親が生まれ育った出身地の漁村に一緒に行くことになる。

●PC2・巽 兎利子/PL:せいさん
 「感応力師/聖職者」の20歳女性。寺生まれのTさん。普段は仏オーラを纏った目の細い目の細い女の子だが、能力を行使するたびに「破ァッ!」と開眼する。PC1・歌留多の元に現れた彼の親戚と名乗る男に不信感を覚え、歌留多の帰省に付き合うことに。

●PC3・ユリア=カルッティアラ/PL:MUMA
 「霊媒師」の25歳(年齢不詳)フィンランド女性。元軍人で、スカウトで教会のエージェントになった。水霊としてネッシーを連れている、生真面目で熱い武道家。歌留多達の帰省についていくと高坂に相談したところ、「その漁村で怪死事件が起きている」と話を聞かされる。

●PC4・未東 えん/PL:しゅうら
 「狩人/異端者」の一見26歳男性。その正体はインフルエンザウイルス。のんびりしてマイペースな男性に見えるが、体を叩けばウイルスが散布され、居るだけで人を害す異端。教会に資料作りの協力をしている研究家・アクセンと知り合いで、彼から漁村の不思議な話を聞かされる羽目に。

 ルージィルさんがヒロインということで、かなり「アナザーワールド」の根幹に関わるネタをやってこれました。神様と人間の共存関係についてとか、人間と異端の関わりとか、ルージィルさんの内面の問題とか。大変楽しかったです。

 でもセッション終了時間がギリギリで、プレイ後のプレイヤー達との反省会が出来なかったのが残念だな。話し足りないからツイッター上でネタ明かしはしたけど……時間調節がもっと上手くなりたい。どうしても休憩入れちゃうし、それ以上減らせないし、でも当日キャラメの場合は時間をたっぷり掛けて満足いくキャラメをしてほしいし……。毎度これで悩んでるな。反省!

●とある閉鎖的な村に行って、そこには神が……信仰が……儀式が……という私の一番好きなタイプのクローズドものをやってきました。神が人を愛したり、少年妊娠があったり、博愛主義の話だったり。なんだいつもの私か。

●先日の「高坂AW」と同じような、公式NPCをシナリオヒロインにするセッションだったので話の守らなくてはならないことと、マスタリングしていて恥ずかしいことが多かった……。物凄くシナリオを作るのが大変だった。普段の単発セッションなら「ここはPC達にあわせてこう改変して……」ってできるところを、変えられない縛りでするのは柔軟な対応を常に求められるプレイで一苦労でした。

●ルージィルさんの内面と設定を表現する演出はもちろん、PC達が楽しめるギミックを用意できた……と思いたい。色々と小ネタを詰め過ぎた感はあるかな? GMは満足してますがやや不安だ。

●AWのシナリオで、「ループする」と「ループしない」の分岐をつけてみた。実は初の試みでした。今回のプレイヤー達は「ループしない」ルートにいきました。おお、凄い。今までなかったやり方だったからGMもNPCも感動した。

●あと、「ボスを倒さなくてもシナリオクリアーできる」「ボスを倒しに行ってシナリオクリアーする」の分岐もつけてみた。プレイヤー達は「ラスボスを倒す」を選びました。これはトーク重視のGMをしがちな私はよくやる戦法だけど、今回は特に頭を使ってもらえたと思う。

●便利NPCとして公式NPCのときわと、自キャラPCのアクセンを出してみた。物凄くキャラロールがやりやすい。でもその分、キャラロールに時間を割きすぎてPCにストレスを与えてしまったのではないかと不安。しかし楽しかった。アクセンは何度やってもキャラロールやりやすい!

●PC達にデレないルージィルさんの全デレを見せるシナリオで、ルージィルさんが大好きなプレイヤー達と一緒にやったので、初っ端から大喜びしてもらいました。……正直恥ずかしくてたまらない!w でもなんとかベストエンドにいけて、平和に楽しい日常を送る話ができました。良かった良かった。

●ルート分岐やボスのギミック、ルージィルさん中心という話の他に、今まで使ったことのないタイプのイベントキーを導入してみたりと色々実験的なセッションでした。何度もプレイしてきたAWだったけど、まだまだこんな遊び方があると実感。今後も楽しくGMをします。

 あー、満足いくセッションしたっていう疲れが全身に! 楽しかったー。

▼アリアン2E「Re・e卓番外編」 2014.07.20 Sunday

 去年キャンペーン完結を迎えた長期「アリアンロッド2E〜Re」e卓番外編セッションのGMをしてきました。

●GM・マーサー
●PC1・コンスタンティヌス11世/PL:辰巳
 「バナレット/ファランクス/ヒューリン」。エストネル王国の王となった、ビザンツ帝国最後の皇帝。
●PC2・トーマス=アルバ=エジソン/PL:しゅうら
 「ビショップ/フォーキャスター/ヒューリン」。1300もの発明をしたアメリカの発明家。
●PC3・ネコ/PL:51
 「エレメンタリスト/フォーキャスター/ヴァーナ」。ヨーロッパに伝わる民話・長靴をはいた猫。

●PC4・雑賀孫一/PL:すずか
 「デッドアイ/レンジャー/ネヴァーフ」。戦国時代の傭兵団・雑賀衆頭領。
 ふええ楽しかったあああ……本当に楽しくできました。けどめっちゃ悩んだGMでした。ふああ。しかしどの時間も楽しかったよ、勉強になったよ……。

 本来用意していたシナリオを白紙に戻し、R卓からケイを卓にご招待し(中の人が偶然今日もお休みで来てもらえた)、ケイには半GMとしてキャラロールをしてもらい、最終戦はケイも協力して廃棄物と戦って勝利を収めました。

 R卓が成しえなかったものをe卓が達成する……という流れはとても燃えるんだけど、ううん、どちらの卓にも悔いが残ることをさせてしまって申し訳ないという感想も正直ある。R卓も勝ちたかっただろうしe卓も本来のシナリオをやりたかっただろうし。番外編のシナリオとしては超萌えました。TRPGセッションシナリオとしては……もう一度修行し直してきます。


 反省点、大いにありました。

●「アリアンロッド」の20レベルセッションは初めて。GM経験は最高で13レベルぐらいのセッションしかしたことない。戦闘バランスが全然判らなかった。「これぐらいでいいかな?」の予想が外れてしまった。→反省:いきなり20レベルに挑戦させてしまった。

●「アリアンロッド」の能力値判定のピンキリ具合を頭に入れず、いつもの均等な能力値のゲーム(SRSとか)の感覚でシナリオを作ってしまったため、「あのPCは余裕クリアーの判定だけど、あのPCだと成功できる訳がない」というストレスを与えてしまった。→反省:アリアンに向かないシナリオを作ってしまった。

●20レベルセッションで折角データを作ってきてもらったのにも関わらず、分断プレイをして、戦闘シーンに全員揃わない状況にしてしまった。戦闘に参加できないプレイヤー達に90分近く何も出来ない(サイコロが振れない、キャラロールもできない、ただセッション部屋にいるだけ)状況にさせてしまった。

 毎月のようにTRPGをやり始める生活をして10年、こんなにも反省点が多くて唸ったのは久々です。何とかしてリベンジの機会を虎視眈々と狙います……。

▼アリアン2E「Re・R卓番外編」 2014.07.19 Saturday

 去年キャンペーン完結を迎えた長期「アリアンロッド2E〜Re」R卓番外編セッションのGMをしてきました。
 番外編です。レベル20の4人を相手にしてきました。
●GM・マーサー
●PC1・大津皇子/PL:MUMA
 「ドレッドノート/モンク/ヒューリン」。荒廃したレイウォール国のリーダーとなった、飛鳥時代の皇族。
●PC2・ジョン=H=ワトスン/PL:犬熊猫
 「ビショップ/ガンスリンガー/フィルボル」。男装の麗人の軍医・小説家。
●PC3・トゥーヴァ=ヴィンテ=ランピィ/PL:なちこ
 「メイガス/サモナー/エルダナーン」。「アラビアンナイト」のランプの魔人。

●PC4・サー=ケイ/PL:ピロ
 「ランペイジ/ダンサー/ヒューリン」。アーサー王の義兄で、円卓の騎士。
 漫画「ドリフターズ」を元ネタにした2卓クロスオーバー企画セッション、前半戦です。

 番外編ということでキャラクターレベルは20。レイウォール王国の皆さんはグラスウェルズ王国へ廃棄物退治に出かける……というシナリオでした。が。

 なんということでしょう、全滅させてしまいました……。

 GMが用意したシナリオのバランスが悪かったのと、選択と出目が良い結果にならなかったのと、時の運でしょうか……。まさかの全滅エンドです。ですが明日予定していたe卓に引き渡すような話になりました。予想外です。なので後半戦のセッションのシナリオを修正することにしたよ。

 明日もGM、頑張ってきます。テンション上がってきたぞ。

▼クトゥルフ神話TRPG「しろがねコーヒー&泣きこけし」 2014.07.06 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」でGMをしてきました。

 ニコニコ動画でクトゥルフTRPG動画を見ていたけど実際TRPGをプレイするのは初めての参加者さん2名で、クトゥルフ公式シナリオ2本仕立てをしてきました。どちらも夏休みの高校生話だよ!
●GM・マーサー
●PC1・加藤 優/PL:向坂あかね
 17歳男子高生。写真部。親は有名政治家。本人はメディア関係に進みたいと思っていても親に反対され、その影響でやや不良ぶってチャラくしたり煙草を吸ったりしている。PC2・孝高と共通の茶道部の友人がいる。
●PC2・黒田 孝高/PL:店子
 17歳男子高生。空手部。物静かで威圧感のあるスポーツ特待生。空手で恐れられているが、実はオカルト好きでオカルト辞典を持ち歩いている。茶道部の友人が「夏休み中の合宿に一緒に来ないか」と誘って来たことから、部外だが参加することに。

●PC3・三隅 香織/PL:向坂あかね
 16歳女子高生。ヤクザの娘。お家柄の問題で武道の心得はあるものの、少しビビリな女の子。夏休みの課題のために、山奥の村に旅行気分で向かうことに。
●PC4・速水 すみれ/PL:店子
 16歳女子高生。未来のラノベ作家。ハスキーな声でコミュ障なジト目女子。コーギーのダイゴロー(♀。APP:14)を連れている。行きたくないと言いつつも友人のPC3・香織と共に山奥の村へ旅行に向かう。

 初めてTRPGをプレイするということで初心者にも易しく、時には殺意がほとばしる公式シナリオ2つをやってきました。PC1とPC2の男子高校生二人組は「しろがねコーヒー」を、続けてPC3とPC4の女子高校生二人組は「泣きこけし」をプレイ。

 どっちのシナリオももう既に何回もプレイしたことがあるものだったので、マスタリングはすんなりいきました。TRPG初めての方だったので、「3D6」の意味から説明するのは結構久々だったけど。後半のセッションではすんなりキャラメやダイスロールをしてくれたので、説明もうまくいったし良かった。どちらも楽しかったと、「ぜひ次回を!」と言ってくださるぐらい愉快な卓になりました。良かった良かった! 何より嬉しい感想!

 難易度は低めの簡単なシナリオだったけど、耐久力1で生き残るようなドキドキの戦闘や、絶体絶命のところからNPCを落として状況を良くするTRPGの楽しさが出来たので、今日は色んな運が良かったなー。初めての方々に良い思い出になってもらえたなら本当に嬉しいや。

▼】アナザーワールドSRS「春を呼ぶ円環」 2014.07.05 Saturday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。

 2014年度のサークル誌に投稿する、リプレイセッションをやってきました!
●GM・マーサー
●PC1・明石 榛名/PL:しゅうら
 「魔術師/感応力師/処刑人」の20歳青年。大学に入学して二年、休学し、今では立派なニートとして部屋に引きこもって某ブラウザゲームにハマっているおばあちゃんっ子。おばあちゃんの形見であるリングをいつも首から掛けている。

●PC2・橘 萌々花/PL:すずか
 「魔術師/世界遣い」の15歳少女。3月、高校入学が決まり人生で一番楽しい瞬間を過ごしている。教会から、人を誘惑し陥れる異端の討伐を受けて、PC1・榛名と共に仕事に励んでいたが異端を取り逃してしまい……。

●PC3・巡木 サトル/PL:ピロ
 「狩人/稀人」の10歳少年。正体はサトリ(妖怪)。1944年3月、山奥の寺で元気に過ごしているガキ大将。疎開してきた子供達と共に騒がしい戦時中の日々を送っていたところ、お手製の秘密基地に現れたPC1・榛名とPC2・萌々花と出会う。

 今回の投稿シナリオテーマは「童話」「花畑」「呪いのリング」。難産でした。

 でも終わった感想は、「今年も良いセッションができた! 読み応えのある楽しいリプレイになるぞ!」です。自信を持ってお送りできるリプレイが完成しそうです。ああ、無事終わって良かった。

 無事終わったと思えるほど良いシナリオになれて良かった。前日に相当唸りながら考えたミニセッションだったから、ちゃんとしたリプレイになりそうで良かった。何よりあの3人のキャラクター達と事件が解決できて良かった!

 今回のシナリオは、2014年のPC達が時間跳躍し、70年前の1944年で異端を倒すというタイムスリップもののアナザーワールドをしてきました。やりたかったことを綺麗にできて、しかも神がかったキャラメの3人にハッピーエンドにしてもらえて嬉しい……。プレイヤー3人のお力で、難産で少し不安だったシナリオを最高の形にしてもらいました。今日のシナリオをやって良かった!

 もう少し戦闘は難しくしても良かったかな? と思ったけど、リプレイセッションで今回はストーリー重視のシナリオだったので易しくてもOKかな。セッションは終わったけど、次は編集だー。頑張らないと!


 セッション終わった後のピザがおいしい。

▼クトゥルフ神話TRPG「ガシャン!」 2014.06.29 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」でGMをしてきました。

 以前プレイヤーで一度やらせてもらった「R&R」掲載の公式シナリオ「ガシャン!」をGMしてきました!
●GM・マーサー
●PC1・五島 邑輝/PL:なちこ
 28歳探偵。探偵事務所を設立したての駆け出しお人好し探偵。まだ猫探しをしているぐらいの探偵だったところ、大学時代のゼミで知り合いだった女性に「弟を探してくれ」と頼まれる。
●PC2・逢坂 尊/PL:現空
 21歳のエンジニア。明朗快活な性格で、中学時代に仲良くしていた友人に金を貸していたが、その友人が失踪。彼の姉に「弟を探してくれ」とPC1・邑輝と共に頼まれ、行方不明になった友人を探しに行く。

●PC3・四葉崎 潤/PL:ろって
 21歳の医大生。まだ社会人になっていないせいか、何かと「大人って怖い」を口癖のように言っている。オカルトの方面には興味があり、とある超常現象を面白そうだと思い、とあるホテルに向かう。
●PC4・桜林 礼子/PL:レイティ
 29歳の霊能現象研究家。クールな女性で、学会だけでなくテレビ番組にも出演する名の知れた学者。友人が超常現象を起こしたと聞いて、とある事件になっているらしいホテルに向かう。
   

 すればするほど好きになるクトゥルフ……本日の死者は2名でした。合掌。

 今回も面白くってじんわりとしてしまったラストでした。悲しくも、ラストの感想は「楽しかった」です。悲しいラストでした。でも救済が少しでもあったと思っていただけたなら。

●クトゥルフ初プレイ2人で、説明しながら無理のない難易度に調整した「ガシャン!」でした。調整はしたけれど、私がプレイヤーとして参加して楽しかった部分を全部入れてやってきました。

●私が参加した「ガシャン!」は、長いTRPGプレイヤー歴で1〜2を争うほど面白かったと言えるぐらいのセッションだったので、その面白さが今回の参加者4人にも伝わっていただけるように頑張りました。GMとして相当気を遣ったつもり。私が楽しかった部分は「姉の狂気」と「客室の仕掛け」だったので、そこはちゃんと再現できたかな。

●と思っておそるおそるマスタリングしてたら、プレイヤーの子達が大絶叫を上げるぐらい怖がってもらえたので内心ガッツポーズ。そうそうやりたかったことはそこなんだよ、そこに心打ち震えてもらえたので超嬉しい!

●NPCをあまりに駄目っ子(悪)にしたくない派なので、少し悲哀を入れてみたら……相当な鬱になってしまって。私は好みだけど少々心苦しい。

●だけど深いシナリオで、大勢が嘆いてくれる大作になってくれたと思います。

●ラストバトルで、一番最悪な事態は免れた。PC達の活躍によって世界の危機は脱したけど、結果1人は死亡。もう1人もラストダンジョン崩壊に逃れられず、死亡。残った1人が助けようとしたけど、それも叶わず。「まだ生きているのに救えない」という状況が本当に苦しかった……。

●その悲劇性に感動。残念ながら完全クリアーフラグが立たなかったのですが、それでも最後……残ったPC達の台詞を元にして演出したNPCのとあるエンディングシーンに、「良かった」と言ってくれて、演じた私自身も感動してしまいました。

●「クトゥルフTRPG」の、どうしようもなく運命に翻弄されるPC達の立場は良いと改めて思い知らされるエンディングでした。ああ、悲しい。ハッピーエンドには程遠い。それでも終わった後は「なんて楽しいセッションだったんだ……」と感想をこぼせるGMをやらせていただけました。

 本当に何度でも言える。このシナリオは怖い。あの演出、あの仕掛け、あのタイトルとそれに込められた意味、怖い。

 プレイヤーでも思った「良いシナリオだった」は、GMをやってみて新しい発見も出来て更に大好きになりました。あの完全エンドフラグ、自然すぎて気付かない! でも充分に完全エンドに辿り着けるじゃん! その「さりげなさ」の塩梅が凄まじいです。

 もう一度ぐらいGMやりたいな……もしくは、記憶を無くしてもう一度プレイヤーがやりたいな。


 セッション終了後、反省会アフターも楽しく過ごさせていただきました。「クトゥルフまたやりたいです!」と嬉しい言葉を貰えてGMした甲斐があるね。

▼アナザーワールドSRS「デスエデュケーション」 2014.06.15 Sunday

 「アナザーワールドSRS」にプレイヤー参加させてもらいました!
●GM・しゅうら
●PC1・麦永 梅々/PL:マーサー
 「感応力師/狩人/稀人」のタヌキ少年。外見は11歳。伊香保出身のタヌキで100〜200歳の男の子。10年ほど前、「AI」と名乗る少年と出会い、友達になる。

●PC2・乾 忠彦/PL:すずか
 「霊媒師/領域遣い」の58歳男性大学教授。「一般人にも魔術や異能力が使えるようにする」研究をしている。とても優秀な孫を溺愛している。知り合いの研究者から、「AI」を預かってほしいと頼まれ、伊香保に向かう。

●PC3・日高 あやめ/PL:ひすい
 「魔術師/世界遣い」の27歳女性記者。〆切から逃げている。記事のネタを探していたところ、PC2の忠彦が受けた「頼み」に釣られて伊香保旅行に出かける。そんな中、悲劇に見舞われてロリに出会い……。

●PC4・綿貫 知世/PL:MUMA
 「処刑人」の23歳女子大学院生。伊香保出身。PC2の忠彦のゼミ生。モーニングスターを操り、峠を越えるドライバー。PC1の梅々と共に10年前に「AI」と名乗る少年と出会って毎日のように遊んでいた。
●PC5・布津 眞波/PL:ピロ
 「闘士/狂戦士/霊媒師」の35歳男性フリーライター。明るく大らかな「永遠のこども」。海外で珍獣と戦っては勢いで書いた記事をPC3のあやめに売り込むような生活をしている。伊香保旅行の話を聞いてついて行くことに。

 AWのプレイヤーは楽しい! 嬉しい! 今回は回復系PCで働いてきました。あまりないクラス編成ができたし、それでみんなの為になれたし、面白かったー。

●舞台は伊香保温泉でした。いつも遊んでいるTRPGサークルが毎年夏に合宿旅行に行く場所が伊香保なので、とても思い入れのある場所を元ネタにセッションができて楽しかったです。しかも自分は伊香保が地元なので……「伊香保に精通したPC1」をやらせてもらえてとても嬉しかったです。

●今日は「あのGMらしいシナリオ、あのGMならこういうシナリオを作る」という、その人の特色が大きく出た話をやらせてもらいました(中の人の職業や、調べているものに絡めて。あと他の卓で学んだものを流用して)。その子らしさのあるシナリオっていいよね。あったかくなるよね。だから自作シナリオをまわしてくれるGMさんは大好き。公式や有名なフリーシナリオもいいけど自作はその子の顔が出ていて良いね!

●謎の多いスタートでしたが、途中の展開と真相が……「おおおおぉ」と感嘆せずにはいられないもので……凄かった。

●AWの世界観である「感情を得ることで成長する」「死が巻き戻るとはいえ、今ある生はとても尊い、蔑ろにしてはいけない」「死についてどう思う?」という大前提をテーマにしてもらったので……システム製作者としては「そういうことを議論したくて作ったの!」というものがあって、やってもらえて嬉しかった楽しかった良かったなぁ!

●素敵な文句なしのメンバーに、そんなテーマで語り合ってもらえて私は幸せ者だった……。

●シナリオ舞台がいつものN市・A市・S市ではなかったので、情報収集の際に「地元の能力者がたむろっている隠れ家カフェ」という場所がでてきた。料理のうまい領域遣いのマスターがやっていて、《不可視の領域》で一般人は入ってくることのない、冒険者ギルド酒場のような能力者喫茶店……滾った!! 今後も積極的に取り入れていきたい! 教会という能力者支援施設が無いときは使っていこう!

●「死について3分間語ってください」は私もよくやりシナリオギミックだけど、あれをキャラごとに語るのは聞いていて楽しい。60年近く生きて孫もいる男性の思う死、破天荒に自由な生き方をしている男性の思う死、今を生きる女子大生の思う死、過去に起きたものを記事として残していくジャーナリストの思う死、稀人という人外が思う死……。みんな違ってみんないい。良かったです。

●NPCの好感度システム(交流するたびに1D6点好感度が上がり、それによってラスボス戦闘のレギュレーションが変化する)は緊張感を生んで良い。マスタースクリーンの裏で謎のダイスロールはどきどきした。

●「バッドルイド2」で使ったルール「AF判定協調行動」をやりました。AF判定をするシーンプレイヤー以外のPCがとある判定に成功したら協力し合えるというもの。一人芝居ではなく二人でわいわいできたので、あれは正ルールにしてもいいかも。難易度が一気に易しくなってしまうけど、その場が一気に盛り上がるので悪くないな。

●霊媒師の主特技は組み合わせが難しいけど、副特技は演出力が高くて面白い。「もしかして、霊媒師って不遇……?」という話がセッション前のキャラクターメイキングの際に挙がって、セッション中で払拭されました。幽霊怨霊がエキストラで出やすいゲームにミスティックポジションは重宝されるんだなー。

●先日作った「GM専用セッションシート」は好評。ぶっちゃけすぎたことまで書くので笑ってもらえた。でも改善点もあったので、早速バージョン2を作ろう。

●5人パーティーのAWはGMでもPLでも初めてだったので、少し遊んだキャラメができて楽しかったです。回復役は武器を持っていても使う機会が無いなー……。使えたら使おうぐらいなのでいいんだけど。「感応力師/狩人/稀人」のあまりいない組み合わせが作れたんだから良しとしよう!

 素晴らしいAWをプレイさせてもらったので、AW熱が上がりすぎてシナリオ作りたくなってきた。あっと言わせる話を私も考えよう。


 AW熱があらぶってますので、ちょっとAW+仏田話。

 レベル20パーティーと、狭山さんと大山さんが戦ってほしい。絶対戦闘楽しいよ。狭山さん(闘士/狩人/処刑人)と大山さん(狩人/聖職者/領域遣い)のバランスはラスボス戦闘向き。「機関」の恐怖政治を始めた過激派代表格である高坂父こと狭山さんと、機関の中央人物で実験体やチルドレンを駒として使ってくる恐怖判定が必要な極悪人大山さんは……倒し甲斐があるので、次に考えているレベル20パーティーに使えそうだと考えておく。

▼クトゥルフ神話TRPG「ガシャン!」 2014.06.01 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」セッションでプレイヤー参加をしてきました。

 「R&R」掲載の公式シナリオ「ガシャン!」をプレイしてきましたよー。
●GM・辰巳
●PC1・八内 征一郎/PL:マーサー
 29歳の医者。片親に育てられ、浪人生活の末に医者になった。病院の売店で働いている知り合いの女性に「弟を探してくれ」と頼まれる。
●PC2・名賀野 まち子/PL:51
 20歳の私立探偵見習いをしている女性。15歳のときに父親と大喧嘩をし、家出をして、それきり探偵の元で住み込み見習いをしている。とある男性にお金を貸してしまっている。

●PC3・松風 朔良/PL:水波
 29歳の心療内科医。オカルト好きの女性。「とあるホテルで降霊術をしてきた」というオカルト関係の知り合いが狂気に陥った。一体何があったのか好奇心で突入することに。
●PC4・黒島 大輔/PL:しゅうら
 20歳のエンジニア。昔はやんちゃをして、少年院に入っていた過去がある青年。病院の売店で働く女性、その女性の弟と知り合いのため、行方不明になった男を共に探しに行く。

 超怖かった……こんなに怖いセッションをしたのは初めてだ。そして超楽しかった!

●GMが「やってみたいシナリオがある」とオススメをしてくれたシナリオを、念願のプレイ。タイトルから「怖い……」と怯えていたものだったので、意を決して挑戦してみたら……本当に怖かった。GMが淡々とした演出をしてくれたので余計に!

●GMの用意した小道具で震え上がる。GMの狂気ロールに悲鳴を上げる。今まで何度も「クトゥルフTRPG」をやってきた筈なのに、こんなにギャーギャー遊んだのは初めてだ……。

●あまりの楽しさに、今までのプレイヤー生活の中で一番叫びながらプレイしていた卓になりました。面白かったー。このシナリオは自分でもやりたい! そう思えるキャッチ―な話でした。

●ラスボス戦、地味な失敗が続き、ファンブルも同時多発し……「これなら大丈夫!」と信じてやったロールが大惨事。プレイヤー達は大爆笑でしたが、地獄が出来上がっていました。

●結果、私のPCは死亡。3人は生存しましたが、うち2人は(ゲームシステム的にはSANはまだありましたが)エンディングで狂人になりました。

●謎の事件でPC1は死亡し、PC2とPC4は狂気に陥って狂信者として彷徨うことになり、PC3は全てを忘れて日常に戻る……恐ろしいエンディングになりました。この薄暗さがまさしくクトゥルフTRPGだと思う。

●大好きなあの神話生物や、好みすぎる舞台背景だったりと、どれをとっても最高な話でした。いっしょになってくれたPC3人も可愛くって、一緒に悲鳴を上げて戦ってくれて……みんな生き残ってくれて良かった。満足して死ねました。

 サークルの違うメンバーも違うGMの元で「ガシャン!」をプレイしていたらしい。まさかの同日クトゥルフ開催、同じシナリオプレイ。ただあっちは生存4人で和やかに終わったらしい……?

 同じシナリオを色んな卓でプレイするレポートは楽しいなぁ。私もこのシナリオ、GMしたい。色んなプレイが見たいな!


 セッション二日連続をしたので作業にこもるターンに入ろ……ほんとがんばろ……この二日間エネルギー充電したんだからがんばろ。

▼アナザーワールドSRS「悔いなきセレクシオン」後半戦 2014.05.31 Saturday

 「アナザーワールドSRS」の中編セッション後半戦のGMをしてきました。

 史上最高レベルのキャラクターレベル20セッション、クライマックス戦闘をしてきました。
●GM・マーサー
●PC1・轟 剛/PL:犬熊猫
 「闘士/狂戦士/異端者」の22歳男性、世界を渡るカメラマン。
●PC2・神木 ハルカ/PL:MUMA
 「闘士/稀人」のアサシンの英霊サラマンダー。アルシャード世界出身のウーパールーパー。

●PC3・神木 麗子/PL:しゅうら
 「魔術師/霊媒師/聖職者」の43歳女性。教会から禁書を預かった高レベル魔術師。
●PC4・フランベル=シュタイン/PL:ピロ
 「感応力師/領域遣い/世界遣い」のフランケンシュタイン少女。能力者研究所「機関」の出身者。

 レベル20セッション、欺く神と解体された機関の復活の話。高坂の過去のセッション。クライマックス戦闘は終わりました。予定されていたシナリオも全て終わりました。だけど、第三回が決定しちゃった……次回の舞台は、2005年12月31日のとある寺です。なんてことだ。

●高坂好きなプレイヤーの皆さんによる、高坂がヒロインのシナリオです。高坂過去設定が出てくるので、仏田ネタが含まれたセッションでした。

●前回前半戦でミドルフェイズは終了し、本日はクライマックス+エンディングのみ。レベル20のパーティーを相手にする敵なので結構巨大。AF判定も劇的なものにして、2〜3時間ぐらいのボリューミーな戦闘をしてきました。

●レベル20×4人の戦闘なんてやったのが初めてだったので、目標は「手札を8割削ること」。PCを全滅させる、1人をロストさせることを目的ではなく、どれだけ4人を苦しめて、それでいて楽しかったと言えるギミックを組み込もうと必死でした。

●適度にヘトヘトになれたので満足ー。ゆったりと大爆発バトルができたと思います。

●で、本当のクライマックスは……私大好きの「討論バトル」をPC2にしてもらいました。NPCを説得するために必要なワードを投げ掛けないと敗北してしまうというもの。イメージはダンガンロンパ。シナリオを組んでいるときにロンパにハマっていたから参考にしたラストバトルは、PC2の素晴らしいキャラロールで完敗しました。

●でで、予想外の展開。

●2005年に終わった機関事件のせいで苦しむ高坂のシナリオをやってきました。PCの残り手札と、プレイヤーの機転により……「高坂を苦しめた2005年に戻って元凶を潰そう」という手段に出ました。時間跳躍をして、あの世界に行きます。

●……という訳で、次回に続くことになりました。次回は、高坂の悪夢の舞台、2005年の仏田家です。

 おおお……どうしよう。1回限りのシナリオの予定だったけど、まさかの続編セッションが決定してしまった。

 「そのアイディア面白い! 2005年舞台のセッションで続きをやりましょう!」と言ってしまったものの、微かなネタがあるぐらいでシナリオはまだ組んでいません。でもこのPC4人で、あの事件に関わってみたい。せっかくの時間跳躍の手段、違う形で活躍してもらいたい。「面白い! 面白くなる!」という確信があったので、次回を作ってみようと思いました。この勢いを忘れず、9月ぐらいに続きセッションができるようにシナリオを練ります。

 もしかしたら「アナザーワールドSRS」の正史が変わるかもしれないんだな。ダブクロが2版から3版になるような、ちょっとした歴史が変わる瞬間ができそう? これは「アナザーワールドSRS完全版」が出せるチャンス? どうなるだろ??

▼アリアンロッド2E「Re番外編・リビルド会議」 2014.05.24 Saturday

 長期アリアンロッド2Eキャンペーン「Re」のR卓、e卓の2卓あわせてリビルド会議をしてきました。

 キャラクターレベル20の番外編をするための準備回です。久々にPvPを終えた8人に会ってきました。

 初の「アリアンロッド2E」キャラクターレベル20開始セッション。どれぐらい強くなるか判らないし、どれぐらい強い敵を出していいのか検討もつきません。参考はアリアンサガの後期リプレイぐらい。実際にやっていないからどんなことになるかサッパリ判らない。多分一つの戦闘に2〜3時間は掛かってしまうんだろうな……でもキャラロールが重視されるドラマパートは折角のキャンペーン番外編だもの、やりたいな。時間的には1日セッションが限界だし。ううんやりたいことが多すぎてまだシナリオが決まらない!

 とにかく楽しみだというのは変わりません。どんだけダイスを振ればいいんだろう。楽しいだろうな。いいかげんダイストレイを買おう。自宅で20D6ぐらいジャラジャラするといつも欲しいと思っているんだから、いいかげん買おう!

 リビルド会議といってもGMはプレイヤー8人の相談を見ているだけだったので、原稿をちまちま進めていました。やることなかったけどGMに質問をすることもあるから居ないと困るし。だからお話ずっと聞いているだけだった……1日何もしていない……なんて優雅。


 その後は、二次会ということで飲み屋へ。何もしていないのにお疲れ様ですと言いながら飲み放題でおしゃべりをしてという、学生時代のような自堕落な飲み会をしてきました。楽しすぎてたまらない。

 帰宅後は三次会のように同人活動について語り合ったり。創作活動についての相談、デザインについてのお勉強など。好きなことしかやっていない。1日ゆったりと趣味のことだけを過ごせて幸せだなあ。こういう日は2〜3ヶ月に1回入れないと駄目だな。良い発散になる。

▼アナザーワールドSRS「悔いなきセレクシオン」前半戦 2014.05.11 Sunday

 本日のセッション前に、5月4日が私の誕生日だからとプレイヤーさん達がケーキを買ってきてくれた! ロウソクも付けてくれて、ハッピーバースデーの歌まで唄ってくれた。嬉しい気分でGMを臨んできました。


 そんな訳で、「アナザーワールドSRS」の中編セッションのGMをしてきました。

 史上最高レベルのキャラクターレベル20セッション、前半戦をやってきました。
●GM・マーサー
●PC1・轟 剛/PL:犬熊猫
 「闘士/狂戦士/異端者」の22歳男性。世界を渡るカメラマン。真っ直ぐでワンコな性格。高坂の知り合い。突如消えた高坂の捜索任務にあたる。
●PC2・神木 ハルカ/PL:MUMA
 「闘士/稀人」のアサシンの英霊サラマンダー。アルシャード世界出身のウーパールーパー。PC3・麗子によって召喚された。現世にとても満足して暮らしていたが……?
●PC3・神木 麗子/PL:しゅうら
 「魔術師/霊媒師/聖職者」の43歳女性。「ダブルダウン」のPC1・神木ナツメの母。PC2のアサシン・ハルカと共に住んでいると、懐かしい友人から電話が来て……。
●PC4・フランベル=シュタイン/PL:ピロ
 「感応力師/領域遣い/世界遣い」のフランケンシュタイン少女。「アポクリズモス」のPC3・フランの姉機。10年ほど前に解体された能力者研究所「機関」の出身者。

 レベル20の上級者なPC達が、高坂を中心にした「AW」……というか「仏田」関係のネタでのシナリオに挑戦してきました。高坂がヒロインのシナリオです。

 単発セッションでまとまりのあるネタを考えるのではなく、元ネタがあるものだけどそれを知らなくてもいいシナリオにするのが非常に難しかったです。難産シナリオでした。毎度言っている気がするけど、凄い悩みながら話を考えました。

 しかもキャラクターレベル20開始。滅多に使われないデータをいっぱい組んでもらったので、エラッタ更新が凄まじいです。ありがたや。今度から高レベルをするときはある程度制限をつけなきゃ駄目だな。今回は初の試みが多いので無制限キャラメにしたけど。

 セッション感想ですが、まだ前半戦なので終わっていません。なのであんまり語らない。楽しく謎を解いていってます。レベル20なのでAF判定の難易度をやや高めに設定しているけど、それが良いバランスで設定できたようでなかなか時間が掛かって良い。残すはクライマックスフェイズの戦闘だけです。

 ですが……大幅に戦闘を変更することになりました。戦闘のギミックとして用意していたものが、ミドル戦闘の結果で使えなくなったからです。

 GMの想定外のことが起こったのだけど、プレイヤーの一人の提案とプレイヤーさん達の連携があってこその良い演出だったので……大幅変更を喜んで受けました。元から前後編でクライマックス戦闘は後日にやると容量的に決めていたので、嬉しい改変です。

 しかしどうしようかな。本当にどうしようかな。本気で迷う。20レベルのPC4人が楽勝ではない、でも死にゲーではない絶妙な戦闘バランスを組みたい! あと2週間あるから悩みまくろう……。


 高坂がテーマになっている話ということで、仏田キャラが結構出る話でした。なので仏田熱があつい。セッション終了後、お泊まりしてくれたプレイヤーさん達と仏田動画を見る。見まくって余計にあつくなる。今抱えている原稿とか原稿が終わったら仏田連載再開させよ! 絶対にさせよう!!

▼クトゥルフ神話TRPG「沼男は誰だ?」 2014.04.29 Tuesday

 「クトゥルフ神話TRPG」の単発セッションのGMをしてきました。

 初めて読んだときからやってみたかったシナリオ「沼男は誰だ?」をやってきました!
●GM・マーサー
●PC1・海堂 雪/PL:コトイ
 生物学の大学教授。31歳男性。休日に突如音信不通だった大学時代の友人からメールが届く。「久々に俺の家に来ないか?」という提案だった。
●PC2・蓮田 玉緒/PL:辰巳
 交番勤務の婦警。30歳女性。PC1・雪とは大学時代のサークル仲間。雪と同じようにメールが届き、休日だったことから郊外の屋敷に行くことに。
●PC3・遠藤 考二/PL:雷
 私立探偵。23歳男性。探偵事務所を構えたばかりの新人探偵。事務所の前で困っている女性を助けることに。
●PC4・宇田川 沙織/PL:ぷぇ
 外科医。27歳女性。PC3・考二の事務所開店祝いにやって来ていたところ、外で困っている女性を共に助けることにする。

 難易度は中ぐらい。完全バッドエンド前には警告を出すお助け機能付き。原作で用意されていたデストラップはいくつか改変して、大好きな哲学系シナリオをやらせていただきました。

 このシナリオは初めて見たとき「なんて私のツボをおさえた話なんだろう!」と感動したので、その感想をセッション前にいっぱい言って、プレイヤーさん達には心構えをしてもらって遊んでもらいました。

 戦闘重視じゃない。シナリオに答えは無い。勝利者はいないかもしれない。正しいことはそれぞれの胸の中にあるんだよ……という哲学系シナリオ。途中まではシンプル、というか単調なおつかいシナリオっぽいのに、途中から毛色が変わって興奮が止まりませんでした。

 クライマックスシーンはGMは見守っているしかなかったんですが、壮絶だった。1〜2時間ぐらい、クライマックスの決断が下るのを見ていました。プレイヤーさん達の討論を見ているのが楽しかった……。

 地雷シナリオと言われそうなぐらい重くて救いの無い話だけど、同時に「やってほしい! 色んな人がどんな結論を出すか見てみたい!」と思える神シナリオだとも思います。

 ネタバレを一切しないで感想を言うと、「みんなの答えはそれぞれ良かった。この結末は最高だった」。そして「もっと違う結末も見たい」! 他にプレイしたことないプレイヤーさん達を呼んで、2度目、3度目のGMがしてみたいなー。重苦しいシナリオなのであまり声を大にしてオススメできないけどw


 NPCの名前をPC達とイニシャルが被らないように「雷蔵(R)」と「風子(F)」という名前にしていたんだけど、そしたら「風神雷神ですね」と言われた。……いや、全然そんなつもりではなかったので凄く驚いた。なんで私、雷と風にしたんだろ……そういう気分だったのかな。

 キャラクターの名前を考えるのは超苦手なんだけど、PC達とイニシャルを違うように考える、というだけで指針が出来てずっと決めやすくなるのでオススメのやり方を発見。今後もGMをするときはこうしていこう。

▼ソードワールド2.0「シオの城」 2014.04.19 Saturday

 「ソードワールド2.0」の単発セッションにプレイヤー参加してきました。お試しプレイもしたことあるしキャラクターシートも自作したことあるけど、実はちゃんとしたプレイヤー参加は初めてです。
●GM・ろって
●PC1・トィ/PL:ぷぇ
 タビットで「ソーサラー/アルケミスト」の5歳女の子。海に打ち上げられた記憶喪失。
●PC2・モーニカ=ゲビネン/PL:マーサー
 人間で「プリースト/スカウト」な26歳女。商売人な斥候。
●PC3・トレイル/PL:水波
 ナイトメアで「ファイター/レンジャー」な15歳少年。天涯孤独の漁師。
 キャラクターメイキングからじっくり始め、キャラロールをしてダンジョンシナリオをプレイ。

●「BGMを流すBGM入りセッション」というものを初めて楽しんでまいりました。本日のGMさんがよくやる手法で、TRPGセッション内にBGMを流す方式。街で情報収集するシーンなら某有名ゲームの街BGMを流し、戦闘だったら戦闘っぽい曲を流す。「BGMなんてあったら耳に余分な情報が入って邪魔じゃないかな?」と思っていた時期がありました。これは良い。

●邪魔になるほど情報が頭に入るようなシーンならBGMを切ってしまえばいいだけの話。でも戦闘シーンなど「必要だけど何も出来ない時間(待ち時間。味方の処理の最中など)」の暇潰しに最適! あくまでBGMは添え物で主役にはならないんだけど、無言でぼうっと待っていなきゃならないときの「空白の瞬間」が無くなる。これは実際味わってみないと良さが判らなかった!

●BGM付きセッションを頻繁にしているGMさん曰く「無言になる瞬間が嫌い」とのこと。常に話が続く訳でもない、ボタンを連打すれば話が進むビデオゲームとは違うのは承知の上で、「ほんの一瞬の空白」が埋められるのは面白い。些細なことだけど感動物でした。

●自分が音楽好きだから、良い曲を聴くとテンション上がるので高評価なんだけど……。きっと合わない人もいる。だから常にこの手法を取り入れるのは無理かな。

●それでも私はえらくこの暇潰しの方法に感動したので、実際に自分でもBGM付きセッションのGMがしてみたい! シナリオを考える、データを考える以外にBGMを考えるという作業が追加されて大変かもしれないけどやってみたい!

●そしたらセッション開始前のPC自己紹介のシーンで「ドラクエ」のぼうけんのしょセーブロード呼び出し画面の曲を流すんだ……。

●シナリオは安定のクオリティで、プレイヤーによってエンディングが大きく分岐するような考えさせられるものでした。

●私はテンションの高い楽観的な事件とは部外者なキャラクターをさせていただいたので能天気にいられたけど、他のプレイヤーさん達は悩み答えを出してカッコ良く決めていらっしゃった。それを見守ってうんうん言ってる明るい思考の持ち主、楽しかったです。

●2.0のルルブの口語が非常に読みにくい。データが頭に入らない。こればかりは慣れだな……戦闘に関しては未熟さゆえか単に抜けていたのか、失敗したものになってしまいました。悔しい。戦闘には勝利したけど次プレイさせていただくときはもっと知的に挑もう。

 5年以上前に2.0のキャラクターシートを(プレイしたこともないのに)作って、それを使ってみたんだけど大変不満。なので数年ぶりにキャラクターシートを自作してみることにしました。近日中に本日のGMさんに会うから、その日を目標に作ります。

▼ルリルラ「裏切り者達の犬」 2014.03.30 Sunday

 「ルリルラ・ノイシュタルトハイ」のGMをしてきました。3人プレイヤー奇数プレイ、2人初心者卓です。
●GM・マーサー
●PC1・シャンテ/PL:ぽにー
 「マスコット系」で「撫子」な10歳の歌姫。父親が英雄で、母親と2人で歌姫という大変珍しいケース。今よりずっと小さかったとき、祖父のマルロに可愛がられていた孫娘はシャンテは、祖父の口からとある村の名前を聞く。
●PC2・リアーネ/PL:緑
 「身代わり」持ちで「家事上手」な33歳の歌姫。夫が英雄で、娘と2人で歌姫という大変珍しいケース。11年前、娘が生まれる前、旦那に会う前に実家の村が蟲に襲われる事件があった。そのときに救助した男性と、11年後再会する。
●PC3・ハルト/PL:煌
 「ダイハード」でいつでも帰ってくる「タフ」で「猪突猛進」な40歳の英雄。アメリカの某映画風な言動をする。妻と娘の3人で奏甲「ノワールシャイニング24」に乗り込む。海が近い村で村人達が消えるという事件を聞き、謎を追うことになった。
 使用シナリオは、もうマスタリング6回目の自作シナリオ「裏切り者達(ダブルクロス)の犬」。もうすっかりシナリオの内容が頭の中に入っている定番シナリオをやらせていただきました。

●何度やっても飽きない好きなシナリオだったのに、重大なことを時々言い忘れてしまって、やっぱりメモはちゃんと見ながらやるべきなんだなと実感……。もし7度目をするときは完璧なフローチャートでも作ってプレイします。

●本来では4人プレイ(英雄歌姫のペア2組によるパーティー)を予定していたけど、プレイヤーの1人が体調不良で当日欠席。それでも「ルリルラ」をしたかったので、「7人ルリルラ」でもした奇数人数プレイをしてみました。

●奇数人数プレイまとめ:3人でペアを組むキャラメ方法。英雄1人、歌姫2人で構成する。歌姫は奏甲回避の担当部位を「上4つ」「下4つ」で分担する。部位決定ロールも「上4つ」の歌姫が十の位、「下4つ」の歌姫が一の位を決定する。歌術は通常の歌姫がランク6まで追加できるところを、1人ランク3つまで(2人でランク3つ)とする。ランダムイベント表は歌姫ごとにそれぞれ振る(英雄は2回ランダムイベントを行う)。必然的に獲得チェックを2人分やっている英雄に対しては、蟲化チェックを多くするなりしてバランスを取る)などなど。

●3人でどういう関係を結んだかというと、今回は父英雄、母と娘が歌姫という家族プレイになりました。ほのぼのあったかダイハード一家! 元気で明るく真っ直ぐな父、優しく時に厳しく躾けをする母、父に似て元気で母に似て優しい発展途上の可愛い娘。仲良しで三人で手を繋ぎ合う、でもアクション多めで火薬満載な一家の物語でした。

●GM「PC2の奥さんには青年のNPCと過去に出会ったという設定がつきます。5年前と10年前が設定できますが、どっちがいいですか?」と、娘や夫に会う前に重要NPC(同い年ぐらいの青年。重い設定)とのイベントを行うかと質問してみた。夫に「俺に会う前にイケメンに会っていたのか!」というジェラシーなイベントをやるための質問だったけど、それが別の方向で働いて感動。

●PC2の奥さんが選んだ選択は10年前、夫に会う前(娘が生まれる前)というもの。そうしたら過去を悔やむ系の男を、未来で幸せに家族を持った女が励ますというシーンになりました。ジェラシーで獲得チェックをするためのギャグイベントを作る意図だったけど、それが涙なしの感動展開になる。大人の女の力が凄い。良い事故。

●交感スキル大活躍。こんなにテレパシーで会話するPC達は今までのルリルラ経験の中では初めてかもw 父娘でずっとテレパシー会話で情報共有してたw

●パパがママを好きで、娘のことも大好きで、2倍獲得チェックを振れるのに余計に振りまくるパパ。シナリオ終了時に余裕の生還。

●10歳の女の子PC1が本当に可愛らしい、リアル路線を目指した少女キャラクターで良かった。中の人が「実際の10歳なら、こう……こんな風な……」と何度も試行錯誤をしてくれた。悩んでキャラロールしてくれたのが嬉しい。

●どういう風に過去を清算し、未来に生きるかというシナリオで……PC2のママが最高の言葉をNPCに向けてくれて、GMは感動している。ラスボスを倒し、反省する敵を刑務所に送り、いつもの慌ただしいPC達なりの日常に帰っていくエンドでした。

●戦闘は一度も蟲達が奏甲を傷付けることが出来なかったので残念でならない! 折角時間をかけてキャラメしてくれた奏甲回避の楽しさをできなかったのが悔しい! あの歌姫達の回避ロールが楽しいのになー。うー。惜しいことをした!

 プレイヤーの方が「第2話をするとしたらどうなるんでしょうね?」と言ってくれた。その一言だけで「次が連想できるぐらい今回のセッションが楽しかったのかな」とほっとした。

 プレイするたびにルリルラが好きになってまたGMをやりたいと思うので、また今度もルリルラのシナリオを作ろう。GMをしよう。近々またルルブを読み込むぞ。


 TRPGを普段やらないクラスタの人達と「ソードワールド」をするお約束を取り付けた! GMをやらせてもらえることになった! すっごく嬉しい! 6月以降のセッション予定だけど、絶対に楽しめる卓にしよう!

▼ハンターズムーン「ハーメルンの幸福劇」 2014.03.29 Saturday

 「ハンターズムーン」の初プレイヤーをしてきました。3月8日に模擬戦をした後の本番セッションです。
●GM・51
●PC1・布家 熱誠/PL:マーサー
 32歳男性。喫茶店のマスター。武器は銃。14歳の息子がいる。息子・桜が夜になっても帰ってこないことを不審に思い、メールをすると「ドリームランド」と呼ばれる謎の施設に行くという返信があった。
●PC2・渡辺 佳子/PL:ぷぇ
 14歳少女。生真面目女子中学生。武器は鎖。PC1の息子、PC4とは同じ学校に通っている。PC1・熱誠の経営する喫茶店(1F)上のアパートに住んでいる少女。熱誠に送られてきたメールを見て、共に彼の息子・桜を追うことに。
●PC3・コペルニクス/PL:せいさん
 24歳男性。流血が大好きな石油王。武器はナイフ。「遊園地を作りたい」という男に協力した成果を見に日本に訪れる。喫茶店で熱誠にメールを見せてもらい、「ドリームランド」と呼ばれている施設が、自分が融資した先だと知り、共に行動することに。
●PC4・聖谷 戦人/PL:MUMA
 14歳少年。ひきこもり男子学生。武器は幸運。先日(前半戦セッションで)モノビーストに襲われて怖い目に遭った以降もひきこもりになっていた。「ドリームランド」へ招待され、嫌々ながらも友達の桜がいることに気付き、その申し出に乗る。
●PC5・聖谷 域/PL:火種
 10歳少女。PC4・戦人の元気妹。楽観的、好戦的な性格。武器は槍。兄と共に子供を集めている施設「ドリームランド」に訪れることになった。
 初めてのハンタム、GMは「4人は食う!」と言っていました。その通りの激しい戦闘をしてくれて、こちらも全力でぶつかりました。

 なんとか全員生還エンド。見事勝ち残れた。初ハンタム、良い思い出の終われて楽しかったー!

●と言いつつも、「もしPC内でキャラロストがあったら面白くなかったか?」という訳ではなく、GMは本気で妥協せず戦いに来てくれて、運も良く戦略も大きくミスることなく全員で力を合わせてもぎ取った勝利だったので、本当に一日中戦闘を楽しめて楽しかったです。

●キャラロストがあったら淋しかったかもしれないけど、それ以上にやりきった上の敗北なら納得な結果だし「悔しい!」と言いながらリベンジをしただろうから、良いセッションをやらせていただきました。最高の戦場でした。

●PC3、24歳男性、アラブ系なのにコペルニクス、庶民暮らしの石油王、流血好きのモラルレス、現代人、良い人。いちいち面白すぎてセッションが止まった。ここ数年のTRPGキャラインパクトランキング上位に入る面白さだった。

●PC4、「ジハード」こと「聖谷戦人」。ごく普通の中学生。キラキラネームはTRPGをやっていれば当然ぶち当たって軽くネタにされる程度の筈なのに、「ジハードくん」という呼び方は口にするたび笑っていた。全然ジハードぽくもキラキラぽくもないのが良かった。

●彼らだけでなく、キャラがみんな可愛く面白かったのもこの卓の良さ。だからこそ死ななくて良かった。

●全員の攻撃技が万遍なく決まって、見せ場があった。「これいらなかったなー」と大きく後悔するようなことは無かったようでそれも満足の理由。PC1の部位攻撃、PC2の常時発動の便利支援、PC3の爆発力、PC4の必中必殺、PC5(幸運使い)(中の人は経験者)のテクニカルプレイと初心者PC1〜4へのアドバイスの巧さ……。全員が全員戦闘に本気で臨み、全力を出し切っての完封。良くない訳が無かった!

●GMが用意したのが、単なる力のぶつかり合いの戦闘ではなく、モノビーストを弱体化させるギミック戦闘だったのがより盛り上がる要因だった。ヒロイン(PC1の息子)を何らかの方法で助ければ有利になるというもので、それに頭を捻らせるのも楽しく、救出成功したときの達成感は良い。

●3回戦闘でずっと力で押し付け合うよりは、1回目のお試し、2回目の削り合い、3回目の救出とトドメという「セッション中に戦闘ばかりなのにドラマチック」という絶妙なバランスで楽しませてもらいました。メインが戦闘シーンばかりでキャラロールがおざなりになりがちっぽいシステムなだけに、飽きさせない作りだったのは感動。

●自分は銃使いのPC1だったので……確実に部位を命中して落とせたときは嬉しかった。成功して本当に良かった。尚且つ、ヒロインNPCである息子(妻を亡くして、唯一の家族という設定)を救い出せたからやれることがやれた……エンディングも家族での会話が出来て、これ以上のことはない幸せな終わり方でした。

●これ以上のことは無ない、幸せなハンタムでした。

●この良い記憶のおかげでもし今後もハンタムプレイがバッドエンド、デッドエンドだとしても続けていけると思う。それぐらい良い戦闘、良いシナリオ・ギミックでした。

 ハンタムが大好きなGMさんが作ってくれたからの、この絶賛感想。楽しそうにマスタリングをするGMさんを診ているのも幸せでした。好きなものを全力で好きって言っている人は良いね。

 ハンタムのリプレイ全巻を貸してもらえたので早速読む。上級データも見たかったんだ! 参考にちょっと組んでみよう。


 前日まで体調不良が続いていたせいか、治ったけれども濃厚な戦闘シナリオをやったせいか、帰宅後に化粧も落とさずに眠ってしまった。ぐっすりでした。まるで学生のときのようなのびのび感だな

▼シノビガミ「出口なし2(オンセ)」2話 2014.03.12 Wednesday

 「シノビガミ」のプレイヤー、二日連続オンセ、終わりました。

●PC1・黒熾 真赤/PL:ぷぇ
 「隠忍の血統/血社」の少女。白いドームのコールドスリープポットの中から目を覚ました。
●PC2・礼場 求影/PL:マーサー
 「私立御斎学園/旧校舎管理委員会」の男子教師。白いドームにある、外へ繋がる扉の鍵を持っている男性。
 二人とも、幸せになりました。良かった。

 前作「出口なし」を2度プレイして、今作「出口なし2」をプレイ。組み合わせはA×Bでした。

 何度もプレイができる会話キャッチボールゲームが前作の見所で、今作はそれを上回る内容。ランダムで選ばれるあの組み合わせにどうなるか楽しみでした。結果は、多分予想できる中で最高の終末を迎えられたんじゃないかと思います。

 PC2がクライマックス後に死亡、PC2が看取ってその後に死亡(後追い自殺ではなく、結果的後を追ったような衰弱死)。二人だけの世界で、二人残った少女と男性の美しいラストでした。

 うちのこPC2が生命力0で、PC1の子が生命力6点全部残っての勝利だったので本当に絵になるように「先に逝ってる」ができたと個人的に凄く満足。「自分は殺伐としたビガミPCはできない」というジンクスがありまして、今回も「対立シナリオでもPCを殺す気になれない」という状況になってしまい、平和的な戦闘(火花散らして殺し合う描写ではなく)で終わらせました。

 今回のストーリーはあの組み合わせ、あのPCにおいて考えられる最高のエンディングでした。PCの名前もネタにし込めたし、書き換えたあれこれも巧く機能できていたので!

 二回目プレイは興味ある。組み合わせが違えばきっと展開は大きく変わるし、そうでなくてもサイクルごとに仕掛けられるのだから……そのうち機会があればやってみたいです。

▼シノビガミ「出口なし2(オンセ)」1話 2014.03.11 Tuesday

 「シノビガミ」のプレイヤーをしてきました。突発的にオンセ。

 来週あたりやるつもりだったけど、オフセができそうになかったので、どどんとふで急遽遊ぶことに。
●PC1・黒熾 真赤/PL:ぷぇ
 「隠忍の血統/血社」の少女。白いドームのコールドスリープポットの中から目を覚ました。
●PC2・礼場 求影/PL:マーサー
 「私立御斎学園/旧校舎管理委員会」の男子教師。白いドームにある、外へ繋がる扉の鍵を持っている男性。
 明日、後半戦をプレイしてきます。詳しいプレイレポートも後日!

▼ハンターズムーン「ハーメルンの幸福劇」 2014.03.08 Saturday

 「ハンターズムーン」の初プレイヤーをしてきました。初ハンタムです。本日はキャラクターメイキングと模擬戦。本番セッションはまた今度!
●GM・51
●PC1・布家 熱誠/PL:マーサー
 32歳男性。喫茶店のマスター。武器は銃。14歳の息子がいる。
●PC2・渡辺 佳子/PL:ぷぇ
 14歳少女。生真面目女子中学生。武器は鎖。PC1の息子、PC4とは同じ学校に通っている。
●PC3・コペルニクス/PL:せいさん
 24歳男性。石油王。武器はナイフ。「遊園地を作りたい」という男に協力した成果を見に日本に訪れる。
●PC4・聖谷 戦人/PL:MUMA
 14歳少年。ひきこもり男子学生。武器は幸運。モノビーストが現れる不穏な遊園地に捕らわれる羽目になる。
●PC5・聖谷 域/PL:火種
 10歳少女。PC4・戦人の元気妹。武器は槍。兄と共に不穏な遊園地に訪れる羽目になる。
 調査と戦闘をやらせていただきました。前半戦にも満たないお試しセッションだったけど楽しかった。

 ハンタムは死にゲーだと散々聞かされていて、キャラロストととっかえひっかえキャラクターシート作業が苦手なのでどうなんだろう、ハンタム面白いと思えるのかな、いや一度でもプレイしなきゃ感想言っちゃ駄目だ……と思い続けて早数年。やっと初プレイをすることができました。

 戦闘がっつりできるのは面白い。そのがっつりと熱を込めていけるのが面白い。

 ルールが独特で、データの読み込むだけでも一苦労。でもそれは慣れればきっと面白い。慣れるまでが大変。何度説明されても生死判定についてがちょっと頭に入ってこない。HPもMPに相応するパラメータのことも複雑だしな。ルルブ買って一から読もう……。

 ちゃんと頭に入っていない状態でも、「面白い!」と感じさせてくれたのは、GMさんがハンタムが大好きな人で魅力になるところをいっぱい教えてくれた模擬戦0話だったからです。これは本番が楽しみ! どんなデスゲームになるんだろ!

 念願のハンタムPC参加で、思い入れのあるキャラクターを作ろう……とか思ったけど、死にゲーでセッション内でキャラシ入れ替えもありうるんだから、あまり入れ込み過ぎない方がいいのかな。どうなんだろ……。

▼クトゥルフ神話TRPG「しろがねコーヒー」 2014.02.23 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」のGMをやってきました。シナリオは「しろがねコーヒー」。プレイヤー1回、GMは3回目。もう4度目の伊豆旅行です。
●GM・マーサー
●PC1・枇々木 千博/PL:現空
 高校3年生男子。オカルト部の部長。心霊現象大好きで一人で心霊スポットに行き、部員を引き連れておかしな所に首を突っ込むほど好奇心旺盛な男子。友人の男子が所属している部活動のことで相談を持ち掛けられる。
●PC2・夏目 凛/PL:ヨウ
 高校3年生女子。オカルト部の幽霊部員。素早く的確に冷静な判断ができる、仕事の出来る気の強い女子。クラスメイトの仲の良い女子生徒が部活動の最中に倒れたという報せを受け、病院に駆けつける。
●PC3・葛葉 燿子/PL:なちこ
 高校3年生女子。元水泳部だったが退部し、すっかりインドアになってしまったところをオカルト部に声を掛けられる。事件が起きたとあるサークルの部長と知り合い関係で、何か不可思議なことが起きた合宿所へ足を運ぶ。
 自分アレンジを加えて改めてシナリオを作り直してみた「しろがねコーヒー」をプレイ。流石に4回目プレイになってくるとどのタイミングで何を出すかや、「ここはこうした方が良いだろう」と思える箇所の自然な修正ができるようになってきました。

 今回、「TRPGを初めてプレイする」という完全初心者が1名、「TRPGは数年ぶり(3〜4年ぶり?)にプレイする」という方が1名、「TRPGはやったことがあるけどクトゥルフは1回だけ(プレイした舞台が全然違う。現代ステージは初)」という方が1名だったということで、すっかりGMが慣れた「しろがねコーヒー」、楽しくお気軽にプレイできました。学生キャラ中心で自由に探索ができるし、特別クトゥルフ知識が無くてもプレイできるシナリオなんだもの。

 本日、クリティカルとファンブルが酷かった。特にファンブルが酷かった。00をファンブルの値として設定していたのだけど、その00が盛大に出た。出まくった。

●一発目の判定(POWによる思い出し判定)→ファンブル。まあこれはよくあることというか「幸先良いね!」と笑える話。

●スマホを使って図書館判定→ファンブル。PC1の持っているスマホがフリーズした。調べる手段が一つ減っちゃったね。残念。

●スマホを電気修理で直す判定→ファンブル。スマホ大破。

●絶対に手にしてはいけないトラップに接触するかの判定→ファンブル。絶対に手にしてはならない、のに接触。

●絶対に触れてはいけない神話的な物に耐えられるかの判定→ファンブル。精神が肉体を離れ宇宙を漂い帰ってくる羽目に。宇宙空間で触手にまみれてくる。地球最高。

●スマホを使って図書館判定→ファンブル。PC3の持っているスマホがフリーズ。「もう修理はしない!」とスマホ封印の流れ。

●こっそりNPCの部屋に行こう! 出来れば隠れて!→ファンブル。NPCの目の前で盛大に転び、耐久値減少。

●決戦前にこっそりNPCに近寄ろう!→ファンブル。近寄っているのがバレた。敵NPCの目の前に。

●ボスを倒す命中判定! この一撃で倒せる!→ファンブル。2ラウンド後まで攻撃できない。

●再度ボスを倒す命中判定! 今度こそ倒せる!→ファンブル。倒せない。

 ……列挙しているうちにあまりの酷さにGM、思い出し悶絶しかけた。些細な失敗、どうでもいいファンブルはもっとあったような気が……。大変スリリングで大爆笑なセッションでした。こんなに00が出る機会って無いって。

 死亡者は無し。発狂者も無しでなんとか事件を終え、NPCも救えて、最小限に騒ぎを抑えて終了というハッピーエンドに終われました。こんなにファンブルも出していつ死ぬかの緊張感だったのにハッピーエンドで終われるって凄かったな!?

 初めてプレイしてくれたプレイヤーさんも、久々にTRPGをやったプレイヤーさんも楽しんでいただけたようで、特に初めての方が「もっとやりたいです!」と笑顔で言ってくださったので嬉しいGMマスタリングができました。こうして沼に引きずり込むのじゃ。

▼シノビガミ「化粧応神(オンセ)」3話 2014.02.12 Wednesday

 シノビガミ「化粧応神」第3回オンセにプレイヤー参加してきました。最終回、エンディングフェイズやってきました。
●GM:MASASHIGE
●PC1・『終末の獣(ナナシ)』/PL:ナナイ
 「ハグレモノ(不知火)」。「終末の獣」となった男性。
●PC2・津日 銀子/PL:マーサー
 「比良坂機関(醜女衆)」の女性。「終末の獣」に気に入られた女性。

●PC3・罰兎/PL:けーる800
 「鞍馬神流(廻鴉)」の男性。「終末の獣」を倒す一族の男性

●PC4・黄泉 土座衛門/PL:湯透
 「川並衆」の男性。「終末の獣」の行く末を見守る男性。

 3夜連続ボイスオンセ最終回でした。無事終わりました。

 GM自ら「これは難しいシナリオです」と言うようなシナリオに参加してきて、本当に難しいシナリオでした。途中うんうん悩んで、サイクル内で動けず固まる、しかも何度秘密を見ても動き出せないという3日間だったんですが……。終わった後に全貌を見て、「凄いシナリオだ……」と思わずにいられない大作でした。

 一つ話すと全部ネタバレになってしまうので言えないけど、「全員の秘密に、平等に道を作る」って凄い。どんだけルート分岐があるんだ。セッションが開始する前から選択肢が与えられているというシナリオで、1人でもプレイヤーが違えばきっと違うプレイができるんじゃないかと思う。1つ1つの秘密は小さいものと思えるかもしれない小さなことでも、それが4つ合わさると大きさが途轍もないことに。全体を見て「凄い……」と思えるので、このシナリオは時間を掛けてラストまで辿り着くべきです。

 プレイ終了後にGMが「このシナリオにおけるGMのやるべきこと」も全部ネタ明かししてくださって、緻密なシナリオ建設に感動してしまいます。凄く良いシナリオで初オンセを学ばせていただきました。一緒に参加してくださったプレイヤーさん達は全員カッコ良くて優しい方々だったので、初プレイでもずっと笑っていられました。楽しかったー。またオンセやろうと思えるセッションに参加できて嬉しいです。

 PC2でヒロインロールをやらせてもらった。「シノビガミ」ではヒロインポジションをすると安定するという自流の経験から、難しいと警告されたなら自由に振り回されるポジションを選択。皆さんのおかげで幸福なエンディングに辿り着けた。なんとか戦闘で味方の為になれたのはビギナーズラックというものなのか。運が良かったです。

 さて次は、何のまさしげさんシナリオやろうかなー。

▼シノビガミ「化粧応神(オンセ)」2話 2014.02.11 Tuesday

 シノビガミ「化粧応神」第2回オンセにプレイヤー参加してきました。明日最終回!
●GM:MASASHIGE
●PC1・『終末の獣(ナナシ)』/PL:ナナイ
 「ハグレモノ(不知火)」。「終末の獣」となった男性。
●PC2・津日 銀子/PL:マーサー
 「比良坂機関(醜女衆)」の女性。「終末の獣」に気に入られた女性。

●PC3・罰兎/PL:けーる800
 「鞍馬神流(廻鴉)」の男性。「終末の獣」を倒す一族の男性

●PC4・黄泉 土座衛門/PL:湯透
 「川並衆」の男性。「終末の獣」の行く末を見守る男性。

 初めてのボイスオンセ2回目です。クライマックスフェイズが終了しました。

 「シノビガミ」の上級者さん達ばかりだったので、戦闘についていくのは大変だった。けど、PCとしてお荷物にならないように必死でやったら、幸い出目が良かったせいか味方のPCさんのお力になれた! 結果は負けちゃったけど、キャラクターが全員良い人で、誰が勝ってもきっと良いエンディングになるであろうシナリオだったので、満足な敗北です。

 GM自ら「これは【秘密】が難しいシナリオです」と言っていたシナリオだったので、第3サイクルでどうしたらいいか判らなくて譲り合いばっかになってしまった。頭が回らず時間をただただ潰してしまうように唸ってしまったのは反省しないと。でもキャラロールは本当に楽しかったよ! ヒロインロールできたし!

▼シノビガミ「化粧応神(オンセ)」1話 2014.02.10 Monday

 シノビガミ「化粧応神」第1回オンセにプレイヤー参加してきました。明日が2回目!
●GM:MASASHIGE
●PC1・『終末の獣(ナナシ)』/PL:ナナイ
 「ハグレモノ(不知火)」。身長2mを超える、ひょろ長の野生児。「終末の獣」として追われているが、いつから追われているのか、そもそも自分がなんという名だったか覚えていない。
●PC2・津日 銀子/PL:マーサー
 「比良坂機関(醜女衆)」の女性。巫女で、PC3の罰兎の嫁。とある儀式のために死ぬことを決意していたが、PC1の『終末の獣』に誘拐される。

●PC3・罰兎/PL:けーる800
 「鞍馬神流(廻鴉)」の男性。幼い頃より廻鴉によって育てられた孤児で罰兔という名前だけを与えられ忍の世を生きてきた。
自らの心を抑えるため忍務の間は鬼の面を被って表情を隠している。
●PC4・黄泉 土座衛門/PL:湯透
 「川並衆」の男性。かつて数々の名刀を生み出してきた刀匠。現在は引退し、山奥で炭焼きをしながら仙人のような生活をしている。死者の国である黄泉の水を呼び出すことができ、自在に操ることができる。

 初めてのボイスオンセ! 先日買ったヘッドホンマイクをして、3サイクルあるセッションの2サイクル目までやってきました。PC2のいわゆるヒロインポジションをやっています。悩む。すっごい悩んでる。どうすりゃいいんだよ状態に追い込まれてる。申し訳ないぐらい悩んで2サイクル目が終了。明日どう動けばいいんだ……。

▼ダブルクロス「肉が聞こえる」 2014.01.26 Sunday
▼アナザーワールドSRS「小さな友人の頼み事」 2014.01.25 Saturday

 「アナザーワールドSRS」をプレイヤー参加してきました! やった、AWでプレイヤー参加嬉しい!
●GM・コトイ
●PC1・牧 実/PL:すずか
 「魔術師/闘士」。24歳の女探偵。堅実な探偵事務所を営む、魔術をこめたナイフ使い。突然知人の子供から「助けて! 明日殺されちゃう!」と言われる。
●PC2・堺 緋呂希/PL:マーサー
 「狂戦士/霊媒師/聖職者」。22歳の大学4年生男性。内定が決まって遊びざかりのチャラめな、前線霊媒師。知り合いの女性エージェントが任務で足を失う。その看病に久々に訪れる。
●PC3・西野入 宵佑/PL:水波
 「魔術師/狩人」。32歳の男・タクシードライバー。暴走しがちなPC2とPC4を止める、落ち着いた性格の霊丸(レイガン)使い。エージェントばかりを狙う異端犯罪者の存在の警告を教会から受けた。暴走しがちな若者達を止めようとする。

●PC4・高坂 薫子/PL:しゅうら
 「感応力師/霊媒師」。高坂の娘を名乗る、小学生探偵助手少女。ちょっと間違った白衣とウズマキ直結リュックサックを常に身に付けた元気印児童。高坂とのデートという報酬を手にするために、事件に首を突っ込もうとする。

 AWでプレイヤーができて嬉しい。もうこれだけで幸せ。

 何度もプレイヤーをやってくれているすずかと、「最近は少し変わったキャラメができないかとばかり考えてる……」と笑いながらキャラメをする。ということでPC1とPC2は面白キャラメで参戦。どっちも大成功でした。

●「狂戦士と霊媒師の防御点4点アップ組を掛け合わせたいなぁ」と思って今回のPC2を作成。その結果、【体力】基本値19、【意志】基本値21の謎バランスパラメータのレベル5が生まれました。その代わり【理知】と【幸運】が1。清々しいぐらいの段差。HPとMPが総じて高いのでお気に入りのPCです。

●キャラくたーロールの方も、ヒロインNPCの相手をするPC2をやらせてもらったので役得でした。何にも知らないからこそロリに刃向うような立ち位置になれたのは嬉しい。運命を切り開くPCっぽいことをできて楽しいな。

●というのも、GMのNPCの扱いがとても良かった……。今回のシナリオオリジナルのヒロインNPCの少年と女性はもちろん、公式NPCのロリ、ルージィル、高坂の扱いが本当に良くて楽しかった……。

●殺されてループしたNPC1を助けろ、PC2が死ぬことが世界的に決まっているけどプレイヤーは助けたいか、ロリは世界の決めた死を寛容に受け留めてる、でもルージィルは刃向っている、高坂はPC達に厳しめ……。NPCのコントロールが、「ああ、AWをよく読み込んできてくださった……!」と感動ものでした。

●とある人物の死を、ロリは「世界の選択だから」と受け入れてそのまま死ねと言う。ルージィルは「そんなの可哀想」と助け舟を渡そうとする。金髪碧眼の2人のスタンスの違いが、シナリオで大きく描かれていたのが……本当に良かった!

●あと、GMが「今回の高坂はPC達に厳しくいきます」と、PC達を甘やかす高坂ではない仕事をしている高坂を見せてもらえた……。PC4の高坂大好きの女の子じゃなくても「はぁんカッコイイ!」と言っちゃうほどだった。

●PC1の、輝きすぎたダイス目。ギリギリで避けたり、振り直しで輝いたり、クリティカルで大ダメージを叩き出したりと……やっぱりPC1力ってあるんだなと思う。

●魔術師で狩人のPCをかつて自分もやったけど、今回のPC3さんが≪幻の射撃≫+≪タナトスの足枷≫+≪覇魔矢≫+≪弱点把握≫で4D6分ジャラジャラとバステダメージを入れているのが気持ち良さそうだった……。狂戦士だけじゃなく狩人も戦闘特化クラスだからな、そういう魔法使いやりたいー。一度≪魔導書≫使いの狩人はやったけど、それもやりたいー!

 ちょっとシーンの時間が長かったり、シーンをやり直ししたりするハプニングもあったけど、やっぱり安定の先輩GMで面白いシナリオでした。前回のセッション同様「私もこのギミック、真似をしよう!」と思えるものもあったし。勉強になったので次のセッションネタも考えよう!

▼クトゥルフ神話TRPG「しろがねコーヒー」 2014.01.19 Sunday

 「クトゥルフ神話TRPG」初のGMをやってきました。新年初セッション!

 一度プレイヤーで参加したことがあるシナリオ「しろがねコーヒー」をやってきました。
●GM・マーサー
●PC1・北山 美波/PL:しゅうら
 野球部のマネージャー。18歳高校3年生の女子。夏の甲子園も終わり、一息ついているところに友人の女子からのメールが受信される。彼女の所属している部活動のことで、軽く相談を持ち掛けられた。
●PC2・淀川 大/PL:辰巳
 野球部のキャッチャー。18歳高校3年生男子。通称ドカベン。最後の甲子園が終わり、暫く経ったある日、クラスの憧れの女の子が倒れたという話を聞き、病院に駆けつける。
●PC3・庭谷 すみれ/PL:水波
 華道部の18歳高校3年生の女子。友人が病院に運ばれたという電話を受け、病院に駆けつける。意識朦朧な彼女はしきりに部活動のことを気にしていた。友人らと共に倒れた彼女の部活動に潜入することに。
 自分アレンジを加えて改めてシナリオを作り直してみた「しろがねコーヒー」をプレイ。

 戦死者1名、プレイヤーは判っていてもキャラクターが謎を抱えたままの「実にクトゥルフらしい」エンディングを迎え、大惨事で大SAN事になって面白かったです。

 ラスボスの告白(事件の本筋)を直接話されたのが1人だけ、そしてその1人がラスボスを倒し、相討ちになって死んでしまったがために、プレイヤーは全員知っていても「何故事件が起きたのか、一体誰が悪だったのか、そもそも何が起きてどうしてPCとラスボスが死んでしまったのか」、世間には一切公表されず闇に包まれるという話になりました……。巡りあわせが凄かった。犠牲を払ってしまったけど多くの人の命が助かった、でも多くの人を救った事実が誰一人にも伝わらないという悲劇。

 クリティカル、ファンブル、ここぞというときの成功と失敗、最大減少値のSAN値減少、まさかの一時的狂気ロール、20点のオーバーキル……ダイス目が輝きすぎていたセッションでした。これをリプレイにしたら「ちょっと盛りすぎだろ」と疑われるレベルだ。

 初めてのGMでしたが、戦闘ルール(回避と受け流し)のチェック不足で進行が止まることがあったけど、それ以外はすんなりプレイできました。その点は確認していなかった自分が悪かったし、詳細をまとめておけばすぐに解決できること。参加者3人とも「クトゥルフTRPG」は初心者で、全員がキャラクターメイキングのしやすさ、入りやすさに好感を持っていただけたようで嬉しい。慣れてしまえばさくっとキャラシを作れてしまうのが最大の長所というのが伝わって良かった。好感度が高かったのでまたGMしよう、いっぱい学んでいこう。

 下方ロールにありがちな、成功と失敗がプレイヤーの目でハッキリ見えるゲームなので、シナリオが進行度合いの遅れが誤魔化しきれない分をどう補うかがGM裁量によると思い知る。

 失敗続きのプレイヤーにどれぐらい譲歩するか、でも甘えず突き放せるか、ストレスが溜まらない程度に情報を抑えてペナルティ感を出すか、発散はどこに置くかで良い具合に頭を抱えました。このバランスを見るのがマスタリングの楽しいところ。「出目が悪かったから死ぬよ!」を出来るたくしたくないGMなので、適度な救済措置を作るためにアドリブを考えるのはとても楽しい。まあその救済措置も間に合わず今回は大惨事だったが。PC達は3人とも頑張ってくれました。頭を捻って動くシティシナリオはやっぱり好きだ。今後もシティシナリオいっぱいやりたいな。