TRPG プレイ雑感(2013年)

▼アナザーワールドSRS「ウズマキ美化委員会」 2013.12.14 Saturday

 「アナザーワールドSRS」初のオリジナルシナリオクラフト使用セッション、「ウズマキ美化委員会」のGMをしてきました。
 オリキャラあり、焼き回しキャラあり、クロスオーバーギャグでお送りするクリスマス舞台のお祭りセッションをやってきましたー。
●GM・マーサー
●PC1・ルドルフ/PL:すずか
 「領域遣い/稀人」。トナカイ。クリスマス前に大忙しな十七代目ルドルフ。クリスマス準備の最中に車に轢かれて、気付いたらウズマキの中に吸い込まれてしまう。
●PC2・鏡原 恭介/PL:MUMA
 「狩人」。『アポクリズモスピリア』のPC1。古川財閥分家の鏡原家長男。親友の保とともに駅前に居たらクリスマスツリーの異端に襲われてしまい、気付いたらウズマキの中に吸い込まれてしまう。
●PC3・武田 明虎/PL:犬熊猫
 「魔術師/霊媒師/世界遣い」。『越境ソドム』のPC1。大学助教授を勤める青年。朝、遅刻気味に通勤していたらトラックに轢かれ、気付いたらウズマキの中に吸い込まれてしまう。
●PC4・佐川 泰明/PL:辰巳
 「感応力師」。『剣』のPC3。教会のエージェント。従者の結繰に土産を買いつつ駅前を通ったとき、暴れるクリスマスツリーの異端に襲われてしまい、気付いたらウズマキの中に吸い込まれてしまう。
●PC5・曽路 まどか/PL:しゅうら
 「処刑人」。『サークルビショップテラー』のPC2。伊賀崎家のメイド兼ジェイソン。騒ぎになった駅前での異端クリスマスツリーに対抗するも、世界破壊ビームには勝てず、気付いたらウズマキの中に吸い込まれてしまう……。
 初オリジナルシナリオクラフトだったのにも関わらず、予想以上に楽しく遊べました。
 感想は、本当に「予想以上に楽しめた」。
 GMはシナリオを用意せず、その場のダイスロールだけで決まるランダムシナリオ生成システムでどこまで楽しめるか、テンション高く調子に乗れるかですべてが決まるシナリオクラフト……。出来は上々でした。そしてプレイヤーの皆さんが最初からクライマックスで笑えるキャラ達を連れてきてくれたので、大成功。
 ダイスを振る表は問題なく使えた(もう少し改良してもいいかも?)ので、2回、3回とテストプレイを重ねてもっと作り込んで公開したいと思います。ともかく、シナリオクラフトはプレイヤーさん達に全てが掛かっている! 今日楽しめたのは5人の愉快なキャラクター達のおかげ。笑いっぱなしで最高のクリスマスセッションができました。
 セッションの最中はクリスマスケーキを食べたり、毎年恒例の12月パーティーセッションが出来て満足。クリスマスにはミニセッションをやらないと今年が終わった気がしないぐらい定番行事になってるな。

 5人のプレイヤーさん達とGMの6人でパーティーを楽しんでいたところ、後から違う先輩と後輩が参入。クリスマスプレゼントとして進撃のグッズを貰ってしまった。嬉しい恥ずかしい。幸せ。
 GM宅で8人でわいわいクリスマス忘年会が過ごせました。まるで学生のときみたいだ。サークルの部室みたいな感じで女子会ができた。ちゃんとした企画じゃなかったから大がかりなイベントはできなかったけど、また飲み会の幹事がしたいなー。新年会の準備でもするかー。

▼アナザーワールドSRS「アウトレイジエリア」2話 2013.11.23 Saturday

 「アナザーワールドSRS〜アウトレイジエリア」後半戦セッションのGMをしてきました。一応BLシナリオ括り。ゆるほもAWセッション! 久しぶり。
 元々中編ぐらいの長さのシナリオを2回に分けてのセッションだったので、プレイ時間4時間程度でさくっと良いセッションができました。2話分割はGMの体がラク。今後もこの構成で進めていこう。
●GM・マーサー
●PC1・氷棚 叡斗/PL:なちこ
 「魔術師/闘士/領域遣い」。18歳法学部大学生。真面目な性格で、やや古風で堅苦しい口調の青年。異端刑務所に見学するために飛行機に乗り込んだとき、事故に遭う。
●PC2・渡瀬 統十郎/PL:辰巳
 「狩人/世界遣い」。27歳。リプレイ「ギフトメモリーホール」のPC2・渡瀬由貴乃の実兄。東北の孤島にある精神病院兼異端刑務所の看守。のんびりした口調と性格の男。

 レベル10開始の2人シナリオ、6月に前半戦をしてやっと後半戦エンディングを終わらせることができました。
 5月にセッション立卓が決定し、6月下旬に前半戦セッション、そして11月の今日まで後半戦セッションが延期してしまったシナリオ。「無事終わらせることができるだろうか」「楽しんでいただけるだろうか」と物凄く不安なまま当日を迎えました。それぐらいシナリオが難産だった&重い内容の話だった&悩む期間が長かったのが原因でした。
 結果は、長年プレイヤーを何度もご一緒した2人のキャラの練り込み、キャラロールの爽やかさ、展開の面白さを追求する姿勢に全て助けられて無事エンディングに向かうことができました。2時間ぐらい1シーンを悩んでもらうときがあったけど、その悩む顔が見られて、あの最期を迎えることができて、GMは満足です。
 難解な状況、救えない犠牲と手放さなければならないものへの葛藤、生きたいと思うか消えたいと思うか、アイデンティティへの問いかけなどを詰め込んで、前日までギミックの説明をどうしようかうんうん悩んだけど、ネタに仰天してもらえて笑ってもらえたなら大成功。静かに楽しくGM席に座ってました。面白いセッションになって良かったー。
 今後、色んな人達をサポートしていくであろう叡斗くんと、色んな人達を見守っていくだろう統十郎さんの活躍に期待。

▼クトゥルフ神話TRPG「しろがねコーヒー」 2013.10.27 Sunday

 単発「クトゥルフ神話TRPG」セッションのプレイヤー参加してきました。
 サプリメントに掲載されているサンプルシナリオに挑戦。クトゥルフカルト・ナウ収録の「しろがねコーヒー」をプレイしてきましたー。プレイヤー参加はなんだかんだで4回目、結構キャラメも慣れてきた!
●GM・なめこ
 茶道部に所属する女子高生・七杉由香は夏休みの合宿中に突然意識不明になった。合宿舎「しろがね館」に植えられたコーヒーの木の実を食べた彼女は目を覚まさなくなってしまったという。現代医学をもってしても原因不明な症状を前に、探索者達はコーヒーの木がある合宿舎に向かった。
●PC1・七杉 惑水/PL:マーサー
 30歳女医。七杉由香の年の離れた姉。未婚。夏休みの合宿中に倒れた実妹の真相を明らかにするために、伊津にある合宿舎「しろがね館」へ彼女の知り合い達と向かう。
●PC2・ティム=バーネット/PL:Isaaks
 17歳男子高校生。英国生まれの探偵見習。七杉由香に好意を抱いている美少年。英国紳士の態度を心掛けている。由香の様態の原因を調べるために同行することに。
●PC3・五桜 多喜/PL:ぷぇ
 16歳男子高校生。オカルト研究部所属。好奇心旺盛な少年。七杉由香と惑水の従兄弟。倒れてしまった従姉妹を心配して、茶道部の女生徒達がまだ滞在している合宿舎に向かう。
●PC4・二宮 隼/PL:犬熊猫
 17歳女子高生。帰宅部。七杉由香とはクラスメイトで友人。さっぱりとした性格で、行動力がある少女。ティムや多喜と同じく、謎の症状の原因を探りに、閉鎖的な合宿舎に忍び込む。

 探索メインのシナリオでした。閉鎖空間で起きた女子達の事件、凄惨な過去、儀式、凄く萌える好みなシナリオでした……。シナリオメモを貰って来たのでじっくり読んでまた萌える。
 以下、ネタバレ無し感想。一応公式サンプルシナリオなのでネタは伏せる。
●結果的には全員生還ルート。誰一人発狂することなく、一時的狂気に陥ることもなく、事故も無く帰ってくることができました……が、決して難易度が低すぎた訳ではなく。運良く回避をし続けることができた結果の無事生還。
●シナリオメモには「失敗すると神格級の神話生物が現れて、SANチェックでD100の減少」という恐ろしい展開もあったとか。良いなぁ。憧れる展開だ。絶対にバッドエンド状況だけど、神話生物登場シチュエーションは物凄く憧れる……。
●しかし無事全員戻ってこられて平穏になったのは、良かったことで。そのためにはあれやこれやの対策をちゃんと練ったからなので、練ってなかったら恐ろしいダメージの敵に遭っていたのかもしれないなぁ。
●GM曰く「少し穴が多いシナリオ」「少し考えれば簡単に危険は回避できる」「爪が甘い」ということだけど、失敗フラグの積み重ねでバッドエンド、そういう分岐がハッキリ書かれているシナリオは判りやすくて運営しやすそう。穴があるってGM次第でアレンジ加えやすそうだし。
●という意味で、凄くマスタリングがしてみたいシナリオだなと思った。
●クトゥルフGMをするときはこのシナリオで遊んでみよう!
●初めて医者タイプのキャラクターを作ってみた。医学、精神分析、信用、薬学と取るべき技能がハッキリしてるし設定も大体固まった状態でスタートするので大変作りやすい! あまり悩みたくない人には一番良いかも。
●他の3人のプレイヤーさんが関係性を考える中、病気のNPCの身内で医者は何にも考えずにプレイできた。こんなにすんなりイメージが固まった例も少ない。
●精神分析を持っている割には1人だけSAN値40代(他の学生組は全員SAN値70〜80以上)だったのは、良い緊張感でした。個人的に。
●GMさんがNPCロールがとても面白おかしくする方なので、相変わらずどのキャラも出るたびに爆笑してしまって凄く楽しかった。シナリオ中に出てこないキャラを立てるのが上手いのは凄く見習いたいw
●当面の目的を果たしてしまった後、「諸悪の根源を倒すべきか」で少しプレイの妨げをしてしまったのが反省……。最後の最後で煮えてしまってストップをかけてしまったのは猛反省しよう……。最近プレイヤーをするたびにラストで詰まってる。

 真剣になりすぎてクライマックスがきつく見てしまうのは本当に悪い癖だから治そう。
 シナリオは改めて「自分がマスタリングしてみたい!」と思える多彩な分岐のあるものでした。要素がいちいち好みすぎるんだー。自分だったらあんなアレンジやこんなアレンジもしてみたいと妄想が膨らむ。今度自分用に焼き直してみようー!

 長時間話していると無意識になって口が悪くなる癖、本当にやめよう。ショックだから。

▼シノビガミ「出口なし(オンセ)」2回目 2013.09.28 Saturday
 初オンセプレイ「シノビガミ〜出口なし」のPL参加してきていました。第2回目!
●PC1・我城 芽糸/PL:マーサー
 「隠忍の血統」の17歳少年。吸血鬼であり、増血鬼。
●PC2・栃木 土岐麿/PL:51
 「ハグレモノ」の30代の男性。山奥の病院で年配の患者を中心に診ている外科医。

 1週間前に前半戦をプレイしたものの都築。落ち着いたムードの「出口なし」。ふしぎなエンディングを迎えました。近頃色んな「出口なし」のリプレイを読ませてもらっていたし他の人のプレイも聞いていたけど、、自分達のやったエンディングがやっぱり好き。お気に入りのラストとプライズになりました。やりたかった「書き換え」も出来たし、プレイできて良かったー!
 前半戦は既にリプレイ作ってあるので、後半戦も編集してそのうちアップします。
 ややリレー小説ぽくなってしまって自分よがりになってしまったのはちょっと反省。テキストチャットだとどうしても口から出るものと違って一度目で見てまとめて少しでも良い日本語にしたいと思ってしまうので、あれよあれよと語りが多くなってしまう。普通のオフセと違ってそれを楽しめるのがオンセの長所だとは思うんだけど。相手を見て立てることを学ばないとだな。

 オンセは時間があっという間に終わってしまう……。椋&軍冶のオフセ「出口なし」は1〜2時間で終わったのに、今回の芽糸&栃木は総時間7〜8時間か。1日かかるんだー。予想出来なかった訳ではないけど想像以上に疲れた。でもいつでも見直せると焦らず常に冷静にプレイできるのが良いね。未プレイのシナリオで今度はやってみたいな。
▼シノビガミ「出口なし(オンセ)」1回目 2013.09.22 Sunday

 初めて「どどんとふ」で「シノビガミ〜出口なし」のPL参加してきました。初オンセ! 二度目の「出口なし」はPC1で参加してきたー。
 初オンセどころか超久々のテキストチャット参加だったので最初の1時間は説明、動作の設定、チュートリアル的なことをしてもらったので、今回はオープニング〜1サイクル目1シーンまで。何回かに分けてプレイしていきます。
●PC1・我城 芽糸/PL:マーサー
 「隠忍の血統」の17歳少年。吸血鬼であり、増血鬼。巧く喋れず慌ててしまう性格。ノートとペンを使って冷静で丁寧な交流をしようと心掛けている。記憶喪失だが罪の意識に苛まれ、PC2の元でカウンセリングも受けている。
●PC2・栃木 土岐麿/PL:51
 「ハグレモノ」の30代の男性。山奥の病院で年配の患者を中心に診ている外科医。穏やかで落ち着いた性格。生まれつき耳が聞こえず、会話は手話と筆談で行う。数ヶ月前にPC1を拾い、主治医としてカウンセリングを行う。

 ご挨拶と初プライズ交換、シナリオはこれから。早く続きがやりたいなー。

 オフだったら20分もかからないのに2〜3時間があっという間なのがもだもだする。「出口なし」は1〜2時間で済んだセッションなので何倍かかるだろう。短いセッションだからオンセでやっていけるのはあるけど。
 当然のことながら、テキストチャットで文字が残っているのがありがたい。プレイした痕跡はちゃんと形を残して保存したい派には当たり前のことがありがたい。あまりに嬉しくてセッション終了後1時間後にはリプレイ編集してアップできるレベルにはしてしまったぐらい。じっくりと情景描写を楽しめる方に趣を置いて、オンセはオンセの楽しみ方を学んでいこう。

▼アナザーワールドSRS「ダブルダウン」 2013.09.20 Friday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。
 初めてAWをプレイしてくれる参加者さんが2人もいらっしゃったので、初心者向けなシナリオを考えてやってきた。でも前々からやりたかったネタも詰め込んだ!
●GM・マーサー
●PC1・神木 ナツメ/PL:しゅうら
 「霊媒師/異端者」。高校3年生男子。裏社会史上最悪の事件を起こした「機関」によって幼少期捕らわれていた、地の精霊。異端研究所にて実験体としての日々を過ごしていたが、約10年前に解放され、今は平和な学生生活を送っている。仲の良い親友達と共に、学生最後の林間学校に向かう。
●PC2・貝 きよえ/PL:火種
 「狂戦士/聖職者」。高校3年生女子。何でも食べてしまう能力を持った、ほんわかのんびりした性格のシスター。ウェットティッシュでも山に植えてある木でも何でも口にしてしまう。林間学校2日目の朝に、教会から異端討伐の電話を受ける。
●PC3・千代反田 宗次/PL:せいさん
 「感応力師/世界遣い」。高校3年生男子。大学進学のため、成績維持を心掛けている真面目で潔癖症な男子。以前巻き込まれた事件がキッカケでルージィルと知り合いになった。林間学校2日目、血に塗れたクラスメイト達の世界を体験してしまう。時間を跳躍し、惨劇が起こらないように2回目の林間学校を過ごすことになる。

●PC4・渡久地 萌/PL:MUMA
 「感応力師」。高校3年生女子。やや派手な格好の、アイドルオタクな女子。仲良しの親友達と年子の兄と一緒に林間学校を楽しんでいたが、2日目の夜に惨劇を経験。PC3の千代反田と共にルージィルと出会い、時を巻き戻すことになった。
 
本日も楽しいセッションができた! 楽しかったと言ってもらえた! 演出も凄く良くてPC達のキャラロールが秀逸だったしすっごく面白かったー。
●「バッドルイド」で異端刑務所や機関を出して、「ビクガル」「アウエリ」でもその派生ネタをやったので、大好きな「研究所出身の元実験体キャラ」をテーマにしたシナリオをやってみた。PC1は幼少期に非人道的な研究所にいたキャラ、その過去を持ちながら今は平和に日常に溶け込んでいたが……という導入。
●元々今回の立卓が「AWをやってみたい」と言ってくださった方々がいての初心者卓だったので、シンプルな情報収集シナリオにしようと考えた。なので目指したのは「シンプルなループシナリオ」。「アナザーイブ」や「ギフト」のような、放っておくと多くの人が被害に遭うようになるからその元凶をPC達がループをしつつ止めてくれ、という話にしてみた。
●今回は「人を傷付けることを本能としている異端」「異端者は日常を大事にした者」という設定に重点を置いた話にしてみることに。「悪い奴がいるから倒せ!」だけではないドラマチックなものを目指してみた。
●そうしたら……GMが考えていた「シンプルなもの」以上に、プレイヤーの皆さんが深いキャラロールをしていただいて……「シンプルとはどこにいった」状態に。
●やはりTRPGの主役はPC達で、楽しい話を作っていくのはプレイヤーさん達で。GMがどんなに軽味に作っていてもより美味しく味付けして食べるのは彼らなんだなぁと思い知った。
●PC1さんがプリプレイ段階では凄く悩んでいたけど、セッション中に意外な設定を生やしてくれて、エンディングも素晴らしい演出で締めくくって下さった。苦悩しつつもボスを倒して一件落着の話が、とても泣けるシナリオかつ未来のあるものになりました……。凄いや。何度でも言っちゃう。全然無かった発想を出してくれたので凄いとしか言えない。
●PCの1人で「重要NPCと兄妹設定にしていいですか?」という提案があった。重要NPCがかなり重要で重い設定があったけど、なんとかなるしきっと面白くなるからとOK。そのOKは大成功でした。ヒロイン的なキャラと家族関係になったことで、ヒロインを助けようとする大きな理由になったし。ハンドアウトにありがちな「単なるクラスメイトを助ける」よりも、「プレイヤーが一度も会ったことのないヒロインを助ける」よりも、一度も会ったことなくても「家族を助ける」って原動力として偉大だ。勝る強さは無い。
●まさかのクリティカルと、出目が5以上しか出ないダメージロールに救われた1日。そしてついに出た……≪禍福のさざなみ≫で、出目1による戦闘不能。改めて世界遣いが恐ろしいと味わってしまった……。
●なんだか本日のプレイヤーの皆さんが、公式NPCである高坂やルージィルさんをとても気に入ってくれている方々だったのでGMは「いいの? こんな彼らだけどいいの?」と申し訳無さも大きかったけど気持ち良くキャラロールさせてもらった……。最近この2人は優遇してもらって嬉しい限り。ただの便利NPCなのに良かったね……。
●倒すべきボス達も愛を持って倒してもらって、PC4人の学生達が前を向いて進んでいくような気持ち良いセッションでした。

 毎度「AW」はプレイするたびに大好きと言えるキャラ達に会える。幸せです。楽しい記録を残していきたいのでそのうちリプレイ化します!

 プレイ後の小話。
●高坂は、異端刑務所関係の被害者を見て凄く複雑な気分だっただろうなぁ……。だから親身になって今回のセッションに出た関係者全員を助けていくだろうなぁ。PC1君のことを凄く心配しそう。
●「Re」のときも「ビクガル」のときも「リーンホース」のときもそうだったけど、ルージィルさんの台詞がペラペラ出る。楽しい。すっごく楽しい。止まらない。止まれ。ロリもあまり悩まずにキャラロールできるので好き。この3人は貴重だ。
●実は今回のラスボスの元ネタは、今一番ハマっている「進撃」のライナーとベルトルトだった…………と告白したら、プレイヤーさんに「ああ」と軽く納得してもらった。今ハマってるからリスペクトしてやったのもあるけど、ライベルの背景やキャラ造形はヒロイン&ラスボス向きでとてもやりやすかった……。倒さなければならなくて、倒してあげなきゃって気になれて、味方のようで実は敵ででも倒すには一悶着あって。私の中で理想の「苦悩するTRPGボス」だと確信。性別年齢の操作はあっても今後も彼らの造形を元ネタにNPCを作ることはあるだろうな……。
●仏田連載をそろそろ再開したい。鶴瀬ブームと高坂ブームをなんとか。

▼ルリルラ「ポチオム」3話 2013.09.19 Thursday

 「ルリルラ・ノイシュタルトハイ」のGMをしてきました。
 去年8月に1話、今年2月に2話をやってきた、いつの間にか長編キャンペーンと化していたルリルラパーティーで、3度目の冒険をやってきました。
●GM・マーサー
 エマは、2年前に通っていた歌姫学園にて座学は優秀だが実技が巧くいかず落第し続けていた男子生徒・オルコのことを思い出した。彼は学園を卒業後、海辺の街リープリングで民宿経営の娘と結婚し、そこで過ごしているという。季節は夏。海水浴場で有名なリープリングに向かった4人は、現地のオヤシロから「海水浴客を狙ったカルト教団から人々を守れ」という依頼を受けた。
●PC1・御貴乃 夢乃/PL:火種
 「高貴な生まれ」で「家宝」持ちの「人外」英雄。一人称「我」の古風な貴族。
●PC2・ネユ/PL:としお
 「運動好き」で「おバカ」な「食いしん坊」の歌姫。英雄の古めかしい口調を真似したり甘えたりと幼い歌姫。
●PC3・アスティ=マルカトーレ/PL:せいさん
 「スナイパー」で「のーてんき」「眼鏡」な英雄。飄々とした雰囲気で、射撃が得意な男。

●PC4・エマ=ラーシャ/PL:さくら
 「ちび」で「どじ」で「だべーという田舎者のような変な語尾」の歌姫。
 2話終了後に与太話でした「今度は水着を着たい」「海に行きたい」という要望にお答えして、夏の砂浜ではしゃぎ合う海水浴イベントをしてきました。
 でもPC達がはしゃぐだけじゃない、任務の中には「ルリルラ」の世界観にあった設定をいくつも拾ったシナリオをこなしてもらうことに。
●メインは「海水浴シナリオ」だったのでその演出を中心に。海辺の民宿に泊まる、女子達が可愛い水着を着る、海に入って遊ぶ、海の家でかき氷や焼きモロコシを食べる、夜に花火をする……。夏休み気分全開で遊んでもらいました。
●もうこのPC達と付き合うのは3回目、キャラクターもハッキリしてきた頃なのに「海です」の一言でみんな遊んでくれる。これが楽しい。正直これだけやれたら今回のセッションの目的を果たせたいうなもんだった。セッション開始20分でもうGMは満足。
●でも流石にそれだけでは許されないので、「かつて同じ学校で学んだ同級生がいる街で事件が起きる」「彼を助けてあげよう」という、平和なマタタビ冒険者ものらしいシナリオをやってきました。……GMは近頃ファンタジーワールドのマタタビものをやってなかったので、テンションを思い出すのに必死。
●尚且つ、この「ポチオム」シリーズの隠れテーマは「時間逆行もの」でもあるので(元々第1話は何度も私が焼き回しをしている単発ループシナリオをルリルラアレンジしたものだった。それの長期化がこれ)、「あるものの時間を逆行させて」大変な目に遭ってもらった。今回のテーマ、キャンペーンのテーマともにクリアーできてほっとしてます。
●PC達のレベルが上がってきたし、もう「ルリルラ」を何度もプレイしてもらっているメンバーなので、教団や過去の伝説、数百年前の歴史や女王種などのキーワードを絡めて、低レベルではできないような要素も盛ってみた。
●その結果、「かつての同級生を助けようとしたら数百年前に封印された超強い蟲を召喚しようとする悪い奴らを倒すよ」というセッションに。個人的には判りやすく、全部テーマも守れて爽快感のあるものになれた気がする。3〜4時間プレイのシナリオではよくまとまっていた方……かな?
●某動画を参考にしながら話を練ったので、より俯瞰的に全体の辻褄合わせができたのかも。サンプルシナリオや既存のシナリオを元にだと当然ながら事故率が低くなって安定するから良いね。
●「3ラウンド以内に敵を倒せれば、恐ろしい女王種の蟲が召喚する前に儀式を止められるからエンディングにいけるよ」という戦闘をやってみた。良い緊張感。
●しかし、残念ながら倒しきれず3ラウンドが経過してしまい……超強いボスと戦うことになってしまったPC達。戦闘データが強いだけじゃなく、蟲化濃度とも戦うことになってしまった。
●まさかの全員ロストもありえた展開になってしまう。NPCも即死して誰一人として帰れず、街崩壊の危機に襲われたクライマックスフェイズ。
●だけど、GMが「ファンブル(00)さえ出なければ命中するよ」と言った瞬間振ったダイス目が00。生き残るPC達。
●そんなラッキーがいくつもあって。なんとか生き延びました。危険な空気も漂っていたけどなんとか全員生還エンド! 危なかった、緊張感が凄まじかった。
●ギリギリすぎて心臓に悪いがこれが楽しい。やはり戦闘は拮抗しないと。次回もやらせてもらえるようになったんだから、甘すぎる展開にせずキャラロストの危険性と隣り合わせのバランスを学んでいかないとだなー。

 「ルリルラ」はとにかく仲良しでラブラブなカップル達を見ているだけで心が和むし癒される良いゲーム。楽しい。幸せになる。
 セッション後の話の流れで、第4話もやることが決定しました。参加者さん達の都合を見て次回第4話は来年説が有力。でも楽しくマタタビをしてる冒険者達のシナリオだから細かいこと考えずやりたい要素を詰め込むだけでいいや。次回のテーマを頂いたし、来年も「楽しかった!」って言えたらいいな。
 次回のテーマは「人外」。少しずつネタ集めていこう。なんか民族学っぽい話を取り込むとしようー。

▼アナザーワールドSRS「越境ソドム」後編 2013.09.15 Sunday
 「アナザーワールドSRS〜越境ソドム」後半戦のGMをしてきました。
 昨日リプレイ公開したセッションの後半戦、クライマックスフェイズ&エンディングを丁寧にしてきました。単発シナリオでも1日でセッションをしないで分割プレイがとってもラク。相談、反省会ともに充実した1日でした。
●GM・マーサー
●PC1・武田 明虎/PL:犬熊猫
 「魔術師/霊媒師/世界遣い」。28歳男性。助教授。
●PC2・都築 翼/PL:しゅうら
 「狂戦士/世界遣い」。28歳男性。心理学教授。
●PC3・花井 さみどり/PL:51
 「狂戦士/処刑人/異端者」。25歳女性。教会エージェント。
●PC4・椚 レニ/PL:すずか
 「感応力師/狩人」。年齢不詳の男性。異端狩りを生業としているハンター。

 詳しいキャラ紹介は7月6日の日記か、昨日アップしたリプレイ参照です。

 戦闘前も、戦闘中も、劇的な流れになりました。セッション終了後、「楽しかった!」と口を揃えて言ってもらえた。嬉しい。大成功で良かった! なるべく早くにリプレイ後半戦をアップしようと思う。これはリプレイ映えするぞー。
 戦闘に勝利したとしても、戦闘終了時にある条件を満たしてなければ帰ってこれないかもしれないPC1とPC3。見えない敵、未知のデータとの戦いがありましたが、まずそこと戦う前に……戦闘に勝利できるか判らないようなギリギリ限界バトルが楽しかった。戦闘特化シナリオではないと先に語っておいたはおいたけど、敵は神相手だったので「一発当たったら死ぬ」ような存在。そりゃ戦闘もできない、勝つことを考えず違う方向にあるゴールを目指してもらう気で戦闘をセッティングしてきました。予想以上に白熱してくれた模様。
 令呪を駆使した戦い、達成値上げ下げ合戦、まさかのあのデータがここでの活躍など、クライマックスフェイズの戦闘シーンだけで何個もドラマが生まれました。劇的だった。全然予想もしなかった展開になったので改めて思う。力押しじゃないTRPGは楽しいなぁ!
 戦闘が始まる前も「本当に戦うのか?」「生き残りたいか?」のPC達の精神論のぶつけ合いが出来たし、勝てない相手である恐怖の神性に弄ばれるシーンもきっちりできたし、まさかのフラグ回収でスッキリできたし。GMとしては出せるものを出し切って満点に近い感想で終わらせることができました。
 単発シナリオのつもりで考えたけどカロリー高くて、また違うメンツでやってみたいと思える。早々にリプレイ化しちゃったけど、別の機会があったら二度目、三度目の焼き回しプレイをやってみようー。

 セッション終わった後にみんなで食べるピザうまい。リプレイの文をそのまま引用しよう。あーピザうまかった \(^o^)/
▼アナザーワールドSRS「ビクティムガール」第3話 2013.09.07 Saturday

 長期キャンペーン「アナザーワールドSRS〜ビクティムガール」第3話GMをしてきました。
●PC1・高良 しをん/PL:ぷぇ
 「魔術師/異端者」。自分の衝動を抑えるために魔法少女になった中学2年生。
●PC2・神白 鴉華羽/PL:雷
 「闘士」。愛する人に幸せになってもらうために魔法少女になった中学2年生。
●PC3・永丘 燐音/PL:ピロ
 「狩人/狂戦士/処刑人」。失われた日常を手に入れるために魔法少女になった中学3年生。
●PC4・大十字 小鳥/PL:コトイ
 「感応力師/世界遣い」。家族を救うために魔法少女になった中学2年生。
 第3ループをしてきました。
 昨日の夜中第2ループのリプレイをアップして、今日第3ループ。無事完結してきました。これで「ワンダフルワールド」→「Re」→「ビクティムガール」と続いてきたロリループクロスオーバーキャンペーンシリーズ、全完結です!
 キャラクターレベル12になった魔法少女4人が、欺く神相手に対決をしてきました。
 ネタ晴らしの情報収集ターンが2時間ほど。その後は3時間ほどラストバトル。つ、疲れた。「Re」に欺く神との戦いは本当に疲れた。無事終われて良かった。満足のラストです。

 もう1年前から考えていたネタだったけど、いざ最後のネタ晴らしをするとき……説明が難しくて図解で解説してもなんかしっくりこなくて、説明しているGM本人が「あれ? あれ?」と混乱してしまったのが本当に大反省。
 もっと判りやすく大袈裟なシナリオを考えよう。「ビクガル」はずっとやりたかったあるギミック(第2ループリプレイ参照。魔法少女の正体による混乱と、第1ループと第2ループのクライマックスフェイズバトル)をやらせてもらって満足してるけど、収束の仕方はもっと鮮やかに出来たんじゃないかと思っている。もちろん満足度が高い。なにより全キャンペーン終結による達成感は大きい! 「Re」のネタを交差しつつ、リプレイが完全公開になったときにまた達成感を味わいたいところ。
 あと、どうしようもなく悔しいのが……クライマックスバトルでプレイヤーがクリティカルを連発して苦戦に持ち込めなかったことかな。こればかりはプレイヤーさん達の運の良さに拍手するしかないけど。6ゾロ連発はカッコイイけど悔しいなぁ!

 これで溜まっていた長期セッション予定が終わってしまったので、もうしばらくリプレイ作りに没頭した後、仏田連載、進撃SSのほかに、うちのこSSも書きたいところ。来週は比較的暇になるから作業するぞー。

▼アリアン2E「Re・PvP回後半戦」 2013.09.01 Sunday

 長期キャンペーン「アリアンロッド2E〜Re」第4回目、PvP回後半戦をしてきました。
●GM・マーサー
●R卓PC1・大津皇子/PL:MUMA

 「ウォーロード/モンク/ヒューリン」。荒廃したレイウォール国のリーダーとなった、飛鳥時代の皇族。
●R卓PC2・ジョン=H=ワトスン/PL:犬熊猫
 「プリースト/ガンスリンガー/フィルボル」。男装の麗人のレイウォール病院の軍医・小説家。
●R卓PC3・トゥーヴァ=ヴィンテ=ランピィ/PL:なちこ
 「ソーサラー/アコライト/エルダナーン」。「アラビアンナイト」のランプの魔人であり、レイウォール宮廷魔術師。
●R卓PC4・サー=ケイ/PL:ピロ
 「エクスプローラー/モンク/ヒューリン」。円卓の騎士で、レイウォール王国の財務大臣。
●e卓PC1・コンスタンティヌス11世/PL:辰巳
 「ナイト/ファランクス/ヒューリン」。エストネル王国の王となった、ビザンツ帝国最後の皇帝。
●e卓PC2・トーマス=アルバ=エジソン/PL:しゅうら
 「プリースト/フォーキャスター/ヒューリン」。エストネル王国に身を寄せる、アメリカの発明家。
●e卓PC3・ネコ/PL:51
 「ウィザード/フォーキャスター/ヴァーナ」。エストネル国王に仕える長靴をはいた猫。
●e卓PC4・雑賀孫一/PL:すずか
 「スカウト/レンジャー/ネヴァーフ」。雑賀衆頭領で、エストネル王国の軍事指揮担当。
 漫画「ドリフターズ」を元ネタにした2卓クロスオーバー企画セッション、ついにプレイヤー4人VSプレイヤー4人の対決編、ついに終わりました。
 4人と4人の戦い、8人と神の戦い、決着がつきました。そして「Re」完結しました!

 リプレイを公開するつもりなので、どちらが勝利したかというのは伏せておきましょう。高レベル長編キャンペーンは疲れるけど良いものになってくれたよ。おつかれ皆さん。お疲れ自分。
 アリアンプレイヤー玄人8人が揃ってのPvPは地獄のような決戦でした。でも最終的には全員が手を取って笑ってエンディングを迎えられるようなセッティングにしていたので、清々しく終われました。全員のエンディングは感動的だった。予想外の展開にしてくれたキャラもいた。R卓とe卓の交流もできた。メンバーに恵まれ、良いキャンペーンをさせてもらって幸せもんです。
 参加者の皆さんにも「楽しかった」と言ってもらえたので、今度お疲れ様会を開催する予定。「出来たら番外編もやれたらいいね」と話し合ってます。もっとみんなに会いたいな。だから成長点も後で計算するし、簡単なハンドアウトも考えちゃうぞー。

 今日の思い出。GMがとあるエネミーの命中判定に4D6を振って全部6が出た。ダメージロールに14Dを振って10Dが6だった。残りの出目も4以上だった。あまりに衝撃的過ぎてもう出来ない。ずっとPvPを見てただけでダイスを振れなかったから鬱憤が溜まってたのかしら。
 あと、心の安寧のために予約して届いた「進撃」のデカキーホルダー(ライナーとベルトルトの)をずっとマスタースクリーン内で眺めていたら結構効果があった。どんなにつらくても幸せな気分になれるね。恥ずかしいね。でも可愛いから許すね。今後も持ち歩く悪寒。

▼ダブルクロス3rd「FTT2話」 2013.08.27 Tuesday

 長期「ダブルクロス3rd Edition」にプレイヤー参加してきました。
 去年9月に単発セッションで参加させてもらったキャラクター5人を長期キャンペーン化。なんと全5話の長編をやらせてもらうことになりました。ダブクロキャンペーンでプレイヤー参加だなんて久々! 今回は第2話です。
●GM・火種
●PC1・九重 いのり/PL:ろって
 「エグザイル/ノイマン」。かつてはUGNの東京支部に所属していたが、今は独立して法律事務所を開いている弁護士兼タクシードライバー25歳男性。雨の日、人間とは思えないような不思議な少女と出会い、同居することになる。
●PC2・吉井 笙子/PL:51
 「ブラムストーカー/エグザイル」。実年齢は40代ではあるが、能力の影響で外見年齢は20代に見えない女性。古い本屋の店主。知り合いの大学講師がある悩みを相談してきた。彼の不安を拭ってあげるため、かつての知り合いを頼ることに。
●PC3・飯田 堅一/PL:緑
 「モルフェウス」。空手道場の師範をしている33歳男性。オーヴァードではあるがUGNには所属していない。数年前に自分の道場を襲ってきたFHが再び街で暗躍していると聞く。再度戦うことに。
●PC4・鶴亀 千歳/PL:犬熊猫
 「ブラムストーカー/ソラリス」。UGNに長く所属している51歳の男性。再び現れたFHの魔の手と縁があるPC3・堅一のサポートをするようにと命じられる。本来の上司には内緒の任務を、こっそり受けることになる。
●PC5・根谷 肉郎/PL:マーサー
 「ウロボロス/オルクス/ブラックドッグ」。普段は30センチの喋る猫「ネロ」となって探偵業をしている32歳の男。近頃周囲に付き纏ってくるレネゲイドビーイングの青年曰く、街で噂話が流れたり事件が起きているという。調査をすることに。

 ウロボロス/オルクス/ブラックドックのPCをやってきました。
 長期のプレイヤー参加は久々だし、何よりTRPGでダイスをじゃらじゃら振るのも久しぶり。10面体を使うゲームもここ最近はやってなかったので物凄く楽しみで挑戦してきました。そして戦闘で何十個もダイスを振るのは楽しかったです。ダイスをいっぱい振るタイプのキャラメにしておいて良かった。1ヶ月に1回はTRPGを味わっておかないと禁断症状が出るタイプなので!
 シナリオは、長編の謎解きもののようなので今回は導入編。事件が起き、一応ラスボスにあたるNPCを退治したけどまだ謎は解けないし、黒幕は判らないし、仲間だったUGNの支部長がFHに裏切ってダブルクロス的な展開になってきたし、まだ守らなきゃいけないものがあるし……と次回に続く構成。久々のダブクロの雰囲気は良かった。情報収集であれこれどこいこうとプレイヤー内で相談するあの雰囲気が大好きです。ダブクロは基本シティシナリオだからそれが十二分に楽しめるしな。
 まだ判らないことが多くてモヤモヤがあるけど、それは次回への伏線ということで楽しみです。次回第3話が3ヶ月以上先なのがつらいなぁ。好きなPCでこれまた好きなロールをいくつもやらせてもらったので、ネロ&肉郎の感覚を残した今すぐに次がやりたい。それぐらいプレイしていて楽しいPCで、キャラロールをするのもラクで面白いキャンペーンやらせてもらってます。普段にゃんにゃんふざけたことを言って済ます猫で、大真面目なところは男性キャラとして出られるからお気に入りなPCだなぁ。ネロ&肉郎は。

 去年のセッションは2版使用だったので、3版にバージョンアップにするにあたって成長点ありリビルドを行いました。2版ではオルクスとブラックドックだけだったうちのこは、せっかく3版リビルドなんだし新シンドロームも使いたかったし能力値の相性も良かったので、ウロボロスになってみました。
 そもそものキャラコンセプトを壊したくなかったのでウロボロスらしいキャラメは出来なかったけど、なかなか面白いデータだったのでプレイできて満足。次回新PCを作るときはウロボロスの特徴を全面に押し出したPCをやろう。

▼アリアン2E「Re・PvP回前半戦」 2013.08.18 Sunday

 長期キャンペーン「アリアンロッド2E〜Re」第4回目、PvP回前半戦をしてきました。
●GM・マーサー
●R卓PC1・大津皇子/PL:MUMA

 「ウォーロード/モンク/ヒューリン」。荒廃したレイウォール国のリーダーとなった、飛鳥時代の皇族。
●R卓PC2・ジョン=H=ワトスン/PL:犬熊猫
 「プリースト/ガンスリンガー/フィルボル」。男装の麗人のレイウォール病院の軍医・小説家。
●R卓PC3・トゥーヴァ=ヴィンテ=ランピィ/PL:なちこ
 「ソーサラー/アコライト/エルダナーン」。「アラビアンナイト」のランプの魔人であり、レイウォール宮廷魔術師。
●R卓PC4・サー=ケイ/PL:ピロ
 「エクスプローラー/モンク/ヒューリン」。円卓の騎士で、レイウォール王国の財務大臣。
●e卓PC1・コンスタンティヌス11世/PL:辰巳
 「ナイト/ファランクス/ヒューリン」。エストネル王国の王となった、ビザンツ帝国最後の皇帝。
●e卓PC2・トーマス=アルバ=エジソン/PL:しゅうら
 「プリースト/フォーキャスター/ヒューリン」。エストネル王国に身を寄せる、アメリカの発明家。
●e卓PC3・ネコ/PL:51
 「ウィザード/フォーキャスター/ヴァーナ」。エストネル国王に仕える長靴をはいた猫。
●e卓PC4・雑賀孫一/PL:すずか
 「スカウト/レンジャー/ネヴァーフ」。雑賀衆頭領で、エストネル王国の軍事指揮担当。
 漫画「ドリフターズ」を元ネタにした2卓クロスオーバー企画セッション、ついにプレイヤー4人VSプレイヤー4人の対決編です。
 本来なら今日が最終回だったけど、キャラクターレベル12でPvPは6時間かけても決着がつかなかった。3ラウンド目のクリンナッププロセスを迎えたところで、予備日として設定していた来月に後半戦を持ち越すことにしました。その方が頭も煮えてないし余裕のある状態でエンディングフェイズも出来るし、最善。
 本日は第3話の補足説明、8人の顔合わせ、ただひたすら戦闘を見守るだけのGMだったので、セッション終了時刻になってもGM的には「え? もうこんな時間? 終わり?」という感想。ルールジャッジはしていたけど頭も使ってないしサイコロを一切振っていないので、全然疲れてない。寧ろ何もしなさすぎてタイムスリップした気分だ。もう1日終わってしまった感……。
 けれど、プレイヤー8人は全員中の人達が煮えて動けなくなるぐらい高カロリーの戦闘を3ラウンド間続けてもらった。分割して次回決戦決着するのが一番の筈。楽しみがまた来月にもあるということにしよう!

 セッション終了後、連日作っていたReメンバーへのお疲れ様プレゼント「みんなのキャラソン」という名のTRPGキャラの仮想イメージソングアルバムを渡してきた。特製ブックレット(ただのコピー本)付きで。みんな喜んでくれた。やったー。
 そしたら「まだ完結してないですけど」とプレイヤーの皆さんから寄せ書き色紙を貰えた。ひゃあ。すっごく嬉しい。去年の5月からの企画、構想はもう3年目に突入するキャンペーンのラスト……貰えて感慨深くなっちゃう。まだ終わってないけど。リプレイ作るまでが「Re」完結だけど。今夜はこれを枕元に置いて寝ようっと。

▼シノビガミ「出口なし」 2013.07.31 Wednesday

 単発「シノビガミ」セッションのPL参加してきました。
 2人プレイの単発シナリオ「出口なし」というのをしてきました。プレイ時間2~3時間ぐらいの短めセッション。お仕事後にさくっとやってきました。
●GM・すずか
●PC1・一色 椋/PL:ぷぇ
 「鞍馬神流(魔王流)」の10歳の、両手足が義肢の少年。物静かで、自己主張が乏しく抑えめ、小動物的で常におどおどしている。1人では歩くことも儘ならず、食事を取ることも難しいことから病院でリハビリをし、その最中記憶障害を改善するためにPC2の元でカウンセリングも受けている。
●PC2・漆嶌 軍冶/PL:マーサー
 「斜歯忍軍(御釘衆)」の32歳の、豪快で破天荒。口調は荒く、やや身勝手な言動の男性。理学療法士であり栄養士だが、医者と自称している男。 数ヶ月前に傷だらけで倒れていたPC1を拾い、それから付きっきりの看病をしている。

 あまりに萌えたエンディングを迎えられたので、リプレイを作っちゃった! 2日後の8月2日の日記に詳細を掲載しています!
 1日でリプレイを作ってしまおうと思える、大変萌えるシナリオとキャラクターとセッションでした。学生時代じゃないのによく頑張って作ってしまった。それほどだったということです。特殊なレギュレーションのシナリオだったけどさくっと終われる短めなものなので、詳しい感想はプレイレポートとしてここに書かないことにします。大体の感想はリプレイ本文に入れてしまっているので割愛! とにかく好みな結果になりました。

▼クトゥルフ神話TRPG「悪霊の家」 2013.07.20 Saturday
 単発「クトゥルフ神話TRPG」セッションのPL参加してきました。
 ルールブックに掲載されているサンプルシナリオに挑戦。クトゥルフは公式シナリオばかりプレイしてるなー。安定感あるから良い。
●GM・ゆるめ
●PC1・ハーマン=ベック/PL:なちこ
 35歳男性刑事。昔はヤンチャをしすぎていたが、年齢のため落ち着いてきた「おじさま」。霊感は強い。知り合いの不動産業から「とある曰く付きの屋敷がロンドン郊外にあるから見てきてほしい」と言われ、知り合いを連れて調査をしに行くことに。
●PC2・テオドーラ=グレイ/PL:ぷぇ
 25歳女性古美術研究家。双子の妹。兄のチャーリーとそっくりで、女性にしては大きく髪が短い男装の女性。少し不思議なものが好きで、オカルト関係に首を突っ込んでしまう性格。ハーマンからの誘いで「何かが出る」と言われる屋敷に向かう。
●PC3・チャールズ=グレイ/PL:マーサー
 25歳男性医師見習いの医大生。双子の兄。妹のテディとそっくりで、男性にしては小さく髪が長めの中性的な男性。妹に比べると落ち着いた性格。父の知り合いで時々相談役をしたハーマンに協力するため、妹のテディと共に後をついていく。
 1890年代ヴィクトリア朝時代が舞台のクトゥルフを楽しんできました。がっつりとSANチェック楽しめた!
 幽霊屋敷探索シナリオで、ラスボスである化け物を倒さない限り恐ろしい屋敷から出られないというオーソドックスな話。お約束展開なんだけどこれが楽しい。TRPGをやっていて1〜2年に1度はこの手の王道探索シナリオはしておくべきだと思う。初心に帰れる。初心の素晴らしさを味わえる。楽しかった。
 詳しいプレイレポート後日書きます。

 セッションがいつもより早く終わった日だったので(普段は夜の21〜22時までじっくりする)地元のお祭りに行ってきた。数年ぶりに綿あめを食べてみたり、かき氷や焼きそばなどお約束のものを買ってみたり。
 今後する予定の「シノビガミ〜雪時雨」と「シノビガミ〜出口なし」の参加プレイヤーさんと相談をする。ずっとやりたかったシナリオの秘密を見たら、凄い萌えた。シナリオに凄く萌えてる。こんなにプレイヤーがやりたいと思えたハンドアウトはなかなかないから早くプレイしたい。
▼アリアン2E「Re・R卓第3話」 2013.07.14 Sunday

 長期「アリアンロッド2E〜Re」第3話R卓セッションのGMをしてきました。
 2卓クロスオーバー企画セッションの第3話。こちらも昨日のe卓同様、キャラロールメインの外伝お祭りセッションでした。
●GM・マーサー
●PC1・大津皇子/PL:MUMA
 「ウォーロード/モンク/ヒューリン」。荒廃したレイウォール国のリーダーとなった、飛鳥時代の皇族。戦火に巻き込まれるレイウォール王国、それを守ろうとする軍人達、周囲の仲間を見て王は考える。
●PC2・ジョン=H=ワトスン/PL:犬熊猫
 「プリースト/ガンスリンガー/フィルボル。男装の麗人の軍医・小説家。事件解決後、突然友人は興味深い話をし始めた。神、超越的存在、この世界について、次元回廊ウズマキについて。不可思議な話が展開される。
 彼女は苦しみながらも従者を従え、女神らしく振舞い始めた。
●PC3・トゥーヴァ=ヴィンテ=ランピィ/PL:なちこ
 「ソーサラー/アコライト/エルダナーン」。「アラビアンナイト」のランプの魔人。前の騒動から2ヶ月が経過した、周囲は少しずつ今の世界に馴染みつつある中、書庫でとある人物の会話を聞いてしまう。

●PC4・サー=ケイ/PL:ピロ
 「エクスプローラー/モンク/ヒューリン」。アーサー王の義兄で、円卓の騎士。先日の大混乱からだいぶ経った。レイウォール王国が落ち着き始めた頃、安定するまで2ヶ月の間に何が起こったか、皆の前で話し始めた。
 漫画「ドリフターズ」を元ネタにした2卓クロスオーバー企画セッション、後半戦。
 テーマは前日eと同じ、「最終回前に仲間内でやり残した、話し忘れたことはないか?」。R卓のPCは平均年齢が高い成人キャラばかりなので、大人同士の会話や、食事をしながらの思い出話、酒の付き合いから生まれる友情などややシリアス寄りなシナリオをしてきました。大人なキャラが本音をぶつけあって、心の握手を交わし合う。元々大人で落ち着いていたパーティーから、信頼し合う者達の熱くもべたべたしてない関係にランクアップできたかと。
 その中にも世界の謎や、超越的存在のこと、ルージィルや欺く神、新たな漂流物、ウズマキのこと、遠くの国との共闘の話……。キャラロールでの雑談だけでなく、長期キャンペーンシナリオとして必要なこともちゃんとやりました。
 今回の目標は無事達成。楽しかったー。
 戦闘は相も変わらず恐ろしいダメージのぶつけ合いと運の勝負。終わって良かったとほっとしながら、2日連続セッションも終了。予定していたキャンペーンの半分以上終了で、残すは来月の最終回PvP回のみ。

 GMの仕事は半分は終わりました。その間、約1年。最終回はまだだけどもうすぐエンディングだ。この晴れやかな気持ちのまま最終回に臨みたいな!

▼アリアン2E「Re・e卓第3話」 2013.07.13 Saturday

 長期「アリアンロッド2E〜Re」第3話e卓セッションのGMをしてきました。
 本編から外したつもりのお祭りセッションでした。2卓クロスオーバー企画セッションの前半3話だよ。
●GM・マーサー
●PC1・コンスタンティヌス11世/PL:辰巳
 「ナイト/ファランクス/ヒューリン」。エストネル王国の王となった、ビザンツ帝国最後の皇帝。大崩壊の穴から生じた妖魔達の中にリディル・バウエスがいたという報せが入る。
楽しい時間と多忙な日々の中、新たな戦いに身を投じる。
●PC2・トーマス=アルバ=エジソン/PL:しゅうら
 「プリースト/フォーキャスター/ヒューリン」。1300もの発明をしたアメリカの発明家。エストネル中の資料を調べている飛鳥時代の皇子・川島皇子が、自分を始めとするみんなを呼び出す。彼は世界の謎について語り始めた。
●PC3・ネコ/PL:51
 「ウィザード/フォーキャスター/ヴァーナ」。ヨーロッパに伝わる民話・長靴をはいた猫。
エストネル王国は動き出して1ヶ月が経つ。エメスがとある本を持って尋ねてきた。「お祭、やらないの?」と。
●PC4・雑賀孫一/PL:すずか
 「スカウト/レンジャー/ネヴァーフ」。戦国時代の傭兵団・雑賀衆頭領。先日の大混乱からだいぶ経った。エストネル王国が落ち着き始めた頃、安定するまで1ヶ月の間に何が起こったか、皆の前で話し始めた。
 漫画「ドリフターズ」を元ネタにした2卓クロスオーバー企画セッション、前半戦。
 テーマは「最終回前に仲間内でやり残した、話し忘れたことはないか?」。それを考えたとき、e卓にもっと必要だった「全員で楽しむ時間」を取り入れようと、自分達の領土でお祭りを企画し、国民や観光客に提供し、自分達も楽しむという、まさしく「お祭りセッション」をやってきました。
 国王とその周囲の話。心の葛藤。ツンとデレ。信頼。全員の敬意の行方。儀式の謎……どこも外せないものになったと思う。
 最初の頃に言っていた「プチセッションを想定してます」はどこにいったものやら、戦闘もそこそこやったらガチセッションになってした。相変わらず時間配分とパワーバランスが巧くいかないGM。でも手加減はしたくなかった。やりたかったロマンも追求した。手間は掛かってしまったけど不満は無い。終わって楽しかったと言える1日になりました!

 明日は第3話R卓です。また二日連続セッションです。明日も万全の状態で臨まないけどやや不安の残る準備。でも調整は大丈夫のはず。なんせ使用しているデータは同じだから負担は半分! 気合入れて体力回復して頑張るー。

▼アナザーワールドSRS「越境ソドム」前編 2013.07.06 Saturday

 「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。
 単発セッションの予定が時間の関係で前後編に分割。それぐらい濃い内容のシナリオ作りました。
●GM・マーサー
●PC1・武田 明虎/PL:犬熊猫
 「魔術師/霊媒師/世界遣い」。28歳男性。助教授。不幸な体質で、お化けが苦手。視えてしまう能力ではあるが「幽霊はいない」と信じて、異能の世界から離れて生活している。仕事の帰り道、仕事仲間であるPC2・翼と共に異端によって誘拐されてしまう。
●PC2・都築 翼/PL:しゅうら
 「狂戦士/世界遣い」。28歳男性。心理学教授。PC1・明虎と共に異端に誘拐、監禁されてしまい、教会のエージェントと名乗る男性・高坂と出会う。明虎と同じようにやや不幸体質で、教会には所属していないが能力はそこそこ扱うことができる。
●PC3・花井 さみどり/PL:51
 「狂戦士/処刑人/異端者」。25歳女性。教会エージェント。殺人鬼マニアで猟奇的な趣味を持つ、丁寧でお淑やかな女性。教会内の書庫を清掃するバイトをしている中、10年前に起きた未解決事件ムーンスローターについての資料を発見する。
●PC4・椚 レニ/PL:すずか
 「感応力師/狩人」。年齢不詳の男性。異端狩りを生業としているハンター。穏やかでへらへら笑う仕事人。PC3・さみどりと共に書庫清掃のバイトをしている最中、突如謎のメッセージを受信してしまう。「助けてくれ、我々はムーンスローターに捕らわれている」という……。

 単発AWセッションでした。
 ループシナリオでした。重いシナリオでした。頭痛くなる系のシナリオでした。とても難産で前日まで頭を抱えて作りました。その結果の力作シナリオ! 楽しかった!
●元々このセッションが立卓した理由が「GMが一番好きな『テーマ:殺人』のシナリオがやりたいから」。という訳で、私・マーサーの好みの要素をとことん詰めてみた。とにかく私の好きな要素を詰め込んだ!(暴力AV、監禁脱出、罪悪感の魔術師、クトゥルフ色、地獄の無限ループ)
●乱交プレイから始まるスナッフフィルム、猟奇殺人をインターネット上に公開、未解決事件、閉鎖空間と拷問、そこからの脱出……凄く好きなテーマを押し出してみた。そこに更に好きなループ要素も足してみた。
●それと、大好きなクトゥルフ神話のムーンビーストネタをやってみた。ついでにニャル子様も。「AW」の魔術師には≪這いよる混沌≫というAW至上最強技があって……それから啓示を受けて。
●当初からやりたいループネタがあったんだけど、それを説明するのが大変で大変で。試行錯誤しながら文字化してプレイヤーさん達の様子を伺ってみたら……皆さん楽しいと言ってもらえた。よっしゃ。
●NPC・高坂には頑張ってもらいました。高坂もPC1〜2と猟奇殺人犯に攫われてもらいました。これがなんだか大好評。高坂嬉しい。
●高坂がメインNPCなので、教会の人としてのNPCに、ときわを登場させてみました。自分がときわをNPCで操る「AW」はもしかして初かな? もっとトキリンのキャラロールしたなぁ。ロールが楽しいからトキリン好きなんだ。
●今回やりたかったこと。PCだけではなく、プレイヤーの分断プレイ。4人プレイで2組に分かれてもらい、PC1〜2は監禁されたチーム。PC3〜4は被害者を探すチームに分かれてもらい、2組の情報共有手段は「限られた場所(犯人から目を盗める所)で、3分間だけ打てるメール」のみ。情報収集シーンも片方のチームのプレイヤーさん達には聞こえないようにし(音楽を聞いてもらっていた)、リアル時間3分のメールのやりとりをしてもらいました。
●だって、お互いの状況が判らない状態でメタ推理してもらいたくなかったから。当初は部屋を2つに分けてのプレイを考えていた。面倒だから同室でヘッドホンで音楽を聞いてもらうことで分断を可能にしたけど。
●待ち時間が長いオフラインセッションなのでストレス溜まるだろうからどうだろう……と思って心配でしたが、実際シーンに登場していない待ち時間タイムは筆談と作戦タイムに使うことで、時間の有効活用をしてもらいました。
●3分間のタイムリミット(タイマーで計ってやりました)内で、「助けて!」のメッセージをヒントと共に送る被害者組。助けるためにヒントを聞き出そうとする救出組。メールを打つ手が震えるという、一番見たかったものをやってもらえて満足。
●時間が掛かるセッションでしたが、いつかやりたいとずっと思っていた「プレイヤー内での分断」が出来て良かった。
●難しい推理(個人的には中難易度ぐらいのつもり)を解いてもらったときの、アハ体験の顔を見ることができた。
●でも難しすぎるSF的な課題にブチ当たって、「???」の顔も見てしまった。これはこれでいい。正直、その顔も待っていた。
●セッション時間が押していたので、単発セッションのつもりが前後編に分けることに。次回は月末、クライマックスフェイズの戦闘シーンとエンディングをします。

 クライマックスには進んでしまったけど、まだ勝てるかどうか判らない。今回のシナリオでは「ラスボスを倒しても負けの可能性のある」ギミックを仕込んでみました。たとえ敵に勝ってもバッドエンドはありうる。どうなるんだろう。
 早く後半戦したーい!

▼アナザーワールドSRS「アウトレイジエリア」1話 2013.06.30 Sunday

 長期「アナザーワールドSRS」第1話のGMをしてきました。久々のBLシナリオでのAWセッション!
 単発にするとやや足りない中編シナリオぐらいの長さだったので、前後編に分けた新シリーズです。今日は前半戦、説明パートの多いけど戦闘もきっちりやってきました。
●GM・マーサー
●PC1・氷棚 叡斗/PL:なちこ
 「魔術師/闘士/領域遣い」。18歳法学部大学生。真面目な性格で、やや古風で堅苦しい口調の青年。異端事件の弁護士になるべく勉強中。年末に提出するレポートのために、異端刑務所に見学することが決定。雪がちらつく東北の某小島へと飛行機に乗り込む。
●PC2・渡瀬 統十郎/PL:辰巳
 「狩人/世界遣い」。27歳。リプレイ「ギフトメモリーホール」のPC2・渡瀬由貴乃の実兄。東北の孤島にある精神病院兼異端刑務所の看守。実力あるベテランのエージェントだが、のんびりした口調で楽観的、迫力に欠ける人物と見られやすい。急遽、とある囚人の移送の任に就く。

 レベル10開始の2人シナリオをしてきました。情報収集シナリオで、レベル10の2人セッション。滅多にないレギュレーションで、少し特殊なシナリオ構成にもしているので……楽しかったんだけどやっぱり説明パートが長かったのが反省。
 それも踏まえての前後編の2話編成予定だったので、そのことを気にしないようにしながらのんびり進行でしてきました。途中で何度も休憩時間を挟んだり、雑談を多めにしたり、普段よりセッション時間を短めにしたり。でも1日で終わらせるシナリオにすると長すぎるという。
 なので、終わった後にやや物足りなさを感じるけど「次が楽しみ!」と前向きに考えられるし、終わった後に疲れたから倒れるという事態にならないので心地良く本日を終わらせることができました。やりきって倒れるのは幸せだけど、疲れないのが一番。昔よりも体力が落ちているので最近1日がかりのセッションが出来なくなってきたし、無理せず前後編編成のプレイがやみつきになってきた。
 でも……やっぱりのんびりすぎる進行は「勿体無い」って思っちゃうなぁ。それに特殊なレギュレーションなのでどうしても実際のロールよりもGMの説明の方が多かった。折角のBLシナリオなのにキャラクターロールに専念できなかった。物凄く反省! 次回は時間も空くし楽しみを胸に挑む訳だし、キャラもどんなものか心構えができた状態でプレイできるので、絶対に楽しいマスタリングをしよう!

 そんな感じで反省点の多い前編でしたが、終わった後に「PCの2人に会いたい」「NPC達があの2人と話したい」と思えるぐらいには、萌えました。キャラもシチュも。
 PC1の叡斗君は子供キャラなのに大人らしく、PC2の統十郎さんは大人キャラなのに子供らしく、とどちらも良いツボを抑えたキャラでカッコイイ台詞、カワイイ台詞を双方言ってもらえました。シナリオが異端刑務所が関わるネタなので、「弁護士を目指す学生」と「ベテランの看守」らしい正義の台詞も聞けて満足。燃える。早くNPC達になってPC達ともっとお話がしたいなー。その前にリプレイも作るんだー。これは絶対萌える良いBLリプレイになると自信!
 戦闘も1回だけの小規模な戦い(ミドル戦闘のみ)だったけど、そうとは思えないカロリーの高い戦法を繰り広げた良い戦闘だった。PCの2人のキャラメも敵のデータも面白かった。ああ早く続きやりたいなー!

▼クトゥルフ神話TRPG「とある漫画家に起きたこと」 2013.06.23 Sunday

 単発「クトゥルフ神話TRPG」プレイヤー参加をしてきました。
 クトゥルフプレイ2回目。やればやるほど「クトゥルフって良いゲームだなー」って思う。どんどん好きになっていくクトゥルフ! 早くルルブ買おう。
●GM・なめこ
 大木戸リサという漫画家がいる。彼女は人気漫画家だったが体調を崩し、長野県の廃村にて療養生活をしていた。そんな彼女から手紙がやってくる。「最近変な黒い影が屋敷の周りで現れるようになった。怖いから相談相手になってくれないか」。山奥にある洋館へ招待する手紙だった。
●PC1・雨村 恵/PL:カネ8
 プロ林業。25歳男性。大地主の直系長男で、後継ぎ。プロの農家および林業に専念し、野生動物の対処(素手で熊やイノシシを召す)や大型の道具(斧やノコギリ)の扱いに長けている。療養中の漫画家・大木戸リサとは親戚関係で、彼女を「リサ姉」と呼ぶ。
●PC2・大木戸 ののみ/PL:マーサー
 9歳の小学4年生。まだ幼女だが、幅広いオカルト知識を持った少女。iPhoneはもちろんiPadなどを常に持ち歩き、どこでも検索できるようにしている。大木戸リサは母の妹であり、親しい叔母として彼女が療養している屋敷に遊びに来る。
●PC3・春夏秋冬 和成/PL:犬熊猫
 私立探偵。39歳男性。名字は「ひととせ」。PC1・恵や大木戸家とも親戚。立派な収入のある探偵だが、大きな仕事を受けては長い休暇を取っているから仕事をしていないように見られている&毎日働き休みが無い農家一族としては弛んでいると思われている不憫な知識人。

●PC4・宇奈月 紗季/PL:ピロ
 自衛官を目指す女子大生。21歳。自衛官としての自覚や才能、能力はもちろん、サバイバル能力や格闘術に長けている。他のPC達と同じくPC1・恵の分家。少しだらしがない(ように見られている)和成の世話を焼いている。

 以前プレイさせてもらったクトゥルフは、学生達の夏の一幕を描いた夏休み冒険記でしたが、今回は「戦闘をきっちりやるよ!」とGMに脅されていたほどの戦闘シナリオ。
 なので戦闘技能用に特別ポイントが支払われたり、現代舞台でもPCが4人の中、3人が戦闘可能キャラ。その結果、耐久値SAN値もほぼ無傷のままセッション終了。なんということでしょう。
 公式シナリオなので、内容自体はネタバレ無し感想。
●色んな動画で知ってはいたけど、うわ、マーシャルアーツ、強すぎ。
●某ライダーキック魚人や無職探偵、その他大勢の格闘キャラは強いと知っていた。流石に4D6もダメージロールを振るPCはいなかった。2D6程度。それでも強かった。心強く、バタバタと敵を倒していった。……つまりどんだけ4D6は強いの。バランスブレイカーなの。
●GM曰く「少し判断ミスしていたら死者が出るシナリオだった」。それでも耐久値がほぼ減らず、危機感の覚えるSAN値現象も無く、平和に終了。1回でも失敗してたら即死だった判定に成功し続けたからの頑張った結果の筈。この緊張感がクトゥルフの良いところ!
●数の暴力で襲いかかる敵から、見事逃れられたからの勝利。全員生存、発狂無し、良かったー。
●女性漫画家がメインNPCのセッションだったため、どうしても同人的な話が盛り上がってしまうふしぎ。
●全員金持ち設定で、PC総家族。安心して合流できるし、「家族は守る」という明確な目標が作れるからシナリオに乗りやすい。しかも金持ち設定だから、ある程度の無茶な注文もギャグでもシリアスでも対応。なんてやりやすい環境なんだ。
●いくらGMが「戦闘をするクトゥルフだ」と言っても、PC全員4人とも戦闘ができるキャラなのが気に食わないので、自分(PC2)は幼女キャラにして後衛特化にした。その結果、クトゥルフ神話技能が何度もゲットできるおいしい立ち位置を貰えた。やったー。
●SAN値が0なNPCは面白いギミックにはなるけど、「絶対に理解し合えないキャラクター」という明確なデータがあるから、どんなに話しても説得がきかないのが悲しい。その非情さと、そうなってしまっては後戻りはできないというのが緊迫感を生んでより良いドラマになるんだろうけど。扱いに困ってしまった。
 iPadに魔術所をスキャンコピーして扱う小学生。良いネタだしお気に入りの造形なので、そのうち何かのセッションに使いたいぐらいだ。

▼アナザーワールドSRS「冥夜行路の非常灯」 2013.06.15 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS」のGMをしてきました。
 企画誌に寄贈する短編リプレイの収録です。「3つのお題でTRPGシナリオを作ろう」という同人誌企画で、今年のテーマは「機械仕掛け」「おじさま」「救出劇」の3つ。今年もマーサーは十八番のシステム、「AW」で参戦するためやってきました。
●GM・マーサー
 夜行列車『プルート』。教会の仕事を忘れ、豪華な列車ツアーに乗り込んだ2人の男女。最高の旅を過ごしていると、2人の部屋に一人の男性が押し寄せてきた。なんと断った異端討伐の仕事を叔父がやっていると告白され……。
●PC1・軒山 知史/PL:ピロ
 「闘士/世界遣い」。19歳大学生アルバイター。拳での連続攻撃を得意とする。ぶっきらぼうで硬派な性格だが、動物好き。PC2・織絵に猛烈なアプローチをされているが、まだ若いからという理由で回避し続けている。それでも2人でやってきた列車旅行で、叔父と再会する。
●PC2・保阪 織絵/PL:すずか
 「霊媒師/聖職者」。17歳女子高生巫女。お札で攻撃をしたり、聖域を作り出すことを得意とする。厳格な家に生まれ、謹厳実直な父に育てられていたところ、PC1・知史に恋をし、アタックし続けている。ぶっきらぼうな彼が誘ってくれた列車旅行をとても楽しみにしている。

 「寝台列車に乗って異端を退治する」というミニセッションです。
 普段なら単発でも4時間ぐらいのオフセをしているけど、今回は合同誌寄贈リプレイという企画物なのでセッション時間は2時間ぐらいの短いシナリオを作りました。なるべく短く、それでも内容は濃いものを目指してプレイ。
●今年の3つのテーマを入れた、さっくりしたシナリオをマスタリングしてきたのですが……。参加者の方々に、とても感動的なシナリオにしてもらいました……本当に良いお話になりました。
●ネタを、プレイヤーの方々に「凄い!」と言ってもらえました。そして自分も「凄いだろ!」と自信作です。とはいえ、ここまで「凄いぞ!」と言えるのは勿論やっていただいたプレイヤーのお二人の力あってのこと。いつもしないタイプのハンドアウトが成功したのも、「AW」をやり慣れたお二人を招待したから。本当に素敵なロールをしてもらって鳥肌ものでした……。
●見事なダイス目。まさかの危機にドラマが想定していた5倍も10倍も跳ね上がった。
●正直出目が悪く、敗北、全滅、まさかの悲惨なオチなリプレイになりかけたところ……。「ロリでもルージィルさんでもいいから助けてー!」と叫んでいたところ、それでも、GMが用意していたネタとしては完璧すぎて震えが止まらなかった。
●出目の悪ささえも神シナリオの布石でした。
●いつものセッションの3分の1、たった2時間のセッションでもこんなに感動できて楽しめるなんて。最高の「アナザーワールドSRS」のシナリオになって嬉しい。終わった後に「良かったー」「ありがとうございますー」が止まらないなんて幸福。

 寄贈リプレイ、張りきって作ります。これは絶対良い物になる。編集も頑張っちゃおう。

 夏、暑い。6月なのに真夏の気温と湿気で倒れかけたけど、アイスを食べて身体を冷やし、糖分を摂取したら頭の回転が良くなってスッキリ。回復量が凄まじい。
 今後夏場のセッションの前は必ずアイスを食べよう。前日にアイスを買ってきておこう。これは心地良くセッションをするときの良い手段だ。なによりアイス美味しいからテンション上がる。単純だけど忘れず取り入れよう!

▼アナザーワールドSRS「剣」 2013.06.08 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS」にプレイヤー参加してきました!
 やったー、最近AWでプレイヤーいっぱいやらせてもらえている! 人様のプレイ見せてもらえる幸せ。
●GM・焔
●PC1・伏見 たまき/PL:すずか
 「狂戦士」。17歳男子高校生。先祖還りで獣(狼)に変身する。真面目で優等生な剣道家。道場を経営している家の生まれで、幼い頃から剣道の稽古に励んできた。最近共にけいこをしてきた親友の様子がおかしいことに気付く。
●PC2・ティナ=オガーシュタイン/PL:マーサー
 「魔術師/狩人」。35歳異端研究者女性。教会のエージェントではないが教会の協力者。舞台のS市に滞在せず、車を使って移動を続けている。連続傷害事件の発生のため、教会の仕事を手伝いに異端者「村正」を追う。
●PC3・結繰/PL:ろって
 「闘士/稀人」。大正時代生まれのからくり。見た目は古めかしい外見の幼い少女だが、ゆっくりボイスのような声と喋りをする最先端ロボ娘。長寿のため、龍の聖剣とは知り合い。その縁で聖剣からの依頼を受ける。

●PC4・佐川 泰明/PL:辰巳
 「感応力師」。23歳男性エージェント。支援の技能に特化しており、優しく生真面目で常識人、良い意味で一般的な感性を持ったごく普通の青年。教会の専業エージェントとして活動しており、拾ったからくりの結繰と共にアパートで過ごしている。

 異端が発生した街で犯人を追いかけ、ヒロインのNPCを救い出すというシンプルなシナリオをやってきました。プレイヤーさん達はいつも「AW」をプレイしてくれる方々なので安定のキャラクター。シンプルかつ強力に圧倒されました。
●「どんなクラスでも特化は強いよ」と言い続け、現に「アポクリズモス」の恭介くん(レベルを狩人に全つっこみ)や「ビクガル」の鴉華羽(同じくレベルを全て闘士につっこみ)がとても強力なPC。今回の卓には狂戦士特化の完全前衛と感応力師特化の完全後衛がいました。……凄かった。
●感応力師特化のPC4・佐川さんの支援のプロっぽさ。カッコイイ。ターンが来るたびに訪れる安心感。ジャラジャラ振る回復ダイスや支援の嵐、何もかも任せられる安心感はキャラクターもデータも全部から滲み出てた……。
●回避値をとことん上げ、≪カウンター≫で攻撃する狂戦士特化のPC1・たまきくん。≪カウンター≫カッコイイ。確実に避け、確実にダメージロールに持ち込む最強の戦士、カッコイイ! 攻撃するたびずっと「≪カウンター≫いいなぁ!」「≪カウンター≫カッコイイ!」と言いまくってた。
●特化ではないけど≪カバー≫役だったPC3・結繰ちゃんが超頼りになった。高機動からくりはどんなシーンも可愛い。最近東方が好きになっていたときに「ゆっくり霊夢みたいなキャラ」で可愛いキャラ絵を見せてもらえて、そりゃ盛り上がる。私は中学生にも満たない少女キャラ好きだし!
●自分もなかなか面白いキャラメが出来て満足。ずっとやりたかった魔術師の後衛火砲、バステを連続で叩き出すデータはお気に入り。これはまた違うところでも生かしたい。
●プレイレポートの感想でいきなりキャラクター語りをするのは、シナリオ中でループする(バッドエンドになったので、ロリの力で時間を戻す)際に代償決めのキャラクター達のシーンに感動したから。そのときのキャラ達が好きだから。
●PC1以外の3人は代償を支払わなくてもいい、自らループを選択する価値は無い……という状況から、PC1の心の声を通じて1人、2人とループする仲間を作るところが、「おおっ」というシーンだった。PC1はループしてでも救いたいものがあるから頑張る、その頑張っている姿を応援しに手伝う。良かった。
●と言いつつうちのこのPC2は、ループ否定派だったので代償支払わずにいたんだけど。その選択も「それっぽくなった」とちょっと満足してたり。「代償を支払えばループできるわよ」という提案に対し「だが断る」、そういうキャラがいてもいいよね! 卓の妨げにならないようにはしたいけど、この決断は悪くないと思いたい。好きなので何かに使いたい!

 セッションの流れを滞りなくするためにロールをするんじゃなくて、キャラの心情でとか損得感情でロール……必要なことだなと改めて思う。
 セッションを進めるためだけに駒の行動を選択するんじゃなくて、中の人も外の人も納得できるロールをしないと後悔するよなぁ。次回はワガママじゃない程度に自分の意思を大切にしよう。みんなから真似したいものをいっぱい見せてもらえた。次のGMではそれを参考にしていこう。

▼メタリックガーディアン「結集、ガーディアン!」 2013.06.02 Sunday

 初プレイ初GM、単発「メタリックガーディアンRPG」をしてきました。
 サンプルシナリオ「結集、ガーディアン!」をクイックスタートでプレイしました。
 楽しかった! 初めてで躓くこともあったけど、超好きな世界観でロボットジャンルを遊べて楽しかった!
●GM・マーサー
 悪のテロ組織「ディスティニー」はアビスシードを宿す少女・御神楽カエデを狙っていた。カエデを我が手に収めるため、平和な街に迫る奈落獣アドラスティア。だが燃える街の中から、一機のスーパーロボットが立ち上がる。
●PC1・鋼 光一朗/PL:ピロ
 「ストライカー/スーパー」。17歳男子高校生。研究者・鋼ダイゾウ博士の孫。だが本人はごく普通の一般高校生。テロリストとロボットの戦いなど遠い世界のことだと思って生きてきたが、祖父から一機のスーパーロボットを託される。
●PC2・朝比奈 りんご/PL:すずか
 「ストライカー/カバリエ」。17歳女子高校生。民間軍事会社「フォーチュン」所属のパイロット。助詞を使わないやや無機質な喋り方をする、少年のような少女。真面目でしっかり者の性格で、クラスメイトの女子・カエデのことを気にかけている。
●PC3・ゼナ=レムリアース/PL:ろって
 「コンダクター/ファンタズム」。17歳男子高校生。魔法王国「レムリア」に仕える騎士。騎士道を重んじる騎士の中の騎士。「ディスティニー」のエースパイロット・シャルルによって宝を奪われてしまったことから、レムリア国女王の勅命を受け、イヅモの高校に留学生としてやって来る。

●PC4・ドレスティア/PL:火種
 「コンダクター/スイーパー/ベテラン」。36歳男性。ゆるふわオッサン。異世界からやって来たベテランパイロット。現在は「フォーチュン」に身を置いている。PC1・光一朗の祖父・ダイゾウと親しくしていた。ダイゾウの願いにより、戦いのことを知らぬ光一朗の面倒をみることになる。

 サンプルシナリオを改変してGMしました。
 まず真っ先に出る感想は、面白かったということ。
 「アルシャード」で嫌いだった部分が解消されたSRSで最高だった。青春時代をガンダムシリーズ始めスパロボ参戦アニメを見つぶすことにかけてた自分には一番あってるTRPGシステムだったのかもしれない。演出もすぐイメージできるし、シナリオもキャラクターもどんどん思い付く。初プレイのゲームだったから躓くことを覚悟してたけど、好きな世界観だから終始楽しく読み解けた。
 サンプルシナリオ&クイックスタートだけど、こんなに思い入れ深いセッションができたなんて。プレイヤーさん達が最高だったのもあります。素晴らしいスーパーロボットでした!
システム自体の感想。「アルシャード」で嫌いだった部分:加護システム。キャラメが「キャラクターを作る」ではなく「加護を持ってる駒を作る」作業になるのが嫌いだった。だけど「メタガ」では加護は選択制。このルールがあるだけで「あのクラスはいらないけど加護が必要だから習得しないと……」が無くなった。自分の理想のキャラ(ロボッ)トを作れる。物凄く良い改変!
●必須クラス(ガーディアンクラス)が1レベルだけ選択し、あとは3つの役割クラス(リンゲージクラス)から選択させるというルールのおかげで、必然的にクラス被りを生み出して加護選択の機会を増やしているのも良いルール。
●数あるSRSのゲームの中で「メタガ」が一番好きです。自由度、演出の幅、判りやすさ、何においても。
●スクウェア戦闘ルールもスパロボっぽくて良い。小隊システムっぽいし。
●命中値と砲撃値、ダメージ方法が2つあるのも雰囲気が出て良い。ダメージ量の大きさ、ダイス数の多さも他のSRSより何倍も大きいのも「巨大ロボットでの頂上決戦!」イメージが出て好感高い。でも基本はSRSの判りやすい加算するだけのルール。すんなり入れて、説明する箇所も限られてる、世界観に至っては自由なのも良い。
●公式サイトからルールサマリーページがダウンロードできるのが、何より好感度高い……! 些細なルールや世界観説明、バステ表まで揃ってるって、至れり尽くせりじゃないか。しかも使いやすいルールサマリーなんだ、これが……。
●必殺技と加護システムの相性の良さ。叫ぶところがちゃんと用意されている。表が無駄になってない!
サンプルシナリオの感想。ネタバレ無しで。「悪の結社が才能を持ったヒロインを狙って、それを助けるためにPC1が立ち上がり、PC2が支援し、PC3がライバルと戦い、PC4が皆を見守る」……ありきたりなシナリオ、と思った時期が私にもありました……。
●ありきたりだけどサンプルシナリオだから仕方ないか、と思ってたけど……「加護システム」というルール面を生かしたギミック、「スーパーロボットが主役」という舞台設定、「PC3のハンドアウトにあった宝」という細かい設定、「敵が襲いかかってくる理由」「PC1が参戦する『本当の意味』」……全部作中で明確に説明されてる、無駄な無い話でした。
●ルルブを買ったときに読んで「PC1がヒロインを守るためにロボットに乗る話ねー、ありきたりだなー」と思ってそのままセッション開始しましたが、途中で「PC1が戦う『本当の意味』」が判って、あ、なるほど、それであーなって、こーなるから、こりゃ確かに第1話だ……と。感動。
●参加者さん達が大体スパロボ知ってる人達だったので、「それっぽいシーン」が沢山作れて、スパロボ厨としては大歓喜。
●何のルルブでもサンプルシナリオのGMをするにあたって困ること:描写が数行しか書いてないこと。でもスパロボ脳のおかげで「それっぽい演出」がいくつも浮かんだので、なんとか乗り切りました。PC3のオープニングシーン、ライバルが現れて演出戦闘で宝を奪うシーンは……それなりに雰囲気作りに成功したし。カッコ良く作れた!
●情報収集が始まるまでダイスを振れないのはつまらないので、オープニング段階でダイスを振るイベントを設置してみた。例えばPC4がPC1を救う必須シーンに判定をさせて、失敗したらPC1のHPにダメージが入るような緊張感を入れるとか。こういう改変をいくつも入れてみた。入れないよりはずっと良いテンションアップになったと思う。
卓の感想。たった1行しかルルブには書かれていないことを膨らまして、いかにNPCを好みにするか。今日は成功しました。調子が良かったんだ。ライバルロールをカッコイイと言ってもらえたし満足。
●今日のプレイヤーさん達もPC達も、全員テンション高かった。まあ、スパロボだから。
●PC3の騎士様が、いきなり騎士ロールで全員テンション上がる。超強気まで気力アップのような感じになる。あれが幸先良かった。オープニングなので負けロールになる訳だけど、それでもカッコイイロールの数々。
●ロールプレイ称賛システム(番長ポイント、チット的なもの)が無いので、セッションお菓子をみんなで投げつけて「カッコイイ!」「カッコイイ!」の嵐が始まる。
●PC1が何も知らないロールから、巻き込まれて……でも自分で戦いに行って、叫んで……という「これこそ主人公!」をやっていただけた。この舞台では重すぎる主人公としての役割を、完璧に演じきっていただいた。凄い。
●紅一点のPC2が軍人少女だけどマスコット的な動きをするので、何をするにも「カワイイ!」の嵐。だけど軍人成分もあるので「カッコイイ!」。プレイヤー本人いわく「マギのモルジアナ+進撃のミカサ」という最強女子の破壊力は、色んな意味で凄かった。
●PC4は少年少女達を見守る年長者ポジション。渋い役……ではなく、「異世界人」という特殊ライフパスのおかげでゆるふわ不思議存在に。そして、ダイスで決めた機体名が「超銀河グランザイム・イェーガー」。何もかも名前で持っていくとか、いじりやすいキャラ、口滑りの良い名前、それでも頼れる能力。卑怯で凄かった。
●戦闘はギリギリ難易度で、楽しくない訳が無い。ブレイクのルールは正直苦手だったけど、こんなにブレイク自体が楽しいとは思わなかった。今まで持っていた苦手意識を払拭できる良い戦闘ができました。

 PC側の加護を全て使い切って、ギリギリの戦闘終了。終わったときの感触が良いと次回に期待したくなる。
 今度はオリジナルシナリオでGMをして、フルスクラッチでキャラクターメイキングをしてもらいたい。スパロボ大好きだからシナリオはいくらでも出てくる、寧ろスパロボの攻略本がシナリオブックになる。あんな戦闘こんな戦闘やってみたいなー。次の準備を早速します!

▼アナザーワールドSRS「メビウスゲーム」0話 2013.06.01 Saturday

 新長期キャンペーン「アナザーワールドSRS〜メビウスゲーム」のキャラクターメイキングをしてきました。8月からセッションスタートする、8月が舞台のデスゲームの準備回です。
●GM・すずか
●PC1・三谷 共生/PL:51
 「感応力師/領域遣い」。24歳の男性。動物園の飼育員。記憶喪失のまま「とあるゲーム」に参加する。
●PC2・藤崎 蒼乃/PL:MUMA
 「闘士/世界遣い」。17歳の少女。高校2年生。夏休み中に事故に遭い、「とあるゲーム」に参加しなければならなくなる。
●PC3・諏訪 風羽子/PL:マーサー
 「感応力師/聖職者/処刑人」。12歳の少女。教会のエージェント。任務のために「とあるゲーム」を追う。

●PC4・ハチ公/PL:ぷぇ
 「闘士/狂戦士/稀人」。オス。ハチ公。PC2と同じように、逃れられない理由で「とあるゲーム」に参加することになる。

 全4〜5話の長期キャンペーンのキャラメ、キャラクターレベル5でしてきました。
 まだシナリオ導入部も見えてないのでどんな話になるのか判らず楽しみ。実際のセッションは2ヶ月後の8月スタートなので、それまでに長期で活躍できるキャラを育ててレベルアップ計画も立てなければ。
 念願の「AW」長期プレイヤー参加、どきどきです。わくわく待っている。その前に「AW」はプレイヤー参加もGMも何卓もあるけど。これからいっぱい「AW」の予定だ。良い時代になった。わくわくわく。

 キャラメ中、超悩んだけど早くも戦闘するのが楽しみなPC3のデータを作れました。
 処刑人特化で、≪薬物調合≫によるドーピング+≪躍動の呪歌≫使いにしようと計画中。マイナーで味方全体を回復、メジャーで味方単体を支援。固定値とダイス数を確実に増やして、【HP】も【MP】も、味方のダイス数もダメージ量も、敵の達成値ですら上下自在にしまくる後衛キャラをやります。あれもこれもやるので実際どれだけ妨害できるか判らないけど。でも一番データ勘がある「AW」で長期をやるんだから、自分が出来る最高の支援キャラをやろう! 支援キャラ大好き!

 半日出勤して、半日頭を使ったキャラクターメイキング会議をするという1日でした。……途中でスタミナ切れた。倒れた。ちゃんと備えておかないと駄目だな……頭煮えない準備を常日頃からしないと。

▼シノビガミ「秋空に雪舞えば」 2013.05.06 Monday

 単発「シノビガミ」のプレイヤーをしてきました。
 シナリオは、「R&R Vol.103」に掲載されている「秋空に雪舞えば」。名作だと聞いていたのでずっと楽しみにしていました。ネタバレ無し感想です。
●GM・すずか
 山奥にある小さな村・指輪木村では収穫や冬の準備で大忙し。そんな秋の終わりの時期に「天ヶ原祭」というお祭がひかえていた。村を訪れたのは、戦いに疲れて斜歯を抜けた一人のハグレモノ。そのハグレモノを追う斜歯忍軍、ハグレモノを優しく迎え入れる村の者達。様々な思惑がぶつかる。
●PC1・圓 基/PL:しゅうら
 「ハグレモノ」。22歳の男性。斜歯忍軍の抜け忍で、指名手配犯。ぼんやりとした、子供っぽい口調の男。斜歯での生活に疲れ果て、激しい戦闘の末に指輪木村に辿り着く。
●PC2・犬塚 緒方/PL:マーサー
 「鞍馬神流」。17歳の少女。診療所の元に身を寄せている、村の巫女。いつも犬を沢山連れている。たどたどしい、単語で話す少女。村のお祭りで見せる演舞に向けて、練習に励んでいる。
●PC3・銅 銅三郎/PL:51
 「斜歯忍軍」。25歳の女性。表の顔は土方。抜け忍であるPC1・基を追い掛けて、多くの部下を失いながら戦い続ける男口調な気丈な女性。基を追い詰めるために、村の周辺で息を潜めている。

●PC4・原崎 阿津子/PL:辰巳
 「比良坂機関」。22歳の女性。村のとある一家に住み込みで働いている家政婦。真面目でしっかり者、おっとりとしているが、村のため、自分の役目のために暗躍する。

 こんなに良いシナリオがあったのかと感動。何度シナリオ製作者の名前を挙げて「おのれ!」と連発したことか。
●とっても怖い対立型シナリオと聞いていて、その前評判がどうしても抜けなくて、怖い怖いと言いながらキャラメ。どうしても自分は「シノビガミ」の戦闘に苦手意識を持っていて、強いと評判の鞍馬神流でその力が発揮できなかったらどうしよう……と不安だった。けど、鞍馬として活躍できたのでそれだけで満足。
●それどころか、自分が活躍していないシーンですら油断できない、どのダイスロールも目が離せない緊迫のシナリオ。「こんなに素晴らしいシナリオがあるんだ!?」と驚きの連続でした。
●「この秘密は、もしやスカ秘密?」と思ったところに意味がある。シナリオ分岐のマスターシーンがある。シーン表にも小ネタがある。不幸になるPCは出るけど、不満で終わるプレイヤーはいない仕組み。凄い。
●自分はあまり、秘密を見ても慌てたり絶叫しない系のプレイヤーだと思っていたけど……PC2でとある秘密を開いたとき、「なんだこれ!?」と声を上げた。とあるプレイヤーは泣き出した。あの感覚は色んな人に伝えたい。記憶を消してもう一度味わいたいほどの仕込みだった。
●クライマックス戦闘は6ラウンド中、自分は前半で退場してしまった。残りの4ラウンドぐらいは演出修正を入れるだけで、見ているしかなかった。でも全然つまらなく感じなかった。4ラウンドはとにかく見入る、今までに無かった白熱したバトルでした。
●だって2D6の期待値が8、9。PC4人全員7以上が出るって、どういう卓。
●3サイクルの戦闘で、戦闘5回。だけど全員拮抗。白熱にも程がある。
●PC1・ハグレモノに肩入れしたいPC2・鞍馬としては、PC1を狙ってくるPC3・斜歯が怖くて怖くてひたすら警戒。そしてデータの組み方、その運用の仕方に敵だと判っていても「カッコイイー!」としか言えずにいた。だってカッコ良くて勝てる相手じゃなかったんだもの……! 負けても気持ち良くなれる相手って素敵。
●うわ比良坂、情報戦強い。
●うわ比良坂、ファンブルにより一気に転落。
●うわ比良坂、戦闘でもめっちゃ強い。
●うわ比良坂、生命力6点からまさかの一撃死。
●その大逆転をしたPC1が、ダイスの神様に愛され過ぎて暫く拍手しかできなかった。運って味方するんだ。「詰んだ」と何度絶望しても勝利を勝ち取るPC1が凄すぎた……。
●もう絶賛感想しか出てこない。でもあらゆる意図に意味があって、全部に納得できる。自分達の卓の運びも良かった。本当に凄いセッションに参加できたー。
●間違いなく、歴代プレイの中で1〜2を争う良い出来のセッションでした。
●セッションが終わった後も(寧ろセッションやっている最中も)アレが凄い、コレが凄い、この秘密にはアレが、あのロールにはこんな意味がと言いまくっていた。あのプレイヤー達が凄く、あのキャラクター達が凄く、あのダイスロールが凄かった。何もかも幸せな展開で、今日彼女らに出会えて良かった。そればかり考えている。
●出来るなら、今溜まってるものを全て世に出せたら、そのうち今日のセッションもリプレイとして作って、記録に永遠残しておきたい。この気持ちは忘れたくない。それぐらい感動大爆発の1日でした。
 あー、本当に「凄かったなぁ……」と茫然と感動に胸を抑えることしかできないTRPGセッションは久々だ。終わった後の反省会でも同じことしか言えなかった。

 その後の色んなTRPGトークの女子会の流れが、とっても気持ち良い。
 お酒飲みながらお互いのプレイについて(キャラクター談義ではなく、プレイ環境やプレイスタイルについて)討論し合う。一見真面目な会議をしているっぽい。お食事反省会が最近、特に大好き。今週末のセッションでも出来たら良いなー。時間配分考えよう。

▼アナザーワールドSRS「アウトレイジエリア」0話 2013.05.03 Friday

 「アナザーワールドSRS」公式サイトを更新。キャラクターシート&特技シートのPDFデータを公開。エラッタを修正しました。
 何故今までアップしなかったんだと思うぐらい忘れていた、キャラクターシート類を公開。最新版のキャラシです。ダウンロードしてコンビニでプリントすると綺麗に印刷できます。

 あと、「アナザーワールドSRS」の新キャンペーン(中編の2人シナリオ)のキャラメ会をしました。10レベルのキャラクターメイキングだけで本日は終了。実際のセッションは後日!
●GM・マーサー
●PC1・氷棚 叡斗/PL:なちこ
 「魔術師/闘士/領域遣い」。18歳の大学生。教会繋がりのことに関して多く勉強中の身。現在、2年前に起きた事件の連続殺人鬼について調査をしている。≪−50粗野≫で、どんなに怒っていても迫力が無いのが特徴。
●PC2・渡瀬 統十郎/PL:辰巳
 「狩人/世界遣い」。27歳。リプレイ「ギフトメモリーホール」のPC2・渡瀬由貴乃の実兄。雪国にある異端刑務所の看守をしているベテランのエージェント。≪+50謹厳実直≫持ちの、真面目ボケ。

 レベル10開始の2人シナリオです。相談の結果、BLシナリオをすることになりました。BLシナリオじゃなくても良かったけど、久々にオリジナルのボーイズラブに飢えてたので。よっしゃ。久々のBLシナリオのGMだ。本番までにBL力を高めておかないと。
 時間があったらキャラメ後にオープニングシーンをしようと予定していたけど、高レベル開始だったため時間が足りず、本番セッションまでお預けに。……でも本当はやりたかったなと思えるぐらい、久々の中編シナリオ。短編シナリオでは出せない濃さ、でも長編シナリオほど重たくないシナリオを楽しめたらなぁと、もう少しGMとしてシナリオを練ることにする!

 参加プレイヤーじゃない人に、このシナリオの相談(「こんなことを予定しているんだよ〜」と告白)をしたら「面白いです! 2人シナリオじゃないとできないシナリオですね! 私だったら参加したくありません!www」と笑顔で絶賛された。よっしゃよっしゃ。ちなみに「ビクガル」の相談のときも同じことを言われた。「ビクガル」も2話まで終わって良いシナリオだと自信を持っているので、これはまたもや自信作になりそう。1ヶ月以上セッションは先だけど、シナリオに穴が無いようしっかりと練り込もう。

▼アナザーワールドSRS「だれかのねがいがかなうころ」 2013.04.20 Saturday

 単発「アナザーワールドSRS」のプレイヤーをしてきました。
 AWでプレイヤー参加! 楽しみにしてました。連日リプレイ作業をしていたからAWのデータ勘を取り戻していたし、万全の状態で参戦してきました。ラブコメな単発シナリオに挑戦してきたー。
●GM・コトイ
●PC1・木ノ本 朋月/PL:マーサー
 「闘士/領域遣い」。高校1年生の男子。入学したばかりの高校で、先輩を伝って軽音楽部に所属しているギター少年。目覚めるとウズマキの中にいて、龍の聖剣と出会う。そして今度は自室のベッドの上で目覚めると、ケータイに謎のURLが載ったメールが受信された。
●PC2・岩永 恵夢/PL:ぷぇ
 「魔術師/感応力師」。高校1年生の女子。占い師の母を持つ。ウズマキを利用したトラップを行使する全盛感応力師。PC1とは幼馴染の関係。同じく幼馴染関係である仲の良い女子に、「PC1に告白しようと思う」と恋の相談を受けてしまう。
●PC3・羽麿岸 みかげ/PL:なちこ
 「感応力師/処刑人」。PC3人が通う高校の保険医を勤める女性。酒が好物の大人な眼鏡美女。2年前、親友だった男を亡くしたことがある。あれから暫く経った今、教会からの依頼で「2年前に親友を亡くした事件に関連する新たな謎が現れた」と告げられる。

●PC4・小鳥遊 椿/PL:焔
 「感応力師/霊媒師/世界遣い」。高校3年生の男子。6人の姉がいる末っ子長男で、年上の女性の扱いに長けた軟派な少年。PC3・みかげとは2年前の事件から知り合いで、PC1とPC2の2人とは先輩後輩の仲。2年前と今回の事件の真相を、PC3と共に追う。

 シナリオ、トリック、戦闘、どれも楽しかった。
 「アナザーワールドSRS」でプレイヤーをするならやりたかった要素をやらせてもらったので、満足。
 「前線領域遣い」がやってみたかったんだ。やっている人も見たことあるし(「アポクリズモス」のアコちゃんとか)、自分がGMでNPCとして動かしたことがあった(「ドロリア」のエル)けど、実際PC運用してみると物凄く楽しい。魔術師スペックなのに前線PCは、カツカツ具合が楽しい。
●GMが演じる高坂がカッコ良くって、もだもだ。信頼できる大人の男性、カッコイイ……惚れる……。自分がすると≪+50平凡≫なヘタレなのに、自キャラなのに凄くカッコ良かった……。
●同じく、GMが演じるロリがえらく可愛い。可憐! 少女! 可愛いは正義! GMが、ロリによく使われる「とってもふしぎ」というフレーズが好きだと言ってくれたので、これから私もどんどん使っていこう。とってもふしぎ。
●契約と令呪のシステムを利用した壮大なトリック。最初はあまり考えずに、パーティーバランスを考えて契約はどうしよう、令呪の割り振りは……と考えていたのに、「PC内で契約ができない」という状況におかれた。なんだって。当初の目的通りにならない。メタ会話が全然意味をなさなくなった! あくまでPCはシナリオありきというのが、当然なのに思い知らされて感動。
●シナリオ開始後、その「契約」に関連したとあるギミックが発動したとき、ぞくっと寒気がするぐらい感動した。のんびりシナリオを進めようとしていたときの感動、一気にセッションに引きこまれた。
●話のインパクトって大事。PCを動かしていて「この展開ってどういうこと!? 続きが気になる!」と思わせるシナリオだった……。出てくる謎も、解決していける謎も、どちらも気持ち良かった。
●悔しいぐらいトリックにハマって悪条件になったり、騙されて不利になったり。でも不公平とは思えない、バランスの良さ。悔しいと思うぐらい巧い詐欺。記憶を失くしてもう一度プレイしたいと思えるシナリオでした。悔しい……自分も意外性を追求しなきゃ。
●PC1(前線。火力。カバー役)が敵サイドにまわり、他のPC3人と戦うPvP展開には燃えた。そしてはっちゃけ過ぎた。PvPになった瞬間の私のテンションの上がり方が異常だった自覚はある。「自分プレイヤーだけど本気でPC殺しに回るぜー!!」と笑顔だったと思う。めちゃくちゃ楽しかった……。
●そのPvP展開も納得の内容だったし、ループの理由、ループアイテム、ループのための代償などなど、「AW」じゃなきゃ出来ないシナリオのネタばかりだった。「AW」製作者としてはループの意味が何重もあるシナリオがプレイできて、嬉しくって堪らない。
●AF判定も恐ろしい難易度で、でもクリアーできないことのない難易度設定。自分も見習わなきゃだ……。
●シナリオが最高だった上に、戦闘もキャラロスト覚悟の面白い戦闘だったのだから、もうGMに頭が上がらない。
●「シナリオ開始直前まで≪カバー≫はいらないかな? そんなの【防御点】上げなくてもなんとかなるよね?」とか悩んでたけど、≪カバー≫も習得して【防御点】もあるきっちりした戦士タイプのPCを作って良かった……。ちゃんと特化して作らないと死ぬって判った。何故私はこんな大事なことを忘れていたんだろう。
●4人パーティーに感応力師が3人。でも全員タイプの違う感応力師。クラスが被ってもキャラメのやり方が違えば全然違うPCが生まれる。学んだ。
●恋愛描写が濃厚なセッションでした。幼馴染同士の三角関係、もう亡くなった人との恋、新しい恋……。GMが選んだテーマが「絆」だったせいか、人間関係の描写がとても深い話でした。でも実際のセッション時間は長すぎもせず短すぎもせず。絶妙なバランスが何もかも素晴らしかった。
●ついに自分も「ループの代償を支払うPC」を生むことができて嬉しいー! 好きなシチュエーションだったけど、普段はGMでやってもらう&NPCだからやらせているに過ぎなかった。生きたPCがこのシチュエーションに当てはめられる日が来て嬉しい嬉しい。ちなみにうちのこ(PC1)は、一度目は趣味、二度目は左手首を代償にしてみた。こういうのがやりたかったんだ!
 色んなワガママを聞いてもらい、大好きなテーマを堪能しました。私は幸せ者だよ。
 自作TRPGでもこんなに楽しませてもらえるなんて。また「AW」のGMがやりたくなった。プレイヤーもしたいけど! 自分も負けないぐらいのシナリオを、ちゃんと考えるぞー。

▼クトゥルフ神話TRPG「泣きこけし」 2013.04.14 Sunday

 単発「クトゥルフ神話TRPG」の初プレイヤーをしてきました。
 ニコ動のTRPG動画で「クトゥルフ」に興味が出て、一度はプレイヤーをやりたいと言っていたらプレイヤー参加させていただけました。やったね。初心者向けシナリオをしていただけるということで、シナリオ集「七つの怪談」に掲載されている公式シナリオを遊んできました。
●GM・なめこ
 2009年。松ヶ岡高校オカルト研究部は夏休み中の活動報告のため、とある村にフィールドワークをしに行くこととなった。交通の便も悪く、過疎化が進んではいるが、伝統工芸品としてこけしを製造している山奥の村に合宿旅行に向かう。その村にはあまり余所では見ることのない「泣きこけし」という伝統があった。
●PC1・源 吉乃/PL:もげおか
 高校1年生の水泳部。オカルト研究部ではないが、オカ研に所属している兄が合宿旅行に行くのでついて行くことになった。占いは好きだが、お化けのような怖いオカルトには否定的な普通の女子。スポーティーで少し幼い体型の、しっかり者な妹。
●PC2・源 義康/PL:らっこ
 高校2年生。吉乃の兄。家族はスポーツが得意で、体格も良いが本人はインドア派で勉学に励んだりカメラを趣味としている。クールで、いつも淡々とした口調の大人びた男子高校生。妹に、妹以上の好意を持たれている(?)、ラノベ主人公的存在。
●PC3・杉田 聡司/PL:犬熊猫
 高校2年生。オカルト研究部に所属する、愉快なモブ属性の男子高校生。お色気シーンがあったら気付かれないように見つめ、お風呂シーンがあったら覗く。「ギャルゲに出てくる男友人ポジション」のような明るく活動的な現代っ子。

●PC4・永塚 子雪/PL:マーサー
 高校3年生。オカルト研究部の部長。豊満な体つき(Fカップ)の、のんびりした性格の女子。オカルトや歴史学に明るい。9月になったらオカルト研究部引退なので、高校最後の合宿旅行に向かう。
 初めての「クトゥルフ」、全員生還しました。
 死にゲー、生き残れないのが前提というのは話に聞いていたので覚悟はしていましたが、どうにか高校生4人は無事生還し、ハッピーエンドに夏休みの旅行から帰ってくることができました。スッキリ爽やかなシナリオだったよ!
●初「クトゥルフ」プレイ感想。ルールブックは読んでいて楽しい。読書として。ルールを掲載したブックとしては楽しくない。これが翻訳もののデメリットか。
●しかし、1枚のキャラクターシートと3枚のルールサマリーさえあればゲームができる。キャラメも1時間あればできる。このお手軽感。さくっと作れてルールも下方ロールを覚えればいいだけ。凄くやりやすいゲームだった!
●今までずっと「クトゥルフ」を遊ばなかった理由は、「あまりクトゥルフ神話を知らないから」。原作があるものだと、原作を知っていないと「遊んではいけない」というイメージが(そうではないと判っていながら)どうしても強かったので。クトゥルフ神話については「デモンベイン」ぐらいの知識しかないから、どうしても手を付けずにいました。でもそのイメージを払拭できた。
●今回の公式シナリオが、日本舞台、中高生が主人公、神話知識が一切いらない「単なるホラー要素のあるシナリオ」だったため、何の前提が無くても遊べた。一応「クトゥルフ神話を知っているとニヤリとできる要素があるよ」と言われたけど、全然気にならなかった。登場した魔導書も敵キャラも、シナリオ独自のオリジナルだったため、「ああ、こんなにラクな気分でプレイできるんだ」と感動。導入もキャラメもルールもラクで、GMの負担も少なそうな現代物。凄く好感触でした。
●基本ルルブは重いし高いし読みづらいしとマイナスイメージがあるけど、「もう一度プレイしたい!」「自分でもGMしてみたい!」と思わせる「手軽さ」があるシステムというのが、第一感想。「再度やりたい」と思わせるほどの気軽さって、どんなに楽しいセッションでも重要な要素だと思っているのでかなり嬉しい感想です。
●醍醐味である「SANチェック」が面白かった! SAN値50のベストな高さのPCをしたけど、失敗すると危機になる&更に失敗の確率が高くなるから緊張感が出てくるのが楽しい。
●どんどん下がっていくSAN値に個人が悩まされていくけど、周囲の状況も悪くなっていくから必死に解決策を模索するようになって……「プレイヤーとPCが一体感ある怖さ」が味わえるのが良かった。ホラーものには大事な要素だ。いくら登場人物が怖がっていても、視聴者やプレイヤーが怖かったら魅了半減だし。ペナルティは怖いけど楽しい。これは快感になる!
●今回プレイさせてもらった公式シナリオが「過疎化しつつある村にある昔ながらの伝統を調べるため調査」という民俗学的なシナリオだったので、民俗学を学ぶ大学に通っていた自分にはツボでした。
●テーマが「ケータイの繋がらない山奥の村」と「こけし」と「神社」。……実家がラジオの入らない圏外地域で、こけしを作っていて、かつて神社も持っていた家としては、「なんだただのうちか」でイメージしやすかった。「初心者だし判りやすい世界観がいいです」とGMに希望を出していただけに、なんという偶然。
●人里離れた村が舞台だけど、GMが愉快なおじちゃんおばちゃんロールで、アットホームでどこに行っても若い子達を笑わせてくれる、とっても良い夏の旅行が出来ました。ほんわかあったか。ちょっとしたSAN値の減る事件があったけど、「ゆうやけこやけ」に出てくるような楽しい村だった。笑った笑った。
●本当はシリアスなんだろうけど、全て「中二な深夜アニメテイスト」でGMが翻訳してくれて怖いものが怖くなかった! ありがたい! SAN値が減る怪しい呪文の解説も爆笑してお腹痛い。
●今回のPC達は……貧乳で神経質な妹キャラ、そんな妹に必死にアピールされるもクールに流す(?)兄キャラ、のほほんおっぱい先輩、その先輩にチラチラアピールをするモブ系少年。サークルの合宿だからずっとはしゃいで場が明るい。
●ロリ系妹と、お色気先輩キャラの「あざといロール」「女子力ロール」をする。どちらも失敗したら「野武士力ロール」をする。爆笑。だって高校の夏の旅行だもの。お風呂があったら女の子同士で入浴シーン。男子は覗く。クリティカルして湯気が消える。夏祭りがやっていたら浴衣を着る。おっぱいを揺らしながら射的をする。タコ焼きをあーん。どこまでも明るい旅行でした。
●おやすみクトゥちゃんぬいぐるみ、可愛い。
●笑いまくりだったけど、ラスボスでまさかの1名が「一時的狂気」からの「不定の狂気」。
●ただし一時的狂気の結果が「幻覚と妄想」、不定の狂気の結果が「幻覚」。1人がラスボス戦と判らず、ただ楽しい気分のまま進み、終了。やっぱり笑いまくりでした。若干1名精神病院送りだったけど、日常には戻ってこられたし全員生還ハッピーエンド!
●恐ろしい結果になる可能性は沢山あったし、幽霊に襲われるようなこともあってPC達はビクビクしていただろうけど、プレイヤーはずっと笑いながらセッションをしてました。初回の「クトゥルフ」プレイ、良い思い出と言える大満足の終了でしたー。

 手軽のプレイヤーもGMも出来るゲームだと判って、これからも「クトゥルフ」に参加したいと思えた。
 これはルルブを買おう。ルルブとして買わず、長い読書のお供として買おう。いつかGMもやってみたい。シナリオ集やリプレイもそのうち読んでみよう。俄然興味がわきました。もっと早くプレイすれば良かった!

▼ルリルラ「雪の防壁」 2013.03.25 Monday

 単発「ルリルラ ノイシュタルトハイ」のGMをしてきました。
●GM・マーサー
 春になっても続く大雪。3月の暖かい時期になっても「チルトホルト平原」では雪が降り続けていた。異常気象によって新種の蟲が発生するかもしれない? そもそもこの異常気象の原因は? 調査を任された6人は、渦中のチルト地方に向かう。そうして辿りついたチルト地方は、4月になっても大吹雪に襲われていた。その謎に迫る。
●PC1・マキナ/PL:煌
 「病弱」で「マスコット系」で「のーてんき」な英雄。20歳男性。オリビエの英雄。姉さん女房に頭が上がらない優男。病弱故に大吹雪の吹くチルダー村で毛布にくるまりながら必死に探索を行う。
●PC2・オリビエ/PL:火種
 「眼鏡」をかけた「硬派」な「キャリアウーマン」。24歳女性。マキナの歌姫。裕福な家の出のマキナとは家庭教師として出会い、駆け落ち同然に新婚生活を送っている。男口調でさっぱりした性格。
●PC3・ラテ/PL:氷鏡
 「運動好き」で「猪突猛進」な「おバカ」。14歳少年。PC6の歌姫・モカとは双子の兄妹。リディアの英雄。元気余って壁によじ登り、お菓子が大好きな、年より幼い少年。
●PC4・リディア/PL:としお
 「読書好き」で「家事上手」な「保護者系」。18歳お姉さん。ラテの歌姫。双子の幼馴染で、猪突猛進な英雄・ラテを嗜める役。
●PC5・アルス/PL:たみー
 「読書好き」で「リーダーシップ」のある「頭脳明晰」の最年長。28歳男性。モカの英雄。最年長として6人のリーダー格として活躍する。歌姫にデレデレ。
●PC6・モカ/PL:モルミル
 「変な語尾」を付けて話す「天然・不思議系」の「おバカ」。14歳少女。PC3の英雄・ラテとは双子の兄妹。アルスの歌姫。兄のラテと同じように塀によじ登ったりする活発、でもふわふわした口調の女の子。「〜お」という独特な口癖をしている。

 ごく普通の3〜4時間セッション、でもGMとしてはちょっとした「シナリオ縛り」の1話をしてきました。その縛りは、
●(1)「過酷な状況の場所に行く冒険物をする。でも冒険中、リラックスできる環境があるようにし、ランダムイベントを楽しめるようにする」
●(2)「英雄と歌姫をバラバラにする。パートナーと離れ離れの状況を作り、ペア以外と話をしたり協力する機会を作る」
●(3)「大量の蟲退治。初心者が4人いるので、『ルリルラと言ったら』と言うべき『蟲の行列に翻弄される歌姫の話』をやる」
●(4)「自分達のラブイベントだけでなく、NPC同士の恋愛要素を入れる。その恋愛にPCが絡むことができるようにする」
●(5)「戦闘は楽しく、判りやすく」

 でした。5項目、全部クリアできた……かな?
●キャラクターメイキングに4時間、シナリオ自体に4時間。休憩を挟みつつゆっくりプレイした1日。キャラメもシナリオもすんなり和やかに進んで、問題泣く! 楽しく! 雪のシナリオができました。
●本日、雨天。桜の開花宣言もされた春だというのに寒い寒い言いながらセッション会場に向かい、寒い寒い言いながら帰宅。「春なのに寒い……」というシンクロは、セッションのテンションを変な方向に上げてくれて面白い。夏の暑い日にシナリオでも海に行くとテンションが妙に上がるのと同じ。ピッタリな天候でした。
●パーティー分断で、もしかしたら奏甲に乗れない状況で戦闘もありえたかもしれなかった。でも運良く万全な態勢で戦闘に入ることができた。運の良いパーティーでした。
●それどころか、「蟲化ポイントが多めに蓄積していたキャラクターが、運良く蟲化するスポットに行かなかった」り、「特定のイベントをこなしてなければ進めないシーンに見事イベントをこなしたキャラクターが現れた」り、「他の判定に失敗しても肝心なところはどの英雄達も成功した」り。何かと運の良い6人だった!
●一歩間違えば、を見事回避し続けた彼らは神様に愛されてる。
●最終戦闘終了後、蟲化一歩手前のキャラクターが1人出てしまった……けど、それもまたラストにドラマを生むことができて良い結果に。女の子が蟲化しかけて悲しむという……でも「君が生きていれば良い」という、まさに「ルリルラ」なラストでした。
●まさかの、ランダムイベント表の「10−10」が出た。「一夜の夢」が出た。両者とも失敗したので何も起こらず気まずくなっただけだが!ww 今まで何度も「ルリルラ」のGMしてきたけど、初めて見た……。
●戦闘は全員見せ場のあるもので、1回だけでも出しきった感がある。
●エンディングは、嬉しい悲鳴で終わるセッション。綺麗に話がまとまってくれてすっごく満足! ルリルラはプレイしていて幸福感に満たされるゲームだなぁ!

 今回のシナリオは続きを一切考えていない単発だったけど、きっとこの6人はこれからも仲良く6人で事件を解決していくんだなぁと思うとほっこり幸せ。「ルリルラ」で悪いPCに当たったことがないという幸せ記録が続いています。
 そしてすぐにまた「ルリルラ」のGMをさせてもらえることになった! 世界観が好きなのでどんどんGMしたい。色んな英雄と歌姫を見守っていくぞー。

 「ルリルラ」セッション中に出てきたNPCの男女のことを、セッション中はそれほどでもないけどプレイ後にじわじわと好きになってくる……という現象がこれで2回目。
 2人1組のゲームなので必然的にNPCが2の倍数で増えていく。実際にGMが話せるのは1人のキャラの描写だけ、吟遊詩人にならないためにも片方しか演出しない。英雄と歌姫の会話や設定は最低限のものしかしない。これは当然のこと。でも2人の男女にもそれぞれドラマがあるんだよなと考えるときはある。自分好みに作ったNPC達が、あのシーンではこんな会話をしていたのかな……と考えると、楽しい。PC達がラブシーンをしている最中に、NPCの2人もこんなラブシーンをしていたんだなと考えると、私1人だけど楽しい!
 もちろんセッションの最中ではシナリオに、重要なことでもなんでもないNPC同士のイチャつきなので演出しない。だから終わった後にこっそり考える。どうせ恋愛描写好きだよ。好きなタイプのNPCとNPCをくっつけてるよ。そして幸せになるよ……。小話を書きたいぐらいには1人楽しすぎるぜ気分。
 ≪ダンマリ≫な英雄と≪ダンマリ≫な歌姫が、お互い近寄れないけど両想いで徐々に仲良くなっていく少女漫画みたいな小説が読みたい。厳密に両想いじゃないけどどっちにしろ両想い状態が大好きだ!

▼シノビガミ「ロードムービーリーンホース」 2013.03.16 Saturday

 単発「シノビガミ」のGMをしてきました。
 サブタイトルは「ロードムービーリーンホース」。オリジナルTRPG「アナザーワールドSRS」の世界観ゼフィロスを採用したループシナリオの「シノビガミ」をしてきました。
●GM・マーサー
 忍の世界の三大流派である「比良坂機関」「斜歯忍軍」「鞍馬神流」の共同で開発されていた生ける呪術兵器「時姫」。
 呪術兵器である少女「時姫」を誘拐しようとするハグレモノ。しかし、時姫が保管されていた部屋に残っていたのは、首の無い少女の死体。ハグレモノによって時姫の首は狩り取られ、持ち出されたというのだ! 何故ハグレモノは時姫を殺したのか? 三流派の忍者や隠忍たちが、ハグレモノを追う!
●PC1・祠堂=J=賢太郎/PL:MUMA
 「ハグレモノ(世界忍者連合)」。金髪青目の15歳男子。無邪気でのんびりした性格。アイスクリームが大好きの少年。比良坂機関の依頼で少女時姫の誘拐任務を受けたが、彼女を殺し生首を持って逃げ出したハグレモノ。時姫の首を鞄に入れ、可愛がりながら逃亡生活を送る。
●PC2・英 かごめ/PL:しゅうら
 「比良坂機関(常世)」。19歳、花道家の女性。ゆったりと実年齢以上の大人びた雰囲気を纏った女性。比良坂機関が雇ったハグレモノ・賢太郎が、時姫を殺して逃げ出してしまった。 時姫の首を持ち帰るように命令される。
●PC3・四季森 夏月/PL:ピロ
 「斜歯忍軍(指矩班)」。16歳女子高生。年相応に友達と遊びに行ったりするような少女だが、比良坂機関と鞍馬神流と共同で開発している対「隠忍」用の呪術兵器の開発チームにいた。時姫が殺害され頭部を持ち逃げされたことから、憤慨しながら犯人・賢太郎を追いかけることに。
●PC4・不破 稜先/PL:ぷぇ
 「隠忍の血統(土蜘蛛)」。20代前半の男性。病弱で線の細い謎の青年。隠忍殺しの呪術兵器「時姫」がハグレモノによって体の一部を奪われたと「草」から聞く。時姫を殺害した人物がいかなる人物かその姿を一目見ようと、犯人・賢太郎を探す協力を三流派に持ちかける。

●PC5・維新 雪々子/PL:マーサー(GM兼用NPC)
 「鞍馬神流(バヨネット)」。15歳女子、中学3年生。上忍から三流派が共同で開発していた時姫の首を持ち逃げしたハグレモノ・賢太郎の討伐任務を受ける。かつての相棒・賢太郎を心配しつつ、他の流派の忍達のことも気をかけつつ、明るく気ままに任務を果たそうとする。
 「ロードムービー」という名の通り、ルールブック1巻で掲載されているサンプルシナリオ「ロードムービー」をロリループ用にアレンジしたパロディシナリオをしてきました。
 いつか「シノビガミ」でループシナリオがやりたいと思っていたので、その願いが叶って良かった。数年越しの夢が叶い、しかもハッピーエンドで終わったので超満足のセッションでした。ネタバレ無し感想。
●サンプルシナリオ「ロードムービー」は2回プレイし、どちらも「どちらかというとバッドエンド」を経験。周囲で「ロードムービー」をプレイした人の感想も「あれはそうなるシナリオ」という人が多かったので、「ロードムービーで全員幸せになれない」という思い込んでました。
●そこでロリループ作品にありがちな、「貴方が幸せになることで全員を幸せにし、尚且つ世界を救ってごらんなさい」というテーマがつく。幸せになれる条件はそんなに簡単ではなく、一歩選択肢を間違えたら「詰んだな……」「世界を永遠ループさせていくしかないな……」というステージ。
●そんな環境の中、PC4人+NPCは「幸せのループ」を完成させました。
●幸せを得て生き続けるキャラクターが生まれました。
●終わった後に「あー、いいシナリオだったー!」って真っ先に口から出るセッションができて嬉しい。
●バッドエンド覚悟だったので、ハッピーエンドオチでほっとしてる。「こうすればロードムービーでもハッピーエンドになれるか」と判ると同時に、「こうしなきゃロードムービーは救えないのか」と思った正直な感想。
●「全員が手を取れば世界の問題なんて解決する」という、ロリループ作品にありがちな展開が設けられていて……おいしかったです。
●一つでも登場人物のネジが違えば救えない世界って、萌える。
●ループシナリオの良いところって、「最悪の状況から最高に持っていく」というシチュエーションだと思っている。なので「あれ、俺達って詰んでね?」からのハッピーエンドの流れは良かった。
●ループシナリオはバッドありきだが、その不幸の連鎖を終わらせるために一致団結する構図が好き。
●それぐらい「惨劇を何個も生み出すような環境」からスタートのシナリオで面白かった。自画自賛。「何故、世界がループしたのか?」も全体を見ると判ってくるので……。ああ楽しかった。
●ぅゎようじょっょぃ。
●愛らしく純粋無垢な子供を全員で愛でるセッション。可愛いは正義。母性は人を変える。守りたいものが出来ると方向指針もガラリと変化する。プレイヤー達の感想が「かわいい!」「かわいい!」しか言えなくなる。
●愛があれば救える世界っていいじゃない。
●1サイクル目から【秘密】がバンバン抜けていって、「こんな呆気ないものか」と見ている人達唖然。しかし3サイクルになってもキャラクター5人の【感情】が結ばれない状況だった。それでもどんどん情報を獲得され、情報があっちこっち行き来していた。個人個人が頑張って、個人で悩んで、全員で協力して、最期に団結……全ての流れが綺麗だった……。
●プレイヤーさん達が「面白いキャラメをしてみた」というPCさんばかりだったので、「そんなのもあるのか!」とゴローちゃん気分。純粋に感動のキャラロールとデータ組み。凄かった……。
●1サイクル1シーン目から怒涛の【秘密】公開、その後も続く「重要な【秘密】を持ってない状況」……久々にプレイした「シノビガミ」は、GM席でのニヤニヤを存分に味わうことができましたw
●NPCがNPCとしての役割・機能をしっかり果たしているシナリオだったので、それを絶賛されて嬉しい嬉しい。
●「敵だけど敵じゃない」「味方だけど敵として戦う」という二重構造の戦闘。NPCも戦う理由がハッキリしていてGMとして動かしていて楽しかった! 「貴方のことは好きだし味方ですけど殺します!」「貴方のことは愛してますけど敵同士になって死にましょう」という状況が、また……。
●シナリオの本筋はある2人のPCに傾いているけど、シナリオ本筋とは関係無さそうな残り2人の【秘密】や決断力が関わってくる。4人、そしてNPCがあっての世界をどうするのか。
●「人それぞれの幸せがあるから、一見バッドエンドだけどハッピーエンドだよ」という終わりが悪いとは言わない。それが美しいというシナリオを何十作も知っている。でも、たとえ生温くても、「苦労の末にみんなが生きているって素晴らしいね」と言い合うシーンは美しいと思うので、今日のセッションはハッピーエンドオチで心があったかくなりました。
●キャラクター全員可愛い。ほのぼのあったかろーるぷれいんぐげーむ。

 また違うメンバーでもしてみたいと思えるセッションでした。ちょっと人を選ぶ世界観だけど、また違う「ロードムービー」の姿が見たいなー!

▼アリアン「ミラモン第5話」 2013.03.04 Monday

 長期「アリアンロッド〜ミラクルモンブランズ」第5話最終回のGMをしてきました。
 2011年から続いたキャンペーン、2年に渡った冒険も今日でおしまい。完結です。
●GM・マーサー
 伝説の武具を5つ集め、ダイナストカバルの飛空艇に乗り込んだ一向。ターラの実母・薔薇の巫女タティアナが眠る北の最果ての神殿に向かう。いつか世界を滅ぼすだろうと言われている神竜ゾハールを倒すため、ターラ達5人は準備を始めた。
●PC1-a・ターラ/PL:MUMA
 「ウォーリア/ダンサー/ヒューリン」。自分の母が粛清装置である神竜を、自分の身体に封印して16年間眠り続けていることを知る。また、自分も母と同じく「己の身体に神竜を封印させる」力があることを知る。今度こそ竜を倒そうと、ついにカラドボルグを手に取った。
●PC1-b・ミルフィ/PL:シノハル
 「ウォーリア/モンク/ドラゴネット」。自分が巫女を守るために創られた存在だと知ったが、自分自身が仲間を助けたいと思い始めるようになった。その気持ちは揺らがないと、同じように巫女のために創られた存在である男性・ガーベラに決意を話し、決戦に臨む。
●PC2・ホリア/PL:犬熊猫
 「アコライト/サモナー/エルダナーン」。籍を置いていた神殿から離れて数日後、神殿長マティアスや仲間だった者達が人々を救い続けているということをニュースで知る。ホリアは変わらぬ決意でターラ達と共に北の最果てに向かう。カフヴァールを身に纏って。
●PC3・スグリ/PL:51
 「メイジ/サモナー/ヴァーナ」。ダイナストカバルの飛空艇に乗り込み、妹のライチや大首領、ガーベラや占い師のおばあさんと共に北の最果てを目指す。そして数日、最終補給地点として着いた街で、スグリはクラエルにある告白をした。

●PC4・クラエル/PL:しゅうら
 「シーフ/ダンサー/エクスマキナ」。最終決戦が待っている北の最果てに行く前に立ち寄った街で、スグリにある告白をされる。「吊り橋効果かもしれないけどクラエルに惹かれている。アンタが欲しい」と。
 公式リプレイ「ルージュ」シリーズを元ネタにしたキャンペーン、最終回でした。
 最終回のタイトルは、リプレイに掲載されているサブタイトルそのまま「旅の終わり、夢の始まり」でした。
 そして……まったくその通りの内容でエンディングを迎えました。
●内容は「ルージュ」4巻の、最終決戦ゾハール戦のみを再現。最終戦闘だけで1セッション。充分な量でした。
●4時間ぐらい1つの戦闘をしていたのか……どんだけ長くて辛い戦闘なんだ、最終決戦。この1週間、唸り続けるほど壮絶なデータ。それとバトルする5人。
●事前のガーベラ&フェルシア戦や、フェブラリィのくだり、飛空艇を使っての情報収集、神殿説得などはせず、最終決戦だけの内容。神殿説得シーンや登場NPC総攻撃シーンはリプレイでは萌えるけど、NPC第一の演出なのでPC5人の冒険話がしたい「ミラモン」では全面カットしました。なので「神竜に襲われる街の人々をマティアス様らが救ってるよ」程度の演出。リプレイでは感動的だしファンサービスも必要だけど、燃える展開であるのは判るけど、正直長すぎていらないよね。
●というかいまいち飛空艇の情報収集ミドルフェイズは、リプレイ読んだだけだと意味が判らなかった箇所でもあるので飛ばしたのもある。他の巻と違って最終巻は演出重視でメモが抜けてるので。
●しかしやるべきことは判っている。強敵に勝つこと。ゾハールを倒す、それだけを頑張ってもらいました!
●レベル:100の神竜に立ち向かう5人。
●結果は……神竜を倒すことが出来ず。残念ながらハッピーエンドにはなりませんでした。
●世界崩壊はしてない、キャラクターが死んだ訳でもない。でももう5人で冒険できる状況ではなくなってしまいました。
●泣いて、叫んで、ターラは眠りに落ちて、他の4人が眠りに落ちたターラを見守って、おしまい。
●数十年後にまた会おうね。眠り姫エンドでした。
 デッドエンドではありませんが、グッドエンドでもない……笑顔で全員が終われた訳でもないので、もちろんハッピーエンドでもない。バッドエンドでした。

 神竜を倒すことは出来なかったけど、いつか倒せるでしょう、いつか5人は会えるでしょう……そんな終わり方でした。悲しいけど未来のあるエンディングです。2年間、お疲れ様でした。
 5人でわいわい笑い合って楽しい冒険をしているミラクルモンブランズが大好きだったよ。終わってしまうのが淋しい。あの5人の冒険も、リアル2年間のこのキャンペーン自体も。リプレイを作ってより大好きになれました。良い時間をありがとう、ミラモン。

【GM的・個人反省会】
●終わるのが惜しいぐらい好きなキャンペーンだったので、完走は嬉しい。そして淋しい。
●初めて「ルージュ」を読んだときから「こんなキャンペーン、ほんとにできるの?www」と笑って思っていたので、実際全話やることが出来て本当に私は幸せ者だ。絶妙なゲームバランス、お約束と意外性を詰め込んだ壮大なシナリオ、「ルージュ」は数あるリプレイシリーズの中でも満点だと思います。胸張ってオススメできるTRPG本。
●残念ながら、ラスボスを倒すことができずノーマルエンドどまりになってしまいました。「ルージュとの違いを楽しむ」ことを考えてキャンペーンを始めたGMは、このエンディングは鳥肌物です。多少のアレンジは加えているとはいえ、ノエルみたいにならなかった……ターラは全然違う薔薇の巫女の結末を迎えた。感動物です。
●「ルージュ」は元々4人プレイ。なので「ミラモン」でするときは多少データをいじっています。たとえば的の【HP】を+50〜80する(火力が多いので、1.5ラウンド分のダメージはエネミーに追加している)(こうでもしないと余裕クリアになってしまって楽しくない)とか。今回はラスボスの数値はレベルがバカ高すぎるためいじれず何も変更無し。でも情報収集を行うミドルフェイズを一切してない戦闘だけシナリオ(つまり戦闘前にフェイトを使う機会は無い、万全な状態で臨める)。このバランスをどうしたらいいか、このままだと5人は余裕で4人シナリオ用のラスボスに勝ってしまう、どう差を付けるか。
●これを数日間考えていた1週間。途中で「最終回のためのリビルド案」が出たりもして、「リビルドするなら絶対強くなって帰ってくる。強弱でこんなに悩んでいても仕方ない。計算ではなく『運』に味方してもらおう」ととある案を考えました。
●それがエンディングを大きく左右することになるとは。1週間前の私は露知らず。
●……セッション後、あの判断はどうだったんだろうと何度も考えました。「運が良ければ死ぬけど悪かったら即死圏wwwこれは数値いじらない私も楽しめるww」と思ったんですが、まさか本当に即死圏の方が出てしまうとは。
●落ち込むというか、もしもが出なきゃいいよと思っているときにもしもって出るんだな、と。
●プレイヤーさん達5人が生死の相談を必死にしているとき、マスタースクリーンの裏でゾワッと来た。今だから言える裏話。
●以上が鳥肌の原因その1で、他にも「3回使えるアレを結局使わなかった」とか、「そっちに買ってこっちは買わなかった」とか、「あの命中を当てておけば」とか「数ラウンドあったうちにあの場所に」とか……GMだから口を出せなかったけどあれやこれやいっぱいありました……全てが重なってバッドエンドです。この結果が、こうして生まれた「ルージュ」との違いが、凄く興奮。
●なんだか「ルージュ」3巻でトランの件で考え続けていた後書きのきくたけのようです。……まったくもってその通り。トランの件と被る箇所があったりするのも、また悔しいぐらい興奮する。
●もう一度、時を戻してGMがやりたいよ……最終回1ラウンド目からやりたいよ……。
●この結果は、みんなにとって「消してはいけない思い出」になってくれたら良いな。軽くトラウマになるぐらいが良い。怖くもあり楽しかった。良いGM生活をやらせていただきました。

 「ミラモン」で再現できなかった回のシナリオがやりたい。使われなかったデータを使いたい。みんな、率先的に公式が出したシナリオ集やデータまとめは使うべきだ!

 最近、重いシナリオのGMばかりだ……。
 「なんかちょっと気軽に世界救ってくるわ」的なシナリオがしたい。「夕食前に世界を救う!」的なシナリオとか。お宝探しや、困った村人を救って感謝される系の小さなシナリオがしたい。切に!

▼アリアン2E「Re・e卓第2話」 2013.02.17 Sunday

 長期「アリアンロッド2E〜Re」e卓2話のGMをしてきました。
 2卓クロスオーバー企画セッションの後半2話、なんとかこなしてきました。
●GM・マーサー
 ティノ一向がアルディオン大陸のエストネル大陸にやって来て1ヶ月が経った。大崩壊から100日近く経ったエストネルの周辺は、崩壊するカムロート、暴走するグラスウェルズや戦国メルトランド、暗躍するラングエンドに見て見ぬふりのゴルフォードと大混乱であった。
●PC1・コンスタンティヌス11世/PL:辰巳
 「ウォーリア/ファランクス/ヒューリン」。ビザンツ帝国最後の皇帝。混乱するアルディオン大陸の穴から次々出てくる妖魔を退治する日々の中、ゴルフォードとラングエンドが手を組み動き出したことを知る。そんなある日、自由奔放な白ウサギと大人しい筈の少女・エメスが喧嘩をし始めた。
●PC2・トーマス=アルバ=エジソン/PL:しゅうら
 「アコライト/フォーキャスター/ヒューリン。1300もの発明をしたアメリカの発明家。1ラウンドだけもつ高速エンジン(ヘイスト)など皆の役に立つ発明をし続け、のびのびアルディオンで生活する日々。書庫に篭っていると、ネズミとバトルをするオッサンと出会った。
●PC3・ネコ/PL:51
 「メイジ/フォーキャスター/ヴァーナ」。ヨーロッパに伝わる民話・長靴をはいた猫。難民を追う妖魔達をお得意の魔術で妖魔達を撃退していると、その逃げる人々の中に亡国カムロートの有名人がいた。彼女はゴルフォードで起きている異常事態を伝える。隣で大変なことが起きているようだった。

●PC4・雑賀孫一/PL:すずか
 「シーフ/レンジャー/ネヴァーフ」。戦国時代の傭兵団・雑賀衆頭領。傭兵らしく与えられた仕事をこなし、難民を救出していると、ゴルフォード軍(実質ラングエンド軍)が攻め込んできた。高圧的な態度のまま進んでくる軍の中に、ひときわ目立った少年騎士がいた。
 漫画「ドリフターズ」を元ネタにした2卓クロスオーバー企画セッション、後半戦。
 まだ落ち着いて暮らすことができない不安定なエストネル王国の中、更に緊張感が高まる隣国達。武力と恐怖が支配する「廃棄物」の悪行を目の前に……という第2話でした。
●e卓はR卓とは違う雰囲気でお送りしています。あの情報が明かされたりこの情報が隠されたりとしっとりと情報収集シナリオ。そして殺意の高いダンジョン、特別戦闘ルール、国をまとめ上げると決意するPCのエンディング……。Rとeで一つの作品になるのですが、今回のエンディングは何度台詞を思い返してもぐっとくる良い演出でした。
●1話の段階でどうしてもバラせなかったNPCの設定を吐露できてからの、ほっと安心感。自分から明かせなかった謎が言えるようになって、キャラクター達に存分にデレに行けるようになったのが楽しかった。
●e卓は子供キャラがいっぱいいるのでかわいいかわいい。PCもNPCも子供が多いので、わちゃっと集まると可愛くて死ぬる。NPCも幼女と悪ガキ、熱血漢馬鹿の子供ばかりだったので。だから1人、落ち着いたコン様がカッコ良くてお父さんでステキでステキで……。
●「アルディオン、詰んだな」と思うほど最悪な状況で唸る光景が、実はGMは凄く好き。右も左も上も下も酷いことしか起きてない。難民問題に勢力を拡大しつつある軍隊、そんな中で起こる恐怖の大事件。追い詰められて立つ者、決意する者。私が考えられる精一杯のアリアンサガでした……。
●R卓とは違う「アリアンサガでできること」をe卓ではしているつもり。国のリーダーとして動き出したe卓の王は、物凄い器の持ち主でした……。
●ラストシーンが卑怯な演出の嵐で、萌え死ぬ。
●少ない時間でインパクトを与えるダンジョンは、こちらも大爆笑してもらえてホントに満足。作って良かった! 大ダメージに大爆笑してもらえたらダンジョン好きを自称していた甲斐があったよ。
●戦闘がすんなり進んで楽しかったー! さくさく倒していくのも、持ってるスキルを殆ど使って効率よく物事を進めていくのは気持ち良かったー。
 仲間を守れて、多くの人が集まりだして、大勢の上に立つという決意を抱いて、ある人に仕えるという決意も持って、動き出す4人……「そのとき歴史が動いた」という感じの感動的ラストでした。

 R卓が光で表なら、e卓は闇で裏? ううん、なんか違うかも。でもR卓とは違う雰囲気を纏っているんだよな、e卓は。クールな光り方というか……鋭く光る4人の今後に期待。
 4日連続セッション最終日、ついにGM4連続終了。おつかれ自分!

▼アリアン2E「Re・R卓第2話」 2013.02.16 Saturday

 長期「アリアンロッド2E〜Re」R卓2話のGMをしてきました。
 2卓クロスオーバー企画セッションの前半2話、GM的には折り返し地点だー!
●GM・マーサー
 大津一行アルディオン大陸のレイウォール王国にやって来て3週間が経つ。大崩壊から100日近く経ったレイウォール王国は、ワトスンの努力もあってか落ち着いてきた。しかしそんな中、レイウォール領地を半分制圧しているレイウォールアライアンスが現れる。
●PC1・大津皇子/PL:MUMA
 「ウォーリア/モンク/ヒューリン」。荒廃したレイウォール国のリーダーとなった、飛鳥時代の皇族。数日間、この世界のことを学び勤しみ、理解できるようになったが、書庫に現れた彼女を見て……なん、だと。
●PC2・ジョン=H=ワトスン/PL:犬熊猫
 「アコライト/ガンスリンガー/フィルボル。男装の麗人の軍医・小説家。レイウォール病院の責任者。妖魔に襲われた難民や他の国の民を受け入れる病院で、休まず働く日々。子供達も心配するような彼女のもとに、とある影が忍び寄っていた。
●PC3・トゥーヴァ=ヴィンテ=ランピィ/PL:なちこ
 「メイジ/アコライト/エルダナーン」。「アラビアンナイト」のランプの魔人。宮廷魔術師。世界各国に空いた穴から出てくるという妖魔達を魔術で撃退し、人々を元気づけるアイドルになりつつあった。そんな中、妖魔達から逃げる人々の中に、見覚えのある「性別:漂流物」を発見する。

●PC4・サー=ケイ/PL:ピロ
 「シーフ/モンク/ヒューリン」。アーサー王の義兄で、円卓の騎士。国防長官。レイウォール軍の前に現れたのは、敵対する傭兵組織・レイウォールアライアンス。そのリーダー、ミック・ヴィルナーが交渉にやって来る。強力な傭兵を連れて……。
 漫画「ドリフターズ」を元ネタにした2卓クロスオーバー企画セッション、前半戦。
 レイウォール王国という落ち着ける場所を手に入れ、安定し始めた大津達の元に迫りくる「元貴族」の攻撃……そして破壊と殺戮を生む「廃棄物」の魔の手、という第2話でした。
●2年ほど前から企画していたこのキャンペーンで、「絶対出すならこのキャラクター!」と決めていたとある人物を中心にしたシナリオをやってきました。やりたくてやりたくて仕方なかったシナリオ、ギミック、特別戦闘ルール、エンディング……ついに思う存分吐き出すことができたので、大満足です。
●どうしてもGMの自己満足が強くなってしまいがちなので申し訳無さがあったんですが、参加プレイヤーの皆さんにも受け入れてもらえそうなキャラクターになれたのでほっと安心一息。愛されるNPCになれたなら良かった……。
●あまり恋愛要素を強制するようなシナリオはしたくないんだけどね。プレイヤーが空気を読んで「とりあえず恋愛ロール」をするのはあまり好きじゃないGMなので。お互い納得の形で恋愛描写をするならともかく。
●でも、とあるNPC女が予想以上にPC男のことを「一目惚れ」に近い形で好きになってしまって、GMも止められなくてビックリした。ああ、この女にとってこの男は好み以外の何物でもなかったんだな……。
●アルディオンで国を起こす話をするなら絶対したい話、「王とは?」。それと「他国との交渉会議」。と言いつつGMは戦争物に詳しくないのでそれっぽい専門用語は一切言えない。「なんとなく凄い会議っぽい演出」しか出来ないのが悔しい。けどアリアンサガをやるんだから戦争物っぽく国のリーダーとリーダーの対決はするべき! 頑張ってそれっぽいシーンをしました……。
●その後の夜会も、雰囲気があって良かった。
●どうしてもロール重視になりがちで時間が取られることは判っていたので、第1話に比べると短い時間で楽しめるダンジョンを用意しました。ボリュームは減ったけどインパクトは倍なものを!
●嬉しいことに頑張った作ったダンジョンはプレイヤーさん達に大受けで、大爆笑ダンジョン回になりました。みんな面白いほどトラップに引っかかってくれたGMに優しい。

 親しい者の死を経験し、一度作ったものを壊され、仲間も死にかけ、それでも「自分達が特別な存在」と思って戦い続けるか……問題提起で終わるラストでした。

 R卓は光で表の話っぽくなってるな。華やかさの中で戦う4人の今後に期待。

▼ルリルラ「ポチオム」2話 2013.02.15 Friday

 「ルリルラ・ノイシュタルトハイ」のGMをしてきました。
 去年8月にやらせてもらったルリルラパーティーで、2回目のセッションをやってきました。
●GM・マーサー
 
予言の歌姫の言葉を聞いたオヤシロから「蟲の大群に襲われるかもしれない村の警備」の依頼を受ける。4人は「今年から新イベントを用意した」夏祭り真っ最中のホートダーン村に行くことになった。
●PC1・御貴乃 夢乃/PL:火種
 「高貴な生まれ」で「家宝」持ちの「人外」英雄。一人称「我」の妖怪。4人の中ではリーダー格。生真面目そうな古風な男だが、歌姫のネユのことが大好きで、何でもネユのことを優先してしまう。
●PC2・ネユ/PL:としお
 「運動好き」で「おバカ」な「食いしん坊」の歌姫。英雄の古めかしい口調を真似したりべたべた甘えたりとまだまだ幼い歌姫。ホートダーン村の警備の任務に出かける前、見知らぬ女が「助けて」と訴える謎の夢を見る。
●PC3・アスティ=マルカトーレ/PL:せいさん
 「スナイパー」で「のーてんき」「眼鏡」な英雄。自分の歌姫のことを「お姫さん」と呼ぶ、飄々とした雰囲気の男。夏祭り真っ最中のホートダーン村に向かうことになったが、何故か依頼の最中、無性に故郷に帰りたくなってしまい……。

●PC4・エマ=ラーシャ/PL:さくら
 しっかり者でがんばり屋さんの「ちび」で「どじ」な歌姫。同じ村でずっと一緒に過ごしてきた英雄・アスティと共に一時帰省してから今回の依頼に向かう途中、蟲に襲われ負傷した男性を発見した。ホートダーン村に一時滞在している男性を手当てしつつ、夏祭り中の村に向かう。
 デレデレでラブラブな2組の、夏祭りのシナリオです。
●8月にやらせてもらった単発シナリオのPC4人がGM的に凄くツボで、参加プレイヤーさん達も2回目をやりたいと言ってくれるぐらい気に入ってくれて、「こんなに良い条件が揃ってるなら2回目をしよう、キャンペーンにしてしまおう!」ということで今回企画させてもらいました。幸せなことです。
●以前やった第1回セッションは、私が何度もやっているループシナリオを「ルリルラ」用に直したもの。当初続編予定は無かったけど折角長期化するということで、以前のシナリオのネタを生かしつつ、全く違うステージで活躍してもらうセッションを楽しんでもらいました。
●今回もちょっとしたループシナリオ。「ちょっとだけ時間が巻き戻っちゃう」世界観は大好きなもので! 大好きすぎてループシナリオ推奨RPGを自作しちゃうぐらいですから。かるーいループシナリオのストックなら30本はあるぞ。自慢。
●夏祭りの村で起きる事件を解決するという話。だけどメインは、恋人同士で夏祭りを楽しむこと。みんなで屋台のご飯を食べたり、男性陣が射的で勝負をしたり、女性陣にプレゼントをしたり、打ち上げ花火を見て騒ぎ合うことこそが「ルリルラ」!
●女性陣のいないところで、男性陣が酒を飲んでデレまくるというおいしい展開も山盛りに。
●でも実は飲みまくってデレまくっている男性陣の会話を全部聞いている女性陣、という更においしい展開もこんもり山盛りに。
●ただ2人一緒にいるだけがデレシーンじゃないんだよ、いないところで相手のことを想っている演出するのも立派なデレシーンなんだよ、とGMの変な主張のもとそのようなシーンをいくつも立てる。獲得チェックの嵐。
●しかし、そこまで獲得チェックをしたのに……まさかの蟲化によるキャラロストが!
●でも「成長点全放棄(シナリオ記憶全削除」を選択したので、レベルアップができない代わりにキャラロストせずに済みました……初めてだよ、「ルリルラ」のGMをしててPCが蟲化するような事態になりかけたのは。
●おかげで「あんなに一緒に楽しんだ夏祭りの記憶を失くす」という、切ないラストになりました。
●でも「これから一緒に生きられるんだからいいんだ」「これからもっと楽しい記憶を作っていこうね」という、美しいエンディングを迎えられました。……成長点&記憶全放棄システムは萌えるな!
●今まで何度も「ルリルラ」のGMをしていましたが、蟲化の危険性が出るほどPCを追いこんだことはなかったので……この快感に今後も走ってしまいそう。切なくてでも熱くて、良い展開になります。
●今回登場したNPCが「好きな人に告白したくて突っ走ってしまうタイプの男性」が、キャラロールしていてやたら自分のツボに入ってしまい……彼になりきって話せば話すほど、彼が愛おしくなってしまったという罠にハマってしまった。「愛ゆえに暴走してしまう熱血漢」は、PC達にも(嫌みが無いから)愛してもらいやすい。能動的に動くキャラクターだからシナリオを良い方向にメチャクチャにしてくれるし、暴走系だから問題も持ってくるし、解決にも率先して動きだす。場面にメリハリを作れるから凄くやりやすい。このタイプのNPCはもっと違うシナリオにも生かそう!
●あまり「ヘッポコ」や「ヘタレ」属性は好きじゃない(というより興味無い?)と思ってたけど、こんなにNPCとして扱いやすかったのか……大発見だ。

 今回も面白かったと感想を頂いたので、次回第3話もGMをやらせてもらえることになりました。今度は水着回をしよう。「ルリルラ」と言ったら夏祭り、水着、温泉シナリオだよね!

 明日からの「Re」準備にアリアンサガリプレイや設定・GMガイドを読み直す。更にトラップデータをまとめる。1話よりボリュームダウンするけどインパクトはアップさせないと……。

▼ゆうやけこやけ「そして明日の世界より」 2013.02.14 Thursday

 「ゆうやけこやけ」GMをしてきました。
 ジャンル「ほのぼのあったかろーるぷれいんぐげーむ」の「ゆうやけこやけ」で、キャラクターが死亡する「はーとふるぼっこ」シナリオをしてきました。
 綺麗なエンディングの涙を見ました。
●GM・マーサー
 今年も一名町に訪れた、ごく普通の夏休み。PC達はいつもと変わらぬ楽しい夏を過ごしていた。夏祭りの日、近所に「大家豊」という男の子が引っ越してきた。内気な豊を連れて夏祭りを楽しむPC達。「明日も遊ぼう」と約束した豊だったが、彼はとても大きな問題を抱え町にやって来たようだった……。
●PC1・神代 ぼたん/PL:火種
 「狐」であり、「人間の少女」(特別ルールにより、へんげでキャラメを行うが人間設定)。10歳の小学4年生。神社の娘で、クールで大人びた(やや子供らしくない性格の)少女。
●PC2・金魚鉢 の でめこ/PL:51
 「河童(金魚)」。9歳の少女。ぼたんの家に飼われている出目金。ぼたん宅の金魚鉢に住んでいる。出会う男の子全員に恋心(下心)を持ってしまうような、恋に恋するタイプの少女。
●PC3・和雷矢 童子/PL:犬熊猫
 「鬼」。11歳の少年。風神雷神、森に住む鬼の少年。ガキ大将的な存在で、少し高圧な態度を取ってしまうが、遊ぶことやみんなで騒ぐことが大好きな元気な男の子。
●PC4・とんかつ/PL:ろって
 「犬」。ブルドッグの7歳少年。ぼたんに飼われている子犬で、真っ直ぐで甘えん坊で素直な性格な男の子。人間に変化するよりも大半の時間は犬の姿でいる。
 以前からやってみたかった「はーとふるぼっこゆうやけこやけ」。通称「終末ゆうこや」、その通称通り、終末を楽しんできました。
●「10歳前後の子供達に、終末を選ばせる」というシナリオでした。
●「ゆうこや」のPCは世界を救うような大きな力を持たない、ちょっとした幸せしか作れない、日常を送るだけの演出を行うゲーム。だというのに大きな選択を渡してみたというのが、今回の醍醐味。小学生に死を直面させる系ストーリーに挑戦。
●なんで「ゆうこや」でほのぼのファンタジーじゃなく現実的なシリアスをしたって、精神年齢が高いPCができるゲームでは「初めての死」は描きづらいし、ファンタジーワールドの子供キャラだと達観した子が多くなってしまうので、敢えて「日常演出ゲームで無力なPC達」にやってもらうべくです。当初はへんげオンリーのつもりだったけど、人間がいた方が映えると思ったので特別ルールでPC1には人間キャラになってもらいました。
●「友達と世界、救えるならどっちを選ぶ?」という二択で悩んでもらった。何十分も苦悩してもらった。
●そしてPC4人は、何十分も悩んだ結果、世界を選んで、泣きました。
●その後、どうやってPC達が自分達の悔しさや無常感などの気持ちを抑えるのかが感動物でした。
●「友達を殺すために世界を救うんじゃなくて、世界を望む友達のために世界を選ぶ」という決断には涙。
●だけど違うPCが言っていた「その他大勢の世界より目の前の友達を救いたい気持ちがある」や「もっといっぱい遊びたい!」という短絡的な、子供らしい意見は……子供キャラをプレイする「ゆうこや」を選んで良かったと思えるぐらい、感動と涙。
●GMとしては難易度調整が巧くマスタリングすることができたので大満足。でも2時間ぐらいで終わってしまう短いセッションを想定していたのに、実際はたった二択を選べなくて苦悩しまくって1日がかりのセッションになってました。その苦悩が楽しかった。
●元ネタは、「そして明日の世界より」。某MADを見たときから「これを元ネタにしたゆうやけこやけをしたい!」と思い、GMをさせてもらいました。オススメゲームではあるけどぐぐった途端どんな話か一発か判ってしまう、ネタが予想できてしまうので声を大きくしてオススメできない。
●参加プレイヤーさんから「他の子だったらどんな選択をするのか見てみたい」と言っていたので、このシナリオはもう1〜2度やってみたいかも……。軽くできる重いシナリオ、もう少しあっためてから再プレイしてみたいです。
●隕石あっちいけ。

 今日出会ったPC4人は元気にこれからも生きてほしいね。愛し合って大人になっていってほしいね。大好きなPC達です。
 そして「またGMがやりたい」と思えるシナリオが出来ました。邪道ゆうこや、また今度。

 セッション後、「Re」のリプレイを完成させる。オープニングからダンジョン探索前までの短いパートだけど、2卓同時進行だから作業時間が長かった。なので短い筈なのに読み応えたっぷり! このやろう!
 ふと見た「ガンダムAGE」の4クール目OPのカラオケPVが、絵も綺麗で神演出ぽくてえらく気に入る。実際のアニメはどうなのか知らないけどさ。

▼アナザーワールドSRS「ビクティムガール」第2話 2013.02.09 Saturday

 長期キャンペーン「アナザーワールドSRS〜ビクティムガール」第2話GMをしてきました。
●PC1・高良 しをん/PL:ぷぇ
 「魔術師/異端者」。自分の衝動を抑えるために魔法少女になった中学2年生。最悪な12月24日を経験し、時間を逆行した彼女はPC2・鴉華羽の想い人・直人に呼ばれる。しかも「2人きりで会えないか」と誘われた。「何故自分が?」 困惑しながらも病院に向かう。
●PC2・神白 鴉華羽/PL:雷
 「闘士」。愛する人に幸せになってもらうために魔法少女になった中学2年生。愛する直人を守るために時間を逆行してから数日。時間跳躍をしてくれた金髪ツインテールのゴスロリ少女・龍の聖剣に呼ばれる。「これから第二の人生を送るにあたってのお話をするわ」と。
●PC3・永丘 燐音/PL:ピロ
 「狩人/狂戦士/処刑人」。失われた日常を手に入れるために魔法少女になった中学3年生。4人ともそれぞれのペナルティを背負いながらも、最悪な12月24日を回避するために動き始める。そこに、かつて燐音が通った道場の先輩・杜谷柚弦が協力者としてやって来た。
●PC4・大十字 小鳥/PL:コトイ
 「感応力師/世界遣い」。家族を救うために魔法少女になった中学2年生。魔法少女になったとき時間跳躍を経験した彼女にとって、三度目の時間跳躍となった。鴉華羽と共に龍の聖剣から「この世界について」を学ぶ。第三の人生で、新たな謎を追っていくことに……。
 第2ループをしてきました。
 先日サイト公開した「ビクティムガール・第1ループ」、そして今日は早速第2ループのセッションをしてきました。
 全3話構成の第2ループ、次回セッションは第3ループの世界が舞台ということで、今回の世界も見事「バッドエンドで時間跳躍」という内容になっています。それは「AW」キャンペーンの中盤ではある程度予想できることだと思うんですが……GM的に今回は「鬼畜シナリオ(笑)」を頑張って目指そうという目標がありました。個人的にはそれは、充分に表現出来た気分。出来ることを詰め込んできました。
●今出せる「AW」のシナリオ、「AW」の世界観設定を最大限生かして作ったつもりのシナリオ。重量は非常に重くを目指しまして、2話にして7割の謎が解決。濃厚でも前半からさくさく進んで楽しくセッションを終えました。
●PC4人が仲良しなのでほぼ4人一緒に行動していた。ずっと「供給」ができる状態は、正直制限でも掛けるべきかなと途中から思っていたけど、制限をつけたらクライマックス戦闘のバランスが変わっただろうからこれはこれでいい。寧ろPC達が仲良しで、女の子達が常にキャッキャ楽しんで騒いでいたのは和んだから良い!
●重めのシナリオだったので、女の子4人のキャッキャは和む。丁度良い。
●現在公開されている「AW」リプレイキャラを全員登場させるという、スターシステム縛りをしてみました。ほんの一瞬でも必ず出てくるようにした……つもり。これももちろん意味がある。「無意味なNPCはいない」というのは私の好きな言葉。大量のNPCは出していけないと思っているけど、今回のキャンペーンの見せ場であり、今回の主人公達の悲劇性を表わすための演出にも、過去のリプレイのPC達を使わせてもらいました。みんなカッコ良かったと、GMは頭が上がらない。
●特に、「アナザーイブ」の杜谷柚弦くんには大いに活躍してもらいました。大好き! すっごく好き! 前々から好きだったけどNPCとして扱わせてもらって更に好きに!
●便利NPC・高坂を愛してもらって、単なる便利NPCなのにお世辞でも支持してもらって嬉しくて嬉しくてたまらんかった。善良なNPCをやってて良かったな、高坂。
●シナリオNPCである、クェでむ、直人、エリの正体がどんどんバレてきて、出したかった性格や演出が出始めて……GMとしては遣り甲斐を感じて楽しい楽しい。まだ残り3割の謎のため黙らなきゃいけないのがあるのがつらいつらい。こればっかりは長期キャンペーンの宿命。我慢。
●サブタイトル「ビクティムガール」の通り、PCの4人の少女達には犠牲になってもらうシナリオでした。理不尽なことに巻き込まれて苦しむ第2話、全員の叫びは心苦しく、申し訳無く、美しく、うまかったです……。異端的に御馳走様でした。GMも「こんなことさせてごめんなさい」って思うような負の演出を大量にしつつも、全員の美しい姿にひたすら感動するようなセッションでした。
●理不尽な目に遭って苦しんで泣き叫ぶ少女達の姿は美しい。率直な感想。
●綺麗なバッドエンドで第2ループを終わらせたので、今度は第3ループこと最終回をどれだけ盛り上がれるか、楽しみと同時に不安も出てきた。
●お遊び的な戦闘(今回第2話のメインは戦闘ではない)だったけど、今度は生きるか死ぬかの戦略的な戦闘にします。バランス調整するぞー。

 終わって「やりきった……」「やって良かった……」「楽しかった……」と、くたくたになりつつもGMを終えたので満足の2話でした。
 しかし心苦しさもある。爽快感あるセッションではなかったから。バッドエンドを演出する第2話だったから。次回最終回、3ヶ月後になるだろうけど悔いなく、今日のような感想が書けるように頑張ります。

 以下、個人的感想会。
●ピロ先輩のユズルンがピロ先輩の燐音先輩にデュクシされる姿が見られて、ユズルン厨のGM大喜び。まるでユウの盟ちゃん(ドロリア)が青森(パラつば)と旭人(夢魔炎上)を攻撃するときのような楽しさ。スターシステムの見どころてことで。
●「世界の終わりを回避しろ!」じゃなくて「PC達が世界を終わらせろ!」は、ループものの長期で一度やりたかったことで。「ドロリア」の相馬さん狂化ルートみたいな。ホント心苦しい。
●世界の終わりのとき、高坂は傷だらけになりながら歴代PC達を気遣って看病した後に「しをんちゃん達は平気かな……」と、銃を見つめながら呟いたと思う。彼の終わり。
●同じく世界の終わりのとき、アクセンはまりさが「くっそおおおおお!」って唸ってるのを引き摺りながら戦地を抜けて溜息吐きながら次のループを待つのかなぁと。死屍累々の街を見ながら笑って彼女達を励ましそう。
●そして世界の終わりのとき、ロリはルージィルをぽかぽかぽかひたすら殴ってそう。ルージィルは笑いながらずっと殴られてそう。ばかばかばかって。新しい世界になったら何も知らないパラつばメンツに慰めてもらうためにみどりハイツに向かうロリ。ロリ消沈。
●ルージィルも甘んじて殴られてるけど本当は笑ってない。燐音先輩に殴られて「ああ良かった彼女の感情は生きてるんだ」と実感して安心して未来を託すルージィルであった。悲しげにロリに殴られてるといい。そんなうちのこin世界の終わり。
●シナリオNPC(クェでむ直人エリ)は まだキャンペーン終了してないから心情書けないけど、彼らも世界の終わりに色々考えてる筈。一方書いても支障ない、ただの妄想を言えるうちのこメンツは……予想以上に高坂と赤毛が前向きでロリとルージィルが傷心中なのがビックリ。

 全てが終わって数時間後、なんか今更ながらごめんなさいって気持ちになってきました。うまかったです。楽しかった。次回この気持ちを忘れない。

▼ガンドッグゼロ「ガガガガ」 2013.01.26 Saturday

 「ガンドッグ ゼロ」セッションのGMをしてきました。
 今回の元ネタは「ガンスリンガーガール」。低年齢キャラプレイがしやすくなった「ガンドッグゼロ」で、経歴無しの少女達に戦ってきてもらいました。
●PC1・マルグリット/PL:ピロ
 「ガンファイター/アサルト」。11歳の少女。二丁拳銃使い。普段からオドオドして人の後ろに隠れるような小さな少女だが、銃の腕は大人にも負けない。事故に遭い、両親と離れ治療に専念、その後は公社で育つ。PC4・レオナルドのことを「お父さん」と呼ぶ。
●PC2・ソニア/PL:水波
 「グラップラー/スカウト」。16歳の少女。格闘術が得意なスローイングナイフ使い。元ストリートチルドレンで食事もままならない日々を過ごしてきたが、保護され公社入りに。勝気でさっぱりとした性格。
●PC3・オリガ/PL:華
 「アサルト/スカウト」。13歳の少女。SMG使い。元マフィアで、とある組織で英才教育を受けていたが無実の罪で捨てられ、後に公社入りに。まだ担当官・PC5のイーグルに可愛がられたいお年頃だが、年下のPC1・マルグリットの面倒を見るなどしっかり者な面も。
●PC4・レオナルド=ロッシーニ/PL:辰巳
 「コマンダー/オペレーター」。31歳の男性。社会福祉公社の義体担当官。マルグリットとソニアを担当している。チームのリーダー的存在で、作戦指揮や通信・情報収集能力に長けている。少女達に対して一線置こうとしているが、通称「お父さん」。
●PC5・イーグル=ホーク/PL:焔
 「メディック/アサルト」。37歳の男性。公社に協力する、医者の担当官。PC4・レオナルドと比べると、とてもフレンドリーに少女達と対応する、陽気な性格な普通の男性。チームの医療行為を全て担当する。

 旧版から比べ「ガンドッグゼロ」では低年齢プレイにメリットができたのを見て、いつかやってみたいと思っていた「ガンスリンガーガール」なガンドッグ、通称「ガガガガ」。
 それでも16歳以下は30歳前後のPCに比べると劣るステータスのため、「設定身長がいくら低くても、体格は+2していい」や「条件付けの成果として、義体にはシナリオ開始時からRP:2の状態からスタート」などの特別ルールを設定して挑んでもらいいました。
●11〜20時の時間内でキャラクターメイキング+シナリオ開始という、やや短い時間内だったので……情報収集は軽め、戦闘は1回。それでも「ガンスリンガーガール」らしい話の展開を入れようと注意しながらマスタリングをしていたつもり。
●「ガンスリンガーガール」と言ったら、「過酷な状況を生き抜く少女達の束の間の一時」が最大の魅力。なので、舞台はクリスマス。「街の子供達が楽しそうにしている裏で、大物政治家の暗殺ミッション」を受けるというシナリオにしてみた。
●あざといぐらいに「楽しそうなクリスマスイベントに参加」や「仲良くなれそうな、クリスマスイベントに参加する男子と知り合いになる」というシーンを作って、それでもPCの目的は暗殺任務という……まさに「ガンスリンガーガール」が出来たと思う。
●プレイヤーさん達にも、「男の子のNPCが登場したとき、『ついにキター!』と思った」と言われた。みんな、お約束を判ってる。GMも絶対にやらなきゃいけないと思ってたので形式美に則った。
●男の子NPCと一番仲良くなったPC1・マルグリット(最年少の少女)が、目撃者の男の子を殺すというエンディング。まさに「ガンスリンガーガール」。しかもそのときのダメージが「5D6で6+6+6+6+5」という悪魔のような出目。通称「ごめんねショット」は痛かった。ダメージ総計的に。
●自分が「ガンドッグ」プレイの際に一番好きなのは、「プレイヤー達と作戦を練るシーン」。なので、今回のシナリオでもかなり自由度の高い暗殺任務にしてみた。ターゲットのNPCのタイムスケジュールを2日間細かく設定。NPCは時間通り動かすだけ。あとはPCがどの時間にどの場所にどんな方法でNPCに接触してくるか、GMは待つだけ。……GMの仕事は事前準備だけだったので、物凄くラクな1日だった。
●元々、どっしり構えてPCの行動を見守る系のGM作業の方が得意だったので、今回のマスタリングはとても安定してた方……かな。2日連続セッションだったので安定できる道を選んだとも言う。
●戦闘は、一方的にやられることなく苦戦させるようなスリルなものができた。PC達に致死判定は2回させることができたので、戦闘バランスは良かった筈。あっという間にPCがロストしてしまうゲームをいかに圧倒的な虐殺にせず、致死判定に持ち込むかが難しい。だがそこが楽しい。
●不意打ちで、オープンダイスのヘッドショットでPC1人の耐久力をマイナスにさせて、出目が悪かったら死亡するという致死判定をさせる。今回やれたらやるという目標に掲げた作戦ができ……尚且つPCロストにならずに済んだので、大成功だったと言える。
●PC側が任務に失敗したら、全滅しか見えてこないようなバッドエンドなTRSや戦闘イベントを用意していた。容赦なく過酷な世界を楽しんでもらうために。だが何とか任務は無事終了し、鬼畜展開は回避。「そんな展開も用意してたんです」のネタ晴らし後の、プレイヤーさん達の安堵の顔が今回のご褒美。
●シナリオ自体は短いけど、短いなりに濃厚なものが出来たかなー。あと2つぐらいはイベント追加したいと思ってしまうから、やっぱりやり足りない感があるのかも。しかし戦闘2回は明らかにバッドエンドオチ……。これは「ガンドッグは複数回、戦闘はできないゲーム」と納得するしかないか。
●どうしても「遮蔽を取る」宣言を忘れてしまう。もうガンドッグ何年目だろうってぐらいやってるのに、未だに忘れてしまう。困った、自作ルールサマリーでも作らなきゃ克服できないのかな……。
●二丁拳銃+ガンアクションは強い! RPを稼いでクラスアーツを復活されたら無双すぎる! いくら連続攻撃ができてもPCが死にやすいのは変わらないから、強すぎて卑怯とは思わないけど。でも先手を取れたら勝利は確定。強すぎて気持ち良いね。
●登場する敵NPCが全員「プロのボディガード。レベルの高い訓練を受けた戦闘員。戦闘のプロフェッショナル。頭が良い」という設定だった。GMが最適化の行動が取れるのがやたら気持ち良かった。PCを見逃すことをしないし、馬鹿な動きもしないというのがこんなにラクなことか。
●知能の無いモンスターだと1体1体、別々に対象を選んでそれぞれに回避判定を振らせるということをするけど、「確実にPCを1人ずつ倒していく」妥当な動きが非常にやりやすい。PC死亡率がどんと跳ね上がるけど、リアル重視でいくなら当然のロールだし。ブレない、目的意識の高いNPCは使いやすいなー。
●ミッションロウによるRPゲットは、今回のPC達にはちょっと難しかったようで……。相当死にかけて手段が無くならない限りキャラロールはやれないからな、「ガンドッグ」は。
●「ガンドッグ」のデュアルロールシステムは、何度やっても面白い。下方ロールだが出目が低すぎても負けてしまう、下方ロールなのに達成値対決ができるというのが常時スリルを生むから大好きだ。

 プレイするたびにやりたくなる「ガンドッグ」が今回も出来た。またやろう! 低年齢PC×3人は大変だったから企画ものでない限り勘弁だが!
 でもシナリオの雰囲気は良かった。「少女が戦わなければいけない」というのはドラマティックだった。効率的にデータを動かすためには少女PCは考えものだけど、未成熟な少女の精神を描くシナリオは美しい。もっと見たいと思いたくなる。やりたいとやりたくないが葛藤するな……。

▼アナザーワールドSRS「十三歳のアシテプト」 2013.01.25 Friday

 「アナザーワールドSRS」セッションのGMをしてきました。
 前々からやりたかった、ループシナリオではなくタイムスリップもののシナリオをやってきました。
●PC1・聖石 百合/PL:水波
 「闘士/狂戦士」。13歳の女子中学生。陸上部所属の、ちょっとワイルドな女の子。真面目でしっかり者、若くして将来を期待されるほど能力の持ち主。とても仲の良い両親と幸せな日常を過ごしていたが、学校から帰宅後、自宅にて愛する両親の惨殺死体を見てしまう。
●PC2・渡 朱鷺子/PL:ろって
 「霊媒師」。神社の巫女さん31歳。中学時代からエージェントとして活動していたベテランの能力者。PC1・百合の母とは中学時代から親しかったため家族のような付き合いをしていた。惨殺死体から≪断末魔の叫び≫で見た光景は、普通の人間の死ではないものだった。彼女は真相を探る。
●PC3・上林 仙太/PL:焔
 「狂戦士/狩人/処刑人」。両親ともに教会のエージェント、自身も中学時代から活動していたベテランの能力者31歳。PC1・百合の父親は中学時代の部活の先輩、母親は(朱鷺子と同じく)クラスメイトだったため、今では夕食を頻繁に食べにくるほど親しい関係に。敵討ちとして親友達の死を探る。
●PC4・センセイ/PL:コトイ
 「魔術師/世界遣い/稀人」。年齢不詳の伝説の猫。「吾輩は猫である」のモデルにもなったオス猫で、様々な時代のメス猫達と付き合っては別れる数百年を過ごしてきた。現在はPC1・百合の家で、半飼い猫のような生活をしている。百合の自宅で起きた不可思議な現象に、一番先に気付いたが……。

 超満足のセッションでした! PC4人とも魅力的で本当に面白かったー。
●参加プレイヤーの半数が「AWは初めて」「AWは数年ぶりの2回目」というので、「初心者卓」としてGMをすることに。でも、前にやったことがあるようなシナリオをするのは嫌だったし、事件が発生して解決するだけのシンプルなスタイルも嫌だったので……少し異色な展開にするよう、心掛けてシナリオを作った。
●その結果が、「ループシナリオではなくタイムスリップもの」。「ゴーストハンター02・リプレイ〜パラドックスの椿」の3〜4話のような、数十年前に時間跳躍する話にしてみた。「携帯電話がまだ普及してなかった時代」「テレビが真四角で厚みがあった時代」「ポケモンがまだ発売されていない、チョベリバやチョベリグが流行語になった時代」に。と言っても、それほどノスタルジックに浸るような内容ではなかったけど。
●少年少女のPCが、自分が生まれる前の時代にタイムスリップして、自分と同い年の両親に出会うというシチュエーションがやりたかった。両親にお友達として語り合うシーンがやりたかった。それが出来たのでとても満足。
●同じく、「中学時代から能力者である(設定的にはキャラクターレベル10)」というPCが、ロリの提案する代償ということでキャラクターレベルを差し出し、まだ未熟だった(キャラクターレベルが低かった)中学時代の自分になる。若い自分、懐かしの学校生活、死別してしまったがまだ生きていた頃の両親に出会うというシチュエーションもやりたかった。ちゃんとそのシーンができた。とてもとても満足。
●内容も、「中学生の過ち」や「芸術家肌の異端者による犯行」など、自分の好みを全面に押し出して、一度はやりたかったシチュエーションや敵の背景などを全部押し込み……それでいてAW初心者でも判りやすい動き、データの扱いをさせるという……とにかく自分の考えられる中で一番ベストなシナリオができた!
●戦闘バランスもなかなか良かった(やや苦戦気味でも、キャラロストは無く)ので、自信を持って「傑作!」と言えるセッションに。嬉しい。
●今日の苦悩:シナリオの一番の要となる「とある問題を解決する」はPC1に決めてもらおうと思っていた。けど、PC1は「この問題はNPCが解決すべき(NPCが引き起こしたものなのだから)」という選択をした。真っ当に考えてみると全くその通りだと思うけど、GMも30秒ぐらい苦悩することに。独りよがりでない、吟遊詩人にならないような……PCの想いも組み取るようなNPC同士の解決法になったと思う。
●今日のMVP:PC3の父親。現代ではもう既にお亡くなりになっていて、PC3としては久しぶりの再会。だが本人は陽気に生きている。邪魔もするしからかってくるけど、仕事もするし助けてくれるし頼りにもなる(ボーナスをくれる的なイベントで)。憎めない完全な善人は清涼剤。居てくれてありがとうと思える……!
●何のゲームだって、何のクラスだって特化させれば強力になるものだが、[霊媒師]特化が今回のセッションでは特に大活躍! 中の人もややこしい計算をよくぞ切りぬけてくれた……今回は怒涛の令呪合戦の死闘だったので、回復が戦闘の華だった! [霊媒師]特化ありがたい!
●「表の顔:ペット」の、情報収集のやりやすさよ。どんなシーンに紛れていても良いという、人外の強みよ。
●GMは妊娠ネタが好きで、危ない裏社会ネタが好きで、狂った白衣の男ネタが大好き。「大人の階段昇るようなシナリオ」と言われた。大好きなので誉め言葉だ。しかしここ最近のAWで既に妊娠ネタを乱発したような気がする。ちょっと自重すべき。
●アイザック=ブラックモアさんは使いやすいNPCだなぁ。
●芸術家タイプのヒャッハー系異端者(お医者さん風味)32歳って、好みすぎてもうどうにもならんなぁ。
●流行語:目がごろん。
 タイムリープシナリオとして、そのうちリプレイ化します。PC4人も、NPCもみんな好きなシナリオになった。AWセッションのプレイレポートを書くたびに同じこと言ってるけど、全くその通りなのだから仕方ない!
 満足なゲームが出来て幸せな限りです。