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【用語紹介】
［01］ 仏田寺（ほとけだ でら）
・山奥にある寺。１０００年の歴史がある。
・門に囲まれた広大な私有地の中に本殿の他に居住区の屋敷、魔術一門の修行の館や研究所、来賓用の洋館などがある。
・山下のバス停から長い長い石段があり、中腹部に大霊園、頂上に寺がそびえ立っている。
・本殿を中心に大霊園を過ぎた中腹部あたりまで、いかなる異端も立ち入らせない強力な結界を張っている。
［02］ 刻印（こくいん）
・仏田一族の血を引く者なら引き継ぐ、体の表面に現れる痣のようなもの。
・異能力の源であり、回収した魂を収納していく器官。
・傷付けられると能力が一時的に使用不可になる。更に刻印を激しく損傷すれば、能力自体を操れなくなってしまう。
［03］ 雪狼（せつろう）
・雪のように真っ白な毛並みをした、２メートルほどの巨大な狼。
・仏田一族の研究チームによって生み出された魔獣。魂の回収や知恵を高めている間に生み出されたもの。自立し、意志を持っている魔力の塊。
・現在の契約者であるブリジットに、「ブリュッケ」と名付けられている。
・本来であれば当主など直系でないと契約・使役ができないほど膨大な魔力を有しており、生半可な能力者が契約すれば逆流した魔力の波によって暴発を起こしてしまうことだろう。
・一人称は「ワタシ」。性格は達観しているが少々人情脆く、やや潔癖。クールだが近しい人物（ブリジットとブリッド）には非常に甘い。
・魔力の調節を自身で行なうことができる。自在に不可視になることができ、他者に魔力を与えて強化することもできる。
・人語を話すが、「狼が喋ると大抵の人間は驚いて面倒なことになる」と経験してからブリジット、ブリッド、ルージィル以外には「わん」と鳴くようにしている。
［04］ ピアノ
・仏田寺に似つかわしくない楽器。
・とある物置に放置されていたところを、新座が自室へ持って行き私物として遊んでいた。その後、ときわが洋館に移動させる。
［05］ トラ猫さま
・何年も何年も前から仏田寺に住み着いている、虎柄模様のおじいちゃん猫。
・大霊園や館に入り込んでくる猫達の長老らしい。新座いわく「長老猫なら、偉そうに何か命令してきても仕方ないね」
［06］ 機関（きかん）
・超人類能力開発研究所。仏田寺にある異能力研究施設。
・頂点は、狭山。多くの僧侶達が研究員として日々異能や異端に関する研究を進めている。
［07］ 鶴瀬家（つるせけ）
・退魔組織『教会』の創始者一族。
・『教会』を率いている総支配人の名前は、鶴瀬伯姫（つるせ・はくき）。新座の母であり、光緑の正妻である邑妃（ゆうひ）の姉。
・鶴瀬伯姫の息子の名前は、鶴瀬正一（つるせ・しょういち）。
［08］ 魔物（まもの）
・仏田寺の地下に住んでいる巨大な生き物。
・定期的に餌を与えなければならない何か。魔力供給を行なうことで命を繋いでいる。
【登場人物紹介】
[01] 仏田 新座（ほとけだ・にいざ）
「まず僕はどうするの？ 『みんなを幸せにする方法』って何をすればいいのさ」
└ 光緑（みつのり）の三男。燈雅（とうが）と志朗（しろう）の弟。「聖剣」と名乗る童女と契約し、時間を跳躍した。
プロフィール：生年月日1975年5月4日
クラス配分：［感応力師／霊媒師／聖職者］
・≪浄化の一撃≫：スキルウェポン。形状は柄の無い大剣。空中に召喚し、敵に投げつける。
・≪コネ「ウズマキ」≫：この世ではない時空の狭間「ウズマキ」へのコネクションを持つことを表わす特技。
※新座 関係者
・志朗（しろう）→最愛の兄。２００５年１２月３１日に迫りくる炎から新座を庇って死亡する。
・霞（かすみ）→幼馴染。親しかった玉淀という青年を庇うような形で、２００５年１２月中旬に処刑される。
・燈雅（とうが）→もう一人の新座の兄。仏田家次期当主。２００５年１２月３１日に離れの屋敷で自殺する。
・光緑（みつのり）→実父。仏田家現当主。側近の松山に常に守られているかのように日々眠りについている。
・鶴瀬（つるせ）→親友。２００５年３月に家出をした後に仏田家に入門し、光緑の側近になる。
[02] 龍の聖剣（りゅう の せいけん）
「……私、貴方の娘になるために隣に居るんじゃないんだけど」
└ 新座の前に現れた六歳ほどの金髪碧眼の童女。新座以外に姿を知覚されることのない、超越的存在。
生年月日：????年??月??日
クラス配分：［処刑人／世界遣い／異端者］
・≪リライト≫：ほんの数秒だけ時間を巻き戻し、失敗を無かったことに世界を書き換える特技。ファンブル無効化。
・≪多重跳躍≫：現在の場所にあるすべてを巻き込んで時間跳躍する特技。即座にそのシーンを終了させる。
[03] 高梨 緋馬（たかなし・ひうま）
「好きに、決まってるだろ！ 好きだからしてるんだよ！ 大好きだからだよ！」
└柳翠（りゅうすい）の長男。火刃里（ひばり）と尋夢（ひろむ）の兄。藤春（ふじはる）に家族愛以上の好意を抱いている、髪をオレンジ色に染めたクールでアンニュイな少年。
生年月日：1988年11月11日
クラス配分：［魔術師／感応力師／霊媒師］
・≪魔導書≫：スキルウェポン。ふじみのから伝授した魔術で攻撃する。
・≪火炎術式≫：炎を発生させる特技。【攻撃力】＋１。
・≪肉体復元２≫：負傷を素早く治療する特技。【ＨＰ】回復増量。
※寄居と『契約』状態である。マスターは緋馬、サーヴァントが寄居の関係。
※緋馬 関係者
・藤春（ふじはる）→最愛の伯父。２００５年１１月１８日に妻を亡くしている。
・寄居（よりい）→同い年の親友。緋馬と契約状態であり、戦闘の相棒。
・あさか→藤春の息子であり、緋馬の弟分一号。髪を赤く染めている。長期入院経験あり。
・みずほ→藤春の息子であり、緋馬の弟分二号。猫が大好き。緋馬の一番の弟。
・柳翠（りゅうすい）→実父。匠太郎という使用人に世話を見てもらいながら、仏田寺の地下で研究にこもっている変人。
・火刃里（ひばり）→腹違いの弟一号。元気いっぱいな性格のホムンクルス。
・尋夢（ひろむ）→腹違いの弟二号。のんびりした性格のゴーレム。
[04] 剣菱 慧（けんびし・けい）
「愛の力です！」
└ 一本松（いっぽんまつ）の三男。瑞貴（みずたか）と陽平（ようへい）の弟。先生（夜須庭航のことを盲目的に愛している。
プロフィール：生年月日1980年9月9日
クラス配分：［感応力師／領域遣い／世界遣い］
・≪落下する光≫：スキルウェポン。相手を浄化させる光のような、青い炎を操る。
・≪未来視≫：未来を覗くことができる特技。
・≪過去視≫：知らない過去を読み取ることができる特技。
※慧 関係者
・航（こう）→最愛の先生。元は慧の主治医。機関の研究員。
・悟司（さとし）→機関の研究員。立場的には慧と変わらないが、成績と年齢から上司らしい振る舞いをする。
・一本松（いっぽんまつ）→実父。厳格な性格。あまり慧とは良好な仲ではない。
・大山（おおやま）→上司。穏やかな性格で、何かと良いように慧を頼ってくる。
・瑞貴（みずたか）→慧の三つ子の兄一号。好青年を気取っている研究員。使い魔に白猫（名をシロン）がいる。
・陽平（ようへい）→慧の三つ子の兄二号。堅実で明るい性格の研究員。好意を寄せている相手がいる。
[05] 上門 ときわ（かみかど・ときわ）
「寧ろ君はグッドなことをしてる。エクセレントだよ」
└藤春（ふじはる）の長男。あさかとみずほの兄。狭山（さやま）に育てられた少年。ティータイムが大好きな洋風趣味だが、旧世代的な仏田を担おうとしている。
プロフィール：生年月日1986年7月12日
クラス配分：［闘士／霊媒師／聖職者］
・≪浄化の武器≫：スキルウェポン。形状は拳銃。
・≪勇者の声≫：心からの訴え、胸に秘めたる熱弁、泣き落としで願いを聞いてもらう特技。
・≪＋５０対魔力≫：魔力の効果を無視する達成値に＋５０。
※ときわ 関係者
・狭山（さやま）→育ての親。度の過ぎた生真面目な性格。機関という研究所の責任者。
・圭吾（けいご）→狭山の次男で、ときわが一番親しい義理兄。誰にでも母親のような優しさで接する。
・福広（ふくひろ）→何かと関わってくる青年。掃除屋。緋馬など子供達とよく話す。
・芽衣（めい）→福広の友人。不真面目な研究員。酒好き。
[06] アクセン＝ロズワルド
「全世界の人間を助けに行けたとしたら、素晴らしいことだろう？」
└ルーマニアから来たという、赤い髪をした留学生。関係者以外立ち入ることのできないとされている洋館に現れる。
プロフィール：生年月日1980年10月4日
クラス配分：［聖職者／世界遣い／異端者］
・≪コネクト≫：あらゆる分野にコネクションを持っていることを表わす特技。
・≪マイヒーロー≫：ピンチの際に、都合よく救援が現れることを表わす特技。
・≪＋５０謹厳実直≫：真面目さを表現する判定達成値＋５０。
※ブリッドと『契約』状態である。マスターはブリッド、サーヴァントがアクセンの関係。
※アクセン 関係者
・ブリッド→ときわとアクセンの茶会仲間。非常に内気な性格。
・ブリジット→ブリッドの双子の兄。弟とは違って勝気な性格。
・ブリュッケ→ブリッドとブリジットが連れている使い魔の白い狼。人前では出さないが、人語を話す。
・ルージィル→金髪碧眼の青年。ブリジットとよく話をしている。
[07] 藤岡 紫莉（ふじおか・ゆかり）
「ユーレイ！？ こわいの。うらめしやー」
└ 緋馬の通う男子校近くに住んでいた、仏田家の血を引く少女。赤い髪と紫色の眼をしている。
プロフィール：生年月日1993年3月4日
クラス配分：［魔術師／闘士／世界遣い］
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